JPH08203770A - セラミック電子部品 - Google Patents

セラミック電子部品

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JPH08203770A
JPH08203770A JP7011389A JP1138995A JPH08203770A JP H08203770 A JPH08203770 A JP H08203770A JP 7011389 A JP7011389 A JP 7011389A JP 1138995 A JP1138995 A JP 1138995A JP H08203770 A JPH08203770 A JP H08203770A
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Yasunobu Yoneda
康信 米田
Koichi Kitahata
孝一 北畑
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 外部電極に加わる外力を吸収し、かつ外部電
極層の断裂を防止し得る信頼性の高いセラミック電子部
品を得る。 【構成】 外部電極4,5では、導電ペーストの焼付層
からなる第1の電極層4a,5aの表面上に導電性樹脂
からなる第2の電極層4b,5bが形成されている。第
2の電極層4b,5bは、第1の電極層の表面上に分散
して形成されている。Niメッキ層からなる第3の電極
層4c,5cは第1の電極層4a,5aと直接接合する
領域を有する。第3の電極層4c,5cの表面上にはS
nメッキ層からなる第4の電極層4d,5dが形成され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば積層コンデンサ
などのようなセラミック電子部品に関し、特に、外部電
極構造が改良されたセラミック電子部品に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のセラミック電子部品の一例とし
て、積層コンデンサの構造を図3を参照して説明する。
【0003】積層コンデンサ21は、セラミック焼結体
22と、このセラミック焼結体22の両端部に形成され
た外部電極24,25とから構成される。セラミック焼
結体22は、チタン酸バリウムなどの誘電体セラミック
スより構成され、その内部に複数の内部電極23a〜2
3eが形成されている。複数の内部電極23a〜23e
は、セラミックスを介して互いに重なり合うように形成
されており、その内、内部電極23b,23dがセラミ
ック焼結体22の一方端面22aに露出して外部電極2
4に電気的に接続され、また内部電極23a,23c,
23eがセラミック焼結体22の他方端面22bに露出
して外部電極25と電気的に接続されている。
【0004】外部電極24,25は、4層の電極層から
なる積層構造を有している。外部電極24,25の最下
層である第1の電極層24a,25aは、AgまたはA
g−Pd合金を含有する導電ペーストを塗布し、焼き付
けることにより形成された焼付層から構成されている。
【0005】第1の電極層24a,25aの表面上には
第2の電極層24b,25bが形成されている。第2の
電極層24b,25bは、シリコン系導電性樹脂などを
塗布し、硬化処理して形成された導電性樹脂層から構成
されている。導電性樹脂層は、他の電極層に比べて低強
度であり、かつ弾性度が大きい。従って、後述するよう
に、外部から加えられるストレスを緩和する作用を奏す
る。第2の電極層24b,25bの表面上に形成された
第3の電極層24c,25cは、Niメッキ層から構成
されている。このNiメッキ層は、第1の電極層24
a,25aの半田食われを防止するために設けられてい
る。すなわち、積層コンデンサ21をプリント回路基板
などに実装する場合には半田により外部電極24,25
を回路基板上の配線電極に電気的に接続する。ところ
が、第1の電極層24a,25aはAgなどの半田食わ
れを生じやすい材料を主成分として形成されている。従
って、このNiメッキ層が存在しなければ、実装時の半
田付けにより第1の電極層が半田食われによって部分的
