JP6174333B2 - 避難誘導システム - Google Patents
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Description
本発明は、避難誘導システムに於いて、
避難場所に至る経路に、当該経路と交差する方向に指向方向を設定して配置した指向性スピーカと、
非常時に、避難場所へ誘導する所定の避難誘導放送を指向性スピーカから出力させる放送装置と、
を備え、
指向性スピーカは、避難誘導放送を、経路と交差する方向の限られた範囲に伝播させて、避難者が当該範囲を横切る場合にのみ明瞭に聞こえるような音量で出力することを特徴とする。
指向性スピーカを避難場所に至る経路に所定間隔で複数設置する。
(平面波スピーカ)
指向性スピーカは、音響振動を平面波として出力する平面波スピーカである。
(避難口まで距離と方向)
放送装置は、指向性スピーカから避難場所までの距離及び又は方向を示す避難誘導放送を繰り返し出力する。
放送装置は、廊下部分に設置した指向性スピーカから、避難口又は避難階段の言葉を含む避難場所までの距離及び又は方向を示す避難誘導放送を出力し、非常階段に設置した指向性スピーカから、避難階の言葉を含む避難場所までの距離及び又は方向を示す避難誘導放送を出力する。
放送装置は、複数の避難場所に通じる経路に設置した指向性スピーカについて、各避難場所に対応した放送情報を準備し、必要に応じて複数の避難場所から選択した所定の避難場所に対応した放送情報を選択して指向性スピーカから避難誘導放送を出力させる。
放送装置は、非常時に、エレベータに向う通路に配置した指向性スピーカからエレベータの使用禁止を示す避難誘導放送を出力させる。
放送装置は、非常時に、当該火災の発生場所に向う避難誘導経路に配置した指向性スピーカから通行禁止を示す避難誘導放送を出力させる。
放送装置は、避難誘導の完了を確認した場合、指向性スピーカから救助隊を非常発生場所へ案内する案内放送を出力させる。この場合、放送装置は、指向性スピーカから非常発生場所までの距離及び又は方向を示す案内放送を出力させる。
放送装置は、指向性スピーカから避難場所へ誘導する所定の避難誘導訓練放送を出力させる。
放送装置は、
指向性スピーカ毎に設けられ、当該指向性スピーカの設置場所に対応した所定の避難誘導放送情報を記憶し、外部からの制御信号により前記記憶した避難誘導放送情報の再生出力と再生停止を行う放送再生装置と、
放送再生装置に通信接続して制御する放送制御装置と、
を備える。
放送装置は、非常時に、指向性スピーカから防災機器の設置位置を含む誘導放送を出力させる。
放送装置は、非常放送設備から女声メッセージによる感知器発報放送を示す放送移報信号を受信した場合、指向性スピーカから男声メッセージによる避難誘導放送を出力し、非常放送設備から男声メッセージによる火災放送を示す放送移報信号を受信した場合、指向性スピーカから女声メッセージによる避難誘導放送を出力する。
本発明の避難誘導システムによれば、指向性スピーカを、避難口などの避難場所に至る経路(通路)に、当該経路を横切る方向に指向方向を設定して配置し、火災等の非常発生時に、放送装置により避難場所へ誘導する所定の避難誘導放送を指向性スピーカから出力させるようにしたため、指向性スピーカの前を通過する際に、避難口などの避難場所へ誘導する放送を聞き、例えば現在位置から避難口までの距離或いは距離と方向を知ることができ、非常発生により混乱した状況にあっても、避難場所が確認できることで、落ち着いた避難行動を可能とする。避難空間に煙層などがあって視界が悪い場合でも、避難誘導放送を聞くことができるため避難行動を可能とする。
また指向性スピーカは、音響振動を平面波として出力する平面波スピーカを使用しており、放送音は従来のスピーカによる球面波のように拡散せずに、通路を横切る方向の限られた範囲に伝播し、そこを横切る場合に明瞭に放送音を聞くことができ、通路に沿って所定間隔で指向性スピーカを配置していても、相互に干渉することなく、内容の異なる放送音を明瞭に聞くことができる。また音波が拡散せずに直進するため、従来の避難誘導放送のように音量を大きくしなくとも、周囲の騒音にも影響されることなく、放送音を明瞭に聞くことができる。
