JPH08205589A - ステッピングモータの駆動制御装置 - Google Patents
ステッピングモータの駆動制御装置Info
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- JPH08205589A JPH08205589A JP7009882A JP988295A JPH08205589A JP H08205589 A JPH08205589 A JP H08205589A JP 7009882 A JP7009882 A JP 7009882A JP 988295 A JP988295 A JP 988295A JP H08205589 A JPH08205589 A JP H08205589A
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- timer
- motor
- stepping motor
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ステッピングモータの高速回転制御をタイマ
で実施している駆動制御回路において、このタイマへの
各ステップ毎のシフト時間値の設定を短時間で行えるよ
うにすること。 【構成】 ダイレクト・メモリ・アクセス・コントロー
ラ6を含むタイマ設定手段23を設け、ステッピングモ
ータのスローアップ、スローダウン及び等速回転駆動の
ためのステップ毎のシフト時間値が格納されたテーブル
10aから各ステップ毎に対応するシフト時間値を読み
出してモータ駆動制御回路22中のタイマに設定する処
理を、CPUによるソフトウェアによることなく、この
タイマ設定手段23のハードウェア制御によって短時間
で行うように構成した。
で実施している駆動制御回路において、このタイマへの
各ステップ毎のシフト時間値の設定を短時間で行えるよ
うにすること。 【構成】 ダイレクト・メモリ・アクセス・コントロー
ラ6を含むタイマ設定手段23を設け、ステッピングモ
ータのスローアップ、スローダウン及び等速回転駆動の
ためのステップ毎のシフト時間値が格納されたテーブル
10aから各ステップ毎に対応するシフト時間値を読み
出してモータ駆動制御回路22中のタイマに設定する処
理を、CPUによるソフトウェアによることなく、この
タイマ設定手段23のハードウェア制御によって短時間
で行うように構成した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、高速読取仕様
対応のファクシミリ装置において原稿搬送用駆動源とし
て用いられるようなステッピングモータの駆動制御装置
に関する。
対応のファクシミリ装置において原稿搬送用駆動源とし
て用いられるようなステッピングモータの駆動制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的なファクシミリ装置のハードウェ
ア構成例を図5を参照して説明する。まず、装置全体を
制御する1つのCPU1が設けられている。このCPU
1にはバスライン2を介して、イメージ・プロセッサ
3、モデム4、データ圧縮伸長回路(CODEC)5、
DMAC(ダイレクト・メモリ・アクセス・コントロー
ラ)6、プリンタ制御回路7、モータ駆動制御回路8、
DRAM(ダイナミックRAM)9、SRAM(スタテ
ィックRAM)10などが接続されている。ここに、イ
メージ・プロセッサ3には原稿画像を読み取るためのC
CD又はCIS(密着型イメージセンサ)による読取セ
ンサ11が接続されている。また、モデム4には回線制
御ユニット(LCU)12を介して公衆電話回線(PS
TN)が接続されている。モデム4やCODEC5はD
MAC6によって制御される。プリンタ制御回路7に
は、レーザビーム方式、インクジェット方式、サーマル
方式、或いは、LED方式の印字機構を備えたプリンタ
13が接続されているとともに、このプリンタ13の駆
動対象を駆動させるためのプリンタ用モータ14が接続
されている。さらに、ASIC構成のモータ駆動制御回
路8にはスキャナにおいて前記読取センサ11により原
稿読取時に原稿を搬送させるための駆動源となる原稿搬
送用モータ15が接続されている。DRAM9内には、
例えば、読取センサ11により読み取られた画像データ
を一時的に格納する読取バッファ領域や、通信動作の制
御に用いられる制御プログラムを格納した通信バッファ
領域などが確保されている。また、SRAM10には各
種データを一時的に格納するバックアップ領域が確保さ
れている他、後述するような原稿搬送用モータ15のス
ローアップ、スローダウン及び等速回転駆動のためのス