に消失し、積層コンデンサ21を確実に機能させること
ができなくなる。そこで、この第3の電極層24c,2
5cは、Niなどの半田食われを生じ難い材料をメッキ
することにより第1の電極層24a,25aを保護して
いる。
【0006】さらに、第3の電極層24c,25cの表
面上に第4の電極層24d,25dが形成されている。
第4の電極層24d,25dは、SnまたはSn−Pb
合金などのメッキ層から構成されている。第3の電極層
24c,25cを構成するNiなどの材料は、半田食わ
れを生じ難い特性を有するが、半田付け性が十分でな
い。そこで、Snなどの半田付け性に優れる材料をメッ
キすることにより、外部電極の半田付け性を向上させて
いる。
【0007】上記積層コンデンサ21は、プリント回路
基板などに半田付けによって実装されて使用される。そ
して、使用時などにおいては、回路基板の撓みや、環境
温度の変動などにより種々の物理的なストレスを受け
る。物理的なストレスは、半田付け層を介して外部電極
24,25に加えられ、外部電極24,25やセラミッ
ク焼結体22内に影響を及ぼし、クラックなどを発生さ
せる場合がある。このような状況を防止するために、上
記積層コンデンサ21では、導電性樹脂層からなる第2
の電極層24b,25bを設け、この導電性樹脂層の変
形や、導電性樹脂層と第1の電極層24a,25bとの
界面での剥離を生じさせることにより、外部からのスト
レスの緩和を図っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
積層コンデンサ21において、導電性樹脂層からなる第
2の電極層24b,25bと第1の電極層24a,25
aとの接合力が比較的低いため、外部からのストレスが
大きく作用した場合には、第2の電極層24b,25b
と第1の電極層24a,25aとの界面での剥離がその
境界面の全面に亘って進行し、ついには第1の電極層2
4a,25aと第2の電極層24b,25bとの間で断
裂が生じ、外部電極の導通が遮断されてしまうという問
題が生じた。
【0009】本発明の目的は、回路基板の歪みや熱応力
などによる歪みが生じた場合でも、外部電極の断裂を生
じることのない信頼性の優れたセラミック電子部品を提
供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、内部電極を有
するセラミック焼結体の外表面に外部電極を有するセラ
ミック電子部品であり、外部電極は以下の構成を備える
ことを特徴としている。
【0011】外部電極は、まず焼結体外表面に導電ペー
ストを塗布し、焼き付けることにより形成された第1の
電極層を有する。第1の電極層を構成する材料として
は、従来よりセラミック電子部品の外部電極の形成時に
汎用されている種々の導電ペーストを用いることができ
る。例えば、Ag、Cu、Ag−Pd合金などの導電性
に優れた材料粉末を主成分とする導電ペーストが用いら
れる。導電ペーストは、上記のような導電性粉末にガラ
ス、樹脂バインダ及び溶剤を混練することにより得られ
る。そして、この第1の電極層は、上記の導電ペースト
をセラミック焼結体の外表面に塗布し、焼き付けること
により形成されている。
【0012】第2の電極層は、第1の電極層の表面上に
部分的に形成されている。そして、第2の電極層は、そ
の内側及び外側に位置する他の電極層よりも弾性度が大
きく、かつ導電性を有する導電性樹脂層から構成され
る。
【0013】第3の電極層は、第2の電極層の表面と第
1の電極層の表面とに接して形成される。そして、第4
の電極層は、第3の電極層の表面に形成される。
【0014】また、本発明の限定された局面によるセラ
ミック電子部品は、第2の電極層が、第1の電極層の表
面上に散点状に形成されている。さらに、本発明の他の
局面に従うセラミック電子部品は、第2の電極層が、少
なくとも一つの開口部を有しており、第3の電極層が、
第2の電極層の開口部内において第1の電極層の表面と
接して形成されていることを特徴としている。
【0015】
【発明の作用及び効果】本発明のセラミック電子部品に
おいて、第2の電極層を第1の電極層の表面上に部分的
