JPH08205686A - 仮植装置の苗植付機構 - Google Patents

仮植装置の苗植付機構

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JPH08205686A
JPH08205686A JP1721095A JP1721095A JPH08205686A JP H08205686 A JPH08205686 A JP H08205686A JP 1721095 A JP1721095 A JP 1721095A JP 1721095 A JP1721095 A JP 1721095A JP H08205686 A JPH08205686 A JP H08205686A
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planting
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孝志 小野坂
Kenji Okuno
健治 奥野
Toshihide Mihara
敏秀 三原
Atsuo Yasuda
敦夫 安田
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Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
Yanmar Co Ltd
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Kanzaki Kokyukoki Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 苗トレーPにおいて育成中に発生する欠株や
矮小苗を、仮植ポットTに移送することの無いように、
苗搬送体Cと植付部Bとの受け継ぎの行程において選別
する。 【構成】 仮植装置の苗植付機構において、捕捉装置を
苗搬送体上のセル成形苗に対して捕捉待機位置と捕捉位
置とに移動操作自在なアクチュエータと、苗搬送体上の
セル成形苗の茎葉部が基準値まで成長しているか否かを
検出する茎葉部存否検出手段から検出情報に基づいて、
捕捉対象のセル成形苗の茎葉部が基準値まで成長してい
る場合にのみ捕捉装置を前記捕捉位置へ移動させてセル
成形苗を捕捉するように実行する前記アクチュエータの
制御手段とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、花卉や野菜の苗の如
く、苗トレーに播種し発芽後に4〜6葉程度の大きさに
成長したセル成形苗を仮植ポットに仮植する際におい
て、苗トレーから苗移載カップの中に移載されたセル成
形苗を、ここから取り出して仮植ポットに仮植する苗植
付機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、仮植装置の苗植付機構に関す
る技術は公知とされているのである。例えば、図21に
示す仮植装置の如くである。図21に示す仮植装置にお
いては、搬送台61の上に搬送機構が配置されており、
この上に仮置カップ53が載置され、搬送台61の水平
面上に構成した楕円コンベア65によって紙面右回りに
循環移動している。該搬送台61の下部の一側方に苗ト
レー51を搬送する苗トレーコンベア50が配置されて
おり、該苗トレー51から、搬送台61上に配置した苗
抜取り機構52によりセル成形苗を1列分抜取り、該苗
抜取り機構52の下方に送り込まれてくる仮置カップ5
3内に挿入する。
【0003】該仮置カップ53の中には、苗トレー51
のセル成形苗が1ケずつ挿入されるが、実際には苗トレ
ー51の1列の中に欠株や、矮小苗が発生していること
があるので、これを間引く必要があり、選別機構62
で、欠株や矮小苗が入った仮置カップ53を、前記コン
ベア65の内側に設けた別のU字状コンベア56に移動
させる。該U字状のコンベア56の折り返し部分に洗浄
ステーション57が配置されており、カップ内部に投入
された土壌が除去されてカップ内が洗浄され、洗浄後の
仮置カップ列58は、苗植付機構64の通過後の空にな
った仮置カップと合流し、楕円コンベア65上に整然と
並ぶ。
【0004】搬送台61の下部の他側方に、仮植ポット
55を備えた仮植トレー60を搬送する仮植トレーコン
ベア54が配置されている。選別機構62において選別
された、正常なセル成形苗が挿入された仮置カップ53
の列59は、欠株のものを間引いた後詰めて苗植付機構
64の下方で楕円コンベア65上に1列に整列する。前
記仮植ポット55の中に用土が入っており、その用土表
面に窪みを設けるための窪み成形装置63が搬送台61
の下面側に配設されている。窪み成形装置63は仮植ト
レーコンベア54の搬送上流側に位置し、搬送下流側の
搬送台61の上面側に苗植付機構64が配設される。仮
植トレーコンベア54が間欠的に仮植トレー60を搬送
するごとに窪み成形装置63が作動して仮植ポット55
の1列の用土表面に窪みが成形され、その窪みのある列
の仮植ポット55が苗植付機構64の下方へ搬送された
時点で、苗植付機構64は仮植カップ53内のセル成形
苗を捕捉し、仮植カップ53の下面より下向きに押し出
してその仮植ポットの窪みの中にセル成形苗を植え付け
るように構成されているのである。以上が、従来の仮植
装置の苗植付機構の構造である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
においては、次のような不具合があったのである。即
ち、苗植付機構64は、そこに搬送された仮置ポット5
3内のセル成形苗の成長状態を判別することなく仮植ポ
ット55へ植え付けてしまうので、苗植付機構64へ、
欠株や矮小苗等の異常なセル成形苗の入った仮置ポット
53が搬送されないように、苗抜取り機構52から苗植
付機構64までの間の楕円コンベア65上に選別機構6
2を配設して、欠株や矮小苗の入った仮植ポット53
を、楕円コンベア65とは別のU字状コンベア56に移
し換える必要があり、このため搬送台61には正常なセ
ル成形苗の搬送経路と異常なセル成形苗の搬送経路とを
構成しなければならず、搬送台61が平面的に大きくな
るものであった。本発明は、苗植付機構へ搬送されてき
たセル成形苗の成長状態を苗植付機構そのもので判別さ
せることによって、苗植付機構へは、正常に成長したセ
ル成形苗と異常なセル成形苗の両方を搬送させてセル成
形苗の搬送経路を1つとし、苗搬送体を小型・軽量化さ
せると共に、正常なセル成形苗のみを仮植ポットへ植付
けるようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が解決しようとす
る課題は以上の如くであり、次に上記課題を解決するた
めの手段を説明する。請求項1においては、苗搬送体の
