JPH08203006A - 利得制御回路及びそれを用いた記録再生装置 - Google Patents

利得制御回路及びそれを用いた記録再生装置

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JPH08203006A
JPH08203006A JP789595A JP789595A JPH08203006A JP H08203006 A JPH08203006 A JP H08203006A JP 789595 A JP789595 A JP 789595A JP 789595 A JP789595 A JP 789595A JP H08203006 A JPH08203006 A JP H08203006A
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gain
equalizer
analog
gain control
signal
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JP789595A
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English (en)
Inventor
Akihiko Hirano
章彦 平野
Seiichi Mita
誠一 三田
Yasuhide Ouchi
康英 大内
Naoki Sato
直喜 佐藤
Terumi Takashi
輝実 高師
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】磁気記録装置のデータリード時にともなう利得
制御において、デジタル利得制御部動作開始時の振幅引
込み動作をなくし、振幅引込み時間の短縮を図る。 【構成】記録媒体からの読出しデータを増幅する可変利
得部と、可変利得部の出力値を変換するA/D変換器
と、A/D変換器の出力データの等化を行う等化器と、
A/D変換器の入力信号により可変利得部の利得を制御
するアナログ利得制御部と、等化器の出力信号により可
変利得部の利得を制御するディジタル利得制御部とを有
する記録再生装置において、等化器の係数に応じて可変
利得部の設定利得を変化させる手段を有する。 【効果】等化器出力での信号振幅が等しくなるため、振
幅引込み時間を短縮し、ディジタル利得制御部での振幅
ジッタを低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁気記録再生装置の利得
制御に係わり、特に、高速で安定な動作を行うことを特
徴とする。
【0002】
【従来の技術】信号情報を磁気記録媒体上に磁気信号と
して記録、再生する磁気記録再生装置では、近年パ−シ
ャルレスポンス(Partial Response)方式や最尤復号
(Maximum Likelihood Sequence Estimation)などに代
表される信号処理技術を用い、高密度高信頼化を図る動
きが盛んになっている。これらを組み合わせたPRML
方式を実現する磁気記録再生装置の信号処理回路の構成
と、振幅制御部の構成をそれぞれ図11、図12、図1
3に示し、これらの図を用いて従来の技術を説明する。
【0003】図11に磁気記録再生装置の信号処理回路
を示す。記録時、エンコーダ1によりしかるべき変換規
則により変調された書き込みデータはプリコーダ2によ
りプリコード操作を行った後、書き込むパターンによる
ビット間の磁化作用の補償を行う記録補正回路3を介し
書き込み回路4により記録媒体5に書き込まれる。
【0004】再生時には、記録媒体から読み出し回路6
により読み出されたデータrdは利得制御部14により
利得の制御された可変利得増幅器7により増幅される。
その出力は低域通過フィルタ8により高調波成分を除去
された後、アナログ−デジタル変換器(ADC)9によ
り量子化されたデジタル値に変換される。そして、AD
C出力のデジタルデータは等化器10により記録再生特
性による振幅歪みや位相歪みが補償され、復号器11に
よるデータの復号後、デコーダ12によりエンコーダと
逆の操作を行うことで復調されもとのデータビットを得
る。タイミング制御部13はデータ再生時には等化器出
力信号eqoを入力し、これをもとにタイミングクロッ
クclkを再生しADC等のサンプルクロックとする。
【0005】また、利得制御部14はタイミング制御部
と同様等化器出力信号eqoを用い可変利得増幅器の利
得を制御することで復号器の入力信号振幅を制御する。
また、サーボ追従時における利得制御はADC入力信号
adiをもとに利得の制御を行うことで、ADCの入力
信号振幅を制御する。