に形成することにより、第1の電極層と第3の電極層と
が直接接合する領域が構成されている。第3の電極層
は、例えばNiなどの金属メッキ層から構成されてお
り、導電ペーストの焼付層から構成される第1の電極層
との結合強度は、導電性樹脂層から構成される第2の電
極層と第1の電極層との接合強度に比べて大きい。そし
て、外部から外部電極にストレスが加わった場合、第1
の電極層と第2の電極層との界面で剥離を生じたり、あ
るいは導電性樹脂層の変形などによりストレスを緩和す
る。同時に、第1の電極層と第3の電極層との接合面で
は、ストレスに抗して接合状態を保持することにより、
外部電極全体の導通を確保する。
【0016】また、導電性樹脂からなる第2の電極層
を、第1の電極層の表面上に例えば散点状に形成する場
合には、導電性樹脂の各島状部分の大きさ、あるいは配
置間隔を適宜設定することにより、第2の電極層が奏す
るストレス緩和効果と、第1の電極層と第3の電極層と
の接合による外部電極全体の導通保持効果との調和を図
ることができる。
【0017】さらに、第2の電極層に開口部を設ける場
合には、開口部の開口面積を適宜調整することによっ
て、上記と同様にストレス緩和効果と導電性の確保の効
果との調和を図ることができる。
【0018】このような構成によって、外部からのスト
レスが印加された場合でも、第2の電極層の存在により
ストレスを緩和しつつ、第1の電極層と第3の電極層と
の接合状態の保持による導電性の確保によって信頼性の
高いセラミック電子部品を得ることができる。
【0019】
【実施例】以下、図面を参照しつつ実施例を説明するこ
とにより本発明を明らかにする。図1(a)は、本発明
の第1の実施例によるチップ型積層コンデンサの正面断
面構造図であり、図1(b)は、その切断線A−Aに沿
った方向からの側部断面構造図である。
【0020】図1(a)、(b)を参照して、積層コン
デンサ1は、セラミック焼結体2を用いて構成される。
セラミック焼結体2は、チタン酸バリウムなどの誘電体
セラミックスよりなり、その内部には内部電極3a〜3
fが形成されている。内部電極3a〜3fは、Pdまた
はAg−Pd合金などの貴金属材料から構成されてお
り、セラミックスを介して互いに重なり合うように配置
されている。また、内部電極3a、3c、3eが焼結体
2の一方端面2bに露出されており、内部電極3b、3
d、3fが他方端面2aに露出されている。
【0021】また、セラミック焼結体2の端面2a,2
bには、外部電極4,5が形成されている。外部電極
4,5は、第1〜第4の電極層の積層構造を有してい
る。第1の電極層4a,5aは、Ag、Ag−Pd、C
uなどの金属粉末を成分とする導電ペーストを塗布し、
焼き付けることにより形成されている。そして、第1の
電極層4a,5aは、10〜100μm程度の厚みを有
し、かつ焼結体2の端面2a,2bに強固に密着されて
いる。
【0022】第1の電極層4a,5aの表面上には第2
の電極層4b,5bが形成されている。第2の電極層4
b,5bは、エポキシ系導電性樹脂を第1の電極層4
a,5a表面に、例えば霧吹きなどで噴霧し、あるいは
網目状のマスクで覆った後、塗布し、熱硬化処理を施し
て形成されている。散点状に分布した島状の導電性樹脂
4b,5bは、例えば100μm程度の厚みを有し、か
つ100μm程度のピッチで分散されている。導電性樹
脂としては、エポキシ樹脂以外にアクリル樹脂、シリコ
ン樹脂、フェノール樹脂などの熱硬化性樹脂を用いても
よい。これらの熱硬化性樹脂は、他の金属材料からなる
電極層に比べ弾性度が高いため、外部からのストレスに
対して変形や部分的な亀裂が生じやすく、このような作
用によってストレスを緩和する。また、第1の電極層と
の接合力が他の電極層と第1の電極層との接合力に比べ
て低いため、第1の電極層との界面での剥離も生じやす
く、このような作用によってもストレスの緩和効果を奏
する。
【0023】第3の電極層4c,5cは、第1の電極層
4a,5a及び第2の電極層4b,5bの表面を覆うよ
うに形成されている。第3の電極層4c,5cは、Ni
などの半田食われを生じ難い金属材料のメッキ層から構
成されている。そして、この第3の電極層4c,5c
