JP3308402B2 - 音声出力装置 - Google Patents

音声出力装置

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JP3308402B2
JP3308402B2 JP21030094A JP21030094A JP3308402B2 JP 3308402 B2 JP3308402 B2 JP 3308402B2 JP 21030094 A JP21030094 A JP 21030094A JP 21030094 A JP21030094 A JP 21030094A JP 3308402 B2 JP3308402 B2 JP 3308402B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置における
音声出力装置に関し、特に、自然言語処理における口調
の設定処理に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の音声を出力とする情報処理装置の
一例として、テキスト音声合成システムが挙げられる。
これはテキスト形式の自然言語文章を入力とし、言語解
析を経て発音記号列を生成し、音声に変換して出力する
システムである。
【0003】このテキスト音声合成システムは、言語解
析時に、アクセント情報や韻律情報が付加され、単語個
々のアクセントやフレーズの切れ目などが決定される
が、文全体としての意味を表現する抑揚はあまり考慮さ
れていない。つまり、淡々とした読み上げ調の音声出力
となっている。しかしながら、自然言語には様々な文が
存在し、人間はそれを抑揚や強調といった口調の変化で
使い分けている。自然な音声表現は、単なる内容の伝達
に留まらず、疑問や命令など、様々な文意をも伝えてい
るのである。テキスト音声合成システムにおいて、この
ような自然な音声出力を得るために、口調の設定は重要
な課題となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】近年の口調設定方法
は、ユーザーが事前にテキスト上で指定する方法、ユー
ザーがシステムの指示する口調の選択子の中から選択す
る方法など、ほとんどがユーザー依存である。しかしな
がら、例えば、物語などの長い文章に対して、ユーザー
が一つ一つ指定したり選択したりするのは、ユーザーに
とって大きな負担となる。また、音声に変換するまで
に、このような作業が入るようでは、膨大な時間がかか
る。従って、自動的に文意を判断し、適当な口調で設定
でき、尚且つユーザーが自由に修正可能であるシステム
が望ましい。
【0005】この発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、自然な音声を得る手段として、構文情報を
利用した自動口調判定ができ、ユーザができるだけ介在
せずに口調の設定ができ、尚且つ、口調の修正も可能な
音声出力装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、音
声を出力とする情報処理装置において、呼応と口調を関
係付けた呼応−口調テーブルを有し、入力文の解析結果
より得られる呼応関係構成要素と前記呼応−口調テーブ
ルを照らし合わせて該当文の口調を判定する口調自動判
定手段を備えることにより口調情報を得て出力音声の口
調を自動的に設定するようにした。
【0007】請求項2の発明では、請求項1記載の発明
において、口調自動判定手段は、品詞と口調を関係付け
た品詞−口調テーブルを有し、入力文の解析結果より得
られる文末の文節構成品詞と呼応−口調テーブルを照ら
し合わせて、該当文の口調を判定することにした。
【0008】請求項の発明では、請求項1記載の発明
において、音声を出力とする情報処理装置において、口
調自動判定手段と口調指定手段を有し、ユーザの口調設
定環境に応じて口調自動判定手段、又は、前記口調指定
手段のいずれかを選択することにした。
【0009】請求項の発明では、請求項1記載の発明
において、音声を出力とする情報処理装置において、口
調を自動的に設定し出力音声を得た後、ユーザが口調を
自由に修正する口調修正手段を有することにした。
【0010】
【作用】請求項1の発明においては、入力文の解析結果
より得られる呼応関係構成要素と、呼応と口調を関係付
けた呼応−口調テーブルを照らし合わせて該当文の口調
