JPH08178390A - 人体活動量算出装置、人体活動量着衣量算出装置およびそれを備えた空気調和機、人体異常通報機 - Google Patents

人体活動量算出装置、人体活動量着衣量算出装置およびそれを備えた空気調和機、人体異常通報機

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JPH08178390A
JPH08178390A JP6320645A JP32064594A JPH08178390A JP H08178390 A JPH08178390 A JP H08178390A JP 6320645 A JP6320645 A JP 6320645A JP 32064594 A JP32064594 A JP 32064594A JP H08178390 A JPH08178390 A JP H08178390A
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JP6320645A
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Makoto Ijiri
良 井尻
Shisen Kou
子泉 洪
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Ezel Inc
Sharp Corp
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Ezel Inc
Sharp Corp
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Publication date
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    • F24F11/00Control or safety arrangements
    • F24F11/30Control or safety arrangements for purposes related to the operation of the system, e.g. for safety or monitoring
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    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F11/00Control or safety arrangements
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 人体の活動量を人体に対して非接触で精度良
く測定できる人体活動量算出装置を提供する。 【構成】 人体が存在し得る場所を撮影する撮像手段1
を備える。撮像手段1が経時的に出力する画像の差分を
とって、この差分の画像に現れた動体の中から人体を認
識するとともに、撮像手段1と上記人体との距離および
上記人体の高さを算出する画像処理手段2を備える。画
像処理手段2が算出した情報に基づいて、上記人体の移
動速度および上記人体の移動面積を算出し、算出した移
動速度および移動面積に基づいて、上記人体の活動レベ
ルに関する複数種類の活動特徴量を算出する活動特徴量
演算手段3を備える。活動特徴量演算手段3が算出した
活動特徴量に基づいて、上記人体の活動レベルを定量的
に表す活動量(met)を算出する活動量変換手段4を
備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は人体活動量算出装置、
人体活動量着衣量算出装置およびそれを備えた空気調和
機、人体異常通報機に関する。より詳しくは、人体の活
動レベルを定量的に表す活動量を算出する人体活動量算
出装置に関する。また、人体の活動量に加えて、人体の
着衣量を算出する人体活動量着衣量算出装置に関する。
また、上記人体活動量算出装置または人体活動量着衣量
算出装置を備えて、その出力に基づいて各種アクチュエ
ータを制御する空気調和機に関する。また、上記人体活
動量算出装置を備えて、その出力に基づいて、観測中の
人体に異常が発生したことを検出して通報する人体異常
通報機に関する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】空気
調和機とは室内の温熱環境を居住者の快適な状態に保つ
ために室内気流等を制御するものである。このため、室
内の温熱環境が快適かどうかを判断しなければならな
い。現在一般的に使用されている快適指標として、国際
標準化機構(ISO)の国際規格ISO−7730に記
載されているPMV(プレディクテド・ミーン・ボウ
ト)がある。この快適指標PMVは、室温、湿度、輻射
温度、気流速度、着衣量、活動量の6要素の関数であ
り、この6要素の値から上記ISO−7730に記載の
算式によって求められる。具体的には、表1に示すよう
な熱的感覚尺度で表される。
【表1】
【0003】空気調和機は、このPMV値が、ある範囲
内(例えば−0.5〜0.5)になるように各種アクチ
ュエータを制御し、室内環境を快適に保つようになって
いる。PMV値に寄与する6要素のうち室温、湿度、輻
射温度、気流速度については、それぞれ検出するのに適
した各種センサが存在する。したがって、その出力に基
づいて室温、湿度、輻射温度、気流速度を制御すること
ができる。しかし、PMV値に寄与する6要素のうち活
動量、着衣量は、人体に関する情報であるため、測定に
適した手段が存在しない。人体に測定装置を取り付けれ
ば活動量や着衣量を測定することはできるが、人に不快
感を与えるため現実的ではない。
【0004】最近、活動量については、非接触で測定で
きる検出装置として、焦電型赤外線センサを用いた人体
活動量算出装置が提案された(特開平5−215374
号公報)。この人体活動量算出装置では、焦電型赤外線
センサによって人が放射する赤外線を検出し、その動き
を電気信号として出力し、出力された電気信号をスペク
トル分析(周波数とその強度)することにより活動量を
算出する。しかし、この人体活動量算出装置は、人体の
放射エネルギと背景放射エネルギとの差が大きい場合は
ある程度動作するが、その差があまり大きくない場合は
良好に動作できないという問題がある。つまり、人体の
放射エネルギと背景放射エネルギとの差が小さい場合
は、人体の動きをとらえることすら難しく、人体の活動
量を算出することができない。また、人体を検出できる
場合であっても、人体の状態(座位、立位)等が考慮さ
れていないため、装置と人体との距離を精度良く測定で
きず、活動量の算出精度が良くないという問題がある。
【0005】そこで、この発明の第1の目的は、人体の
活動量を人体に対して非接触で精度良く測定できる人体
活動量算出装置を提供することにある。
【0006】また、着衣量については、上に述べたよう
に測定に適した手段が存在しないため、年月日データを
出力するカレンダを記憶されたIC等の記憶手段を用い
て季節を得て、季節に基づいて標準的な着衣量を推測し
ている。しかし、着衣量は、季節のほかに、1日毎の気
温変化、個人差、服の流行等により変化する。このた
め、推測した着衣量と実際の着衣量とが大きくずれるお
それがある。
【0007】そこで、この発明の第2の目的は、人体の
活動量に加えて、人体の着衣量を人体に対して非接触で
精度良く測定できる人体活動量着衣量算出装置を提供す
ることにある。
【0008】また、この発明の第3の目的は、上述のよ
