JPH08185308A - 電子通訳機 - Google Patents

電子通訳機

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JPH08185308A
JPH08185308A JP6326234A JP32623494A JPH08185308A JP H08185308 A JPH08185308 A JP H08185308A JP 6326234 A JP6326234 A JP 6326234A JP 32623494 A JP32623494 A JP 32623494A JP H08185308 A JPH08185308 A JP H08185308A
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    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L15/00Speech recognition
    • G10L15/26Speech to text systems
    • GPHYSICS
    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10LSPEECH ANALYSIS TECHNIQUES OR SPEECH SYNTHESIS; SPEECH RECOGNITION; SPEECH OR VOICE PROCESSING TECHNIQUES; SPEECH OR AUDIO CODING OR DECODING
    • G10L15/00Speech recognition
    • G10L15/22Procedures used during a speech recognition process, e.g. man-machine dialogue
    • G10L2015/221Announcement of recognition results

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  • Computational Linguistics (AREA)
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  • Acoustics & Sound (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 話者に音声入力状況を知らせ、会話を適時区
切らせることにより、スムーズな異言語間の会話を実現
する電子通訳機を提供する。 【構成】 言語を音声入力する音声入力手段と、入力言
語辞書及び出力用言語辞書を内蔵した辞書手段と、入力
言語である第1言語と出力言語を第2言語として設定す
る言語設定手段と、第1言語を認識し記憶する音声認識
手段と、認識された第1言語を第2言語に翻訳する翻訳
手段と、翻訳された第2言語を音声情報として生成する
音声情報生成手段と、音声情報を音声出力する音声出力
手段とを備え、音声入力される言語の入力可能情報量が
予め設定され、その設定された入力可能情報量に対する
音声入力手段への入力情報量の比率をリアルタイムで算
出する情報量算出手段と、算出結果を報知する算出情報
報知手段とをさらに備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子通訳機に関し、例え
ば、日本語、英語、仏語、独語等の異種言語間での会話
を音声入出力で行うことができる電子通訳機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、データの処理速度が早いCPUが
開発され、かつ小型で大容量のメモリーが安価に生産さ
れることにより、自動翻訳や自動通訳する電子機器が発
達し、例えば、以下の従来例1〜3に記載するような機
能をもつ電子翻訳装置や電子通訳機が提案されている。
【0003】従来例1として、特開昭60−75964
号公報に記載のように、複数種の元言語入力部と、複数
種の翻訳言語出力部と、前記元言語から前記翻訳言語に
翻訳するための電子翻訳部とを備え、同時に複数種の言
語間での同時翻訳する電子翻訳装置が提案されている。
【0004】従来例2として、特開昭61−22857
3号公報に記載のように、元言語を入力するための音声
情報入力手段と、音声情報を認識するための音声認識手
段と、元言語を翻訳言語に翻訳するための電子翻訳手段
と、翻訳言語を音声情報に変換するための音声合成手段
と、音声情報を出力するための音声情報出力手段とを備
え、元言語から翻訳言語への翻訳を文単位で実施すると
共に、音声情報入力手段及び音声情報出力手段は各々複
数言語の選択部を持ち、且つ各々が独立して1つの言語
を選択できるようにし、更に元言語、翻訳言語の文を同
時に表示装置に表示できる電子通訳機が提案されてい
る。
【0005】従来例3として、特開平4−42363号
公報に記載のように、音声入力手段と、音声認識手段
と、翻訳手段と、翻訳結果を表示する表示手段と、各機
能を制御する制御手段とを備え、一度入力認識された単
語に誤りがある場合、単音又は単音節単位で、再度音声
入力により訂正できる携帯型音声認識電子辞書が提案さ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
1の特開昭60−75964号公報の電子翻訳装置に
は、同時に複数種の言語間での同時翻訳する技術に関し
て記載されているが、完全同時通訳処理は技術的に極め
て困難であり、音声入力、音声認識、翻訳処理、音声合
成処理の何れにおいても、ワークエリア(RAM)の上
限範囲以内でデータ処理を行うことが必要である。従っ
て、第1言語を音声入力する話者は、無制限に会話文を
連続入力することはできず、ワークエリアの上限範囲以
内で会話を区切って入力しないと、ワークエリアの容量
オーバによっては会話が寸断され、完全な通訳処理がで
きなくなってしまうという問題がある。
【0007】また、従来例2の特開昭61−22857
3号公報の電子通訳機には、複数種の言語間での元言
語、翻訳言語の文を同時に表示装置に表示できる技術に
関して記載されているが、現実的な問題として、方言や
訛りを含んだ不特定話者の音声入力を100%の確率で
認識することは将来的に見ても不可能であり、音声入力
機能付き電子通訳機の実使用状況において認識不可能と
言う場合が、かなり頻繁に発生するであろうことは容易
に推測される。従って、音声入力された第1言語の認識
率あるいは認識できなかった場合にユーザーに報知する
ような構成になっていないため、ユーザーは入力した音
声が認識されなかったのか翻訳できないのか確認するこ
とができないという問題がある。
【0008】通常、音声入力された第1言語を100%
正確に認識することは不可能であり、全く認識できない
というケース以外に、同音語や発音類似語等によって誤
認識されてしまうケースも当然発生する。従って、この
誤認識された会話文をそのまま翻訳させた場合、正しい
内容が相手方に伝わらず誤解や訳の判らない会話になっ
てしまうという問題がある。しかし、従来例3の特開平
04−42363号公報には、一度入力認識された単語
に誤りがある場合、再度音声入力により訂正できる技術
に関して記載されているが、その訂正を音声入力に限定
しているので、同音語や発音類似語等がある場合、必ず
しも正確に訂正できるとは限らない。
【0009】また、上記従来例では、入力言語である第
1言語と、出力言語である第2言語とを各々独立して指
定できる技術については記載されているが、その第1言
語と第2言語を一定のタイミングで自動的に切り換える
ように構成されていない。しかしながら、通常の会話に
おいては、第1言語の話者と第2言語の話者の双方が交
互に発言し、お互いの意見を述べながら会話を進行する
ものであり、話者が入れ替わる度に、第1言語と第2言
語の指定を手動で指定していたのでは不便な装置となり
スムーズな会話を望むことができないという問題があ
る。
【0010】また、上記従来例では、翻訳した単語ある
いは会話文を記憶する記憶装置や、印字出力する印字装
置が構成されていない。従って、従来、提案されている
ような電子通訳機を使って、異なる言語間の会話を行っ
た場合、その時の会話の内容は一時的な内容として消失
してしまうため、記録として残したい場合には、遂一筆
記するか、あるいはテープレコーダに録音する等の処置
をしなければならないという問題がある。
【0011】例えば、翻訳した会話文を記憶する記憶装
置や、会話文を印字出力する印字装置を備えていれば、
記憶した内容をそのまま印字出力することは可能ではあ
るが、議事録として残す場合には、会話中の不要な発言
の削除や難解な単語・字句の注釈説明追加等を編集する
機能が必要になってくるが、編集手段がなければ会話文
を有効な議事録に作成することができないという問題が
ある。
【0012】本発明は上記の事情を考慮してなされたも
のであり、例えば、音声入力した第1言語の音声入力容
量の入力状況をリアルタイムに数値またはグラフに変換
し表示して話者に知らせることにより、話者は入力状況
を判断して音声入力を適時区切らせることができるの
で、会話文が文節の途中で寸断されることがなくなり、
スムーズな異言語間会話が実現できる電子通訳機を提供
することにある。
【0013】本発明の他の目的は、音声入力された第1
