JPH08188097A - 自動車のバンパ - Google Patents

自動車のバンパ

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JPH08188097A
JPH08188097A JP436295A JP436295A JPH08188097A JP H08188097 A JPH08188097 A JP H08188097A JP 436295 A JP436295 A JP 436295A JP 436295 A JP436295 A JP 436295A JP H08188097 A JPH08188097 A JP H08188097A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bumper
wall portion
main body
bumper main
reinforcing ribs
Prior art date
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Pending
Application number
JP436295A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshimasa Sainai
良賢 斉内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daihatsu Motor Co Ltd
Original Assignee
Daihatsu Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Daihatsu Motor Co Ltd filed Critical Daihatsu Motor Co Ltd
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】合成樹脂製バンパ本体を成形する場合にその外
観が不体裁になるようなことなく、合成樹脂製のバンパ
本体の剛性を高める。 【構成】前壁部10とこの前壁部10から車体側へ延び
る上壁部11および下壁部12を有する合成樹脂製のバ
ンパ本体1を備え、このバンパ本体1の上壁部11およ
び下壁部12に自動車ボディへの取付部3が形成されて
いる自動車のバンパであって、上記バンパ本体1の自動
車ボディへの取付部3の近傍の車体外方位置に、このバ
ンパの上壁部11と下壁部12とを一体的に繋ぎ、かつ
上記前壁部10との相互間に空間部Hを形成する補強リ
ブ2が、車幅方向に沿って複数箇所断続的に形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、自動車のバンパに関
する。
【0002】
【従来の技術】周知のとおり、この種の自動車のバンパ
としては、バンパ本体を合成樹脂で形成し、自動車の衝
突時にはこのバンパ本体の圧縮変形によって衝撃吸収機
能を発揮させるようにしたものがある。このような合成
樹脂製のバンパによれば、自動車の軽量化に有利であ
り、また製作コストも安価にできる利点が得られる。
【0003】このような合成樹脂製のバンパでは、バン
パ本体が障害物との衝突によって圧縮変形するときに、
このバンパ本体が自動車ボディパネルからの出代(突出
寸法)よりも大きな幅で圧縮変形し、その凹みを生じた
のでは、自動車ボディパネルに障害物があたることによ
ってボディパネルが損傷を受けることとなり、適当でな
い。そこで、従来では、たとえば図3に示すように、バ
ンパ本体1eに横リブ20を設けることによって、バン
パ本体1eの剛性を高め、バンパ本体1eの変形量を少
なくする手段が採用されていた。
【0004】また、従来では、上記とは異なる構造のバ
ンパとして、たとえば実開平3−49143号公報に所
載のものもある。この従来のものは、本願の図4に示す
ように、合成樹脂製のバンパ本体1fの上壁部11と下
壁部12との両者間を連結する後壁部15をこのバンパ
本体1fの長手方向(車幅方向)に沿って連続的に形成
したものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の図3に示す前者のものでは、バンパ本体1eの前壁
部10の内側面に横リブ20を連設しているために、樹
脂成形において、この横リブ20の反対側に位置する前
壁部10の前面、すなわち外観上最も目立つ部分にいわ
ゆるヒケが生じ、凹状の溝30または筋が発生する。し
たがって、従来では、バンパ本体1eの外観体裁が悪く
なるという難点が生じていた。また、これを解消するた
めには、バンパ本体1eの前面にヒケを防止し、または
ヒケを隠すためのレリーフを施すなどの手段を別途採用
する必要が生じ、バンパについての意匠上の制約を受け
るという難点も生じていた。
【0006】一方、上記従来の図4に示す後者のもので
は、バンパ本体1fの長手方向の全長にわたって後壁部
15が連続して一連に形成され、このバンパ本体1fが
筒状に形成されているために、このバンパ本体1fを射
出成形法などによって成形することができず、その成形
はブロー成形によらねばならない。ところが、このブロ
ー成形では、成形される樹脂表面が粗くなるという特性
がある。したがって、この従来の後者のバンパでは、バ
ンパ本体1fの全体の表面が粗くなり、上記前者のもの
と同様に、やはりその外観体裁が悪くなっていた。その
