JPH08194881A - 工事現場用警報システム - Google Patents

工事現場用警報システム

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JPH08194881A
JPH08194881A JP390895A JP390895A JPH08194881A JP H08194881 A JPH08194881 A JP H08194881A JP 390895 A JP390895 A JP 390895A JP 390895 A JP390895 A JP 390895A JP H08194881 A JPH08194881 A JP H08194881A
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alarm
emergency
emergency alarm
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monitoring device
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JP390895A
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Nobukiyo Mori
信清 森
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Minerva KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工事現場に設置された複数の非常警報装置の
うちのいずれの非常警報装置から非常警報信号が出力さ
れたかを集中監視室で知ることができ、しかも設置およ
び撤去に要する費用と時間とを低減できる工事現場用警
報システムを提供する。 【構成】 非常警報を報知する警報報知手段と、警報入
力操作スイッチ手段が操作されることにより非常警報信
号を出力して警報報知手段を制御する制御手段と、を備
えた複数の非常警報装置2を、坑内1などの工事現場に
適当間隔おきに設置し、複数の非常警報装置2のうちの
いずれから非常警報信号が出力されたかを表示する表示
手段を備えた監視装置4を、建屋内の集中監視室3に設
置し、監視装置4と複数の非常警報装置2とを、多重通
信手段を用いて相互に接続することにより、合計2芯の
渡り線5によって、非常警報装置2からの非常警報信号
を監視装置4に伝送し、表示手段を作動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、土木工事や建築工事
などの各種工事の工事現場に仮設されて、火災の発生な
どの非常警報を報知する、工事現場用警報システムに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、工事現場に仮設される工事現場用
警報システムは、例えば、工事現場の複数箇所に火災報
知器を設けた構成であった。このような火災報知器は、
いずれかの火災報知器の押釦スイッチが操作されると、
全ての火災報知器のベルが鳴って非常警報を報知する構
成であった。
【0003】しかし、このような従来の工事現場用警報
システムでは、非常警報時に、いずれの火災報知器の押
釦スイッチが操作されたかを、例えば建屋内の事務所側
で知ることはできなかった。
【0004】そこで、建屋内の集中監視室に表示装置を
設置し、いずれの火災報知器の押釦スイッチが操作され
たかを監視することが考えられるが、このような場合、
通常は、集中監視室の表示装置と各火災報知器とをそれ
ぞれ配線により接続する必要があり、火災報知器の設置
数に比例して配線数が多くなるので、設置や撤去に多く
の時間と費用とを要する。特に、トンネルの工事現場の
ような場合、配線距離が非常に長くなるので、火災報知
器の設置数が比較的少なくても、設置や撤去に多くの時
間と費用とを要する。
【0005】したがって、設置や撤去の時間および費用
を合理的な範囲で極力抑える要望の強い、工事現場に仮
設するための工事現場用警報システムとしては、極めて
不都合であった。すなわち、警報システムを構成する各
種機材は、工事完了後に再使用可能であるから、多少価
格が高くてもさほど問題はないが、配線作業および撤去
作業は工事毎に必ず必要であり、総配線長が長いという
ことは工事現場用警報システムとして特に不都合であ
る。また、配線作業や撤去作業に要する時間が長いとい
うことは、工事期間が厳格に決められている土木工事や
建築工事において、本来の工期がそれだけ短縮される結
果となるので、この点からも、工事現場用警報システム
として特に不都合である。
【0006】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、工事現場に設置された複数の非