うな人体活動量算出装置または人体活動量着衣量算出装
置を備えて、これらの装置が算出する人体の活動量や着
衣量に基づいて室内の温熱環境を快適な状態に制御する
ことができる空気調和機を提供することにある。
【0009】また、この発明は、上記人体活動量算出装
置を応用した人体異常通報機に関する。現在、日本の高
齢者人口は増え続けており、65歳以上の人口割合は全
人口の13%を越え、さらに2020年では25.5%
となるといわれている。また、高齢者の1人暮らしで
は、突然の事故や病気に対して自分自身で適切な処置を
とることができないことも多い。高齢者にとって事故の
起こりやすい場所としては、トイレ、浴室、階段等が挙
げられる。このような場所で人体に異常が発生して、動
けないまま長時間放置されれば、その人の生命にかかわ
ることとなる。そこで、この発明の第4の目的は、人体
に異常が発生して動けなくなったときに、そのことを検
出して他人に素早く通報できる人体異常通報機を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために、請求項1に記載の人体活動量算出装置は、人
体が存在し得る場所を撮影する撮像手段と、上記撮像手
段が経時的に出力する画像の差分をとって、この差分の
画像に現れた動体の中から人体を認識するとともに、上
記撮像手段と上記人体との距離および上記人体の高さを
算出する画像処理手段と、上記画像処理手段が算出した
情報に基づいて、上記人体の移動速度および上記人体の
移動面積を算出し、算出した移動速度および移動面積に
基づいて、上記人体の活動レベルに関する複数種類の活
動特徴量を算出する活動特徴量演算手段と、上記活動特
徴量演算手段が算出した活動特徴量に基づいて、上記人
体の活動レベルを定量的に表す活動量を算出する活動量
変換手段を備えたことを特徴としている。
【0011】また、請求項2に記載の人体活動量算出装
置は、請求項1に記載の人体活動量算出装置において、
上記画像処理手段は、上記差分の画像に現れた動体の上
縁の形状が弓形であるか否かに基づいて、上記動体が人
体であるか否かを認識することを特徴としている。
【0012】また、請求項3に記載の人体活動量算出装
置は、請求項1または2に記載の人体活動量算出装置に
おいて、上記活動特徴量演算手段は、上記画像中の人体
を含むすべての動体の移動速度および移動面積を算出す
ることを特徴としている。
【0013】また、請求項4に記載の人体活動量算出装
置は、請求項1乃至3のいずれか一つに記載の人体活動
量算出装置において、上記活動量変換手段は、上記活動
特徴量が入力される複数の神経回路ユニットを含む入力
層と、上記活動量を出力する一つの神経回路ユニットを
含む出力層と、上記入力層の神経回路ユニットと上記出
力層の神経回路ユニットとの間に介在する複数の神経回
路ユニットを含む中間層とを有する神経回路網を備え、
上記各層に含まれる神経回路ユニットは、所定の変換関
数を記憶し、かつ個々に重み付けされるようになってい
ることを特徴としている。
【0014】上記第2の目的を達成するために、請求項
5に記載の人体活動量着衣量算出装置は、請求項1乃至
4のいずれか一つに記載の人体活動量算出装置と、人体
が存在し得る場所の熱輻射を観測する輻射センサと、上
記輻射センサの出力を受けて、上記観測範囲に人体が存
在するときの背景と人体との総和の輻射温度と、上記輻
射センサの観測範囲に人体が存在しないときの背景輻射
温度との差をとって、上記人体の着衣の表面温度を算出
するとともに、気温と、上記人体活動量算出装置が算出
した人体の活動量とに基づいて、上記人体の皮膚温度を
算出し、上記着衣の表面温度と上記人体の皮膚温度とに
基づいて、上記人体の着衣の熱抵抗を着衣量として算出
する着衣量演算手段を備えたことを特徴としている。
【0015】上記第3の目的を達成するために、請求項
6に記載の空気調和機は、請求項1乃至4のいずれか一
つに記載の人体活動量算出装置と、上記人体活動量算出
装置が算出する人体の活動量に基づいて、少なくとも設
定温度、室内ファンモータ回転数、風向ルーバ角度を含
むアクチュエータを制御する制御手段を備えたことを特
徴としている。
【0016】また、請求項7に記載の空気調和機は、請
求項5に記載の人体活動量着衣量算出装置と、上記人体
活動量着衣量算出装置が算出する人体の活動量および着
衣量に基づいて、少なくとも設定温度、室内ファンモー
タ回転数、風向ルーバ角度を含むアクチュエータを制御
する制御手段を備えたことを特徴としている。
【0017】上記第4の目的を達成するために、請求項
8に記載の人体異常通報機は、請求項1乃至4のいずれ
か一つに記載の人体活動量算出装置と、上記人体活動量
算出装置が算出する人体の活動量に基づいて、観測中の
人体の活動量が一定量以下である状態が一定期間以上続
いたとき、上記人体に異常が発生したと判断する人体異
常検出手段と、上記人体異常検出手段の判断結果に基づ
いて、上記人体に異常が発生したことを表す警報を発生
する警報発生手段を備えたことを特徴としている。
【0018】
【作用】請求項1の人体活動量算出装置は次のように動
作する。まず、撮像手段が人体が存在し得る場所を撮影
する。画像処理手段は、上記撮像手段が経時的に出力す
る画像の差分をとる。画像の差分をとっているので、画
像中の背景部分が消去され、動体部分のみが精度良く抽
出される。上記画像処理手段は、この差分の画像に現れ
た動体の中から人体を認識する。これとともに、上記画
像処理手段は、上記撮像手段と上記人体との距離および
上記人体の高さを算出する。画像中の動体部分のみを精
度良く抽出したので、上記撮像手段と上記人体との距離
および上記人体の高さが精度良く算出される。次に、活
動量特徴量演算手段は、上記画像処理手段が算出した情
報に基づいて、上記人体の移動速度および上記人体の移
動面積を算出し、算出した移動速度および移動面積に基
づいて、上記人体の活動レベルに関する複数種類の活動
特徴量を算出する。活動量変換手段は、上記活動特徴量
演算手段が算出した活動特徴量に基づいて、上記人体の
活動レベルを定量的に表す活動量を算出する。このよう
にして活動量が得られる。
【0019】この人体活動量算出装置では、撮像手段に
よって人体を撮影し、その画像に基づいて活動量を算出
しているので、人体に対して非接触で活動量が得られ
る。また、上記画像処理手段が、上記撮像手段と上記人
体との距離および上記人体の高さを精度良く算出するの
で、活動量特徴量が精度良く得られ、結果として、活動
量が精度良く得られる。
【0020】また、請求項2の人体活動量算出装置で
は、上記画像処理手段は、上記差分の画像に現れた動体
の上縁の形状が弓形であるか否かに基づいて、上記動体
が人体であるか否かを認識する。人体の頭部は通常弓形
の形状になっているので、上記動体が人体であるか否か
が精度良く判断される。また、このとき同時に、人体の
頭部の高さも検出される。したがって、上記撮像手段と
上記人体との距離および上記人体の高さがさらに精度良
く算出され、結果として、活動量がさらに精度良く算出
される。
【0021】また、請求項3の人体活動量算出装置で
は、上記活動特徴量演算手段は、上記画像中の人体を含
むすべての動体の移動速度および移動面積を算出する。
したがって、人体全体の移動速度、移動面積だけでな
く、人体の各部位の移動速度、移動面積も活動量特徴量
の算出に寄与する。この結果、例えば、腕のみ、足のみ
というような局部的な動きも活動量に反映され、活動量
がさらに精度良く得られる。
【0022】また、請求項4の人体活動量算出装置で
