JPH08181676A - フレームアライナ回路 - Google Patents

フレームアライナ回路

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JPH08181676A
JPH08181676A JP31790094A JP31790094A JPH08181676A JP H08181676 A JPH08181676 A JP H08181676A JP 31790094 A JP31790094 A JP 31790094A JP 31790094 A JP31790094 A JP 31790094A JP H08181676 A JPH08181676 A JP H08181676A
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JP
Japan
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frame
phase
circuit
synchronization
phase comparison
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP31790094A
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English (en)
Inventor
Minoru Matsuoka
稔 松岡
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NEC Engineering Ltd
Original Assignee
NEC Engineering Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Engineering Ltd filed Critical NEC Engineering Ltd
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Publication of JPH08181676A publication Critical patent/JPH08181676A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 エラスティックストアを用いたフレームアラ
イナ回路において、通常受信状態でのスリップの発生を
簡単な構成で防止して信頼性の向上を図る。 【構成】 エラスティックストア6の書込み信号fと読
出し信号gとの位相比較を行う位相比較回路を2つ
(8,10)設け、同期確立前は位相比較範囲の広い回
路10を用い、定常時はより狭い回路8を用いる。同期
確立前には位相比較範囲が大であるから、フレーム同期
パルスdのフレームシフト回路4による遅延パルスeが
書込み信号fとなっており、以後の同期状態では、位相
比較範囲が狭くなるために、ジッタが大となっても、遅
延パルスeの位相は当該狭い位相比較範囲に入らず、ス
リップの発生がなくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はフレームアライナ回路に
関し、特にPCM伝送路上のフレーム位相を受信装置内
のフレーム位相に乗せ換えるためのフレームアライナ回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のフレームアライナ回路の
構成を図3に示し、その動作タイムチャートを図4に示
す。図3において、PCM伝送路からの受信データaは
直接セレクタ2の一入力となると共にnクロック分遅延
させるデータシフト回路1を介してセレクタ2の他入力
bとなっている。このセレクタ2による選択出力データ
cはエラスティックストア6へ入力されてフレーム位相
の乗せ換えが行われて装置内データjとして導出され
る。
【0003】一方、受信データaは同期検出回路3へ入
力されており、この同期検出回路3は入力データaのフ
レーム同期を確立させてフレーム信号dを生成する。こ
のフレーム信号dは直接セレクタ5の一入力となると共
に、nクロック分遅延させるフレームシフト回路4を介
してセレクタ5の他入力となる。
【0004】このセレクタ5の選択出力fがエラスティ
ックストア6の書込みタイミング信号となり、読出しタ
イミング信号gはフレーム制御回路7において装置内ク
ロックkにより生成される装置内フレーム信号である。
書込みタイミング信号と読出しタイミング信号との位相
差が位相比較回路8にて検出され、両位相が接近して所
定範囲内に入ったとき、セレクタ2,5の選択信号iを
制御して、当該位相差が所定範囲外になるように制御さ
れるようになっている。
【0005】図4の各部タイミングチャートを参照しつ
つ動作説明を行う。同期検出回路3において、受信入力
データaからフレーム同期パターンが検出され同期確立
が行われ、フレーム信号d(図4ではパルスd1として
示す)が出力される。このフレームパルスd1とフレー
ムシフト回路4によるnクロック分遅延したフレームパ
