JPH08180245A - 硬貨間欠繰出搬送装置 - Google Patents

硬貨間欠繰出搬送装置

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JPH08180245A
JPH08180245A JP6322470A JP32247094A JPH08180245A JP H08180245 A JPH08180245 A JP H08180245A JP 6322470 A JP6322470 A JP 6322470A JP 32247094 A JP32247094 A JP 32247094A JP H08180245 A JPH08180245 A JP H08180245A
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JP
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coins
passage
coin passage
rotating disc
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JP6322470A
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Takashi Tanaka
隆志 田中
Hitoshi Kobayashi
斉 小林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遠心力により硬貨を送出する水平状の回転円
盤3を用い、回転円盤3から送出する硬貨を硬貨通路11
に1枚ずつ間欠的に繰り出し、硬貨通路11に受け入れた
硬貨を一定の搬送ピッチで搬送する。 【構成】 回転円盤3の周縁域に臨む硬貨通路11の入口
部11a に、回転体33を設ける。回転体33には、プーリ部
35を設け、円周部の1箇所に硬貨を受け入れる硬貨受入
部38を設け、他の円周部に硬貨通路11への硬貨の送出を
阻止する送出阻止部39を設ける。硬貨通路11の上方に
は、回転体33のプーリ部35に掛けて無端帯状体21を配設
する。無端帯状体21は、回転体33の1周分のピッチで突
起部23を有し、回転体33の硬貨受入部38にて硬貨通路11
に送出する硬貨を、突起部23間に受け入れて搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転円盤から硬貨通路
に送出される硬貨を1層1列状態で搬送する硬貨間欠繰
出搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、硬貨間欠繰出搬送装置では、回転
円盤およびこの回転円盤の接線方向に延設された硬貨通
路を有し、回転円盤の回転による遠心力によって回転円
盤上の硬貨を硬貨通路へ向けて送出し、硬貨通路の入口
部手前に設けられた厚み規制部材によって硬貨を1層に
規制するとともに1列状態で硬貨通路に受け入れ、硬貨
通路の上方に張設された搬送ベルトによって硬貨を1層
1列状態で搬送するようにしている。
【0003】硬貨通路の入口部には回転円盤上の硬貨を
硬貨通路に取り込む取込用ローラを設け、この取込用ロ
ーラの周速を搬送ベルトの周速より遅くすることによ
り、その周速差でもって硬貨通路内を搬送される硬貨の
間隔をあけるようにし、硬貨通路の途中に設けられる硬
貨識別部による識別や分岐ゲートによる分岐を行なえる
ようにしている。
【0004】しかし、回転円盤から硬貨通路に送出され
る硬貨の送出タイミングのばらつきなどにより、硬貨通
路を搬送される硬貨の搬送ピッチが一定にならず、識別
や分岐の高い安定化が求められる場合には十分に対応で
きない。
【0005】また、搬送ベルトとして所定ピッチで突起
部を有する突起付ベルトを用い、硬貨通路に送り込まれ
た硬貨を1枚ずつ突起部間に受け入れて搬送することに
より、硬貨の搬送ピッチが一定になる硬貨間欠繰出搬送
装置がある。
【0006】この突起付ベルトを用いる硬貨間欠繰出搬
送装置では、突起部間に硬貨を1枚ずつ送出するため
に、表面に硬貨を1枚ずつ係合する溝部および孔部やピ
ンなどの硬貨係合部が形成された傾斜円盤を用いてい
る。そして、傾斜円盤と突起付ベルトとを連動して回動
させ、傾斜円盤の下部域に貯留された硬貨を回転円盤の
硬貨係合部に係合して上方に掻き揚げるとともに係合し
た1枚の硬貨を突起付ベルトの突起部間に送出し、突起
部間に硬貨を受け入れて搬送するようにしている。
