JP3098576U - 避難誘導情報提供装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】夜間や停電時に地震等の災害が発生した場合において、視覚障害者を含む被災者に対して十分な避難誘導情報を提供することのできる避難誘導情報提供装置を提供する。
【解決手段】外側面に、夜光性物質または畜光性物質によって描かれた避難経路や避難場所の位置等の各種情報が表された筐体と、筐体内に配設され、地震による揺れを感知する感震器(K)と、各種情報に関する音声データを格納した音声データ格納手段(音声データROM100)と、音声を合成する音声合成手段(音声合成IC101)と、音声合成手段で合成された音声を出力する音声出力手段(スピーカSP)と、感震器からの信号に基づいて音声データ格納手段、音声合成手段および音声出力手段の制御を行う制御手段(マイコンM)と、各手段に電源を供給する電源供給手段(乾電池B,電源制御回路105)とを少なくとも備えるようにした。
【選択図】 図3
【解決手段】外側面に、夜光性物質または畜光性物質によって描かれた避難経路や避難場所の位置等の各種情報が表された筐体と、筐体内に配設され、地震による揺れを感知する感震器(K)と、各種情報に関する音声データを格納した音声データ格納手段(音声データROM100)と、音声を合成する音声合成手段(音声合成IC101)と、音声合成手段で合成された音声を出力する音声出力手段(スピーカSP)と、感震器からの信号に基づいて音声データ格納手段、音声合成手段および音声出力手段の制御を行う制御手段(マイコンM)と、各手段に電源を供給する電源供給手段(乾電池B,電源制御回路105)とを少なくとも備えるようにした。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は、地震などの災害発生時において、避難経路や避難場所の位置等の各種情報を提供して被災者を安全に誘導する避難誘導情報提供装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、地下鉄構内、映画館、ホテル、デパートなどの各種施設や主要な道路の路側帯あるいはトンネル内などには、地震や火災などの災害発生時において、顧客や通行人等の被災者を指定された避難場所等へ誘導するための情報を提供すべく避難誘導用の標識や誘導灯などが各所に設置されている。
【0003】
そして、災害発生時にあっては、各施設の従業員、警察官、消防隊員等の指示に従うほかに、各被災者は上記標識や誘導灯の案内を読み取って、避難経路や避難場所の位置を各自で確認し、自主的に安全な場所に避難することが求められる。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、夜間における災害の発生時においては、光量の不足により避難誘導用の標識を十分に視認できなくなる場合がある。即ち、一般的な標識は、光を反射する構造となっていることが多いが、懐中電灯や車両のヘッドライト等で照らされない限り高い視認性を発揮し得ないので、不意に災害に遭遇し懐中電灯等を携帯していない通行人や顧客等は、標識に記された情報を十分に視認できない場合があるという問題があった。
【0004】
また、災害に伴って停電が発生した場合には、誘導灯を点灯できない事態も想定され、その場合には暗闇の中で、顧客等に十分な避難誘導情報を提供できないという問題もある。
さらに、火災に伴って煙が発生した場合などには、上記標識や誘導灯までの視界が煙で遮られて避難誘導情報を確認できなくなる事態も想定される。
また、従来の標識や誘導灯は、視覚障害者が災害に遭遇した場合に避難誘導情報を提供することはできなかった。
【0005】
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、夜間や停電時に地震等の災害が発生した場合において、視覚障害者を含む被災者に対して十分な避難誘導情報を提供することのできる避難誘導情報提供装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、災害発生時に、避難経路や避難場所の位置等の各種情報を提供して被災者を誘導する避難誘導情報提供装置であって、外側面に、夜光性物質または畜光性物質を含む塗料の塗布或いは釉薬の焼成によって描かれた避難経路や避難場所の位置等の各種情報を示す文字,絵図等が表された筐体(C1)と、該筐体内に配設され、地震による揺れを感知する感震器(K)と、避難経路や避難場所の位置等の各種情報に関する音声データを格納した音声データ格納手段(音声データROM100)と、前記音声データに基づいて音声を合成する音声合成手段(音声合成IC101)と、該音声合成手段で合成された音声を出力する音声出力手段(スピーカSP)と、前記感震器からの信号に基づいて前記音声データ格納手段、音声合成手段および音声出力手段の制御を行う制御手段(マイコンM)と、前記各手段に電源を供給する電源供給手段(乾電池B,電源制御回路105)とを少なくとも備えるようにした。
