JPH08176249A - 新規なアルキルエーテル化アミノ樹脂およびその製造方法 - Google Patents

新規なアルキルエーテル化アミノ樹脂およびその製造方法

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JPH08176249A
JPH08176249A JP32222394A JP32222394A JPH08176249A JP H08176249 A JPH08176249 A JP H08176249A JP 32222394 A JP32222394 A JP 32222394A JP 32222394 A JP32222394 A JP 32222394A JP H08176249 A JPH08176249 A JP H08176249A
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alkyl
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 有機溶剤や、アルキド樹脂、エポキシ樹脂、
アクリル樹脂またはポリエステル樹脂などに対して高い
相溶性を有し、さらに、室温であれば、長期に保存して
も、増粘したり、硬化ないしはゲル化したりすることも
無く、極めて高い安定性を有する、加えて、たとえば、
塗料用硬化剤として利用し適用することが出来、とりわ
け、塗料の硬化性に優れるし、得られる塗膜が、とりわ
け、可撓性、硬度、耐水性ならびに耐煮沸性などに優れ
るという、極めて実用性の高い、アルキルエーテル化ア
ミノ樹脂を提供するにある。 【構成】 下記する如き、特定の繰り返し単位を有する
アルキルエーテル化アミノ樹脂であり、加えて、たとえ
ば、2−(4,6−ジアミノ−1,3,5−トリアジン
−2−イル)−ベンゾイックアシッドを、ホルムアルデ
ヒドで以てメチロール化せしめ、次いで、炭素数が1〜
6なる特定のアルコールで以て、アルキルエーテル化せ
しめることから成る、該アルキルエーテル化アミノ樹脂
の製造方法である。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規にして有用なるアル
キルエーテル化アミノ樹脂に関し、ならびに該アルキル
エーテル化アミノ樹脂の製造方法に関する。さらに詳細
には、本発明は、特定の繰り返し単位を有する、とりわ
け、硬化性ならびに可撓性などに優れるというものであ
って、特に、塗料、成形材料、化粧板、接着剤ならびに
繊維加工剤などとして、好適に利用し適用することの出
来る、新規にして有用なるアルキルエーテル化アミノ樹
脂ならびに該樹脂の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】アミノ樹脂は、熱硬化性樹脂として、こ
れまでにも、たとえば、塗料、成形材料、石層板、繊維
処理剤、粘着剤または接着剤などとして、広範囲に使用
されているものである。
【0003】こうしたアミノ樹脂としては、たとえば、
メラミン、ベンゾグアナミンまたはアセトグアナミンな
どと、ホルムアルデヒドと、アルコールとを反応させる
ことにより得られる、メラミン樹脂、ベンゾグアナミン
樹脂またはアセトグアナミン樹脂などが公知のものとな
っているが、それぞれに、長所および短所を持ち合わせ
ている。
【0004】たとえば、メラミン樹脂は、とりわけ、耐
候ならびに耐熱性に優れた硬化剤として塗料に使用され
ているが、保存安定性ならびに耐水性に劣っていたり、
硬化性は良くなく、したがって、硬化性を向上化せしめ
る目的で以て、酸触媒を使用するという具合である。
【0005】しかし、硬化性の方は、このようにして向
上化し、硬度も高くなるものの、高い架橋密度のため
に、今度は、その硬化物が脆い、という欠点を有してい
る。
【0006】また、アセトグアナミン樹脂は、メラミン
樹脂に比べて、可撓性こそ優れているものの、充分に満
足できるものではなく、しかも、耐水性は、さらに一
層、悪いものとなっている。
【0007】これに対して、ベンゾグアナミン樹脂は、
とりわけ、保存安定性ならびに可撓性の如き物性が改良
化されたものであるけれども、硬化性が低いために、硬
度に劣るという欠点を有している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】このように、従来型技術に従う限りは、ど
うしても、高度の安定性を有していて、可撓性、硬度、
耐水性ならびに耐煮沸性などにも優れているし、しか
も、有機溶剤やアルキド樹脂、エポキシ樹脂、アクリル
樹脂またはポリエステル樹脂などに対して、高い相溶性
を示すというような、極めて実用性の高いアミノ樹脂を
得ることは、至極、困難であった。
【0010】したがって、本発明が目的とし、かつ、本
発明が解決しようとする課題は、一にかかって、上述し
たような従来技術における種々の問題点が、悉く、解決
された形の、新規にして有用なるアルキルエーテル化ア
ミノ樹脂を提供することであり、加えて、該アルキルエ
ーテル化アミノ樹脂の新規にして有用なる製造方法をも
