JPH08185907A - 圧接コネクタ - Google Patents

圧接コネクタ

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JPH08185907A
JPH08185907A JP33839294A JP33839294A JPH08185907A JP H08185907 A JPH08185907 A JP H08185907A JP 33839294 A JP33839294 A JP 33839294A JP 33839294 A JP33839294 A JP 33839294A JP H08185907 A JPH08185907 A JP H08185907A
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press
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covered electric
contact
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JP33839294A
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English (en)
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Masaaki Tabata
正明 田端
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被覆電線が正規に圧接されているか否かを外
部から簡単にかつ確実に検知できるようにする。 【構成】 ハウジング11に装着された圧接端子12の
圧接溝15の上にそれぞれ被覆電線aを載せてカバー2
1を被着すると、天井に設けられた押込突部25が被覆
電線aを圧接溝15内に押し込んで圧接することで、両
被覆電線a間の導通が取られるようになっている。カバ
ー21の上面には、検知用のリテーナ31が押し込み操
作可能に装着されている。リテーナ31の下面には当接
ピン32が突設され、押込突部25に当接ピン32を挿
通可能とする挿通孔33が形成されている。押込突部2
5の突出長さが短くて被覆電線aが圧接溝15内の正規
の深さまで圧入されていないと、リテーナ31を押し込
んだときに当接ピン32が被覆電線aに当たってその押
し込みが規制され、圧入不良が検知される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は圧接コネクタに関し、特
に被覆電線が正規に圧接されているか否かを検知する機
能を備えた圧接コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】従来の圧接コネクタの一例として図9、
10に示すものが知られている。この圧接コネクタは2
本の被覆電線を共通の圧接端子を介して接続するもので
あって、断面コ字形をなすハウジング1と、そのハウジ
ング1の上面を覆うようにして被着されるカバー2とを
備えている。ハウジング1には導電性の金属板からなる
圧接端子3が装着されており、その圧接端子3は2枚の
圧接板4が間隔を開けて一体に形成され、各圧接板4に
被覆電線aが圧入可能な複数本の圧接溝5が切られた形
状である。一方のカバー2には、両圧接板4の間の位置
において被覆電線aを押し込み可能な押込突部6が形成
されている。
【0003】そして、圧接端子3の圧接溝5の上に被覆
電線aを載せたのち、カバー2を被せてそれを押し込む
と、被覆電線aがカバー2の押込突部6で押されて圧接
溝5内に圧入され、圧接溝5の両側縁が被覆bを破って
食い込んで芯線cと接触し、もって各被覆電線a、a間
を導通させるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来のもので
は、カバー2を押し込む際にそれが傾いて押し込まれた
り、あるいは押込突部6の形状等に不良があったりする
と、図11の左側の被覆電線aに示すように圧接溝5内
に十分に圧入されない場合が有り得る。なお、同図の右
側の被覆電線aは正規に圧入された場合を示している。
このように被覆電線aの圧入深さが不足すると、被覆b
が破られないままに導通が取れず、仮に被覆bが破られ
たとしても不安定な導通状態となる。
【0005】すなわち、被覆電線aが圧接溝5内に正規
に圧入されていないと不良品となるため、そのチェック
を行う必要があるが、従来のものでは外部からの目視で
は簡単にチェックできない。そのため従来は、圧接作業
後に再度カバー2を外して内部を目視したり、あるいは
電気的な導通検査によりチェックを行っており、煩雑な
作業を余儀なくされていた。また電気的な導通検査の場
合は、たまたま導通がなされた状態でも検査が通ってし
まうため、信頼性に欠けるきらいがあった。