を判定することができ、口調自動判定手段により口調情
報を得て出力音声の口調を自動的に設定することが可能
となる。
【0011】請求項2の発明においては、入力文の解析
結果より得られる文末の文節構成品詞と、品詞と口調を
関係付けた品詞−口調テーブルを照らし合わせて該当文
の口調を判定することが可能となる。
【0012】請求項の発明においては、口調自動判定
手段と口調指定手段の両方を備えることにより、ユーザ
に口調の自動設定環境と口調指定環境を提供し、ユーザ
は自由に口調設定環境を選ぶことが可能となる。
【0013】請求項の発明においては、口調を自動的
に設定し出力音声を得た後、口調修正手段を設けたこと
により、ユーザが自動あるいは指定により設定された口
調を聞いて、所望の口調に修正することが可能となる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0015】本発明は、口調自動判定手段により口調情
報を得て、出力音声の口調を自動的に設定できるように
したものである。また、ユーザは、口調自動判定手段又
は口調指定手段を選択して、自由に口調設定環境を選ぶ
ことができ、更に、口調修正手段により口調の修正もで
きるようにしたものである。
【0016】図1に本発明の概要構成を示す。入力部1
から出力された情報は、言語解析部2で辞書3や文法規
則を参照して、構文解析などの言語処理を行なう。品詞
−口調テーブル4や呼応−口調テーブル5は、口調を自
動的に設定するために用いられる。韻律生成部6で韻律
生成を終えた情報は、音声合成部8や表示部9へ送ら
れ、発音記号列や付加情報をディスプレイなどの表示部
9へ表示し、また、音声出力部10から音声として出力
される。ユーザーは、ディスプレイなどの表示部9の表
示情報と音声出力部10からの音声を比較して、口調修
正部7で所望の口調に修正することができる。
【0017】図2、図3はそれぞれ品詞−口調テーブル
4、呼応−口調テーブル5の実施例を示す。図4は、こ
の装置全体の動作フローである。図5は、図4中の口調
自動設定処理の具体的な動作を示したものである。ま
た、図6は図5の一例を示す。
【0018】次に、この装置全体の動作・処理の流れ
を、図4に基づいて説明する。
【0019】先ず、入力部1にテキストが入力される
と、単語辞書や文法規則を参照して、文章を単語に分割
したり、構文関係を解析するなどの言語処理を行う。テ
キスト、「行けばよかったな。」、「どうして彼なのか
ね。」が入力された場合の言語処理の例を示すと次の如
くである。 「行けばよかったな。」 いけ/ば/よかっ/た/な/。 「どうして彼なのかね。」 どうして/かれ/な/の/か/ね/。
【0020】次に、入力されたテキストに対して口調を
指定するか自動で設定するかを判断し、ユーザからの指
示を受けて口調指定を指示された場合は、その情報は韻
律生成処理部6へ送られ、韻律生成処理が行なわれる。
ユーザーによる口調の指定は周知の方法で実現できる。
【0021】口調自動設定を指示された場合は、図5の
A又はBの処理を経て韻律生成処理部6へ送られ、韻律
生成処理が行なわれる。尚、A、Bいずれの方法におい
ても、口調の自動設定は可能である。
【0022】例えば、Aの設定方法は、言語解析により
文末文節の構成品詞を抽出し(文末文節の構成品詞=
h)、それぞれの品詞を、後から品詞−口調テーブル4
中の品詞データ(品詞−口調tblの品詞=hin)と
照らし合わせ、一致したら(h=hin)、データに基
づいて、口調を判断し、設定する。
【0023】Aの設定方法の例を以下に示す。この場合
の口調設定は〈詠嘆〉となる。 口調設定〈詠嘆〉 このように、口調自動判定手段が、品詞と口調を関係付
けた品詞−口調テーブルを有し、入力文の解析結果より
得られる、文末の文節構成品詞と、品詞−口調テーブル
を照らし合わせて、該当文の口調を判定す
【0024】Bの方法は、参照テーブルのデータの観点
がAと全く違うが、このようなデータでも、勿論、口調
の判断、設定が可能である。即ち、入力文の解析結果よ
り得られる呼応関係構成要素(=xy)を抽出し、この
呼応関係構成要素(=xy)と、呼応−口調テーブル
(呼応−口調tblの要素=ab)とを照らし合わせ、
一致したら(xy=ab)、口調を判断し、設定する。
【0025】この方法による例を以下に示す。この場合