は、上記活動量変換手段の神経回路網が望ましい値の活
動量を出力するように学習を行うことができる。すなわ
ち、既知の活動レベルを表す活動特徴量を神経回路網の
入力層に入力して、神経回路網の出力層が望ましい値の
活動量を出力するように、例えば公知の逆誤差伝播法に
より、各神経回路ユニットの重み付けを調節することが
できる。したがって、活動量がさらに精度良く得られ
る。
【0023】また、請求項5の人体活動量着衣量算出装
置では、輻射センサが、人体が存在し得る場所の熱輻射
を観測する。着衣量演算手段は、上記輻射センサの出力
を受けて、上記観測範囲に人体が存在するときの背景と
人体との総和の輻射温度と、上記輻射センサの観測範囲
に人体が存在しないときの背景輻射温度との差をとっ
て、上記人体の着衣の表面温度を算出する。また、上記
着衣量演算手段は、気温と、人体活動量算出装置が算出
した人体の活動量とに基づいて、上記人体の皮膚温度を
算出する。さらに、上記着衣量演算手段は、上記着衣の
表面温度と上記人体の皮膚温度とに基づいて、上記人体
の着衣の熱抵抗を着衣量として算出する。
【0024】このように、この人体活動量着衣量算出装
置では、輻射センサによって人体の熱輻射を観測し、そ
の出力に基づいて着衣量を算出しているので、人体に対
して非接触で着衣量が得られる。また、単に季節から着
衣量を推測するのではなく、実際の人体を観測して着衣
量を算出しているので、着衣量が精度良く得られる。
【0025】また、請求項6の空気調和機では、制御手
段は、人体活動量算出装置が算出する人体の活動量に基
づいて各種アクチュエータを制御する。したがって、在
室者の活動量に応じて、室内の温熱環境が快適な状態に
制御される。
【0026】また、請求項7の空気調和機では、制御手
段は、人体活動量着衣量算出装置が算出する人体の活動
量および着衣量に基づいて各種アクチュエータを制御す
る。この場合、従来用いられている室温、湿度、輻射温
度、気流速度と、上記人体活動量着衣量算出装置が算出
する人体の活動量、着衣量とを併せて、快適指標である
PMV値を決める温熱6要素すべてに基づく制御が可能
となる。したがって、室内の温熱環境がよりきめ細か
く、快適な状態に制御される。
【0027】また、請求項8の人体異常通報機では、人
体活動量算出装置が人体の活動量を観測する。人体異常
検出手段は、上記人体活動量算出装置が算出する人体の
活動量に基づいて、観測中の人体の活動量が一定量以下
である状態が一定期間以上続いたとき、上記人体に異常
が発生したと判断する。警報発生手段は、上記人体異常
検出手段の判断結果に基づいて、上記人体に異常が発生
したことを表す警報を発生する。したがって、人体に異
常が発生して動けなくなったときに、そのことが他人に
素早く通報される。この結果、医者を呼ぶなど、素早い
対処が可能となる。
【0028】
【実施例】以下、この発明を実施例の図面を参照して詳
細に説明する。
【0029】(第1実施例)図1は、この発明の第1実
施例の人体活動量算出装置20のブロック構成を示して
いる。この人体活動量算出装置20は、撮像手段として
のCCD(チャージ・カップルド・デバイス)カメラ1
と、このカメラ1が出力する連続画像から人体を認識
し、人体の動きをとらえる画像処理手段2と、この画像
処理手段2が出力する情報に基づいて人体の活動レベル
に関する活動特徴量を求める活動特徴量演算手段3と、
この活動特徴量演算手段3が求めた活動特徴量を活動量
(met)に変換する活動量変換手段4とを備えてい
る。なお、metは活動量の単位であり、1metは安
静な座位状態にある人体単位表面積当たりの代謝量58
W/mに相当する。
【0030】図3はこの人体活動量算出装置20の全体
的な動作フローを示している。
【0031】まず、カメラ1は、周囲環境を経時的に
撮影して、撮影した画像を画像処理手段2へ送る(S
1)。ここで、図2に概念的に示すように、カメラ1
は、高さhの位置に、レンズLの光軸を水平線に対して
角度φだけ下方へ向けて設置されている。カメラ1の焦
点距離fは、人Mの立位状態における全身像IMを撮れ
るように、できるだけ無限大に合わされる。これらのカ
メラ1の焦点距離f、カメラ1の傾き角度φ、カメラ1
の高さhの値は、カメラ1を設置するときに測定され、
既知のものとして後述する演算に使用される。
【0032】次に、画像処理手段2は、カメラ1が出
力する連続画像の中から人体を認識し(S2)、カメラ
1と人体との距離および人体の高さを検出する(S
3)。
【0033】この画像処理手段2の動作を図4に示す動
作フローに従って具体的に説明する。
【0034】(i)まず、画像の中から動きのある物体
(動体)を認識するために、カメラ1から画像を連続的
に2回取り込み(S11)、2つの画像の差分(絶対
差)をとる(S12)。このとき、画像中で、動体が映
っている部分(動体部分)は輝度の差が大きくなり、静
止している背景の部分は輝度の差がほぼ0となる。した
がって、その差分した画像を2値化することにより(S
13)、画像の中から動体部分を精度良く抽出すること
ができる。
【0035】(ii)次に、抽出した動体部分の面積(2
値画像面積)が、人体の面積の上限、下限を表す閾値
(LL,UL)の範囲内にあるか否か、すなわち LL<(2値画像面積)<UL であるか否かを判別する(S14)。抽出した動体部分
の面積が(LL,UL)の範囲内にあるときは、その動
体は人体である可能性が高いと判断する。一方、抽出し
た動体部分の面積が(LL,UL)の範囲外にあるとき
は、その動体は人体である可能性がないと判定する。
【0036】なお、抽出した動体部分の面積が(LL,
UL)の範囲内であっても、焦点が合わず判別が困難な
場合は、その動体が人体であるとは判断しない。ただ
し、人体が常に何らかの活動(デスクワーク等)を行な
っている可能性もあるため、総合的な活動量の算出には
用いる。
【0037】(iii)ステップS14で動体が人体であ
る可能性が高いと判断した場合は、、ステップS15〜
S16に進んでその動体が人体であるかどうかをさらに
正確に判断する。
【0038】この判断は、人体の頭頂部の形状が一般的
に弓形になっていることに基づいて行う。つまり、女性
などではヘアーバンドを着けていたり、パーマ(パーマ
ネントウエーブ)をかけていたりして髪型が複雑な場合
もあるが、頭頂部に限って言えば弓形が崩れることは非
常に少ないと考えられる。また、この人体活動量算出装
置は主として室内での使用を想定しているため、帽子等
によって頭頂部が隠れる(外形が変形する)場合は少な
いと考えられる。したがって、動体上部の形状が弓形で
あるか否かを調べることによって、その動体が人体であ
るか否かを精度良く判断することができる。
【0039】具体的には、2値画像上で動体に外接する
矩形を設定し、この外接矩形内に存在する動体の上部
(この例では上から1/5の部分)に相当する図形を抽
出する(S15)。なお、画面に、互いに離間した複数
の動体が含まれている場合は、各動体に外接矩形を設定
して、各動体の上部に相当する図形を抽出する。
【0040】次に、抽出した図形の上縁が弓形であるか
否かを判断する(S16)。この判断は、抽出した図形
にできるだけ多くの外接線を引いた場合、抽出図形の上
縁の曲率変化が所定範囲内にあるか否かに基づいて行
う。図5に示すように、抽出した図形が弓形である場
合、例えば点P0,…,P8における接線同士の交点間
距離は短く、曲率変化は小さい。これに対して、図6に
示すように、抽出した図形が弓形でない場合、例えば点
P0,…,P3における接線同士の交点間距離は長く、
