JP3005351U - 棒状化粧料繰り出し容器 - Google Patents

棒状化粧料繰り出し容器

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JP3005351U
JP3005351U JP1994008314U JP831494U JP3005351U JP 3005351 U JP3005351 U JP 3005351U JP 1994008314 U JP1994008314 U JP 1994008314U JP 831494 U JP831494 U JP 831494U JP 3005351 U JP3005351 U JP 3005351U
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JP
Japan
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cylinder
wall
leg
sleeve
holding
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Application number
JP1994008314U
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English (en)
Inventor
裕 大川
Original Assignee
株式会社カツシカ
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組み立ての自動化に対応した構造で、かつそ
の構造が単純な棒状化粧料繰り出し容器を提供する。 【構成】 棒状化粧料1を収嵌保持する保持筒2の側壁
に複数の縦リブ3を突設し、この保持筒2の下端には、
脚筒4を垂下する。この脚筒4の下端に外径が拡大した
当接部8を設ける。この当接部8の外周に多条雄ネジ9
を螺設する。この保持筒2の脚筒4の下端部に、摺接突
部11が外部に突出する弾性を有した摺動抵抗体10を
内装する。この保持筒2の脚筒4は、袴筒12内に前記
摺接突部11が内壁に弾性を有して摺接した状態で挿入
する。この袴筒12の内壁には、脚筒4の雄ネジ9が螺
合する多条雌ネジ13を螺設し、上部に内径が拡大した
連結部14を設ける。この袴筒12の連結部14には、
スリーブ18を回動自在に係合させる。このスリーブ1
8の内壁には、前記保持筒2の縦リブ3に係合する縦溝
19を軸線方向に長く、縦リブ3の倍数本刻設する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、構造が単純で、組み立ての自動化に対応した、口紅、アイシャドウ 等の棒状化粧料の繰り出し容器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、口紅、アイシャドウ等の棒状化粧料を収納する繰り出し容器は、棒 状化粧料を収嵌保持した保持筒と、この保持筒を回動不能に上下摺動自在に案内 するガイド溝が刻設された部材と、保持筒が螺合する螺旋溝が螺設された部材と で構成され、ガイド溝が刻設された部材と螺旋溝が螺設された部材を相対回転さ せる事によって、螺合作用により保持筒を上下摺動させていた。従って、実公昭 50−14689号公報に記載された口紅ケースのように、内壁に縦長溝を刻設 した内筒と、内壁に螺溝を螺設した外筒と、内筒の縦長溝に係合する突起及び外 筒の螺溝に螺合する案内突起を突設した受皿とよりなる構成が、構成部品点数が 3点と、最小の組み合わせとなっていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
部品点数が少ないということは、コストが低く、棒状化粧料繰り出し容器を安 価に提供できるようになっていた。しかし、組み立て工程に於いては、縦長溝に 突起を突入させる際及び螺溝に案内突起を突入させる際に、それぞれを回転させ て縦長溝と突起、及び螺溝と案内突起の位置を合わせる必要があり、手間がかか っていた。従って、組み立て工程を自動化して組み立てコストを低減させようと した場合、この位置合わせ工程がネックとなり、自動組み立て機が複雑にならざ るを得なかった。
【0004】
【課題を解決するための手段】