言語が正しく認識ができなかった場合、話者に音声認識
ができなかった結果情報と正確な音声入力を促すことを
意味するメッセージを第1言語を使用して表示及び音声
で出力し、正確な発音による音声再入力を準備すること
により、正しい会話が継続できる電子通訳機を提供する
ことにある。
【0014】本発明の他の目的は、一旦、音声認識され
た会話文の一部または全体に誤りがある場合、その誤っ
た会話文の修正・補完を音声入力あるいはキー入力の何
れでも修正できるようにすることにより正しい会話が継
続できる電子通訳機を提供することにある。
【0015】本発明の他の目的は、音声入力された第1
言語の会話文が第2言語の会話文に翻訳して会話の一節
が完了する毎に、第1言語または第2言語に設定される
言語とその辞書を自動的に切り替えて確認・翻訳するこ
とにより、その都度、キー操作で入力言語と出力言語を
指定する煩しさがなくなり、異なる言語間の会話がスム
ーズに継続できる電子通訳機を提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、第1言語及び第2言
語間で取り交わされる会話文全体を記憶指示により所定
の記憶エリアに記憶すると共に、印字指示により記憶さ
れた会話文全体が所定の印字フォーマットに変換して印
字出力することにより、議事録、会話履歴として有効に
活用できる電子通訳機を提供することにある。
【0017】本発明の他の目的は、所定の記憶エリアに
記憶された会話文を画面に呼び出し、削除・追加・修正
等の編集機能を有することにより、より一層有効な議事
録、会話履歴が作成できる電子通訳機を提供することに
ある。
【0018】本発明の他の目的は、第1言語及び第2言
語の話者の会話文を所定の記憶エリアに記憶する際、会
話の日時、場所、話者の氏名、住所、会社名等の付属情
報を入力設定して記憶できるようにし、必要に応じて、
会話文の内容と共に付属情報を印字出力することによ
り、本格的な議事録、会話履歴の作成がきる電子通訳機
を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の基本構成
を示すブロック図である。図1に示すように、本発明
は、第1言語を音声入力する音声入力手段101と、音
声入力された入力言語を第1言語として認識するための
入力用言語辞書及び第1言語を他の言語に翻訳するため
の1以上の出力用言語辞書を内蔵した辞書手段102
と、入力言語である第1言語と出力言語を第2言語とし
て設定する言語設定手段103と、音声入力された第1
言語を前記辞書手段102を参照して認識し記憶する音
声認識手段104と、第1言語を前記辞書手段101を
参照して設定された第2言語に翻訳する翻訳手段105
と、翻訳された第2言語を音声情報として生成する音声
情報生成手段106と、生成された音声情報を音声出力
する音声出力手段107とを備えた電子通訳機におい
て、音声入力される言語の入力可能情報量が予め設定さ
れ、その設定された入力可能情報量に対する音声入力手
段103への入力情報量の比率をリアルタイムで算出す
る情報量算出手段109と、算出結果を報知する算出情
報報知手段110とを備えたことを特徴とする電子通訳
機である。
【0020】前記音声認識手段104が音声入力された
第1言語を正しく認識できたか否かを判定する認識判定
手段111と、判定結果正しく認識できなかった際の認
識メッセージと第1言語の再入力を促す意味の認識メッ
セージを第1言語で生成して前記音声出力手段107ま
たは表示手段108に出力する認識メッセージ生成手段
112とをさらに備えた構成にすることが好ましい。
【0021】前記音声認識手段104により認識された
第1言語が正しい場合に翻訳手段105に翻訳開始の指
示を出力する翻訳指示手段113と、認識された第1言
語に誤りがある場合に修正入力するためのキー入力手段
114と、このキー入力手段114からの修正入力また
は音声入力手段103から修正入力に基づき第1言語を
修正する認識修正手段115とをさらに備えた構成にす
ることが好ましい。
【0022】前記翻訳手段105が第1言語を所定の第
2言語に翻訳してその翻訳の一節が完了したとき、第1
言語を認識する入力用言語辞書と第1言語から第2言語
に翻訳する出力用言語辞書を自動的に切り替える辞書切
替手段116をさらに備えた構成にすることが好まし
い。
【0023】第1言語及び第2言語間で取り交わされる
入出力文全体を所定の記憶エリアに記憶する入出力文記
憶手段117と、記憶された入出力文の印字出力を指示
する印字指示手段118と、この印字指示手段118か
ら印字指示により前記入出力文を所定の印字フォーマッ
トに変換して印字手段119に出力する印字情報生成手
段120とをさらに備えた構成にすることが好ましい。
【0024】前記入出力文記憶手段117に記憶した入
出力文を前記表示手段108の画面に呼び出す呼出手段
121と、呼び出された入出力文に対して追加、削除、
修正等の編集を行う編集手段122とをさらに備えた構
成にすることが好ましい。
【0025】第1言語及び第2言語間で取り交わされた
入出力文の年、月、日情報を設定する時刻設定手段12
3をさらに備えた構成にすることが好ましい。第1言語
及び第2言語内で取り交わされた入出力文の場所、話者
の氏名、住所、会社名等の付属情報が入力された際、前
記入出力文記憶手段117の所定の記憶エリアに年、
月、日情報を含めた付属情報を入出力文に付加して記憶
させる記憶制御手段124とをさらに備えた構成にする
ことが好ましい。
【0026】なお、本発明の構成において、辞書手段1
02、言語設定手段103、音声認識手段104、翻訳
手段105、音声情報生成手段106、情報量算出手段
109、算出情報報知手段110、認識判定手段11
1、認識メッセージ生成手段112、翻訳指示手段11
3、認識修正手段115、辞書切替手段116、入出力
文記憶手段117、印字指示手段118、印字情報生成
手段120、呼出手段121、編集手段122、時刻設
定手段123、記憶制御手段124としては、CPU、
ROM、RAM、タイマー、I/Oポート、データバ
ス、コントロールバスラインからなるマイクロコンピュ
ータが用いられる。
【0027】特に、音声認識手段104、翻訳手段10
5、音声情報生成手段106、情報量算出手段109、
算出情報報知手段110、認識判定手段111、認識メ
ッセージ生成手段112、認識修正手段115、辞書切
替手段116、印字情報生成手段120、呼出手段12
1、編集手段122、時刻設定手段123、記憶制御手
段124としては、複数のCPUで構成され、ROMに
は上記各手段として機能する各種制御プログラムが格納
されている。
【0028】辞書手段102としては、多種類の言語情
報を格納したROMが用いられ、さらに拡張用言語情報
を内蔵したICカードを使用できるように設計された拡
張用ICカードスロットを装置本体に備えている。会話
文記憶手段117としては、RAMが用いられ、また、
音声情報生成手段106、算出情報報知手段110、認
識メッセージ生成手段112で生成された各種情報がR
AMに記憶される。また、時刻設定手段123として
は、CPUの他に上記タイマーが用いられる。
【0029】音声入力手段101としては、例えば、マ
イクロフォンが用いられる。音声出力手段107として
は、例えば、スピーカが用いられる。表示手段108と
しては、LCD(液晶表示)装置、ELD(エレクトロ
・ルミネンス表示)装置が用いられる。キー入力手段1
14としては、キーボード(キーパッド)、ペンが用い
られる。印字手段119としては、記憶した会話文を印
字するためのプリンタ、レーザプリンタなどが用いら
れ、これらのプリンタを接続するためのRS232Cの
インターフェースを装置本体に備えている。言語設定手
段103、翻訳指示手段113、印字指示手段118、
呼出手段121としては、音声入力手段101、キー入
力手段114、メニュー画面を入力装置として用いられ
る。
【0030】
【作用】本発明によれば、図1に示すように、音声入力
された入力言語を第1言語として認識するための入力用
言語辞書及び第1言語を他の言語に翻訳するための1以
上の出力用言語辞書を内蔵した辞書手段103を備え、
入力言語である第1言語と出力言語を第2言語として言
語設定手段102により設定し、第1言語を音声入力手
段103から音声入力すると、音声入力された第1言語
は音声認識手段104により前記辞書手段101を参照
して認識し記憶され、認識された第1言語は翻訳手段1
05により前記辞書手段101を参照して第2言語に翻
訳され、翻訳された第2言語は音声情報生成手段106
により音声情報として生成されると、生成された音声情
報は音声出力手段107により音声出力されるように構
成された電子通訳機において、音声入力される言語の入
力可能情報量が予め設定され、その設定された入力可能
情報量に対して音声入力中の入力情報量の比率をリアル
タイムで算出する情報量算出手段109と、情報量算出
手段109で算出された算出結果を報知する算出情報報
知手段110とをさらに備えた構成にしている。従っ
て、音声入力した言語の音声入力容量の入力状況を、例
えば、数値またはグラフに変換しリアルタイムに話者に
報知することにより、話者は入力状況を判断して音声入
力を適時区切ることができるので誤通訳を防止すること
ができる。なお、算出結果は、数値またはグラフ等の報
知信号の他に、色報知信号、音声報知信号に変換されて