【0007】しかし、突起付ベルトを用いる硬貨間欠繰
出搬送装置では、突起付ベルトの突起部間に硬貨を1枚
ずつ送出するために硬貨を1枚ずつ係合する硬貨係合部
が形成された傾斜円盤を用いる必要があるが、傾斜円盤
を用いると上下方向の高さが高くなるため、装置の高さ
が高く、大形化する問題があり、しかも、高速化が難し
い問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、突起付
ベルトを用いる硬貨間欠繰出搬送装置では、硬貨通路に
送り込まれた硬貨を1枚ずつ突起部間に受け入れて搬送
することにより硬貨の搬送ピッチを一定にできるが、突
起部間に硬貨を1枚ずつ送出するためには傾斜円盤を用
いなければならず、遠心力により硬貨を送出する水平状
の回転円盤の場合には対応できない問題がある。
【0009】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、遠心力により硬貨を送出する水平状の回転円盤の
場合にも回転円盤から送出される硬貨を硬貨通路に1枚
ずつ間欠的に繰り出し、硬貨通路に受け入れた硬貨を一
定の搬送ピッチで搬送できる硬貨間欠繰出搬送装置を提
供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の硬貨間欠繰出搬
送装置は、遠心力により硬貨を送出する回転円盤と、こ
の回転円盤から送出される硬貨を受け入れて1層1列状
態で搬送し、搬送途中で硬貨識別部により識別するとと
もに識別結果に基づき電気的に切り換えられる分岐ゲー
トにより分岐する硬貨通路とを有する硬貨間欠繰出搬送
装置において、前記回転円盤の周縁域に臨む前記硬貨通
路の入口部に設けられ、プーリ部を有し、かつ、回転方
向の円周部の1箇所に硬貨通路に送出される硬貨を受け
入れる硬貨受入部が形成されるとともに他の円周部に硬
貨通路への硬貨の送出を阻止する送出阻止部が形成され
た回転体と、この回転体のプーリ部に掛けられ、回転体
の1周分のピッチで硬貨押動用の突起部を有し、回転体
の硬貨受入部に受け入れられて硬貨通路に送出される硬
貨1枚のみを突起部間に受け入れて硬貨識別部および分
岐ゲートへ送る無端帯状体とを具備してなるものであ
る。
【0011】
【作用】本発明の硬貨間欠繰出搬送装置では、回転円盤
の回転による遠心力により硬貨を硬貨通路の入口部に送
出し、その入口部に設けた回転体の回転に伴って、回転
円盤から送出される硬貨を硬貨通路に1枚ずつ間欠的に
繰り出す。すなわち、入口部に送出阻止部が臨む回転体
の回転位置で、硬貨の硬貨通路への送出を阻止し、か
つ、入口部に硬貨受入部が臨む回転体の回転位置で、硬
貨を硬貨受入部に受け入れて硬貨通路に繰り出し、回転
体の回転によって硬貨を硬貨通路に1枚ずつ間欠的に繰
り出す。さらに、硬貨通路に受け入れた硬貨を1枚ずつ
搬送ベルトの突起部間に受け入れて一定の搬送ピッチで
搬送し、硬貨識別部での識別や分岐ゲートでの分岐を行
なう。
【0012】
【実施例】以下、本発明の硬貨間欠繰出搬送装置の一実
施例の構成を図面を参照して説明する。
【0013】図3は硬貨入出金機に適用される硬貨間欠
繰出搬送装置の平面図を示す(なお、図3の下側が正
面、上側が後面、左右が側面である)。1は硬貨入出金
機の機体で、この機体1の前側に硬貨間欠繰出搬送装置
が配置される通路底板としての基板2が水平状に配設さ
れている。基板2の中央には基板2の上面と同じ高さ位
置に回転円盤3が水平状態で回転自在に配設され、回転
円盤3の周縁部に周壁4が立設されている。周壁4の一
部には切欠部5が形成され、この切欠部5に臨む回転円
盤3の上方に厚み規制部材6が取り付けられている。な
お、厚み規制部材6には、後述する硬貨通路11の入口部
11a に臨んで略くの字状に折曲形成されて硬貨通路11の
入口部11a に近接する位置まで突出する規制部7が形成
されており、この規制部7から回転円盤3の回転方向上
流側の範囲にかけて回転円盤3との間に硬貨1枚が通過
可能とする間隙があけられている。
【0014】そして、モータM1によって回転円盤3が回
転されることにより、回転円盤3上の硬貨が周壁4に沿
って移動し、厚み規制部材6の下を1層状態で通過して
硬貨通路11へ送出される。
【0015】硬貨通路11は、基板2の回転円盤3の前側
右側部から斜め後方へ略接線方向に沿って識別通路部12
が配設され、基板2の右側部に沿ってリジェクト硬貨分
岐通路部13が配設され、基板2の後側に沿って分類通路
部14が配設され、基板2上に配設された両側の通路側板