結果、この従来のものでは、バンパ本体1fの外側に、
このバンパ本体1fとは別個に製作されたバンパフェー
ス50を取付けて、その体裁を整えるといった煩雑な手
間を要していた。また、ブロー成形では、バンパの形状
に制約を受けるという難点もあった。
【0007】本願発明は、このような事情のもとで考え
出されたものであって、バンパ本体の外観体裁が悪化す
るような不具合を生じさせることなく、自動車衝突時に
おいて適切な変形を生じるように合成樹脂製のバンパ本
体の剛性を高めることをその課題としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本願発明では、次の技術的手段を講じている。
【0009】すなわち、本願発明は、前壁部とこの前壁
部から車体側へ延びる上壁部および下壁部を有する合成
樹脂製のバンパ本体を備え、このバンパ本体の上壁部お
よび下壁部に自動車ボディへの取付部が形成されている
自動車のバンパであって、上記バンパ本体の自動車ボデ
ィへの取付部の近傍の車体外方位置に、このバンパの上
壁部と下壁部とを一体的に繋ぎ、かつ上記前壁部との相
互間に空間部を形成する補強リブが、車幅方向に沿って
複数箇所断続的に形成されていることを特徴としてい
る。
【0010】
【発明の作用および効果】本願発明に係る自動車のバン
パにおいては、合成樹脂製のバンパ本体の上壁部と下壁
部とを一体的に繋ぐ補強リブが、バンパ本体の自動車ボ
ディへの取付部の近傍の車体外方位置へ設けられている
ために、上記自動車ボディよりも車体外方箇所における
バンパ本体の剛性を上記補強リブによって効率よく高め
ることができる。したがって、上記バンパ本体が自動車
の衝突時に自動車ボディよりも内側へ凹みを生じる虞れ
をなくし、あるいはその虞れを少なくできることとな
る。
【0011】一方、上記補強リブは、バンパ本体の車幅
方向に沿って複数箇所断続的に形成されているために、
このバンパ本体の樹脂成形方法としては、たとえば射出
成形法を採用することが可能となる。この射出成形によ
れば、ブロー成形の場合とは異なり、滑らかな表面の樹
脂成形が可能である。また、バンパ本体を成形する際の
形状の自由度を大きくすることもできる。さらに、上記
補強リブは、バンパ本体の前壁部との相互間に空間部を
形成しているために、この補強リブの形成によってバン
パ本体のうち最も外観上目立つ部位である前壁部にいわ
ゆるヒケが生じるようなこともない。
【0012】したがって、本願発明では、合成樹脂製の
バンパ本体の剛性を高めることによって自動車衝突時に
おける自動車ボディの不当な損傷を的確に防止し、また
はその虞れを少なくできるとともに、バンパ本体の外観
体裁を従来よりも良好に仕上げることができるという格
別な効果が得られる。また、従来のようにバンパ本体に
レリーフ加工を施したり、あるいは別途製作したバンパ
フェイスによってバンパ本体の全体を覆うような必要も
ないため、製作コストの削減が図れる他、バンパの意匠
の自由度を高めることができるという利点も得られる。
【0013】
【実施例の説明】以下、本願発明の好ましい実施例を、
図面を参照しつつ具体的に説明する。
【0014】図1は本願発明に係るバンパを構成するバ
ンパ本体1の一例を示す一部断面斜視図、図2はそのバ
ンパ本体1を自動車ボディへ取付けた状態の一例を示す
断面図である。
【0015】このバンパ本体1は、たとえばポリプロピ
レンなどの合成樹脂製であり、自動車の車体のフロント
部およびリア部の何れにも適用することが可能である。
このバンパ本体1は、前壁部10、この前壁部10から
車体側へ延びる上壁部11および下壁部12を有してお
り、これら各部が車幅方向に沿って一連に形成されてい
る。また、このバンパ本体1の左右両端部1a,1bは
適宜湾曲または屈曲されている。なお、本願発明でいう
車体側とは、このバンパが自動車のフロントバンパとし
て構成される場合には車体後方側を意味し、リアバンパ
として構成される場合には車体前方側を意味している。
【0016】上記バンパ本体1の上壁部11と下壁部1
2との相互間には、これら上壁部11と下壁部12とを
相互に繋ぐ補強リブ2が形成されている。この補強リブ
2は、たとえばその正面形状が矩形状に形成されたもの
であり、車幅方向に沿って適当な間隔を隔てて複数箇所
断続的に設けられている。これら複数の補強リブ2は、
何れも前壁部10との相互間に空間部Hを形成するよう
に前壁部10との相互間に適当な間隔Lを隔てて設けら
れている。
【0017】また、上記上壁部11と下壁部12には、
このバンパ本体1を自動車ボディへ取付けるための取付
部としての取付孔3が適宜設けられているが、上記複数
の補強リブ2はこれら取付孔3が設けられた位置の近傍
であって、かつこれら取付孔3よりも車体外方の位置へ
配置されている。
【0018】このバンパ本体1は、図2に示すように、
上記各取付孔3に挿通されたボルト4を自動車ボディの
リア部においてロアバックインナ6aとロアバックアウ
タ6bとで構成されたロアバック6の上下面に締着させ
るなどして装着される。また、上記バンパ本体1の上方
には、たとえばバックドアインナパネル5aとバックド
アアウタパネル5bによって形成されたバックドア5が
設けられている。
【0019】上記構成のバンパにおいては、バンパ本体
1に補強リブ2が複数箇所設けられていることにより、
バンパ本体1のこの補強リブ2が設けられた部分の剛性