曲率変化は大きい。そこで、この曲率変化が所定範囲内
のときに弓形であると判断する。
【0041】抽出した図形の上縁が弓形ではなく、その
元になる動体が人体ではないと判断した場合は、人体を
認識できるまでS11〜S16の処理を繰り返す。
【0042】(iv)ステップS16で、抽出した図形の
上縁が弓形であり、その元になる動体が人体であると判
断した場合は、カメラ1と人体頭部との距離、すなわち
カメラ1と人体との距離を計測する(S17)。
【0043】この計測は、平均的にみて人体頭部の横幅
がある一定の範囲に分布することに基づいて行う。すな
わち、頭部が大きい人でも頭部の横幅が40cmを超え
る人はほとんどいない。また、乳幼児でなければ頭部の
横幅が10cm未満である人もほとんどいない。そこ
で、頭部の横幅をある値に決めることによって、カメラ
1と人体頭部との距離を計算することができる。
【0044】例えば図7は人体頭部Hとカメラ1との位
置関係を示している。カメラ1のレンズLから撮像面1
vまでの距離をDi、レンズLから人体頭部Hまでの距
離をDo、撮像面1v上での人体頭部の像IHの横幅を
wi、人体頭部の横幅をWo(一定)とすると、幾何光
学的関係により次式(1)がほぼ成り立つ。 Do=Wo/wi×Di …(1) この式(1)によって、カメラ1と人体頭部Hとの距離
Doを算出することができる。
【0045】また、画像から人体頭部Hの座標を求め、
この人体頭部Hの座標と、カメラ1の焦点距離f、カメ
ラ1の傾き角度φ、カメラ1の高さhとから、透視投影
の原理により、人体頭部Hの高さ、すなわち人体の高さ
を算出することができる。
【0046】ここで、図8を用いて透視投影の原理を説
明する。
【0047】図8に示すように、世界座標系oxyz、
カメラ座標系o″x″y″z″、レンズ観測座標系o′
x′y′z′、2次元画像座標系OXZを定義する。す
べての座標系は直交的である。世界座標系の三つの軸x
yzは、部屋の壁の隅にそって設置されている。世界座
標系の平面oxyとカメラ座標系の平面o″x″y″と
は、いずれも水平面であり、床面に設置されている。2
次元画像座標系の軸X、レンズ座標系の軸x′、カメラ
座標系の軸x″は、互いに平行になっている。また、
y′軸はレンズLの中心o′を通る光軸であり、軸z″
はレンズLの中心o′を通っている。
【0048】カメラ1の世界座標を(xc,yc,zc
とする。カメラ1は垂直方向にチルト角度φ、水平方向
にパン角度θだけ傾き、カメラの中心軸の周りの回転の
傾きがないものとする。
【0049】また、カメラ1のスクリーンのサイズを5
12×432画素とし、カメラ1のCCD受光素子のサ
イズを(sx,sy)とする。
【0050】この場合、幾何光学的関係に基づいて次の
式(2)〜(4)が成立する。 y′=Wo・f/(wi・sx) …(2) x″=(Xh−255.5)sx・y′/f …(3) z″=zc−(Zh−215.5)y′(cosφ)/f−ysinφ +(Zh−215.5)cosφ …(4) y″=y′/cosφ−(zc−z″)tanφ …(5) ここで、(Xh,Zh)は人体頭頂部の画像座標であり、
使用しているスクリーンの中心座標(255.5,21
5.5)で換算すれば(Xh−255.5,Zh−25
5.5,215.5)が人体頭頂部の画像座標を表す。
また、実際にはy″=y′と近似できる。
【0051】カメラ座標系から世界座標系へは次式
(6)〜(8)によって変換される。 x=xc+x″cosθ−y″sinθ …(6) y=yc+x″sinθ+y″cosθ …(7) z=z″ …(8) これにより、人体の世界座標(x,y,z)を算出で
き、カメラ1と人体との距離、人体の高さを知ることが
できる。
【0052】なお、カメラ1の世界座標(xc,yc,z
c)は、部屋の端からカメラ1までの距離を実測するこ
とによって得ることができる。カメラ1を部屋の一つの
壁oxz面の中央に設置するものとすると、xc=xw
2、yc=0とすることができる(ただし、xwは壁の幅
を表す。)。
【0053】この画像処理手段2は、検出結果を表すデ
ータを活動特徴量演算手段3へ送る。
【0054】次に、図3に示すように、活動特徴量演
算手段3は、画像処理手段2から送られてきたデータを
用いて、次のようにして活動特徴量を算出する(S4,
S5)。
【0055】(i)まず、活動特徴量演算手段3は、画
像処理手段2から送られてきたデータと、カメラ1が経
時的に画像を取り込む走査時間、観測時間等とに基づい
て、まず人体の移動速度、移動面積を算出する(S
4)。なお、観測時間内に、走査時間の周期で経時的に
複数回の観測を行うものとする。
【0056】詳しくは、移動速度を求めるためには、連
続的に2回取り込んだ差分画像から画像上の位置の変化
を測定する。カメラ1と人体との距離Doは前述の式
(1)により計算できるため、人体の実際の移動距離を
算出できる。この人体の移動距離と、カメラ1が画像を
経時的に取り込むときの走査時間とから人体の移動速度
を算出する。
【0057】また、移動面積は、画像上で動体の像の輪
郭内に含まれる画素数と、画素の面積とにより定まる画
像面積に基づいて計算する。画像上の動体面積は、図2
に示した幾何学的関係を介して実際の動体面積と対応す
る。
【0058】なお、移動面積や移動速度を観測時間で割
れば、単位時間当たりの移動面積や移動速度が得られ
る。また、移動速度を人体検出回数で割れば、1人当た
りの移動速度(移動速度/人体検出回数)を検出するこ
とができる。
【0059】(ii)次に、活動特徴量演算手段3は、上
記走査時間、観測時間、人体の移動速度および移動面積
を用いて、表2に示す活動特徴量を算出する(S5)。
活動特徴量とは、人体の活動レベル、すなわち人体がど
の程度活発に動作しているかに関する量である。
【表2】 ここで、活動特徴量の考え方について説明する。
【0060】人は動作をすれば必ず体の移動を行う。こ
の移動は体全体の移動に限らず、腕のみ、足のみ、頭の
みといった局部的な移動も含まれる。カメラ1は人体に
動作があれば移動した体の部位を面積(移動面積)とし
てとらえることができる。当然ながら、動作が大きけれ
ば移動する部位の面積も大きくなる。例えば図9に示す
ように、「座位作業」「立位作業」「ゆっくり歩行」
「移動を伴う作業」と活動レベルが高くなるにつれて移
動面積が大きくなっている。また、人が単位時間当たり
にどの程度体を動かしているか、すなわち人体の動きの
速さ(移動速度)も活動レベルに関連する。この人体の
動きの速さ(移動速度)は、体全体の移動速度と、部位
のみの移動速度とで表される。人の体全体の移動速度が
大であれば歩行活動等の活動状態である可能性が高く、
部位のみの移動速度が大であればデスクワーク等の座
位、立位での作業等の活動状態である可能性が高い。図
10に示すように、「座位作業」「立位作業」「ゆっく
り歩行」「移動を伴う作業」と活動レベルが高くなるに
つれて(移動速度/人体検出回数)が大きくなってい
る。このように、人体全体および部位の移動面積や移動
速度に基づいて、人体の活動レベルを把握することがで
きる。表2に示した活動特徴量は、このような移動面積
や移動速度から求められる。
【0061】表2中、「人体検出回数」とは、観測時間
内に人体が検出された回数を表す。
【0062】「平均移動速度」とは、観測時間内に検出
された人体の動く速度を人体単位で平均した平均値を表
す。人体の移動速度から導かれる代表的な量である。
【0063】「動体の総合2値画像面積」とは、観測時
