JPH0921229A - 円筒状構造物への長繊維巻き付け作業装置 - Google Patents
円筒状構造物への長繊維巻き付け作業装置Info
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- JPH0921229A JPH0921229A JP7169747A JP16974795A JPH0921229A JP H0921229 A JPH0921229 A JP H0921229A JP 7169747 A JP7169747 A JP 7169747A JP 16974795 A JP16974795 A JP 16974795A JP H0921229 A JPH0921229 A JP H0921229A
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- JP
- Japan
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- trolley beam
- trolley
- cylindrical structure
- outer periphery
- gondola
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-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04G—SCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
- E04G3/00—Scaffolds essentially supported by building constructions, e.g. adjustable in height
- E04G3/24—Scaffolds essentially supported by building constructions, e.g. adjustable in height specially adapted for particular parts of buildings or for buildings of particular shape, e.g. chimney stacks or pylons
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E04—BUILDING
- E04G—SCAFFOLDING; FORMS; SHUTTERING; BUILDING IMPLEMENTS OR AIDS, OR THEIR USE; HANDLING BUILDING MATERIALS ON THE SITE; REPAIRING, BREAKING-UP OR OTHER WORK ON EXISTING BUILDINGS
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- E04G3/243—Scaffolds essentially supported by building constructions, e.g. adjustable in height specially adapted for particular parts of buildings or for buildings of particular shape, e.g. chimney stacks or pylons following the outside contour of a building
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Architecture (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Civil Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Movable Scaffolding (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】円筒状構造物の各種直径に適合し、簡単に設備
可能で運搬に便利な高い円筒状構造物の補強作業に適し
た装置を提供すること 【構成】煙突等の高い円筒状構造物１の外周にテープ状
の長繊維Ａを巻き付けて補強する作業装置に於いて、該
構造物の外周に、これと間隔を存して複数本の短い直線
状のトロリービーム部材３ａの組立て体からなる長さ調
節自在の環状のトロリービーム３を略水平に固定して設
け、該トロリービームに沿って走行する１基若しくは複