搬送面に直立載置されたセル成形苗を捕捉装置によって
捕捉し該苗搬送体から取り出した後、仮植ポットへ植え
付ける仮植装置の苗植付機構であって、前記捕捉装置を
苗搬送体上のセル成形苗に対して捕捉待機位置と捕捉位
置とに移動操作自在なアクチュエータと、苗搬送体上の
セル成形苗の茎葉部が基準値まで成長しているか否かを
検出する葉部存否検出手段から検出情報に基づいて、捕
捉対象のセル成形苗の茎葉部が基準値まで成長している
場合にのみ捕捉装置を前記捕捉位置へ移動させてセル成
形苗を捕捉するように実行する前記アクチュエータの制
御手段とを備えた。
【0007】請求項2においては、前記捕捉装置は、苗
搬送体のセル成形苗の搬送方向に沿って複数組列状に設
けられ、前記苗存否検出手段は、複数組の装置の各々に
対応する位置へ搬送される複数のセル成形苗の茎葉部の
成長状態を検出し、前記制御手段は、葉部存否検出手段
の情報に基づいて各々の捕捉装置に備えられたアクチュ
エータの各々を独立的に作動させるように構成した。
【0008】請求項3においては、前記捕捉装置の各々
は、前記苗搬送体に対する苗取出位置と前記仮植ポット
に対する苗植付位置との間で往復動自在に構成した植付
支持体に取り付けられ、前記制御手段は、前記アクチュ
エータの全てが作動して捕捉装置の各々にセル成形苗が
捕捉された状態の後で、前記植付支持体を前記苗取出位
置から前記苗植付位置へ移動させるように構成した。
【0009】請求項4においては、前記捕捉装置の各々
は前記植付支持体に設けた、苗搬送体の搬送方向に沿う
案内レールに摺動自在に支架され、互いに平行移動機構
を介して連結されると共に、複数の捕捉装置のうちの一
端側は固定し、他端側はスライドアクチュエータの可動
部に結合して案内レールに沿って移動自在に構成した。
【0010】請求項5においては、前記苗搬送体の搬送
面には、その内周面がセル成形苗の土塊の形状に略合致
する逆円錐台形をした苗移載カップが搬送方向に沿って
列状に備えられると共に、前記葉部存否検出手段は、非
接触でセル成形苗の茎葉部の長さを検出するものに構成
した。
【0011】請求項6においては、前記葉部存否検出手
段は、セル成形苗の茎葉部の長さ方向でその取付高さが
調節可能に構成した。
【0012】請求項7においては、前記苗移載カップの
少なくとも1つには、前記苗搬送体の搬送面両側に近接
するようにスクレーパを設けた。
【0013】請求項8においては、前記搬送体の搬送面
には、セル成形苗をその内部に載置するための苗移載カ
ップが搬送方向に沿って列状に備えられ、該苗移載カッ
プの外周面には開口上端面から略垂直に切り欠かれた切
欠部を有すると共に、前記捕捉装置は、セル成形苗の土
塊に対して開閉操作自在な線状の把持杆を備え、前記把
持杆は、前記捕捉装置が前記捕捉位置におかれた際に、
苗移載カップに被さって切欠部と対向するように位置決
めされ、その閉じ操作により切欠部を通じて苗移載カッ
プの中に進入してセル成形苗を捕捉可能に構成した。
【0014】請求項9においては、前記苗移載カップの
切欠部はその搬送方向に対して左右方向へ略45°振っ
た位置から略90°毎に位置するように4カ所設けら
れ、前記把持杆は、切欠部の各々と対応して4つ備え
た。
【0015】請求項10においては、前記捕捉装置の各
々は、前記苗搬送体に対する苗取出位置から前記仮植ポ
ットに対する苗植付位置へ往復動自在に構成した植付支
持体に取り付けられると共に、該捕捉装置が前記苗取出
位置にあるときに仮植ポットの略真上に、仮植ポット内
の用土表面にセル成形苗挿入用の窪みを形成するための
窪み成形装置を位置させるようにして前記植付支持体に
装備させた。
【0016】
【作用】次に作用を説明する。請求項1によれば、苗搬
送体によって苗植付機構へ搬送されてきたセル成形苗の
茎葉部が基準値まで成長していれば、苗植付機構に備わ
る捕捉装置は対応するセル成形苗を捕捉し、対応するセ
ル成形苗が異常であれば捕捉されずにそのまま搬送体に
より搬送される。捕捉装置は正常なセル成形苗が搬送さ
れるまで捕捉待機位置におかれる。
【0017】請求項2によれば、複数の捕捉装置は独立
して作動し、各々に対応するセル成形苗が正常であれば
これを捕捉し、対応するセル成形苗が異常であれば捕捉
せずに正常なセル成形苗が搬送されるまで待機する。
【0018】請求項3によれば、複数の捕捉装置の全て
にセル成形苗を捕捉した時点で、それら捕捉装置を支持
する植付支持体が前記苗取出位置から前記苗植付位置へ
移動する。
【0019】請求項4によれば、スライドアクチュエー
タの可動部を人為的に変位させることにより複数の捕捉
装置の各々の間隔を均等に保ったまま、捕捉装置の列方
向に沿って変更することができる。
【0020】請求項5によれば、セル成形苗は苗移載カ
ップの中に安定した直立状態で搬送されると共に、葉部
存否検出手段は、非接触でセル成形苗の茎葉部の長さを
正確に検出する。
【0021】請求項6によれば、葉部存否検出手段の取
付高さを、セル成形苗の品種に応じてその茎葉部の長さ
方向で調節できる。
【0022】請求項7によれば、苗移載カップが搬送す
ることで、苗移載カップに設けたスクレーパが苗搬送体
の搬送面両側に堆積する土塵を除去する。
【0023】請求項8によれば、捕捉装置に備えられた
線状の把持杆がセル成形苗を捕捉するとき、該把持杆は
苗移載カップの切欠部を通して中のセル成形苗を捕捉す
る。
【0024】請求項9によれば、捕捉装置の把持杆に影
響されることなく苗移載カップの間隔を詰めることがで
きる。
【0025】請求項10によれば、捕捉装置が前記苗取
出位置にあるときに仮植ポットの真上に窪み成形装置が
位置しており、この状態で窪み成形装置が作動して仮植
ポットの用土表面に窪みが形成される。捕捉装置が苗搬
送体上の苗取出位置に移動したときには前記仮植ポット
の用土表面に窪みが既に形成された状態にあり、ここへ
セル成形苗が挿入される。
【0026】
【実施例】次に実施例を説明する。図1は本発明の仮植
装置の全体側面図、図2は同じく仮植装置の全体平面
図、図3は同じく仮植装置の全体正面図、図4は仮植装
置の苗抜取部Eとその周辺を示す部分側面図、図5は苗
搬送体Cの上方に位置した状態の苗抜取部Eの後面図、
図6は仮植装置の植付部Bとその周辺を示す部分側面
図、図7は苗搬送体Cの上方に位置した状態の植付部B
の正面図、図8は植付部Bの後面図、図9は植付部Bと
窪み成形装置8の要部を拡大した側面断面図、図10は
捕捉装置60を示す側面断面図、図11は図10のイ−
イ矢視断面図、図12は苗移載カップ9と把持杆6の位
置関係を示す斜視図、図13は窪み成形装置8を示す後
面図、図14は苗搬送体C上の苗存否検出手段Fの側面
断面図、図15は苗存否検出手段Fの正面図、図16,