【0007】
これによれば、避難経路や避難場所の位置等の各種情報を示す文字,絵図等が夜光塗料または畜光塗料で筐体の外側に描かれているため、夜間など光量が不足した暗い状態で地震等の災害が発生した場合であっても、自発発光する文字や絵図等により被災者に避難誘導情報を良好に視認させることができる。
【0008】
また、感震器によって地震による揺れを感知した場合には、制御手段による制御によって避難経路や避難場所の位置等の各種情報に関する音声が出力されるので、災害に伴う火災によって煙が発生して避難経路や避難場所の位置等の各種情報を示す文字,絵図等を視認できなくなった状況であっても、音声による避難誘導情報を提供することができる。なお、この音声による避難誘導情報の提供は、視覚障害者が災害の被災者となった場合にも有効である。
【0009】
また、前記筐体内に、音声出力を停止させる音声停止スイッチを備え、該停止スイッチからの信号に応じて前記音声出力手段による出力を停止させるようにしてもよい。これにより、避難が完了した場合や、地震等の災害が軽微であった場合などに、管理者等が音声停止スイッチを操作することにより音声出力を任意に停止させることができる。
【0010】
また、前記制御手段は、所定時間経過後に音声出力を停止させるタイマ手段をさらに備えるようにできる。これにより、避難誘導に十分な時間(例えば、3〜5時間等)が経過した後に、タイマ手段の働きにより自動的に音声出力を停止させることができる。
【0011】
また、所定の発信器からの信号を受信する受信手段をさらに備え、当該信号を受信した際に音声出力を行うように構成してもよい。これにより、視覚障害者など発信器を携帯する者の操作により、避難経路や避難場所の位置等の各種情報を必要に応じて音声出力させることができる。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案に係る避難誘導情報提供装置の実施形態を図1から図4に基づいて説明する。
図1は第1の実施形態に係る避難誘導情報提供装置の外観を示す正面図、図2はその内部構成を示す説明図、図3は本実施形態に係る避難誘導情報提供装置の制御ユニットの概略構成を示すブロック図である。
【0013】
本実施形態に係る避難誘導情報提供装置D1は、例えばステンレス鋼板等で形成される箱形の筐体C1の内部に、図2に示すように音声出力用の各部材を格納すると共に、図1に示すように表面側には、避難場所の方向,距離および名称等の文字列(例えば図1に示す例では、方向を示す「左方向の矢印」、距離を示す「500m」の文字、避難場所を示す「第二中学校」の文字)10と走る人型を表したキャラクター20等を標した表示板Hが配設されている。
【0014】
前記表示板Hの文字列10およびキャラクター20等は、例えば陶板の表面に畜光性を有する物質(例えば、ZnS,Cu,CaS等の硫化物蛍光体やアルミン酸塩蛍光体など)或いは夜光性を有する物質(例えば、Th,Kr,Sr等)を含有する釉薬を塗布して所定の温度で焼成することにより形成することができる。
【0015】
また、陶板あるいはプラスチック製や金属製のパネル材の表面に、前記畜光性を有する物質或いは夜光性を有する物質を含有する塗料を用いて、前記表示板Hの文字列10およびキャラクター20等を描いてもよい。
さらにまた、上記塗料を用いて、透明な樹脂フィルムに前記表示板Hの文字列10およびキャラクター20等を描き、そのフィルムを陶板あるいはプラスチック製や金属製のパネル材の表面に貼付して構成するようにしてもよい。
なお、表示板Hのスピーカ取り付け位置には、音声出力用の多数の孔30が穿設されている。
【0016】
このようにして構成された表示板Hの文字列10およびキャラクター20等は、夜間や停電発生時において光量が不足する状態において、畜光性を有する物質を含む場合には光の照射時に蓄えたエネルギーを再び光に変換して発光し、また夜光性を有する物質を含む場合には自発発光して、被災者に対する視認性を向上させることができる。
【0017】
特に、畜光性の塗料や釉薬を用いた場合には、夜光性の塗料で危惧される放射線放出の問題が無く、また、畜光の持続時間も6〜30時間程度と十分に長いものが開発されているので、ある程度長時間にわたって避難情報を表示することが可能である。