常警報装置のうちのいずれの非常警報装置から非常警報
信号が出力されたかを集中監視室で知ることができ、し
かも設置および撤去に要する費用と時間とを低減できる
工事現場用警報システムを提供することをその課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0008】本願発明の第1の側面によれば、非常警報
を入力するための警報入力操作スイッチ手段と、非常警
報を報知する警報報知手段と、警報入力操作スイッチ手
段が操作されることにより非常警報信号を出力して警報
報知手段を制御する制御手段と、を備えた複数の非常警
報装置を、工事現場に適当間隔おきに設置し、複数の非
常警報装置のうちのいずれの非常警報装置から非常警報
信号が出力されたかを表示する表示手段を備えた監視装
置を、建屋内の集中監視室に設置し、監視装置と複数の
非常警報装置とを、多重通信手段を用いて相互に接続す
ることにより、合計2芯の渡り線によって、非常警報装
置からの非常警報信号を監視装置に伝送し、表示手段を
作動させる構成としたことを特徴とする。
【0009】本願発明の第2の側面によれば、合計2芯
の渡り線によって、非常警報装置からの非常警報信号を
監視装置に伝送する他に、監視装置から全部の非常警報
装置に非常警報信号および警報解除信号を伝送し、全部
の非常警報装置の制御手段に非常警報動作およびその解
除動作を行わせ得る構成としたことを特徴とする。
【0010】本願発明の第3の側面によれば、警報報知
手段は、非常警報を音により報知する警報音発生手段を
含み、非常警報時に、警報音発生手段による警報音の断
続時間の時間間隔が、時間の経過に伴って次第に長くな
るように、制御手段により制御される構成としたことを
特徴とする。
【0011】本願発明の第4の側面によれば、警報報知
手段は、非常警報を音により報知する警報音発生手段を
含み、複数の非常警報装置のうちの任意数の非常警報装
置に、警報音発生手段による警報音を停止させる警報音
停止操作スイッチ手段を設け、非常警報時に、警報音停
止操作スイッチ手段が操作された非常警報装置に限って
警報音発生手段による警報音が停止するように、制御手
段により制御される構成としたことを特徴とする。
【0012】本願発明の第5の側面によれば、複数の非
常警報装置のうちの任意数の非常警報装置および監視装
置にそれぞれインターホンを設けると共に、複数の非常
警報装置のうちの任意数の非常警報装置にスピーカを設
け、監視装置のインターホンを利用して、スピーカによ
り一斉放送を行い得る構成としたことを特徴とする。
【0013】
【発明の作用および効果】警報入力操作スイッチ手段が
操作されると、制御手段から非常警報信号が出力され
る。この非常警報信号は、多重通信手段により監視装置
に伝送される。これにより、監視装置の表示手段が、複
数の非常警報装置のうちのいずれの非常警報装置から非
常警報信号が出力されたかを表示する。すなわち、多重
通信手段は、非常警報装置からの非常警報信号を例えば
時分割により多重化して監視装置に伝送するので、監視
装置側で、いずれの非常警報装置から非常警報信号が出
力されたかを判断できるのである。
【0014】しかも、監視装置と複数の非常警報装置と
を、多重通信手段を用いて相互に接続することにより、
合計2芯の渡り線によって、複数の非常警報装置のうち
のいずれかからの非常警報信号を監視装置に伝送できる
ので、監視装置と個々の非常警報装置とを各々2芯の電
線で接続する場合と比較して、配線の全長がはるかに短
い。したがって、設置や撤去に要する費用と時間とを良
好に短縮でき、工事現場に仮設される警報システムとし
て最適である。
【0015】さらには、多重通信手段を利用して、合計
2芯の渡り線によって、監視装置から全部の非常警報装
置に非常警報信号および警報解除信号を伝送し、全部の
非常警報装置の制御手段に非常警報動作およびその解除
動作を行わせ得るので、設置や撤去に要する費用と時間
ばかりでなく、設備費も全く増加させることなく、監視
装置側からも非常警報動作の開始および終了を指示し得
る。
【0016】また、別の2芯の渡り線により全ての非常
警報装置を接続することにより、いずれかの非常警報装
置の制御手段からの非常警報信号を、他の全ての非常警
報装置の制御手段に供給できる。このようにすれば、非
常警報時に、全ての非常警報装置の制御手段が、警報報
知手段を作動させ、警報報知手段が警報を報知する。例
えば、警報報知手段が警報音発生手段の場合、警報を音
により報知し、警報報知手段が警報光発生手段の場合、
警報を光により報知する。警報報知手段として警報音発
生手段と警報光発生手段との双方を設けた場合は、非常
警報が音と光とによって報知される。したがって、工事
現場の全域で非常警報の発生を知ることができる。すな