の口調設定は〈疑問〉となる。 どうして(呼)。。。か(応) 1)どうして(呼) テーブル参照 疑問 2)か(呼) テーブル参照 (応)あり 口調設定〈疑問〉 このように、口調自動判定手段は、呼応と口調を関係付
けた呼応−口調テーブルを有し、入力文の解析結果より
得られる呼応関係構成要素と呼応−口調テーブルを照ら
し合わせて、該当文の口調を判定する。
【0026】韻律生成処理でアクセント情報やポーズ情
報を得た後、発音記号列はユーザの指示、もしくは自動
設定で得た口調情報も併せて合成器に送られ、音声とし
て出力される。
【0027】音声を出力とする情報処理装置において、
口調自動判定手段と口調指定手段の両方を備えることに
より、ユーザに、口調の自動設定環境と口調指定環境を
提供し、ユーザは、自由に口調設定環境を選ぶことがで
る。
【0028】また、発音記号列、および付加情報がディ
スプレイに表示されるため、ユーザが出力された音声を
聞いて所望の音声が得られていなかった場合、口調の修
正も可能である。
【0029】このように音声を出力とする情報処理装置
において、口調を自動的に設定し出力音声を得た後、ユ
ーザが口調を自由に修正する口調修正手段を有する。
【0030】本発明は上記の例に限らず、口調自動判定
手段を備えることにより口調情報を得て出力音声の口調
を自動的に設定する音声出力装置に対して広く適用する
ことができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、入力文の解析結
果より得られる呼応関係構成要素と、呼応と口調を関係
付けた呼応−口調テーブルを照らし合わせて該当文の口
調を判定することができ、口調自動判定手段によりユー
ザーが従来の煩わしい口調の指定をせずに適切な口調を
自動的に設定することができる。
【0032】請求項2記載の発明は、品詞−口調テーブ
ルを設けたことにより、文末の文節構成品詞を参照する
だけで適切な口調を判定することができる。
【0033】請求項記載の発明は、請求項1の口調自
動判定手段とユーザの口調指定手段の両方の機能を備
えることにより、ユーザーが口調設定の方法を場合によ
って使い分けることができる。
【0034】請求項記載の発明は、口調修正手段を設
けたことによりユーザが自動あるいは指定により設定さ
れた口調を聞いて所望の口調に修正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要構成を示す図である。
【図2】品詞−口調テーブルの実施例を示す図である。
【図3】呼応−口調テーブルの実施例を示す図である。
【図4】本発明のフローを示す図である。
【図5】図4の口調自動設定処理の実施例を示す図であ
る。
【図6】図5の実施例を示す図である。
【符号の説明】
1 入力部 2 言語解析部 3 辞書 4 品詞−口調テーブル 5 呼応−口調テーブル 6 韻律生成部 7 口調修正部 8 音声合成部 9 表示部 10 音声出力部

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音声を出力とする情報処理装置におい
    て、呼応と口調を関係付けた呼応−口調テーブルを有
    し、入力文の解析結果より得られる呼応関係構成要素と
    前記呼応−口調テーブルを照らし合わせて該当文の口調
    を判定する口調自動判定手段を備えることにより口調情
    報を得て出力音声の口調を自動的に設定することを特徴
    とする音声出力装置。
  2. 【請求項2】 口調自動判定手段は、品詞と口調を関係
    付けた品詞−口調テーブルを有し、入力文の解析結果よ
    り得られる文末の文節構成品詞と前記品詞−口調テーブ
    ルを照らし合わせて該当文の口調を判定することを特徴
    とする請求項1記載の音声出力装置。
  3. 【請求項3】調自動判定手段と口調指定手段を有
    し、ユーザの口調設定環境に応じて前記口調自動判定手
    段又は前記口調指定手段のいずれかを選択することを特
    徴とする請求項1記載の音声出力装置。
  4. 【請求項4】調を自動的に設定し出力音声を得た
    後、ユーザが口調を自由に修正する口調修正手段を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の音声出力装置。
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