【0018】
一方、筐体C1内には、感震センサと音声出力装置からなる制御ユニットEと、電源としての乾電池Bおよび電池ボックス40、音声出力手段としてのスピーカSPが配設されている。
なお、電源は、乾電池Bに代えて、外部のAC電源を変圧、整流して供給するように構成してもよい。
【0019】
次に、図3のブロック図を参照して制御ユニットEの概要を説明する。
制御ユニットEは、制御全般を司る制御装置としての1チップマイクロコンピュータ(マイコン)Mと、予め設定された震度(例えば震度5)以上で作動する感震器K、避難経路や避難場所の位置等の各種情報に関する音声データを格納した音声データ格納手段としての音声データROM100と、当該音声データに基づいて音声を合成する音声合成IC101と、高い周波数成分を除去するローパスフィルタ102と、音量を調節する可変抵抗器103と、音声信号を増幅するパワーアンプ104と、音声出力手段としてのスピーカSPと、各装置への電源供給を制御する電源制御回路105と、電源としての乾電池Bとから構成されている。
【0020】
感震器Kとしては、硬球式や圧電方式の各種方式の感震センサを適用することができる。
音声データROM100には、例えば表示板Hに標した情報に対応させて、「最寄りの避難所の第二中学校は、左手方向に500m進んだ所にあります。」などの音声データが格納されている。
【0021】
以上のように構成された避難誘導情報提供装置D1は、例えば道路の路側帯に立設される専用の支柱や交通標識の支柱あるいは電信柱等の所定の高さに取り付けられる。また、地下鉄構内等に設ける場合には、避難経路の途中の側壁等に固定して設置することもできる。
【0022】
なお、避難誘導情報提供装置D1の取り付け位置に応じて、表示板Hに標す避難誘導情報および音声データROM100に格納される音声データの内容が変更されることは言うまでもない。即ち、「最寄りの避難場所」、「方向」、「距離」等の情報は、その避難誘導情報提供装置を取り付ける場所に応じて決定され、その場所に対応した情報が表示板Hに標されると共に音声データROM100に音声情報として格納される。
【0023】
制御ユニットEのマイコンMは、通常時において、スリープ状態となり待機電流を少なくして電源としての乾電池の消耗を極力抑えるようになっている。また、通常時においてマイコンM以外の各装置への通電は、電源制御回路105の制御によりオフ状態となっている。
【0024】
そして、地震が発生し、その震度が例えば「5」以上となった場合には、感震器Kが揺れを検知してマイコンMに検知信号を入力する。マイコンMは、初回の検知信号によりスリープ状態から処理可能状態に起動し、所定時間にわたって感震器Kからの検知信号が継続して入力されるか否かを判定する。これにより、感震器Kからの検知信号がノイズや地震以外の突発的な振動によるものでないか否かの判断を行うことができる。
【0025】
次いで、感震器Kからの検知信号が所定時間継続して、地震の発生であると判定された場合には、電源制御回路105を介して各装置の電源をオン状態とする。
これにより、音声合成IC101は、音声データROM100に格納されている音声データに基づいて所定の音声を合成し、ローパスフィルタ102,可変抵抗器103およびパワーアンプ104を介してスピーカSPから避難誘導情報が音声出力される。
【0026】
したがって、夜間や停電発生等により光量が不足する状態で地震が発生した場合であっても、被災者は、畜光性や夜光性により発光する表示板Hの文字列10およびキャラクター20等を視認できるのに加えて、音声による避難経路や避難場所の位置の案内を聴覚によって確認することができるので、より的確かつ迅速に避難することが可能となる。特に、火災により煙が発生した場合には、表示板Hの表記を視認できなくなる場合が想定されるが、その場合には音声による避難誘導情報の確認が有効となる。
なお、この音声による避難誘導情報の提供は、視覚障害者が被災した場合にも有効である。
【0027】
この避難誘導情報の音声は、基本的には乾電池Bが消耗するまで出力させることができるが、例えば誤報であった場合や、地震による被害が軽微であった場合には、この避難誘導情報提供装置D1を管理する者が停止スイッチSWを操作することにより、任意の時に停止させることが可能である。
また、制御ユニットEにタイマ装置を設け、所定時間(例えば、3〜5時間等)が経過した後に、自動的に音声出力を停止させる構成とすることもできる。
【0028】
図4には、本発明に係る避難誘導情報提供装置D1の第2の実施形態を示す。
なお、制御ユニットEの基本的な構成は上記第1の実施形態と同じである。