もよい。
【0031】前記音声認識手段104が音声入力された
第1言語を正しく認識できたか否かを認識判定手段11
1で判定し、認識メッセージ生成手段112により判定
結果正しく認識できなかった際の認識メッセージと第1
言語の再入力を促す意味の認識メッセージを第1言語で
生成して前記音声出力手段107及び前記表示手段10
8に出力するよう構成されている。従って、音声認識が
できなかった場合、話者に音声認識ができなかったこ
と、及び再度、正確な音声入力を促すことを意味する認
識メッセージを第1言語を使用して表示及び音声で出力
し音声再入力の準備に入る。よって、話者は適格にその
内容を理解し、再度、正確な音声入力ができるので、正
しい会話を継続することができる。
【0032】前記音声認識手段104により認識された
第1言語が正しい場合には、翻訳手段105に翻訳開始
の指示を翻訳指示手段113により出力する。認識され
た第1言語に誤りがある場合には、キー入力手段114
により修正入力する。または、音声入力手段101から
修正入力する。認識修正手段115はキー入力手段11
4または音声入力手段101からの修正入力に基づき第
1言語を修正するよう構成されている。従って、一旦、
音声認識された入出力文(例えば、会話文)の単語また
は文章全体に誤りがある場合、その誤った単語・文章の
修正・補完を音声入力あるいはキー入力の何れでも修正
できるようにすることにより正しい会話が継続できる。
【0033】前記翻訳手段105が第1言語を所定の第
2言語に翻訳して翻訳の一節が完了したとき、第1言語
を認識する入力用言語辞書と第1言語から第2言語に翻
訳する出力用言語辞書を辞書切替手段116により自動
的に切り替えるよう構成されている。従って、第1言語
または第2言語に設定される言語とその辞書を自動的に
入れ換えて翻訳されるので異なる言語間の会話がスムー
ズに継続できる。
【0034】第1言語及び第2言語間で取り交わされる
入出力文全体を所定の記憶エリアに記憶する入出力文記
憶手段117と、前記入出力文を所定の印字フォーマッ
トに変換して印字手段118に出力する印字情報生成手
段120とをさらに備えた構成にし、例えば、記憶指示
手段117aにより、入出力文記憶手段117に入出力
文全体を記憶するか否かを指示し、印字指示手段119
により、記憶された入出力文を印字手段118に印字出
力を指示するよう構成されている。従って、第1言語及
び第2言語間で取り交わされる入出力文(会話文)全体
を記憶指示により所定の記憶エリアに記憶すると共に、
印字指示により記憶された会話文全体が所定の印字フォ
ーマットに変換して印字出力することできる。
【0035】前記入出力文記憶手段117に記憶した入
出力文を呼出手段121により前記表示手段108の画
面に呼び出し、編集手段122が呼び出された会話文に
対して追加、削除、修正等の編集を行うよう構成されて
いる。従って、所定の記憶エリアに記憶された入出力文
(会話文)を画面に呼び出し、削除・追加・修正等の編
集ができる。
【0036】第1言語及び第2言語間で取り交わされた
入出力文の年、月、日情報を時刻設定手段123により
設定するよう構成され、入出力文の場所、話者の氏名、
住所、会社名等の付属情報が入力された際、記憶制御手
段124が前記入出力文記憶手段117の所定の記憶エ
リアに年、月、日情報を含めた付属情報を入出力文に付
加して記憶させるよう構成されている。従って、第1言
語及び第2言語の話者の入出力文(会話文)を所定の記
憶エリアに記憶する際、会話の日時、場所、話者の氏
名、住所、会社名等の付属情報を入力設定して記憶でき
る。さらに、必要に応じて、会話文の内容と共に付属情
報を印字出力することができる。
【0037】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づいて本発明を
詳述する。なお、これによって本発明は限定されるもの
でない。本発明は、主として、異なる言語間の電子翻訳
装置、電子通訳機、及び電子辞書等に適用され、各構成
要素は、本発明の電子通訳機を構成する。
【0038】図2は本発明の電子通訳機の一実施例を示
す外観図である。図2において、図2(a)は正面図で
あり、図2(b)は側面図を示す。まず、本発明の実施
例の外観に付いて説明する。図2に示すように、200
は本体である。201は第1言語の会話文を音声入力す
るためのマイクロフォン(MIC)であり、本体200
に設けられている。202は表示装置を示し、液晶表示
装置であっても、あるいは、他のEL表示装置などであ
ってもかまわない。203は翻訳された第2言語の会話
文を音声出力するために設けられたスピーカ(音声出力
装置)である。
【0039】204は会話言語種類を拡張するための言
語拡張用ICカードの挿入スロットである。言語拡張用
ICカードには、入力用言語となる第1言語および出力
用言語となる第2言語からなる言語辞書が入れ替え可能
に多種類格納されている。205は本体のメモリー(図
示しない)に記憶された会話文を印字出力する場合に、
外部印字装置に接続するための印字情報出力端子であ
る。なお、本発明の実施例では、印字装置は外部に設け
ているが、専用プリンターを、本体に内蔵し完全一体型
の電子通訳機を構成することも可能である。
【0040】206は本体200の電源をON/OFF
するためのオンキー(“ON”)、オフキー(“OF
F”)、及び表示画面をクリアーするためのクリアーキ
ー(“CL”)である。207は文字・数字・スペース
・記号を備えたキー群(キーボード)であり、音声認識
された会話文の内容(単語・文章)に誤りがある場合、
会話文の修正入力、あるいは会話文の付属情報(年、
月、日、場所、話者の氏名、住所、会社名等)の入力と
して用いられる。208は、音声認識された会話文が表
示され、その内容に誤りがなかった場合にそのままの内
容で翻訳を指示するときなどに使用するOKキー(“O
K”)である。
【0041】209は、音声認識された会話文や、記憶
されている会話文に修正・補完等が必要な場合に、修正
モードを指示・設定するための修正キー(Correct、“C
OR”)である。210は設定された第1言語及び第2
言語の入力言語及び出力言語を入れ換えたい場合に使用
するための切替キー(Exchange、“EXC”)である。
しかし、本発明では、会話文を翻訳する毎に、第1言語
と第2言語の設定言語を自動的に入れ換える機能を有し
ているが、この切替キー210は、意識的に、第1言語
辞書と第2言語の内容を切り替えたいときに使用するも
のである。211は各種機能あるいはモードを選択する
ためのメニュー画面の呼び出しに使用するメニューキー
(“MEN”)である。212は、表示されている文章
の修正時、カーソルで示されている部分を削除するため
の取消キー(Delete、“DEL”)である。
【0042】213は、同じく文章修正時に、カーソル
で示されている部分の前に単語・文章等を挿入するため
の挿入キー(Insert、“INS”)である。214は、
音声入力の完了を指示したり、あるいは文章修正の完了
を指示する場合等に使用するための確定キー(Enter、
“ENT”)である。215は、文章表示中や文章修正
中に表示内容を上・下に行スクロールしたり、あるいは
カーソル位置を上・下・左・右に移動させる場合等に使
用するための上下左右カーソルキー(“↑”“↓”
“←”“→”)である。216は、本実施例では言及し
ていないその他の機能を実施するためのキーである。
【0043】図3は本発明の電子通訳機のハードウェア
ーシステムを示すブロック図である。図3において、1
はメインCPU(M−CPU)であり、音声入力、音声
認識、翻訳、音声合成、キー入力、表示出力、印字出力
の全ての機能(図1に示す音声認識手段、翻訳手段、音
声情報生成手段、情報量算出手段、算出情報報知手段、
認識判定手段、認識メッセージ生成手段、認識修正手
段、辞書切替手段、印字情報生成手段、呼出手段、編集
手段、時刻設定手段、記憶制御手段として機能)および
動作全体を制御する。メインCPU1は25のコントロ
ールバスを介して、2、3、4の各サブCPUに接続さ
れると共に、27のデータバスを介して、5、6で示さ
れるシステムメモリー(ROM、RAM)に接続され
る。
【0044】5はメインCPU1用のRAM(システム
メモリー)であり、システム全体を制御するためのワー
クエリア及び会話文全体を記憶するための会話文記憶エ
リアとして使用される。6はメインCPU1用のROM
(システムメモリー)であり、システム全体を制御する
ための制御すプログラムが格納されている。また、メイ
ンCPU1は、18のキー入力装置、16の表示制御回
路、19の印字用出力回路に接続されている。この表示
制御回路16には、17のLCD(液晶ディスプレイ)
からなる表示装置が接続されている。キー入力装置18
は図2に示す207〜216に相当するキーボード(キ
ーパッド)である。表示制御回路16は表示装置17
(図2に示す表示装置202に相当する)を駆動するた
めの液晶ドライバーで構成される。
【0045】印字用出力回路19はシステムRAM5に
記憶された会話文章全体を印字する場合、印字用データ
として出力するためのRS232Cインターフェースで
構成されている。20は外部印字装置と接続するための
印字用出力端子である。22は音声入力のためのマイク
ロフォン(音声入力装置、MIC)であり、21はマイ
