JPH08221095A - 文章読み上げ方法 - Google Patents

文章読み上げ方法

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JPH08221095A
JPH08221095A JP7023070A JP2307095A JPH08221095A JP H08221095 A JPH08221095 A JP H08221095A JP 7023070 A JP7023070 A JP 7023070A JP 2307095 A JP2307095 A JP 2307095A JP H08221095 A JPH08221095 A JP H08221095A
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JP7023070A
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English (en)
Inventor
Tsukasa Hasegawa
司 長谷川
Hajime Asuma
肇 飛鳥馬
Yasumasa Matsuda
泰昌 松田
Nobuo Hataoka
信夫 畑岡
Haru Andou
ハル 安藤
Hideaki Kikuchi
英明 菊池
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】括弧及び括弧を含む文章を利用者が理解し易い
ように読み上げる文章読み上げ方法を提供する。 【構成】文章データを読みデータに変換して音声出力す
る文章読み上げ方法において、文章データに含まれる括
弧及び引用符を検出し、検出した括弧及び引用符と該括
弧及び引用符で括られた文章データを読み上げ対象から
除外し、または置き換えて読み上げることにより、文章
内容を理解し易い読み上げ方とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナルコンピュー
タ,ワークステーション,ワードプロセッサなどの情報
処理装置において記憶している文章データを音声で出力
する文章読み上げ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ワードプロセッサのような情報処理装置
の音声出力機能において、特開昭63−271633号
公報に記載された文章読み上げ方法は、編集(校正)作
業の能率を高めるために、小括弧,鍵括弧あるいは引用
符で括られた文章データを抽出し、その文章データは、
音質を変えて読み上げることを提案している。
【0003】一般に、小括弧,鍵括弧あるいは引用符で
括られた文章(文字列)は注釈文章や会話文章であるこ
とが多く、これらの文章を音質を変えて読み上げること
により、小括弧,鍵括弧あるいは引用符を正しく入力し
ているかどうかを判断したり、また、音質が変わって読
み上げられている文章が会話や注釈としての言い回しに
なっているかどうかを判断することができる。
【0004】
【発明が解決しようとしている課題】一方、文章データ
の読み上げは、作成した文章の校正作業のほかに文章内
容を把握する目的にも利用することができる。このよう
な利用目的の場合には、文章の文字あるいは括弧,句読
点などの記号を一つ一つ正確に読み上げるよりも、記号
は勿論、補足説明,読みがな,英語表現などのように文
章の途中に挿入されている注釈は読み飛ばしたり、ある
いは、開括弧をその前後のつながりが理解できるような
接続語に置き換えて読み上げるほうが好都合な場合があ
る。しかしながら、従来の装置は、このような読み上げ
方法についての考慮に欠けている。
【0005】本発明の目的は、文章中の括弧,括弧内の
文章を、作業者(利用者)が文章の内容を理解し易いよ
うに読み上げることができる文章読み上げ方法を提供す
ることにある。
【0006】具体的には、括弧や引用符で括られた文章
の読み飛ばし、英単語を括った開括弧や引用符の読み換
え、括弧や引用符で括って付されたフリガナの読み飛ば
しなどの処理を行うことができる文章読み上げ方法を提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、文章データを
読みデータに変換して音声出力する文章読み上げ方法に
おいて、前記文章データから括弧及び引用符データを検
出し、検出した括弧及び引用符データと該括弧または引
用符で括られた文章データを読み上げ対象から除外する
ことを特徴とする。
【0008】そして、前記読み上げ対象から除外したい
文章データを括る括弧または引用符データを予め設定す
るようにし、また、会話文を括る鍵括弧データで括られ
た文章データは読み上げ対象から除外しないで残すよう
にし、または、読み上げ対象から除外する文章データを
括る括弧及び引用符データを、利用者からの指定入力に
基づいて変更するようにする。
【0009】また、文章データを読みデータに変換して
音声出力する文章読み上げ方法において、前記文章デー
タの括弧及び引用符データを除く文章データを読みデー
タに変換し、この読みデータから括弧及び引用符データ
を検出し、検出した括弧または引用符データで括られた
読みデータと該読みデータの直前の読みデータを比較
し、両読みデータが一致するときには該括弧または引用
符データで括られた読みデータを読み上げ対象から除外
することを特徴とする。
【0010】また、文章データを読みデータに変換して
音声出力する文章読み上げ方法において、予め設定され
た括弧及び引用符データを前記文章データから検出し、
検出した括弧及び引用符データを除く文章データを読み
データに変換し、この読みデータから括弧及び引用符デ
ータを検出し、検出した括弧または引用符データで括ら
れた読みデータと該読みデータの直前の読みデータを比
較し、両読みデータが一致するときには該括弧または引
用符データで括られた読みデータを読み上げ対象から除
外することを特徴とする。
【0011】そして、前記予め設定する括弧及び引用符
データを、利用者からの指定入力に基づいて変更するこ
とを特徴とする。
【0012】また、文章データを読みデータに変換して
音声出力する文章読み上げ方法において、前記文章デー