図17,図18,図19は植付体B1,B2・・・B5
の作動説明図、図20は図7のロ−ロ矢視断面図、図2
1は従来の仮植装置を示す平面図である。
【0027】種子が播種されて、苗を発芽,育成させる
苗トレーPは苗の種類に応じて、14条×29列の40
6孔、又は12条×24列の288孔のマトリックス状
に構成されており、これらの全てのセル孔に用土を入
れ、播種し、発芽して2〜4葉に成長するとセル成形苗
Gが出来上がる。該苗トレーPのセル孔45は小さいの
で、市販可能な苗とする為には、これよりもやや大きい
仮植ポットTに仮植しなおす必要がある。該仮植ポット
Tを1個ずつ別々に供給すると仮植を機械的に行うこと
が複雑となり、能率が悪くなるので、例えば、4条×5
列の20ポット、または、5条×8列の40ポットのマ
トリックス状に構成された仮植トレーSが用意され、こ
こに用土の入った仮植ポットTを収容して、仮植ポット
Tの各々にセル成形苗Gの仮植を行うのである。
【0028】図1・図2・図3において、自動仮植装置
の全体的な構成について説明する。下部にはキャスター
輪を配置したフレーム台Hが設けられている。該フレー
ム台Hの上に、前後方向に沿って苗トレーコンベア10
と仮植トレーコンベア11が平行して左右に配置されて
いる。図1及び図2でみて苗トレーコンベア10は、そ
の左側(搬送上手側)に、セル成形苗Gを備えた苗トレ
ーPを載置し、苗トレーPの先頭列全てのセル成形苗G
が抜き取られるごとに、苗トレーPの一例ごとの間隔で
苗トレーPを順次右方向へ間欠的に搬送させる。そし
て、苗トレーコンベア10の紙面右端(搬送下手側)で
は、セル成形苗Gを取り出した後の空の苗トレーPが回
収される。仮植トレーコンベア11は、その左側(搬送
上手側)に仮植ポットTを備えた仮植トレーSが仮植さ
れるごとに、仮植ポットの一列ごとの間隔で仮植トレー
Sを順次右方向へ間欠的に搬送させる。そして、仮植ト
レーコンベア11の紙面右端(搬送下手側)では、セル
成形苗Gを移植した状態の仮植ポットTを備えた仮植ト
レーSが回収される。13は仮植装置の起動・停止等を
行うためのオペレータコントロールパネルである。
【0029】該仮植トレーコンベア11と苗トレーコン
ベア10の上方には、直角方向に苗搬送体Cが配置され
ている。該苗搬送体Cは以下のように構成される。即
ち、図1に示す前記フレーム台Hに一対の支柱23,2
3を立設し、該支柱23,23の上端には、図3に示す
ように苗トレーコンベア10と仮植トレーコンベア11
の上方を直角な方向に延びる側板24,24を横架して
いる。側板24,24の長手方向の両端部に駆動輪3a
と従動輪3bとが、その回転軸心を水平又は略水平方向
へ向けるように取り付けられ、駆動輪3aと従動輪3b
との間に無端ベルト20を懸回することにより、無端ベ
ルト20は水平または略水平の回動軸心まわりで循環す
るように構成される。該無端ベルト20の搬送外周面上
には、複数の苗移載カップ9が等間隔で、ベルトの長手
方向に沿って固設されて一列に並べられている。
【0030】苗移載カップ9は図12に示すように、そ
の内周面9bがセル成形苗Gの土塊の形状に略合致する
逆円錐台形とされ、その外周面の4カ所の位置に、その
内周面9bと連通する垂直な切欠部9aを設けている。
更に、その下部には無端ベルト20の外周面に取り付け
るための台座9cを備えている。苗移載カップ9を無端
ベルト20に取り付けた時に前記4つの切欠部9aは、
その搬送方向に対して略45°振った位置から各々略9
0°毎に位置するように位置決めされる。
【0031】前記駆動輪3aは、その回転軸端に備えた
入力スプロケット3c、及び、伝動チェーンを介して図
示しない間欠駆動装置に連結している。14は、前記苗
搬送体Cや、後述する苗抜取部E、植付部Bなどの一連
の作動を司どる制御ユニットである。駆動輪3aに動力
が伝達されると、駆動輪3aは図3でみて時計回りで回
転し、無端ベルト20の行き側(紙面上側)に位置する
苗移載カップ9を順に、その開口を上方に向けた状態で
苗抜取部Eから植付部Bの方向へ苗移載カップ9の1間
隔分ずつ間欠的に移動させ、同時に、戻り側(紙面下
側)に位置する苗移載カップ9を順に、その開口を下方
に向けた状態で苗抜取部Eの方向へ間欠的に移動させ
て、循環するのである。
【0032】苗移載カップ9を間欠的に移動させるの
は、苗移載カップ9が移動して次の移動が開始されるま
での間の一旦停止状態を得るためであり、苗抜取部Eに
よる苗移載カップ9へのセル成形苗Gの移載、または、
植付部Bによるセル成形苗Gの苗移載カップ9から取り
出しが完了するまでは一旦停止状態を保ち、機械の相互
干渉を避ける制御ができるのである。
【0033】該苗搬送体Cの上方と、苗トレーPの上方
との間をそれらの上部で往復に移動するように苗抜取部
Eが構成され、また苗搬送体Cと仮植トレーSの上方と
の間をそれらの上部で往復移動するように植付部Bが構
成されている。図1に示す如く、フレーム台Hには一対
の門形フレームH1,H2が設置されている。該門形フ
レームH1,H2の上部の左右一方側には一対の苗抜き
取りスライドレール15,15を、その長手方向が苗ト
レーコンベア10の搬送方向に沿うようにして取り付
け、左右他方側には一対の植付スライドレール25,2
5を、その搬送方向が仮植トレーコンベア11の搬送方
向に沿うようにして取り付けている。前記苗抜き取りス
ライドレール15,15には苗抜き取り支持体22を、
苗トレーコンベア10の搬送方向の上手側と下手側とに
渡って往復移動自在に支持し、植付スライドレール2
5,25には植付支持体21を、仮植トレーコンベア1
1の搬送方向の上手側と下手側とに渡って往復移動自在
に支持している。苗抜き取り支持体22はスライドシリ
ンダ16を作動させることによって往復移動し、植付支
持体21はスライドシリンダ17を作動させることによ
って往復移動する。
【0034】該苗抜き取り支持体22には、図4,図5
に示す取付フレーム70が、昇降シリンダ27を介して
上下方向に昇降自在に吊持されている。取付フレーム7
0には苗移載カップ9の列方向に沿う案内レール72を
介して支持枠73が吊持されている。支持枠73には、
14条の苗トレーPに対応させるべく、7組の抜取体E
1,E2・・・E7が一列をなして苗移載カップ9の列
方向へ移動自在に支持され、各々の抜取体E1,E2・
・・E7はパンタグラフ機構75によって結合されてい
る。一端側の抜取体E7は、支持枠73に設置した第1
間隔調整シリンダ77の可動部に結合してあり、第1間
隔調整シリンダ77の作動によって抜取体E7を列方向
へ移動させることにより、隣り合う抜取体の間隔を均等
に保ったままでその間隔を変更自在に構成している。ま
た支持枠73は、取付フレーム70に設置した第2間隔