【0006】ここで利得制御部は、入力信号と設定値と
の振幅誤差量を検出し誤差信号を生成する振幅検出器
と、誤差検出器出力を電流値に変換するチャージポン
プ、DAC、及び誤差量を積分する積分器によって構成
され、例えば図12に示すようにADC入力信号adi
を入力とするアナログ利得制御部ではアナログ振幅検出
器20a、チャージポンプ23、コンデンサ24からな
り、また復号器入力eqoを入力とするデジタル利得制
御部ではデジタル振幅制御部20c、デジタル−アナロ
グ変換器(DAC)22、コンデンサ24で構成でき
る。
【0007】次に、図14に利得制御部の動作を説明す
る。ハードディスクドライブ等における記録情報の1つ
の集まりであるセクタは、各セクタ間に配置され速度変
動分を補償するGAP51、IDの読み出しに必要なタ
イミングクロック生成のため規則的なデータが書き込ま
れているPLOSYNC52、セクタのアドレスが書き
込まれているID53、IDが読みだされてからデータ
を書き込む時間に相当するSPLICE54、SYNC
と同様DATAの読み出しに必要なタイミングクロック
生成のためのパターンが書き込まれたPLOSYNC5
5、実際の記録情報が蓄えられるDATA56から構成
され、またデータ面サーボの場合ヘッドとトラックの位
置を制御するための情報を含む領域としてSERVO5
7が存在する。
【0008】利得制御部ではこのようなサーボデータ、
及びリードデータに対し、サーボデータにおいてはSE
RVO57の初期に書き込まれたパターンをもとにアナ
ログ利得制御部によりADCの入力信号振幅が所定の値
になるよう振幅引込み、追従を行い、またリードデータ
に対しては基本的にアナログ部による振幅引込み、デジ
タル部による振幅追従を行う。これは、リードデータの
初期にはデジタル利得制御部の動作タイミングをつかさ
どるタイミングクロックがデータの位相を同期していな
いこともあるが、デジタル制御部では振幅引込みを行う
ような高いループゲインをえることが困難であるためで
ある。
【0009】デジタル制御部を含むデジタルAGCルー
プでは振幅誤差検出器20c、等化器10などのADC
−DAC間の機能ブロックはデジタルによる処理が行わ
れる。例えば等化器は図15に示すような7tapのト
ランスバーサルイコライザを用いることができる。入力
データはシフトレジスタSRに入力され最前段でラッチ
された後タイミングクロックclkにより順次後段にシ
フトされる。シフトレジスタの各ラッチデータはそれぞ
れ乗算器mul1〜7により係数K1〜7を乗じられ、
各乗算結果は加算器subにより加算され出力される。
これら乗算器や加算器の演算に要する時間は記録再生装
置の高速化にともないタイミングクロックに対し十分な
高速性を保てなくなっており、図16に示すような演算
のパイプライン化を行うことで高速動作を可能としてい
る。この際の演算に要する時間nT、さらにトランスバ
ーサル等化器のについて言えば、入力からセンタタップ
までの群遅延時間(7tapでは4T)などは、むだ時
間要素としてAGCループのフィードバック制御に影響
を与える。
【0010】例えば、図17に示すAGCループの特性
を位相余裕の観点から比較すると、図17のようにむだ
時間要素が増えるほどサンプル角周波数で正規化したル
ープゲインK/wsの高域において位相余裕は減少す
る。位相余裕は系の安定性を表す指標であり定性的には
正であれば安定、負であれば不安定と判断され、また安
定の場合その値が大きいほどその安定度が良いことを示
す。したがってフィードバックループ内に大きな遅延を
持つデジタル利得制御ループではゲインを高く設定する
ことが困難であり、高速振幅引込みには向かない。
【0011】また、利得制御部は前記の構成と異なりサ
ーボ用、データ用に個別の積分器を持つこともできる。
図13の利得制御部は、入力信号adiと設定値VAと
の振幅誤差量を検出し誤差信号を生成するアナログ振幅
検出器20a、アナログ振幅検出器で生成した誤差信号
をもとに電流を出力するチャージポンプ23、入力信号
eqoと設定値VDとの振幅誤差量を検出し誤差信号を
生成するデジタル振幅制御部20c、デジタル振幅検出
器で生成した誤差信号をもとに電流を出力するデジタル
−アナログ変換器(DAC)22、サーボ時の振幅誤差
情報を積分するサーボ用コンデンサ24a、リード時の
振幅誤差情報を積分するデータ用コンデンサ24b、及
び制御信号ctlによりコンデンサから一方を選択する
セレクタ25a、25bで構成される。
【0012】この構成において、サーボデータ入力時は
サーボ用コンデンサ、リードデータ入力時はリード用コ
ンデンサ24aをセレクタにより選択し、選択されてい