ルスe1とはセレクタ5へ入力されている。
【0006】同様に、受信データとデータシフト回路1
によるnクロック分遅延したデータとはセレクタ2へ入
力されている。同期確立後の定常状態では、各セレクタ
2,5は、シフト回路1,4により遅延された信号b,
eではない、直接の信号a,dを選択しているものとす
る。
【0007】従って、エラスティックストア6では、書
込みデータcを書込みフレームfのタイミングで順次書
込み、装置内フレーム信号gのタイミングで順次読出す
ことにより、装置内出力データjを出力する。
【0008】仮に、外部フレーム信号dと読出し側フレ
ーム信号hとの位相差が規定の所定範囲内になって接近
すると、位相比較回路8はこれを検出してエラスティッ
クストア6の書込みと読出しのスリップ状態を回避すべ
くセレクタ2,5の選択信号iを反転制御し、各セレク
タ2,5の出力c,fには各遅延後の信号であるデータ
bとフレーム信号e(e1)とが出力される。
【0009】その結果、エラスティックストア6では、
書込みがnクロック分遅延することにより、読出しとの
位相差が開き、所定範囲外になってスリップ状態が回避
されることになる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来の回路では、外部
入力フレーム信号dと読出し側位相比較信号hの位相差
がわずかでも規定範囲外であれば、そのままエラスティ
ックストア回路の書込みと読出しが正常な動作として続
けられることになる。
【0011】しかしこのような動作がある程度続いた後
に、位相ジッタにより両位相が接近し、位相差が規定範
囲内となると、位相比較回路8がエラスティックストア
6のスリップを回避するため選択信号iの出力を反転
し、データセレクタ2とフレームセレクタ5の信号選択
を切り替えることになる。よってエラスティックストア
6におけるデータの書込みタイミングがずれ、データの
二度読みあるいは欠落が生じることになる。
【0012】すなわち、図4の最下段に示す如く、定常
時にはフレームパルスd1,e1共に規定の位相範囲
(ハッチング部)外にあり、パルスd1にて書込みタイ
ミングを定めているが、入力側クロックのジッタによ
り、規定の位相範囲内にパルスd1が入ることがある
と、パルスe1(遅延フレームパルス)に切替わり、よ
ってスリップが生じてデータの欠落が生ずるのである。
【0013】このようなフレームスリップの発生を防止
する技術が、例えば特開平1−241933号公報に開
示されている。この技術によれば、エラスティックスト
アによるフレームアライナの構成に、更に別のエラステ
ィックストアを直列に接続して設け、これら両エラステ
ィックストアを制御する制御回路を付加するものであ
る。
【0014】しかしながら、この技術では、エラスティ
ックストアとその制御回路が更に必要となり、ハードウ
ェア的には大規模となり、小型化、低価格化の阻止要因
となる。
【0015】本発明の目的は極めて簡単な構成により安
定な動作を可能として位相ジッタに起因するデータの重
複読出しや欠落の発生を防止するようにしたフレームア
ライナ回路を提供することである。
【0016】
【作用】エラスティックストアの書込み読出しの位相差
の検出範囲を、同期確立前の場合には、同期確立後のそ
れよりも広い範囲に設定しておき、同期確立前に既に遅
延フレーム信号を用いて書込み位相を制御する様切替え
ておく。同期確立後は、位相差検出範囲が狭くなるの
で、ジッタが生じて位相差が小となっても、位相検出範
囲に入らないようにすることができ、データの二重読出
しや欠落は生じない。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、装置外
部のフレームタイミングに同期して書込制御され装置内
部のフレームタイミングに同期して読出し制御されるメ
モリ手段と、前記メモリ手段の書込みタイミングと読出
しタイミングとの位相関係が第1の所定範囲内に入った
時に前記位相関係を前記所定範囲外になるよう制御する
第1の制御手段とを含むフレームアライナ回路であっ
て、装置外部のフレーム同期が確立以前は、前記位相関
係が前記第1の所定範囲よりも大なる第2の所定範囲に
あるかどうかを検出してこの位相関係が前記第2の所定
範囲外になるよう制御する第2の制御手段を含むことを
特徴とするフレームアライナ回路が得られる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0019】図1は本発明の実施例のブロック図であ
り、図3と同等部分は同一符号により示している。本例
では、図3の構成の他に更に、セレクタ9と位相比較回
路10とを付加したものである。
【0020】位相比較回路10は位相比較回路8と同様
に、エラスティックストア(メモリ)6の書込みタイミ
ングfと読出しタイミングhとの位相差を検出するもの
であるが、位相比較回路8の規定の所定位相比較範囲
(第1の所定位相比較範囲:図2のハッチングA部分)
よりも大なる第2の所定位相比較範囲(図2のハッチン
グB部分)を有し、書込みと読出しとの位相差がこの範