15,16によって全体として略U字状に形成されている。
なお、両側の通路側板15,16の間隔は、硬貨が径方向に
1列状態で搬送可能とする間隔に形成されている。
【0016】硬貨通路11の上方を含む基板2の上方に
は、硬貨を搬送する無端帯状体としての無端状の搬送ベ
ルト21が張設されている。この搬送ベルト21は、図6に
示すように、断面略四角形状で、その内周側にラック状
の歯部22が形成された弾性を有する例えばゴム製のタイ
ミングベルトからなり、基板2に臨む下面に硬貨押動用
の突起部23が後述する回転体33の1周分のピッチで突出
形成されている。
【0017】そして、図3に示すように、硬貨通路11の
入口部11a に配設された回転体33のプーリ部35、識別通
路部12とリジェクト硬貨分岐通路部13との折曲部に配設
されたプーリ24、リジェクト硬貨分岐通路部13と分類通
路部14との折曲部に配設されたプーリ25、分類通路部14
の最下流部に配設されたプーリ26、モータM2の駆動軸に
取り付けられたプーリ27、回転円盤3の周囲に配設され
た複数のプーリ28にわたって張設されている。
【0018】なお、搬送ベルト21は、識別通路部12を除
く領域では、搬送ベルト21の下面が処理すべき硬貨の厚
みよりも少し高い位置で支持され、搬送ベルト21の下面
が硬貨の上面から離反される。また、識別通路部12の領
域では、後述する硬貨識別部43の手前に配設された押圧
ローラ29によって搬送ベルト21が下方へ押圧されるた
め、図7に示すように、搬送ベルト21の下面が硬貨の上
面に当接される。
【0019】図1および図2は硬貨通路11の入口部11a
を示す。硬貨通路11の入口部11a には、一側の通路側板
15側に回転自在に配設された一側の規制ローラ31と回転
円盤3上の厚み規制部材6に回転自在に取り付けられた
他側の規制ローラ32との間に、処理すべき硬貨が1列状
態(厚み規制部材6の下を通過しているので1層状態で
もある)で進入可能とする間隙が形成されている。
【0020】規制ローラ32の下流側で他側の規制ローラ
32に寄った位置に、回転体33が回転自在に取り付けられ
ている。この回転体33は、図4および図5に示すよう
に、上面中央から突設された支軸34が図示しない支持部
材によって、基板2との間に硬貨が進入しない間隙をあ
けた非接触状態で回転自在に支持されている。
【0021】回転体33の円周部の上部側には搬送ベルト
21が係合するプーリ部35が形成されており、このプーリ
部35には、搬送ベルト21が嵌まり込み可能とする幅の溝
部36が形成され、この溝部36に搬送ベルト21の歯部22が
噛合する歯部37が形成されている。
【0022】回転体33のプーリ部35の下部側には、円周
部の1箇所に硬貨通路17に送出される硬貨を受け入れる
扇形凹状に切欠された硬貨受入部38が形成されていると
ともに、他の円周部に硬貨通路17への硬貨の送出を阻止
する送出阻止部39が形成されている。送出阻止部39に
は、硬貨受入部38の回転方向下流側に、搬送ベルト21の
突起部23が係合する凹部40が形成されている。
【0023】なお、回転体33に対向する一側の通路側板
15には、硬貨受入部38内に受け入れた硬貨を案内するガ
イド縁部15a が回転体33の支軸34を中心とする円弧状に
形成されている。このガイド縁部15a には基準縁部15b
が連続されている。
【0024】回転体33の下流側で他側の通路側板16側に
は片寄せ用のレバー41が上流側の端部の支軸42を支点と
して揺動可能に軸支されており、下流側の端部は通路内
方へ図示しない付勢手段によって付勢されている。そし
て、レバー41は、図2に示す実線位置を定位置として付
勢されており、図1に示すように、搬送ベルト21によっ
て搬送される硬貨が通過する際に、付勢に抗して揺動し
ながら硬貨を基準縁部15b に当接する状態に寄せるよう
にしている。
【0025】片寄せ用のレバー41の下流側には硬貨識別
部43が配設されており、この硬貨識別部43は、硬貨の形
状を識別するイメージセンサや材質を識別する磁気セン
サなどを備え、硬貨の金種や、リジェクト硬貨(識別不
能な硬貨、例えば偽貨、変形貨、外国硬貨など)を識別
する。
【0026】リジェクト硬貨分岐通路部13には、リジェ
クト硬貨分岐部51が配設されている。このリジェクト硬
貨分岐部51には、基板2に分岐孔52が形成され、この分
岐孔52内には分岐ゲート53が配設され、この分岐ゲート
53が下流側の揺動軸54を支点として揺動可能に支持され
ている。分岐ゲート53は、搬送ベルト21との干渉を避け
