JPH08187122A - 棒状化粧料繰り出し容器 - Google Patents

棒状化粧料繰り出し容器

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JPH08187122A
JPH08187122A JP1841695A JP1841695A JPH08187122A JP H08187122 A JPH08187122 A JP H08187122A JP 1841695 A JP1841695 A JP 1841695A JP 1841695 A JP1841695 A JP 1841695A JP H08187122 A JPH08187122 A JP H08187122A
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JP
Japan
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spiral
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guide
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JP1841695A
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Yoichi Iwamoto
陽一 岩本
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KATSUSHIKA KK
Katsushika Co Ltd
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KATSUSHIKA KK
Katsushika Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、口紅等の棒状化粧料を収納する容
器であって、生産性を向上させた棒状化粧料繰り出し容
器に関するものである。 【構成】 棒状化粧料1を収嵌保持し、側壁に螺合突部
3を突設した保持筒2と、この保持筒2を上下摺動自在
に内装し、側壁に前記螺合突部3が貫通するガイド溝5
を軸線方向に長く穿設したガイド筒4と、このガイド筒
4の外周に回動自在に脱落不能に保持され、内壁全周に
前記保持筒2の螺合突部3よりも幅の狭い螺旋状の凹溝
を等間隔で複数条螺設して螺旋状ローレット13を構成
したスリーブ11と、より少なくとも構成され、前記保
持筒2の螺合突部3先端に前記スリーブ11の螺旋状ロ
ーレット13に螺合する螺合面15を刻設する。本発明
は以上構成の棒状化粧料繰り出し容器である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、口紅等の棒状化粧料を
収納する容器であって、生産性を向上させた棒状化粧料
繰り出し容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、口紅等の棒状化粧料容器は、
回転操作を行う事によって、棒状化粧料が繰り出される
螺旋繰り出し機構を内装していた。この螺旋繰り出し機
構は、棒状化粧料を保持する保持筒、この保持筒の回動
を阻止するガイド筒、保持筒を昇降動させる螺旋筒、及
び外装体であるスリーブ、外筒、中筒、キャップ等、複
数の筒体の組み合わせより構成されていた。そこで、実
開昭56−136608号公報等により、外装体である
スリーブの内壁に螺旋溝を螺設し、スリーブと螺旋筒を
一体に成形して棒状化粧料容器のパーツを少なくして製
造コストを低下させた構成が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このうち保持
筒より突出した螺合突部は、ガイド筒の軸線方向に長く
穿設されたガイド溝を貫通し、螺旋溝に螺合していた。
従って、棒状化粧料容器に保持筒を組み付ける際には、
保持筒の螺合突部をガイド溝に突入させ、螺旋溝に螺合
させる必要があり、組み立てには困難が付きまとってい
た。また近年では、製造コストを削減するために、棒状
化粧料容器の組み立て作業を自動化する手法が採られて
いた。しかし、組み立てを自動化するにも、ガイド溝に
螺合突部を突入させるための位置合わせ、螺合突部を螺
旋溝に螺合させるための位置合わせが必要となり、この
位置合わせ工程が自動化のネック工程となっていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】棒状化粧料1を収嵌保持
し、側壁に螺合突部3を突設した保持筒2と、この保持
筒2を上下摺動自在に内装し、側壁に前記螺合突部3が
貫通するガイド溝5を軸線方向に長く穿設したガイド筒
4と、このガイド筒4の外周に回動自在に脱落不能に保
持され、内壁全周に前記保持筒2の螺合突部3よりも幅
の狭い螺旋状の凹溝を等間隔で複数条螺設して螺旋状ロ
ーレット13を構成したスリーブ11と、より少なくと
も構成され、前記保持筒2の螺合突部3先端に前記スリ