【0006】本発明は上記のような事情に基づいて完成
されたものであって、被覆電線が正規に圧接されている
か否かを外部から簡単にかつ確実に検知し得るようにす
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、請求項1の発明は、被覆電線が圧入可能
とされる圧接溝を設けた圧接端子と、この圧接端子を装
着するハウジングと、このハウジングに被着されるカバ
ーとを備え、被覆電線を圧接溝内に圧入することにより
前記圧接端子に導通させるようにした圧接コネクタにお
いて、前記カバーまたはハウジングに、前記圧接溝内に
圧入された前記被覆電線に至る貫通孔が形成され、その
貫通孔に検知部材を挿入可能とした構成としたところに
特徴を有する。
【0008】請求項2の発明は、被覆電線が圧入可能と
される圧接溝を設けた圧接端子と、この圧接端子を装着
するハウジングと、このハウジングに被着されるカバー
とを備え、被覆電線を圧接溝内に圧入することにより前
記圧接端子に導通させるようにした圧接コネクタにおい
て、前記カバーとハウジングのいずれか一方に、カバー
またはハウジングを貫通して前記被覆電線に当接可能な
当接部を有する検知部材を装着した構成としたところに
特徴を有する。
【0009】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記検知部材は、前記当接部がカバーを貫通して被
覆電線と当接可能に内側に突出した状態でそのカバーの
外面に押し込み可能に装着されており、被覆電線が圧接
溝内に正規に圧入されている場合には前記検知部材の押
し込みが許容され、被覆電線の圧入深さが不足している
場合には前記当接部が被覆電線に当接することで前記検
知部材の押し込みが規制される構成としたところに特徴
を有する。
【0010】請求項4の発明は、請求項2または請求項
3の発明において、前記検知部材をその検知操作後に前
記カバーまたはハウジングに抜け止め状態に保持する係
止機構を設けた構成としたところに特徴を有する。
【0011】請求項5の発明は、請求項2、請求項3ま
たは請求項4の発明において、前記検知部材をその検知
操作前に前記カバーまたはハウジングに仮組状態に保持
する仮係止機構を設けた構成としたところに特徴を有す
る。
【0012】
【作用】請求項1の発明の作用は以下のとおりである。
ハウジングにカバーを被せたのち、カバーまたはハウジ
ングの貫通孔を通して検知部材を挿入すると、検知部材
は圧接溝に圧入された被覆電線と当接することでその圧
入深さに応じて挿入深さが変化する。その検知部材の挿
入深さを目視することにより被覆電線が正規に圧入され
たか否かが確認される。
【0013】請求項2の発明では、検知部材はその当接
部がカバーまたはハウジングを貫通して圧接溝に圧入さ
れた被覆電線に当接し、被覆電線の圧入深さに応じて装
着位置が変位する。その装着位置を目視することにより
被覆電線が正規に圧入されたか否かが確認される。
【0014】請求項3の発明では、カバーに設けた検知
部材を押圧すると、被覆電線が正規に圧入されている場
合は、当接部が被覆電線に邪魔されることなく検知部材
がそのまま押し込まれ、一方、被覆電線の圧入深さが不
足している場合は、当接部が被覆電線に当接することで
検知部材の押し込みが規制される。検知部材が押し込ま
れたか否かを目視することで、被覆電線が正規に圧入さ
れたか否かが確認される。また、被覆電線の圧入深さが
不足して検知部材の押し込みが規制された場合に、より
強い力でさらに検知部材を押し込むと、当接部が被覆電
線を押圧することで被覆電線を圧接溝内に正規位置まで
圧入することができる。
【0015】請求項4の発明では、検知操作が行われた
のちの検知部材が、係止機構によりカバーまたはハウジ
ングに抜け止め状態に保持される。請求項5の発明で
は、検知操作を行う前において、検知部材は仮係止機構
によりカバーまたはハウジングに仮組状態に保持され
る。
【0016】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、検知部材の挿
入深さを外部から目視するだけで、被覆電線が正規に圧
接されているか否かを簡単にかつ確実に確認することが
できる効果がある。請求項2の発明によれば、カバーま
たはハウジングに装着された検知部材の装着位置を目視
するだけで、被覆電線が正規に圧接されているか否かを
簡単にかつ確実に確認することができる効果がある。
【0017】請求項3の発明によれば、検知部材が押し
込まれたか否かを目視するだけで、被覆電線が正規に圧
接されているか否かを確認することができるのに加え、
検知部材自身を利用して被覆電線を正規位置に圧入する
ことができる効果がある。
【0018】請求項4の発明によれば、検知操作後に検
知部材をカバーまたはハウジングに一体的に保持できる
から、その後の取扱いを容易にできる効果がある。請求
項5の発明によれば、検知部材をカバーまたはハウジン