テップ毎のシフト時間値が格納されたテーブル(RAM
テーブル)領域が確保されている。
ア構成例を図5を参照して説明する。まず、装置全体を
制御する1つのCPU1が設けられている。このCPU
1にはバスライン2を介して、イメージ・プロセッサ
3、モデム4、データ圧縮伸長回路(CODEC)5、
DMAC(ダイレクト・メモリ・アクセス・コントロー
ラ)6、プリンタ制御回路7、モータ駆動制御回路8、
DRAM(ダイナミックRAM)9、SRAM(スタテ
ィックRAM)10などが接続されている。ここに、イ
メージ・プロセッサ3には原稿画像を読み取るためのC
CD又はCIS(密着型イメージセンサ)による読取セ
ンサ11が接続されている。また、モデム4には回線制
御ユニット(LCU)12を介して公衆電話回線(PS
TN)が接続されている。モデム4やCODEC5はD
MAC6によって制御される。プリンタ制御回路7に
は、レーザビーム方式、インクジェット方式、サーマル
方式、或いは、LED方式の印字機構を備えたプリンタ
13が接続されているとともに、このプリンタ13の駆
動対象を駆動させるためのプリンタ用モータ14が接続
されている。さらに、ASIC構成のモータ駆動制御回
路8にはスキャナにおいて前記読取センサ11により原
稿読取時に原稿を搬送させるための駆動源となる原稿搬
送用モータ15が接続されている。DRAM9内には、
例えば、読取センサ11により読み取られた画像データ
を一時的に格納する読取バッファ領域や、通信動作の制
御に用いられる制御プログラムを格納した通信バッファ
領域などが確保されている。また、SRAM10には各
種データを一時的に格納するバックアップ領域が確保さ
れている他、後述するような原稿搬送用モータ15のス
ローアップ、スローダウン及び等速回転駆動のためのス
テップ毎のシフト時間値が格納されたテーブル(RAM
テーブル)領域が確保されている。
【0003】このような構成のファクシミリ装置におい
て、原稿搬送用モータ15にステッピングモータを用
い、その回転を例えば2000pps(パルス/秒)以上の
高速とすることにより、原稿読取速度を高速仕様(約3
〜5秒)対応とし、かつ、1つのみのCPU1を用いる
システム構成としようとする場合、ステッピングモータ
の回転制御(ステップ駆動制御)をハード構成のタイマ
で実現することで、CPU1の負担(ソフトウェアの負
担)をできるだけ軽減させる構成とすることが多い。
て、原稿搬送用モータ15にステッピングモータを用
い、その回転を例えば2000pps(パルス/秒)以上の
高速とすることにより、原稿読取速度を高速仕様(約3
〜5秒)対応とし、かつ、1つのみのCPU1を用いる
システム構成としようとする場合、ステッピングモータ
の回転制御(ステップ駆動制御)をハード構成のタイマ
で実現することで、CPU1の負担(ソフトウェアの負
担)をできるだけ軽減させる構成とすることが多い。
【0004】そこで、従来は、原稿搬送用モータ(ステ
ッピングモータ)15のシフト動作を制御するためにモ
ータ駆動制御回路8は、例えば、図6に示すように構成
されている。このモータ駆動制御回路8は、設定された
タイマ値(シフト時間値)に従いモータシフトパルスを
意味するキャリーアウト信号COを、原稿搬送用モータ1
5用の駆動回路17に出力するタイマ18を主体として
構成されている。駆動回路17はキャリーアウト信号CO
に応じてA相、AX相(A相の逆相)、B相、BX相
(B相の逆相)の順に順次切り換えられるモータシフト
パルスを原稿搬送用モータ15に対して出力し、そのス
テップ駆動を実行させるものである。前記タイマ18の
入力側にはタイマ値設定用のレジスタ19が接続されて
いる。このレジスタ19に対するデータの書き込みはCP
U WR信号によって制御され、レジスタ19に書き込まれ
たデータのタイマ18へのロードはCPU LOAD信号又はCO
信号によって制御されるように構成されている。
ッピングモータ)15のシフト動作を制御するためにモ
ータ駆動制御回路8は、例えば、図6に示すように構成
されている。このモータ駆動制御回路8は、設定された
タイマ値(シフト時間値)に従いモータシフトパルスを
意味するキャリーアウト信号COを、原稿搬送用モータ1
5用の駆動回路17に出力するタイマ18を主体として
構成されている。駆動回路17はキャリーアウト信号CO
に応じてA相、AX相(A相の逆相)、B相、BX相
(B相の逆相)の順に順次切り換えられるモータシフト
パルスを原稿搬送用モータ15に対して出力し、そのス
テップ駆動を実行させるものである。前記タイマ18の
入力側にはタイマ値設定用のレジスタ19が接続されて
いる。このレジスタ19に対するデータの書き込みはCP