数基のトロリー４に作業員が乗るゴンドラ５を昇降自在
に吊り下げた 【効果】構造物の直径に合わせて簡単にトロリービーム
の環状の径を変更でき、移設や輸送も容易で、トロリー
ビームに沿って走行するトロリーに作業員が乗るゴンド
ラを昇降自在に吊り下げたので、作業員が構造物を周回
しながら長繊維の巻き付け補強作業と補修作業を能率良
く安全に行える
可能で運搬に便利な高い円筒状構造物の補強作業に適し
た装置を提供すること 【構成】煙突等の高い円筒状構造物１の外周にテープ状
の長繊維Ａを巻き付けて補強する作業装置に於いて、該
構造物の外周に、これと間隔を存して複数本の短い直線
状のトロリービーム部材３ａの組立て体からなる長さ調
節自在の環状のトロリービーム３を略水平に固定して設
け、該トロリービームに沿って走行する１基若しくは複
数基のトロリー４に作業員が乗るゴンドラ５を昇降自在
に吊り下げた 【効果】構造物の直径に合わせて簡単にトロリービーム
の環状の径を変更でき、移設や輸送も容易で、トロリー
ビームに沿って走行するトロリーに作業員が乗るゴンド
ラを昇降自在に吊り下げたので、作業員が構造物を周回
しながら長繊維の巻き付け補強作業と補修作業を能率良
く安全に行える
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、煙突、塔などの高い円
筒状構造物の周囲にテープ状の長繊維を巻き付けて該構
造物を補強する作業に使用する装置に関する。
筒状構造物の周囲にテープ状の長繊維を巻き付けて該構
造物を補強する作業に使用する装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、例えばコンクリート製煙突のよう
な高い構造物は、老朽化してひび割れ等が発生すると、
その強度が減少するので、高強度の繊維を該構造物の外
周に巻き付け接着して補強することが行われている。ま
た既設の柱が経年の変化等により損傷した場合の補強に
もその外周に炭素繊維等の高強度繊維の長繊維を螺旋状
に巻き付けて接着することが行われており、この補強を
実施するための装置も提案されている（特開昭63-8170
号、特開平3-93974 号公報）。その装置としては、例え
ば、柱の周囲を囲んでジャッキ等で支持固定した環状の
固定フレームを設け、該固定フレームの外周に沿って環
状の旋回フレームを配置し、該旋回フレームに補強用長
繊維を巻いたボビンとこれより引き出された長繊維を案
内するブームを昇降自在に設け、該旋回フレームを旋回
させながらボビンから引き出された長繊維を昇降自在の
ブームで案内して巻き付けるものが公知である。
な高い構造物は、老朽化してひび割れ等が発生すると、
その強度が減少するので、高強度の繊維を該構造物の外
周に巻き付け接着して補強することが行われている。ま
た既設の柱が経年の変化等により損傷した場合の補強に
もその外周に炭素繊維等の高強度繊維の長繊維を螺旋状
に巻き付けて接着することが行われており、この補強を
実施するための装置も提案されている（特開昭63-8170
号、特開平3-93974 号公報）。その装置としては、例え
ば、柱の周囲を囲んでジャッキ等で支持固定した環状の
固定フレームを設け、該固定フレームの外周に沿って環
状の旋回フレームを配置し、該旋回フレームに補強用長
繊維を巻いたボビンとこれより引き出された長繊維を案
内するブームを昇降自在に設け、該旋回フレームを旋回
させながらボビンから引き出された長繊維を昇降自在の
ブームで案内して巻き付けるものが公知である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の柱の補強に
使用される装置は、環状の固定フレームの外周に環状の
旋回フレームを設けたものであるから、その環状の直径
を比較的簡単には変更できず、例えば高い煙突のように
先端と根元とでかなりの大きな直径差がある場合、予め
煙突の最大直径に適合する大きな直径の固定フレーム・
旋回フレームを用意しなければならないので、装置が大
型で重量化する欠点がある。また上記の装置は、長繊維
を巻き付けるための非常に多数回の旋回を行うもので、
作業員を乗せて補強作業を行うには適していない。長繊
維の巻き付けに先立ち、補強される円筒状構造物の周面
の損傷箇所を補修するが、この補修作業は該構造物の周
面全体にわたり手作業で行われ、この作業を円滑に行え
れば作業時間を短縮できて有利である。補強の長繊維を
テープ状に編成しておけば、巻き付けの回数が長繊維そ
のものを巻き付けする場合よりも大幅に減少し、作業員
による手作業でも比較的短時間に作業を完了できる。
使用される装置は、環状の固定フレームの外周に環状の