グにユニット化して仮組みしておくことができるので、
検知作業現場での作業工数が低減できて検知作業を能率
良く行うことができる効果がある。
【0019】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図7に基
づいて説明する。本実施例では2本の被覆電線aを接続
する圧接ジョイントコネクタを例示する。図1乃至図3
において、符号11はハウジングであって、合成樹脂材
により上面と前後の側面を開放した断面コ字形に形成さ
れており、このハウジング1内に圧接端子12が装着さ
れている。
【0020】この圧接端子12は導電性を有する金属板
により形成され、一定間隔を開けて配された前後2枚の
圧接板13の下縁側を接続板14により接続した構造で
ある。各圧接板13には、被覆電線aを圧入可能な圧接
溝15が2本ずつ対応して形成されており、それぞれの
圧接溝15の側縁は被覆電線aの被覆bに食い込んで芯
線と接触可能となっている。この圧接端子12が、接続
板14の左右の側縁に形成された差込片18をハウジン
グ11の底面に形成した差込溝19に圧入することによ
り、ハウジング11内を横切るようにして装着されてい
る。
【0021】ハウジング11の上面にはカバー21が被
着されるようになっている。このカバー21は同じく合
成樹脂材により形成され、ハウジング11の上面から左
右の側板11aの外側にわたって覆うことが可能な断面
伏コ字形をなしている。このカバー21は、その両側板
21aの下部に開口された窓孔22を、ハウジング11
の両側板11aの下部に突設されたロック突部23に嵌
合することで、抜け止め状態でハウジング11に取り付
けられるようになっている。
【0022】このカバー21の天井板21bの裏面に
は、被覆電線aを圧接溝15内に押し込むための2本の
押込突部25が、圧接端子12の圧接溝15の並列間隔
に対応した間隔を開けて形成されている。各押込突部2
5は、それぞれの下端面が被覆電線aの外周形状に対応
した円弧面26に形成されているとともに、各圧接板1
3をそれぞれ挿入して逃がす縦方向の逃がし溝27が2
本ずつ切られている。それにより、各押込突部25は、
各圧接板13の間に位置する部分25aと、各圧接板1
3の前後に位置する部分25b、25bの3つの部分に
分けられ、各圧接板13の間の位置と、各圧接板13の
前後の位置でそれぞれ被覆電線aを圧接溝15内に向け
て押し込むように機能する。
【0023】さて本実施例では、被覆電線aが圧接端子
12の圧接溝15内に正規に圧入されたか否かを検知す
るためのリテーナ31が設けられている。このリテーナ
31は同じく合成樹脂材により形成され、カバー21の
天井板21bの前後の幅方向の中央部に装着されるよう
になっている。
【0024】リテーナ31の裏面には、被覆電線aに当
接してその圧入位置を検知するための2本の当接ピン3
2が、被覆電線aの並列間隔に対応した間隔を開けて下
向きに突設されている。また、カバー21の天井板21
bにおける各押込突部25の中央部分25aの上方に対
応する位置には、それぞれ上記の当接ピン32を挿通可
能とする挿通孔33が押込突部25aの下面に貫通して
形成されている。
【0025】リテーナ31の左右の側縁には、カバー2
1の左右の側板21aの外側に沿って嵌められる取付板
35が形成されている。各取付板35には2個の係止孔
36、37が上下に間隔を開けて開口されているととも
に、カバー21の左右の側板21aに2個の係止突部3
8、39が係止孔36、37と同一間隔を開けて上下方
向に並んで突設されている。
【0026】そして、このリテーナ31は、取付板35
の下側の係止孔37にカバー21の上側の係止突部38
を嵌めることで、図2、3に示す仮係止位置に保持され
る。この仮係止位置では、リテーナ31はカバー21の
天井板21bから一定寸法上方に退避した状態で保持さ
れ、各当接ピン32の先端は挿通孔33の上端部に留ま
っている。一方、取付板35の両係止孔36、37にカ
バー21の両係止突部38、39を嵌めることで、リテ
ーナ31は図5、6に示す本係止位置に保持される。こ
の本係止位置では、リテーナ31がカバー21の天井板
21bに接近した状態で保持され、各当接ピン32は挿
通孔33の下端まで進出した状態となる。
【0027】本実施例は上記のような構造であって、続
いてその作動を説明する。まずリテーナ31を、その取
付板35に形成された下側の係止孔37にカバーの上側
の係止突部38を嵌めることで、図2、3に示すように
カバー21に対して仮係止位置に組み付ける。その場
合、当接ピン32の先端は挿通孔33の上端にある。
【0028】次に、2本の被覆電線aを、それぞれ前後
の圧接板13の圧接溝15にわたるようにして圧接端子
12の上に載せる。続いて、上記のリテーナ31が仮係
止位置に組み付けられたカバー21をハウジング11の
上面に被せ、カバー21の窓孔22にハウジング11の