ないコンデンサはオープン状態とすると、ヘッド及びト
ラックチェンジが起こった直後に振幅引込みを行い安定
した状態での電荷をモードごとに保持するため、その後
の同一トラックでの利得制御では引込み動作を行わずに
すむ。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】図12に示す利得制御
部による振幅制御においてリードデータ再生時は前記の
通りアナログ及びデジタルの利得制御部を切り替えて用
いる。アナログとデジタルの振幅検出器入力口の間には
ADC9と等化器10が存在するが、等化器には係数K
1〜Knに依存した固有のゲインKeqがあるためアナ
ログ利得制御部により設定するADC入力信号振幅値V
Aはデジタル利得制御部で設定する復号器入力信号振幅
値VDを等化器ゲインで除した値(VD/Keq)とな
る。したがって、アナログ利得制御部の設定振幅値VA
が固定のまま、ヘッド、媒体の変化に応じ等化器係数を
変更するとアナログとデジタルの引込み振幅にオフセッ
トを生じるためデジタル利得制御部で再引込みを行う必
要がでてくる。
【0014】また、図13に示すモードごとに専用のコ
ンデンサを用いる利得制御部においても、リードデータ
に対応した利得を定めるVGA制御電圧はアナログAG
Cループで生成するため同様の問題を生じる。
【0015】上記した通り、デジタル利得制御部ではル
ープゲインを高く設定できないため引込み時間がかか
り、また振幅ジッタなどを考慮し引込み/追従用にデジ
タル利得制御部内でループゲインを切り替える必要も生
じてくる。
【0016】本発明は、このような点を考慮してなされ
たもので、デジタル利得制御部による振幅引込みをなく
し、振幅静定時間の短縮を図る利得制御方式を提供する
ことを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、記録媒体から読み出されたデータの増幅
利得を指示にしたがって変化させる可変利得増幅器と、
可変利得増幅器の出力値を指示されたタイミングで抽出
するアナログ−デジタル変換器と、アナログ−デジタル
変換器により抽出されたデータの等化を行う等化器と、
等化されたデータ及び可変利得増幅器より後段のブロッ
クの出力するデータに基づき入力信号の振幅があらかじ
め定めた振幅になるように前記可変利得増幅器の増幅利
得を制御する制御信号を生成する利得制御部とを有し、
利得制御部は、異なるブロックにより出力された少なく
とも2種類以上のデータ列の振幅を等化器の係数に従っ
て設定する手段を有する。もしくは、等化器の係数に従
ってアナログ−デジタル変換器の変換利得を設定する手
段を有する。
【0018】
【作用】等化器出力信号を入力し利得制御を行うデジタ
ル利得制御部と、ADC入力信号を入力し利得制御を行
うアナログ利得制御部において、等化器のゲインを等化
器の係数より求め、この等化器ゲインをアナログ利得設
定部による設定振幅に反映させる。これによりアナログ
利得制御部、及びデジタル利得制御部でそれぞれ制御さ
れた利得に応じて生成された等化器出力での信号振幅は
等しくなり、デジタル利得制御部による振幅引込み動作
を生じる必要がなくなる。このため、振幅引込み時間の
短縮、及びデジタル利得制御部でのループゲインを低く
できることによる振幅ジッタ低減作用が得られる。
【0019】
【実施例】本発明の実施例を図を用いて説明する。図
1、図2、図3は本実施例の特徴を示す利得制御部の構
成であり、図4は振幅制御のシーケンス、図5、図6、
図7は誤差信号生成手段の構成図、図11は本実施例を
含む信号処理装置を示す。
【0020】図1に示す利得制御部は、第1の誤差信号
生成手段20aと、第2の誤差信号生成手段20bと、
チャージポンプ23と、デジタル−アナログ変換器22
と、セレクタ25と、積分器24とからなるアナログ利
得制御ループパスLAとデジタル利得制御ループパスL
Dで構成される。
【0021】第1の誤差信号生成手段は、ADCへの入
力信号adiを入力とし、コントローラからの制御信号
ctlによりアナログ利得制御ループパスLAの経路で
制御が行われる場合に入力信号の振幅が一定値VAにな
るよう誤差信号を生成する。
【0022】第2の誤差信号生成手段は、等化器出力信
号eqoを入力し、コントローラからの制御信号ctl
によりデジタル利得制御ループパスLDの経路で制御が
行われる場合に入力信号の振幅が一定値VDになるよう
誤差信号を生成する。
【0023】第1及び第2の誤差信号生成手段の出力は
それぞれチャージポンプ、デジタル−アナログ変換器に
入力され、両者の出力はコントローラからの制御信号に
よりセレクタにより選択されコンデンサにより電荷が積