また放送装置は、指向性スピーカから避難場所までの距離或いは距離とその方向を示す避難誘導放送を繰り返し出力するため、避難口へ向かう通路に所定間隔で指向性スピーカを配置しておくことで、指向性スピーカの前を通過する際に、避難口までの距離或いは距離とその方向を知って確認できると共に、残り距離がわかることで、避難口に近づいていることが確認でき、避難者に安心感を与え、落ち着いた避難行動を可能とする。
また、放送装置は、廊下部分に設置した指向性スピーカからの避難誘導放送に、「避難口」又は「避難階段」の言葉を必ず含ませることで、避難口又は避難階段の近くに到達しつつあることを避難者に明快に理解させることができる。
また放送装置は、複数の避難場所に通じる経路に設置した指向性スピーカについて、各避難場所に対応した放送情報を準備し、非常発生した場合あるいは災害が拡大した場合などに、必要に応じて、複数の避難場所から選択した所定の避難場所、例えば最短の避難口あるいは避難者が集中しないように決定した避難口に対応した放送情報を選択して指向性スピーカから避難誘導放送を出力させるため、迅速且つ効率的な避難誘導を可能とし、また火災の進展状況に対応して最適な避難経路による避難誘導を可能とする。
また放送装置は、非常発生した場合に、エレベータに向う通路に配置した指向性スピーカからエレベータの使用禁止を示す避難誘導放送を出力させることで、使用できないエレベータに避難者が集中して起きる混乱を未然に防止できる。
また放送装置は、非常発生場所に向う避難誘導経路に配置した指向性スピーカから通行禁止を示す避難誘導放送を出力させることで、非常発生場所を通って避難口に向かうような危険な避難行動を未然に防止することが可能となる。
また放送装置は、避難誘導の完了を確認した場合、指向性スピーカから救助隊を非常発生場所へ誘導するため、例えば指向性スピーカから非常発生場所までの距離と方向を示す案内放送を出力させ、これにより火災発生階などに入った救助隊を非常発生現場へ案内可能とし、救助隊による消火や救助活動を支援できる。
また放送装置は、指向性スピーカから避難誘導訓練放送を、例えば所定の月日の所定の時刻毎に所定時間にわたり指向性スピーカから出力させることで、避難誘導訓練放送を聞いた人は、日常的に、その避難口までの距離や方向を知る訓練ができ、万一、火災が発生した場合にも、訓練放送を聞いている人がいることで、大きな混乱を起こすとなく、落ち着いた避難行動を効率良くとることが期待できる。
放送装置は、指向性スピーカ毎に放送再生装置を設けて、そこに当該指向性スピーカの設置場所に対応した所定の避難誘導放送情報を予め記憶し、監視センタなどに設置した放送制御装置からの制御信号により、各放送再生装置に記憶した避難誘導放送情報に読み出して指向性スピーカから避難誘導放送の再生出力し、また再生を停止する制御を行うようにしたため、センタ側から指向性スピーカ毎に異なる放送信号を送信して再生する必要がなく、指向性スピーカからの避難誘導放送の出力や放送内容の切替などを、簡単且つ高速に行うことを可能とする。
放送装置は、非常放送設備から女声メッセージによる感知器発報放送を示す放送移報信号を受信した場合、指向性スピーカから男声メッセージによる避難誘導放送を出力し、非常放送設備から男声メッセージによる火災放送を示す放送移報信号を受信した場合、指向性スピーカから女声メッセージによる避難誘導放送を出力するようにしたため、非常放送設備から女声による感知器発報放送が行われている場合は、指向性スピーカから男声による避難誘導放送が行われ、また非常放送設備から男声による感知器発報放送が行われている場合は、指向性スピーカから女声による避難誘導放送が行われ、非常放送設備により感知器発報放送または火災放送が行われていても、避難者は指向性スピーカからの避難誘導放送を明瞭に聞き分けることができる。
図1は本発明による避難誘導システムの概略構成を示した説明図である。図1において、本発明の避難誘導システムは、放送制御装置10、放送再生装置12、指向性スピーカ14で構成する。なお、請求項の放送装置は放送制御装置10と放送再生装置12で構成している。
指向性スピーカ14は、音響振動を平面波として出力する平面波スピーカであり、スピーカ本体の厚みが10ミリメートル程度のフラットパネルスピーカとして知られている。平面波スピーカは例えばフラットな振動板の背後に複数のボイスコイルを配置して音響信号により駆動することで、振動板を平行移動し、平面波振動を発生して前方へ向けて高い指向性により音を伝播する。