第2の実施形態では、筐体C2の前面側に上向きの傾斜が設けられており、表示板Hも同様の傾斜で取り付けられるようになっている。また、制御ユニットEへの給電は、筐体の背面側から延設される電源コード200を介して外部から供給されるようになっている。また、スピーカSPからの音声は、表示板Hの下方に穿設される孔30から流れるようになっている。
【0029】
第2の実施形態に係る避難誘導情報提供装置D2は、壁に取り付けるのに適しており、各種施設の通路の側壁等に設置される。また、表示板Hに上向きの傾斜が設けられているので、壁等の下方側に取り付けられた際に、視認性を向上させることができる。
【0030】
以上本考案者によってなされた考案を実施形態に基づき具体的に説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0031】
例えば、制御ユニットEに、所定の信号を発する発信器(例えば、カード型の電波信号発信器)からの信号を受信する受信手段を設け、当該信号を受信した際に避難誘導情報の音声出力を行うように構成してもよい。これによれば、上記発信器を視覚障害者等が携行することにより、地震以外の災害(火災等)に遭遇した場合に、当該発信器から信号を発信させて、最寄りの避難誘導情報提供装置から音声による避難誘導情報を得ることができる。
【0032】
また、各所に配設される避難誘導情報提供装置と防災センターなどの災害情報を集中的に管理する施設とを、有線回線または無線回線で結び、避難誘導情報提供装置が備える音声出力機能を用いて必要に応じて避難誘導情報や被害状況等を報知することも考えられる。また、音声データROM100に複数の避難誘導情報(例えば、「最寄りの避難場所に関する情報」、「より安全な広域避難場所に関する情報」等)の音声データを格納しておき、防災センターなどからの指令信号により何れかの避難誘導情報を音声出力するようにしてもよい。
【0033】
また、屋外に設置する避難誘導情報提供装置については、電源として太陽電池を用いるように構成してもよい。これにより、定期的な電池交換が不要となり、メンテナンス性を向上させることができる。
【0034】
【考案の効果】
本考案によれば、災害発生時に、避難経路や避難場所の位置等の各種情報を提供して被災者を誘導する避難誘導情報提供装置であって、筐体の外側に、夜光性物質または畜光性物質を含む塗料の塗布或いは釉薬の焼成によって描かれた避難経路や避難場所の位置等の各種情報を示す文字,絵図等を配置すると共に、筐体内に、地震による揺れを感知する感震器と、避難経路や避難場所の位置等の各種情報に関する音声データを格納した音声データ格納手段と、前記音声データに基づいて音声を合成する音声合成手段と、該音声合成手段で合成された音声を出力する音声出力手段と、前記感震器からの信号に基づいて前記音声データ格納手段、音声合成手段および音声出力手段の制御を行う制御手段と、前記各手段に電源を供給する電源供給手段とを少なくとも備えるようにしたので、避難経路や避難場所の位置等の各種情報を示す文字,絵図等が夜光塗料または畜光塗料で筐体の外側に描かれているため、夜間など光量が不足した暗い状態で地震等の災害が発生した場合であっても、自発発光する文字や絵図等により被災者に避難誘導情報を良好に視認させることができるという効果がある。
【0035】
また、感震器によって地震による揺れを感知した場合には、制御手段による制御によって避難経路や避難場所の位置等の各種情報に関する音声が出力されるので、災害に伴う火災によって煙が発生して避難経路や避難場所の位置等の各種情報を示す文字,絵図等を視認できなくなった状況であっても、音声による避難誘導情報を提供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る避難誘導情報提供装置の第1の実施形態を示す正面図である。
【図2】第1の実施形態に係る避難誘導情報提供装置の内部構成を示す説明図である。
【図3】第1の実施形態に係る避難誘導情報提供装置の制御ユニットの概略構成を示すブロック図である。
【図4】本考案に係る避難誘導情報提供装置の第2の実施形態を示す正面図および側面図である。
【符号の説明】
D1,D2 避難誘導情報提供装置
C1,C2 筐体
H 表示板
10 文字列
20 キャラクター
30 音声出力用の孔
B 乾電池
40 電池ボックス
E 制御ユニット
SW 停止スイッチ
M マイコン
K 感震器
100 音声データROM
101 音声合成IC
102 ローパスフィルタ
103 可変抵抗器
104 パワーアンプ
SP スピーカ
105 電源制御回路
200 電源コード
【考案の属する技術分野】