クロフォン22から入力された音声をディジタル信号
(音声データ)に変換するためのA/D変換回路であ
る。
【0046】2は音声データを取り込み第1言語の会話
文(単語・文章)として認識処理を実行するための音声
認識用CPU(R−CPU)であり、音声入力された音
声データを取り込むためA/D変換回路21と接続され
ている。3は音声認識用CPU2で認識された会話文
(単語・文章)を第2言語の会話文に翻訳するための翻
訳用CPU(T−CPU)である。4は翻訳用CPU3
で翻訳された単語・文章を音声出力するために、音声合
成用データを作成するための音声合成用CPU(S−C
PU)である。
【0047】また、これらの音声認識用CPU2、翻訳
用CPU3、音声合成用CPU4は、26のデータバス
を介して7〜12で示されるメモリー群(RAM、RO
M)と接続されている。さらに、音声合成用CPU4
は、音声出力用のD/A変換回路23にも接続されてい
る。一方、D/A変換回路23は、音声合成用CPU4
(S−CPU)で合成された音声データのディジタル信
号をアナログ信号に変換するためのD/Aコンバータで
構成される。24は音声出力を行うためのスピーカ(音
声出力装置、SP)である。
【0048】7は音声入力・音声認識用のRAMであ
り、A/D変換回路21から入力された音声データは音
声認識用CPU2を介してRAM7に一旦記憶され、そ
の後、音声認識用CPU2の機能によって認識された認
識データとして、再度RAM7に記憶される。8は音声
認識用のROMであり、音声認識用CPU2(R−CP
U)の制御プログラムと不特定話者の言語認識用辞書デ
ータが格納されている。13は認識・拡張用のROMで
あり、ROM8に内蔵されている辞書データ以外の不特
定話者の認識用言語辞書データが格納されている。ここ
で、図中の破線は拡張用ICカードであることを示して
いる。
【0049】9は翻訳用のRAMであり、RAM7に記
憶されている認識データを、一旦このRAM9に取り込
んだ後、翻訳用CPU3(T−CPU)によって翻訳処
理された翻訳データが、再度、RAM9の所定エリアに
記憶される。10は翻訳用のROMであり、翻訳用CP
U3の制御プログラムと各言語(第1言語)から別の言
語(第2言語)への翻訳処理に必要な各言語間翻訳用辞
書データが格納されている。14は翻訳・拡張用のRO
Mであり、ROM10に内蔵されている翻訳用辞書以外
の言語間翻訳用辞書データが格納されている。なお、R
OM14もROM13と同様に拡張用ICカードに収納
されている。
【0050】11は音声合成用のRAMであり、RAM
9に記憶されている翻訳データのうち音声合成すべきデ
ータをRAM11に取り込んだ後、音声合成用CPU4
(S−CPU)によって具体的な音声合成処理を実施
し、音声データとしてD/A変換回路23へ出力する。
12は音声合成用のROMであり、例えば、日本語、英
語等各言語に対応した音声合成を行うための音声合成用
CPU4の制御プログラムと各言語別音声合成用辞書デ
ータが格納されている。15は音声合成・拡張用のRO
Mであり。ROM12に格納されている辞書データ以外
の拡張言語用、音声合成辞書データが格納され、ROM
13、ROM14と同様に拡張用ICカードに収納され
ている。
【0051】図4は図3のハードウェアーシステムに適
用されるメモリーの使用内容を示す説明図である。図3
に示すように、RAM5(システムメモリー)、RAM
7(音声入力・音声認識用)、RAM9(翻訳用)、R
AM11(音声合成用)と、ROM6(システムメモリ
ー)、ROM8(音声認識用)、ROM10(翻訳
用)、ROM12(音声合成用)、及び拡張用ICカー
ドに収納されているROM13(音声認識・拡張用)、
ROM14(翻訳・拡張用)、ROM15(音声合成・
拡張用)の使用内容を示している。
【0052】図5は本発明の電子通訳機の処理動作1を
示す概略フローチャートである。図6は本発明の電子通
訳機の処理動作2を示す概略フローチャートである。図
7は本発明の電子通訳機の処理動作3を示す概略フロー
チャートである。次に、図5に示す概略フローチャート
について説明する。まず、図2に示す“ON”キーが押
圧された時点より動作を開始する。“ON”キー押圧後
最初にステップS301の処理に入り後述の図17のD
17−1に示される初期画面を液晶表示装置17に一定
時間(1〜2秒程度)表示し、その後、ステップS30
2の処理を実行して後述の図17のD17−2で示され
るMENU(メニュー)内容表示画面に移る。
【0053】ステップS302は、MENU内容表示処
理を実行後、キー待ち状態に入り、MENU選択指示用
キーが押圧される迄はMENU内容表示画面を保持し続
ける。その後、MENU内容として、通訳モードが選択
された場合は、ステップS303へ移り、一方通訳モー
ド以外の機能(モード)が選択された場合は図7に示さ
れる分岐ステップNS−4へ移る。ステップS303
は、最初に音声入力するための第1言語及び音声入力さ
れた言語を翻訳・音声出力するための第2言語を選択指
定する処理ルーチンであり、ここで言語選択を完了した
後処理はステップS304へ移る。
【0054】ステップS304は、ステップS302で
選択した通訳モードの中で、[1]単純に通訳を実行す
るのみで、会話文章の記録を残さないモードと、[2]
2種類の言語間で交わされる会話文を通訳すると共に、
全会話文を記憶するモードのうち、何れか一方を選択す
るルーチンであり、[1]を選択した後の処理はステッ
プS312へ、一方[2]を選択した場合の次処理はス
テップS306へ移る。ステップS306は、ステップ
S304で選択指定した[2]の記憶モードの中で更
に、第1言語及び第2言語話者の氏名、会社名、住所等
の付属情報を登録するか否かを選択指定するルーチンで
あり、登録を選択した場合の次処理はステップS308
へ、一方登録をしない場合の次処理はステップS312
へ移る。
【0055】ステップS308は、ステップ306で登
録モードを選択した場合に、第1言語/第2言語の話者
情報を各々の言語で、具体的に、音声入力あるいはキー
入力にて登録するための処理ルーチンである。ステップ
S309は、前記S3−8で入力した話者情報を表示装
置上の画面上にて確認しその内容に修正が必要か否かを
判断するためのルーチンである。ここで、前記登録情報
に修正が必要な場合はステップS310へ、一方修正不
要な場合はステップS311へと実行を移す。ステップ
S310は、ステップS308で入力した話者情報の
内、修正が必要とされる部分を具体的に、音声又はキー
入力にて修正入力する処理ルーチンである。
【0056】ステップS311は、ステップS308で
入力あるいはステップS310で修正入力した前記話者
情報を具体的に登録するための実行ルーチンである。ス
テップS312は、ステップS303で選択指定した言
語を最初の音声入力言語として、会話文音声入力を開始
するための処理ルーチンである。ステップS313は、
実際に音声入力を処理するためのルーチンであり、音声
入力並びに音声認識処理を実行しながら、予め設定され
た音声入力可能容量の上限枠(設定値)に対する実際の
入力状況の比率を数値またはグラフ等に換算して表示装
置の画面上に表示する。ステップS314は、音声入力
容量が前記音声入力容量上限枠に達したか否かを判断す
るルーチンであり、上限枠に達した場合はステップS3
16へ、一方達していない場合はステップS315へと
処理を移す。
【0057】ステップS315は、音声入力が完了した
ことを示す“ENT”キーが押圧されたか否かを判断す
るルーチンであり、押圧された場合はステップS316
へ、また、押圧されていない場合はステップS313へ
と移る。ステップS316は、ステップS314あるい
はステップS315の処理で音声入力が完了した場合
に、音声入力された会話文が認識できたか否かを判定す
るルーチンであり、認識できた場合の次処理は図6のス
テップNS−3へ一方認識できなかった場合の次処理は
ステップS317に移る。ステップS317は、ステッ
プS316で認識できなかったと判定された場合に、音
声認識が失敗であったことと音声再入力を促す意味の認
識メッセージを表示装置及び音声出力装置に出力するた
めの処理ルーチンである。
【0058】次に、図6に示す概略フローチャートにつ
いて説明する。ステップS318は、ステップS316
の判定により、音声認識成功の場合に、認識した会話文
章を表示装置上に表示するための処理ルーチンである。
ステップS319は、ステップS318で表示された認
識文に対し“OK”キーが押されたか否かを判定するル
ーチンであり、押された場合の次処理はステップS32
4へ、一方押されていない場合の次処理はステップS3
20へと移る。ステップS320は、文章修正のための
“COR”キーが押圧されたか否かを判定するルーチン
であり、押圧された場合の次処理はステップS322へ
また押圧されていない場合の次処理はステップS321
へ移る。
【0059】ステップS321は、ステップS318で
認識文章が表示出力された後、あらかじめ設定された一
定時間を経過したか否かを判定するルーチンであり、経
過していない場合はステップS318へ戻って、認識文
章の表示を継続すると共に、一方、一定時間経過した場
合は表示出力された認識文章が修正不要であるものと見
なしてステップS324へ移る。ステップS322は、
ステップS320で判定された認識文章の修正キーの押