間内に検出された動体(人体に限られない)の画像面積
の総和を表す。
【0064】「人体検出領域総合実面積」とは、観測時
間内に検出された、実空間で人体が占める面積の総和を
表す。人体の移動面積から導かれる代表的な量である。
【0065】「総合動体個数」とは、観測時間内に検出
された動体の延べ個数を表す。
【0066】「滞留回数」とは、観測時間内に同じ場所
(この例では40cm2の範囲内)で人体を検出した延
べ回数を表す。人体がその位置に滞留していると判断し
て、その場所で検出した回数を数えるものである。複数
の人がその場所に滞留していれば、その人数倍だけ増え
る。したがって、人体が主にどの位置で活動しているか
の判断に役立ち、同時に複数人がデスクワーク等の作業
を行っている場合に有用である。
【0067】「座位回数」とは、検出した人体の高さが
所定の閾値(この例では150cm)より小さい場合に
人体が座位状態にあると判断し、座位状態にあると判断
した延べ回数を数えるものである。このとき、身長がそ
の閾値より小さい子供の場合も座位状態にあると判断す
る可能性がある。しかし、座位状態にあると判断しても
移動速度などが大きければ、移動速度に関する活動特徴
量が大きくなるので、活動量を算出する上で問題はな
い。
【0068】この活動特徴量算出手段3は、求めた活動
特徴量を活動量変換手段4へ出力する。
【0069】活動量変換手段4は、活動特徴量演算手
段3から活動特徴量のデータを受けて、活動レベルを定
量的に表す活動量(met)に変換する(S6)。
【0070】図11に示すように、この活動量変換手段
4は、入力層、中間層および出力層からなる階層構造を
持つ神経回路網を備えている。階層構造をなす各層は1
以上の神経回路ユニット(矩形の枠で示す)から構成さ
れている。各神経回路網ユニットは、他のユニットの出
力を受け、これに重み付けを行い総和をとり、後述する
一定の規則(変換関数)で変換し、変換した結果を出力
する。
【0071】入力ユニットI1,…,Inは活動特徴量
の数だけ用意され、各入力ユニットには活動特徴量算出
手段3から表2に示した活動特徴量のデータが直接入力
される。入力ユニットの出力は中間層の各ユニットに入
力される。中間層の各ユニットの出力は出力層のユニッ
トに入力される。出力層のユニットは1つだけであり、
活動量としてmet値を出力する。なお、ユニット間の
結合は、入力層から中間層、中間層から出力層という層
間の1方向のみの結合しかなく、層内の結合はない。
【0072】図12は変換関数の例を示している。図1
2(a)は、入力がある閾値θよりも小さいときは0、
入力が閾値θよりも大きいときは1を出力する閾値関数
を示し、図12(b)は、微分連続なシグモイド関数を
示している。中間層は図12(a)のような不連続関数
でも図12(b)のような連続関数でもよいが、出力層
の変換関数は連続関数でなければならない。なお、図1
2では関数の最大値が1に正規化されているがこれに限
らなくてもよい。この例では、各層のユニットについて
図12(b)に示したシグモイド関数を用いる(学習法
として逆誤差伝播法を採用するからである)。
【0073】神経回路網を動作させる場合、まず学習を
行う。神経回路網の学習とは、この場合、各ユニットの
各重みを変化させながら実際の出力を目標値(望ましい
出力)に近づけることであり、この重み付けにより、神
経回路網の情報あるいは機能が確立される。
【0074】この神経回路網を活動量変換手段4として
動作させるための学習法を説明する。表3に示すよう
に、予め人体の活動状態を無人状態、不動状態、座位状
態、立位状態、軽い作業状態、重作業状態などの複数の
活動レベルに分けて、これらの活動レベルと活動量の出
力値とを定義する。そして、既知の活動レベルに対応す
る活動特徴量を教師データとして、これで神経回路網の
各重みを学習させる。すなわち、既知の各活動レベルに
応じた活動特徴量を入力ユニットに与えて、出力ユニッ
トから上記各活動レベルに応じた活動量が出力されるよ
うに公知の逆誤差伝播法により各重みを調節する。例え
ば無人状態の場合、入力ユニットに無人状態の活動特徴
量を示す実験データまたは実際にカメラ1を用いて入力
された無人状態から算出した活動特徴量のデータを与え
て、出力ユニットから活動量0metが出力されるよう
に各重みを調節する。この操作を、実際の神経回路網出
力値と望ましい出力値との誤差が所定の出力値以下にな
るまで繰り返す。同様の操作を、各活動レベルで実際の
出力値と望ましい出力値との誤差が所定の値以下になる
まで繰り返し行う。なお、1つの活動レベルに対して1
つの教師データだけを用いるのではなく、複数の教師デ
ータを用いてもよい。
【表3】 この活動量変換手段4は、このようにして重み付けされ
た神経回路網を用いて活動特徴量から活動量を算出す
る。
【0075】このように、この人体活動量算出装置20
では、カメラ1によって人体を撮影し、その画像に基づ
いて活動量を算出しているので、人体に対して非接触で
活動量を得ることができる。また、画像処理手段2によ
って、カメラ1と人体との距離、人体の高さを精度良く
算出するので、活動特徴量を精度良く得ることができ、
結果として、活動量を精度良く得ることができる。
【0076】この例では、活動量変換手段4の神経回路
網を構成する中間層を1層としたが、複数層としてもよ
い。また、階層構造を持つ神経回路網を採用したが、相
互結合構造を持つ神経回路網を採用しても良い。
【0077】なお、この人体活動量算出装置20は、カ
メラ1により人体画像をとらえるため、人体検知センサ
としても使用できる。
【0078】(第2実施例)図13は、この発明の第2
実施例の人体活動量着衣量算出装置21のブロック構成
を示している。この人体活動量着衣量算出装置21は、
人体の活動量を測定する人体活動量算出装置20と、周
囲環境からの熱輻射を観測する輻射センサ5と、輻射セ
ンサ5の出力に基づいて人体の着衣量を算出する着衣量
演算手段を備えている。なお、人体活動量算出装置20
は、第1実施例で述べたものと同じであり、ここでは詳
細な説明を省略する。
【0079】この人体活動量着衣量算出装置21は、人
体活動量算出装置20によって活動量を算出できるのに
加えて、次に述べるように、人の着衣の熱抵抗を着衣量
として算出することができる。
【0080】着衣量の算出方法について説明する。
【0081】人体は立位状態にあるものと想定する。認
識した人体の高さがある閾値より低い場合、着衣量計算
は行わない。また、動体が人体と認識できない場合も着
衣量の算出は行わない。
【0082】着衣量演算手段6は、輻射センサ5の出力
に基づいて、背景のみの輻射温度(背景輻射温度)と、
背景と人体とを総和した輻射温度とを得る。連続的に数
回にわたって取り込んだ画像の差分画像中に動体が抽出
されないとき、その時の輻射温度を背景輻射温度と規定
する。
【0083】背景の熱輻射が均一であるものとする。こ
の場合、背景と人体との総和の輻射温度と、背景輻射温
度との差に対して、人体の面積部分に相当する背景輻射
温度の補正を加えれば、熱源としての人体から放射され
る輻射熱量を計算できる。また、輻射センサ5の出力
は、熱源の面積Aに比例し、輻射センサ5と熱源との距
離Lの2乗に反比例する。したがって、次式(9)が成
り立つ。 σ(Tcl4−To4)=1/C・V・L2/A …(9) (ただし、σは定数、Tclは着衣の表面温度、Toは
環境温度、Cは輻射センサによって決まる定数、Vは人
体のみによる輻射センサの出力値、Lは人体と輻射セン
サとの距離、Aは人体の面積を表す。) この式(9)から、着衣量演算手段6は着衣の表面温度