分され可変利得増幅器の制御信号vcとなる。
【0024】第1の誤差信号生成手段は、図8のように
全波整流回路31と識別器32を用いることができる。
入力信号adiは全波整流回路によりその絶対値がとら
れ2種類のしきい値電圧Vh、Vlにより信号振幅の判
別を行う識別器に出力される。識別器では、入力信号が
しきい値Vhより大きい期間はinc信号をチャージポ
ンプに出力し、入力信号がしきい値Vlより大きい期間
はdec信号をチャージポンプに出力する。チャージポ
ンプでは、inc信号に対してはチャージ、dec信号
に対してはディスチャージ電流をコンデンサに流すよう
にする。そして、アナログ利得制御部は、このチャージ
とディスチャージとの電流比を大きくすることによっ
て、入力信号adiの振幅をしきい値Vhに設定するよ
うフィードバック動作を行う。
【0025】第2の誤差信号生成手段は図9に示すよう
な識別器41と、乗算器mulと、セレクタ42と、減
算器subと、遅延器43と、加算器addとから構成
できる。誤差信号生成手段に入力された信号eqoは識
別器41によりレベル判定が行われ、制御に有効な1及
び−1に相当する値の絶対振幅を取り出すため、それぞ
れ1及び−1が乗算器に出力される。また、0に相当す
る値は制御情報として用いないため0が出力され、乗算
器mulによってもとの値に乗じられる。
【0026】例えば、識別器のしきい値は設定振幅値V
Dに対しVD/2、−VD/2にすることができる。セ
レクタでは前記識別器によりVD/2以上、もしくは−
VD/2以下と判定されたデータに対し目標振幅値V
D、それ以外は0がセレクタ42により選択され、乗算
結果から減じられ誤差信号が生成される。誤差信号は遅
延器43と加算器addにより(1+D)のフィルタ操
作が施され利得制御部の出力信号を生成する。
【0027】図10に第2の誤差信号生成手段の別の構
成図を示す。この第2の誤差信号生成手段は、乗算器m
ulと、識別器41と、セレクタ42と、減算器sub
と、遅延器43と、加算器addとから構成され、セレ
クタにはコントローラからの制御信号ctlが入力され
る。誤差信号生成手段に入力された信号eqoは識別器
41によりレベル判定が行われ、制御に有効な1及び−
1に相当するデータと0に相当するデータの2種類に判
定される。また、入力信号は乗算器によりその自乗が算
出され、セレクタにより選択された0もしくは設定振幅
値の自乗VD2が減算器により減じられる。ここでセレ
クタによる0、VD2の選択は識別器及びコントローラ
からの制御信号により決定される。
【0028】すなわち、入力信号eqoがPLOSYN
C52、55のデータであることがコントローラからの
制御信号により確認された場合はVD2、それ以外の場
合は識別器での判定結果が1又は−1に相当するデータ
の時はVD2、判定結果が0の時はに0を選択する。乗
算器出力である誤差信号は遅延器43と加算器addに
より(1+D)のフィルタ操作が施され利得制御部の出
力信号を生成する。このような構成により、デジタル利
得制御部は入力信号eqoの振幅を設定値VDになるよ
うフィードバック動作を行う。
【0029】図7に利得制御部の動作シーケンスを示
す。利得制御回路の動作モードは、リードするデータに
よりデータモードとサーボモードの2種類に大別され
る。データモードは、さらに利得制御方式により図1に
示すアナログ振幅検出器20aを用いたアナログAGC
ループで制御を行うアナログモードと、デジタルの検出
器20bを用いたデジタルAGCループで制御を行うデ
ジタルモードとの2種類に分かれる。
【0030】サーボモードは、SERVO57のサーボ
情報からサーボ制御を行うためADC入力信号振幅を所
定のサーボ用設定振幅Vsにする利得制御モードであ
り、データモードは復号器でのデータ復号のため復号器
入力信号(=等化器出力信号eqo)を復号器のしきい
値Vmlにする利得制御モードである。また、サーボモ
ードは前記の通りADC入力信号振幅を用いた利得制御
であり、リードモードでのアナログモードと同様の利得
制御回路を用いることができる。
【0031】サーボモードとリードモードは、読みだし
信号がSERVO57のデータであることを示すコント
ローラからの制御信号(サーボゲート)により切り替え
ることができる。また、コントローラの読みだし許可信
号(リードゲート)に対し、この信号のイネーブルより
所定の時間Taq経過した時点からディセーブルされる
までの間アクティブとなる制御信号(デジタルゲート)
によりアナログモードとデジタルモードを切り替えるこ
とができる。デジタルゲートはリードゲートをもとにコ
