JP3187252U - 列車接近警報装置 - Google Patents
列車接近警報装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3187252U JP3187252U JP2013005175U JP2013005175U JP3187252U JP 3187252 U JP3187252 U JP 3187252U JP 2013005175 U JP2013005175 U JP 2013005175U JP 2013005175 U JP2013005175 U JP 2013005175U JP 3187252 U JP3187252 U JP 3187252U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- train approach
- light emission
- train
- emission control
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Train Traffic Observation, Control, And Security (AREA)
Abstract
【課題】作業員の耳がふさがれ、作業効率が低下することもなく、さらに、作業員が規則通り、警報を聞いているか否かを現場の監督が確認することが可能な列車接近警報装置を提供する。
【解決手段】本考案に係る列車接近警報装置100は、少なくともオンオフを行うスイッチ220と、前記スイッチによりオンとなると、発光制御データを出力する発光制御部と、列車接近信号を受信する信号受信部と、前記信号受信部で列車接近信号を受信すると、音声データを出力する音声出力部と、からなる本体部200と、前記発光制御部からの発光制御データが入力され、発光する発光部360と、前記音声出力部からの音声データが入力され、振動する骨伝導スピーカー350と、とからなるヘッドセット部300と、を含む。
【選択図】 図1
【解決手段】本考案に係る列車接近警報装置100は、少なくともオンオフを行うスイッチ220と、前記スイッチによりオンとなると、発光制御データを出力する発光制御部と、列車接近信号を受信する信号受信部と、前記信号受信部で列車接近信号を受信すると、音声データを出力する音声出力部と、からなる本体部200と、前記発光制御部からの発光制御データが入力され、発光する発光部360と、前記音声出力部からの音声データが入力され、振動する骨伝導スピーカー350と、とからなるヘッドセット部300と、を含む。
【選択図】 図1
Description
本考案は、本発明は、鉄道線路において保線作業等を行なっている作業者に、列車の接近を知らせる列車接近警報装置に関する。
鉄道線路における保線作業等は、鉄道輸送の安全確保、快適さの確保等に欠くことのできない作業等であるが、保線作業等に従事する作業者の安全確保も、鉄道輸送における欠くことのできない重要な防災業務の一つである。
従来から、保線作業等における安全確保のための、いくつかのシステムが実施されてきているが、その一例として列車接近警報システムを挙げることができる。
例えば、特許文献1(特開2001−258061号公報)には、線路沿いに任意の間隔で設置される基地局と、線路工事の見張り員が携帯し列車が接近したときに前記基地局を介し接近警報信号を受信し報知する移動局とを備える列車接近警報システムが開示されている。
特開2001−258061号公報
出願人らがこれまで利用してきた従来の列車接近警報装置の概要を、図3を参照して説明する。図3は、レール沿いで保線作業に従事する作業員の様子を示すと共に、従来の列車接近警報装置の概要を説明するものである。
鉄道線路におけるレールは、所定の長さのゾーンにそれぞれ区切られており、それぞれのゾーンには周知の軌道回路30がそれぞれ設けられており、ゾーン上に列車(不図示)が進入すると、当該ゾーンに対応する軌道回路30が短絡することで、当該ゾーンへの列車進入を検知することが可能である。
軌道回路30で列車の進入が検知されると、無線基地局50は軌道回路30からの検知情報を受け、これに基づいて、前記ゾーンに列車が進入しており、作業員が作業している現場に、列車が接近しつつあることを報知するための列車接近信号を送信する。
保線作業に従事する作業員においては、列車接近警報装置なる携帯型の警報装置を携行し、レール近傍で作業を行うときには、必ず、この列車接近警報装置のスイッチをオンとしておくことが義務付けられている。
列車接近警報装置は、無線基地局50からの信号を受信する受信部と、当該受信部で信号を受信すると、例えば、「上り列車接近中、上り列車接近中、・・・」などと言った、音声データを出力する音声出力部と、当該音声データを拡声するスピーカーと、を備えている。
保線作業に従事する作業員は、上記のような列車接近警報装置から出力される「上り列車接近中、上り列車接近中、・・・」と言った警報を聞くことで、作業を中断しレールから一旦待避する。このように、列車接近警報装置は、保線作業に従事する作業員を事故から守るためのツールとして、必須のものであり、前述したように全ての作業員が携行するよう義務づけている。
しかしながら、保線作業の現場に近接して、民家などが存在する場合、列車接近警報装置から出力される「上り列車接近中、上り列車接近中、・・・」などと言った警報が、当該民家の住民にとっては騒音として捉えられることが多く、クレームの原因となる、といった問題があった。
そこで、前記のようにスピーカーによって、作業員に警報を行うことに代え、イヤホンなどを用いて作業員に警報する構成とすることが検討されたが、これによれば、作業員の耳がイヤホンでふさがれることとなり、作業中の音を聞き取りにくくするので、作業効率が低下する、という新たな問題が発生する。
また、上記のようにイヤホンを用いた構成では、実際に作業員が列車接近警報装置のスイッチをオンとして、警報を聞いているかを、現場の監督が確認することができなない、という新たな問題も発生する。
上記のような課題を解決するために、請求項1に係る考案は、少なくともオンオフを行うスイッチと、前記スイッチによりオンとなると、発光制御データを出力する発光制御部と、列車接近信号を受信する信号受信部と、前記信号受信部で列車接近信号を受信すると、音声データを出力する音声出力部と、からなる本体部と、前記発光制御部からの発光制御データが入力され、発光する発光部と、前記音声出力部からの音声データが入力され、振動する骨伝導スピーカーと、とからなるヘッドセット部と、を含む列車接近警報装置である。
また、請求項2に係る考案は、請求項1に記載の列車接近警報装置において、前記本体部と前記ヘッドセット部とがケーブルで接続されることを特徴とする。