図2はセンタ側に配置する放送制御装置の概略構成を示したブロック図である。
図3は避難経路の一例となる通路側に配置する放送再生装置の概略構成を示したブロック図である。図3において、放送再生装置12は、再生制御部24、通信部26、音声記憶部28、再生増幅部30を備え、図示しない予備電源(バッテリー)付きの電源部からの直流電源の供給を受けて動作する。再生制御部24はCPU、メモリ、各種の入出力ポート等を備えたコンピュータ回路またはワイヤードロジック回路等を使用する。
(1) 「避難口は直進してXXメートルです」
(2) 「避難口は右折してXXメートルです」
(3) 「避難口は左折してXXメートルです」
なお、「XX」は、指向性スピーカ14の設置位置から避難先となる避難口までの距離であり、スピーカ設置位置に対応した固有の距離を予め設定している。
(4) 「避難口は直進してXXメートルです エレベータは使用できません」
(5) 「火災が発生しています 通行を禁止します」
また、避難誘導訓練放送の音声データとしては次の(6)〜(8)のようになる。
(6) 「訓練放送です 避難口は直進してXXメートルです」
(7) 「訓練放送です 避難口は右折してXXメートルです」
(8) 「訓練放送です 避難口は左折してXXメートルです」
また救助隊を火災現場に誘導する音声データは、センタ側の放送制御装置10からリアルタイムに送信されてくる音声データであり、音声記憶部28に一時的に記憶して再生する。この音声データは次の(9)〜(11)のようになる。
(9) 「火災現場は直進したXXメートル先です」
(10) 「火災現場は右折したXXメートル先です」
(11) 「火災現場は左折したXXメートル先です」
なお、上記の音声データによる放送内容は一例であり、必要に応じて適宜の放送内容とすることができる。
(基本的な避難誘導放送制御)
図4は基本的な避難誘導の放送制御の例を示した説明図である。図4は避難誘導対象領域としてビルのフロアの一部を示しており、避難口32に向かってL字型に曲がった避難経路となる通路Lがあり、通路Lに沿って例えば5メートル間隔で指向性スピーカ14−1〜14−4を配置している。以下、指向性スピーカ14−1〜14−4をそれぞれ区別せず総称する場合は指向性スピーカ14という。
「避難口は右折して20メートルです」
「避難口は右折して15メートルです」
「避難口は直進して10メートルです」
「避難口は直進して5メートルです」
となる避難誘導放送を順番に聞くことができ、避難口32の方向とそこまでの距離を知りながら避難することができる。
図5は複数の避難口をもつ通路の避難誘導放送制御の例を示した説明図である。図5において、通路L1〜L3は直進して通路L4に繋がり、通路L4の両側に避難口32a,32bがある。
図6は、避難誘導放送の途中で避難口を切り替えた場合の避難誘導放送制御の説明図である。このような避難口の切り替えは、火災の拡大或いは特定の避難口への避難者の集中を判断したセンタ側の操作に基づく放送制御装置10からの放送切替制御信号に基づいて行う。
図7はエレベータの使用を禁止する避難誘導放送制御を示した説明図である。図7にあっては、通路L2の途中にエレベータ34を設置している。これに対応して通路L2に配置している指向性スピーカ14−21,14−22から例えば「エレベータは使用できません」を含む避難誘導放送を出力する。このため火災が発生した場合に運転を停止しているエレベータ34に避難者が殺到して混乱を起こすことを未然に防止可能とする。
図8は火災発生場所を通る避難行動を禁止する避難誘導放送制御を示した説明図である。図8にあっては、通路L2と通路L4が交差する近くで火災Fが発生している。そこで、火災Fが発生した場所の近くを通る通路L2の指向性スピーカ14−21,14−22、及び通路L4の中央部の指向性スピーカ14−42〜14−45から「このさき火災が発生しています 通行を禁止します」といった避難誘導放送を出力する。このため火災Fの発生場所またはその近くを通るような危険を伴う避難行動を未然に防止し、安全な経路を通って避難口へ案内することを可能とする。