タから括弧及び引用符データを検出し、この括弧または
引用符データで括られた文章データが英字であるかどう
かを判定し、英字であるときには前記括弧または引用符
データで括られた文章データの直前の括弧または引用符
データを「えいごでは」という文章データに置き換え、
前記括弧または引用符データで括られた文章データの直
後の括弧または引用符データを消去し、置き換え及び消
去後の文書データを読みデータに変換することを特徴と
する。
【0013】そして、前記置き換える文章データを使用
者の指定により変更することを特徴とする。
【0014】また、文章データを読みデータに変換して
音声出力する文章読み上げ方法において、予め定めた括
弧及び引用符データを前記文章データから検出し、検出
した括弧または引用符データで括られた文章データを除
く文章データを抽出し、抽出した文章データから括弧及
び引用符データを検出し、検出した括弧または引用符デ
ータで括られた文章データが英字であるかどうかを判定
し、英字であるときには、この括弧または引用符データ
で括られた文章データの直前の括弧または引用符データ
を「えいごでは」という文章データに置き換え、前記括
弧または引用符データで括られた文章データの直後の括
弧または引用符データを消去し、置き換え及び消去後の
文章データを読みデータに変換することを特徴とする。
【0015】そして、前記予め設定する括弧及び引用符
データを利用者の指定により変更することを特徴とす
る。
【0016】
【作用】文章中の括弧や引用符で括られた文章データを
除いた文章データを読み上げ対象とし、文章の途中に括
弧書きで挿入されている注釈などを読み上げないように
することで文章としてのつながりが阻害されることな
く、読み上げた文章の内容の理解が容易になる。また、
特定の括弧や引用符で括られた文章を読み上げ対象から
除外するようにすれば、例えば、鍵括弧で括られた会話
としての文章は、読み上げることができる。また、利用
者が読み飛ばす対象を括る括弧や引用符を指定できるの
で、利用者や文章毎に括弧や引用符の使い方が異なって
も、文章を理解し易くなるように柔軟に読みあげる読み
方を設定することが可能となる。
【0017】また、括弧や引用符で括られた文章の読み
とその直前の文章の読みとが一致すれば該括弧内の文章
を読み飛ばすようにするので、漢字の読み(フリガナ)
を注釈としてその直後に括弧書きで挿入している場合で
も、同じ言葉を繰り返して読み上げることがない。ま
た、同一種の括弧や引用符でも内容に応じて読み飛ばす
ようにすることが可能となる。
【0018】更に、括弧や引用符で括られた文章が英字
である場合には、直前の括弧を「えいごでは」という読
みに置き換えて読み上げるので、英語での表現を注釈と
して括弧書きでその直後に挿入している場合でも、英語
の読み上げの前後で、つながりのある読み上げを行うこ
とができる。また、置き換える読みを利用者が指定でき
るので、利用者が独自で理解し易い、聞き取り易い読み
に設定することが可能となる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1,図2及
び図9を用いて説明する。
【0020】図1は、本発明になる文章読み上げ方法を
実行する情報処理装置のブロック図である。図1におい
て、101は装置全体の制御を行う情報処理部、102
は利用者からの入力情報を情報処理部101に通知する
入力部、103は情報処理部101を介して入力部10
2から入力される文章データを記憶する文章データメモ
リである。情報処理部101は、入力部102から入力
される文章データに対する編集情報に基づき、文章デー
タメモリ103に記憶する文章データの編集処理も行
う。104は文章データから、括弧及び引用符データを
検出し、検出した括弧または引用符で括られた文章デー
タを除く文章データを抽出する抽出部、105は括弧及
び引用符データを記憶する括弧・引用符メモリ、106
は読み上げ対象とする文章データを記憶する読み上げ文
章データメモリ、107は読み上げ対象とする文章デー
タを読みデータに変換する読みデータ変換部、108は
読み上げ対象とする読みデータを記憶する読みデータメ
モリ、109は読みデータを、発音を表す音素データ,
抑揚,区切り,アクセントなどからなる発声データに変
換する音声合成部、110は音声合成部109で変換し
た発声データからアナログ信号を生成して音声として出
力する音声出力部、111は情報処理部101に制御さ
れて入力部102からの入力情報,文書データ,選択メ
ニューなどを表示する表示部である。
【0021】この情報処理装置の全体的な動作では、情
報処理部101は、図9に示すように、起動直後の処理
901において各部の初期処理を行い、表示部111に
機能選択メニューを表示する。利用者が入力部102を
操作して機能選択を行うと、処理902において該選択
情報を入力し、処理903において処理902の機能選
択入力が「終了」であるかどうかを判定し、「終了」で
なければ処理904で機能判定を行う。処理902にお
いて選択入力された機能が文章入力・編集機能であれば
処理905に進み、その他の機能選択であれば処理91
1に進む。処理911では、選択された機能に対応する
処理を行い、再び処理902の機能選択処理に戻る。処
理905では、利用者の操作によって入力部102から
入力される文章データの入力,編集命令の入力処理を行
う。処理906では、処理905での入力が「終了」命
令であるかどうかを判定し、「終了」命令であれば再び
処理902の機能選択処理に戻る。
【0022】処理905での入力が文字入力であれば処
理906,907を経て処理908に進んで入力された
文字データを文章データメモリ103に記憶し、読上げ
命令であれば処理906,907を経て処理909に進
んで読上げ処理を行い、その他の文章編集命令であれ
ば、処理906,907を経て処理910に進んで対応
する編集処理を行う。処理908,909,910を実
行した後は再び処理905に戻って文章データの入力,
編集命令の入力を行う。
【0023】図1に示した情報処理装置において、文章
を読み上げるときの動作は次の通りである。入力部10
2から文章読み上げ命令が入力されると、情報処理部1