調整シリンダ68の可動部に連結してあり、第2間隔調
整シリンダ68の作動によって支持枠73を、つまり、
全ての抜取体E1,E2・・・E7を苗トレーPの列方
向に並ぶセル成形苗の1間隔分だけ列方向へ移動可能に
構成している。各々の抜取体E1,E2・・・E7の先
端には、苗トレーPのセル成形苗Gの軸心に対して所定
角度傾斜して取付けられ斜め上方から下方へ向けて突き
出し自在な2本の抜取爪5,5、並びに、抜取爪5,5
の間に向けて突き出し自在であって、突き出ることで抜
取爪5,5の先端を開き、後退することでその先端を閉
じるよう制御する開閉カム杆4を備えている。30は抜
取爪5,5を突き出し・後退させるためのスライドシリ
ンダであり、31は開閉カム杆4を突き出し・後退させ
るためのスライドシリンダである。
【0035】仮植装置が起動されると、苗抜取り支持体
22は苗トレーPに向かって後退し、第1間隔調整シリ
ンダ77により苗トレーPの先頭列の14個並んだセル
成形苗Gに対してその2間隔分となるように抜取体E
1,E2・・・E7の間隔を調節した後、そのセル成形
苗Gに向けて抜取体E1,E2・・・E7が所定位置ま
で垂直に下降する。(図4の二点鎖線の状態)ここか
ら、その先端が開いた状態の抜取爪5,5の各々を同時
にセル成形苗Gの土塊に向けて斜め上方から下向きに突
き刺し、その先端を閉じてセル成形苗Gが捕捉される。
そして、抜取体E1,E2・・・E7が垂直に上昇する
ことにより苗トレーPからセル成形苗Gが抜き取られ
る。苗抜取り支持体22を苗搬送体Cの上方まで前進さ
せ、苗移載カップ9の1間隔分となるように抜取体E
1,E2・・・E7の間隔を第1間隔調整シリンダ77
で調節した後に、7組の抜取爪5,5の各々に捕捉され
たセル成形苗Gを、対応する各々の苗移載カップ9の中
に位置させるまで取付フレーム70、即ち、抜取体E
1,E2・・・E7を下降し、そして、抜取爪5,5を
セル成形苗Gから斜め上方へ引き抜くことにより、第1
番目から7番目までの苗移載カップ9に対する移載が終
了するのである。
【0036】ここで、苗搬送体Cによる苗移載カップ9
の間欠的な搬送が開始されるのであり、苗移載カップ9
が全体的に7つ搬送されるまでの間に、苗抜取り支持体
22は苗トレーPに向けて再び後退し、第1間隔調整シ
リンダ77と第2間隔調整シリンダ68により、苗トレ
ーPの先頭列のうちで残ったセル成形苗Gの間隔に合わ
せるように抜取体E1,E2・・・E7の間隔を調節し
た後、前述と同様の所作で7組の抜取爪5,5の各々に
セル成形苗Gを捕捉させ、そして、苗抜取り支持体22
を苗搬送体Cの上方まで前進させ、苗移載カップ9の間
隔に抜取体E1,E2・・・E7の間隔を合わせるので
ある。そして、搬送下手側の抜取体E7に対して空の苗
移載カップ9が搬送されて一旦停止した時に、抜取体E
1,E2・・・E7が下降して7組の抜取爪5,5の各
々に捕捉されたセル成形苗Gを対応する苗移載カップ9
の各々の中に位置させ、抜取爪5,5をセル成形苗Gか
ら引き抜くことにより、第8番目から第14番目の苗移
載カップ9に対する移載工程が終了するのである。
【0037】そして、苗移載カップ9の搬送が継続して
更に全体的に7つ移動するまでの間に、苗トレーコンベ
ア10は苗トレーPをその列の1間隔だけ搬送すると共
に、苗抜取部Eは前記と同様の所作を行うのである。こ
のようにして、間欠的に苗抜取部Eへ搬送されてくる苗
移載カップ9の中に苗トレーPから抜き取られたセル成
形苗Gがとぎれることなく移載されるのである。
【0038】図7〜第11図において植付部Bにおける
苗植付機構を説明する。苗搬送体Cに対する苗取出位置
と、仮植トレーコンベア11の所定の仮植ポットTに対
する苗植付位置との間を往復動自在な植付支持体21の
前方下部には取付フレーム35が、昇降アクチュエータ
29とその両側のスライドガイド34,34を介して上
下方向で昇降自在となるように連結されている。取付フ
レーム35には2本の水平な案内レール36,36が、
苗搬送体Cの搬送方向に沿って互いに平行して横架さ
れ、該案内レール36,36に複数(実施例では、5条
の仮植トレーSに対応させるべく、5組)の植付体B
1,B2・・・B5が列状に支持されている。植付体B
1,B2・・・B5の各々は、支持具37と、取付板3
9を介して該支持具37の前面に垂直に固着した昇降ア
クチュエータ38と、該昇降アクチュエータ38の可動
連結部81に吊り下げ固着した捕捉装置78とを備え
る。苗搬送体Cの搬送方向上手側(図8の紙面右端)に
位置する植付体B1の支持具37は取付フレーム35に
固定され、植付体B2〜B5の支持具37は前記案内レ
ール36,36に摺動自在に支架される。
【0039】支持具37,37・・・の各々の後面側に
は平行移動機構の一例として示すパンタグラフ機構32
が配置され、該パンタグラフ機構32の平行リンクを交
差状に連結する枢支ピン32aを支持具37,37・・
・の各々の後面に固着して、全ての植付体B1,B2・
・・B5がパンタグラフ機構32を介して互いに連結さ
れた状態になっている。取付フレーム35の外側部には
スライドアクチュエータ28が水平な向きに設置され、
その可動部28aを、苗搬送体Cの搬送方向下手側(図
8の紙面左端)に位置する支持具37の外側面に連結し
ている。スライドアクチュエータ28を伸縮作動させる
と、植付体B1を基準としてパンタグラフ機構32が開
拡・閉縮し、隣り合う植付体の間隔を互いに等しく維持
したままでその間隔を任意に変更することができる。
尚、平行移動機構としては実施例に示したパンタグラフ
機構32の他に、例えば、隣り合う支持具83,83・
・・に付勢力の等しいバネを係止して互いに連結するよ
う構成してもよい。67はパンタグラフ機構32が最も
閉縮した時に植付体B1,B2・・・B5の各々の間隔
を苗搬送体C上の苗移載カップ9の間隔に合わせるため
のスペーサであり、また、35aは、パンタグラフ機構
32の最大開拡量を制限して植付体B1,B2・・・B
5の間隔を仮植トレーコンベア11上の仮植トレーSの
仮植ポットTの列方向の間隔に合わせるための、取付フ
レーム35に取付けられたストッパである。該ストッパ
35aはその取付位置を案内レール36,36の長手方
向に沿って移動調整自在に構成してあり、植付体B1,
B2・・・B5の間隔を仮植トレーSの様々な種類に迅
速に対応可能なものにしている。
【0040】前記植付体B1,B2・・・B5の各々に
備わる前記昇降アクチュエータ38はその伸縮作動によ
り前記捕捉装置78を上下方向へ移動させることができ
る。前記捕捉装置78には、セル成形苗Gの土塊の周囲
をつかんだり緩めたりする4本の把持杆6,6,6,6
が備えられる。把持杆6は、図10,図11に示すよう
に細長い線状に形成され、その基端側にカム76を有す
