JPH10188156A - トンネル内避難誘導システム - Google Patents

トンネル内避難誘導システム

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JPH10188156A
JPH10188156A JP34943396A JP34943396A JPH10188156A JP H10188156 A JPH10188156 A JP H10188156A JP 34943396 A JP34943396 A JP 34943396A JP 34943396 A JP34943396 A JP 34943396A JP H10188156 A JPH10188156 A JP H10188156A
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evacuation
fire
section
evacuation guidance
tunnel
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JP34943396A
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Nagatoshi Ishida
長敏 石田
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Hochiki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 的確な避難誘導を能動的に行うことができる
トンネル内避難誘導システムを実現する。 【解決手段】 トンネル内部の各区間毎に避難誘導装置
11を配置しておき、火災検知器1あるいは消火栓装置
2からの作動信号を受信することにより防災受信盤6a
が火災区画を特定すると共に、この火災区画に対応する
避難パターンを参照して火災区画以外の各区画に配置さ
れる避難誘導装置11に避難方向を指示する移報信号を
出力すると、これに基づき各区画の避難誘導装置11が
避難誘導情報を出力するので、的確な避難誘導を能動的
に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル内非常用
設備に用いて好適なトンネル内避難誘導システムに関す
る。
【0002】
【従来の技術】周知のように、道路等のトンネル内部に
は事故や火災から人身および車両を守る各種の非常用設
備が設けられている。図11はその非常用設備の一例を
示す図である。この図において、1はトンネル内壁に所
定間隔毎(例えば25m間隔)で配設される火災検知
器、2は所定間隔(例えば50m間隔)毎に配置される
消火器、手動通報器などを有する消火栓装置である。3
はトンネル内壁上部に所定間隔毎に配設される水噴霧ヘ
ッドである。4はトンネル内部に所定間隔毎(例えば3
50m間隔)に設けられた非常口を表示する非常口表示
灯、5は所定間隔毎(例えば200m間隔)に配設され
る非常口までの距離を表示する非常口誘導灯である。
【0003】トンネル内で火災事故が発生すると、火災
検知器1からの作動信号、もしくは消火栓装置2からの
手動通報器の操作による作動信号を受信することにより
図示されていない防災受信盤は各種設備へ移報信号を出
力する。この移報信号により、例えば、加圧水を供給す
る自動弁が開放されて水噴霧ヘッド3から噴霧放水がな
されたり、ポンプ制御盤を介してポンプが始動されて消
火栓装置2が起動される等の消火作業が行われるように
なっている。一方、トンネル内には走行車であってもカ
ーラジオの受信聴取を可能にするためのラジオ再放送設
備が設けられており、非常事態が発生した場合は緊急放
送を流してドライバーに的確な情報を提供できるように
なっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のトンネル内に設けられる非常用設備は、非常口
表示灯4によりトンネル内部に設けられた非常口の位置
を示したり、非常口誘導灯5によって非常口までの距離
を表示するだけの避難誘導を行うに過ぎない。この為、
火災が発生した場合に、例えば、火災により生じる煤煙
にてトンネル内部の視界が不良になると、非常口表示灯
4や非常口誘導灯5を視認できなくなり、そうした状況
では的確な避難誘導を行うことが困難になる事態も起こ
り得る。
【0005】さらに、非常口誘導灯5は、単に非常口ま
での距離を表示するだけである為、どちら側へ避難して
良いか判断がつかないという弊害がある。つまり、有事