Tclを算出することができる。
【0084】図14は気流と皮膚温度との関係を示し、
図15は人体の活動量と皮膚温度の上昇分との関係を示
している。図14から気温と皮膚温度は比例しているこ
とが分かり、また、図15から人体の活動量と皮膚の温
度上昇分とが比例していることが分かる。したがって、
推定値ではあるが、人体の皮膚温度Tskを、気温(環
境温度)Toと、人体活動量算出装置20によって得た
人体の活動量とに基づいて、次式(10)により算出す
ることができる。 Tsk=T1+a・To+b・△T2 …(10) (ただし、T1は定数、△T2は人体の動きによる皮膚温
度の上昇分、a,bは比例定数を表す。)
【0085】人体は常に熱を放出しているが、人体の放
熱形態を伝導、対流、輻射のみとすれば、着衣は人体の
皮膚から放出される熱の抵抗となる役目をしていると考
えることができる。人体が放出する熱量は着衣を通して
着衣の表面から輻射と対流により放出される。ここで、
人体からの輻射による放熱量をE1、人体からの対流に
よる放熱量をE2とすると、次式(11)が成り立つ。 El+E2=1/Icl・(Tsk−Tcl) …(11) (ただし、Iclは着衣の熱抵抗を表す。) ここで、人体からの輻射による放熱量E1、人体からの
対流による放熱量E2は、それぞれ E1=1/C・V・L2/A …(12) E2=hc(Tcl−To) …(13) (ただし、hcは対流熱伝達率を表す。)と表される。
【0086】
【表4】 ここで、対流熱伝達率hcは活動状態に応じて表4に示
すように推定することができる。このように推定するこ
とにより、式(13)からE2を求めることができる。
したがって、式(9),(10),(11)から、着衣
量演算手段6は着衣の熱抵抗Iclすなわち着衣量を算
出することができる。
【0087】このように、この人体活動量着衣量算出装
置21は、輻射センサ5によって人体の熱輻射を観測
し、その出力に基づいて着衣量を算出しているので、人
体に対して非接触で着衣量を得ることができる。また、
単に季節から着衣量を推測するのではなく、実際の人体
を観測して着衣量を算出しているので、着衣量を精度良
く得ることができる。
【0088】(第3実施例)図16は、この発明の一実
施例の空気調和機50の制御系のブロック構成を示して
いる。
【0089】この空気調和機50は、人体の活動量(単
位met)を算出する人体活動量算出装置20と、室内
温度センサ10と、コンプレッサ、ファンモータおよび
風向ルーバ制御モータ等を含むアクチュエータ31と、
アクチュエータ31を制御する制御手段としての制御回
路30を備えている。
【0090】人体活動量算出装置20は、第1,第2実
施例のものと同じである。図17に示すように、人体活
動量算出装置20のカメラ1は、この空気調和機50の
室内機の前面に取り付けられている。カメラ1の高さh
は、在室者Mの全身が撮れるように床面FLから1.8
m以上に設定されている。カメラ1の傾き角度は下向き
に設定され、室RMの中心を含む角度αの範囲がカメラ
の視野範囲となっている。
【0091】図18は、快適指標であるPMVの算出式
を用いて、夏(冷房時)と冬(暖房時)における人体の
活動量(met)と快適な室内温度(快適温度)との関
係を示している。快適指標PMVを算出するには、平均
的な湿度、輻射温度、気流速度、在室者の着衣量(例え
ば夏は0.5clo、冬は1cloに固定)を設定し
た。この活動量と快適温度との関係をあらかじめ制御回
路30の記憶部に記憶させておく。
【0092】運転時は、まず室内温度センサ10が室内
の温度を測定し、人体活動量算出装置20が在室者の位
置と活動量を測定する。そして、制御回路30が、記憶
部にある上記活動量と快適温度との関係に基づいて、在
室者の活動量に対する快適温度を決定する。制御回路3
0は、この快適温度と室内温度とを比較して、室内温度
が快適温度に近づくようにアクチュエータ31を制御す
る。
【0093】この空気調和機50を実験的に動作させた
ときの結果を説明する。図19は、夏(冷房時)と冬
(暖房時)の平均的な湿度、輻射温度、着衣量(夏は
0.5clo、冬は1cloに固定)の状態で、気流速
度(風速)と温度とを変化させて、在室者が快適である
と感ずる関係を調べたときの結果を示している。この快
適な温度と気流速度との関係から、室内温度の変化に応
じて快適な気流速度を決定することができる。気流速度
を決定したならば、この気流速度を室内ファンモータ回
転数に換算する。詳しくは、気流速度を、室内ファンモ
ータ回転数の吹出性能と、平均的な在室者とファンモー
タとの距離とを用いて、実験的に室内ファンモータ回転
数に換算する。図20は、このように求めた室内温度と
室内ファンモータ回転数との関係を示している。この室
内温度と快適なファンモータ回転数を制御回路30の記
憶部に記憶させておく。快適性はPMVの算出式にみら
れるように、温度、気流の関数であり、また空気調和機
50は気流の温度と風速で室内を制御するものであるか
ら温度と風速の双方を制御することが望ましい。
【0094】人が不満を持たない環境を空気調和機50
で作り出すとき、快適指標であるPMVの算出パラメー
タ要素のうち快適性に最も影響の大きいパラメータは温
度と気流速度である。また、温冷感で最も影響の大きい
パラメータは温度である。そこで、空気調和機50を制
御する場合、まず、人体活動量算出装置20により活動
量を得て、制御回路30が快適温度を決定し、室内温度
を快適温度に近づける。このとき、室内ファンモータ回
転数を、室内温度が最短時間で快適温度となるように制
御する。また、冷房時には、在室者の位置が素早く快適
温度に近づくように、ルーバ角度を、在室者の方向へ気
流を流すように制御する。暖房時には、ルーバ角度を、
在室者の足元へ気流を流すように制御する。そして、室
内温度と快適温度との差がある程度小さくなった時点
で、先の室内温度と快適な気流速度を与える室内ファン
モータ回転数との関係から室内ファンモータの快適な回
転数を得て、この回転数となるように室内ファンモータ
回転数を制御する。
【0095】室内が快適温度にあり、在室者の活動量が
座位など1.2met以下である場合は、ルーバ角度を
制御して、在室者に直接風が当たらないようにする。ま
た、在室者の活動量が座位以下の0.7met以下であ
る場合は、在室者が睡眠に入ったと判断して、一定時間
の経過後、空気調和機50の運転能力を下げる。または
運転を停止しても良い。さらに、活動量が0.7met
以下の状態から所定値以上に大きくなったような場合
は、在室者が活動を始めたと判断し、自動的に空気調和
機50を運転させても良い。
【0096】このように、この空気調和機50は、在室
者の活動量に応じて快適な室内温度、気流速度を提供す
ることができる。
【0097】(第4実施例)図21は、この発明の第4
実施例の空気調和機51の制御系のブロック構成を示し
ている。
【0098】この空気調和機51は、人体の活動量(単
位met)および着衣量(単位clo)を算出する人体
活動量着衣量算出装置21と、室内温度センサ10と、
湿度センサ11と、輻射センサ12と、風速センサ13
と、PMV演算手段32と、コンプレッサ、ファンモー
タおよび風向ルーバ制御モータ等を含むアクチュエータ
31と、PMV演算手段32からの情報に基づいて上記
アクチュエータ31を制御する制御回路33を備えてい
る。
【0099】人体活動量着衣量算出装置21は第2実施
例のものと同じである。人体活動量着衣量算出装置21