ーブ11の螺旋状ローレット13に螺合する螺合面15
を刻設する。本願発明は以上構成の棒状化粧料繰り出し
容器である。
【0005】
【作用】スリーブ11とガイド筒4を相対回転させる
と、保持筒2はガイド筒4のガイド溝5に回動を阻止さ
れた状態で螺合突部3がスリーブ11の螺旋状ローレッ
ト13に螺合しているため、螺合作用により昇降動す
る。この際、螺合突部3の螺合面15は、複数の螺旋状
ローレット13に螺合している。
【0006】また、本発明の棒状化粧料繰り出し容器を
組み立てる場合、保持筒2を内装したガイド筒4をスリ
ーブ11内に挿入し、スリーブ11の内壁に螺設された
無数の凸凹を有した螺旋状ローレット13のどれかに保
持筒2の螺合突部3の螺合面15を螺合させる。その
後、スリーブ11とガイド筒4を回動自在に脱落不能に
連結する。
【0007】
【実施例】口紅等の棒状化粧料1を収嵌保持する保持筒
2は、側壁に螺合突部3が突出している。この保持筒2
は、ガイド筒4内に上下摺動自在に内装されている。こ
のガイド筒4の側壁には、保持筒2の螺合突部3が貫通
してガイド筒4の側壁より突出するガイド溝5が軸線方
向に長く穿設され、保持部6となっている。更に保持部
6の下方は、外径が拡大した摺接部7となっている。こ
の摺接部7の下方には、更に外径が拡大して止着部8に
なっている。この摺接部7の保持部6がわ外側壁には、
弾性突部9が突出している。この弾性突部9の下方に
は、係合用凹溝10が周設されている。
【0008】このガイド筒4の保持部6は、スリーブ1
1内に回動自在に挿入されている。このスリーブ11の
下端は、ガイド筒4の摺接部7までを被っている。この
スリーブ11の、ガイド筒4の保持部6と相対した内壁
は螺設部12となり、この螺設部12の内壁全周には、
前記保持筒2の螺合突部3よりも幅の狭い螺旋状の凹溝
を等間隔で複数条螺設して螺旋状ローレット13を構成
している。このスリーブ11の螺設部12の下方は、肉
厚が薄くなった連結部14になっている。この連結部1
4には、ガイド筒4の摺接部7の弾性突部9が摺接して
いる。なお、ガイド筒4のガイド溝5より突出した保持
筒2の螺合突部3の先端面には、スリーブ11の螺旋状
ローレット13に対応した凸凹が刻設され、螺旋状ロー
レット13に螺合する螺合面15となっている。また、
スリーブ11の連結部14の内壁には、ガイド筒4の係
合用凹溝10に係合する複数の係合突部16が突設され
ている。この係合突部16は、スリーブ11の内壁に直
接突設して構成しても、外部より内方向に突設して構成
してもよい。
【0009】その結果、スリーブ11はガイド筒4に回
動自在に脱落不能に連結している。そして、スリーブ1
1とガイド筒4を相対回転させると、ガイド筒4の弾性
突部9がスリーブ11の連結部14に摺接しているた
め、摺動摩擦抵抗が発生し、良好な回転操作感にする。
この時、保持筒2はガイド筒4のガイド溝5に回動を阻
止された状態で螺合突部3が螺旋状ローレット13に螺
合しているため、螺合作用により昇降動するようになっ
ている。なお、この摺動摩擦抵抗を発生させる手段とし
ては、ガイド筒4の摺接部7に弾性突部9を突設する代
わりに、第4図のように嵌合用凹溝17を周設し、この
嵌合用凹溝17にOリング等の弾性体18を嵌合させ、
スリーブ11の内壁に摺接させる手段も可能である。
【0010】ガイド筒4の下端の止着部8は、外筒19
内に止着されている。この外筒19の上端には、中筒2
0が止着されている。この中筒20の上端は、外筒19
より上方に突出し、キャップ21が抜脱自在に嵌合する
嵌合部22となっている。なお、外筒19及び中筒20
を一体的に成形する事も可能である。また、保持筒2、
ガイド筒4、及びスリーブ11で棒状化粧料繰り出し容
器を構成する事も可能である。
【0011】また、ガイド筒4とスリーブ11を回動自
在に連結させる手段としては、第4図に示したように、
保持筒2を上下摺動自在に内装したガイド筒4の保持部
6の上端若しくは下端に係合用突部23を周設し、この
ガイド筒4の保持部6が回動自在に挿入されるスリーブ
11の内壁のガイド筒4の係合用突部23に対応した位
置に、周溝24を刻設して係合用突部23を周溝24に
係合させてガイド筒4とスリーブ11を連結させる手段
も実施可能である。
【0012】
【発明の効果】本発明は以上のように、スリーブ11の
内壁に無数の凸凹を有した螺旋状ローレット13を螺設
し、この螺旋状ローレット13に保持筒2の螺合突部3
を螺合させたため、スリーブ11と螺旋筒を一体に成形
した事となり、部品点数を減少させる事ができる。しか
も、スリーブ11内壁の螺旋溝を螺旋状ローレット13
にしたため、プレス成形若しくは樹脂成形した場合、後
加工が必要なく成形することが可能となり、製造コスト
を削減できる。
【0013】また、螺旋溝を無数の凸凹を有した螺旋状
ローレット13にし、螺合突部3の先端面に螺旋状ロー
レット13に螺合する螺合面15を刻設したため、螺合
突部3は複数の螺旋状ローレット13に螺合しており、