本考案は、地震などの災害発生時において、避難経路や避難場所の位置等の各種情報を提供して被災者を安全に誘導する避難誘導情報提供装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、地下鉄構内、映画館、ホテル、デパートなどの各種施設や主要な道路の路側帯あるいはトンネル内などには、地震や火災などの災害発生時において、顧客や通行人等の被災者を指定された避難場所等へ誘導するための情報を提供すべく避難誘導用の標識や誘導灯などが各所に設置されている。
【0003】
そして、災害発生時にあっては、各施設の従業員、警察官、消防隊員等の指示に従うほかに、各被災者は上記標識や誘導灯の案内を読み取って、避難経路や避難場所の位置を各自で確認し、自主的に安全な場所に避難することが求められる。
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、夜間における災害の発生時においては、光量の不足により避難誘導用の標識を十分に視認できなくなる場合がある。即ち、一般的な標識は、光を反射する構造となっていることが多いが、懐中電灯や車両のヘッドライト等で照らされない限り高い視認性を発揮し得ないので、不意に災害に遭遇し懐中電灯等を携帯していない通行人や顧客等は、標識に記された情報を十分に視認できない場合があるという問題があった。
【0004】
また、災害に伴って停電が発生した場合には、誘導灯を点灯できない事態も想定され、その場合には暗闇の中で、顧客等に十分な避難誘導情報を提供できないという問題もある。
さらに、火災に伴って煙が発生した場合などには、上記標識や誘導灯までの視界が煙で遮られて避難誘導情報を確認できなくなる事態も想定される。
また、従来の標識や誘導灯は、視覚障害者が災害に遭遇した場合に避難誘導情報を提供することはできなかった。
【0005】
本考案は、上記事情に鑑みてなされたもので、夜間や停電時に地震等の災害が発生した場合において、視覚障害者を含む被災者に対して十分な避難誘導情報を提供することのできる避難誘導情報提供装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、災害発生時に、避難経路や避難場所の位置等の各種情報を提供して被災者を誘導する避難誘導情報提供装置であって、外側面に、夜光性物質または畜光性物質を含む塗料の塗布或いは釉薬の焼成によって描かれた避難経路や避難場所の位置等の各種情報を示す文字,絵図等が表された筐体(C1)と、該筐体内に配設され、地震による揺れを感知する感震器(K)と、避難経路や避難場所の位置等の各種情報に関する音声データを格納した音声データ格納手段(音声データROM100)と、前記音声データに基づいて音声を合成する音声合成手段(音声合成IC101)と、該音声合成手段で合成された音声を出力する音声出力手段(スピーカSP)と、前記感震器からの信号に基づいて前記音声データ格納手段、音声合成手段および音声出力手段の制御を行う制御手段(マイコンM)と、前記各手段に電源を供給する電源供給手段(乾電池B,電源制御回路105)とを少なくとも備えるようにした。
【0007】
これによれば、避難経路や避難場所の位置等の各種情報を示す文字,絵図等が夜光塗料または畜光塗料で筐体の外側に描かれているため、夜間など光量が不足した暗い状態で地震等の災害が発生した場合であっても、自発発光する文字や絵図等により被災者に避難誘導情報を良好に視認させることができる。
【0008】
また、感震器によって地震による揺れを感知した場合には、制御手段による制御によって避難経路や避難場所の位置等の各種情報に関する音声が出力されるので、災害に伴う火災によって煙が発生して避難経路や避難場所の位置等の各種情報を示す文字,絵図等を視認できなくなった状況であっても、音声による避難誘導情報を提供することができる。なお、この音声による避難誘導情報の提供は、視覚障害者が災害の被災者となった場合にも有効である。
【0009】
また、前記筐体内に、音声出力を停止させる音声停止スイッチを備え、該停止スイッチからの信号に応じて前記音声出力手段による出力を停止させるようにしてもよい。これにより、避難が完了した場合や、地震等の災害が軽微であった場合などに、管理者等が音声停止スイッチを操作することにより音声出力を任意に停止させることができる。
【0010】
また、前記制御手段は、所定時間経過後に音声出力を停止させるタイマ手段をさらに備えるようにできる。これにより、避難誘導に十分な時間(例えば、3〜5時間等)が経過した後に、タイマ手段の働きにより自動的に音声出力を停止させることができる。
【0011】