01は、読み上げ文章データの抽出処理命令を抽出部1
04に通知する。抽出部104は、文章データメモリ1
03に記憶した文章データから括弧・引用符メモリ10
5に記憶している括弧及び引用符データと一致するデー
タを検出し、検出したデータ(括弧または引用符デー
タ)で括られた文章データを除く文章データを抽出し、
読み上げ文章データメモリ106に記憶する。抽出部1
04は、前記処理が終了すると情報処理部101にその
旨を通知し、この通知を受けた情報処理部101は、読
みデータへの変換処理命令を読みデータ変換部107に
通知する。読みデータ変換部107は読み上げ文章デー
タメモリ106に記憶している読み上げ文章データから
該データに含まれる漢字仮名まじり単語や英単語を同定
し、読みデータに変換して読みデータメモリ108に記
憶する。読みデータ変換部107は、前記処理が終了す
ると情報処理部101にその旨を通知し、該通知を受け
た情報処理部101は、読み上げ処理命令を音声合成部
109に通知する。音声合成部109は、読みデータメ
モリ108に記憶している読みデータを、発音を表す音
素データ,抑揚,区切り,アクセントなどからなる発声
データに変換し、音声出力部110はこれらの発声デー
タからアナログ信号を生成して音声として出力する。
【0024】次に、図1に示した情報処理装置における
抽出部104の詳細な処理手順を図2を用いて説明す
る。先ず、処理201では、文章データメモリ103の
文章データを総て読み出したかどうかを判定し、総て読
み出していればこの処理を終了し、読み出していなけれ
ば処理202に進んで文章データメモリ103の文章デ
ータを読み出す。次に処理203では、前記処理202
で読み出した文章データを括弧・引用符メモリ105に
記憶している開括弧及び引用符データと比較し、一致す
る開括弧及び引用符データがなければ、処理204に進
んでこの文章データを読み上げ文章データメモリ106
に記憶する。また、前記比較で一致する開括弧及び引用
符データがあれば、処理205に進む。処理205で
は、文章データメモリ103の文章データを総て読み出
したかどうかを判定し、総て読み出していればこの処理
を終了し、読み出していなければ処理206に進んで文
章データメモリ103の文章データを読み出す。次に処
理207では、処理206で読み出した文章データと処
理203で比較一致した開括弧または引用符データに対
応するメモリ105に記憶している閉括弧及び引用符デ
ータとを比較し、一致しなければ処理206に戻り、一
致すれば処理201に戻る。
【0025】以上のような処理により、文章データ中の
括弧または引用符データで括られた文章データを除いた
文章データのみを音声で読み上げるようにすることがで
きるが、括弧または引用符データで括られた文章データ
の読みと該文章データの直前の文章データの読みとが一
致するような括弧または引用符データで括られた文章デ
ータ(括弧で括ったフリガナなど)は読み飛ばすように
してもよい。この場合の実施例を第2の実施例として図
3及び図4を用いて説明する。
【0026】図3は、本発明になる文章読み上げ方法を
実行する情報処理装置の第2の実施例を示すブロック図
である。図3において、301は読みデータから括弧及
び引用符データを検出し、検出した括弧または引用符デ
ータで括られた読みデータと、該読みデータの直前の読
みデータとを比較し、一致する場合には括弧または引用
符データで括られた読みデータを消去する消去部、30
2は読みデータ中の括弧または引用符データで括られた
読みデータを一時的に記憶する比較対象データメモリで
ある。なお、図1にブロックで示した手段と同様な手段
については同一の参照符号を付して詳細な説明を省略す
る。また、情報処理装置の全体的な動作は前述した第1
の実施例と同様であるので重複する説明は省略する。
【0027】図3に示した情報処理装置おいて、文章を
読み上げるときの動作は次の通りである。入力部102
から文章読み上げ命令が入力されると、情報処理部10
1は、読みデータへの変換処理命令を読みデータ変換部
107に通知する。読みデータ変換部107は、文章デ
ータメモリ103に記憶している文章データから該デー
タに含まれる漢字仮名まじり単語や英単語を同定し、読
みデータに変換して読みデータメモリ108に記憶す
る。但し、括弧・引用符メモリ105に記憶している括
弧及び引用符データと一致する文章データは、変換しな
いでそのまま読みデータメモリ108に記憶する。読み
データ変換部107は前記処理が終了すると情報処理部
101にその旨を通知し、この通知を受けた情報処理部
101は、文章データの消去処理命令を消去部301に
通知する。消去部301は、読みデータメモリ108に
記憶した読みデータから括弧・引用符メモリ105に記
憶している括弧及び引用符データと一致するデータを検
出し、検出したデータ(括弧または引用符データ)で括
られた読みデータと該読みデータの直前の読みデータと
を比較し、一致する場合には前記括弧及び引用符データ
で括られた読みデータを読みデータメモリ108から消
去する。消去部301は前記処理が終了すると情報処理
部101にその旨を通知し、該通知を受けた情報処理部
101は、読み上げ処理命令を音声合成部109に通知
する。音声合成部109は読みデータメモリ108に記
憶されている読みデータを、発音を表す音素データ,抑
揚,区切り,アクセントなどからなる発声データに変換
し、音声出力部110はこれらの発声データからアナロ
グ信号を生成して音声として出力する。
【0028】図3に示した情報処理装置における消去部
301の詳細な処理手順を図4を用いて説明する。先
ず、処理401では読みデータメモリ108の読みデー
タを総て読み出したかどうかを判定し、総て読み出して
いればこの処理を終了し、読み出していなければ処理4
02に進んで読みデータメモリ108の読みデータを読
み出す。次に、処理403では、処理402で読み出し
た読みデータと括弧・引用符メモリ105に記憶されて
いる開括弧及び引用符データと比較し、一致する開括弧
及び引用符データがなければ処理401に戻る。
【0029】また、前記比較処理で一致する開括弧及び
引用符データがあれば、処理404に進む。処理404