旋回フレームを設けたものであるから、その環状の直径
を比較的簡単には変更できず、例えば高い煙突のように
先端と根元とでかなりの大きな直径差がある場合、予め
煙突の最大直径に適合する大きな直径の固定フレーム・
旋回フレームを用意しなければならないので、装置が大
型で重量化する欠点がある。また上記の装置は、長繊維
を巻き付けるための非常に多数回の旋回を行うもので、
作業員を乗せて補強作業を行うには適していない。長繊
維の巻き付けに先立ち、補強される円筒状構造物の周面
の損傷箇所を補修するが、この補修作業は該構造物の周
面全体にわたり手作業で行われ、この作業を円滑に行え
れば作業時間を短縮できて有利である。補強の長繊維を
テープ状に編成しておけば、巻き付けの回数が長繊維そ
のものを巻き付けする場合よりも大幅に減少し、作業員
による手作業でも比較的短時間に作業を完了できる。
【０００４】本発明は、円筒状構造物の各種直径に適合
させて簡単且つ安価に設備可能で運搬に便利な高い円筒
状構造物の補強作業に適した装置を提供することを目的
とするものである。
させて簡単且つ安価に設備可能で運搬に便利な高い円筒
状構造物の補強作業に適した装置を提供することを目的
とするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明では、煙突等の高
い円筒状構造物の外周にテープ状の長繊維を巻き付けて
補強する作業装置に於いて、該構造物の外周に、これと
間隔を存して複数本の短い直線状のトロリービーム部材
の組立て体からなる長さ調節自在の環状のトロリービー
ムを略水平に固定して設け、該トロリービームに沿って
走行する１基若しくは複数基のトロリーに作業員が乗る
ゴンドラを昇降自在に吊り下げたことにより、上記の目
的を達成するようにした。各トロリービーム部材はＨ形
断面を有し、該部材の一端に該部材の長さ方向に延びる
舌片を設けると共に該部材の他端に該舌片が介入する隙
間を有する該部材の長さ方向に延びた嵌合片を設け、各
部材を嵌合した舌片と嵌合片を挿通するピンにより着脱
揺動自在に連結して上記組立て体とすると、簡単も容易
で安価になる。
い円筒状構造物の外周にテープ状の長繊維を巻き付けて
補強する作業装置に於いて、該構造物の外周に、これと
間隔を存して複数本の短い直線状のトロリービーム部材
の組立て体からなる長さ調節自在の環状のトロリービー
ムを略水平に固定して設け、該トロリービームに沿って
走行する１基若しくは複数基のトロリーに作業員が乗る
ゴンドラを昇降自在に吊り下げたことにより、上記の目
的を達成するようにした。各トロリービーム部材はＨ形
断面を有し、該部材の一端に該部材の長さ方向に延びる
舌片を設けると共に該部材の他端に該舌片が介入する隙
間を有する該部材の長さ方向に延びた嵌合片を設け、各
部材を嵌合した舌片と嵌合片を挿通するピンにより着脱
揺動自在に連結して上記組立て体とすると、簡単も容易
で安価になる。
【０００６】
【作用】該構造物の周囲を囲繞するトロリービームは、
複数本の短い直線状のトロリービーム部材の組立て体で
構成されているので、比較的簡単に該構造物の直径に合
わせて周囲に設置固定し且つ取り外すことができ、仮設
枠等の特別の設備が不要であるから工費が安価になり輸
送も容易である。また、トロリービームの長さが調節自
在であるから、該構造物の周面と適切な間隔を保持させ
ることができ、その周面をゴンドラに乗った作業員によ
り補修及びテープ状の長繊維の巻き付けを安全性良く行
える。該トロリービーム部材を短い直線状の部材とし、
その連結を嵌合片に舌片を介入させてピンで止めること
により、各種直径の構造物の周囲に略沿わせることがで
き、組立て解体も容易になる。
複数本の短い直線状のトロリービーム部材の組立て体で
構成されているので、比較的簡単に該構造物の直径に合
わせて周囲に設置固定し且つ取り外すことができ、仮設
枠等の特別の設備が不要であるから工費が安価になり輸
送も容易である。また、トロリービームの長さが調節自
在であるから、該構造物の周面と適切な間隔を保持させ
ることができ、その周面をゴンドラに乗った作業員によ
り補修及びテープ状の長繊維の巻き付けを安全性良く行
える。該トロリービーム部材を短い直線状の部材とし、
その連結を嵌合片に舌片を介入させてピンで止めること
により、各種直径の構造物の周囲に略沿わせることがで
き、組立て解体も容易になる。
【０００７】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づき説明すると、
図１に於いて符号１は高さ約１００ｍのコンクリート製
煙突からなる高い円筒状構造物を示す。このような構造
物１は、頂点とその途中の数箇所に手摺付きの環状の保