わち、非常警報装置は工事現場に適当間隔おきに設置さ
れているので、全ての非常警報装置が一斉に警報を発す
ることにより、工事現場のどこに居ても非常警報の発生
を知ることができる。
【0017】また、非常警報時に、警報音発生手段によ
る警報音の断続時間の時間間隔が、時間の経過に伴って
次第に長くなるように、制御手段により制御することも
できる。このようにすれば、非常警報の発生時点からの
時間の経過を、警報音の断続時間により感覚的に知るこ
とができる。なお、警報音の断続時間の時間間隔は、時
間の経過に伴って段階的に長くしてもよいし、あるい
は、連続的に長くしてもよい。さらには、非常警報の発
生時点から所定時間経過後に、警報音を自動的に止める
ようにしてもよい。
【0018】また、複数の非常警報装置のうちの任意数
の非常警報装置に、警報音発生手段による警報音を停止
させる警報音停止操作スイッチ手段を設け、非常警報時
に、警報音停止操作スイッチ手段が操作された非常警報
装置に限って警報音発生手段による警報音を停止させる
ように、制御手段により制御することもできる。このよ
うにすれば、その非常警報装置の付近の作業者全員が非
常警報の発生を明確に認識したような場合や、明らかな
誤報であることが判明したような場合に、いつまでも無
意味な警報音を聞かされることがなくなる。
【0019】また、複数の非常警報装置のうちの任意数
の非常警報装置および監視装置にそれぞれインターホン
を設けると共に、複数の非常警報装置のうちの任意数の
非常警報装置にスピーカを設け、監視装置のインターホ
ンを利用して、スピーカにより一斉放送を行えるように
することもできる。このようにすれば、集中監視室から
の緊急連絡を、工事現場の全域にわたって音声により同
時にかつ確実に伝達できる。
【0020】
【実施例の説明】以下、本願発明の好ましい実施例を、
図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0021】図1は、本願発明に係る工事現場用警報シ
ステムの全体構成図であって、例えばトンネル工事の坑
内1には、複数の非常警報装置2が100m間隔に配置
されている。建屋内の集中監視室3には、監視装置4が
設置されており、これら非常警報装置2と監視装置4と
は、渡り線5により相互に接続されている。渡り線5
は、隣接する非常警報装置2相互間は10芯であり、監
視装置4と1つの非常警報装置2との間は8芯である。
また、これら非常警報装置2および監視装置4には、電
源として例えば交流100ボルトの商用電源が供給され
ている。各非常警報装置2には、スピーカ7とブザー8
とが接続されている。
【0022】図2は、非常警報装置2の正面図であっ
て、各非常警報装置2の上面には、警報表示用の赤色の
大型表示灯9と、呼出表示用の黄色の大型表示灯10と
が設置されており、非常警報装置2の正面には、非常警
報を入力するための赤色の押釦スイッチ11と、自機の
ブザー8(図1)などの吹鳴を停止させるための黄色の
押釦スイッチ12と、自機の押釦スイッチ11の操作に
より発せられた非常警報を解除するための黄色の押釦ス
イッチ13と、自機の押釦スイッチ11が押されたこと
を表示する警報元表示用の赤色の表示灯14と、インタ
ーホン15とが設置されている。すなわち、ブザー8や
大型表示灯9などは非常警報を報知する警報報知手段を
構成しており、そのうちのブザー8は、非常警報を音に
より報知する警報音発生手段を構成している。また、押
釦スイッチ11は、非常時に作業者が非常警報を入力す
るための警報入力操作スイッチ手段を構成しており、押
釦スイッチ12は、自機のブザー8を停止させるための
警報音停止操作スイッチ手段を構成している。
【0023】図3は、監視装置4の正面図であって、監
視装置4の正面には、非常警報を入力するための赤色の
ロック式押釦スイッチ16と、非常警報時に吹鳴するブ
ザー17と、ブザー17の吹鳴を可能な状態と不可能な
状態とに切り替える切替スイッチ18と、いずれかの非
常警報装置2から発せられた非常警報を解除するための
黄色の押釦スイッチ19と、各種の表示を行う集合表示
灯20と、インターホン21とが設置されている。集合
表示灯20は、電源のオン・オフを表示する白色の電源
表示部20aと、後述の通信装置の伝送エラーを表示す
る赤色の伝送エラー表示部20bと、非常警報を表示す
る赤色の警報表示部20cと、切替スイッチ18が「ブ
ザー切」側に切り替わっていることを表示する黄色のス
イッチ注意表示部20dと、いずれの非常警報装置2か
ら非常警報が発せられたかを表示する複数の赤色の警報
発信元表示部20eとを備えている。すなわち、集合表
示灯20の警報発信元表示部20eは、複数の非常警報
装置2のうちのいずれの非常警報装置2から非常警報信
号が出力されたかを表示する表示手段を構成している。