る取付部6aが装着される。捕捉装置78の本体78a
の下端部には円周方向で略90°の間隔毎に水平ピン7
8bが取り付けられており、該水平ピン78bに前記取
付部6aを枢支することで、4つの把持杆6が揺動自在
に吊り下げ支持される。前記本体78aはスライドアク
チュエータのシリンダケースを兼ねており、その可動部
79を上下方向で摺動可能に収容し、その先端は本体7
8aの下面から下向きに突出し、環状部79aが備えら
れる。環状部79aの周面には凹部が形成され、該凹部
に前記カム76を嵌め込んでいる。80aは本体78a
の外周面に開口したエア供給ポートであり、エア供給ポ
ート80aに圧縮空気を供給することにより、図示の状
態から可動部79が下向きに移動して環状部79aがカ
ム76の各々を押し込み、取付部6aの各々が水平ピン
78b回りで揺動し、把持杆6の各々の遊端側は水平方
向へ変位して開いた状態となる。また、エア供給ポート
80a側の圧縮空気を排出すると、バネ82の付勢力に
より把持杆6の各々の遊端側を図示の閉じた状態にする
ことができる。これらエア供給ポート80aに対する圧
縮空気の給排は前記制御手段14により制御される。8
0bは前記バネ82の収容室を図外のサイレンサに接続
するためのポートである。
【0041】昇降アクチュエータ38は、苗搬送体C上
の苗取出位置にあって開いた状態の把持杆6を、捕捉対
象のセル成形苗Gを載置した苗移載カップ9の真上位置
(捕捉待機位置)から苗移載カップ9の外周に被さる位
置(捕捉位置)まで移動可能なように伸長可能に構成さ
れる。把持杆6が捕捉位置にあるとき、把持杆6の4本
の各々は、前記苗移載カップ9の前記切欠部9aの各々
と向かい合うように位置決めされ、把持杆6を閉じ操作
すると把持杆6の各々は、前記切欠部9aを通じて苗移
載カップ9の中に進入することができる。ここで、制御
手段14が把持杆6を閉じ操作すると、把持杆6は苗移
載カップ9の中のセル成形苗Gを捕捉し、昇降アクチュ
エータ38を収縮作動させることで、セル成形苗Gが把
持杆6と共に上昇し苗移載カップ9から取り出すことが
できるのである。そして、セル成形苗Gを捕捉した把持
杆6を、前記スライドアクチュエータ17の収縮作動に
より植付支持体21とともに苗搬送体C上方から仮植ト
レーコンベア11上方へ後退させ、仮植トレーSに収納
された仮植ポットTの未植付側先頭列の真上位置(苗植
付位置)へ移動させる。ここで、昇降アクチュエータ2
9を伸長作動させて把持杆6を下降させ、仮植ポットT
の中にセル成形苗Gを差し入れ、把持杆6を開放操作し
てセル成形苗Gを開放し、昇降アクチュエータ29を収
縮作動して把持杆6を上昇させることにより植付工程が
終わるのである。なお、昇降アクチュエータ29,3
8、及びスライドアクチュエータ17,28として実施
例では空圧式シリンダを採用したが、例えば、油圧式シ
リンダや、電動モータと送りネジ機構を組み合わせた構
成のものでもよい。
【0042】セル成形苗Gは仮植ポットTの用土表面に
形成した窪みTaの中に挿入されるようになっており、
これによりセル成形苗Gは安定した直立状態で植え付け
られるようになっている。仮植ポットTの用土表面に窪
みTaを形成するためには次の構成が備えられている。
即ち、図9,図13に示すように、植付支持体21の後
方下部には取付フレーム42が、昇降アクチュエータ4
0とその両側のスライドガイド41,41を介して上下
方向へ昇降自在に連結される。取付フレーム42には2
本の水平な案内レール43,43が、苗搬送体Cの搬送
方向に沿って互いに平行に横架され、該案内レール4
3,43に複数(実施例では、5条の仮植トレーSに対
応させるべく、5組)の窪み成形装置8,8を列状に支
持してある。窪み成形装置8,8・・・の各々は、支持
具44と、該支持具44の下面に固着した垂直な円錐ロ
ッド45とを備える。図13の紙面右端に位置する支持
具44は取付フレーム42に固定され、残りの支持具4
4は前記案内レール43,43に摺動自在に支架され
る。
【0043】支持具44,44・・・の各々の後面側に
は平行移動機構の一例として示すパンタグラフ機構33
が配置され、該パンタグラフ機構33の平行リンクを交
差状に連結する枢支ピン33aを支持具44,44・・
・の各々の後面に固着して、全ての窪み成形装置8,8
・・・がパンタグラフ機構33を介して互いに連結され
た状態になっている。取付フレーム42の外側部にはス
ライドアクチュエータ46が水平な向きに設置され、そ
の可動部46aを、図13の紙面左端に位置する支持具
44の外側面に連結している。スライドアクチュエータ
46を収縮作動させると、紙面右端に位置する窪み成形
装置8を基準としてパンタグラフ機構33が開拡・閉縮
し、隣り合う窪み成形装置の間隔を互いに等しく維持し
たままでその間隔を任意に変更することができる。尚、
平行移動機構としては実施例に示したパンタグラフ機構
33の他に、例えば、隣り合う支持具44,44・・・
に付勢力の等しいバネを係止して互いに連結するよう構
成してもよい。42aは、パンタグラフ機構33の最大
開拡量を制限して窪み成形装置8,8・・・の各々の間
隔を仮植トレーコンベア11上の仮植トレーSの仮植ポ
ットTにおける列方向の間隔に合わせるための、取付フ
レーム42に取付けたストッパである。該ストッパ42
aはその取付位置を案内レール43,43の長手方向に
沿って移動調整自在に構成してり、窪み成形装置8,8
・・・の間隔を仮植トレーSの様々な種類に迅速に対応
できるようにしてある。
【0044】植付支持体21には窪み成形装置8,8・
・・と、植付体B1,B2・・・B5とが、その往復移
動方向で所定の距離L(図6)において前後に配設され
る。この距離Lは、往復動する植付支持体21の片道移
動量(L2)と等しいように設定される。また、植付体
B1,B2・・・B5が苗搬送体C上の苗取出位置にあ
る時に、窪み成形装置8,8・・・の真下に仮植ポット
Tの未植付側先頭列が位置するように、仮植トレーコン
ベア11に対する仮植トレーSの搬送位置決めを行って
いる。前記昇降アクチュエータ40は、前記植付体B
1,B2・・・B5の各々の昇降アクチュエータ38の
うちのどれかが最初に伸長する時にのみ同期して伸長作
動するように制御手段14により制御される。昇降アク
チュエータ40が伸長すると全ての窪み成形装置8,8
・・・が一挙に下降して各々の仮植ポットTの用土表面
に窪みTaが形成されるのである。そして、植付支持体
21が後退して把持杆6が苗植付位置におかれた際に
は、該把持杆6の真下に用土表面に窪みのある仮植ポッ
トTが位置することになるのである。なお、昇降アクチ
ュエータ40、及びスライドアクチュエータ46として
実施例では空圧式シリンダを採用したが、例えば、油圧