U WR信号によって制御され、レジスタ19に書き込まれ
たデータのタイマ18へのロードはCPU LOAD信号又はCO
信号によって制御されるように構成されている。
【0005】このようなモータ駆動制御回路8を用いた
原稿搬送用モータ15の駆動制御について、図7に示す
フローチャートを参照して説明する。まず、原稿搬送用
モータ15の励磁をオンさせる(ステップS1)。この
励磁オン後、スローアップは必須である。これは、ステ
ッピングモータを高速で運転させる場合においてモータ
の温度上昇等を防止するために、低速で運転を開始さ
せ、徐々に回転を上げて必要な定速回転を得るためであ
り、このためのスローアップデータ(スローアップ動作
におけるシフト時間値)がSRAM10中のRAMテー
ブルに予め設定されている。そこで、励磁オン後、この
スローアップデータをCPU1がRAMテーブル中から
読み出し(ステップS2)、レジスタ19中にそのデー
タを書き込ませる(ステップS3)。レジスタ19にデ
ータが書き込まれると、CPU1からタイマ18にCPU
LOAD信号が出力され、そのデータに基づきタイマ18が
ロードされ、タイマ18は設定されたデータ分の計時を
実行する(ステップS4)。同時に、原稿搬送用モータ
15自身の1シフトが開始される(ステップS5)。タ
イマ18がカウントアップして1シフト分の計時が終了
し、CO信号が出力されると、CPU割込が発生し、次の
ステップ駆動のためのデータを設定する。この場合、C
PU1は、DRAM9の読取バッファ領域中にどれだけ
画像データが取り込まれているかを確認チェックし、そ
の基準によって次のステップ駆動における1シフトの時
間をレジスタ19に設定するように制御する(ステップ
S6)。これは、読取センサ11により読み取られて読
取バッファ中に一旦格納された画像データをCODEC
5に落としてデータ圧縮処理を行う場合、CODEC5
側の圧縮処理が間にあわず、スローダウン動作に切り換
えることが必要なときもあるからである。以後、同様の
動作制御を繰り返し、最終的にはモータ励磁をオフさせ
ることにより原稿搬送用モータ15が停止される。
原稿搬送用モータ15の駆動制御について、図7に示す
フローチャートを参照して説明する。まず、原稿搬送用
モータ15の励磁をオンさせる(ステップS1)。この
励磁オン後、スローアップは必須である。これは、ステ
ッピングモータを高速で運転させる場合においてモータ
の温度上昇等を防止するために、低速で運転を開始さ
せ、徐々に回転を上げて必要な定速回転を得るためであ
り、このためのスローアップデータ(スローアップ動作
におけるシフト時間値)がSRAM10中のRAMテー
ブルに予め設定されている。そこで、励磁オン後、この
スローアップデータをCPU1がRAMテーブル中から
読み出し(ステップS2)、レジスタ19中にそのデー
タを書き込ませる(ステップS3)。レジスタ19にデ
ータが書き込まれると、CPU1からタイマ18にCPU
LOAD信号が出力され、そのデータに基づきタイマ18が
ロードされ、タイマ18は設定されたデータ分の計時を
実行する(ステップS4)。同時に、原稿搬送用モータ
15自身の1シフトが開始される(ステップS5)。タ
イマ18がカウントアップして1シフト分の計時が終了
し、CO信号が出力されると、CPU割込が発生し、次の
ステップ駆動のためのデータを設定する。この場合、C
PU1は、DRAM9の読取バッファ領域中にどれだけ
画像データが取り込まれているかを確認チェックし、そ
の基準によって次のステップ駆動における1シフトの時
間をレジスタ19に設定するように制御する(ステップ
S6)。これは、読取センサ11により読み取られて読
取バッファ中に一旦格納された画像データをCODEC
5に落としてデータ圧縮処理を行う場合、CODEC5
側の圧縮処理が間にあわず、スローダウン動作に切り換
えることが必要なときもあるからである。以後、同様の
動作制御を繰り返し、最終的にはモータ励磁をオフさせ
ることにより原稿搬送用モータ15が停止される。
【0006】図7にはこのような動作制御に基づき、R
AMテーブルのデータ(シフト時間値)をSRAM10
から読み出してタイマ18に書き込むことにより原稿搬
送用モータ15の起動が行われるタイミングを示す。図
からも分かるように、CPU RD信号によりSRAM10か
らデータを読み出し、CPU WR信号によりタイマ18(レ
ジスタ19)へそのデータを書き込んで、原稿搬送用モ
ータ15の起動がかかるまでの時間Tとして、一般的に
は、最低でも10μs程度かかってしまう。これは、C
PU1の実行するこのプログラムステップ数にもよる
が、この処理を実行するためのブロック転送には通常1