圧に関し文章修正を、音声入力で実施するか、あるいは
キー入力で実施するかを選択するためのルーチンであ
る。ステップS323は、ステップS322で選択指定
された修正入力方式によって具体的に文章修正を実行す
るための処理ルーチンである。
【0060】ステップS324は、ステップS319あ
るいはステップS321、またはステップS323で決
定した認識文章(入力会話文)を具体的に、図5のステ
ップS303で選択指定された第2言語に翻訳するため
の処理ルーチンである。ステップS325は、ステップ
S324で翻訳された会話文を表示装置上に表示すると
共に、音声合成処理によって音声出力装置に音声出力す
るための処理ルーチンである。ステップS326は、図
5のステップS304によって、選択されたモードが記
憶モードであるか否かを判定するルーチンであり、記憶
モードである場合は次処理をステップS327へ移し、
一方記憶モードでない場合は、次処理をステップS32
8へ移す。
【0061】ステップS327は、ステップS324で
翻訳された会話文をシステムメモリーRAM5に記憶す
るための処理ルーチンである。ステップS328は、図
5のステップS303で開始した異言語間の会話を終了
することを示すOKキーが押圧された場合は会話全体が
終了したものと見なして、次処理は図5の分岐ステップ
NS−1へ移る。一方押圧されていない場合は、次処理
をステップS329へ移す。ステップS329は、1単
位の会話入力及び翻訳処理が完了したことにより、図5
のステップ303で選択指定した第1言語/第2言語の
指定言語を自動的に入れ換えるための処理ルーチンであ
り、当該処理を実施後、次処理を図5の分岐ステップN
S−2へ移して次の音声入力(会話分入力)を開始す
る。
【0062】次に、図7に示す概略フローチャートにつ
いて説明する。ステップS330は、図5のステップS
302において記憶文章の呼出しが選択指定された場合
の処理として、前記RAM5(システムメモリー)の所
定の記憶エリアに記憶された会話文章全体を呼出し表示
装置上に表示するルーチンである。ステップS331
は、前記表示された記憶文章に対し修正を指示するため
の“COR”キーが押圧されたか否かを判定するための
ルーチンであり、押圧された場合は次処理ステップS3
32へ移ると共に、一方、押圧されていない場合はステ
ップS330へ戻って、記憶文章の表示を継続する。
【0063】ステップS332は、図6のステップS3
22と同様に文章修正を音声入力あるいはキー入力の何
れで実行するかを選択指定するルーチンである。ステッ
プS333は、ステップS332で指定された手段によ
って、実際に文章修正を実行するルーチンである。ステ
ップS334は、ステップS333の修正作業が完了し
たか否かを示す“ENT”キーが押圧されたか否かを判
定するルーチンであり、押圧された場合は修正完了と見
なしてステップS335へ移ると共に、一方押圧されて
いない場合はステップS333へ戻り修正モードを継続
する。
【0064】ステップS335は、ステップS333で
修正した文章とシステムRAM5の所定の記憶エリアに
記憶するための処理ルーチンであり、当該処理を実施
後、図5の分岐ステップNS−1へ戻る。ステップS3
36は、ステップS302において記憶文章印字が選択
指定された場合の処理ルーチンであり、前記RAM5の
所定の記憶エリアに記憶されている会話文章を呼び出し
ながら所定の印字フォーマットに変更して、外部印字装
置接続用の通信端子20より出力する。当該処理を実行
後、図5の分岐ステップNS−1へ戻る。
【0065】ステップS337は、ステップS302に
おいて表示コントラスト調整が選択指定された場合の処
理ルーチンである。ステップS338は、表示コントラ
スト調整が終了したことを示す“OK”キーが押圧され
たか否かを判定するルーチンであり、押圧された場合は
表示コントラスト調整が完了したとみなして、図5の分
岐ステップNS−1へ戻ると共に、押圧されていない場
合はステップS337へ戻って、表示コントラスト調整
処理を継続する。
【0066】以上、本発明の電子通訳機の処理動作の概
要について説明したが、本発明の特徴とする実施例1〜
7の処理動作について詳細に説明する。 [実施例1]図8は本発明の実施例1及び実施例2の処
理動作を示すフローチャートである。また、図8は図5
の概略フローチャートにおけるステップS313からス
テップS317までの処理動作を詳細に示すフローチャ
ートである。以下、図8のフローチャートに基づき実施
例1を説明する。ステップS401は、実際に入力され
る音声データにA/D変換処理を施しながら得られた音
声データ(Digital Data)を図4のRAM7(音声入力
・音声認識用)で示した音声入力データ記憶エリアに記
憶するため、各種フラッグ及び記憶エリアのアドレスポ
インター設定等の準備処理を実施する処理ルーチンであ
る。
【0067】ステップS402は、図3に示すマイクロ
フォン22を介して入力される音声入力データの立ち上
がりを検出するルーチンであり、音声入力が検出される
まではステップS402のルーチンに停まったままであ
るが、一旦、音声入力立ち上がりを検出した場合は、ス
テップS403へ移り、音声入力データの取り込みを開
始する。ステップS403は、図3のA/D変換回路2
1を介して入力されれる音声データを同じく図3の音声
認識用CPU2を介して、図3、図4に示すRAM7
(音声入力・音声認識用)の音声データ記憶エリアに記
憶させるための処理ルーチンである。ステップS404
は、ステップS403で入力・記憶された音声データ容
量が、音声入力データ記憶エリアの総容量に対して何パ
ーセントになるかの容量比率を計算する処理ルーチンで
ある。
【0068】ステップS405は、ステップS404で
計算された結果100%に達したか否かを判断するルー
チンであり、YES(100%達成)の場合は、自動的
に音声入力状態を終了させて、その処理をステップS4
10へ移す。一方、NO(100%未満)の場合は、そ
の処理をステップS406へ移す。ステップS406
は、“ENT”キーが押されたか否かを判断するルーチ
ンであり、YES(“ENT”キー有り)の場合は、話
者が入力を完了したものと見なしてその処理をステップ
S410へ移す。一方、NO(“ENT”キー無し)の
場合は、音声入力が継続されるものと見なしてその処理
をステップS407へ移す。ステップS407は、ステ
ップS404で計算された音声データ入力容量の比率
が、あらかじめ決められた設定値(例えば85%)以上
になったか否かを判断する処理ルーチンであり、YES
(一定比率以上)の場合は、音声入力データが上限枠に
近づいている旨の警告文を表示するため、その処理をス
テップS408へ移すと共に、一方、NO(一定比率以
下)の場合はステップS409へ移る。
【0069】ステップS408は、ステップS407の
処理で、音声入力データが、上限枠の一定比率以上(例
えば85%以上)に達していると判定された時に、その
旨を警告するためのメッセージを表示装置上に出力させ
るための処理ルーチンである。ステップS409は、ス
テップS404で計算された入力容量比率をグラフにし
て、表示装置上に出力させるための処理ルーチンであ
る。ステップS410は、1単位の音声入力が完了した
後、音声入力データ記憶エリアに蓄えられた音声データ
に対して音声認識処理を実行する処理ルーチンである。
ステップS411は、ステップS410で実行された音
声認識処理において音声認識が成功したか否かを判断す
るルーチンであり、YES(成功)の場合はステップS
412へ、一方失敗の場合はステップS413へとその
処理を移す。
【0070】また、図9は実施例1に関する画面表示例
を示す説明図である。図9に示すように、図8の処理に
沿って実際に音声入力を実施した場合の表示画面例であ
る。D9−1は、音声入力を開始する前の初期画面を示
し、D9−2〜D9−4は、具体的に音声入力を進めて
行く時の表示画面を示す。ここで、表示画面例の下側に
示された帯グラフ(棒グラフ)は、図8のステップS4
09で説明した、音声データ入力比率を示すグラフであ
り、音声入力の進行に伴って刻々と変化して行く様子を
示している。
【0071】また、D9−5は、図8のステップS40
7及びステップS408で説明した処理に基づき入力さ
れた音声データが記憶エリア容量上限枠の一定比率以上
になったことを示す警告メッセージを表示している様子
を示すものである。従って、実施例1によれば、音声入
力した第1言語の音声入力容量の入力状況をグラフに変
換しリアルタイムに表示して話者に知らせる。よって、
話者は入力状況を判断して音声入力を適時区切ることが
できので、会話文が文節の途中で寸断されることがなく
なり誤通訳を防止することができる。
【0072】[実施例2]以下、図8のフローチャート
に基づき実施例2を説明する。ステップS411は、音
声入力データに対する音声認識が成功したか否かを判定
した後、YES(成功)の場合には、音声認識した結果
を表示装置上に出力して、話者の確認を促すと共に、一
方NO(失敗)の場合は、音声認識失敗した旨を表示装
置上、及び音声出力装置に双方に出力し、話者に対して
音声の再入力を促すものである。
【0073】図10は実施例2に関する画面表示例を示
す説明図である。図10に示すように、第1言語が日本
語、あるいは英語の場合の各々メッセージの表示出力
例、音声出力例を示す。これは、認識が失敗した場合の