棒状化粧料1を収嵌保持する保持筒2の側壁には、複数の縦リブ3を突設する 。この保持筒2の下端には、脚筒4を垂下する。この脚筒4の下端には、収納部 6を設け、脚筒4の下端外側壁には、外径が拡大した当接部8を設ける。この当 接部8には、前記収納部6に貫通する貫通孔6を穿設し、外周に多条雄ネジ9を 螺設する。この保持筒2の脚筒4の収納部6には、弾性を有した素材より成形さ れた摺動抵抗体10を内装する。この摺動抵抗体10の側壁には、脚筒4の貫通 孔6を貫通して外部に突出する摺接突部11を突設する。この保持筒2の脚筒4 は、袴筒12内に前記摺接突部11が内壁に弾性を有して摺接した状態で挿入す る。この袴筒12の内壁には、脚筒4の雄ネジ9が螺合する多条雌ネジ13を螺 設し、上部には内径が拡大した連結部14を設ける。この袴筒12の連結部14 には、スリーブ18を回動自在に脱落不能に係合させる。このスリーブ18の内 壁には、前記保持筒2の縦リブ3に係合する縦溝19を軸線方向に長く、かつ縦 リブ3の倍数本刻設する。そして、前記脚筒4の当接部8がスリーブ18の下端 に当接するようにする。本考案は以上構成の棒状化粧料繰り出し容器である。
【0005】
【作用】
スリーブ18を保持して袴筒12を回転操作すると、スリーブ18内壁の縦溝 19に縦リブ3が回動不能に上下摺動自在に係合した保持筒2も袴筒12に対し て相対回転する。その結果、保持筒2より垂下した脚筒4の雄ネジ9と袴筒12 の雌ネジ13の螺合作用が発生し、脚筒4及び保持筒2が上下摺動するようにな っている。この際、脚筒4の当接部8の上端がスリーブ18の下端に当接して、 保持筒2の上昇が阻止され、保持筒2の上死点となる。
【0006】 また、組み立てる際には、スリーブ18の下端より保持筒2、摺動抵抗体10 、袴筒12の順に組み付ける事によって、容易に完成品とする事ができる。
【0007】
【実施例】
口紅、アイシャドウ等の棒状化粧料1は、保持筒2に保持されている。この保 持筒2の外側壁には、複数の縦リブ3が突出している。この保持筒2の下方には 、脚筒4が垂下している。この脚筒4は、下端より一対の切り欠き5が設けられ 、2つに分割されている。また、脚筒4の下端内部には、収納部6が設けられ、 切り欠き5の途中には、収納部6に貫通した貫通孔6が穿設されている。更に、 脚筒4の下端外側壁は、外径が拡大した当接部8が設けられ、この当接部8の側 壁には、多条の雄ネジ9が2つに分割して螺設されている。
【0008】 この脚筒4の収納部6には、エラストマー等の弾性を有した合成樹脂より成形 された摺動抵抗体10が収納されている。この摺動抵抗体10は、収納部6の内 壁に嵌合するリング状をしており、側壁に脚筒4の貫通孔6を貫通して外部に突 出する摺接突部11を突設している。
【0009】 この脚筒4は、袴筒12内に挿入されている。この袴筒12の内壁には、脚筒 4の雄ネジ9が螺合する多条の雌ネジ13が螺設されている。そして、摺動抵抗 体10の摺接突部11は、袴筒12の内壁に弾性を有して摺接している。その結 果、保持筒2と袴筒12が相対回転する際、摺接突部11が摺動抵抗を発生する ようになっている。この摺動抵抗によって、この棒状化粧料容器の繰り出し操作 感を良好なものにしている。また、袴筒12の内壁上部は、外径が拡大した連結 部14になっている。この連結部14の内壁には、連結溝15が周設されている 。また、袴筒12の上端には、嵌合部16が設けられている。この嵌合部16の 外側壁には、嵌合リブ17が周設されている。
【0010】 また保持筒2は、スリーブ18内に挿入されている。このスリーブ18の内壁 には、保持筒2の縦リブ3が係合して保持筒2をスリーブ18内で回動不能に上 下摺動自在に案内する縦溝19が刻設されている。この縦溝19は、縦リブ3本 数の倍数本設けられており、どの位置からでも最小の回転角度で縦リブ3と縦溝 19が係合するようになっている。また、スリーブ18の下端外側壁には、係合 リブ20が突設されている。そして、スリーブ18の下端は、袴筒12の連結部 14に挿入され、係合リブ20と袴筒12の連結溝15とが係合して、スリーブ 18と袴筒12が回動自在に脱落不能に連結している。その結果、スリーブ18 と袴筒12を相対回転させると、スリーブ18内に回動不能に係合した保持筒2 も袴筒12に対して相対回転し、脚筒4の雄ネジ9と袴筒12の雌ネジ13の螺 合作用により脚筒4及び保持筒2が上下摺動するようになっている。この際、脚 筒4の当接部8の上端がスリーブ18の下端に当接して、保持筒2の上死点とな るようになっている。