では、読みデータメモリ108の読みデータを総て読み
出したかどうかを判定し、総て読み出していればこの処
理を終了し、読み出していなければ、処理405に進ん
で読みデータメモリ108の読みデータを読み出す。次
に、処理406では、処理405で読み出した読みデー
タと、処理403で比較一致した開括弧または引用符デ
ータに対応するメモリ105に記憶された閉括弧及び引
用符データとを比較し、一致しなければ処理407に進
み、一致すれば処理408に進む。処理407では、処
理405で読み出した読みデータを消去対象読みデータ
として比較対象データメモリ302に記憶する。処理4
08では、比較対象データメモリ302に記憶されてい
る読みデータと、該読みデータと同数分の処理403で
比較した読みデータの直前の読みデータとを比較し、一
致しなければ処理401に戻り、一致すれば処理409
に進む。処理409では、処理403及び処理406で
比較一致した括弧または引用符データと、該データの間
にある読みデータ、すなわち括弧または引用符データで
括られた読みデータを読みデータメモリ108から消去
する。
【0030】このような第2の実施例によれば、括弧及
び引用符データで括られた文章データの読みと該文章デ
ータの直前の文章データの読みとが一致する場合(括弧
で括って付したフリガナなどの場合)にのみ該括弧また
は引用符データで括られた文章データ(フリガナなど)
を読み上げ対象から除外することができるが、更に、あ
る特定の括弧や引用符データで括られた文章データのみ
を読み上げ対象から除外するようにすることもできる。
この場合の実施例を第3の実施例として図5及び図10
を用いて説明する。
【0031】図5は、本発明になる文章読み上げ方法を
実行する情報処理装置の第3の実施例を示すブロック図
である。図5において、括弧・引用符メモリ105は、
括弧及び引用符データを図10に示す構成で記憶してい
る。図10において、領域1001は開括弧及び引用符
データを記憶し、領域1002は前記領域1001の開
括弧及び引用符号データと対である閉括弧及び引用符デ
ータを記憶し、領域1003は対応する括弧及び引用符
データが読み上げ対象としない文章データを括る括弧及
び引用符データであるかどうかを判定するための除外要
否データを記憶する。この括弧・引用符メモリ105の
領域1003に設定する除外要否データは、読み上げ処
理の初期処理において、入力部102から利用者によっ
て指定入力することによって行われる。この実施例にお
いては、領域1003のデータが「1」であれば対応す
る括弧及び引用符データで括られる文章データを消去し
て読み上げ対象から除外し、「0」であれば読み上げ対
象として残すように該括弧及び引用符データを扱うよう
に定義しており、この例では、会話文を括る鍵括弧は、
該鍵括弧で括る文章データを読み上げ対象として残すよ
うに「0」を設定している。
【0032】図5の他の各ブロックで示す手段は、図1
及び図3にブロックで示す手段と同様であり、また、抽
出部104及び消去部301の詳細な処理手順は、それ
ぞれ図2及び図4と同様であるので、これらの各ブロッ
クで示す手段の説明、抽出部104及び消去部301の
詳細な処理手順の説明は省略する。また、この情報処理
装置の全体的な動作は、前記第1の実施例と同様である
ので説明は省略する。
【0033】図5に示した情報処理装置において、文章
を読み上げるときの動作は次の通りである。入力部10
2から文章読み上げ命令が入力されると、情報処理部1
01は、読み上げ文章データの抽出処理命令を抽出部1
04に通知する。抽出部104は、文章データメモリ1
03に記憶している文章データから括弧・引用符メモリ
105に記憶された括弧及び引用符データのうちで読み
上げ対象としない文章データを括る括弧及び引用符デー
タと一致するデータを検出し、検出したデータ(括弧ま
たは引用符データ)で括られた文章データを除く文章デ
ータを抽出して読み上げ文章データメモリ106に記憶
する。抽出部104は、この処理が終了すると情報処理
部101にその旨を通知し、該通知を受けた情報処理部
101は、読みデータへの変換処理命令を読みデータ変
換部107に通知する。読みデータ変換部107は、読
み上げ文章データメモリ106に記憶している文章デー
タから該データに含まれる漢字仮名まじり単語や英単語
を同定し、読みデータに変換して読みデータメモリ10
8に記憶する。但し、括弧・引用符メモリ105に記憶
されている括弧及び引用符データと一致する文章データ
は、変換しないでそのまま読みデータメモリ108に記
憶する。読みデータ変換部107は、この処理が終了す
ると情報処理部101にその旨を通知し、該通知を受け
た情報処理部101は、文章データの消去処理命令を消
去部301に通知する。消去部301は、読みデータメ
モリ108に記憶している読みデータから括弧・引用符
メモリ105に記憶された括弧及び引用符データと一致
するデータを検出し、検出したデータ(括弧または引用
符データ)で括られた読みデータと該読みデータの直前
の読みデータとを比較し、一致する場合には該括弧また
は引用符データで括られた読みデータを読みデータメモ
リ108から消去する。消去部301は、この処理が終
了すると情報処理部101にその旨を通知し、該通知を
受けた情報処理部101は、読み上げ処理命令を音声合
成部109に通知する。音声合成部109は、読みデー
タメモリ108に記憶している読みデータを、発音を表
す音素データ,抑揚,区切り,アクセントなどからなる
発声データに変換し、音声出力部110はこの発声デー
タからアナログ信号を生成して音声として出力する。
【0034】また、括弧や引用符データで括られた文章
が英単語である場合には、直前の括弧を「えいごでは」
という読みに置き換えて読み上げるようにすることもで
きる。この場合の実施例を第4の実施例として図6及び
図7を用いて説明する。
【0035】図6は、本発明になる文章読み上げ方法を
実行する情報処理装置の第4の実施例を示すブロック図
である。図6において、置き換え部601は、文章デー
タから括弧及び引用符データを検出し、検出した括弧ま
たは引用符データで括られた文章データが英字であるか