また、所定の発信器からの信号を受信する受信手段をさらに備え、当該信号を受信した際に音声出力を行うように構成してもよい。これにより、視覚障害者など発信器を携帯する者の操作により、避難経路や避難場所の位置等の各種情報を必要に応じて音声出力させることができる。
【0012】
【考案の実施の形態】
以下に、本考案に係る避難誘導情報提供装置の実施形態を図1から図4に基づいて説明する。
図1は第1の実施形態に係る避難誘導情報提供装置の外観を示す正面図、図2はその内部構成を示す説明図、図3は本実施形態に係る避難誘導情報提供装置の制御ユニットの概略構成を示すブロック図である。
【0013】
本実施形態に係る避難誘導情報提供装置D1は、例えばステンレス鋼板等で形成される箱形の筐体C1の内部に、図2に示すように音声出力用の各部材を格納すると共に、図1に示すように表面側には、避難場所の方向,距離および名称等の文字列(例えば図1に示す例では、方向を示す「左方向の矢印」、距離を示す「500m」の文字、避難場所を示す「第二中学校」の文字)10と走る人型を表したキャラクター20等を標した表示板Hが配設されている。
【0014】
前記表示板Hの文字列10およびキャラクター20等は、例えば陶板の表面に畜光性を有する物質(例えば、ZnS,Cu,CaS等の硫化物蛍光体やアルミン酸塩蛍光体など)或いは夜光性を有する物質(例えば、Th,Kr,Sr等)を含有する釉薬を塗布して所定の温度で焼成することにより形成することができる。
【0015】
また、陶板あるいはプラスチック製や金属製のパネル材の表面に、前記畜光性を有する物質或いは夜光性を有する物質を含有する塗料を用いて、前記表示板Hの文字列10およびキャラクター20等を描いてもよい。
さらにまた、上記塗料を用いて、透明な樹脂フィルムに前記表示板Hの文字列10およびキャラクター20等を描き、そのフィルムを陶板あるいはプラスチック製や金属製のパネル材の表面に貼付して構成するようにしてもよい。
なお、表示板Hのスピーカ取り付け位置には、音声出力用の多数の孔30が穿設されている。
【0016】
このようにして構成された表示板Hの文字列10およびキャラクター20等は、夜間や停電発生時において光量が不足する状態において、畜光性を有する物質を含む場合には光の照射時に蓄えたエネルギーを再び光に変換して発光し、また夜光性を有する物質を含む場合には自発発光して、被災者に対する視認性を向上させることができる。
【0017】
特に、畜光性の塗料や釉薬を用いた場合には、夜光性の塗料で危惧される放射線放出の問題が無く、また、畜光の持続時間も6〜30時間程度と十分に長いものが開発されているので、ある程度長時間にわたって避難情報を表示することが可能である。
【0018】
一方、筐体C1内には、感震センサと音声出力装置からなる制御ユニットEと、電源としての乾電池Bおよび電池ボックス40、音声出力手段としてのスピーカSPが配設されている。
なお、電源は、乾電池Bに代えて、外部のAC電源を変圧、整流して供給するように構成してもよい。
【0019】
次に、図3のブロック図を参照して制御ユニットEの概要を説明する。
制御ユニットEは、制御全般を司る制御装置としての1チップマイクロコンピュータ(マイコン)Mと、予め設定された震度(例えば震度5)以上で作動する感震器K、避難経路や避難場所の位置等の各種情報に関する音声データを格納した音声データ格納手段としての音声データROM100と、当該音声データに基づいて音声を合成する音声合成IC101と、高い周波数成分を除去するローパスフィルタ102と、音量を調節する可変抵抗器103と、音声信号を増幅するパワーアンプ104と、音声出力手段としてのスピーカSPと、各装置への電源供給を制御する電源制御回路105と、電源としての乾電池Bとから構成されている。
【0020】
感震器Kとしては、硬球式や圧電方式の各種方式の感震センサを適用することができる。
音声データROM100には、例えば表示板Hに標した情報に対応させて、「最寄りの避難所の第二中学校は、左手方向に500m進んだ所にあります。」などの音声データが格納されている。
【0021】
以上のように構成された避難誘導情報提供装置D1は、例えば道路の路側帯に立設される専用の支柱や交通標識の支柱あるいは電信柱等の所定の高さに取り付けられる。また、地下鉄構内等に設ける場合には、避難経路の途中の側壁等に固定して設置することもできる。
【0022】
なお、避難誘導情報提供装置D1の取り付け位置に応じて、表示板Hに標す避難誘導情報および音声データROM100に格納される音声データの内容が変更されることは言うまでもない。即ち、「最寄りの避難場所」、「方向」、「距離」等の情報は、その避難誘導情報提供装置を取り付ける場所に応じて決定され、その場所に対応した情報が表示板Hに標されると共に音声データROM100に音声情報として格納される。