表示出力例、音声出力例を示す。従って、実施例2によ
れば、音声入力された第1言語が正しく認識ができなか
った場合、話者に音声認識ができなかった結果情報と正
確な音声入力を促すことを意味するメッセージを第1言
語を使用して表示及び音声で出力し、正確な発音による
音声再入力を準備するので、話者は正しい会話を継続す
ることができる。
【0074】[実施例3]図11は本発明の実施例3の
処理動作を示すフローチャートである。なお、図11
は、前記図6の概略フローチャートにおけるステップS
318からステップS325までの処理動作を詳細に示
すフローチャートである。図12は実施例3に関するキ
ー操作及び画面表示例を示す説明図である。以下、図1
1のフローチャートに基づき実施例3を説明する。ステ
ップS501は、前記図6の概略フローチャートにおけ
るステップS318と同様、一旦音声認識された文章を
表示画面に出力し、話者の確認を促すためのルーチンで
ある。
【0075】ステップS502は、ステップS501で
表示された文章に対して“OK”キーが押されたか否か
を判断するルーチンであり、YES(“OK”キー有
り)の場合は認識が正しいものであったとしてステップ
S515へ、一方、NO(OKキー無し)の場合は“C
OR”キー(訂正キー)の有無を判断するためステップ
S503へと処理を移す。ステップS503は、上記の
ように“COR”キーが押されたか否かと判断するルー
チンであり、YES(“COR”キー有り)の場合はス
テップ505へ、またNO(“COR”キー無し)の場
合は、ステップS504へと処理を移す。
【0076】ステップS504は、“OK”キー、“C
OR”キーの何れもが押されなかった場合に、経過時間
をカウントするルーチンであり、予め決められた時間
(例えば30秒程度)が経過した場合、即ち、YESの
場合は認識文章が確認されたものと見なしてステップS
515へ、一方一定時間に達しない場合、即ち、NOの
場合は再度“OK”キー、“COR”キーを検出するた
めステップS502へ処理を移す。ステップS505
は、“COR”キーが押された後、具体的な修正方法を
選択させるためのメニュー画面処理ルーチンであり、後
述の図12におけるD12−3で示されるメニュー画面
を出力すると共に、当画面上で[1]の音声入力が選択
された場合は、ステップS506へ、一方、[2]のキ
ー入力が選択された場合はステップS507へと処理を
移す。
【0077】S506は、後述の図12におけるD12
−4で示されるように、修正箇所指定を促すメッセージ
を出力し、その後カーソルキー(“→”“←”)あるい
は“OK”キー、“ENT”キー、“INS”キー、
“DEL”キー等の検出を行うためのキー判定ルーチン
のステップS508へと処理を移す。ステップS508
は、上記5種類のキーが検出された場合、各々ステップ
S509、S510、S511、S512、S515へ
と処理を移し所定の動作を実行する。ステップS509
は、左右カーソルキーが押された場合の処理ルーチンで
あり指定された方向(左、右)へカーソルを移動し、再
度ステップS508へ戻る。ステップS510は、“I
NS”キー(インサートキー)が押された場合の処理ル
ーチンであり、その時点のカーソル位置に、インサート
マーク(図12のD12−7、参照)を挿入してステッ
プS508へ戻る。
【0078】ステップS511は、“DEL”キー(デ
リートキー)が押された場合の処理ルーチンであり、そ
の時点のカーソル位置で示される単語、文字等を削除し
てステップS508へ戻る。ステップS512は、カー
ソルキーや“INS”キー“DEL”キー等で指定され
た箇所に新規の単語、文章を入力するための音声入力準
備ルーチンであり、音声入力を促すメッセージを表示し
てステップS513へ移る。ステップS513は、具体
的に音声入力された音声データを認識し前記カーソル位
置に表示するルーチンであり、音声入力が完了したこと
を示す“ENT”キーが検出されるまで、この処理を繰
り返す。ステップS514は、音声入力完了を示す“E
NT”キーの検出ルーチンであり、YES(“ENT”
キー有り)の場合はステップS508へ、また、NO
(“ENT”キー無し)の場合はステップS513へ戻
り、各々の処理を続行する。
【0079】ステップS508において、“OK”キー
が検出された場合は、認識文章の修正(削除、挿入、追
加)が完了したものとしてステップS515へ移る。ス
テップS515は、上記処理に依って話者に承認された
第1言語の音声認識文章を予め設定された第2言語に翻
訳する処理ルーチンであり、翻訳完了後ステップS51
6へ移る。ステップS516は、前記S515で翻訳さ
れた第2言語文章を表示装置上に表示出力すると共に、
音声出力装置上に、音声での出力を実施する。なお、ス
テップS507は、ステップS505でキー入力による
修正が選択された場合の処理ルーチンであるが、ステッ
プS512〜S514での音声入力処理が、文字キーで
の入力処理に変わるだけであり、他の処理については音
声入力の場合と、基本的に同じであるため、詳細の処理
内容説明は省略する。
【0080】図12に実施例3に関するキー操作及び画
面表示例を示すように、図11を使用して、説明した認
識文章修正処理内容を具体的なキー操作及び表示画面、
音声出力内容で示したものであり、以下、順を追って説
明する。D12−1は、音声入力中の画面を示す。D1
2−2は、“ENT”キーによる音声入力完了の指示を
受けて、音声認識された文章を表示出力すると共に、認
識された文章がそのままで問題ないか否か確認を促す画
面である。D12−3は、“COR”キーが押されたこ
とによって修正方法の選択を促す画面であり、D12−
4で数字の“1”キーを押すことにより具体的な修正モ
ードに入る。D12−5は、右カーソルキー(“→”)
によって修正したい箇所へカーソルを移す画面であり、
D12−6は“DEL”キーによって不要な文字を削除
する様子を示す。
【0081】D12−7は、“INS”キーに依ってカ
ーソル位置にインサートマークを挿入する画面であり、
D12−8は、“ENT”キーによって、修正のための
音声入力を開始する画面を示す。D12−9は、音声入
力中の画面であり、D12−10は、“ENT”キーに
より音声入力が完了し音声認識された文字が、画面上の
インサートマーク位置に表示される様子を示す。D12
−11及びD12−12は、“OK”キーによって音声
入力・認識文字が確認されたことを受け、第2言語への
翻訳処理された結果の文章を表示装置、音声出力装置の
双方に出力する状態を示している。従って、実施例3に
よれば、一旦、音声認識された会話文の単語または文章
全体に誤りがある場合、その誤った単語・文章の修正・
補完を音声入力あるいはキー入力の何れでも修正できる
ようにすることにより正しい会話が継続できる
【0082】[実施例4]図6のフローチャート及び図
12の画面表示例を用いて実施例4を説明する。図6の
ステップS328は、既に動作概要の項で説明したよう
に、1単位の文章翻訳(第1言語から第2言語)が完了
した後、第1言語、第2言語間の会話が終了したか否か
を示す“OK”キーが押されたか否かを検出するルーチ
ンであり、YES(“OK”キー有り)の場合は、電子
翻訳機の初期状態へ戻る。一方、NO(“OK”キー無
し)の場合は、更に会話が継続されるものとみなして、
ステップS329へ進み、ここで、第1言語と第2言語
を自動的に入れ換えて分岐ステップNS−2へと進む。
この時の画面表示例を図12のD12−13に示す。従
って、実施例4によれば、音声入力された第1言語の会
話文が第2言語の会話文に翻訳され出力される毎に、第
1言語または第2言語に設定される言語とその辞書を自
動的に切り替えて翻訳するので、話者はキー操作で入力
言語と出力言語を指定する煩しさがなくなり、異なる言
語間の会話がスムーズに継続できる。
【0083】[実施例5]図5、図6及び図7の概略フ
ローチャートを用いて実施例5を説明する。実施例5に
おいて、キー操作例については、図14、図17、図1
8を参照し、また、記憶会話文の印字出力例については
図19を参照する。図5のステップS304において会
話文章の記憶をするか否かの選択を実施することは既に
述べた通りであるが、ここで記憶モードを選択した場合
は図6のステップS326及びステップS327の処理
により第1言語を使用した入力文章及び第2言語に翻訳
された翻訳文章をペアーで図2のRAM5(システムメ
モリー)の所定の記憶エリアに記憶する。
【0084】また、図5のステップS302に示される
メインメニュー画面(図17、D17−2)にて、
[3]の記憶文章印字を選択した場合は、図7のステッ
プS336に進んで、それまでに記憶していた会話文章
を図3に示す印字用出力回路19(RS232Cインタ
ーフェース)、及び印字用出力端子20を介して外部に
接続された印字装置に出力印字を行う。記憶モード選択
のキー操作例は、後述の図17のD17−5及びD17
−6に示すと共に、記憶文章印字のキー操作例は図14
のD14−9〜D14−11に示す。なお、図14、図
17、図18についての説明は、後述するので詳細な説
明は省略する。
【0085】また、図19は記憶文書の印字出力例を示
す説明図である。図19において、右上に印字されてい
る年月日、時刻は、電子翻訳機本体に内蔵されている時
計機能(タイマー)によって、会話文の入力・翻訳が開