るように略コ字状に形成されるとともに、上面が基板2
の上面と平行なときに下流側から上流側に厚みが薄くな
るように下面が傾斜状に形成されていている。そして、
通常は分岐ゲート53で分岐孔52を閉塞して硬貨の通過を
許容し、リジェクト硬貨の排除時にソレノイドSD1 によ
って分岐ゲート53の上流側が上昇されて、リジェクト硬
貨を分岐孔52に排除するように構成されている。分岐孔
52の下側には機体1の前面のリジェクト硬貨取出箱55に
リジェクト硬貨を案内するシュート56が形成されてい
る。
【0027】分類通路部14には、金種別などの分類別に
応じて複数の硬貨分類部61が形成されている。この各硬
貨分類部61には、基板2に分類孔62が形成され、この分
類孔62内には分岐ゲート63が配設され、この分岐ゲート
63の下流側の揺動軸64を支点として揺動可能に支持され
ている。分岐ゲート63は、搬送ベルト21との干渉を避け
るように略コ字状に形成されるとともに、上面が基板2
の上面と平行なときに下流側から上流側に厚みが薄くな
るように下面が傾斜状に形成されている。そして、該当
する分類硬貨以外の硬貨が通過する際には分岐ゲート63
で分類孔62を閉塞してその硬貨の通過を許容し、該当す
る分類硬貨が到達する際にはソレノイドSD2 〜SD9 によ
って分岐ゲート63の上流側が上昇されて、該当硬貨を分
岐孔62に排除するように構成されている。
【0028】また、分岐孔52および各分類孔62の直前位
置には、通路上を搬送される硬貨の位置を検知する追跡
用のセンサS1〜S9がそれぞれ配設される。
【0029】機体1の後部側には、各硬貨分類部61で分
類された硬貨を重積収納する金種別硬貨重積収納部71が
配設されている。
【0030】次に、本実施例の作用を説明する。
【0031】回転円盤3上に補充硬貨や入金硬貨が投入
され、補充スタート釦や入金スタート釦が操作されるこ
とにより、各モータM1,M2が駆動され、回転円盤3が回
転されるとともに搬送ベルト21が回動される。
【0032】回転円盤3上に投入された硬貨は、回転円
盤3の回転による遠心力によって、周壁4に沿って移動
し、厚み規制部材6の下を1層状態で通過し、一対の規
制ローラ31,32間を通じて1列に規制されて硬貨通路11
の入口部11a に1枚ずつ進入する。
【0033】図1に示すように、回転体33の送出阻止部
39が入口部11a に臨む回転位置にあるとき、硬貨通路11
の入口部11a に進入する硬貨C2は回転体33の送出阻止部
39に当接して硬貨通路11内への送出が阻止される。この
阻止状態では、硬貨の一部が回転円盤3上に載っている
ため、回転円盤3による送出力を受けて硬貨が送出阻止
部39に押し付けられている。なお、図1には、送出阻止
部39に当接した状態の硬貨C2を示す他に、その硬貨C2よ
りも大径の硬貨C3が送出阻止部39に当接した状態も一緒
に示しており、実際には硬貨C2と硬貨C3とが重なること
はない。
【0034】図2に示すように、回転体33の硬貨受入部
38が入口部11a に臨む回転位置に回転してくると、送出
阻止部39に当接して阻止されていた1枚の硬貨C2が硬貨
受入部38内に進入して基板2上に載る。硬貨受入部38内
に進入した硬貨C2に当接した状態で入口部11a に進入す
る後続の硬貨C3は、回転体33がさらに回転することによ
り送出阻止部39に当接して硬貨C2と分離される。
【0035】そして、回転体33の硬貨受入部38に受け入
れられた硬貨C2は、回転体33の回転に伴って硬貨通路11
の下流側へ送り出された後、搬送ベルト21の突起部23で
押動されて硬貨通路11の識別通路部12内を搬送される。
この状態では、硬貨C2が搬送ベルト21の隣接する一対の
突起部23間に受け入れられた状態にある。
【0036】識別通路部12においては、図1の硬貨C1に
示すように、突起部23で押動されながら搬送される硬貨
C1の他側にレバー41が当接して硬貨C1の一側が基準縁部
15bに押し付けられ、押圧ローラ29によって下方へ押圧
される搬送ベルト21の下面が硬貨C1の上面に当接されて
基板2に押し付けられ、硬貨C1が基準縁部15b に当接し
た状態を保ちながら硬貨識別部43に搬送されて識別され
る。
【0037】リジェクト硬貨分岐通路部13においては、
硬貨識別部43で識別されたリジェクト硬貨がリジェクト
硬貨分岐部51で分岐される。すなわち、リジェクト硬貨
分岐部51に搬送されてくるリジェクト硬貨をセンサS1で
検知すると、分岐ゲート53が上昇し、リジェクト硬貨が