の際には非常口誘導灯5の表示を見て最寄の非常口へ避
難しようとするが、場合によっては最寄の非常口側が火
災現場になっていることも考えられ、そのような場合に
は避難しているつもりでも火災現場に近付いてしまうと
いう問題も生じてしまう。一方、走行車はカーラジオに
より緊急放送を聴取することは出来るものの、最終的に
は自らの状況判断で避難しなければならないものであっ
た。
【0006】そこで、本発明は、上述した事情に鑑みて
なされたもので、的確な避難誘導を能動的に行うことが
できるトンネル内避難誘導システムを提供することを目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載のトンネル内避難誘導システムで
は、トンネル内部の各区画毎に設置され、火災発生を検
知して作動信号を出力する火災検知器と、トンネル内部
の各区間毎に設置され、火災発生時の手動通報操作によ
り作動信号を出力する手動通報器と、前記火災検知器あ
るいは手動通報器からの作動信号を受信して火災区画を
特定し、移報信号を出力する受信手段と、トンネル内部
の各区画毎に配置され、前記受信手段から出力される移
報信号に基づいて避難誘導情報を出力する避難誘導手段
とを具備し、前記受信手段は、予め前記火災区画の位置
に対応した各区画毎の避難方向を表わす複数の避難パタ
ーンを備え、火災区画が特定された場合にそれに対応す
る避難パターンを参照して火災区画以外の各区画に配置
される前記避難誘導手段に避難方向を指示する移報信号
を出力することを特徴とする。
【0008】また、上記請求項1に従属する請求項2に
記載の発明によれば、前記受信手段は、手動操作に基づ
いて前記避難誘導手段に避難誘導方向を指示する移報信
号を出力することを特徴としている。
【0009】さらに、上記請求項1に従属する請求項3
に記載の発明によれば、前記避難誘導手段は、トンネル
内部の各区画毎に配置される火災検知器、消火栓装置な
どの非常用設備に一体に備えられることを特徴とする。
【0010】また、請求項1に従属する請求項4に記載
の発明によれば、前記避難誘導手段は、前記受信手段か
らの移報信号に基づいて避難方向を可視表示する表示手
段および音声案内するメッセージを出力する音声報知手
段を有することを特徴とする。
【0011】本発明では、トンネル内部の各区間毎に避
難誘導手段を配置しておき、火災検知器あるいは手動通
報器からの作動信号を受信することにより、受信手段が
火災区画を特定すると共に、この火災区画に対応する避
難パターンを参照して火災区画以外の各区画に配置され
る避難誘導手段に避難方向を指示する移報信号を出力す
ると、これに基づき各区画の避難誘導手段が避難誘導情
報を出力する為、的確な避難誘導を能動的に行うことが
可能になる。
【0012】また、受信手段は、手動操作に基づいて前
記避難誘導手段に避難誘導方向を指示する移報信号を出
力することができるため、避難パターンを参照した自動
的な避難誘導を行うことができないような場合であって
も、手動操作により的確な避難誘導を指示することがで
きる。
【0013】また、避難誘導手段は、トンネル内部の各
区画毎に配置される火災検知器、消火栓装置などの非常
用設備に一体に備えられるため、トンネル内に避難誘導
用の装置を別途設ける必要がなく、専用のスペースを確
保しなくとも良い。
【0014】また、避難誘導手段は、可視表示する表示
手段およびメッセージ出力する音声報知手段により避難
方向を指示するため、木目細かく且つ的確な避難誘導を
行うことができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明によるトンネル内避難誘導
システムは、トンネル内非常用設備に適用され得る。以
下では、本発明の実施の形態であるトンネル内非常用設
備を実施例として図面を参照して説明する。
【0016】まず、図1は本発明の一実施例による避難
誘導システムが適用されたトンネル内非常用設備の概略
を説明するための図であり、この図において前述した従
来例と共通する要素には同一の番号を付し、その説明を
省略する。
【0017】図1に示す実施例が従来例と相違する点
は、非常口表示灯4および非常口誘導灯5の他に、避難
方向を可視表示すると共に、それを音声にても報知する
避難誘導装置(後述する)をトンネル内部の各区画毎に
配置し、これら避難誘導装置を非常用設備管理システム
と連動させるようにしたことにある。
【0018】つまり、トンネル内に設置が義務付けられ
ている非常用設備管理システムと避難誘導装置を連動さ
せることによって、非常用設備管理システム全体を監視