守用のステージ２が設けられており、図示してないが、
周面に沿って上下に梯子、避雷針用電線管、航空障害灯
用電線管などが設けられている。
図１に於いて符号１は高さ約１００ｍのコンクリート製
煙突からなる高い円筒状構造物を示す。このような構造
物１は、頂点とその途中の数箇所に手摺付きの環状の保
守用のステージ２が設けられており、図示してないが、
周面に沿って上下に梯子、避雷針用電線管、航空障害灯
用電線管などが設けられている。
【０００８】該円筒状構造物１が例えば老朽化してひび
割れ等が発生すると、その強度が低下するので、周囲に
炭素繊維、アラミド繊維などの高強度の長繊維を螺旋状
に巻き付けして補強することになるが、長繊維をそのま
ま巻き付けるよりもこれをテープ状に編成したものを巻
き付ける方が周回する回数が少なくなるので手作業でも
可能になる。その巻き付け補強は、該構造物１のひび割
れ、剥落箇所、浮き上がり箇所などを補修する下地処理
を施したのちに行われ、例えば接着剤を塗布した幅１５
ｃｍの該テープ状の長繊維Ａを巻き付けて接着状態と
し、巻き付けたテープの上から更に接着剤や塗料を塗布
する。
割れ等が発生すると、その強度が低下するので、周囲に
炭素繊維、アラミド繊維などの高強度の長繊維を螺旋状
に巻き付けして補強することになるが、長繊維をそのま
ま巻き付けるよりもこれをテープ状に編成したものを巻
き付ける方が周回する回数が少なくなるので手作業でも
可能になる。その巻き付け補強は、該構造物１のひび割
れ、剥落箇所、浮き上がり箇所などを補修する下地処理
を施したのちに行われ、例えば接着剤を塗布した幅１５
ｃｍの該テープ状の長繊維Ａを巻き付けて接着状態と
し、巻き付けたテープの上から更に接着剤や塗料を塗布
する。
【０００９】こうした補強を実施するため、図２及び図
３に示すように、該構造物１の外周に、これと間隔を存
して複数本の短い直線状のトロリービーム部材３ａの組
立て体からなる円周方向の長さの調節自在の環状のトロ
リービーム３を略水平に固定して設け、該トロリービー
ム３に１基若しくは複数基の電動のトロリー４を取り付
け、該トロリー４に昇降自在に作業員が乗る可搬式のゴ
ンドラ５を吊りワイヤロープ６で吊り下げした装置を設
けるようにした。これを更に詳細に説明すると、図示の
ものは該トロリービーム３を該構造物１に設けられたス
テージ２にボルト１０で固定したもので、該トロリービ
ーム３を構成するトロリービーム部材３ａは、図４及び
図５に示すようにＨ鋼からなるＨ形断面の長さ１〜３ｍ
程度の部材の一端の上下側面に舌片７、７を溶接等によ
り取付けると共に他端の上下側面に該舌片７が介入する
隙間８を有する嵌合片９、９を溶接等により取り付けた
ものを使用した。各トロリービーム部材３ａは、該舌片
７を嵌合片９に介入させ、これらにピン１１を挿通して
水平方向に屈曲可能に連結することにより、環状のトロ
リービーム３に組立てされる。該部材３ａのＨ形の両側
の凹部に該トロリー４の車輪が嵌まり込んで走行する。
１２はゴンドラ５に搭載した昇降装置で、これにより吊
りワイヤロープ６の巻き取りと繰出しを行ってゴンドラ
５が昇降する。１３は命綱、１４はロリップである。
３に示すように、該構造物１の外周に、これと間隔を存
して複数本の短い直線状のトロリービーム部材３ａの組
立て体からなる円周方向の長さの調節自在の環状のトロ
リービーム３を略水平に固定して設け、該トロリービー
ム３に１基若しくは複数基の電動のトロリー４を取り付
け、該トロリー４に昇降自在に作業員が乗る可搬式のゴ
ンドラ５を吊りワイヤロープ６で吊り下げした装置を設
けるようにした。これを更に詳細に説明すると、図示の
ものは該トロリービーム３を該構造物１に設けられたス
テージ２にボルト１０で固定したもので、該トロリービ
ーム３を構成するトロリービーム部材３ａは、図４及び
図５に示すようにＨ鋼からなるＨ形断面の長さ１〜３ｍ
程度の部材の一端の上下側面に舌片７、７を溶接等によ
り取付けると共に他端の上下側面に該舌片７が介入する
隙間８を有する嵌合片９、９を溶接等により取り付けた
ものを使用した。各トロリービーム部材３ａは、該舌片
７を嵌合片９に介入させ、これらにピン１１を挿通して
水平方向に屈曲可能に連結することにより、環状のトロ
リービーム３に組立てされる。該部材３ａのＨ形の両側
の凹部に該トロリー４の車輪が嵌まり込んで走行する。
１２はゴンドラ５に搭載した昇降装置で、これにより吊
りワイヤロープ６の巻き取りと繰出しを行ってゴンドラ
５が昇降する。１３は命綱、１４はロリップである。
【００１０】上記した補強作業を行う場合、ゴンドラ５
に作業員が搭乗し、該トロリー４をトロリービーム３に