【0024】図4は、非常警報装置2の回路ブロック図
であって、非常警報装置2の内部には、マイクロコンピ
ュータを用いたシーケンサ23や、他の非常警報装置2
や監視装置4との間で時分割多重通信を行う多重通信装
置24や、警報用のブザー25や、呼出用のブザー26
などが設置されている。ブザー25,26は、図2には
図示を省略している。シーケンサ23は、制御手段を構
成しており、押釦スイッチ11,12,13、インター
ホン15、多重通信装置24などからの入力信号に応じ
て、ブザー8、大型表示灯9,10、表示灯14、ブザ
ー25,26などを駆動制御する。多重通信装置24
は、多重通信手段の一部を構成しており、シーケンサ2
3からの非常警報信号を監視装置4に送信し、また、監
視装置4からの非常警報信号や警報解除信号を受信して
シーケンサ23に供給する。インターホン15は、他の
非常警報装置2のインターホン15や監視装置4のイン
ターホン21との間で通話を行うためのものである。ス
ピーカ7は、監視装置4のインターホン21を利用して
集中監視室3側から一斉放送を行うためのものである。
すなわち、隣接する非常警報装置2同士を接続する合計
10芯の渡り線5のうち、2芯は一斉放送時にスピーカ
7を駆動するのに使用され、4芯はインターホン15や
インターホン21による相互通話のために使用され、2
芯はシーケンサ23と他の非常警報装置2のシーケンサ
23との間で非常警報信号を相互に入出力するために使
用され、2芯は多重通信装置24による各非常警報装置
2から監視装置4への非常警報信号の送信および監視装
置4から各非常警報装置2への非常警報信号ならびに警
報解除信号の送信にそれぞれ使用されている。ただし、
シーケンサ23と他の非常警報装置2のシーケンサ23
との間で非常警報信号を相互に入出力するために使用さ
れる2芯の渡り線5については、監視装置4と接続する
必要はない。したがって、監視装置4と1個の非常警報
装置2とを接続する渡り線5は、合計8芯である。
【0025】図5は、監視装置4の回路ブロック図であ
って、監視装置4の内部には、制御装置30や多重通信
装置31やアダプタ32やアンプ33などが設置されて
いる。インターホン21は、各非常警報装置2のインタ
ーホン15との間で通話を行うためのものである。制御
装置30は、切替スイッチ18や多重通信装置31から
の入力信号に基づいて、ブザー17や集合表示灯20を
駆動制御する。この制御装置30は、例えば、リレーシ
ーケンス回路あるいは電子回路により実現できる。多重
通信装置31は、多重通信手段の一部を構成しており、
時分割多重方式により、ロック式押釦スイッチ16や押
釦スイッチ19からの非常警報信号や警報解除信号を各
非常警報装置2に送信し、また、各非常警報装置2から
非常警報信号を受信して制御装置30に出力する。この
多重通信装置31は、各非常警報装置2の多重通信装置
24と共に、例えば、ユニワイヤシステム(吉田電機工
業株式会社製)により実現できる。アダプタ32および
アンプ33は、インターホン21を利用して、各非常警
報装置2のスピーカ7により集中監視室3側から一斉放
送を行うためのものである。すなわち、インターホン2
1は4芯の渡り線5により非常警報装置2のインターホ
ン15に接続され、多重通信装置31は2芯の渡り線5
により非常警報装置2の多重通信装置24に接続され、
アンプ33は2芯の渡り線5により非常警報装置2のス
ピーカ7に接続されている。
【0026】図6はインターホン15,21の使用状態
の外観斜視図であって、これらインターホン15,21
は、非常警報装置2や監視装置4のケース正面の凹部に
収容されており、使用時にはハンドセット34を非常警
報装置2や監視装置4のケースの外側に取り出して通話
を行う。
【0027】次に動作を説明する。複数の非常警報装置
2のうちのいずれかの非常警報装置2の付近で例えば火
災などの非常事態が発生し、作業者が近くの非常警報装
置2に備えられている非常警報入力用の赤色の押釦スイ
ッチ11を押すと、押釦スイッチ11からの信号がシー
ケンサ23に入力され、シーケンサ23が、警報元表示
用の赤色の表示灯14を所定の周期で点滅させると共
に、非常警報信号を2芯の渡り線5に出力する。これに
より全ての非常警報装置2のシーケンサ23が、予め設
定されたプログラムに基づいて、ブザー8,25を吹鳴
させると共に、赤色の大型表示灯9を点滅させる。例え
ば、ブザー8,25は、先ず0.8秒間隔で断続音を発
生し、7.5秒経過後、1秒間隔で断続音を発生するよ
うに変化し、非常警報発生から30秒経過後、2秒間吹
鳴して1秒間停止するというパターンに変化し、非常警
報発生から90秒経過後、2秒間吹鳴して3秒間停止す
るというパターンに変化し、警報発生から180秒経過
後、吹鳴を停止する。また、大型表示灯9は、先ず0.