分岐孔52に落下されるとともにシュート56を通じてリジ
ェクト硬貨取出箱55に返却される。
【0038】分類通路部14においては、硬貨識別部43で
識別された硬貨が対応する硬貨分類部61で分類される。
すなわち、各硬貨分類部61に対応する硬貨が搬送されて
くると、センサS2〜S9の検知により、分岐ゲート63が上
昇し、該当硬貨が分類孔62に排除され、金種別硬貨重積
収納部71に収納されるなどの後処理が行なわれる。
【0039】このように構成された硬貨間欠繰出搬送装
置では、遠心力により硬貨を送出する水平状の回転円盤
3の場合でも、硬貨通路11の入口部11a に設けた回転体
33によって、回転円盤3から送出される硬貨を1枚ずつ
間欠的に硬貨通路11に繰り出すことができる。さらに、
硬貨通路11に受け入れた硬貨を1枚ずつ搬送ベルト21の
突起部23間に受け入れて一定の搬送ピッチで搬送でき、
硬貨識別部43での識別や、各分岐ゲート53,63での分岐
を安定して行なうことができる。
【0040】なお、無端帯状体としては、ベルトに限ら
ず、チェーンやワイヤでもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明の硬貨間欠繰出搬送装置によれ
ば、遠心力により硬貨を送出する水平状の回転円盤の場
合にも、硬貨通路の入口部に設けた回転体によって、回
転円盤から送出される硬貨を硬貨通路に1枚ずつ間欠的
に繰り出すことができ、さらに、硬貨通路に受け入れた
硬貨を1枚ずつ搬送ベルトの突起部間に受け入れて一定
の搬送ピッチで搬送でき、硬貨識別部での識別や分岐ゲ
ートでの分岐を安定して行なうことができる。しかも、
遠心力により硬貨を送出する回転円盤を用いたので、傾
斜円板を用いる場合に比べて高速化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す硬貨間欠繰出搬送装置
の一部の平面図である。
【図2】同上実施例の硬貨間欠繰出搬送装置の一部の平
面図である。
【図3】同上実施例の硬貨間欠繰出搬送装置の全体の平
面図である。
【図4】同上実施例の回転体の底面側から視る斜視図で
ある。
【図5】同上実施例の無端帯状体の底面側から視る一部
の斜視図である。
【図6】同上実施例の回転体の硬貨受入状態を示す断面
図である。
【図7】同上実施例の無端帯状体の硬貨搬送状態を示す
側面図である。
【符号の説明】
3 回転円盤 11 硬貨通路 11a 入口部 21 無端帯状体としての搬送ベルト 23 突起部 33 回転体 35 プーリ部 38 硬貨受入部 39 送出阻止部 43 硬貨識別部 53,63 分岐ゲート

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遠心力により硬貨を送出する回転円盤
    と、この回転円盤から送出される硬貨を受け入れて1層
    1列状態で搬送し、搬送途中で硬貨識別部により識別す
    るとともに識別結果に基づき電気的に切り換えられる分
    岐ゲートにより分岐する硬貨通路とを有する硬貨間欠繰
    出搬送装置において、 前記回転円盤の周縁域に臨む前記硬貨通路の入口部に設
    けられ、プーリ部を有し、かつ、回転方向の円周部の1
    箇所に硬貨通路に送出される硬貨を受け入れる硬貨受入
    部が形成されるとともに他の円周部に硬貨通路への硬貨
    の送出を阻止する送出阻止部が形成された回転体と、 この回転体のプーリ部に掛けられ、回転体の1周分のピ
    ッチで硬貨押動用の突起部を有し、回転体の硬貨受入部
    に受け入れられて硬貨通路に送出される硬貨1枚のみを
    突起部間に受け入れて硬貨識別部および分岐ゲートへ送
    る無端帯状体とを具備してなることを特徴とする硬貨間
    欠繰出搬送装置。
JP6322470A 1994-12-26 1994-12-26 硬貨間欠繰出搬送装置 Pending JPH08180245A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010006563A (ja) * 2008-06-30 2010-01-14 Bando Chem Ind Ltd 硬貨搬送用ベルト
JP2020112991A (ja) * 2019-01-10 2020-07-27 グローリー株式会社 円板状媒体繰出装置、硬貨処理装置および円板状媒体繰出方法

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