式シリンダや、電動モータと送りネジ機構を組み合わせ
た構成のものでもよい。
【0045】前記したように植付体B1,B2・・・B
5の各々に昇降アクチュエータ38を備えさせ、該昇降
アクチュエータ38の各々を独立的に伸縮操作可能に構
成してあるのは、前記苗抜取部Eが苗トレーPに収容さ
れた、欠株や矮小苗のものを含む全てのセル成形苗Gを
苗移載カップ9へ移載するために、植付部Bへ搬送され
てくるものの中には欠株や矮小苗のセル成形苗が混じっ
ていることがあり、このような異常なセル成形苗は仮植
ポットTへ植え付けしないようにするためである。苗移
載カップ9内のセル成形苗Gの茎葉部が正常に成長した
ものか欠株や矮小苗であるかは、苗搬送体Cに付設した
苗存否検出手段Fによって検出される。該苗存否検出手
段Fとしてはセル成形苗Gの茎葉部を傷めないために、
実施例に示した光電センサ、或いは、超音波センサやレ
ーザセンサ等の非接触式のものが望ましい。苗存否検出
手段Fは苗抜取部Eから植付部Bまでの間に位置し、前
記制御手段14は苗存否検出手段Fからの情報を受け
て、セル成形苗Gの茎葉部が正常に成長している場合に
のみセル成形苗Gの「苗取出信号」を出力し、昇降アク
チュエータ38の各々を独立的に伸長操作して、前述し
た動作を実行し正常なセル成形苗Gのみを苗移載カップ
9から取り出すのである。
【0046】苗存否検出手段Fとして採用した光電セン
サの具体的な構成を図14,図15に基づいて説明す
る。光電センサは発光器2aと受光器2bの一対で成
り、各々は取付板48,48に取付けている。なお実施
例では、発光器2aと受光器2bの一対を5組設け、情
報の確実性を期している。前記苗搬送体Cの前記側板2
4,24において植付部Bに近傍する部位には取付基板
47,47が固着される。取付板48,48には上下方
向に沿って切欠いた長孔48aが形成され、該長孔48
aの中に固着具49,49のネジ部が通され、該固着具
49,49を締めこむことにより取付板48,48が取
付基板47,47に固着される。また、取付板48,4
8の両側には複数の凹部48bを上下方向に沿って設け
る一方、取付基板47,47には、凹部48bに嵌合す
る凸部47bを設けている。複数の凹部48bのうちの
どれか1つを凸部47bに嵌合して取付板48,48を
取付基板47,47に固着することにより発光器2aと
受光器2bはセル成形苗の品種に応じた茎葉部の長さ方
向に対して適切な高さにセットできるようになってい
る。尚、12は苗搬送体Cによって搬送移動される複数
の苗移載カップ9のうち、少なくともその1つの両側面
に取り付けたスクレーパであり苗搬送体Cの搬送面の両
側のカバー18上面に近接配置される。このスクレーパ
12を付けた苗移載カップ9が移動することにより苗搬
送体Cのカバー18の上面に積もる土塵が除去される。
土塵の堆積によって発光器2aから出される光線が不測
に遮られることを防止しているのである。
【0047】苗存否検出手段Fは、発光器2aから出さ
れる光線を横断する方向で苗抜取部Eから植付部Bへ苗
移載カップ9が順次搬送された時に、苗移載カップ9の
中のセル成形苗Gの茎葉部の成長状態を検出するように
構成しているのであり、光電センサの取付ピッチを広く
取ることができ、欠株や矮小苗をセンシングし易いよう
に構成されている。セル成形苗Gの茎葉部が発光器2a
の光線を遮ったか、否かという情報は受光器2bから逐
一、制御手段14へ入力される。前記制御手段14は、
セル成形苗Gの茎葉部が正常に成長している場合にの
み、対応する植付体B1,B2・・・B5の昇降アクチ
ュエータ38に対して個別に、セル成形苗Gの「苗取出
信号」を出力して該昇降アクチュエータ38の各々を独
立的に伸長操作し、正常なセル成形苗Gのみを苗移載カ
ップ9から取り出すのである。苗搬送体Cが苗移載カッ
プ9を間欠的に5つ分を植付部B方向へ搬送するまでの
間において、搬送下手側の第1番目のセル成形苗G1か
ら第5番目のセル成形苗G5までの茎葉部の各々につい
て、発光器2aからの光線を遮ったものがあるか否かを
制御手段14が検知する。そこで例えば、セル成形苗G
1〜G5の茎葉部の全てが光線を遮っていればそれらの
全ては正常に成長したものと判断し、5組の植付体B
1,B2・・・B5の全ての昇降アクチュエータ38に
対して「苗取出信号」を出力する。
【0048】図15に示したように、苗搬送体C上の搬
送下手側から第3番目のセル成形苗G3の茎葉部が、光
線を遮る長さにまで成長していない矮小苗である場合、
制御装置14はこのセル成形苗G3を異常と判別する。
そして、植付体B1,B2・・・B5が苗搬送体Cの苗
取出位置にあって各々の真下にセル成形苗G1〜G5が
搬送された時(図16)に、制御手段14は、セル成形
苗G3に対応する植付体B3の昇降アクチュエータ38
に対してのみ「苗取出信号」を出力せず、その把持杆6
を捕捉待機位置のままにしておく一方、残りの植付体B
1,B2,B4,B5に「苗取出信号」を出力してセル
成形苗G1,G2,G4,G5を捕捉する(図17)。
苗搬送体Cは、異常なセル成形苗G3をそこに残したま
まで苗移載カップ9の間欠搬送を行う一方で、苗存否検
出手段Fが改めて正常なセル成形苗G6を検出し、それ
が植付体B3の把持杆6の真下まで搬送された時点で初
めて、制御手段14は該植付体B3の昇降アクチュエー
タ38に対して「苗取出信号」を出力してセル成形苗G
6を捕捉する(図18)。制御手段14は、昇降アクチ
ュエータ38の全てが伸長作動して5組の把持杆6の全
てに正常な成形苗Gが捕捉された時点で、前記スライド
シリンダ17を収縮作動させて、植付体B1,B2・・
・B5を仮植トレーコンベア11上の苗植付位置へ移動
させ、次いでスライドアクチュエータ28を作動させて
各々の把持杆6の間隔を仮植ポットTの列方向の間隔に
合わせた後に、昇降アクチュエータ29を伸長作動させ
て、把持杆6の各々に捕捉したセル成形苗Gを仮植ポッ
トTの窪みTaの中へ植え付けるのである。
【0049】図20に示すように、苗搬送体Cにおける
無端ベルト20の戻り側の下方のデッドスペースに洗浄
装置Dが配設されている。該洗浄装置Dが効果を発揮す
るのは、苗移載カップ9の内部に欠株や矮小苗がそのま
ま残った状態では、再度、苗抜取部Eにより抜き取った
セル成形苗Gをここへ移載しようとすると、セル成形苗
Gが充分奥まで挿入されずに傾いたりする。このような
不具合を解消するために洗浄装置Dが設けられる。
【0050】前記洗浄装置Dは、無端ベルト20の戻り
側の苗移載カップ9に対して、そのカップ内部を洗浄す
る。洗浄装置Dは、一対の洗浄ノズル7a,7bとシュ
ート19と、フレーム台Hの下部(側方)に設置した残
土の貯槽100とを備える。該シュート19は図7に示
すように、前記無端ベルト20の戻り側の始端部の下方