沿って走行させ、ゴンドラ５を昇降させることにより該
構造物１の外周面のひび割れ等を補修し、そのあとゴン
ドラ５にテープ状の長繊維を積み込み、これを作業員が
該構造物１の周面に螺旋状に巻き付け接着して補強す
る。余り長い距離を吊り下げるとゴンドラ５の揺れが大
きくなり、また構造物１の周面は下方に拡がっているた
め、ゴンドラ５を下げるとその周面に接近しすぎて作業
性が悪くなるので、トロリービーム３の構造物１に対す
る固定位置を下方の構造物直径の大きな位置へ変更する
必要が生じるが、この場合、該トロリービーム３の環状
を解体し、トロリービーム部材３ａを追加することによ
り該構造物の直径の増大に対処することができる。トロ
リービーム部材３ａ間の連結部を、トロリー５の車輪が
円滑に走行するために、下方の嵌合片９に段差防止の当
板を設けておくことが好ましい。
に作業員が搭乗し、該トロリー４をトロリービーム３に
沿って走行させ、ゴンドラ５を昇降させることにより該
構造物１の外周面のひび割れ等を補修し、そのあとゴン
ドラ５にテープ状の長繊維を積み込み、これを作業員が
該構造物１の周面に螺旋状に巻き付け接着して補強す
る。余り長い距離を吊り下げるとゴンドラ５の揺れが大
きくなり、また構造物１の周面は下方に拡がっているた
め、ゴンドラ５を下げるとその周面に接近しすぎて作業
性が悪くなるので、トロリービーム３の構造物１に対す
る固定位置を下方の構造物直径の大きな位置へ変更する
必要が生じるが、この場合、該トロリービーム３の環状
を解体し、トロリービーム部材３ａを追加することによ
り該構造物の直径の増大に対処することができる。トロ
リービーム部材３ａ間の連結部を、トロリー５の車輪が
円滑に走行するために、下方の嵌合片９に段差防止の当
板を設けておくことが好ましい。
【００１１】尚、トロリービーム３の環状の直径を簡単
に変更するために、図６に示すように該構造物１の周面
に対して放射状に例えばＨ形断面の調整治具１５をステ
ージ２等の固定部に設け、これの長さ方向に沿って複数
箇所に形成した取付け穴１６に着脱自在のボルト１０に
より該トロリービーム３を取り付ける構成とし、該取付
け穴１６を選択することによりその環状の直径を変更す
るようにしてもよい。該ゴンドラ５を複数基吊り下げ、
これを同方向に走行させながら作業を進行させるとテー
プ状の長繊維の巻き付け作業性が向上する。構造物１に
ステージがない場合、ステージに相当する機具を設定す
ることにより、トロリービーム３を取付けする。
に変更するために、図６に示すように該構造物１の周面
に対して放射状に例えばＨ形断面の調整治具１５をステ
ージ２等の固定部に設け、これの長さ方向に沿って複数
箇所に形成した取付け穴１６に着脱自在のボルト１０に
より該トロリービーム３を取り付ける構成とし、該取付
け穴１６を選択することによりその環状の直径を変更す
るようにしてもよい。該ゴンドラ５を複数基吊り下げ、
これを同方向に走行させながら作業を進行させるとテー
プ状の長繊維の巻き付け作業性が向上する。構造物１に
ステージがない場合、ステージに相当する機具を設定す
ることにより、トロリービーム３を取付けする。
【００１２】
【発明の効果】以上のように本発明によるときは、円筒
状構造物の外周に、これと間隔を存して短い直線状のト
ロリービーム部材の組立て体からなる長さ調節自在の環
状のトロリービームを設けたので、該構造物の直径に合
わせて簡単にトロリービームの環状の径を変更すること
ができ、移設や輸送も容易で、該トロリービームに沿っ
て走行する１基若しくは複数基のトロリーに作業員が乗
るゴンドラを昇降自在に吊り下げたので、作業員が円筒
状構造物を周回しながら長繊維の巻き付け補強作業及び
これに先立つ該構造物周面の補修作業を能率良く安全に
行え、その構成も簡単で安価に製作できる等の効果があ
る。
状構造物の外周に、これと間隔を存して短い直線状のト
ロリービーム部材の組立て体からなる長さ調節自在の環
状のトロリービームを設けたので、該構造物の直径に合
わせて簡単にトロリービームの環状の径を変更すること
ができ、移設や輸送も容易で、該トロリービームに沿っ
て走行する１基若しくは複数基のトロリーに作業員が乗
るゴンドラを昇降自在に吊り下げたので、作業員が円筒
状構造物を周回しながら長繊維の巻き付け補強作業及び
これに先立つ該構造物周面の補修作業を能率良く安全に
行え、その構成も簡単で安価に製作できる等の効果があ
る。
【図１】本発明の実施例の全体側面図
【図２】図１の要部の拡大断面図
【図３】図１の３−３線部分の拡大断面図
【図４】トロリービームの拡大側面図
【図５】図４の平面図
【図６】本発明の他の実施例の要部の側面図
１ 円筒状構造物 ２ ステージ Ａ テープ状長繊維 ３ トロリー