始された年月日・時刻を自動的に記録及び記憶していた
データである。従って、実施例5によれば、第1言語及
び第2言語間で取り交わされる会話文全体を記憶指示に
より所定の記憶エリアに記憶すると共に、印字指示によ
り記憶された会話文全体が所定の印字フォーマットに変
換して印字出力することできる。
【0086】[実施例6]図13は本発明の実施例6を
処理動作を示すフローチャートである。また、図13は
図7の概略フローチャートにおけるステップS330〜
S335までの処理動作を詳細に示すフローチャートで
ある。図14は実施例6に関するキー操作例及び画面表
示例を示す説明図である。以下、図13に基づき実施例
6を説明する。ステップS601は、図5のステップS
302に示す初期メニュー画面において記憶文章の呼び
出しを選択した後、メインメモリーに格納されている記
憶文章を呼び出し表示装置上に出力するルーチンであ
る。
【0087】ステップS602は、前記記憶文章表示中
において上・下カーソルキー(“↑”“↓”)が押され
たか否かを判断するルーチンであり、YES(カーソル
キー有り)の場合は、ステップS603へと進み、押さ
れたキーの内容に従って表示画面の行スクロール
(“↑”キーの時は上へ、“↓”キーの時は下へ)を行
い、ステップS602へ戻る。一方、NO(カーソルキ
ー無し)の場合は、ステップS604へと進み、“CO
R”キーの有無を判断する処理を行う。ステップS60
4は、判定がYES(“COR”キー有り)となった場
合は、ステップS605へ進み、一方、NO(“CO
R”キー無し)の場合はステップS602へ戻り前記処
理を続行する。
【0088】ステップS605は、記憶文章の修正を音
声入力で行うか、あるいはキー入力で行うかを選択する
ためのメニュー画面であり、ここでキー入力方式が選択
された場合はステップS606へ、一方音声入力方式が
選択された場合はステップS607へ進む。ステップS
606は、後述の図14のD14−5に示すように、修
正箇所指定を促すメッセージを表示しながら、文章修正
のための画面を提供するルーチンであり、次のステップ
S608において、修正作業のために押されたキー種類
の判定を行う。ステップS608は、文字、数字キーが
検出された場合は、ステップS609へ、カーソルキー
が検出された場合は、ステップS610へ、“INS”
キーが検出された場合はステップS611へ、“DE
L”キーが検出された場合はステップS612へ、また
“ENT”キーが検出された場合は、ステップS613
へと進む。
【0089】ステップS610は、押されたカーソルキ
ー(“↑”“↓”“←”“→”)の種類に従ってカーソ
ルを上・下・左・右に移動させる処理を行う。ステップ
S609は、押された文字キー(“A”〜“Z”)をそ
のままアルファベットで、あるいはローマ字カナ漢字変
換等の変換処理で、カナ文字、漢字等に変換して、また
数字キーの場合は数字そのままの形で画面上に示された
カーソル位置へ入力するルーチンである。ステップS6
11は、画面上に示されたカーソル位置に、挿入マーク
を入力するルーチンでありステップS612は画面上に
示されたカーソル部分の単語・文字等を削除するルーチ
ンである。
【0090】ステップS609〜S612において、上
記処理を実施した後はステップS608へ戻り、キージ
ャッジ(キー判定)と、それに対応した処理を繰り返
す。ステップS608で、“ENT”キーが検出された
場合は、記憶文章の修正が全て完了したものと判断して
ステップS613へ進み、表示中の文章を再度図2のR
AM5(システムメモリー)に格納して図5の初期画面
処理ルーチンへ戻る。ここで、ステップS607は、基
本的に、図11のステップS506〜S514と同一の
処理内容であり説明は省略する。
【0091】次に、図14のキー操作例について説明す
る。図14において、D14−1は、初期画面の機能選
択メニュー画面である。D14−2は、記憶文章の呼び
出しを実施した画面であり、D14−3、D14−4
は、前記呼出し画面に対して下向きカーソルキー
(“↓”)を使用し表示内容(記憶文章)を下方にスク
ロール表示させている画面である。D14−5は、“C
OR”キーにより記憶文章の修正モードを設定した画面
であり、D14−6は、“DEL”キーによって、カー
ソル表示されている最初の単語“今日は”を削除してい
る画面である。D14−7は、“DEL”キーの連続操
作により、次々とカーソル位置の単語を削除して行く様
子を示す。D14−8は、意図していた文章修正が完了
したことにより、“ENT”キーを押し、修正後の文章
を図2のRAM5(システムメモリー)に再記憶させる
画面である。
【0092】D14−8で、再記憶文章を一定時間表示
した後画面は、自動的にD14−9の初期表示画面に戻
る。D14−10は、D14−9の初期表示画面で
[3]の記憶文章印字機能を選択した時の画面であり、
印字終了後D14−11に示すように、再度初期画面表
示に戻り、機能選択メニュー画面となる。なお、図19
はD14−9で示した記憶文章印字の印字例である。ま
た、図19の中で点線で示された部分は、本発明の電子
通訳機によって翻訳された文章を示している。従って、
実施例6によれば、所定の記憶エリアに記憶された会話
文を画面に呼び出し、削除・追加・修正等の編集ができ
る。
【0093】[実施例7]図15は本発明の実施例7
(1)の処理動作を示すフローチャートであり、図16
は本発明の実施例7(2)の処理動作を示すフローチャ
ートである。図15のフローチャートに基づき実施例7
(1)を説明する。ステップS701及びS702は、
前記図5におけるステップS301、ステップS302
と同一で、各々、電子通訳機の初期画面及び機能選択の
ためのメニュー表示処理である。
【0094】ステップS702は、通訳モードを選択の
場合は、S703へ進み、一方、通訳モード以外の機能
を選択の場合は、図7で示した分岐ステップNS−4へ
進む。ステップS703は、音声入力する第1言語を設
定するメニュー表示及び、第1言語設定の処理ルーチン
である。ステップS704は、翻訳する第2言語の選択
メニュー表示及び第2言語設定の処理ルーチンである。
ステップS705は、会話文の記憶に関する選択メニュ
ー画面の処理ルーチンであり、ステップS706に示す
記憶モードの判断ルーチンで、YES(記憶モード)が
選択された場合は、ステップS707へ、一方、NO
(通訳のみ)が選択された場合は、図5におけるステッ
プS312、即ち、具体的に、音声入力及び翻訳処理を
行うルーチンを進むが、ここでの詳細な説明は省略す
る。
【0095】ステップS707は、第1言語及び第2言
語の話者情報を登録するか否かの選択メニュー表示の処
理ルーチンであり、ステップS708に示す判断ルーチ
ンで、YES(登録実行)が選択された場合は、ステッ
プS709へ、一方、NO(登録なし)が選択された場
合は、前記ステップS706と同様、直接音声入力及び
翻訳処理ルーチンへ進む。ステップS709は、話者情
報の登録を、音声で行うか、あるいはキー入力で行うか
の選択メニュー表示処理ルーチンであり、ステップS7
10に示す判断ルーチンで、YES(音声入力)が選択
された場合は、図16に示す分岐ステップNS−5へ、
一方NO(キー入力)が選択された場合は、キー入力に
よる話者情報登録処理に進むが、キー入力による方法も
基本的には音声入力による入力と類似の処理であるので
説明は省略する。
【0096】次に、図16のフローチャートに基づき実
施例7(2)を説明する。図16における ステップS
711では、第1話者の登録準備の処理ルーチンであ
り、ここで、必要とされる各種処理を実行後、ステップ
S712へ進む。ステップS712は、話者情報の内の
氏名を音声入力するルーチンであり、ステップS713
で示す判断処理ルーチンで、“ENT”キーが検出され
る迄の間、この処理を繰り返す。(“ENT”キーは、
氏名の音声入力が完了した時点で押されるキーであ
る。)
【0097】ステップS713で、YES(“ENT”
キー有り)となった場合は、次処理ステップS714へ
進み、会社名の入力処理を行う。以下の処理は、基本的
に前記氏名の入力処理と同様の手順に従い、ステップS
714とステップS715で会社名入力、ステップS7
16とステップS717で住所の入力を、又、ステップ
S718、ステップS719で電話番号の入力処理を実
施した後、ステップS720へ進み、これまでに入力し
た情報(氏名、会社名、住所、電話番号)の内容確認処
理を実行する。
【0098】更にステップS721に示すOKキー検出
ルーチンで、YES(“OK”キー有り)の場合は、第
1話者情報の登録が完了したものとして、ステップS7
22へ進み、一方NO(“OK”キー無し)の場合はス
テップS723へ進む。ステップS722では、第2話
者情報の登録が完了しているか否かを判断する処理ルー
チンであり、YESの場合は、会話文の音声入力・翻訳
の処理ルーチンへ進み、一方NOの場合は、ステップS
724で第2話者情報登録準備を実行後ステップS71
2へ戻り話者情報入力処理を続行する。ステップS72
3は、OKキー以外のキーの検出ルーチンであり、YE
S(他のキー有り)の場合は、各々のキーに見合った処
理ルーチンへ進み一方NO(他のキー無し)の場合は、
ステップS720へ戻り確認画面を継続する。
【0099】図17は実施例7に関するキー操作例及び
画面表示例1を示す説明図であり、図18は実施例7に