どうかを判定し、英字である場合には、括弧または引用
符データで括られた文章データの直前の括弧または引用
符データを「えいごでは」という文章データと置き換
え、括弧または引用符データで括られた文章データの直
後の括弧または引用符データを消去する。判定対象デー
タメモリ602は、読みデータ中の括弧または引用符デ
ータで括られた文章データを一時的に記憶する。置き換
えデータメモリ603は、括弧または引用符データと置
き換える文章データを記憶する。他のブロックで示す手
段は、図1にブロックで示す手段と同様であるので、こ
れらの各ブロックで示す手段の説明は省略する。また、
この情報処理装置の全体的な動作は、前記第1の実施例
と同様であるので説明は省略する。
【0036】図6に示した情報処理装置において、文章
を読み上げるときの動作は次の通りである。入力部10
2から文章読み上げ命令が入力されると、情報処理部1
01は、文章データの置き換え処理命令を置き換え部6
01に通知する。置き換え部601は、文章データ10
3に記憶した文章データから括弧・引用符メモリ105
に記憶された括弧及び引用符データと一致するデータを
検出し、検出したデータ(括弧または引用符データ)で
括られた文章データが英字であるかどうかを判定し、英
字である場合には、この括弧または引用符データで括ら
れた文章データの直前の括弧または引用符データを置き
換えデータメモリ603に記憶している「えいごでは」
という文章データで置き換え、この括弧または引用符デ
ータで括られた文章データの直後の括弧または引用符デ
ータを消去して読み上げ文章データメモリ106に記憶
する。置き換え部601は、この処理が終了すると情報
処理部101にその旨を通知し、該通知を受けた情報処
理部101は、読みデータへの変換処理命令を読みデー
タ変換部107に通知する。読みデータ変換部107
は、読み上げ文章データメモリ106に記憶している読
み上げ文章データから該データに含まれる漢字仮名まじ
り単語や英単語を同定し、読みデータに変換して読みデ
ータメモリ108に記憶する。読みデータ変換部107
は、この処理が終了すると情報処理部101にその旨を
通知し、該通知を受けた情報処理部101は、読み上げ
処理命令を音声合成部109に通知する。音声合成部1
09は、読みデータメモリ108に記憶している読みデ
ータを、発音を表す音素データ,抑揚,区切り,アクセ
ントなどからなる発声データに変換し、音声出力部11
0は該発声データからアナログ信号を生成して音声とし
て出力する。
【0037】図6に示した情報処理装置における置き換
え部601の詳細な処理手順を図7を用いて説明する。
先ず、処理701では、文章データメモリ103の文章
データを総て読み出したかどうかを判定し、総て読み出
していればこの処理を終了し、読み出していなければ処
理702に進んで文章データメモリ103の文章データ
を読み出す。次に、処理703では、処理702で読み
出した文章データと括弧・引用符メモリ105に記憶し
ている開括弧及び引用符データと比較し、一致する開括
弧及び引用符データがなければ処理704に進んで該文
章データを読み上げ文章データメモリ106に記憶し、
処理701に戻る。また、前記処理703の比較で一致
する開括弧及び引用符データがあれば処理705に進
む。この処理705では、処理703で比較した文章デ
ータを判定対象データメモリ602に記憶する。次に、
処理706において、文章データメモリ103の文章デ
ータを総て読み出したかどうかを判定し、総て読み出し
ていれば処理707に進み、読み出していなければ処理
708に進む。処理707では、判定対象データメモリ
602に記憶している文章データを読み上げ文章データ
メモリ106に記憶してこの処理を終了する。
【0038】一方、処理708では、文章データメモリ
103の文章データを読み出す。次に、処理709で
は、処理708で読み出した文章データと、処理703
で比較一致した開括弧または引用符データに対応するメ
モリ105に記憶されている閉括弧及び引用符データと
を比較し、一致しなければ処理710に進み、一致すれ
ば処理711に進む。処理710では、処理708で読
み出した文章データを判定対象データメモリ602に記
憶して処理706に戻る。また、処理711では、処理
709で比較した文章データを判定対象データメモリ6
02に記憶する。次に、処理712では判定対象データ
メモリ602に記憶されている文章データの先頭と末尾
を除く文章データが総て英字であるかどうかを判定し、
総て英字である場合には処理713に進み、英字以外も
含まれる場合には処理714に進む。処理713では、
判定対象データメモリ602に記憶されている先頭の文
章データを置き換えデータメモリ603に記憶されてい
る文章データに置き換え、更に、判定対象データメモリ
602に記憶されている末尾のデータを消去して処理7
14に進む。処理714では、判定対象データメモリ6
02に記憶されている文章データを読み上げ文章データ
メモリ106に記憶し、処理701に戻る。
【0039】この第4の実施例では、括弧や引用符デー
タで括られた文章データが英単語である場合には、直前
の括弧を「えいごでは」という読みに置き換えて読み上
げるが、更に、ある特定の括弧や引用符で括られた文章
データを読み上げ対象から除外するようにすることもで
きる。この場合の実施例を、第5の実施例として図8を
用いて説明する。
【0040】図8は、本発明になる文章読み上げ方法を
実行する情報処理装置の第5の実施例を示すブロック図
である。図8において、括弧・引用符メモリ105は図
5に示したメモリ105と同様であり、他の各ブロック
で示す手段は、図1及び図6にブロックで示す手段と同
様であり、また、抽出部104及び置き換え部601の
詳細な処理手順は、それぞれ図2及び図7と同様である
ので、これらの各ブロックで示す手段の説明、抽出部1
04及び置き換え部601の詳細な処理手順の説明は省
略する。また、情報処理装置の全体的な動作は、前記第
1の実施例と同様であるので説明は省略する。
【0041】図8に示した情報処理装置おいて、文章を
読み上げるときの動作は次の通りである。入力部102
から文章読み上げ命令が入力されると、情報処理部10