のカメラ1と輻射センサ12は、この空気調和機51の
室内機の前面に取り付けられ、在室者を観測できるよう
に室内の中心に向けられている。
【0100】人体活動量着衣量算出装置21が人体の活
動量と着衣量を実測する。この結果、快適指標であるP
MV値算出式におけるパラメータをすべて実測できるこ
とになる。
【0101】PMV演算手段32は室内温度、湿度、輻
射温度、気流速度、着衣量、活動量の6要素からPMV
算出式によってPMV値を算出する。制御回路33は、
PMV演算手段からのPMV値に基づいてこの値が−
0.5から0.5の範囲となるようにアクチュエータ3
1を制御する。
【0102】このようにして、この空気調和機51は、
室内温度センサ10、室内湿度センサ11、室内輻射セ
ンサ12、風速センサ13と、人体活動量着衣量算出装
置21との情報に基づいて、設定温度、ファンモータ回
転数、ルーバ角度を制御する。
【0103】この空気調和機51によれば、正確な人体
活動量および着衣量に基づいてPMV値を算出し、これ
を快適性の評価基準としてアクチュエータ31を制御
し、PMV値を0近傍に維持するので、在室者に対し
て、時々刻々の活動量の変化、毎日の着衣量の変化に即
応した快適な温熱環境を提供することができる。
【0104】なお、上記説明では快適指標としてPMV
値を基準におく制御を述べたがこれに限るものではな
い。
【0105】(第5実施例)図22は、この発明の第5
実施例の人体異常通報機60のブロック構成を示してい
る。
【0106】この人体異常通報機60は、人体の活動量
(met)を算出する人体活動量算出装置20と、この
人体活動量算出装置20の出力に基づいて人体に異常が
発生したか否かを判断する人体異常検出手段40と、警
報発生手段としての信号発信機41およびスピーカ42
を備えている。
【0107】この例では、人体活動量算出装置20のカ
メラ1はトイレや浴室などの個室RMの壁に取り付けら
れる。図23はトイレにカメラ1を設置した場合を例示
している。カメラ1の傾き角度は在室者Mを観測できる
ように下向きに設定され、室RMの中心を含む角度αの
範囲がカメラの視野範囲となっている。スピーカ42
は、居間や寝室などの常時人がいる場所に設置されてい
る。
【0108】上記室RMに人が入ってきた場合、図24
に示すように、カメラ1の視野範囲1sに人が入る。カ
メラ1の画面上では人Mの姿は視野1sの端から現れて
中央に移り、目的が終わると視野1sの中央から端へ移
り、しかる後視野1sから外れる。
【0109】図25に示すように、人体活動量算出装置
20が必ず人体の活動位置や活動量を検知する(S2
1)。人Mが室RM内で正常に活動を行っていれば、必
ず一定量以上の活動量が計測される。しかし、室内で事
故や病気など人体に異常が起これば動きが鈍くなり、停
止するため、活動位置の変動がないまま活動量が著しく
下がる。そこで、人体異常検出手段40は、人体の位置
変動がなく、活動量がある値より小さい状態で一定時間
以上続いたとき、人体に異常が発生したものと判断す
る。この例では、活動量が0.7met以下の状態が2
0分以上続いたとき、異常が発生したものと判断して異
常検出信号を出力する。(S22,S23)。そして、
信号発信機41は、この異常検出信号に応じて鳴動信号
を発信して(S24)、スピーカ42を鳴動させる(S
25)。したがって、人Mに異常が発生したことを、居
間、寝室などにいる家族の他の者に直ちに通報すること
ができる。
【0110】このようにして、この人体異常通報機60
は、人体活動量算出装置20の情報に基づいて、人体の
活動状態を判断して、人体に異常が発生したことを直ち
に通報することができる。したがって、家族の他の者は
医者を呼ぶなど、必要な行動を素早くとることができ
る。
【0111】なお、この人体異常通報機60では、人体
活動量算出装置20のカメラ1を設置すべき場所とし
て、トイレや浴室など常に人体の活動がなされ、かつ発
見が遅れると危険度の高い場所を想定している。寝室や
居間など常時人がいる場所には適用しない。
【0112】なお、この例では、異常が発生したことを
スピーカ42の音で通報することとしたが、通報する手
段は音に限られるものではない。警報用ランプなどを用
いて、光などで通報しても良い。
【0113】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の人
体活動量算出装置は、撮像手段によって人体を撮影し、
その画像に基づいて活動量を算出しているので、人体に
対して非接触で活動量を得ることができる。また、上記
画像処理手段によって、上記撮像手段と上記人体との距
離および上記人体の高さを精度良く算出するので、活動
量特徴量を精度良く得ることができ、結果として、活動
量を精度良く得ることができる。
【0114】また、請求項2の人体活動量算出装置で
は、上記画像処理手段は、上記差分の画像に現れた動体
の上縁の形状が弓形であるか否かに基づいて、上記動体
が人体であるか否かを認識する。人体の頭部は通常弓形
の形状になっているので、上記動体が人体であるか否か
を精度良く判断できる。また、このとき同時に、人体の
頭部の高さも検出できる。したがって、上記撮像手段と
上記人体との距離および上記人体の高さをさらに精度良
く算出でき、結果として、活動量をさらに精度良く算出
できる。
【0115】また、請求項3の人体活動量算出装置で
は、上記活動特徴量演算手段は、上記画像中の人体を含
むすべての動体の移動速度および移動面積を算出して、
人体全体の移動速度、移動面積だけでなく、人体の各部
位の移動速度、移動面積も活動量特徴量の算出に用い
る。この結果、例えば、腕のみ、足のみというような局
部的な動きも活動量に反映させることができ、活動量を
さらに精度良く得ることができる。
【0116】また、請求項4の人体活動量算出装置で
は、上記活動量変換手段の神経回路網が望ましい値の活
動量を出力するように学習を行うことができる。すなわ
ち、既知の活動レベルを表す活動特徴量を神経回路網の
入力層に入力して、神経回路網の出力層が望ましい値の
活動量を出力するように、例えば公知の逆誤差伝播法に
より、各神経回路ユニットの重み付けを調節することが
できる。したがって、活動量をさらに精度良く得ること
ができる。
【0117】また、請求項5の人体活動量着衣量算出装
置は、輻射センサによって人体の熱輻射を観測し、その
出力に基づいて着衣量を算出しているので、人体に対し
て非接触で着衣量を得ることができる。また、単に季節
から着衣量を推測するのではなく、実際の人体を観測し
て着衣量を算出しているので、着衣量を精度良く得るこ
とができる。
【0118】また、請求項6の空気調和機では、制御手
段は、人体活動量算出装置が算出する人体の活動量に基
づいて各種アクチュエータを制御する。したがって、在
室者の活動量に応じて、室内の温熱環境を快適な状態に
制御できる。
【0119】また、請求項7の空気調和機では、制御手
段は、人体活動量着衣量算出装置が算出する人体の活動
量および着衣量に基づいて各種アクチュエータを制御す
る。この場合、従来用いられている室温、湿度、輻射温
度、気流速度と、上記人体活動量着衣量算出装置が算出
する人体の活動量、着衣量とを併せて、快適指標である
PMV値を決める温熱6要素すべてに基づく制御を行う
ことができる。したがって、室内の温熱環境をよりきめ
細かく、快適な状態に制御できる。
【0120】また、請求項8の人体異常通報機では、人
体異常検出手段は、人体活動量算出装置が算出する人体
の活動量に基づいて、観測中の人体の活動量が一定量以