図9は避難対象領域からの避難完了を確認した後に、必要に応じて行う救助隊の誘導放送制御を示した説明図である。図9において、火災Fの発生場所に通じる通路L1〜L4に設置した指向性スピーカ14−11〜14−46からは、火災現場の方向とそこまでの距離を示す誘導放送を出力する。例えば避難口32から入った救助隊は、最初にある指向性スピーカ14−41による例えば「火災現場は直進した10メートル先です」とする誘導放送を聞き、火災現場の方向とそこまでの距離を知り、適確な消防・救助活動を安全に行うことを可能とする。
図5を例にとると、例えば毎月の第1月曜日の正午から例えば15分間、指向性スピーカ14から間欠的に避難誘導訓練放送を出力する。
図10は本発明の他の実施形態であり、避難経路となる通路Lの天井面に沿って指向性スピーカ14−1〜14−6を所定間隔で配置したことを特徴とする。なお、天井面には火災感知器35も設置されている。
14−1:避難口まで10メートルです。
14−2:避難口まで8メートルです。
14−3:避難口まで6メートルです。
14−4:避難口まで4メートルです。
14−5:避難口まで2メートルです。
14−6:避難口です。
図11は通路に対する指向性スピーカの他の配置を示した説明図である。図11(A)は避難経路となる通路Lの床面に指向性スピーカ14を設置しており、その指向方向は破線の矢印で示すように、下から上になる。
(避難階段の避難誘導放送)
図12は避難階段に本発明の避難誘導システムを設置した場合の説明図である。図12において、避難階段36は例えば建物の4階から避難階となる屋上に出ることができ、避難階段36を上りきった位置には避難階となる屋上に通じる避難口32となる避難扉を設置している。この避難経路となる避難階段36の側壁には所定間隔で指向性スピーカ14−1〜14−3を設置している。
図12のように、避難階段に指向性スピーカ14を設けて避難誘導放送を行う場合、隣接する階のメッセージに使用する音声は、主な周波数成分を変えるか、或いは、母音が同じ発音となる隣接する階については、何れか一方または両方の階を示す音声を出力しないようにする。
図13は本発明による避難誘導システムの他の実施形態の概略構成を示した説明図であり、非常放送設備と連携したことを特徴とする。
(センタからの一斉非常放送)
上記の実施形態では、指向性スピーカ毎に設けた放送再生装置をセンタ側の放送制御装置により制御し、各指向性スピーカから避難口までの距離或いは避難口の方向とそこまでの距離を示す避難誘導放送を出力しているが、これに併せてセンタ側から一斉非常放送を放送再生装置へ送信し、音声記憶部から読み出した避難誘導放送と交互に指向性スピーカから出力するようにしても良い。このセンタ側からの一斉非常放送には、マイクを使用した音声放送も含む。
避難口に向かう通路に対する指向性スピーカの配置間隔は、所定距離ごとに等間隔に配置してもよいし、避難口に近づくほど配置間隔を短くするなど適宜の間隔で配置することを妨げない。
また避難誘導放送の対象領域に不慣れな人にあっては、火災が発生した場合に、避難口の方向とは反対方向に避難する可能性があり、この場合、指向性スピーカの前を通って避難誘導放送を聞いても避難口の方向とそこまでの距離を誤って認識する可能性がある。
また、避難口に設置している誘導灯にスピーカを設け、自動火災報知設備と連動して音声と光点点滅で避難方向を知らせるようにしている場合については、この誘導灯のスピーカを、指向性スピーカとしても良い。この場合、誘導灯の指向性スピーカからは例えば「避難口はこちらです」といった音声メッセージを、シグナル音やスイープ音と組み合わせて繰り返し出力する。
上記の実施形態は、火災が発生した場合の避難誘導放送を例にとるものであったが、これ以外に地震などの非常災害が発生した場合の避難誘導放送についても同様に適用できる。
また避難誘導システムはビルや集合住宅などの建物に限定されず、多くの人の出入りする適宜の施設や場所に適用できる。
避難誘導放送は、火災発生場所に応じて、避難する優先度が高い区域の指向性スピーカからのみ避難誘導放送を行い、火災の拡大状況に応じて避難誘導放送を行う地区を変化させるようにしてもよい。
12:放送再生装置
14,14−1〜14−6,14−11〜14−46:指向性スピーカ
16:自動火災報知設備
18:制御部
19:操作部
20:表示部
21:マイク
22,26:通信部
24:再生制御部
28:音声記憶部
30:再生増幅部
32,32a,32b:避難口
36:避難階段
100:非常放送設備
Claims (14)
- 避難場所に至る経路に、当該経路と交差する方向に指向方向を設定して配置した指向性スピーカと、
非常時に、前記避難場所へ誘導する所定の避難誘導放送を前記指向性スピーカから出力させる放送装置と、
を備え、
前記指向性スピーカは、前記避難誘導放送を、前記経路と交差する方向の限られた範囲に伝播させて、避難者が当該範囲を横切る場合にのみ明瞭に聞こえるような音量で出力することを特徴とする避難誘導システム。
- 請求項1記載の避難誘導システムに於いて、前記指向性スピーカを避難場所に至る経路に所定間隔で複数設置したことを特徴とする避難誘導システム。
- 請求項1記載の避難誘導システムに於いて、前記指向性スピーカは、音響振動を平面波として出力する平面波スピーカであることを特徴とする避難誘導システム。
- 請求項1記載の避難誘導システムに於いて、前記放送装置は、前記指向性スピーカから前記避難場所までの距離及び又は方向を示す避難誘導放送を繰り返し出力することを特徴とする避難誘導システム。
- 請求項4記載の避難誘導システムに於いて、前記放送装置は、廊下部分に設置した前記指向性スピーカから、避難口又は避難階段の言葉を含む前記避難場所までの距離及び又は方向を示す避難誘導放送を出力し、非常階段に設置した前記指向性スピーカから、避難階の言葉を含む前記避難場所までの距離及び又は方向を示す避難誘導放送を出力することを特徴とする避難誘導システム。
- 請求項1記載の避難誘導システムに於いて、
前記放送装置は、複数の避難場所に通じる経路に設置した指向性スピーカについて、各避難場所に対応した放送情報を準備し、必要に応じて複数の避難場所から選択した所定の避難場所に対応した放送情報を選択して前記指向性スピーカから避難誘導放送を出力させることを特徴とする避難誘導システム。 - 請求項1記載の避難誘導システムに於いて、
前記放送装置は、非常時に、エレベータに向う通路に配置した指向性スピーカから前記エレベータの使用禁止を示す避難誘導放送を出力させることを特徴とする避難誘導システム。 - 請求項1記載の避難誘導システムに於いて、
前記放送装置は、非常時に、当該非常発生場所に向う避難誘導経路に配置した指向性スピーカから通行禁止を示す避難誘導放送を出力させることを特徴とする避難誘導システム。 - 請求項1記載の避難誘導システムに於いて、
前記放送装置は、前記指向性スピーカから救助隊を非常発生場所へ案内する案内放送を出力させることを特徴とする避難誘導システム。 - 請求項9記載の避難誘導システムに於いて、
前記放送装置は、前記指向性スピーカから火災発生場所までの距離及び又は方向を示す案内放送を出力させることを特徴とする避難誘導システム。 - 請求項1記載の避難誘導システムに於いて、
前記放送装置は、前記指向性スピーカから前記避難場所へ誘導する所定の避難誘導訓練放送を出力させることを特徴とする避難誘導システム。 - 請求項1記載の避難誘導システムに於いて、
前記放送装置は、前記指向性スピーカ毎に設けられ、当該指向性スピーカの設置場所に対応した所定の避難誘導放送情報を記憶し、外部からの制御信号により前記記憶した避難誘導放送情報の再生出力と再生停止を行う放送再生装置と、
前記放送再生装置に通信接続して制御する放送制御装置と、
を備えたことを特徴とする避難誘導システム。 - 請求項1記載の避難誘導システムに於いて、
前記放送装置は、非常時に、指向性スピーカから防災機器の設置位置を含む誘導放送を出力させることを特徴とする避難誘導システム。 - 請求項1記載の避難誘導システムに於いて、前記放送装置は、非常放送設備から女声メッセージによる感知器発報放送を示す放送移報信号を受信した場合、前記指向性スピーカから男声メッセージによる前記避難誘導放送を出力し、前記非常放送設備から男声メッセージによる火災放送を示す放送移報信号を受信した場合、前記指向性スピーカから女声メッセージによる前記避難誘導放送を出力することを特徴とする避難誘導システム。
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