ビーム ３ａ トロリービーム部材 ４ トロリー ５ ゴンドラ ６ 吊りワイ
ヤロープ ７ 舌片 ８ 隙間 ９ 嵌合片 １１ ピン １２ 昇降装置
ビーム ３ａ トロリービーム部材 ４ トロリー ５ ゴンドラ ６ 吊りワイ
ヤロープ ７ 舌片 ８ 隙間 ９ 嵌合片 １１ ピン １２ 昇降装置
Claims (2)
- 【請求項１】煙突等の高い円筒状構造物の外周にテープ
状の長繊維を巻き付けて補強する作業装置に於いて、該
構造物の外周に、これと間隔を存して複数本の短い直線
状のトロリービーム部材の組立て体からなる長さ調節自
在の環状のトロリービームを略水平に固定して設け、該
トロリービームに沿って走行する１基若しくは複数基の
トロリーに作業員が乗るゴンドラを昇降自在に吊り下げ
たことを特徴とする円筒状構造物への長繊維巻き付け作
業装置。 - 【請求項２】上記各トロリービーム部材はＨ形断面を有
し、該部材の一端に該部材の長さ方向に延びる舌片を設
けると共に該部材の他端に該舌片が介入する隙間を有す
る該部材の長さ方向に延びた嵌合片を設け、各部材を嵌
合した舌片と嵌合片を挿通するピンにより着脱揺動自在
に連結して上記組立て体としたことを特徴とする請求項
１に記載の円筒状構造物への長繊維巻き付け作業装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7169747A JPH0921229A (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 円筒状構造物への長繊維巻き付け作業装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7169747A JPH0921229A (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 円筒状構造物への長繊維巻き付け作業装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0921229A true JPH0921229A (ja) | 1997-01-21 |
Family
ID=15892101
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7169747A Pending JPH0921229A (ja) | 1995-07-05 | 1995-07-05 | 円筒状構造物への長繊維巻き付け作業装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0921229A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005064152A3 (en) * | 2003-12-30 | 2005-09-09 | Pp Energy Aps | Device for enabling access to a structure above ground level |
| CN100445552C (zh) * | 2003-12-30 | 2008-12-24 | Pp能源有限责任公司 | 用于抵达位于地面上方的结构的设备 |
| WO2012119963A1 (en) * | 2011-03-04 | 2012-09-13 | Inneo Torres, S.L. | Method for accessing the outer surface of wind turbine towers and device for use with this method |
| JP2013113006A (ja) * | 2011-11-29 | 2013-06-10 | Denki Kogyo Co Ltd | 鉄塔昇降装置 |
-
1995
- 1995-07-05 JP JP7169747A patent/JPH0921229A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2005064152A3 (en) * | 2003-12-30 | 2005-09-09 | Pp Energy Aps | Device for enabling access to a structure above ground level |
| CN100445552C (zh) * | 2003-12-30 | 2008-12-24 | Pp能源有限责任公司 | 用于抵达位于地面上方的结构的设备 |
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