0μs程度かかるからである。
AMテーブルのデータ(シフト時間値)をSRAM10
から読み出してタイマ18に書き込むことにより原稿搬
送用モータ15の起動が行われるタイミングを示す。図
からも分かるように、CPU RD信号によりSRAM10か
らデータを読み出し、CPU WR信号によりタイマ18(レ
ジスタ19)へそのデータを書き込んで、原稿搬送用モ
ータ15の起動がかかるまでの時間Tとして、一般的に
は、最低でも10μs程度かかってしまう。これは、C
PU1の実行するこのプログラムステップ数にもよる
が、この処理を実行するためのブロック転送には通常1
0μs程度かかるからである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、CPU1
がSRAM10からRAMテーブルのデータを読み出し
てタイマ18側に書き込むのに最低でもT=10μsか
かるが、これに加えて、プログラム上、このような読み
出し/書き込み処理のレベルは、優先レベルの低いもの
であり、CPU1に対して優先度の高い他の割込処理や
DMA処理が、CPU RD信号の後で出現すると、CPU1
はRAMテーブルからのデータの読み出し/書き込み処
理を一時中断して、優先度の高い他の割込処理等を実行
してしまう。従って、現実には、時間Tとしてかなりの
時間がかかってしまうケースも予想される。つまり、各
ステップ毎に確実性のあるタイミングでタイマ18側に
データを設定し得る保証がないため、システムパフォー
マンスの検討をかなり細かく分析してRAMテーブルの
データ等を作成する必要がある。同時に、このような時
間の制約を受けない範囲内での高速駆動に限られ、より
一層の高速化には対応できないものである。
がSRAM10からRAMテーブルのデータを読み出し
てタイマ18側に書き込むのに最低でもT=10μsか
かるが、これに加えて、プログラム上、このような読み
出し/書き込み処理のレベルは、優先レベルの低いもの
であり、CPU1に対して優先度の高い他の割込処理や
DMA処理が、CPU RD信号の後で出現すると、CPU1
はRAMテーブルからのデータの読み出し/書き込み処
理を一時中断して、優先度の高い他の割込処理等を実行
してしまう。従って、現実には、時間Tとしてかなりの
時間がかかってしまうケースも予想される。つまり、各
ステップ毎に確実性のあるタイミングでタイマ18側に
データを設定し得る保証がないため、システムパフォー
マンスの検討をかなり細かく分析してRAMテーブルの
データ等を作成する必要がある。同時に、このような時
間の制約を受けない範囲内での高速駆動に限られ、より
一層の高速化には対応できないものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、ステッピング
モータのスローアップ、スローダウン及び等速回転駆動
のためのステップ毎のシフト時間値が格納されたテーブ
ルと、設定されたシフト時間値に従い前記ステッピング
モータの駆動回路に対してモータシフトパルスを順次出
力するタイマとを備え、このタイマから出力されるシフ
ト時間値に応じたモータシフトパルスに基づき前記ステ
ッピングモータを順次ステップ駆動させるようにしたス
テッピングモータの駆動制御装置において、各ステップ
毎に前記テーブルから対応するシフト時間値を読み出し
て前記タイマに設定するダイレクト・メモリ・アクセス
・コントローラを含むタイマ設定手段を設けたものであ
る。
モータのスローアップ、スローダウン及び等速回転駆動
のためのステップ毎のシフト時間値が格納されたテーブ
ルと、設定されたシフト時間値に従い前記ステッピング
モータの駆動回路に対してモータシフトパルスを順次出
力するタイマとを備え、このタイマから出力されるシフ
ト時間値に応じたモータシフトパルスに基づき前記ステ
ッピングモータを順次ステップ駆動させるようにしたス
テッピングモータの駆動制御装置において、各ステップ
毎に前記テーブルから対応するシフト時間値を読み出し
て前記タイマに設定するダイレクト・メモリ・アクセス
・コントローラを含むタイマ設定手段を設けたものであ
る。
【0009】
【作用】本発明のステッピングモータの駆動制御装置に
おいては、各ステップ毎にテーブルからシフト時間値を
読み出してタイマに設定する処理をダイレクト・メモリ
・アクセス・コントローラを含むタイマ設定手段により
ハードウェア制御として行うので、CPUによるソフト
ウェア処理を伴わず短時間にて確実に設定処理を行うこ
とができ、ステッピングモータの高速駆動に対処し得る
ものとなる。
おいては、各ステップ毎にテーブルからシフト時間値を
読み出してタイマに設定する処理をダイレクト・メモリ