【0023】
制御ユニットEのマイコンMは、通常時において、スリープ状態となり待機電流を少なくして電源としての乾電池の消耗を極力抑えるようになっている。また、通常時においてマイコンM以外の各装置への通電は、電源制御回路105の制御によりオフ状態となっている。
【0024】
そして、地震が発生し、その震度が例えば「5」以上となった場合には、感震器Kが揺れを検知してマイコンMに検知信号を入力する。マイコンMは、初回の検知信号によりスリープ状態から処理可能状態に起動し、所定時間にわたって感震器Kからの検知信号が継続して入力されるか否かを判定する。これにより、感震器Kからの検知信号がノイズや地震以外の突発的な振動によるものでないか否かの判断を行うことができる。
【0025】
次いで、感震器Kからの検知信号が所定時間継続して、地震の発生であると判定された場合には、電源制御回路105を介して各装置の電源をオン状態とする。
これにより、音声合成IC101は、音声データROM100に格納されている音声データに基づいて所定の音声を合成し、ローパスフィルタ102,可変抵抗器103およびパワーアンプ104を介してスピーカSPから避難誘導情報が音声出力される。
【0026】
したがって、夜間や停電発生等により光量が不足する状態で地震が発生した場合であっても、被災者は、畜光性や夜光性により発光する表示板Hの文字列10およびキャラクター20等を視認できるのに加えて、音声による避難経路や避難場所の位置の案内を聴覚によって確認することができるので、より的確かつ迅速に避難することが可能となる。特に、火災により煙が発生した場合には、表示板Hの表記を視認できなくなる場合が想定されるが、その場合には音声による避難誘導情報の確認が有効となる。
なお、この音声による避難誘導情報の提供は、視覚障害者が被災した場合にも有効である。
【0027】
この避難誘導情報の音声は、基本的には乾電池Bが消耗するまで出力させることができるが、例えば誤報であった場合や、地震による被害が軽微であった場合には、この避難誘導情報提供装置D1を管理する者が停止スイッチSWを操作することにより、任意の時に停止させることが可能である。
また、制御ユニットEにタイマ装置を設け、所定時間(例えば、3〜5時間等)が経過した後に、自動的に音声出力を停止させる構成とすることもできる。
【0028】
図4には、本発明に係る避難誘導情報提供装置D1の第2の実施形態を示す。
なお、制御ユニットEの基本的な構成は上記第1の実施形態と同じである。
第2の実施形態では、筐体C2の前面側に上向きの傾斜が設けられており、表示板Hも同様の傾斜で取り付けられるようになっている。また、制御ユニットEへの給電は、筐体の背面側から延設される電源コード200を介して外部から供給されるようになっている。また、スピーカSPからの音声は、表示板Hの下方に穿設される孔30から流れるようになっている。
【0029】
第2の実施形態に係る避難誘導情報提供装置D2は、壁に取り付けるのに適しており、各種施設の通路の側壁等に設置される。また、表示板Hに上向きの傾斜が設けられているので、壁等の下方側に取り付けられた際に、視認性を向上させることができる。
【0030】
以上本考案者によってなされた考案を実施形態に基づき具体的に説明したが、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0031】
例えば、制御ユニットEに、所定の信号を発する発信器(例えば、カード型の電波信号発信器)からの信号を受信する受信手段を設け、当該信号を受信した際に避難誘導情報の音声出力を行うように構成してもよい。これによれば、上記発信器を視覚障害者等が携行することにより、地震以外の災害(火災等)に遭遇した場合に、当該発信器から信号を発信させて、最寄りの避難誘導情報提供装置から音声による避難誘導情報を得ることができる。
【0032】
また、各所に配設される避難誘導情報提供装置と防災センターなどの災害情報を集中的に管理する施設とを、有線回線または無線回線で結び、避難誘導情報提供装置が備える音声出力機能を用いて必要に応じて避難誘導情報や被害状況等を報知することも考えられる。また、音声データROM100に複数の避難誘導情報(例えば、「最寄りの避難場所に関する情報」、「より安全な広域避難場所に関する情報」等)の音声データを格納しておき、防災センターなどからの指令信号により何れかの避難誘導情報を音声出力するようにしてもよい。
【0033】