は、第2の電極層4b,5bの間に露出した第1の電極
層4a,5a表面と直接接触し、強固に結合する。この
ため、外部電極にストレスが加えられた場合でも、第1
の電極層とこの第3の電極層との接合部分には剥離が生
じ難く、良好な導電状態を保持する。
【0024】さらに、第3の電極層4c,5cの表面上
には第4の電極層4d,5dが形成されている。第4の
電極層4d,5dは、SnまたはSn−Pb合金などの
メッキ層から構成されている。このSnなどの金属メッ
キ層は、良好な半田付け性を有している。このため、プ
リント回路基板などに実装される場合には、この第4の
電極層4d,5dとプリント回路基板上の電極配線とが
半田付けにより強固に接合される。
【0025】上記第1の実施例による積層コンデンサ1
は、プリント回路基板などへの実装状態において、例え
ば基板の撓みなどにより、あるいは周囲温度の変化によ
る基板の膨張、収縮などにより、半田付け層を介して外
部電極4,5に外力が作用した場合、第2の電極層4
b,5bの島状の導電性樹脂が弾性変形し、あるいは第
1の電極層4a,5aとの界面での剥離を生ずるなどし
てストレスを緩和する。また、外部電極4,5全体とし
ては、第1の電極層4a,5aと第3の電極層4c,5
cとの接合部分の接合力により電気的接続状態を維持す
る。これによって、外力の緩和が図られるとともに、良
好な導電性を確保することができる。
【0026】図2(a)は、本発明の第2の実施例によ
る積層コンデンサの正面断面構造図であり、図2(b)
は、その切断線B−Bに沿った方向からの側部断面構造
図である。
【0027】図2(a)、(b)を参照して、第2の実
施例による積層コンデンサ11は、第2の電極層14
b,15bが、第1の実施例による第2の電極層4b,
5bと異なる構造を有しており、それ以外の構造は、第
1の実施例の場合と、同様である。従って、ここでは主
に第2の電極層14b,15bの構造について説明す
る。
【0028】第2の電極層14b,15bは、エポキシ
系導電性樹脂を塗布した後、熱硬化処理を行って形成さ
れた導電性樹脂層から構成されている。また、図2
(b)に示すように、セラミック焼結体12の端面上に
おいて開口部16を有している。そして、開口部16の
内部において、第1の電極層14a,15aと第3の電
極層14c,15cとが直接接合している。この接合部
分を設けることにより、第1の電極層と第3の電極層と
の間の接合力が高められる。この接合領域、すなわち第
2の電極層14b,15bの開口部16の大きさは、第
2の電極層14b,15bのストレス緩和効果と第1の
電極層14a,15aと第3の電極層14c,15cと
の接合力による導電性の確保の調和が図れる程度に設定
される。例えば、この開口部の面積が、第2の電極層1
4b,15bの表面積の5〜50%程度に調整される。
なお、開口部16は、円形に限定されるものではなく、
矩形あるいは任意の形状であっても構わない。
【0029】次に、上記の第1及び第2の実施例に基づ
く具体的な実験例について説明する。上記の第1及び第
2の実施例による積層コンデンサの特性を検証するため
に、下記の構造を有する積層コンデンサを製造し、試験
を行った。
【0030】第1の実施例に基づく積層コンデンサ(実
施例1) セラミック焼結体:4.5×3.2×1.5mm 第1の電極層:Agを主成分とする導電ペーストを焼結
後の厚みが50μmとなるように塗布し、800℃の温
度で焼成。 第2の電極層:エポキシ系導電性樹脂を網目状に塗布
し、150℃の温度で1時間熱硬化処理を行い、厚み1
0μm、100μm間隔に形成 第3の電極層:Niメッキ層をバレルメッキなどを用い
て厚み6〜10μmに形成。 第4の電極層:Snメッキ層を厚み3〜4μm形成
【0031】・第2の実施例に基づく積層コンデンサ
(実施例2) セラミック焼結体:4.5×3.2×1.5mmのセラ
ミック焼結体 第1の電極層:実施例1と同様 第2の電極層:直径1mmの開口部を有するエポキシ系
導電樹脂を塗布し、150℃で1時間熱硬化処理を行
い、膜厚50μmの導電性樹脂層を形成 第3の電極層:実施例1と同様 第4の電極層:実施例1と同様