また、請求項3に係る考案は、請求項1又は請求項2に記載の列車接近警報装置において、前記発光部における発光動作が点滅であることを特徴とする。
本考案の列車接近警報装置によれば、骨伝導スピーカーによって作業員に警報を伝達するので、作業員の耳がふさがれることがなく、作業員は作業中の音も聞くことができるので、作業効率が低下することもなく、さらに、スイッチがオンであるときに発光する発光部を有するので、作業員が規則通り、警報を聞いているか否かを現場の監督が確認することが可能となる。
以下、本考案の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。図1は本考案の実施の形態に係る列車接近警報装置100を作業員が携行した状態を示す図であり、図2は本考案の実施の形態に係る列車接近警報装置100のブロック構成を示す図である。なお、鉄道線路に設置される軌道回路30や無線基地局50の構成については従来のものを用いる。
本考案に係る列車接近警報装置100は、本体部200とヘッドセット部300と、これらの間を電気的に接続するケーブル400とから構成されている。なお、本実施形態においては、本体部200とヘッドセット部300との間をケーブル400により有線で電気接続する構成としているが、それ以外の方法で電気接続する構成とすることもできる。
ヘッドセット部300は、図1に示すように、作業員の頭部に装着するように用いるものである。ヘッドセット部300における装着補助具310には、2つの骨伝導スピーカー350が取り付けられており、それぞれの骨伝導スピーカー350の上には、LEDなどによる発光部360がそれぞれ設けられている。装着補助具310により、2つの骨伝導スピーカー350は、作業員の両こめかみあたりに装着することが可能となっている。なお、骨伝導スピーカー350としては周知のものを用いることができる。
本体部200における主制御部210には、例えば、マイクロコンピューターなどを用いることができるが、専用のハードウエアを用いることもできる。この主制御部210は、図2に示される主制御部210と接続される各構成とデータ通信可能に構成されている。
スイッチ220としては、少なくとも列車接近警報装置100のオンオフを行い得るものを利用する。さらに、スイッチ220としては、オフ、オン(音量レベル1)、オン(音量レベル2)、オン(音量レベル3)の各切り換えを行い得るようなものも利用することができる。この場合、スイッチ220の具体的な部品構成としては、ロータリースイッチを用いることが好ましい。
スイッチ220がオンとなっている間には、発光制御部260は発光制御データを、ヘッドセット部300の発光部360に出力する。発光部360は、例えばLEDなどで構成することができ、発光制御データが入力されると、発光するようになっている。なお、発光制御データによる発光部360の発光動作は、発光部360の常時点灯動作とすることもできるし、発光部360の点滅動作とすることもできるが、後者の方が目視確認のためにはより好ましい。
また、本実施形態においては、発光部360を骨伝導スピーカー350の上にレイアウトする例について説明を行っているが、発光部360を骨伝導スピーカー350とは分離し目視確認し易い箇所に取り付けられる構造とすることもできる。
信号受信部230は、無線基地局50から送信される列車接近信号を受信する。信号受信部230が列車接近信号を受信すると、音声出力部250は、ヘッドセット部300側の骨伝導スピーカー350に音声データを出力する。この音声データは、従来例と同様に、例えば「上り列車接近中、上り列車接近中、・・・」などと言った警報である。ヘッドセット部300における骨伝導スピーカー350に音声データが入力されると、それに基づき、骨伝導スピーカー350が振動し、作業員に「上り列車接近中、上り列車接近中、・・・」などと言った警報を伝達することができる。
以上のように、本考案の列車接近警報装置100によれば、骨伝導スピーカー350によって作業員に警報を伝達するので、作業員の耳がふさがれることがなく、作業員は作業中の音も聞くことができるので、作業効率が低下することもなく、さらに、スイッチ220がオンであるときに発光する発光部360を有するので、作業員が規則通り、警報を聞いているか否かを現場の監督が確認することが可能となる。
30・・・軌道回路
50・・・無線基地局
100・・・列車接近警報装置
200・・・本体部
210・・・主制御部
220・・・スイッチ
230・・・信号受信部
250・・・音声出力部
260・・・発光制御部
300・・・ヘッドセット部
310・・・装着補助具
350・・・骨伝導スピーカー
360・・・発光部
400・・・ケーブル
50・・・無線基地局
100・・・列車接近警報装置
200・・・本体部
210・・・主制御部
220・・・スイッチ
230・・・信号受信部
250・・・音声出力部
260・・・発光制御部
300・・・ヘッドセット部
310・・・装着補助具
350・・・骨伝導スピーカー
360・・・発光部
400・・・ケーブル
Claims (3)
- 少なくともオンオフを行うスイッチと、
前記スイッチによりオンとなると、発光制御データを出力する発光制御部と、
列車接近信号を受信する信号受信部と、
前記信号受信部で列車接近信号を受信すると、音声データを出力する音声出力部と、からなる本体部と、
前記発光制御部からの発光制御データが入力され、発光する発光部と、
前記音声出力部からの音声データが入力され、振動する骨伝導スピーカーと、とからなるヘッドセット部と、を含む列車接近警報装置。 - 前記本体部と前記ヘッドセット部とがケーブルで接続されることを特徴とする請求項1に記載の列車接近警報装置。
- 前記発光部における発光動作が点滅であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の列車接近警報装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013005175U JP3187252U (ja) | 2013-09-06 | 2013-09-06 | 列車接近警報装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013005175U JP3187252U (ja) | 2013-09-06 | 2013-09-06 | 列車接近警報装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3187252U true JP3187252U (ja) | 2013-11-14 |
Family
