JPH08198586A - 煙突用移動式作業装置 - Google Patents

煙突用移動式作業装置

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JPH08198586A
JPH08198586A JP812095A JP812095A JPH08198586A JP H08198586 A JPH08198586 A JP H08198586A JP 812095 A JP812095 A JP 812095A JP 812095 A JP812095 A JP 812095A JP H08198586 A JPH08198586 A JP H08198586A
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JP
Japan
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rail
support tower
working floor
floor
work
Prior art date
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Pending
Application number
JP812095A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshimasa Kashima
敏正 鹿島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by IHI Corp filed Critical IHI Corp
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Publication of JPH08198586A publication Critical patent/JPH08198586A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は塗装などの作業を行うに際し
て、多大な費用と長期間とを要する作業足場を不要と
し、コストの低減及び工期を大幅に短縮することができ
る新規な煙突用移動式作業装置を提供することにある。 【構成】 本発明はフレアスタック,ベントスタック等
の煙突Aを支持する略角錐形をした支持塔Bに設けられ
る煙突用移動式作業装置において、上記支持塔Bに設け
られ、これより放射状に張り出した複数のビーム体1か
らなる支持梁2と、この支持梁2に設けられ、上記支持
塔Bを囲むように略リング状に形成された周回レール3
と、この周回レール3に沿って移動する移動レール4
と、この移動レール4に沿って上記支持塔Bの径方向に
移動するホイスト部5と、このホイスト部5に昇降自在
に懸吊された作業床6とを備えたことを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は石油精製プラント等に付
設されているフレアスタック,ベントスタック等の煙突
を支持するための支持塔に設けられ、この支持塔の塗装
やメンテナンスを行うための煙突用移動式作業装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、石油精製プラント等に付設されて
いるフレアスタック,ベントスタック等の煙突の中には
50m以上、場合によっては150m以上にも達する高
さのものが建設されているが、このような高い煙突にな
ると、風等の影響が大きいため、自立が困難であること
から、これら煙突はその周囲に設けられた支持塔によっ
て支持されている。
【0003】そして、この支持塔は複数本の柱脚に横梁
及び斜梁を架け渡して塔状に組み合わせてなるものであ
るが、これらは全て鋼材からなるものであるため、腐食
等による寿命の低下を防止するために、定期的なメンテ
ナンスや、2〜4年毎に行われる塗装作業が不可欠とな
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この支持塔
の塗装作業は支持塔の周りに地面から順次作業用の足場
を組み立てて行う必要があるが、この作業足場の組立、
撤去作業には多大な費用と期間とを要するといった欠点
があった。
【0005】そこで、本発明は上記課題を解決するため
に案出されたものであり、その目的は、塗装などの作業
を行うに際して、多大な費用と長期間とを要する作業足
場を不要とし、コストの低減及び工期を大幅に短縮する
ことができる新規な煙突用移動式作業装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、フレアスタック,ベントスタック等の煙突
を支持する略角錐形をした支持塔に設けられる煙突用移
動式作業装置において、上記支持塔に設けられ、これよ
り放射状に張り出した複数のビーム体からなる支持梁
と、この支持梁に設けられ、上記支持塔を囲むように略
リング状に形成された周回レールと、この周回レールに
沿って移動する移動レールと、この移動レールに沿って
上記支持塔の径方向に移動するホイスト部と、このホイ
スト部に昇降自在に懸吊された作業床とを備えたもので
ある。
【0007】
【作用】本発明は上述したように、支持塔に設けられた
支持梁に周回レールを設けると共に、この周回レールに
走行自在に移動レールを設け、さらにこの移動レール
に、ホイスト部を介して作業床を昇降自在に懸吊させた
ものであるため、移動レールを周回レールに沿って走行
させることで作業床を支持塔の周方向に移動することが
可能となり、また、ホイスト部を移動レールに沿って走
行させることで作業床を支持塔に対して近接離反自在に
移動することができる。従って、これら移動レール、ホ
イスト部、作業床の動きを組み合わせることで略角錐形
をした支持塔の形状に沿って作業床を自在に昇降旋回移
動させることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面に基づい
て詳述する。
【0009】図1〜図3は本発明に係る煙突用移動式作
業装置の一実施例を示したものである。図1に示すよう
に、この煙突用移動式作業装置は、フレアスタック,ベ
ントスタック等の煙突Aを支持する略角錐形状をした支
持塔Bに設けられており、図2に示すように、支持塔B
の各柱脚B1の頂部に、これより放射状に、かつ水平に
張り出した複数のビーム体1…からなる支持梁2と、こ
の支持梁2の下面に設けられた周回レール3と、この周
回レール3に沿って走行する移動レール4と、図3に示
すようにこの移動レール4に沿って移動するホイスト部
5と、このホイスト部5に吊り下げられて昇降動する作
業床6とから主に構成されている。
【0010】この周回レール3は図2に示すように、平
面三角形状をした支持塔Bを囲繞するように設けられた
略リング状の内周レール3aと、この内周レール3aの
外側に設けられた外周レール3bとの2本のI鋼材から
なっており、さらに、その間隙には、この周回レール3
に沿って移動する移動レール4へ給電するための給電線
7が各ビーム体1…間に架け渡されている。
【0011】また、この移動レール4は図3に示すよう
に、この周回レール3を略直角に横断するように位置す
る直線状のレール体4aと、このレール体4aを上記周
回レール3に係合させる走行部4bとからなっており、
この走行部4bが上記給電線7から給電を受けてレール
体4aを周回レール3に係合した状態で、これに沿って
移動させるようになっている。
【0012】ホイスト部5は、従来から用いられている
ものと略同様な構成をしており、図示しない電動巻上機
やメカニカルブレーキ、電磁ブレーキなどを備えたホイ
スト本体5aが電動トロリ部5bによって上記移動レー
ル4のレール体4aに懸吊された状態でレール体4aに
沿って走行することで、支持塔Bに対して近接離反自在
となっている。
【0013】作業床6は動滑車10を介してホイスト本
体5aに昇降自在に吊り下げられており、これに作業員
が搭乗して作業を行うと共に、この作業床6内において
も作業員によって上記移動レール4及びホイスト部5の
制御がリモートコントロールできるようになっている。
【0014】尚、このホイスト部5も移動レール4と同
様に上記給電線7から給電を受けて駆動するようになっ
ている。また、レール体4aの両端にはストッパ4c,
4cが設けられており、電動トロリ部5bの脱落が防止
されるようになっている。また、周回レール3が設けら
れる支持梁2の張り出し量は、レール体4aの先端部が
支持塔Bの根本部の位置に達するように設定されてい
る。
【0015】次に、本実施例の作用を説明する。
【0016】例えば、本発明装置を用いて支持塔Bの塗
装作業を上部から行う場合には、先ず、作業床6を地上
まで降し、作業員及び必要な塗装機材等を作業床6に搭
載した後、ホイスト部5の巻上げ装置(図示せず)を駆
動してこの作業床6を上昇させる。この時、支持塔Bは
角錐形をしていることから、作業床6の上昇に伴ってこ
れが徐々に支持塔Bから離れ始め最上部に達したとき
に、その距離は最大となる。次に、この作業床6が最上
部まで達したならば、電動トロリ部5bを駆動してホイ
スト部5を移動レール4のレール体4aに沿って支持塔
B側に走行させることで、作業床6を支持塔B側に移動
させることできる。そして、作業床6が支持塔Bの頂上
部に最接近したならば、ホイスト部5の移動を停止し
て、その作業床6内でできるエリアの塗装作業を行い、
それが終了したならば、次に、移動レール4の走行部4
bを駆動して移動レール4を周回レール3に沿って移動
させることで、作業床6を次のエリアに移動した後、走
行部4bを停止して、次のエリアの塗装作業を始める。
その後、このような走行、移動、停止、塗装作業を繰り
返して、作業床6が元の位置に戻り、支持塔Bの最上部
周囲の塗装作業が終了したならば、次に、この作業床6
を下段の塗装エリアに降下させることになるが、支持塔
Bは下方に行くに従って広がっていることから、作業床
6を降下させる前にホイスト部5を移動レール4に沿っ
て支持塔Bの径方向外方に移動させて、所定量離反させ
た後、作業床6を降下させる。すると、その降下量に対
応して作業床6が支持塔Bに近接して、塗装が終了した
エリアの下段に作業床6が位置することになる。そし
て、上述したような動きを繰り返し、支持塔Bの頂部か
ら根本部方向に向かって作業床6を旋回降下させること
で、支持塔B全体の塗装作業を行うことができる。
【0017】このように本発明は支持塔に周回レールを
設け、この周回レールに昇降自在な作業床を走行自在に
備えたため、塗装、メンテナンス作業に際して従来のよ
うな作業足場を構築する必要が無くなり、作業費用の大
幅な節減及び作業期間の大幅な短縮が可能となる。尚、
本実施例では作業床の昇降動と、ホイスト部の走行動を
それぞれ別個に制御するようにした場合で説明したが、
実際には、これらの動きをリンクさせて、作業床がどの
位置にあっても、常に作業床が支持塔に最接近するよう
に予め設定しておくことが好ましい。また、本発明装置
は常設しておくことが好ましいが、作業毎に着脱するよ
うにした場合でも、その作業は従来のような作業足場の
構築に比較すれば、極めて僅かの労力で達成できる。
【0018】また、本発明のような構成によれば、支持
塔の高さが高くなると、作業床の昇降量や支持梁の張出
し量も大きくなって安定性及び強度が低下することが考
えられるため、支持塔の高さが高い場合には、図4に示
すように、作業領域を上下多段に分割し、その作業領域
の数に応じて本発明装置を上下多段に設けるように構成
しても良い。
【0019】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、長期間を
多大なコストを要していた作業用足場を不要としたた
め、塗装、メンテナンス作業の費用が低減されると同時
に、作業期間を大幅に短縮することができる等といった
優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略図である。
【図2】図1中、X−X矢視図である。
【図3】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図4】本発明の変形実施例を示す概略図である。
【符号の説明】
1 ビーム体 2 支持梁 3 周回レール 4 移動レール 5 ホイスト部 6 作業床 A 煙突 B 支持塔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレアスタック,ベントスタック等の煙
    突を支持する略角錐形をした支持塔に設けられる煙突用
    移動式作業装置において、上記支持塔に設けられ、これ
    より放射状に張り出した複数のビーム体からなる支持梁
    と、この支持梁に設けられ、上記支持塔を囲むように略
    リング状に形成された周回レールと、この周回レールに
    沿って移動する移動レールと、この移動レールに沿って
    上記支持塔の径方向に移動するホイスト部と、このホイ
    スト部に昇降自在に懸吊された作業床とを備えたことを
    特徴とする煙突用移動式作業装置。
JP812095A 1995-01-23 1995-01-23 煙突用移動式作業装置 Pending JPH08198586A (ja)

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JP812095A JPH08198586A (ja) 1995-01-23 1995-01-23 煙突用移動式作業装置

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JP812095A Pending JPH08198586A (ja) 1995-01-23 1995-01-23 煙突用移動式作業装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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