1は、読み上げ文章データの抽出処理命令を抽出部10
4に通知する。抽出部104は、文章データメモリ10
3に記憶している文章データから括弧・引用符メモリ1
05に記憶している括弧及び引用符データのうちで読み
上げ対象としない文章データを括る括弧または引用符デ
ータと一致するデータを検出し、検出したデータ(括弧
または引用符データ)で括られた文章データを除く文章
データを抽出して読み上げ文章データメモリ106に記
憶する。抽出部104は、この処理が終了すると情報処
理部101にその旨を通知し、該通知を受けた情報処理
部101は、文章データの置き換え処理命令を置き換え
部601に通知する。置き換え部601は、読み上げ文
章データ106に記憶された文章データから、括弧・引
用符メモリ105に記憶されている括弧及び引用符デー
タと一致するデータを検出し、検出したデータ(括弧ま
たは引用符データ)で括られた文章データが英字である
かどうかを判定し、英字である場合には、前記括弧また
は引用符データで括られた文章データの直前の括弧また
は引用符データを置き換えデータメモリ603に記憶し
ている「えいごでは」という文章データで置き換え、こ
の括弧または引用符データで括られた文章データの直後
の括弧または引用符データを消去し、読み上げ文章デー
タメモリ106に記憶する。置き換え部601は、この
処理が終了すると情報処理部101にその旨を通知し、
該通知を受けた情報処理部101は、読みデータへの変
換処理命令を読みデータ変換部107に通知する。読み
データ変換部107は、読み上げ文章データメモリ10
6に記憶している読み上げ文章データから該データに含
まれる漢字仮名まじり単語や英単語を同定し、読みデー
タに変換して読みデータメモリ108に記憶する。読み
データ変換部107は、この処理が終了すると情報処理
部101にその旨を通知し、該通知を受けた情報処理部
101は、読み上げ処理命令を音声合成部109に通知
する。音声合成部109は、読みデータメモリ108に
記憶されている読みデータを、発音を表す音素データ,
抑揚,区切り,アクセントなどからなる発声データに変
換し、音声出力部110は該発声データからアナログ信
号を生成して音声として出力する。
【0042】前記第1,第3,第5の各実施例は、括弧
・引用符メモリ105を図10に示すデータを記憶する
ように構成し、利用者による指定入力により括弧・引用
符メモリ105の領域1003のデータを書き換えるす
るようにし、利用者が読み飛ばしを希望する文章データ
を括る括弧及び引用符データを変更できるようにすると
よい。
【0043】また、前記第4及び第5の実施例は、情報
処理部101が置き換えデータメモリ603に記憶する
括弧または引用符データと置き換える文章データを、利
用者による指定入力により、変更できるようにするとよ
い。
【0044】また、前記各実施例で示した各種の読み上
げ処理を組み合わせて実行できるようにすれば、一層便
利な文章読み上げ方法とすることができる。この場合の
実施例を第6の実施例として、図11,図12及び図1
3を用いて説明する。
【0045】図11は、利用者に読み上げ処理を指定さ
せるために表示部111に表示した操作画面例であり、
指定の括弧や引用符データで括られた文章データを読み
上げ対象から除外する処理と、括弧及び引用符データで
括られた文章データの読みがながその直前の文章データ
の読みがなと同一であれば該括られた文書データの読み
がなを読み上げ対象から除外する処理と、括弧や引用符
データで括られた文章データが英単語である場合には開
括弧または引用符データを置き換える処理の要否を任意
に選択して設定する読み方選択メニューを表示した状態
を示している。
【0046】図12は、本発明になる文章読み上げ方法
を実行する情報処理装置のブロック図である。図12の
括弧・引用符メモリ105は図5に示したメモリ105
と同様であり、他の各ブロックで示す手段は、図1,図
3及び図6にブロックで示す手段と同様であり、また、
抽出部104,消去部301及び置き換え部601の詳
細な処理手順は、それぞれ図2,図4,図7に示す処理
手順と同様であるので、これらの各ブロックで示す手段
の説明、抽出部104,消去部301及び置き換え部6
01の詳細な処理手順の説明は省略する。また、情報処
理装置の全体的な動作は、前記第1の実施例と同様であ
るので説明は省略する。
【0047】図12に示した情報処理装置において、文
章を読上げるときの動作を図13を参照して説明する。
情報処理部101は、入力部102から文章読み上げ命
令が入力されると、図11に示すように操作画面に読み
方選択メニューを表示し、利用者に希望する読み方を指
定入力(設定)させる。そして、読み上げ処理に入る
と、処理1301において、読み方選択メニューで指定
された情報から、指定の括弧や引用符データで括られた
文章データを読み上げ対象から除外するかどうかを判定
し、除外しない場合には処理1302に進み、文章デー
タメモリ103に記憶している文章データを読み上げ文
章データとして読み上げ文章データメモリ106に記憶
させる。除外する場合には処理1303に進み、読み上
げ文章データの抽出命令を抽出部104に通知する。こ
の処理1303において、抽出部104は、文章データ
メモリ103に記憶している文章データから括弧・引用
符メモリ105に記憶している括弧及び引用符データの
うちで読み上げ対象としない文章データを括る括弧及び
引用符データと一致するデータを検出し、検出した括弧
または引用符データで括られた文章データを抽出し、読
み上げ文章データメモリ106に記憶する。
【0048】次に、処理1304において、前記読み方
選択メニューでの指定情報に基づいて、括弧や引用符デ
ータで括られた文章データが英単語である場合には該括
弧または引用符データの読みを置き換えるかどうかを判
定し、置き換える場合には処理1305に進み、文章デ
ータの置き換え処理命令を置き換え部601に通知す
る。この処理1305において、置き換え部601は、
読み上げ文章データ106に記憶している文章データか
ら括弧・引用符メモリ105に記憶している括弧及び引
用符データと一致するデータを検出し、検出したデータ