ントローラ、もしくは利得制御部内で容易に生成可能で
ある。
【0032】まずデジタルゲートがアクティブでない状
態では、利得制御回路はアナログ利得制御ループで動作
を行う。アナログ利得制御ループは可変利得増幅器、低
域通過フィルタ、誤差信号生成手段20a、チャージポ
ンプ23、セレクタ25、コンデンサ24の経路でVG
A制御電圧vcを生成する。
【0033】サーボモード時、コントローラは誤差信号
生成手段20aのしきい値Vhをサーボ設定振幅Vsに
設定し、また、リードモードでは復号器のしきい値Vm
lと等化器ゲインKeqより逆算した値(Vml/Ke
q)を基本的に設定する。装置の等化器係数が出荷時等
に装置内部で自動学習される場合、リードモードでの設
定しきい値は等化器係数をもとにコントローラで生成す
ることができる。この場合、等化器ゲインが等化器係数
より式1で求められることから係数と復号器のしきい値
Vmlより前記の演算を行わせ、しきい値(Vml/K
eq)を得る。また、等化器ゲイン、しきい値算出のす
べてを必ずしも正確に行う必要はない。例えば、等化器
ゲインは使用されるチャネルと等化器の主タップの両ど
なりの係数(K1、K−1)よりある程度推定が可能で
ある。
【0034】図2に示すしきい値設定回路は係数(K
1、K−1)を入力とし、それにより推定される等化器
ゲインに対するしきい値を出力とするエンコーダで構成
できるし、すべての係数値から等化器ゲインを算出しし
きい値を演算する演算器とすることもできる。しきい値
設定回路は装置内部にある必要はなく、図3のように装
置外部の演算器を用いることができる。係数の自動学習
時、装置の出力する等化器係数値から上記した演算を行
い、装置に出力することで、係数とペアリングして装置
に保管される。係数学習を装置内部のみで行わずに外部
のコントローラが介在する場合は、このコントローラで
しきい値演算を行うこともできる。また、等化器係数が
固定の場合は、あらかじめ等化器係数に対応したしきい
値を設定できる。
【0035】図4、図5に本発明の別の実施例を示す。
図4は図11の磁気記録再生装値の利得制御回路におい
て、コントローラからの制御信号をもとにアナログ−デ
ジタル変換係数を変化させるアナログ−デジタル変換器
ADC9aを備えるものである。
【0036】ADC9aの構成を図6に示す。このアナ
ログ−デジタル変換器ADC9aは従来のADC9と、
基準となるラダー抵抗列の上位、及び下位電圧Vt、V
bを外部からの制御信号ctlにより変化させるDAC
制御回路61からなり、このVt、Vbを変えることで
ADC9aはアナログ−デジタル変換率を変化させる。
デフォルトでの変換率をNとする時、サーボモードでは
利得制御回路はコントローラは誤差信号生成手段20a
のしきい値Vhをサーボ設定振幅Vsに設定する。ま
た、リードモードでは復号器のしきい値Vmlとデフォ
ルトの等化器ゲインKeqdから逆算した値(Vml/
(Keqd×N))を設定する。
【0037】装置の等化器係数が出荷時等に装置内部で
自動学習される場合、図に示すようにコントローラに学
習された等化器係数を入力して等化器ゲインKeqを
得、さらにコントローラはこの学習結果から得られた係
数より算出した等化器ゲインとデフォルト値との比率
(Keq/Keqd=M)を算出し、これをADC9a
の変換比率に反映させる。すなわち、デフォルトでの変
換係数NをN/Mにすることで等化器ゲインの変化によ
るアナログ/デジタル利得制御回路間の設定振幅値の変
動をなくす。アナログ−デジタル変換係数の算出におい
て等化器ゲインを算出する方法は基本的に前記の実施例
と同様で行うことができる。例えば、図5に示すように
変換係数設定には変換係数設定回路16を新たに設けて
もよい。
【0038】
【発明の効果】等化器出力信号を入力し利得制御を行う
デジタル利得制御部と、ADC入力信号を入力し利得制
御を行うアナログ利得制御部において、等化器のゲイン
を係数より求めアナログ利得設定部による設定振幅に等
化器ゲインを反映させる。
【0039】これによりアナログ利得制御部、及びデジ
タル利得制御部でそれぞれ制御された利得に応じて生成
された等化器出力での信号振幅は等しくなり、デジタル
利得制御部による振幅比器込み動作を生じる必要がなく
なる。このため、振幅引込み時間の短縮、及びデジタル
利得制御部でのループゲインを低くできることによる振
幅ジッタ低減作用が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による利得制御部の構成図であ
る。
【図2】本発明の他の実施例による利得制御部の構成図
である。
【図3】本発明のさらに他の実施例による利得制御部の
構成図である。