ロック突部23が嵌まって固定されるまで押し込む。そ
のカバー21の押し込み動作に伴い、図4に示すよう
に、カバー21に設けられた各押込突部25が被覆電線
aをそれぞれ押し下げて、対応する圧接溝15内に圧入
する。それにより、各圧接溝15の側縁が被覆電線aの
被覆bに食い込んで芯線cに接触する。
【0029】続いて、各被覆電線aが正規に圧接されて
いるか否かを確認するためにリテーナ31を押し込む。
上記したカバー21の押し込み操作に伴い各被覆電線a
が圧接溝15内に正規の深さまで圧入されていれば、リ
テーナ31に突設された当接ピン32が挿通孔33内を
進出しつつ、その押し込みが許容される。そして、図
5、6に示すように、リテーナ31はその両係止孔3
6、37にカバー21の両係止突部38、39がそれぞ
れ嵌まることで、カバー21に対して本係止位置に組み
付けられる。これにより、両被覆電線aが正規に圧接さ
れて互いに導通が取られた状態にあることが確認され
る。
【0030】一方、例えば図7の左側の押込突部25に
示すように、成形上の不良等で押込突部25の突出長さ
が規定量よりも短い場合がある。その場合は、同図に示
すようにカバー21がハウジング11に正規に組み込ま
れたとしても、押込突部25の突出長が短い分だけ押し
込み量が不足するため、被覆電線aが対応する圧接溝1
5内に正規の深さまで圧入されない。そうすると圧接溝
15の側縁が被覆bに食い込まなかったり、食い込みが
不足し、両被覆電線a間の導通が取れなかったり、導通
が不安定となる事態を招く。
【0031】このような場合、上記のようにカバー21
の押し込みに続いてリテーナ31の押し込み操作を行う
と、圧入深さが浅い方の被覆電線aに一方の当接ピン3
2が当たって邪魔されることでリテーナ31の押し込み
が規制され、リテーナ31は本係止位置まで到らない。
そして押込力を除去すると、側板35の復元弾力を受け
てリテーナ31が仮係止位置まで押し戻され、それによ
り、被覆電線aが正規に圧入されていないことが検知さ
れる。
【0032】このように圧入不良が検知された場合に限
り、カバー21を外して圧入不良の原因を確認し、上記
のような原因の場合は、正規に成形されたカバー21と
交換して、再度カバー21の押し込み操作とリテーナ3
1による検知操作を行えば良い。また、上記のように圧
入不良があったのを検知した上で、不良のカバー21を
そのまま残して、リテーナ31を仮係止位置から検知操
作時よりも強い押し込み力で押し込むと、圧入深さの不
足していた被覆電線aが当接ピン32により圧接溝15
内に押し込まれ、リテーナ31が本係止位置まで押し込
まれたところで被覆電線aは正規の深さまで圧入され
る。すなわち、リテーナ31自体が圧入の修正機能を果
たすことができる。
【0033】また、被覆電線aの他の圧入不良の態様と
して、図8に示すように、カバー21を押し込んだ際に
被覆電線aの抵抗力に負けてカバー21が上側に膨らむ
ように変形し、被覆電線aを正規深さまで圧入できない
場合がある。その場合も、リテーナ31の押し込み操作
を行うと、当接ピン32が被覆電線aに当たることでリ
テーナ31の押し込みが規制されてリテーナ31は本係
止位置まで到らない。それにより被覆電線aが正規に圧
入されていないことが検知される。
【0034】このように本実施例によれば、カバー21
の装着後にリテーナ31の押し込み操作を行って、その
リテーナ31が本係止位置に押し込まれたか否かを目視
するだけで、被覆電線aが正規に圧接されたか否かを簡
単にかつ確実に確認することができる。
【0035】<他の実施例>本発明は上記記述及び図面
によって説明した実施例に限定されるものではなく、例
えば次のような実施態様も本発明の技術的範囲に含ま
れ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種
々変更して実施することができる。
【0036】(1)被覆電線aの圧入不良は、上記に例
示した以外に、例えばカバー21が傾いた姿勢で押し込
まれてロックが半掛かりの状態となり、ロックの掛かっ
ていない側で押し込み量が不足して被覆電線aが正規の
深さまで圧入されない場合等が挙げられる。このような
場合も、上記と同様の技術思想によって圧入不良の検知
が可能である。 (2)上記実施例では、リテーナ31を検知操作後にカ
バー21に一体化するようにしたが、検知操作後にはリ
テーナを抜き取って外すようにしてもよい。
【0037】(3)また、圧入不良の検知用のリテーナ
はハウジング側に設けることも可能である。例えば、上
記実施例と同様に当接ピンを突設したリテーナを、その
当接ピンの先端を被覆電線の圧入空間に臨ませるように
してハウジングの底部側に進退可能に装着し、常には当
接ピンの先端が圧入空間に深く突出するようにリテーナ
を内方に押し込んだ構造とする。このような構造では、
被覆電線が圧接端子の圧接溝内に正規の深さまで圧入さ