(括弧または引用符データ)で括られた文章データが英
字であるかを判定し、英字である場合には該括弧または
引用符データで括られた文章データの直前の開括弧また
は引用符データを置き換えデータメモリ603に記憶し
ている「えいごでは」という文章データで置き換え、該
括弧または引用符データで括られた文章データの直後の
閉括弧または引用符データを消去して読み上げ文章デー
タメモリ106に記憶する。
【0049】次に、処理1306において、読みデータ
への変換処理命令を読みデータ変換部107に通知す
る。この処理1306において、読みデータ変換部10
7は、読み上げ文章データメモリ106に記憶されてい
る文章データから該データに含まれる漢字仮名まじり単
語や英単語を同定し、読みデータに変換して読みデータ
メモリ108に記憶する。但し、括弧・引用符メモリ1
05に記憶している括弧及び引用符データと一致する文
章データは、変換しないでそのまま読みデータメモリ1
08に記憶する。
【0050】処理1307では、前記読み方選択メニュ
ーでの指定情報に基づいて、読みがなを読み上げ対象か
ら除外するかどうかを判定し、除外する場合には処理1
308に進んで文章データの消去処理命令を消去部30
1に通知する。この処理1308において、消去部30
1は、読みデータメモリ108に記憶している読みデー
タから、括弧・引用符メモリ105に記憶している括弧
及び引用符データと一致するデータを検出し、検出した
データ(括弧または引用符データ)で括られた読みデー
タと該読みデータの直前の読みデータとを比較し、一致
する場合には該括弧または引用符データで括られた読み
データを読みデータメモリ108から消去する。
【0051】次に、処理1309において、読み上げ処
理命令を音声合成部109に通知する。この処理130
9において、音声合成部109は読みデータメモリ10
8に記憶している読みデータを、発音を表す音素デー
タ,抑揚,区切り,アクセントなどからなる発声データ
に変換し、音声合成出力部110は該発声データからア
ナログ信号を生成して音声として出力する。
【0052】
【発明の効果】本発明は、文章中の括弧や引用符で括ら
れた注釈文などを除いた読み上げを行うことができるの
で、文章としてのつながりが阻害されることがなくな
り、従って、文章の内容が理解し易くなる。
【0053】また、特定の括弧や引用符で括られた文章
のみを読み上げ対象から除外するようにすれば、例え
ば、鍵括弧で括られた会話文章は、読み上げるようにで
きる。
【0054】また、利用者が読み飛ばしを希望する対象
を括る括弧や引用符を指定できるので、利用者や文章毎
に括弧や引用符の使い方が異なっても、文章を理解し易
くするように柔軟に読み上げる読み上げ条件を設定する
ことが可能となる。
【0055】また、括弧や引用符で括られた文章の読み
とその直前の文章の読みとが一致するときには括弧内の
文章を読み飛ばすようにするので、漢字の読み(フリガ
ナ)を注釈として該漢字の直後に括弧書きで挿入してい
る場合には該読みを除外するので、同じ言葉を繰り返し
て読み上げることがない。また、同一種の括弧や引用符
でも文章の内容に応じて読み飛ばすようにすることも可
能となる。
【0056】更に、括弧や引用符で括られた文章が英字
である場合には、直前の括弧を「えいごでは」という読
みに置き換えて読み上げるので、英語での表現を注釈と
してその直後に括弧書きで挿入している場合には、英語
の読み上げの前後で、つながりのある読み上げを行うこ
とができる。そして、利用者が置き換える読みを設定で
きるので、利用者が理解し易く、聞き取り易い読み方に
設定することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる文章読み上げ方法を実行する情報
処理装置の第1の実施例を示すブロック図である。
【図2】図1に示した情報処理装置における抽出部が実
行する処理のフローチャートである。
【図3】本発明になる文章読み上げ方法を実行する情報
処理装置の第2の実施例を示すブロック図である。
【図4】図3に示した情報処理装置における消去部が実
行する処理のフローチャートである。
【図5】本発明になる文章読み上げ方法を実行する情報
処理装置の第3の実施例を示すブロック図である。
【図6】本発明になる文章読み上げ方法を実行する情報
処理装置の第4の実施例を示すブロック図である。
【図7】図6に示した情報処理装置における置き換え部
が実行する処理のフローチャートである。
【図8】本発明になる文章読み上げ方法を実行する情報
処理装置の第5の実施例を示すブロック図である。
【図9】本発明になる文章読み上げ方法を実行する情報
処理装置の全体的な動作手順のフローチャートである。
【図10】本発明になる文章読み上げ方法を実行する情
報処理装置における括弧・引用符メモリ内のデータ構成
図である。
【図11】利用者が読み上げ処理条件を指定入力すると
きの操作画面例である。
【図12】本発明になる文章読み上げ方法を実行する情
報処理装置の第6の実施例を示すブロック図である。
【図13】図12に示した本発明の第6の実施例である
情報処理装置が実行する文章読み上げ処理のフローチャ
ートである。
【符号の説明】
101…情報処理部、102…入力部、103…文章デ
ータメモリ、104…抽出部、105…括弧・引用符メ
モリ、106…読み上げ文章データメモリ、107…読
みデータ変換部、108…読みデータメモリ、109…
音声合成部、110…音声出力部、111…表示部、3
01…消去部、302…比較対象データメモリ、601
…置き換え部、602…判定対象データメモリ、603
…置き換えデータメモリ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 畑岡 信夫 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 安藤 ハル 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 菊池 英明 東京都国分寺市東恋ケ窪一丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】文章データを読みデータに変換して音声出