制御する防災受信盤の制御の下に木目細かい避難誘導を
能動的に実現したものであり、以下、こうしたシステム
について説明する。
【0019】図1において、6は電気室であり、トンネ
ル内の火災検知器1あるいは消火栓装置2に設けられる
手動通報器からの作動信号に応じて移報信号を出力する
防災受信盤6aが設置されている。防災受信盤6aは、
トンネル内に配置される火災検知器1および消火栓装置
2を区画毎に管理しており、火災が発生した区画(以
下、これを火災区画と称す)と非常口との位置関係に応
じた最適な避難ルート(避難方向)を指示する避難パタ
ーン(後述する)を記憶している。
【0020】したがって、防災受信盤6aは火災検知器
1あるいは手動通報器からの作動信号を受信すると、各
種設備を制御する制御盤に移報信号を出力する一方、後
述する避難パターンを参照して火災区画以外の区画にあ
る、例えば火災検知器1や消火栓装置2に一体化される
避難誘導装置11に対して最適な避難ルートを指示する
移報信号を出力する。
【0021】なお、電気室6に設けられる各種設備と
は、消火栓装置2および水噴霧ヘッド3に加圧水を供給
するポンプ設備や、トンネル内の状況をモニタするIT
Vカメラ8を監視制御するITV監視設備、トンネル内
部に情報を可視表示する可変情報板7を制御する可変情
報板設備、あるいはトンネル内の換気あるいは排煙を担
うジェットファンを制御する換気設備、照明設備、非常
電話設備などを指す。
【0022】9は遠隔監視室であり、上記電気室6と光
ケーブル等で接続され、防災受信盤6aや各種設備が発
生する情報をモニタリングする一方、各設備をリモート
制御する機能も備える。なお、図1に図示した連絡抗と
は、例えば、隣接するトンネルへ抜ける非常口もしくは
地上に至る通路を表わしている。
【0023】次に、図2を参照して本実施例に用いられ
る火災検知器1の構成について説明する。図2(イ),
(ロ)は、それぞれ火災検知器1の外観および構成を示
す図である。これらの図に示すように、火災検知器1は
検知器本体10と避難誘導装置11とが一体化されたも
のであり、その筺体には避難方向を可視表示する表示灯
11a,11bと、避難方向を音声案内するためのスピ
ーカ11cとが設けられている。
【0024】避難誘導装置11は、表示灯11a,11
b、防災受信盤6aから信号線SLを介して供給される
表示制御信号Dc(移報信号)を受信してデコードする
受信部11d、この受信部11dの出力に基づき表示灯
11a,11bのいずれか一方を点灯又は点滅駆動させ
る駆動制御信号と音声案内メッセージを出力するのを指
示する指示信号とを発生する制御部11e、駆動制御信
号に応じて表示灯11a,11bを点灯又は点滅駆動す
る表示部11fおよび指示信号に基づき避難誘導する音
声案内メッセージを音声合成する音声合成部11g、ア
ンプ11h、スピーカ11cとから構成される。
【0025】上記構成による避難誘導装置11では、防
災受信盤6aから信号線SLを介して供給される表示制
御信号Dcに従って、表示灯11a,11bのいずれか
一方を点灯または点滅駆動すると共に、音声合成部11
gにて予め記憶されている音声合成音、例えば、「矢印
の方向へ避難してください」なる音声合成音を繰り返し
メッセージ再生してスピーカ11cより放音する。
【0026】こうした避難誘導装置11は、消火栓装置
2にも一体化して配備される。図3(イ)に示す通り、
その筺体には表示灯11a,11bとスピーカ11cと
が設けられ、また、消火栓装置2は図3(ロ)に示す通
り、バルブ開放操作に応じてポンプ起動信号を発生する
消火栓回路を有する消火栓部2aと、発信ボタン操作に
より作動信号を出力する手動通報回路を有する手動通報
器2bとを備えると共に、上記構成要素11a〜11h
からなる避難誘導装置11が設けられている。なお、2
cは表示灯、2dは消火器収納部を示す。
【0027】次に、図4〜図8を参照し、火災検知器
1、手動通報器2bを有する消火栓装置2および防災受
信盤6aからなる、非常用設備管理システムと連動する
避難誘導システムの動作について説明する。さて、火災
検知器1および消火栓装置2は、防災受信盤6aによっ
て区画毎に管理されており、いずれかの区画における火
災検知器1あるいは消火栓装置2の手動通報器2bで発
報されると、防災受信盤6aは図4に示すステップSA
1にて作動信号を受信し、火災区画を特定する。
【0028】続いて、防災受信盤6aはステップSA2
に処理を進め、火災検知器1からの作動信号が真火災に
よるものであるか否かを判定する火災判定処理を行う。