また、屋外に設置する避難誘導情報提供装置については、電源として太陽電池を用いるように構成してもよい。これにより、定期的な電池交換が不要となり、メンテナンス性を向上させることができる。
【0034】
【考案の効果】
本考案によれば、災害発生時に、避難経路や避難場所の位置等の各種情報を提供して被災者を誘導する避難誘導情報提供装置であって、筐体の外側に、夜光性物質または畜光性物質を含む塗料の塗布或いは釉薬の焼成によって描かれた避難経路や避難場所の位置等の各種情報を示す文字,絵図等を配置すると共に、筐体内に、地震による揺れを感知する感震器と、避難経路や避難場所の位置等の各種情報に関する音声データを格納した音声データ格納手段と、前記音声データに基づいて音声を合成する音声合成手段と、該音声合成手段で合成された音声を出力する音声出力手段と、前記感震器からの信号に基づいて前記音声データ格納手段、音声合成手段および音声出力手段の制御を行う制御手段と、前記各手段に電源を供給する電源供給手段とを少なくとも備えるようにしたので、避難経路や避難場所の位置等の各種情報を示す文字,絵図等が夜光塗料または畜光塗料で筐体の外側に描かれているため、夜間など光量が不足した暗い状態で地震等の災害が発生した場合であっても、自発発光する文字や絵図等により被災者に避難誘導情報を良好に視認させることができるという効果がある。
【0035】
また、感震器によって地震による揺れを感知した場合には、制御手段による制御によって避難経路や避難場所の位置等の各種情報に関する音声が出力されるので、災害に伴う火災によって煙が発生して避難経路や避難場所の位置等の各種情報を示す文字,絵図等を視認できなくなった状況であっても、音声による避難誘導情報を提供することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る避難誘導情報提供装置の第1の実施形態を示す正面図である。
【図2】第1の実施形態に係る避難誘導情報提供装置の内部構成を示す説明図である。
【図3】第1の実施形態に係る避難誘導情報提供装置の制御ユニットの概略構成を示すブロック図である。
【図4】本考案に係る避難誘導情報提供装置の第2の実施形態を示す正面図および側面図である。
【符号の説明】
D1,D2 避難誘導情報提供装置
C1,C2 筐体
H 表示板
10 文字列
20 キャラクター
30 音声出力用の孔
B 乾電池
40 電池ボックス
E 制御ユニット
SW 停止スイッチ
M マイコン
K 感震器
100 音声データROM
101 音声合成IC
102 ローパスフィルタ
103 可変抵抗器
104 パワーアンプ
SP スピーカ
105 電源制御回路
200 電源コード
Claims (4)
- 災害発生時に、避難経路や避難場所の位置等の各種情報を提供して被災者を誘導する避難誘導情報提供装置であって、
外側面に、夜光性物質または畜光性物質を含む塗料の塗布或いは釉薬の焼成によって描かれた避難経路や避難場所の位置等の各種情報を示す文字,絵図等が表された筐体と、
該筐体内に配設され、
地震による揺れを感知する感震器と、
避難経路や避難場所の位置等の各種情報に関する音声データを格納した音声データ格納手段と、
前記音声データに基づいて音声を合成する音声合成手段と、
該音声合成手段で合成された音声を出力する音声出力手段と、
前記感震器からの信号に基づいて前記音声データ格納手段、音声合成手段および音声出力手段の制御を行う制御手段と、
前記各手段に電源を供給する電源供給手段と、
を少なくとも備えたことを特徴とする避難誘導情報提供装置。 - 前記筐体内に、音声出力を停止させる音声停止スイッチを備え、該停止スイッチからの信号に応じて前記音声出力手段による出力を停止させることを特徴とする請求項2に記載の避難誘導情報提供装置。
- 前記制御手段は、所定時間経過後に音声出力を停止させるタイマ手段をさらに備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の避難誘導情報提供装置。
- 所定の発信器からの信号を受信する受信手段をさらに備え、
当該信号を受信した際に音声出力を行うように構成されたことを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の避難誘導情報提供装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009110237A (ja) * | 2007-10-30 | 2009-05-21 | Mega Chips Corp | 防犯音響システム |
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