    力する文章読み上げ方法において、前記文章データから
    括弧及び引用符データを検出し、検出した括弧及び引用
    符データと該括弧または引用符データで括られた文章デ
    ータを読み上げ対象から除外することを特徴とする文章
    読み上げ方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、読み上げ対象から除外
    したい文章データを括る括弧及び引用符データを予め設
    定することを特徴とする文章読み上げ方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2において、会話文を括る
    鍵括弧データで括られた文章データは読み上げ対象から
    除外しないで残すことを特徴とする文章読み上げ方法。
  4. 【請求項4】請求項1または2において、読み上げ対象
    から除外する文章データを括る括弧及び引用符データ
    を、利用者からの指定入力に基づいて変更することを特
    徴とする文章読み上げ方法。
  5. 【請求項5】文章データを読みデータに変換して音声出
    力する文章読み上げ方法において、 前記文章データの括弧及び引用符データを除く文章デー
    タを読みデータに変換し、この読みデータから括弧及び
    引用符データを検出し、検出した括弧または引用符デー
    タで括られた読みデータと該読みデータの直前の読みデ
    ータを比較し、両読みデータが一致するときには該括弧
    または引用符データで括られた読みデータを読み上げ対
    象から除外することを特徴とする文章読み上げ方法。
  6. 【請求項6】文章データを読みデータに変換して音声出
    力する文章読み上げ方法において、 予め設定された括弧及び引用符データを前記文章データ
    から検出し、検出した括弧及び引用符データを除く文章
    データを読みデータに変換し、この読みデータから括弧
    及び引用符データを検出し、検出した括弧または引用符
    データで括られた読みデータと該読みデータの直前の読
    みデータを比較し、両読みデータが一致するときには該
    括弧または引用符データで括られた読みデータを読み上
    げ対象から除外することを特徴とする文章読み上げ方
    法。
  7. 【請求項7】請求項6において、予め設定する括弧及び
    引用符データを、利用者からの指定入力に基づいて変更
    することを特徴とする文章読み上げ方法。
  8. 【請求項8】文章データを読みデータに変換して音声出
    力する文章読み上げ方法において、 前記文章データから括弧及び引用符データを検出し、こ
    の括弧または引用符データで括られた文章データが英字
    であるかどうかを判定し、英字であるときには前記括弧
    または引用符データで括られた文章データの直前の括弧
    または引用符データを「えいごでは」という文章データ
    と置き換え、前記括弧または引用符データで括られた文
    章データの直後の括弧または引用符データを消去し、置
    き換え及び消去後の文書データを読みデータに変換する
    ことを特徴とする文章読み上げ方法。
  9. 【請求項9】請求項8において、前記置き換える文章デ
    ータを利用者の指定により変更することを特徴とする文
    章読み上げ方法。
  10. 【請求項10】文章データを読みデータに変換して音声
    出力する文章読み上げ方法において、 予め定めた括弧及び引用符データを前記文章データから
    検出し、検出した括弧または引用符データで括られた文
    章データを除く文章データを抽出し、抽出した文章デー
    タから括弧及び引用符データを検出し、検出した括弧ま
    たは引用符データで括られた文章データが英字であるか
    どうかを判定し、英字であるときには、この括弧または
    引用符データで括られた文章データの直前の括弧または
    引用符データを「えいごでは」という文章データと置き
    換え、前記括弧または引用符データで括られた文章デー
    タの直後の括弧または引用符データを消去し、置き換え
    及び消去後の文章データを読みデータに変換することを
    特徴とする文章読み上げ方法。
  11. 【請求項11】請求項10において、予め設定する括弧
    及び引用符データを利用者の指定により変更することを
    特徴とする文章読み上げ方法。
  12. 【請求項12】文章データを読みデータに変換して音声
    出力する文章読み上げ方法において、 前記文章データから括弧及び引用符データを検出し、検
    出した括弧または引用符データで括られた文章データを
    除く文章データを抽出して読みデータに変換することを
    特徴とする文章読み上げ方法。
  13. 【請求項13】文章データを読みデータに変換して音声
    出力する文章読み上げ方法において、 前記文章データの括弧及び引用符データを除く文章デー
    タを読みデータに変換し、変換した読みデータから括弧
    及び引用符データを検出し、検出した括弧または引用符
    データで括られた読みデータと該読みデータの直前の読
    みデータとを比較して一致する場合には該括弧または引
    用符で括られた読みデータを消去し、残った読みデータ
    を音声出力することを特徴とする文章読み上げ方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08272392A (ja) * 1995-03-30 1996-10-18 Sanyo Electric Co Ltd 音声出力装置
JP2006215667A (ja) * 2005-02-01 2006-08-17 Casio Comput Co Ltd 電子機器およびその制御プログラム
JP2014130211A (ja) * 2012-12-28 2014-07-10 Brother Ind Ltd 音声出力装置、音声出力方法、およびプログラム

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