囲B内に存在すると、出力信号mを反転する様動作す
る。
【0021】セレクタ9はこれ等2つの位相比較回路
8,10の各出力i,mを択一的に導出してセレクタ
2,5の選択信号とするものであり、このセレクタ9の
選択信号lは同期検出回路3からの同期確立検出信号で
ある。すなわち、同期確立以前はセレクタ9は位相比較
回路10の出力mを選択し、同期確立後の定常時には位
相比較回路8の出力iを選択する。
【0022】図2は図1の回路の動作を示す各部信号の
タイムチャートであり、最上段の外部入力データaから
書込み制御フレームfの部分までは、従来例の図4のタ
イムチャートと同一となっている。
【0023】外部入力データaを受けた同期検出回路3
はフレーム同期を検出して保護を取って同期確立させる
までアラーム信号lを出力する。このアラーム信号lは
セレクタ9へ送られ、同期確立が終了するまで位相比較
回路10から出力される選択信号mを選択する。この選
択信号mは信号nとなってセレクタ2,5へ送られる。
【0024】位相比較回路10では、従来型の位相比較
回路8にて行われている検出範囲Aよりも広い範囲Bで
書込みと読出しとの位相比較が行われる。この同期確立
以前においては、この広い位相比較範囲B内に書込みパ
ルスd1と読出しパルスとは存在するので、パルスd1
は選択されず、nクロック遅延したパルスe1がセレク
タ5にて選択されていることになる。
【0025】同期確立後には、セレクタ9により従来型
の位相比較回路8の出力iが選択信号として出力される
ので、遅延パルスe1にジッタが生じてそのジッタ範囲
MがM′と大きくなっても、狭い位相比較範囲Aには達
しないため、書込みパルスの切替わりは発生せず、よっ
てデータの二重読出しや欠落は生じないことになる。
【0026】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば外部入
力データの同期確立以前は広い範囲でエラスティックス
トアの書込みと読出しタイミングの位相比較を行い、同
期確立後は狭い範囲での位相比較に切替えることによ
り、位相ジッタ等によるデータの二度読みや欠落が防止
され、フレームアライナの信頼性が向上するという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のブロック図である。
【図2】図1のブロックの動作を示す各部信号のタイム
チャートである。
【図3】従来のフレームアライナのブロック図である。
【図4】図3のブロックの動作を示す各部信号のタイム
チャートである。
【符号の説明】
1 データシフト回路 2,5,9 セレクタ 3 同期検出回路 4 フレームシフト回路 6 エラスティックストア 7 フレーム制御回路 8,10 位相比較回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置外部のフレームタイミングに同期し
    て書込制御され装置内部のフレームタイミングに同期し
    て読出し制御されるメモリ手段と、前記メモリ手段の書
    込みタイミングと読出しタイミングとの位相関係が第1
    の所定範囲内に入った時に前記位相関係を前記所定範囲
    外になるよう制御する第1の制御手段とを含むフレーム
    アライナ回路であって、装置外部のフレーム同期が確立
    以前は、前記位相関係が前記第1の所定範囲よりも大な
    る第2の所定範囲にあるかどうかを検出してこの位相関
    係が前記第2の所定範囲外になるよう制御する第2の制
    御手段を含むことを特徴とするフレームアライナ回路。
  2. 【請求項2】 前記第1の制御手段は、前記位相関係が
    前記第1の所定範囲内かどうかを検出する第1の位相比
    較手段を有し、前記第2の制御手段は、前記位相関係が
    前記第2の所定範囲内かどうかを検出する第2の位相比
    較手段を有し、これ等第1及び第2の位相比較手段の各
    比較結果に応じて前記メモリ手段の書込みタイミングを
    前記装置外部のフレーム信号かその遅延信号のいずれか
    のタイミングを選択するよう構成されていることを特徴
    とする請求項1記載のフレームアライナ回路。
  3. 【請求項3】 前記第2の制御手段は、同期確立以前に
    おいて、前記位相関係が前記第2の所定範囲内のとき前
    記遅延信号のタイミングを選択制御するよう構成されて
    いることを特徴とする請求項2記載のフレームアライナ
    回路。
JP31790094A 1994-12-21 1994-12-21 フレームアライナ回路 Withdrawn JPH08181676A (ja)

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JP31790094A JPH08181676A (ja) 1994-12-21 1994-12-21 フレームアライナ回路

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20020305