・アクセス・コントローラを含むタイマ設定手段により
ハードウェア制御として行うので、CPUによるソフト
ウェア処理を伴わず短時間にて確実に設定処理を行うこ
とができ、ステッピングモータの高速駆動に対処し得る
ものとなる。
【0010】
【実施例】本発明の一実施例を図1ないし図4に基づい
て説明する。図5ないし図8で示した部分と同一部分は
同一符号を用いて示し、説明も省略する。本実施例のス
テッピングモータの駆動制御装置は、図5に示したよう
なファクシミリ装置における原稿搬送用モータ15の高
速駆動用に適用したものである。本実施例では、モータ
駆動制御回路8に代えて、図2に示すようにDMAイン
タフェース21が付加されたASIC構成のモータ駆動
制御回路22が設けられ、DMAインタフェース21と
DMAC6とによりタイマ設定手段23が構成され、こ
のタイマ設定手段23によってCPU1によるソフトウ
ェア処理を伴わずにシフト時間値の読み出し/書き込み
処理が実行されるように構成されている。
て説明する。図5ないし図8で示した部分と同一部分は
同一符号を用いて示し、説明も省略する。本実施例のス
テッピングモータの駆動制御装置は、図5に示したよう
なファクシミリ装置における原稿搬送用モータ15の高
速駆動用に適用したものである。本実施例では、モータ
駆動制御回路8に代えて、図2に示すようにDMAイン
タフェース21が付加されたASIC構成のモータ駆動
制御回路22が設けられ、DMAインタフェース21と
DMAC6とによりタイマ設定手段23が構成され、こ
のタイマ設定手段23によってCPU1によるソフトウ
ェア処理を伴わずにシフト時間値の読み出し/書き込み
処理が実行されるように構成されている。
【0011】まず、DMAC6は例えば4チャンネルを
有するものであり、各チャンネルには、通常通り、画像
データ転送処理用DMA、画像データ圧縮・伸長処理用
DMAなどが割り当てられているが、本実施例で特徴と
するタイマ設定処理用DMAはその内の1つのチャネル
に割り当てられて構成されている。ここに、DMAは各
種割込みやDMAC6における他のDMAに対して優先
順位付けを行うことができ、本実施例にあっては、特に
タイマ設定処理用DMAはハードウェア上又はソフトウ
ェア上、他のDMAよりも優先順位が高く設定されてい
る。このタイマ設定用DMAの要求及び応答は、DMA
C6とDMAインタフェース21との間で送受されるDM
A REQ信号、DMA ACK信号によって行われる。
有するものであり、各チャンネルには、通常通り、画像
データ転送処理用DMA、画像データ圧縮・伸長処理用
DMAなどが割り当てられているが、本実施例で特徴と
するタイマ設定処理用DMAはその内の1つのチャネル
に割り当てられて構成されている。ここに、DMAは各
種割込みやDMAC6における他のDMAに対して優先
順位付けを行うことができ、本実施例にあっては、特に
タイマ設定処理用DMAはハードウェア上又はソフトウ
ェア上、他のDMAよりも優先順位が高く設定されてい
る。このタイマ設定用DMAの要求及び応答は、DMA
C6とDMAインタフェース21との間で送受されるDM
A REQ信号、DMA ACK信号によって行われる。
【0012】このような構成において、図4に示すタイ
ムチャートを参照して原稿搬送用モータ15の駆動タイ
ミング制御を説明する。原稿搬送用モータ15のモータ
起動をかけると(励磁をオン)、DMAインタフェース
21からのDMA REQ信号 がアクティブ(図示例では、H
レベル)となり、DMAC6に対してタイマ設定用DM
A要求がかかる。これを受けて、DMAC6は即座にD
MAインタフェース21に対してDMA ACK信号 をアサー
トし(図示例では、Lアクティブ)、このDMAACK信号
のアサートの期間中にDMA RD信号によってSRAM10
のRAMテーブル10a中から対応するステップのシフ
ト時間値(例えば、データ“A”)を読み出し、DMA WR
信号をレジスタ19に与えることにより、読み出したシ
フト時間値をデータとしてRAMテーブル10aからレ
ジスタ19にそのまま転送し格納する。レジスタ19へ
の書き込みが終了すると、DMAインタフェース21か
らタイマ18に対してTIMER LOAD信号が出力され、レジ
スタ19の内容がタイマ18に取り込まれてタイマ18
が実際にロードされる。これにより、シフト時間値のデ
ータ“A”によって規制される原稿搬送用モータ15の
1シフト動作が実行される。
ムチャートを参照して原稿搬送用モータ15の駆動タイ
ミング制御を説明する。原稿搬送用モータ15のモータ
起動をかけると(励磁をオン)、DMAインタフェース