8秒間隔で点滅し、7.5秒経過後、1秒間隔の点滅に
変化して、非常警報が解除されるまで点滅を継続する。
もちろん、これらの時間パターンは、一定の範囲で任意
に設定可能である。さらにシーケンサ23が、多重通信
装置24に非常警報信号を出力し、これにより多重通信
装置24が、時分割多重方式により監視装置4の多重通
信装置31に非常警報信号を伝送する。これにより多重
通信装置31が、集合表示灯20の赤色の警報発信元表
示部20eのうち非常警報信号の発せられた非常警報装
置2の番号に相当する部分を点灯させる。さらに、制御
装置30が、集合表示灯20の赤色の警報表示部20c
を点灯させると共に、ブザー17を吹鳴させる。
【0028】このように、多重通信装置24,31によ
り、非常警報装置2からの非常警報信号を時分割により
多重化して監視装置4に伝送するので、監視装置4側
で、いずれの非常警報装置2から非常警報信号が出力さ
れたかを判断できるのである。しかも、監視装置4と複
数の非常警報装置2とを、多重通信装置24,31を用
いて相互に接続することにより、合計2芯の渡り線5に
よって、複数の非常警報装置2のうちのいずれかからの
非常警報信号を監視装置4に伝送できるので、監視装置
4と個々の非常警報装置2とを各々2芯の電線で接続す
る場合と比較して、配線の全長がはるかに短い。したが
って、設置や撤去に要する費用と時間とを良好に短縮で
き、工事現場に仮設される警報システムとして最適であ
る。
【0029】ここで、いずれかの非常警報装置2のブザ
ー停止用の黄色の押釦スイッチ12を押すと、シーケン
サ23がブザー8および警報用のブザー25の吹鳴を停
止させ、その非常警報装置2についてのみ、ブザー8,
25が停止する。このとき、ブザー停止用の押釦スイッ
チ12が例えば2秒程度の所定時間押し込まれないと、
押釦スイッチ12から手を離したときから再びブザー
8,25が鳴りだすように、シーケンサ23により制御
される。
【0030】したがって、地域によってはブザー8,2
5による非常警報の継続が不要な場合に、地域毎にブザ
ー8,25を停止できる。また、誤ってブザー停止用の
押釦スイッチ12に短時間触れたような場合に、不用意
にブザー8,25が停止してしまうのを防止できる。
【0031】非常警報を解除するときは、警報元の非常
警報装置2の非常警報解除用の黄色の押釦スイッチ13
を押す。これによりシーケンサ23が、非常警報信号の
出力を停止し、全ての非常警報装置2のシーケンサ23
が、ブザー8,25および非常警報用の大型表示灯9を
停止させる。さらに、警報元の非常警報装置2のシーケ
ンサ23からの非常警報信号が、多重通信装置24を介
して監視装置4の多重通信装置31に伝送されなくな
り、集合表示灯20の警報表示部20cと警報発信元表
示部20eの該当箇所が消灯すると共に、ブザー17の
吹鳴が停止する。
【0032】いずれかの非常警報装置2から発報された
非常警報を監視装置4にて解除したい場合、警報元の場
所や警報内容などを十分に確認した後、監視装置4の警
報解除用の黄色の押釦スイッチ19を押す。これによ
り、警報解除信号が多重通信装置31によって警報元の
非常警報装置2の多重通信装置24に伝送され、警報元
の非常警報装置2のシーケンサ23が、非常警報信号の
出力を停止する。これにより、上記と同様の警報解除動
作が実行される。
【0033】監視装置4から非常警報を発報したい場
合、監視装置4の非常警報用のロック式押釦スイッチ1
6を押す。これにより多重通信装置31が、非常警報信
号を全ての非常警報装置2の多重通信装置24に時分割
多重伝送により伝送し、全ての非常警報装置2のシーケ
ンサ23が、非常警報信号を出力する。したがって、全
ての非常警報装置2が非常警報動作を実行すると共に、
監視装置4の集合表示灯20の警報発信元表示部20e
が全て点灯し、さらには、集合表示灯20の警報表示部
20cが点灯すると共に、非常警報用のブザー17が吹
鳴する。この監視装置4からの非常警報は、監視装置4
の多重通信装置31や非常警報装置2の多重通信装置2
4を接続している2芯の渡り線5の断線や短絡などをチ
ェックするのに使用することもできる。
【0034】監視装置4から発報した非常警報を解除す
る場合、非常警報用のロック式押釦スイッチ16を右に