に位置し、残土の滑降路19aが貯槽に向けて斜め下方
へ延びるように、側板24,24の下部に取り付けてい
る。従って、前記植付部Bが捕捉しなかった、欠株や矮
小苗のセル成形苗G、或いは、前記植付部Bが捕捉しな
かった時に生じた破片等、苗移載カップ9内の残土のほ
とんどは、苗移載カップ9が順次搬送されて無端ベルト
が行き側から戻り側に向きを変えて苗移載カップ9が逆
さ吊りの状態になった時に、自然落下してシュート19
へ排出され、滑降路19aを滑り落ちて貯槽100の中
へ投入される。
【0051】該洗浄ノズル7a,7bは、残土が排出さ
れた後の苗移載カップ9の内周面に付着した土を除去す
るために設けられ、その吐出口が斜め下方を向いて前記
苗移載カップ9の切欠部9aと対向するよう側板24,
24の夫々に固着される。また洗浄ノズル7a,7b
は、それぞれ配管を介して電磁式の開閉バルブ7cの出
力ポートに接続され、該開閉バルブ7cの入力ポートは
流体圧力源7dに接続している。前記制御手段14は、
苗搬送体Cが苗搬送を行っている時だけ開閉バルブ7c
を「開」位置へ操作するように制御する。流体圧力源7
dの圧縮流体は洗浄ノズル7a,7bの吐出口から前記
切欠部9aを通じて苗移載カップ9の内部へ吹きつけら
れ、その内周面9bにこびりついた土を除去する。ここ
で除去された土も前記シュート19の滑降路19aを滑
り落ちて貯槽100内へ投入される。
【0052】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。請求項1の如く構成する
ことより、苗搬送体によって苗搬送機構へ搬送されてき
たセル成形苗の茎葉部が基準値まで成長していれば、苗
植付機構に備わる捕捉装置は対応するセル成形苗を捕捉
し、対応するセル成形苗が異常であればそれは捕捉され
ずにそのまま搬送体により搬送される。捕捉装置は正常
なセル成形苗が搬送されるまで待機する。よって、苗植
付機構へ搬送されてきたセル成形苗の成長状態を苗植付
機構そのもので判別することができ、苗搬送体は水平ま
たは略水平の回動軸心で循環する形態とし苗植付機構へ
は、正常に成長したセル成形苗と異常なセル成形苗の両
方を搬送させてセル成形苗の搬送経路を1つとして苗搬
送体を小型・軽量なものに構成することができると共
に、正常なセル成形苗のみを仮植ポットへ植付けること
ができる。
【0053】請求項2の如く構成することにより、複数
の捕捉装置は、各々に対応するセル成形苗が正常であれ
ばこれを捕捉し、対応するセル成形苗が異常であれば捕
捉せずに正常なセル成形苗が搬送されるまで待機する。
捕捉装置を複数とすることで植付作業の効率を高めるこ
とができる。
【0054】請求項3の如く構成することにより、複数
の捕捉装置の全てにセル成形苗を捕捉した時点で、それ
ら捕捉装置を支持する植付支持体が前記苗取出位置から
前記苗植付位置へ移動する。よって、植付支持体を移動
させるためのアクチュエータを1つで済ませることがで
きる。
【0055】請求項4の如く構成することにより、スラ
イドアクチュエータの可動部を人為的に変位させること
により複数の捕捉装置の各々の間隔を均等に保ったま
ま、捕捉装置の列方向に沿って変更することができる。
よって、苗搬送体上に載置するセル成形苗の間隔と仮植
カップの列方向の間隔とを一致させる必要がなく、各々
の間隔に逐次容易かつ迅速に変更することができる。
【0056】請求項5の如く構成することにより、セル
成形苗は苗移載カップの中に安定した直立状態で搬送さ
れ、葉部存否検出手段はセル成形苗の茎葉部の長さを正
確に検出するので、捕捉装置のアクチュエータを正常に
成長しているセル成形苗に対してのみ正確に作動させる
ことができる。また、葉部存否検出手段はセル成形苗の
茎葉部を非接触で検知するのでその茎葉部を傷める恐れ
がない。
【0057】請求項6の如く構成することにより、葉部
存否検出手段の取付高さが、セル成形苗の茎葉部の長さ
方向で調節できるので、セル成形苗の成長段階を任意に
選択したり、セル成形苗の品種に対応することができ
る。
【0058】請求項7の如く構成することにより、苗移
載カップが搬送することで、苗移載カップに設けたスク
レーパが苗搬送体の搬送面両側に堆積する土塵を除去す
ることができ、清掃機構を新たに設けることなく、葉部
存否検出手段の誤作動を防止し捕捉装置のアクチュエー
タを正常に成長しているセル成形苗に対してのみ正確に
作動させることができる。
【0059】請求項8の如く構成することにより、捕捉
装置に備えられた線状の把持杆がセル成形苗を捕捉する
とき、該把持杆は苗移載カップの切欠部を通して中のセ
ル成形苗を捕捉することができ、セル成形苗の土塊を深
くしっかりと捕捉して仮植ポットへ垂直な姿勢で植え付
けることができる。
【0060】請求項9の如く構成することにより、捕捉
装置の把持杆に影響されることなく苗移載カップの間隔
を詰めることができ、搬送体に設ける苗移載カップの数
を増やして高能率でセル成形苗を搬送することができ
る。
【0061】請求項10の如く構成することにより、捕
捉装置が前記苗取出位置にあるときに仮植ポットの真上
に窪み成形装置が位置しており、この状態で窪み成形装
置が作動して仮植ポットの用土表面にくぼみが形成され
る。捕捉装置が苗搬送体上の苗取出位置に移動したとき
には前記仮植ポットの用土表面に窪みが既に形成された
状態にあり、ここへセル成形苗が挿入される。よって仮
植ポットを窪み成形後セル成形苗の植付までに動かす必
要がなく用土表面の窪みは崩れないのでセル成形苗を垂
直な姿勢で植え付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の仮植装置の全体側面図。
【図2】同じく仮植装置の全体平面図。
【図3】同じく仮植装置の全体正面図。
【図4】仮植装置の苗抜取部Eとその周辺を示す部分側
面図。
【図5】苗搬送体Cの上方に位置した状態の苗抜取部E
の後面図。
【図6】仮植装置の植付部Bとその周辺を示す部分側面
図。
【図7】苗搬送体Cの上方に位置した状態の植付部Bの
正面図。
【図8】植付部Bの後面図。
【図9】植付部Bと窪み成形装置8の要部を拡大した側
面断面図。
【図10】捕捉装置60を示す側面断面図。
【図11】図10のイ−イ矢視断面図。
【図12】苗移載カップ9と把持杆6の位置関係を示す
斜視図。
【図13】窪み成形装置8を示す後面図。
【図14】苗搬送体C上の苗存否検出手段Fの側面断面
図。
【図15】苗存否検出手段Fの正面図。
【図16】植付体B1,B2・・・B5の作動説明図。
【図17】植付体B1,B2・・・B5の作動説明図。
【図18】植付体B1,B2・・・B5の作動説明図。
【図19】植付体B1,B2・・・B5の作動説明図。
【図20】図7のロ−ロ矢視断面図。