【図4】本発明の実施例による利得制御ループの構成図
である。
【図5】本発明の他の実施例による利得制御ループの構
成図である。
【図6】本発明の実施例によるADCの構成図である。
【図7】本発明の実施例による利得制御回路の動作シー
ケンスである。
【図8】本発明の実施例によるアナログ利得制御部の構
成図である。
【図9】本発明の実施例によるデジタル利得制御部の構
成図である。
【図10】本発明の他の実施例によるデジタル利得制御
部の構成図である。
【図11】磁気記録再生装置の信号処理回路である。
【図12】従来の利得制御部の構成図である。
【図13】従来の利得制御部の構成図である。
【図14】セクタフォーマットの説明図である。
【図15】7tapトランスバーサル等化器の構成図で
ある。
【図16】等化器演算のパイプライン化の説明図であ
る。
【図17】利得制御ループの遅延と位相余裕の関係を示
す図である。
【符号の説明】
7…可変利得制御部、 8…低域通過フィル
タ、9…アナログデジタル変換器、 10…等化器、1
1…復号器、 12…デコーダ、13…
タイミング制御部、 14…利得制御部、15…し
きい値設定回路、 16…デジタルアナログ変換
器、20…誤差信号生成手段、 22…デジタルア
ナログ変換器、23…チャージポンプ、 24…
コンデンサ、25…セレクタ、 31…全
波整流回路、41…識別器、 42…セ
レクタ、43…遅延器、
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 直喜 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内 (72)発明者 高師 輝実 神奈川県小田原市国府津2880番地 株式会 社日立製作所ストレージシステム事業部内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体から読み出されたデータの増幅利
    得を指示にしたがって変化させる可変利得増幅器と、可
    変利得増幅器の出力値を指示にしたがったタイミングで
    抽出するアナログ−デジタル変換器と、アナログ−デジ
    タル変換器により抽出されたデータの等化を行う等化器
    と、等化器の出力信号あるいはアナログ−デジタル変換
    器の入力信号が所定の振幅になるように前記可変利得増
    幅器の増幅利得を制御する制御信号を生成する利得制御
    部と、前記アナログ−デジタル変換器の入力信号に対す
    る前記所定の振幅を等化器の係数に応じて設定する手段
    とを有することを特徴とする利得制御回路。
  2. 【請求項2】請求項1記載の利得制御回路を用いた記録
    再生装置であって、前記アナログ−デジタル変換器の入
    力信号に対する前記所定の振幅を等化器の係数更新時に
    コントローラにより設定することを特徴とする記録再生
    装置。
  3. 【請求項3】記録媒体から読み出されたデータの増幅利
    得を指示にしたがって変化させる可変利得増幅器と、可
    変利得増幅器の出力値を指示にしたがったタイミングで
    抽出するアナログ−デジタル変換器と、アナログ−デジ
    タル変換器により抽出されたデータの等化を行う等化器
    と、等化器の出力信号あるいはアナログ−デジタル変換
    器の入力信号が所定の振幅になるように前記可変利得増
    幅器の増幅利得を制御する制御信号を生成する利得制御
    部を有し、前記利得制御回路は等化器の係数に応じて変
    換比率を変化させるアナログ−デジタル変換器をフィー
    ドバックループ内に含むことを特徴とする利得制御回
    路。
  4. 【請求項4】請求項3記載の利得制御回路を用いた記録
    再生装置であって、アナログ−デジタル変換器の変換比
    率は等化器の係数更新時にコントローラにより設定する
    ことを特徴とする記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6212024B1 (en) 1997-05-30 2001-04-03 Hitachi, Ltd. Recording equalizer and magnetic recording/reproducing apparatus performing write timing compensation

Cited By (4)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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