21からのDMA REQ信号 がアクティブ(図示例では、H
レベル)となり、DMAC6に対してタイマ設定用DM
A要求がかかる。これを受けて、DMAC6は即座にD
MAインタフェース21に対してDMA ACK信号 をアサー
トし(図示例では、Lアクティブ)、このDMAACK信号
のアサートの期間中にDMA RD信号によってSRAM10
のRAMテーブル10a中から対応するステップのシフ
ト時間値(例えば、データ“A”)を読み出し、DMA WR
信号をレジスタ19に与えることにより、読み出したシ
フト時間値をデータとしてRAMテーブル10aからレ
ジスタ19にそのまま転送し格納する。レジスタ19へ
の書き込みが終了すると、DMAインタフェース21か
らタイマ18に対してTIMER LOAD信号が出力され、レジ
スタ19の内容がタイマ18に取り込まれてタイマ18
が実際にロードされる。これにより、シフト時間値のデ
ータ“A”によって規制される原稿搬送用モータ15の
1シフト動作が実行される。
【0013】タイマ18がロードされると、即座にDM
Aインタフェース21からは次のDMA REQ信号 がアクテ
ィブとなり、DMAC6に対してDMA要求がかかる。
これを受けて、DMAC6はDMAインタフェース21
に対してDMA ACK信号 をアサートし、このDMA ACK 信号
のアサートの期間中にDMA RD信号によってSRAM10
のRAMテーブル10a中から対応するステップのシフ
ト時間値(例えば、データ“B”)を読み出し、DMA WR
信号をレジスタ19に与えることにより、読み出したシ
フト時間値をデータとしてRAMテーブル10aからレ
ジスタ19にそのまま転送し格納する。つまり、先行す
るシフト時間値のデータ“A”によるステップ駆動処理
期間中に、次のステップ用のシフト時間値のデータ
“B”がレジスタ19中に格納される。そして、タイマ
18において、データ“A”に相当する時間が経過する
と、次のタイマロードがかかり、レジスタ19に既に格
納されているシフト時間値のデータ“B”がタイマ18
にロードされるとともに、シフト時間値のデータ“B”
によって規制される原稿搬送用モータ15の1シフト動
作が実行される。
Aインタフェース21からは次のDMA REQ信号 がアクテ
ィブとなり、DMAC6に対してDMA要求がかかる。
これを受けて、DMAC6はDMAインタフェース21
に対してDMA ACK信号 をアサートし、このDMA ACK 信号
のアサートの期間中にDMA RD信号によってSRAM10
のRAMテーブル10a中から対応するステップのシフ
ト時間値(例えば、データ“B”)を読み出し、DMA WR
信号をレジスタ19に与えることにより、読み出したシ
フト時間値をデータとしてRAMテーブル10aからレ
ジスタ19にそのまま転送し格納する。つまり、先行す
るシフト時間値のデータ“A”によるステップ駆動処理
期間中に、次のステップ用のシフト時間値のデータ
“B”がレジスタ19中に格納される。そして、タイマ
18において、データ“A”に相当する時間が経過する
と、次のタイマロードがかかり、レジスタ19に既に格
納されているシフト時間値のデータ“B”がタイマ18
にロードされるとともに、シフト時間値のデータ“B”
によって規制される原稿搬送用モータ15の1シフト動
作が実行される。
【0014】以降の各ステップのシフト時間値のデータ
設定も、DMA制御によって同様に行われる。
設定も、DMA制御によって同様に行われる。
【0015】このような動作制御において、タイマ設定
処理用DMAの優先順位が他のDMAよりも高く設定さ
れているので、DMA ACK信号 は期待する時間で確実にア
サートされる。そして、このアサート時間tが1μs程
度であっても、DMAによるハードウェア制御となるた
め、CPU1によるソフトウェア制御による場合と異な
り、十分にレジスタ19にデータ書き込みを行えるの
で、従来のCPUソフトウェア制御による場合の読み出
し/書き込み時間Tを仮に10μsとすれば、本実施例
のDMA制御による場合には1/10程度の時間に短縮
させることができる。また、本実施例を実施する上で
も、従来の構成に対して、DMAインタフェース21を
付加したモータ駆動制御回路22を用いればよく、簡単
に実現できる。同時に、従来通り、CPU1によっても
RAMテーブル10aにアクセスさせることができるの
で、原稿搬送用モータ15について高速回転駆動を要し
ない場合には、従来通り、CPU1のソフトウェア制御
を行わせることも可能な汎用性を持つ。
処理用DMAの優先順位が他のDMAよりも高く設定さ
れているので、DMA ACK信号 は期待する時間で確実にア