下である状態が一定期間以上続いたとき、上記人体に異
常が発生したと判断する。したがって、人体に異常が発
生して動けなくなったときに、そのことを他人に素早く
通報することができる。この結果、医者を呼ぶなど、素
早い対処が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1実施例の人体活動量算出装置
のブロック構成を示す図である。
【図2】 上記人体活動量算出装置のカメラを設置した
状態を概念的に示す図である。
【図3】 上記人体活動量算出装置の概略動作フローを
示す図である。
【図4】 上記人体活動量算出装置の画像処理手段の動
体フローを示す図である。
【図5】 画面から抽出した図形の形状が弓形であるか
否かを判断する方法を説明する図である。
【図6】 画面から抽出した図形の形状が弓形であるか
否かを判断する方法を説明する図である。
【図7】 頭頂部とカメラとの位置関係を概念的に示す
図である。
【図8】 透視投影の原理を説明する図である。
【図9】 活動レベルと移動面積との関係を表す実験デ
ータを示す図である。
【図10】 活動レベルと(移動速度/人体検出回数)
との関係を表す実験データを示す図である。
【図11】 神経回路網の構成を示す図である。
【図12】 神経回路ユニットの変換関数を例示する図
である。
【図13】 この発明の第2実施例の人体活動量着衣量
算出装置のブロック構成を示す図である。
【図14】 気温と皮膚温度の関係を示す図である。
【図15】 活動量と皮膚温度上昇との関係を示す図で
ある。
【図16】 この発明の第3実施例の空気調和機の制御
系のブロック構成を示す図である。
【図17】 室内にカメラを設置したときのカメラの視
野を概念的に示す図である。
【図18】 活動量と快適な室内温度との関係を示す図
である。
【図19】 室内温度と快適な気流速度との関係を示す
図である。
【図20】 室内温度とファンモータ回転数との関係を
示す図である。
【図21】 この発明の第4実施例の空気調和機の制御
系のブロック構成を示す図である。
【図22】 この発明の第5実施例の人体異常通報機の
ブロック構成を示す図である。
【図23】 トイレにカメラを設置したときのカメラの
視野を概念的に示す図である。
【図24】 カメラが人体を撮影したときの画像を概念
的に示す図である。
【図25】 上記人体異常通報機の動作フローを示す図
である。
【符号の説明】
1 カメラ 2 画像処理手段 3 活動特徴量演算手段 4 活動量変換手段 5 輻射センサ 6 着衣量演算手段 20 人体活動量算出装置 21 人体活動量着衣量算出装置 30,33 制御回路 31 アクチュエータ 32 PMV演算手段 40 人体異常検出手段 50,51 空気調和機 60 人体異常通報機

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人体が存在し得る場所を撮影する撮像手
    段と、 上記撮像手段が経時的に出力する画像の差分をとって、
    この差分の画像に現れた動体の中から人体を認識すると
    ともに、上記撮像手段と上記人体との距離および上記人
    体の高さを算出する画像処理手段と、 上記画像処理手段が算出した情報に基づいて、上記人体
    の移動速度および上記人体の移動面積を算出し、算出し
    た移動速度および移動面積に基づいて、上記人体の活動
    レベルに関する複数種類の活動特徴量を算出する活動特
    徴量演算手段と、 上記活動特徴量演算手段が算出した活動特徴量に基づい
    て、上記人体の活動レベルを定量的に表す活動量を算出
    する活動量変換手段を備えたことを特徴とする人体活動
    量算出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の人体活動量算出装置に
    おいて、 上記画像処理手段は、上記差分の画像に現れた動体の上
    縁の形状が弓形であるか否かに基づいて、上記動体が人
    体であるか否かを認識することを特徴とする人体活動量
    算出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の人体活動量算
    出装置において、 上記活動特徴量演算手段は、上記画像中の人体を含むす
    べての動体の移動速度および移動面積を算出することを
    特徴とする人体活動量算出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれか一つに記載の
    人体活動量算出装置において、 上記活動量変換手段は、上記活動特徴量が入力される複
    数の神経回路ユニットを含む入力層と、上記活動量を出
    力する一つの神経回路ユニットを含む出力層と、上記入
    力層の神経回路ユニットと上記出力層の神経回路ユニッ
    トとの間に介在する複数の神経回路ユニットを含む中間
    層とを有する神経回路網を備え、 上記各層に含まれる神経回路ユニットは、所定の変換関
    数を記憶し、かつ個々に重み付けされるようになってい
    ることを特徴とする人体活動量算出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれか一つに記載の
    人体活動量算出装置と、 人体が存在し得る場所の熱輻射を観測する輻射センサ
    と、 上記輻射センサの出力を受けて、上記観測範囲に人体が
    存在するときの背景と人体との総和の輻射温度と、上記
    輻射センサの観測範囲に人体が存在しないときの背景輻
    射温度との差をとって、上記人体の着衣の表面温度を算
    出するとともに、気温と、上記人体活動量算出装置が算
    出した人体の活動量とに基づいて、上記人体の皮膚温度
    を算出し、上記着衣の表面温度と上記人体の皮膚温度と
    に基づいて、上記人体の着衣の熱抵抗を着衣量として算
    出する着衣量演算手段を備えたことを特徴とする人体活
    動量着衣量算出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至4のいずれか一つに記載の
    人体活動量算出装置と、 上記人体活動量算出装置が算出する人体の活動量に基づ
    いて、少なくとも設定温度、室内ファンモータ回転数、
    風向ルーバ角度を含むアクチュエータを制御する制御手
    段を備えたことを特徴とする空気調和機。
  7. 【請求項7】 請求項5に記載の人体活動量着衣量算出
    装置と、 上記人体活動量着衣量算出装置が算出する人体の活動量
    および着衣量に基づいて、少なくとも設定温度、室内フ
    ァンモータ回転数、風向ルーバ角度を含むアクチュエー
    タを制御する制御手段を備えたことを特徴とする空気調
    和機。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至4のいずれか一つに記載の
    人体活動量算出装置と、 上記人体活動量算出装置が算出する人体の活動量に基づ
    いて、観測中の人体の活動量が一定量以下である状態が
    一定期間以上続いたとき、上記人体に異常が発生したと
    判断する人体異常検出手段と、 上記人体異常検出手段の判断結果に基づいて、上記人体
    に異常が発生したことを表す警報を発生する警報発生手
    段を備えたことを特徴とする人体異常通報機。
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