回す。これにより多重通信装置31から非常警報信号が
伝送されなくなり、上記と同様の警報解除動作が実行さ
れる。
【0035】このように、多重通信装置24,31を利
用して、合計2芯の渡り線5によって、監視装置4から
全部の非常警報装置2に非常警報信号および警報解除信
号を伝送し、全部の非常警報装置2のシーケンサ23に
非常警報動作およびその解除動作を行わせ得るので、設
置や撤去に要する費用と時間ばかりでなく、設備費も全
く増加させることなく、監視装置4側からも非常警報動
作の開始および終了を指示し得る。
【0036】一方、インターホン15,21により非常
警報装置2同士あるいは監視装置4との間で通話を行う
場合は、インターホン15,21のハンドセット34を
取り上げ、相手番号をダイヤルする。これにより相手側
のインターホン15,21が「プルプル─」という呼び
出し音を発生するので、相手側がハンドセット34を取
り上げて応答する。この呼び出し音は、例えば、最大3
5秒間継続する。また、呼び出し音と同時に、非常警報
装置2の呼び出し用のブザー26が吹鳴すると共に、呼
び出し用の黄色の大型表示灯10が点滅する。ブザー2
6は、最初の3秒間は鳴りつづけ、その後1秒間隔の断
続音に変化して、5回断続音を出力した後は、2秒間吹
鳴して1秒間停止するという断続音に変化する。大型表
示灯10は、最初の2秒間は0.8秒間隔で点滅し、そ
の後は1.5秒間隔で点滅を継続する。もちろん、これ
らのパターンは、所定の範囲内で任意に設定可能であ
る。ハンドセット34を取り上げると、インターホン1
5からシーケンサ23にその旨の信号が出力され、ブザ
ー26および大型表示灯10は停止する。なお、ハンド
セット34を取り上げる前にブザー停止用の黄色の押釦
スイッチ12を押すと、ブザー26は停止する。
【0037】このように、インターホン15の呼び出し
時に大型表示灯10やブザー26を駆動すれば、騒音の
大きな現場でも、インターホン15の呼び出しを明瞭に
報知できる。
【0038】一斉放送を行う場合は、監視装置4のイン
ターホン21のハンドセット34を取り上げて、例え
ば、機能釦とダイヤル0とを押し、続いてハンドセット
34のページング釦を押す。これにより、インターホン
21のハンドセット34のマイクロホンにより電気信号
に変換された音声が、アダプタ32とアンプ33と2芯
の渡り線5とを介して全ての非常警報装置2のスピーカ
7に供給され、一斉放送が行われる。なお、アダプタ3
2に図外のBGM装置を接続することにより、全ての非
常警報装置2のスピーカ7からBGMを流すことができ
る。
【0039】このように、一斉放送を行えるようにすれ
ば、集中監視室3から坑内1全域への例えば非常時の指
示などを、迅速かつ容易に行える。
【0040】なお、監視装置4の集合表示灯20の電源
表示部20aは、受電しているときに制御装置30によ
り駆動されて点灯する。また、伝送エラー表示部20b
は、多重通信装置31の2芯の渡り線5の短絡や断線、
あるいは多重通信装置31と各非常警報装置2の多重通
信装置24との間の伝送のデータ異常の場合に、多重通
信装置31からのその旨の信号を受けた制御装置30に
より駆動されて点灯する。また、スイッチ注意表示部2
0dは、ブザー入切用の切替スイッチ18が「ブザー
切」にセットされているときに、制御装置30により駆
動されて点灯する。また、ブザー17は、ブザー入切用
の切替スイッチ18が「ブザー入」にセットされている
ときに、非常警報時以外にも、多重通信装置31の2芯
の渡り線5の短絡や断線、あるいは多重通信装置31と
各非常警報装置2の多重通信装置24との間の伝送のデ
ータ異常の場合に、多重通信装置31からのその旨の信
号を受けた制御装置30により吹鳴される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る工事現場用警報システムの全体
構成図である。
【図2】本願発明に係る工事現場用警報システムに備え
られた非常警報装置の正面図である。
【図3】本願発明に係る工事現場用警報システムに備え
られた監視装置の正面図である。
【図4】本願発明に係る工事現場用警報システムに備え
られた非常警報装置の回路ブロック図である。
【図5】本願発明に係る工事現場用警報システムに備え
られた監視装置の回路ブロック図である。