螺合面15が螺合する螺旋状ローレット13の1本当た
りの引っ掛かりの量を少なくできる。従って、従来のも
のよりも螺旋状ローレット13の溝深さを浅くできるた
め、スリーブ11自体の肉厚を薄くでき、容器全体の太
さもわずかであるが細くできる。更に、従来のスリーブ
11の内壁に1条若しくは2条の螺旋を設けたスリーブ
11を合成樹脂により成形した場合、肉厚の差による収
縮量の差異によって、スリーブ11表面に螺旋溝の跡が
発生してしまったが、本発明のスリーブ11は、内壁全
周に螺旋状ローレット13が刻設されているため、外部
よりその判別をする事は不可能になっている。従ってス
リーブ11を合成樹脂で成形しても、金属で成形した場
合と同じような平滑なスリーブ11表面を得る事ができ
る。
【0014】また、螺旋溝を無数の凸凹を有した螺旋状
ローレット13にし、螺合突部3の先端面に螺旋状ロー
レット13に螺合する螺合面15を刻設したため、螺合
突部3を螺旋状ローレット13に螺合させる際の位置合
わせを必要となく、組み立てる操作が行え、自動化に対
応させやすく、組み立てコストも削減できる。従って、
本発明の棒状化粧料繰り出し容器は、部品コスト、製造
コスト、組み立てコストを削減でき、きわめて生産性の
高い棒状化粧料繰り出し容器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の棒状化粧料繰り出し容器の正面
断面図。
【図2】本発明実施例の保持筒の斜視図。
【図3】本発明実施例のスリーブの部分断面斜視図。
【図4】本発明棒状化粧料繰り出し容器のその他の実施
例の正面断面図。
【図5】及び
【図6】スリーブ内壁のローレット形状の実施例の断面
図。
【符合の説明】
1 棒状化粧料 2 保持筒 3 螺合突部 4 ガイド筒 5 ガイド溝 10 係合用凹溝 11 スリーブ 13 螺旋状ローレット 15 螺合面 16 係合突部 23 係合用突部 24 周溝

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状化粧料1を収嵌保持し、側壁に螺合
    突部3を突設した保持筒2と、該保持筒2を上下摺動自
    在に内装し、側壁に前記螺合突部3が貫通するガイド溝
    5を軸線方向に長く穿設し、該ガイド溝5の下方外側壁
    に係合用凹溝10を周設したガイド筒4と、該ガイド筒
    4が回動自在に挿入され、下部に前記係合用凹溝10と
    係合する係合突部16を突設して脱落不能に連結し、内
    壁全周に前記保持筒2の螺合突部3よりも幅の狭い螺旋
    状の凹溝を等間隔で複数条螺設して螺旋状ローレット1
    3を構成したスリーブ11と、より少なくとも構成さ
    れ、前記保持筒2の螺合突部3先端に前記スリーブ11
    の螺旋状ローレット13に螺合する螺合面15を刻設し
    たことを特徴とする棒状化粧料繰り出し容器。
  2. 【請求項2】 棒状化粧料1を収嵌保持し、側壁に螺合
    突部3を突設した保持筒2と、該保持筒2を上下摺動自
    在に内装し、側壁に前記螺合突部3が貫通するガイド溝
    5を軸線方向に長く穿設し、該ガイド溝5の上方若しく
    は下方の外側壁に係合用突部23を周設したガイド筒4
    と、該ガイド筒4が回動自在に挿入され、内壁全周に前
    記保持筒2の螺合突部3よりも幅の狭い螺旋状の凹溝を
    等間隔で複数条螺設して螺旋状ローレット13を構成
    し、内壁の上部若しくは下部の前記ガイド筒4の係合用
    突部23に対応した部位に、係合用突部23が回動自在
    に係合してガイド筒4と連結する周溝24を刻設したス
    リーブ11と、より少なくとも構成され、前記保持筒2
    の螺合突部3先端に前記スリーブ11の螺旋状ローレッ
    ト13に螺合する螺合面15を刻設したことを特徴とす
    る棒状化粧料繰り出し容器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6082372A (en) * 1998-06-19 2000-07-04 Katsushika Co., Ltd. Dispenser container for rod-like cosmetic
WO2024031280A1 (zh) * 2022-08-08 2024-02-15 浙江阿克希龙舜华铝塑业有限公司 化妆品容器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6082372A (en) * 1998-06-19 2000-07-04 Katsushika Co., Ltd. Dispenser container for rod-like cosmetic
WO2024031280A1 (zh) * 2022-08-08 2024-02-15 浙江阿克希龙舜华铝塑业有限公司 化妆品容器

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