れると、当接ピンが被覆電線で押されることでリテーナ
が外方に戻され、一方、被覆電線の圧入深さが不足する
と、当接ピンが被覆電線で押されることなくリテーナが
内方に押し込まれたままに留まる。このように、リテー
ナが外方に押し戻されたか否かを目視することで、被覆
電線が正規に圧接されたか否かが検知される。
【0038】(4)さらに前記の実施例では、圧接端子
を圧入によりハウジングに装着するようにしたが、イン
サート成形によって装着するようにしてもよい。 (5)また本発明は、被覆電線の本数に限定されること
なく、被覆電線を圧接端子に設けられた圧接溝に圧入す
ることで圧接端子と導通させる形式の圧接コネクタ全般
に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の分解斜視図である。
【図2】ハウジングにカバーを組み付ける前の状態の縦
断面図である。
【図3】図2のX−X線断面図である。
【図4】カバーを組み付けた後の状態の縦断面図であ
る。
【図5】被覆電線が正規に圧入された場合においてリテ
ーナの押し込み動作を行った状態の縦断面図である。
【図6】図5のY−Y線断面図である。
【図7】被覆電線の圧入深さが不足した場合においてリ
テーナの押し込み動作を行った状態の縦断面図である。
【図8】被覆電線の圧入深さが不足した場合の他の例を
示す縦断面図である。
【図9】従来例における被覆電線の圧接操作前の状態の
正面図である。
【図10】その圧接操作後の状態の正面図である。
【図11】被覆電線の圧接態様を示す正面図である。
【符号の説明】
a…被覆電線 b…被覆 c…芯線 11…ハウジング 12…圧接端子 15…圧接溝 21…カバー 31…リテーナ(検知部材) 32…当接ピン(当接部) 33…挿通孔(貫通孔) 36、37…係止孔 38、39…係止突部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被覆電線が圧入可能とされる圧接溝を設
    けた圧接端子と、この圧接端子を装着するハウジング
    と、このハウジングに被着されるカバーとを備え、被覆
    電線を圧接溝内に圧入することにより前記圧接端子に導
    通させるようにした圧接コネクタにおいて、 前記カバーまたはハウジングに、前記圧接溝内に圧入さ
    れた前記被覆電線に至る貫通孔が形成され、その貫通孔
    に検知部材を挿入可能としたことを特徴とする圧接コネ
    クタ。
  2. 【請求項2】 被覆電線が圧入可能とされる圧接溝を設
    けた圧接端子と、この圧接端子を装着するハウジング
    と、このハウジングに被着されるカバーとを備え、被覆
    電線を圧接溝内に圧入することにより前記圧接端子に導
    通させるようにした圧接コネクタにおいて、 前記カバーとハウジングのいずれか一方に、カバーまた
    はハウジングを貫通して前記被覆電線に当接可能な当接
    部を有する検知部材を装着したことを特徴とする圧接コ
    ネクタ。
  3. 【請求項3】 前記検知部材は、前記当接部がカバーを
    貫通して被覆電線と当接可能に内側に突出した状態でそ
    のカバーの外面に押し込み可能に装着されており、被覆
    電線が圧接溝内に正規に圧入されている場合には前記検
    知部材の押し込みが許容され、被覆電線の圧入深さが不
    足している場合には前記当接部が被覆電線に当接するこ
    とで前記検知部材の押し込みが規制される構成としたこ
    とを特徴とする請求項2記載の圧接コネクタ。
  4. 【請求項4】 前記検知部材をその検知操作後に前記カ
    バーまたはハウジングに抜け止め状態に保持する係止機
    構を設けたことを特徴とする請求項2または請求項3記
    載の圧接コネクタ。
  5. 【請求項5】 前記検知部材をその検知操作前に前記カ
    バーまたはハウジングに仮組状態に保持する仮係止機構
    を設けたことを特徴とする請求項2、請求項3または請
    求項4記載の圧接コネクタ。
JP33839294A 1994-12-28 1994-12-28 圧接コネクタ Pending JPH08185907A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107248682A (zh) * 2017-05-20 2017-10-13 芜湖博康机电有限公司 一种线束压接装置
JP2019021462A (ja) * 2017-07-14 2019-02-07 第一精工株式会社 コネクタ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN107248682A (zh) * 2017-05-20 2017-10-13 芜湖博康机电有限公司 一种线束压接装置
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