なお、手動通報器2bの手動操作による作動信号である
時には火災判定を行わずに、一意的に火災発生を判定す
る。そして、真火災であることが判定されると、各区画
へ自動通報する。次いで、ステップSA3では、火災発
生に対応して遠隔監視室9側およびトンネル内の各種設
備に対して移報出力を行う。
【0029】次に、ステップSA4に進むと、防災受信
盤6aは予め記憶される避難パターンを参照して火災区
画以外の各区画に配置される避難誘導装置11に対して
出力する最適な避難方向を決定する。この避難パターン
とは、図5〜図8の一例に示すように、火災が発生した
区画と非常口との位置関係に応じて定められた避難方向
を定義したものであり、火災区画を特定することによ
り、他の区画における避難方向が決る。
【0030】図5〜図8に示す避難パターンP(1)〜
P(31)は、基本ルールに従って予め策定されるもの
である。この基本ルールとは、次の6つの原則から成立
っている。すなわち、火災区画とは逆側の非常口(抗
口)方向へ避難誘導する。火災区画に連絡抗がある場
合は火災区画に居る者のみをその連絡抗へ誘導する。
連絡抗が火災区画側にある場合はどんなに近くても避難
誘導しない。1つ飛びの火災区画は連続した区画の火
災と見做す。火災区画の隣の区画にある連絡抗へは避
難誘導しない。火災区画もしくは火災区画に挟まれ且
つ連絡抗が無い場合は手動による避難誘導を行う。
【0031】したがって、例えば、図5に示すように、
区画2が火災区画となり、連絡抗が区画3に位置してい
るような状況下では、避難パターンP(2)に従って火
災区画(区画2)以外の各区画における避難方向が定ま
る。こうして防災受信盤6aにて各区画の避難方向が決
定されると、ステップSA5に進み、消火栓装置2等に
移報出力する一方、各区画の火災検知器1および消火栓
装置2に設けられた避難誘導装置11に対して決定され
た避難方向を表わす表示制御信号を送出する。
【0032】これにより、火災区画以外に配置される避
難誘導装置11では、移報信号として与えられる表示制
御信号Dcを受信してデコードし(ステップSA6)、
これに基づき火災区画とは逆方向にある非常口もしくは
連絡抗を指し示すように表示灯11a,11bのいずれ
か一方を点灯又は点滅しつつ、「矢印の方向へ避難して
ください」なる音声案内メッセージを繰り返し再生して
スピーカ11cから出力する避難誘導処理(ステップS
A7)を実行する。
【0033】このように、本実施例によれば、従来の非
常口誘導灯5のように、単に非常口までの距離を表示す
るだけにとどまらず、火災現場から遠ざかる方向へ迅速
かつ能動的に避難誘導することが可能になる。加えて、
本実施例による避難誘導システムでは、トンネル内部に
新規な装置を構築せず、既存の非常用設備に避難誘導装
置11を一体化する態様のため、専用装置を設ける必要
がなく、専用のスペースも確保しなくとも良いため、設
置コストを大幅に低減し得るという効果も奏する。
【0034】なお、図7に示す避難パターンP(2
0),P(21)の場合のように、火災区画もしくは火
災区画に挟まれ且つ連絡抗が無い場合にあっては、上述
のように、避難パターンを参照した自動的な避難誘導を
行うことができず、手動操作が必要になる。そのような
場合には、前述したステップSA3とステップSA4と
の間に手動操作を介在させる図9に示す処理手順とな
る。
【0035】また、上述した実施例では、防災受信盤6
aの指示の下に避難誘導する態様であるが、これに限ら
ず、図10に図示する通り、遠隔監視室9側から手動操
作にてリモート制御させて避難誘導することも可能であ
る。なお、この手動操作を行う管理者は、電気室6、遠
隔監視室9において、ITV監視設備におけるITVカ
メラ8からの映像をモニタで監視しながらリモート制御
することになる。
【0036】なお、本発明による避難誘導手段は、上述
した実施例に限らず、独立した避難誘導装置としてトン
ネン内の各区画に配置しても良いし、非常口誘導灯や非
常口表示灯などの非常用設備に一体に設けるようにして
も良い。また、本発明による表示手段にあっては、LE
Dを複数配設したようなメッセージ表示器(所謂、電光
掲示板)でも良く、その表示形態は文字やシンボル図形
を用いて避難誘導する。
【0037】さらに、本発明による受信手段を構成する
防災受信盤6aは、トンネル内の各種設備を制御する制
御盤に対して移報信号を出力することで、避難誘導手段
から出力される避難誘導情報と連動して、避難誘導が的
確に行えるように各種設備を制御することもできる。例
えば、ジェットファンを制御する換気設備に移報信号を