【図21】従来の仮植装置を示す平面図。
【符号の説明】
B 植付部 B1,B2・B3,B4,B5 植付体 C 苗搬送体 D 洗浄装置 E 苗抜取部 F 苗存否検出手段 G セル成形苗 H フレーム台 S 仮植トレー P 苗トレー T 仮植ポット 4 開閉カム杆 5 抜取爪 6 把持杆 7 洗浄ノズル 8 窪み成形装置 9 苗移載カップ 10 苗トレーコンベア 11 仮植トレーコンベア
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三原 敏秀 兵庫県尼崎市猪名寺2丁目18番1号 株式 会社神崎高級工機製作所内 (72)発明者 安田 敦夫 大阪府大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマ ー農機株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 苗搬送体の搬送面に直立載置されたセル
    成形苗を捕捉装置によって捕捉し該苗搬送体から取り出
    した後、仮植ポットへ植え付ける仮植装置の苗植付機構
    であって、前記捕捉装置を苗搬送体上のセル成形苗に対
    して捕捉待機位置と捕捉位置とに移動操作自在なアクチ
    ュエータと、苗搬送体上のセル成形苗の茎葉部が基準値
    まで成長しているか否かを検出する葉部存否検出手段か
    ら検出情報に基づいて、捕捉対象のセル成形苗の茎葉部
    が基準値まで成長している場合にのみ捕捉装置を前記捕
    捉位置へ移動させてセル成形苗を捕捉するように実行す
    る前記アクチュエータの制御手段とを備えることを特徴
    とする仮植装置の苗植付機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の仮植装置の苗植付機構に
    おいて前記捕捉装置は、苗搬送体のセル成形苗の搬送方
    向に沿って複数組列状に設けられ、前記苗存否検出手段
    は、複数組の装置の各々に対応する位置へ搬送される複
    数のセル成形苗の茎葉部の成長状態を検出し、前記制御
    手段は、葉部存否検出手段の情報に基づいて各々の捕捉
    装置に備えられたアクチュエータの各々を独立的に作動
    させるように構成してあることを特徴とする仮植装置の
    苗植付機構。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の仮植装置の苗植付機構に
    おいて前記捕捉装置の各々は、前記苗搬送体に対する苗
    取出位置と前記仮植ポットに対する苗植付位置との間で
    往復動自在に構成した植付支持体に取り付けられ、前記
    制御手段は、前記アクチュエータの全てが作動して捕捉
    装置の各々にセル成形苗が捕捉された状態の後で、前記
    植付支持体を前記苗取出位置から前記苗植付位置へ移動
    させるように構成してあることを特徴とする仮植装置の
    苗植付機構。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の仮植装置の苗植付機構に
    おいて、前記捕捉装置の各々は前記植付支持体に設け
    た、苗搬送体の搬送方向に沿う案内レールに摺動自在に
    支架され、互いに平行移動機構を介して連結されると共
    に、複数の捕捉装置のうちの一端側は固定し、他端側は
    スライドアクチュエータの可動部に結合して案内レール
    に沿って移動自在に構成してあることを特徴とする仮植
    装置の苗植付機構。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の仮植装置の苗植付機構に
    おいて、前記苗搬送体の搬送面には、その内周面がセル
    成形苗の土塊の形状に略合致する逆円錐台形をした苗移
    載カップが搬送方向に沿って列状に備えられると共に、
    前記葉部存否検出手段は、非接触でセル成形苗の茎葉部
    の長さを検出するものに構成されることを特徴とする仮
    植装置の苗植付機構。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の仮植装置の苗植付機構に
    おいて、前記葉部存否検出手段は、セル成形苗の茎葉部
    の長さ方向でその取付高さが調節可能に構成されている
    ことを特徴とする仮植装置の苗植付機構。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の仮植装置の苗植付機構に
    おいて、前記苗移載カップの少なくとも1つには、前記
    苗搬送体の搬送面両側に近接するようにスクレーパが設
    けられていることを特徴とする仮植装置の苗植付機構。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の仮植装置の苗植付機構に
    おいて、前記搬送体の搬送面には、セル成形苗をその内
    部に載置するための苗移載カップが搬送方向に沿って列
    状に備えられ、該苗移載カップの外周面には開口上端面
    から略垂直に切り欠かれた切欠部を有すると共に、前記
    捕捉装置は、セル成形苗の土塊に対して開閉操作自在な
    線状の把持杆を備え、前記把持杆は、前記捕捉装置が前
    記捕捉位置におかれた際に、苗移載カップに被さって切
    欠部と対向するように位置決めされ、その閉じ操作によ
    り切欠部を通じて苗移載カップの中に進入してセル成形
    苗を捕捉可能に構成されていることを特徴とする仮植装
    置の苗植付機構。
  9. 【請求項9】 請求項8記載の仮植装置の苗植付機構に
    おいて、前記苗移載カップの切欠部はその搬送方向に対
    して左右方向へ略45°振った位置から略90°毎に位
    置するように4カ所設けられ、前記把持杆は、切欠部の
    各々と対応して4つ備えられていることを特徴とする仮
    植装置の苗植付機構。
  10. 【請求項10】 請求項1または請求項2記載の仮植装
    置の苗植付機構において、前記捕捉装置の各々は、前記
    苗搬送体に対する苗取出位置から前記仮植ポットに対す
    る苗植付位置へ往復動自在に構成した植付支持体に取り
    付けられると共に、該捕捉装置が前記苗取出位置にある
    ときに仮植ポットの略真上に、仮植ポット内の用土表面
    にセル成形苗挿入用の窪みを形成するための窪み成形装
    置を位置させるようにして前記植付支持体に装備させて
    あることを特徴とする仮植装置の苗植付機構。
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