が高められる。したがって、障害物との衝突時におい
て、補強リブ2との相互間で空間部Hを形成している前
壁部10が圧縮変形を生じても、この補強リブ2が設け
られている箇所においてはバンパ本体1の圧縮変形が生
じ難くなる。
【0020】また、上記補強リブ2は、取付孔3よりも
車体外方に設けられていることにより、この補強リブ2
がバンパ本体1の自動車ボディへの取付け箇所よりも前
方に位置することとなる。したがって、障害物との衝突
時におけるバンパ本体1の凹み量Sをバックドア5の表
面からのバンパ本体1の出代Saよりも小さくすること
が可能となる。その結果、障害物がバックドア5に衝突
する虞れを回避することが可能となり、バックドア5の
損傷防止が図れる。
【0021】さらに、取付孔3を補強リブ2の形成位置
に接近させて設けているために、補強リブ2によって剛
性が高められた箇所を自動車ボディへ取付けることがで
き、バンパ本体1の取付けを安定させることができる利
点も得られる。
【0022】一方、上記バンパ本体1は、前壁部10、
上壁部11、および下壁部12が断面略コの字状に連設
された基本形態をなし、その一部に所定幅の補強リブ2
を複数箇所断続的に設けた形状である。したがって、こ
のような形状のバンパ本体1であれば、たとえば射出成
形によってこれら各部を一体的に成形することができ、
ブロー成形とは異なり、表面が滑らかな樹脂成形が可能
となる。また、補強リブ2は、上壁部11および下壁部
12に設けられているために、いわゆる樹脂成形時のヒ
ケが、外観上最も目立つ前壁部10に形成されることも
ない。仮にヒケが生じるとしても、このヒケは外観上目
立ち難い上壁部11または下壁部12に生じることとな
るため、これによってバンパ本体1の外観体裁が著しく
悪化するようなこともない。したがって、バンパ本体1
を非常に美麗な状態に仕上げることができ、商品価値の
高いバンパを構成することが可能である。
【0023】なお、本願発明は、取付孔3の具体的な位
置や個数が限定されないことは勿論のこと、バンパ本体
1を自動車ボディへ取付けるための取付部の具体的な構
成も上記のような取付孔3に限定されず、他の取付手段
を採用してもよい。
【0024】その他、本願発明では、バンパ本体1の具
体的な断面形状も上記実施例のように限定されず、各部
の具体的な構成は種々に設計変更自在である。補強リブ
2の具体的な寸法、形状、および数なども無論限定され
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明に係る自動車のバンパを構成するバン
パ本体の一例を示す一部断面斜視図。
【図2】図1に示すバンパ本体を自動車ボディへ取付け
た状態の一例を示す断面図。
【図3】従来のバンパの一例を示す断面図。
【図4】従来のバンパの他の例を示す断面図。
【符号の説明】
1 バンパ本体 2 補強リブ 3 取付孔(自動車ボディへの取付部) 10 前壁部 11 上壁部 12 下壁部 H 空間部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前壁部とこの前壁部から車体側へ延びる
    上壁部および下壁部を有する合成樹脂製のバンパ本体を
    備え、このバンパ本体の上壁部および下壁部に自動車ボ
    ディへの取付部が形成されている自動車のバンパであっ
    て、 上記バンパ本体の自動車ボディへの取付部の近傍の車体
    外方位置に、このバンパの上壁部と下壁部とを一体的に
    繋ぎ、かつ上記前壁部との相互間に空間部を形成する補
    強リブが、車幅方向に沿って複数箇所断続的に形成され
    ていることを特徴とする、自動車のバンパ。
JP436295A 1995-01-13 1995-01-13 自動車のバンパ Pending JPH08188097A (ja)

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JP436295A JPH08188097A (ja) 1995-01-13 1995-01-13 自動車のバンパ

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JP436295A JPH08188097A (ja) 1995-01-13 1995-01-13 自動車のバンパ

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JP436295A Pending JPH08188097A (ja) 1995-01-13 1995-01-13 自動車のバンパ

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JP (1) JPH08188097A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012245870A (ja) * 2011-05-27 2012-12-13 Suzuki Motor Corp 車両用バンパ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012245870A (ja) * 2011-05-27 2012-12-13 Suzuki Motor Corp 車両用バンパ

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