関するキー操作例及び画面表示例2を示す説明図であ
る。次に、図17及び図18に示すキー操作例について
説明する。D17−1は、電子通訳機の初期画面(一定
時間表示)であり、D17−2は、機能選択メニュー画
面を示す。D17−3は通訳モードを、D17−4は第
1言語として日本語を、D17−5は第2言語として英
語を指定する様子を示す。D17−9〜D17−12
は、第1話者の氏名、会社名、電話番号を各々音声で入
力する様子を示す。D17−12で電話番号を入力後
“ENT”キーを押すことにより画面は第1話者情報登
録モードに移る。
【0100】D17−14からD17−17は第2話者
の氏名、会社名、住所、電話番号を各々音声入力する様
子を示し、D17−18で登録情報の内容を全て確認し
た後、D17−19で“OK”キーを押すことによって
第2話者の情報登録を完了し、会話文の入力状態が設定
されるところまでを示す。従って、実施例7によれば、
第1言語及び第2言語の話者の会話文を所定の記憶エリ
アに記憶する際、会話の日時、場所、話者の氏名、住
所、会社名等の付属情報を入力設定して記憶できる。ま
た、必要に応じて、会話文の内容と共に付属情報を印字
出力することができる。
【0101】
【発明の効果】本発明によれば、以下の効果を奏する。 (1)第1言語の音声入力話者が、電子通訳機の音声入
力容量上限値に対する入力状況をグラフ、残時間タイマ
ー等の表示により、リアルタイムで知ることが可能なた
め、会話文が文節の途中で寸断されることがなくなり、
スムーズな異言語間会話が実現できる。 (2)第1言語の音声認識が失敗に終わった場合、速や
かにそのことを知り、再度正確な発音で音声入力を実施
することにより、異言語間の会話継続が可能となる。 (3)第1言語の音声認識において、会話文中の一部分
が誤認識された場合でも全体を再入力することなく、誤
認識された部分のみを修正することが可能となるため正
しい会話が効率良く実施できる。 (4)1回単位の会話毎に第1言語と第2言語を自動的
に入れ換えることにより、その都度、キー操作で入力言
語と出力言語を指定する煩しさがなくなり、スムーズな
異言語間会話が可能となる。 (5)異言語間の会話を記憶し印字出力することが可能
なため、議事録、会話履歴として有効に活用できる。 (6)記憶文章を画面に呼び出し、削除・追加・修正等
の編集作業が可能なことにより、より一層有効な議事
録、会話履歴が作成できる。 (7)話者情報を登録する際、話者の日時、場所、話者
の氏名、住所、会社名等の付属情報を入力設定して登録
でき、必要に応じて、会話文の内容と共に付属情報を印
字出力することが可能なため、本格的な議事録、会話履
歴の作成が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の電子通訳機の一実施例を示す外観図で
ある。
【図3】本発明の電子通訳機のハードウェアーシステム
を示すブロック図である。
【図4】図3のハードウェアーシステムに適用されるメ
モリーの使用内容を示す説明図である。
【図5】本発明の電子翻訳機の処理動作1を示す概略フ
ローチャートである。
【図6】本発明の電子翻訳機の処理動作2を示す概略フ
ローチャートである。
【図7】本発明の電子翻訳機の処理動作3を示す概略フ
ローチャートである。
【図8】本発明の実施例1及び実施例2の処理動作を示
すフローチャートである。
【図9】実施例1に関する画面表示例を示す説明図であ
る。
【図10】実施例2に関する画面表示例を示す説明図で
ある。
【図11】本発明の実施例3の処理動作を示すフローチ
ャートである。
【図12】実施例3に関するキー操作及び画面表示例を
示す説明図である。
【図13】本発明の実施例6の処理動作を示すフローチ
ャートである。
【図14】実施例6に関するキー操作例及び画面表示例
を示す説明図である。
【図15】本発明の実施例7の処理動作1を示すフロー
チャートである。
【図16】本発明の実施例7の処理動作2を示すフロー
チャートである。
【図17】実施例7に関するキー操作例及び画面表示例
1を示す説明図である。
【図18】実施例7に関するキー操作例及び画面表示例
2を示す説明図である。
【図19】記憶文書の印字出力例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 メインCPU(M−CPU) 2 音声認識用CPU(R−CPU) 3 翻訳用CPU(T−CPU) 4 音声合成用CPU(S−CPU) 5 RAM(システムメモリー) 6 ROM(システムメモリー) 7 RAM(音声入力・音声認識用) 8 ROM(音声認識用) 9 RAM(翻訳用) 10 ROM(翻訳用) 11 RAM(音声合成用) 12 ROM(音声合成用) 13 ROM(音声認識・拡張用) 14 ROM(翻訳・拡張用) 15 ROM(音声合成・拡張用) 16 表示制御回路 17 表示装置 18 キー入力装置 19 印字用出力回路 20 印字用出力端子 21 A/D変換回路 22 マイクロフォン(音声入力装置) 23 D/A変換回路 24 スピーカ(音声出力装置) 25 コントロールバス 26、27 データバス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G06F 17/28 G10L 3/00 R 551 C 561 C

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 言語を音声入力する音声入力手段と、音
    声入力された入力言語を第1言語として認識するための
    入力用言語辞書及び第1言語を他の言語に翻訳するため
    の1以上の出力用言語辞書を内蔵した辞書手段と、入力
    言語である第1言語と出力言語を第2言語として設定す
    る言語設定手段と、第1言語を前記辞書手段を参照して
    認識し記憶する音声認識手段と、認識された第1言語を
    前記辞書手段を参照して設定された第2言語に翻訳する
    翻訳手段と、翻訳された第2言語を音声情報として生成
    する音声情報生成手段と、生成された音声情報を音声出
    力する音声出力手段とを備えた電子通訳機において、 音声入力される言語の入力可能情報量が予め設定され、
    その設定された入力可能情報量に対する音声入力手段へ
    の入力情報量の比率をリアルタイムで算出する情報量算
    出手段と、算出結果を報知する算出情報報知手段とを備
    えたことを特徴とする電子通訳機。
  2. 【請求項2】 前記音声認識手段が音声入力された第1
    言語を正しく認識できたか否かを判定する認識判定手段
    と、判定結果正しく認識できなかった際の認識メッセー
    ジと第1言語の再入力を促す意味の認識メッセージを第
    1言語で生成して前記音声出力手段または表示手段に出
    力する認識メッセージ生成手段とをさらに備えたことを
    特徴とする請求項1記載の電子通訳機。
  3. 【請求項3】 前記音声認識手段により認識された第1
    言語が正しい場合に翻訳手段に翻訳開始の指示を出力す
    る翻訳指示手段と、認識された第1言語に誤りがある場
    合に修正入力するためのキー入力手段と、このキー入力
    手段からの修正入力または音声入力手段から修正入力に
    基づき第1言語を修正する認識修正手段とをさらに備え
    たことを特徴とする請求項1記載の電子通訳機。
  4. 【請求項4】 前記翻訳手段が第1言語を所定の第2言
    語に翻訳してその翻訳の一節が完了したとき、第1言語
    を認識する入力用言語辞書と第1言語から第2言語に翻
    訳する出力用言語辞書を自動的に切り替える辞書切替手
    段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載の電子
    通訳機。
  5. 【請求項5】 第1言語及び第2言語間で取り交わされ
    る入出力文全体を所定の記憶エリアに記憶する入出力文
    記憶手段と、記憶された入出力文の印字出力を指示する
    印字指示手段と、この印字指示手段からの印字指示によ
    り前記入出力文を所定の印字フォーマットに変換して印
    字手段に出力する印字情報生成手段とをさらに備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の電子通訳機。
  6. 【請求項6】 前記会話文記憶手段に記憶した入出力文
    を前記表示手段の画面に呼び出す呼出手段と、呼び出さ
    れた入出力文に対して追加、削除、修正等の編集を行う
    編集手段とをさらに備えたことを特徴とする請求項5記
    載の電子通訳機。
  7. 【請求項7】 第1言語及び第2言語間で取り交わされ
    た入出力文の年、月、日情報を設定する時刻設定手段を
    さらに備えたことを特徴とする請求項1記載の電子通訳
    機。
  8. 【請求項8】 第1言語及び第2言語間で取り交わされ
    た入出力文の場所、話者の氏名、住所、会社名等の付属
    情報が入力された際、前記入出力文記憶手段の所定の記
    憶エリアに年、月、日情報を含めた付属情報を入出力文
    に付加して記憶させる記憶制御手段とをさらに備えたこ
    とを特徴とする請求項5記載の電子通訳機。
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