【0011】 また、袴筒12の嵌合部16には、キャップ21が抜脱可能に嵌合している。 このキャップ21の下端内側壁には、袴筒12の嵌合部16の嵌合リブ17に抜 脱可能に係合する嵌合溝22が刻設されている。
【0012】
【考案の効果】
本考案は以上のように、棒状化粧料1を保持した保持筒2を回動不能に上下摺 動自在に案内する縦溝19を無数に設けたため、溝深さを浅くしてもその作用は 変わりがなく、肉厚の薄いスリーブ18の内壁にも設ける事が可能となっている 。しかも、縦溝19は、保持筒2に設けられた縦リブ3の数の倍数設けられてい るため、縦リブ3を縦溝19に突入係合させるための位置合わせは、少ない回転 角度で終了できるようになっている。同様に、脚筒4の雄ネジ9及びこの雄ネジ 9に螺合する袴筒12の雌ネジ13は、多条ネジとなっているため、雄ネジ9と 雌ネジ13の螺合操作も少ない回転角度で済むようになっている。また、本考案 棒状化粧料繰り出し容器を組み立てる際には、スリーブ18の後端より、保持筒 2、摺動抵抗体10、袴筒12の順に組み付ければ容易に完成品とする事ができ る。しかも、その組付け方向は一方向であるため、スリーブ18を倒立させた状 態にすれば、全ての部品を上方より組み付ける事ができる。
【0013】 つまり、本考案は以上のように、保持筒2の縦リブ3が係合するスリーブ18 の縦溝19の溝数を縦リブ3の倍数本け、脚筒4の雄ネジ9及びこの雄ネジ9に 螺合する袴筒12の雌ネジ13は、多条ネジとして、縦溝19と縦リブ3の係合 操作、及び雄ネジ9と雌ネジ13の螺合操作を少ない回転角度で終了できるよう にした点、スリーブ18の後端より、保持筒2、摺動抵抗体10、袴筒12の順 に、一方向より組み付けて完成品とすることができる点より、組み立ての自動化 がし易い棒状化粧料繰り出し容器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案実施例棒状化粧料繰り出し容器のキャッ
プ嵌合時の正面断面図。
【図2】本考案実施例棒状化粧料繰り出し容器の使用時
の正面断面図。
【図3】図1に於けるA−A'断面図。
【図4】本考案実施例棒状化粧料繰り出し容器組立て時
の手順説明図。
【符合の説明】
1 棒状化粧料 2 保持筒 3 縦リブ 4 脚筒 6 収納部 7 貫通孔 8 当接部 9 雄ネジ 10 摺動抵抗体 11 摺接突部 12 袴筒 13 雌ネジ 14 連結部 18 スリーブ 19 縦溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状化粧料1を収嵌保持し、側壁に複数
    の縦リブ3を突設し、下端に脚筒4を垂下し、該脚筒4
    の下端に収納部6を設け、脚筒4の下端外側壁に前記収
    納部6に貫通する貫通孔6及び外径が拡大した当接部8
    を設け、該当接部8に多条雄ネジ9を螺設した保持筒2
    と、 該保持筒2の脚筒4の収納部6に内装され、側壁に脚筒
    4の貫通孔6を貫通して外部に突出する摺接突部11を
    突設し、弾性を有した素材より成形された摺動抵抗体1
    0と、 該保持筒2の脚筒4が前記摺接突部11が内壁に弾性を
    有して摺接した状態で挿入され、内壁に脚筒4の雄ネジ
    9が螺合する多条雌ネジ13を螺設し、上部に内壁が拡
    大した連結部14を設けた袴筒12と、 該袴筒12の連結部14に回動自在に脱落不能に係合
    し、内壁に前記保持筒2の縦リブ3に係合する縦溝19
    を軸線方向に長く、かつ縦リブ3の倍数本刻設し、前記
    脚筒4の当接部8が下端に当接するようにしたスリーブ
    18と、より構成される事を特徴とする棒状化粧料繰り
    出し容器。
JP1994008314U 1994-06-17 1994-06-17 棒状化粧料繰り出し容器 Expired - Lifetime JP3005351U (ja)

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