送り、避難を指示している方向にはできるだけ煙が流れ
ないように個々のジェットファンの回転方向や回転数な
どを制御する。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、トンネル内部の各区間
毎に避難誘導手段を配置しておき、火災検知器あるいは
手動通報器からの作動信号を受信することにより、受信
手段が火災区画を特定すると共に、この火災区画に対応
する避難パターンを参照して火災区画以外の各区画に配
置される避難誘導手段に避難方向を指示する移報信号を
出力すると、これに基づき各区画の避難誘導手段が避難
誘導情報を出力する為、的確な避難誘導を能動的に行う
ことができる。また、受信手段は、手動操作に基づいて
前記避難誘導手段に避難誘導方向を指示する移報信号を
出力することができるため、避難パターンを参照した自
動的な避難誘導を行うことができないような場合であっ
ても、手動操作により的確な避難誘導を指示することが
できる。また、避難誘導手段は、トンネル内部の各区画
毎に配置される火災検知器、消火栓装置などの非常用設
備に一体に備えられるため、トンネル内に避難誘導用の
装置を別途設ける必要がなく、専用のスペースを確保し
なくとも良い。また、避難誘導手段は、可視表示する表
示手段およびメッセージ出力する音声報知手段により避
難方向を指示するため、木目細かく且つ的確な避難誘導
を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による避難誘導システムが適用されたト
ンネル内非常用設備の概略を説明するための図である。
【図2】避難誘導装置11と一体化された火災検知器1
の外観およびその構成を示す図である。
【図3】避難誘導装置11と一体化された消火栓装置2
の外観およびその構成を示す図である。
【図4】実施例の動作を説明するための図である。
【図5】防災受信盤6aに記憶される避難パターンの一
例を示す図である。
【図6】防災受信盤6aに記憶される避難パターンの一
例を示す図である。
【図7】防災受信盤6aに記憶される避難パターンの一
例を示す図である。
【図8】防災受信盤6aに記憶される避難パターンの一
例を示す図である。
【図9】手動操作が行われる場合の処理フローを示す図
である。
【図10】遠隔監視室9側から手動操作にてリモート制
御させて避難誘導する態様を示す図である。
【図11】従来例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 火災検知器 2 消火栓装置 6a 防災受信盤(受信手段) 11 避難誘導装置(避難誘導手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トンネル内部の各区画毎に設置され、火
    災発生を検知して作動信号を出力する火災検知器と、 トンネル内部の各区間毎に設置され、火災発生時の手動
    通報操作により作動信号を出力する手動通報器と、 前記火災検知器あるいは手動通報器からの作動信号を受
    信して火災区画を特定し、移報信号を出力する受信手段
    と、 トンネル内部の各区画毎に配置され、前記受信手段から
    出力される移報信号に基づいて避難誘導情報を出力する
    避難誘導手段とを具備し、 前記受信手段は、予め前記火災区画の位置に対応した各
    区画毎の避難方向を表わす複数の避難パターンを備え、
    火災区画が特定された場合にそれに対応する避難パター
    ンを参照して火災区画以外の各区画に配置される前記避
    難誘導手段に避難方向を指示する移報信号を出力するこ
    とを特徴とするトンネル内避難誘導システム。
  2. 【請求項2】 前記受信手段は、手動操作に基づいて前
    記避難誘導手段に避難誘導方向を指示する移報信号を出
    力することを特徴とする請求項1記載のトンネル内避難
    誘導システム。
  3. 【請求項3】 前記避難誘導手段は、トンネル内部の各
    区画毎に配置される火災検知器、消火栓装置などの非常
    用設備に一体に備えられることを特徴とする請求項1記
    載のトンネル内避難誘導システム。
  4. 【請求項4】 前記避難誘導手段は、前記受信手段から
    の移報信号に基づいて避難方向を可視表示する表示手段
    および音声案内するメッセージを出力する音声報知手段
    を有することを特徴とする請求項1記載のトンネル内避
    難誘導システム。
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