サートされる。そして、このアサート時間tが1μs程
度であっても、DMAによるハードウェア制御となるた
め、CPU1によるソフトウェア制御による場合と異な
り、十分にレジスタ19にデータ書き込みを行えるの
で、従来のCPUソフトウェア制御による場合の読み出
し/書き込み時間Tを仮に10μsとすれば、本実施例
のDMA制御による場合には1/10程度の時間に短縮
させることができる。また、本実施例を実施する上で
も、従来の構成に対して、DMAインタフェース21を
付加したモータ駆動制御回路22を用いればよく、簡単
に実現できる。同時に、従来通り、CPU1によっても
RAMテーブル10aにアクセスさせることができるの
で、原稿搬送用モータ15について高速回転駆動を要し
ない場合には、従来通り、CPU1のソフトウェア制御
を行わせることも可能な汎用性を持つ。
【0016】図3に本実施例の場合の原稿搬送用モータ
15の駆動制御フローチャートを示すが、基本的には、
図7に示した従来例と殆ど同じであり、ステップS1,
S2の読み出し/書き込み処理を、ステップS1′,S
2′で示すようにDMA制御として実行するようにした
点で異なるのみである。もっとも、DMA処理に際し
て、スローアップ制御時及びスローダウン制御時にはD
MAC6に対して転送バイト数と転送アドレスの設定を
行う必要があり(DMAC設定…ステップS8)、DR
AM9における読取バッファ量の確認処理(ステップS
7)後に、このDMAC設定処理が必要に応じて行われ
る。
15の駆動制御フローチャートを示すが、基本的には、
図7に示した従来例と殆ど同じであり、ステップS1,
S2の読み出し/書き込み処理を、ステップS1′,S
2′で示すようにDMA制御として実行するようにした
点で異なるのみである。もっとも、DMA処理に際し
て、スローアップ制御時及びスローダウン制御時にはD
MAC6に対して転送バイト数と転送アドレスの設定を
行う必要があり(DMAC設定…ステップS8)、DR
AM9における読取バッファ量の確認処理(ステップS
7)後に、このDMAC設定処理が必要に応じて行われ
る。
【0017】
【発明の効果】本発明のステッピングモータの駆動制御
装置によれば、ステッピングモータのスローアップ、ス
ローダウン及び等速回転駆動のためのステップ毎のシフ
ト時間値が格納されたテーブルと、設定されたシフト時
間値に従い前記ステッピングモータの駆動回路に対して
モータシフトパルスを順次出力するタイマとを備え、こ
のタイマから出力されるシフト時間値に応じたモータシ
フトパルスに基づき前記ステッピングモータを順次ステ
ップ駆動させるようにしたステッピングモータの駆動制
御装置において、各ステップ毎に前記テーブルから対応
するシフト時間値を読み出して前記タイマに設定するダ
イレクト・メモリ・アクセス・コントローラを含むタイ
マ設定手段を設けることで、ステッピングモータを高速
回転させる場合であってもその各ステップ毎にテーブル
からシフト時間値を読み出してタイマに設定する処理を
ダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラを主体と
したハードウェア制御として行えるので、CPUによる
ソフトウェア処理を伴わず短時間にて確実にタイマ設定
処理を行うことができ、よって、ステッピングモータの
高速駆動に対処することができる。
装置によれば、ステッピングモータのスローアップ、ス
ローダウン及び等速回転駆動のためのステップ毎のシフ
ト時間値が格納されたテーブルと、設定されたシフト時
間値に従い前記ステッピングモータの駆動回路に対して
モータシフトパルスを順次出力するタイマとを備え、こ
のタイマから出力されるシフト時間値に応じたモータシ
フトパルスに基づき前記ステッピングモータを順次ステ
ップ駆動させるようにしたステッピングモータの駆動制
御装置において、各ステップ毎に前記テーブルから対応
するシフト時間値を読み出して前記タイマに設定するダ
イレクト・メモリ・アクセス・コントローラを含むタイ
マ設定手段を設けることで、ステッピングモータを高速
回転させる場合であってもその各ステップ毎にテーブル
からシフト時間値を読み出してタイマに設定する処理を
ダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラを主体と
したハードウェア制御として行えるので、CPUによる
ソフトウェア処理を伴わず短時間にて確実にタイマ設定
処理を行うことができ、よって、ステッピングモータの
高速駆動に対処することができる。
【図1】本発明の一実施例を示す主要部を抽出したブロ
ック図である。
ック図である。
【図2】そのモータ駆動制御回路を示すブロック図であ