【図6】本願発明に係る工事現場用警報システムに備え
られたインターホンの使用状態の外観斜視図である。
【符号の説明】
2 非常警報装置 3 集中監視室 4 監視装置 5 渡り線 7 スピーカ 8 ブザー 9 大型表示灯 11 押釦スイッチ 12 押釦スイッチ 15 インターホン 20 集合表示灯 21 インターホン 23 シーケンサ 24 多重通信装置 31 多重通信装置

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非常警報を入力するための警報入力操作
    スイッチ手段と、非常警報を報知する警報報知手段と、
    前記警報入力操作スイッチ手段が操作されることにより
    非常警報信号を出力して前記警報報知手段を制御する制
    御手段と、を備えた複数の非常警報装置を、工事現場に
    適当間隔おきに設置し、 前記複数の非常警報装置のうちのいずれの非常警報装置
    から前記非常警報信号が出力されたかを表示する表示手
    段を備えた監視装置を、建屋内の集中監視室に設置し、 前記監視装置と前記複数の非常警報装置とを、多重通信
    手段を用いて相互に接続することにより、合計2芯の渡
    り線によって、前記非常警報装置からの非常警報信号を
    前記監視装置に伝送し、前記表示手段を作動させる構成
    としたことを特徴とする、工事現場用警報システム。
  2. 【請求項2】 合計2芯の渡り線によって、非常警報装
    置からの非常警報信号を監視装置に伝送する他に、前記
    監視装置から全部の前記非常警報装置に非常警報信号お
    よび警報解除信号を伝送し、全部の前記非常警報装置の
    制御手段に非常警報動作およびその解除動作を行わせ得
    る構成としたことを特徴とする、請求項1に記載の工事
    現場用警報システム。
  3. 【請求項3】 警報報知手段は、非常警報を音により報
    知する警報音発生手段を含み、非常警報時に、前記警報
    音発生手段による警報音の断続時間の時間間隔が、時間
    の経過に伴って次第に長くなるように、制御手段により
    制御される構成としたことを特徴とする、請求項1に記
    載の工事現場用警報システム。
  4. 【請求項4】 警報報知手段は、非常警報を音により報
    知する警報音発生手段を含み、複数の非常警報装置のう
    ちの任意数の非常警報装置に、前記警報音発生手段によ
    る警報音を停止させる警報音停止操作スイッチ手段を設
    け、非常警報時に、前記警報音停止操作スイッチ手段が
    操作された非常警報装置に限って前記警報音発生手段に
    よる警報音が停止するように、制御手段により制御され
    る構成としたことを特徴とする、請求項1に記載の工事
    現場用警報システム。
  5. 【請求項5】 複数の非常警報装置のうちの任意数の非
    常警報装置および監視装置にそれぞれインターホンを設
    けると共に、前記複数の非常警報装置のうちの任意数の
    非常警報装置にスピーカを設け、前記監視装置のインタ
    ーホンを利用して、前記スピーカにより一斉放送を行い
    得る構成としたことを特徴とする、請求項1に記載の工
    事現場用警報システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011150616A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Hochiki Corp 防災システム
JP2015112188A (ja) * 2013-12-10 2015-06-22 三菱電機株式会社 調理器

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JP2011150616A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Hochiki Corp 防災システム
JP2015112188A (ja) * 2013-12-10 2015-06-22 三菱電機株式会社 調理器

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