【0032】また、比較のために、以下のような構造を
有する積層コンデンサを形成し、試験を行った。比較例1 :上記実施例1あるいは実施例2の第2の電極
層を省略した外部電極構造を有する積層コンデンサ比較例2 :上記実施例1に対し、第2の電極層として、
セラミック焼結体の端面にエポキシ系導電樹脂を全面に
塗布し、150℃で1時間熱硬化処理を施して形成した
導電性樹脂層を使用
【0033】上記の各実施例並びに比較例のセラミック
コンデンサ各36個を、アルミニウム基板上に半田付け
して実装し、−55℃の温度で0.5時間保持し、さら
に+125℃の温度で0.5時間保持する工程を1サイ
クルとする加熱冷却温度サイクル試験を行った。その結
果を下記の表1に示す。
【0034】
【表1】
【0035】表1において、不良数は、加熱・冷却温度
サイクル試験を行った後に、セラミックコンデンサの静
電容量の低下が10%以上となった積層コンデンサの数
を示す。
【0036】表1からわかるように、導電性樹脂層を設
けていない比較例1では、50サイクルで不良品が発生
しており、その不良品にはセラミック焼結体内部にクラ
ックが生じていた。また、第1の電極層の全面に導電性
樹脂層を形成した比較例2では、1000サイクルまで
で不良が発生しており、この不良品では、第1の電極層
と導電性樹脂層との界面が全面に亘って剥離することに
よってオープン不良が発生していた。
【0037】これに対して、実施例1及び実施例2で
は、1000サイクルまで不良の発生は生じなかった。
このような結果より、第1及び第2の実施例による積層
コンデンサでは、従来例に比べ、外力に対する信頼性の
高い積層コンデンサが得られている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による積層コンデンサの
正面断面構造図(a)、及び切断線A−Aに沿う方向か
らの側部断面構造図(b)
【図2】本発明の第2の実施例による積層コンデンサの
正面断面構造図(a)、及び切断線B−Bに沿う方向か
らの側部断面構造図(b)
【図3】従来の積層コンデンサの断面構造図
【符号の説明】
1,11…積層コンデンサ 2,12…セラミック焼結体 3a〜3f,13a〜13f…内部電極 4,5,14,15…外部電極 4a,5a,14a,15a…第1の電極層 4b,5b,14b,15b…第2の電極層(導電性樹
脂層) 4c,5c,14c,15c…第3の電極層 4d,5d,14d,15d…第4の電極層 16…開口部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01G 4/30 311 E 7924−5E

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セラミック焼結体と、 前記セラミック焼結体内に形成された内部電極と、 前記セラミック焼結体の外表面に形成された外部電極と
    を備え、 前記外部電極は、焼結体外表面に導電ペーストを塗布
    し、焼き付けることにより形成された第1の電極層と、 前記第1の電極層の表面上に部分的に形成され、内側及
    び外側に位置する他の電極層よりも弾性度が大きく、か
    つ導電性を有する導電性樹脂からなる第2の電極層と、 前記第2の電極層の表面と前記第1の電極層の表面とに
    接して形成される第3の電極層と、 前記第3の電極層の表面に形成された第4の電極層とを
    有することを特徴とする、セラミック電子部品。
  2. 【請求項2】 前記第2の電極層は、前記第1の電極層
    表面上に散点状に形成されていることを特徴とする、請
    求項1に記載のセラミック電子部品。
  3. 【請求項3】 前記第2の電極層は、少なくとも一つの
    開口部を有することによって前記第1の電極層の表面上
    に部分的に形成されており、 前記第3の電極層は、前記第2の電極層の前記開口部内
    において、前記第1の電極層の表面と接して形成されて
    いることを特徴とする、請求項1に記載のセラミック電
    子部品。
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