る。
る。
【図3】モータ駆動制御を示すフローチャートである。
【図4】モータ駆動制御例を示すタイムチャートであ
る。
る。
【図5】従来例を示すファクシミリ装置全体のブロック
図である。
図である。
【図6】そのモータ駆動制御回路を示すブロック図であ
る。
る。
【図7】モータ駆動制御を示すフローチャートである。
【図8】モータ駆動制御例を示すタイムチャートであ
る。
る。
6 ダイレクト・メモリ・アクセス・コントローラ 10a テーブル 15 ステッピングモータ 17 駆動回路 18 タイマ 23 タイマ設定手段
Claims (1)
- 【請求項1】 ステッピングモータのスローアップ、ス
ローダウン及び等速回転駆動のためのステップ毎のシフ
ト時間値が格納されたテーブルと、設定されたシフト時
間値に従い前記ステッピングモータの駆動回路に対して
モータシフトパルスを順次出力するタイマとを備え、こ
のタイマから出力されるシフト時間値に応じたモータシ
フトパルスに基づき前記ステッピングモータを順次ステ
ップ駆動させるようにしたステッピングモータの駆動制
御装置において、各ステップ毎に前記テーブルから対応
するシフト時間値を読み出して前記タイマに設定するダ
イレクト・メモリ・アクセス・コントローラを含むタイ
マ設定手段を設けたことを特徴とするステッピングモー
タの駆動制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7009882A JPH08205589A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | ステッピングモータの駆動制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7009882A JPH08205589A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | ステッピングモータの駆動制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08205589A true JPH08205589A (ja) | 1996-08-09 |
Family
ID=11732534
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7009882A Pending JPH08205589A (ja) | 1995-01-25 | 1995-01-25 | ステッピングモータの駆動制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08205589A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998013208A1 (de) * | 1996-09-25 | 1998-04-02 | Siemens Nixdorf Informationssysteme Ag | Druckersteuerung mit direktspeicherzugriff |
US7763468B2 (en) | 2003-10-29 | 2010-07-27 | Arkray, Inc. | Specimen analysis method and specimen analysis device |
CN102398800A (zh) * | 2010-07-02 | 2012-04-04 | 株式会社东芝 | 马达控制装置、图像形成装置、马达控制方法 |
-
1995
- 1995-01-25 JP JP7009882A patent/JPH08205589A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998013208A1 (de) * | 1996-09-25 | 1998-04-02 | Siemens Nixdorf Informationssysteme Ag | Druckersteuerung mit direktspeicherzugriff |
US7763468B2 (en) | 2003-10-29 | 2010-07-27 | Arkray, Inc. | Specimen analysis method and specimen analysis device |
CN102398800A (zh) * | 2010-07-02 | 2012-04-04 | 株式会社东芝 | 马达控制装置、图像形成装置、马达控制方法 |
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