ID=50430831
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013005175U Expired - Fee Related JP3187252U (ja) | 2013-09-06 | 2013-09-06 | 列車接近警報装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3187252U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021003923A (ja) * | 2019-06-25 | 2021-01-14 | 大同信号株式会社 | 列車接近警報装置 |
-
2013
- 2013-09-06 JP JP2013005175U patent/JP3187252U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021003923A (ja) * | 2019-06-25 | 2021-01-14 | 大同信号株式会社 | 列車接近警報装置 |
JP7260945B2 (ja) | 2019-06-25 | 2023-04-19 | 大同信号株式会社 | 列車接近警報装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US11708099B2 (en) | Work block encroachment warning system | |
RU2655566C1 (ru) | Способ ограждения места проведения работ и оповещения работающих на железнодорожных путях | |
RU2702379C1 (ru) | Способ оповещения работающих на перегоне о приближении подвижного состава с ограждением места работ | |
RU2583011C1 (ru) | Система оповещения работающих на железнодорожных путях о приближении железнодорожного подвижного состава | |
EP2946982A1 (en) | Improved safety system for railroad personnel | |
NL2014693B1 (nl) | Een treinbewakingssysteem voor het bewaken van ten minste een gedeelte van een railbaan voor railbaanwerkers, alsmede een treindetectie eenheid, signaleringseenheid, netwerk router en veiligheidshelm voor een dergelijk treinbewakingssysteem. | |
KR20100044339A (ko) | 철도 선로변 작업자 안전을 위한 위험 감지 시스템 및 위험감지 방법 | |
US11780481B2 (en) | Methods and systems for worker protection system with ultra-wideband (UWB) based anchor network | |
RU2658744C1 (ru) | Система оповещения работающих на железнодорожных путях | |
KR20210089832A (ko) | 철도작업자 안전모용 차량진입 경보장치 | |
RU2702368C1 (ru) | Способ оповещения работающих на перегоне о приближении подвижного состава с ограждением места работ | |
JP3187252U (ja) | 列車接近警報装置 | |
RU2544778C1 (ru) | Устройство оповещения работающих на железнодорожных путях станции о приближении подвижного состава | |
CN106464993A (zh) | 听力装置、自动启用所述听力装置内的监测模式的方法和系统 | |
KR100975289B1 (ko) | 골전도 스피커를 이용한 열차접근 경보 시스템 및 방법 | |
WO2019122193A1 (en) | Detection units for monitoring a train travelling on a railway, and related systems and methods | |
RU2606755C1 (ru) | Способ оповещения работающих о приближении железнодорожного подвижного состава при выполнении работ на железнодорожном пути | |
RU2737976C1 (ru) | Система оповещения о приближении железнодорожного подвижного состава и ограждения участка работ, размещаемая на путевой машине (сомп) | |
KR101149943B1 (ko) | 진동 방독면 | |
RU2456192C1 (ru) | Система оповещения путевых ремонтных бригад о приближении поезда | |
JP4231353B2 (ja) | 列車接近警報システム | |
CN203838853U (zh) | 便携式联控预警器 | |
KR102693755B1 (ko) | Open api를 통한 실시간 열차 운행정보 기반의 열차감지시스템 | |
JPH10310058A (ja) | 保線工事用警報装置 | |
KR20190025440A (ko) | 긴급상황 대처를 위한 관제시스템 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3187252 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |