JP7246208B2 - 避難誘導システム - Google Patents
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Description
本発明の一実施形態に係る避難誘導システムについて、図面を参照して説明する。
1-1.構成
図1は、本避難誘導システムの防火対象物の一例を示す図である。同図に示す防火対象物は、オフィス・ホテル棟B1とホール棟B2を有する複合用途の建物である。この防火対象物が有するオフィス・ホテル棟B1は、事務所、ホテル、店舗、防災センタ等を含む建物である。一方、ホール棟B2は劇場である。ここで劇場とは、演劇、映画、舞踊等を観客に見せるための建物である。オフィス・ホテル棟B1とホール棟B2は、廊下Pで接続されている。
(1)火災受信機13から火災確定信号を受信する。
(2)火災受信機13から第1報の感知器発報信号を受信した後に第2報の感知器発報信号を受信する。
(3)火災受信機13から第1報の感知器発報信号を受信した後に一定時間が経過する。
以上説明した避難誘導システムの動作例について、図4に示すシーケンス図を参照して説明する。以下では特に、ホール棟B2と防災センタに設置された主な機器の動作例について説明する。
以上が、避難誘導システムの動作例についての説明である。
上記の実施形態は、下記のように変形してもよい。下記の変形例は互いに組み合わせてもよい。
劇場エリアA2以外の、客を収容する客エリアにおいても、感知器発報放送と非火災放送を省略するようにしてもよい。例えば、博物館や美術館の展示エリアや、宿泊施設の客室エリアや、百貨店の売り場や、飲食店のホール等で、感知器発報放送と非火災放送を省略するようにしてもよい。その場合も、客エリアの管理人が執務する管理人エリアでは感知器発報放送と非火災放送を行う。
煙感知器11はアナログ式に限られず、感度固定の煙感知器であってもよい。また、避難誘導システムを構成する感知器の種類は煙感知器に限られず、熱感知器や炎感知器であってもよい。また、火災受信機13はR型に限られず、P型であってもよい。
放送設備制御盤22は、常に劇場エリアA2内の感知器発報放送と非火災放送を省略するのではなく、公演中のみこれらの放送を省略するようにしてもよい。例えば、放送設備制御盤22を、感知器発報放送と非火災放送を省略する日時と場所を設定可能な装置としてもよい。
業務放送設備52は、業務放送用のスピーカ51に代えて、非常放送用のスピーカ21を通じて防災メッセージを放送してもよい。すなわち、非常放送システム2と案内通知システムとでスピーカを共用してもよい。
放送設備制御盤22の機能を火災受信機13に備えさせてもよい。すなわち、放送設備制御盤22と火災受信機13を一体型の装置としてもよい。
Claims (5)
- 客を収容する客エリアと、当該客エリアの管理人が執務する管理人エリアとを含む防火対象物のための避難誘導システムであって、
前記防火対象物の各所に設置される感知器と、
前記防火対象物の各所に設置される発信機と、
前記防火対象物の各所に設置されるスピーカと、
前記感知器が作動すると又は前記発信機が操作されると、移報信号を出力する受信部と、
前記スピーカを通じて非常放送を行う放送設備制御部と
を備え、
前記放送設備制御部は、前記受信部から感知器発報信号を受信すると、前記管理人エリアに設置されたスピーカを通じて感知器発報放送を行う一方で、前記客エリアに設置されたスピーカを通じては感知器発報放送を行わず、
前記放送設備制御部は、前記受信部から火災確定信号を受信すると、前記管理人エリアに設置されたスピーカを通じて火災放送を行うとともに、前記客エリアに設置されたスピーカを通じて火災放送を行う
ことを特徴とする避難誘導システム。 - 前記客エリアは劇場エリアであり、
前記管理人エリアは劇場事務室である
ことを特徴とする請求項1に記載の避難誘導システム。 - 前記放送設備制御部は、非火災放送スイッチが操作されると、前記管理人エリアに設置されたスピーカを通じて非火災放送を行う一方で、前記客エリアに設置されたスピーカを通じては非火災放送を行わないことを特徴とする請求項1又は2に記載の避難誘導システム。
- 前記客エリアの各所に設置される誘導灯と、
前記誘導灯の点灯を制御する誘導灯信号装置と
をさらに備え、
前記誘導灯信号装置は、前記誘導灯が消灯時に前記受信部から火災確定信号を受信すると、前記誘導灯を点灯させることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の避難誘導システム。 - 前記客エリアに設置される表示装置であって、火災放送時に前記誘導灯を点灯させることを通知するメッセージを表示する表示装置をさらに備えることを特徴とする請求項4に記載の避難誘導システム。
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