提供することにある。
【0011】そこで、本発明者らは、上述したような、
本発明の目的とする処に照準を合わせ、かつ、上述した
ような、発明が解決しようとする課題に照準を合わせ
て、鋭意、検討を重ねた結果、有機溶剤やアルキド樹
脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂またはポリエステル樹
脂などに対して高い相溶性を示すし、さらに、室温であ
れば、長期に保存しても、増粘したり硬化することもな
く、極めて高い安定性を示すということは勿論のことな
がら、
【0012】塗料用硬化剤として利用し適用することが
でき、とりわけ、塗料の硬化性に優れるし、得られた塗
膜が、とりわけ、可撓性、硬度、耐水性ならびに耐煮沸
性などに優れるということを見出すに及んで、ここに、
本発明を完成するに到った。
【0013】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、次
のような一般式(I)
【0014】
【化7】
【0015】〔ただし、式中のXは、−CH2 または−
CH2OCH2なる基を、R1 、R2 およびR3 は、それ
ぞれ、同一であっても異なってもよい、水素原子または
−CH2 OHもしくは−CH2OR4(ここにおいて、R
4 は低級アルキル基を表わすものとする。)なる原子団
ないしは基を表わすものとし、しかも、上記R2とR3
とは、一体となって、上記Xを形成してもよいものとす
る。〕
【0016】で示される繰り返し単位を有することから
成る、新規なアルキルエーテル化アミノ樹脂を提供しよ
うとするものであるし、加えて、次のような式(II)
【0017】
【化8】
【0018】で示される2−(4,6−ジアミノ−1,
3,5−トリアジン−2−イル)−ベンゾイックアシッ
ドを、ホルムアルデヒドで以てメチロール化せしめ、次
いで、炭素数が1〜6なるアルコールで以てアルキルエ
ーテル化せしめることから成る、一般式(I)
【0019】
【化9】
【0020】〔ただし、式中のXは、−CH2 または−
CH2OCH2なる基を、R1 、R2 およびR3 は、それ
ぞれ、同一であっても異なってもよい、水素原子または
−CH2 OHもしくは−CH2OR4(ここにおいて、R
4 は低級アルキル基を表わすものとする。)なる原子団
ないしは基を表わすものとし、しかも、上記R2とR3
とは、一体となって、上記Xを形成してもよいものとす
る。〕
【0021】で示される繰り返し単位を有する、アルキ
ルエーテルアミノ樹脂の、新規にして有用なる製造方法
をも提供しようとするものである。
【0022】本発明に係るアミノ樹脂は、前掲した一般
式(I)で示される繰り返し単位を有するという、特定
のアルキルエーテル化アミノ樹脂であって、此の(I)
式中のXは、−CH2 または−CH2OCH2なる特定の
基であるものとし、さらに、R1 、R2 およびR3 は、
それぞれ、同一であってもよいし、互いに異なっていて
もよい、水素原子、−CH2 OHまたは−CH2OR
4(ただし、R4 は低級アルキル基であり、通常は、炭
素数が1〜6なるアルキル基であるものとし、好ましく
は、1〜4なる炭素数のアルキル基であるものとす
る。)であるものとし、その際に、このうちのR2 とR
3 とが、一体となって、上記Xを形成してもよいものと
する。
【0023】本発明のアミノ樹脂は、式(I)で示され
る繰り返し単位を有する縮合物であり、同一の繰り返し
単位を有していてもよいし、あるいはまた、異なる繰り
返し単位を有していてもよいことは、勿論である。
【0024】これらの同一または相異なれる、式(I)
で以て示される繰り返し単位そのものの存在は、たとえ
ば、13C−NMRスペクトル〔核磁気に対して活性な
る、原子量が13なる炭素原子のアイソトープ(同位元
素)を用いる核磁気共鳴分析法〕を測定することによっ
て確認をすることができる。
【0025】当該スペクトルの特徴は、式(I)におけ
る、ホルムアルデヒドに由来する各種の官能基を、ケミ
カル・シフトによって同定するというものであり、この
同定に当たっては、メラミン樹脂において、すでに得ら
れている、公知のデーター〔J.Polym.Sci.
Polym.Chem.Ed.17.3205.(19
79)〕を参考にすることができる、というものであ
る。
【0026】また、本発明のアミノ樹脂の重量平均分子
量は、ゲル・パーミェーション・クロマトグラフィー
(以下、GPCと略称する。)を測定することにより求
めることができる。
【0027】本発明のアミノ樹脂においては、縮合度が
過度に高くなると、どうしても、アミノ樹脂の重量平均
分子量が増大し易くなって有機溶剤などに溶けにくいも
のとなり、ひいては、熱硬化性樹脂としての使用が困難
なものとなるので、GPCによって求められる重量平均
分子量が350〜5,000なる範囲内が、好ましく
は、350〜2,500なる範囲内が適切であり、上記
の範囲内とすることが望ましい。
【0028】本発明のアルキルエーテル化アミノ樹脂
は、その重量平均分子量が5,000以下を示すもので
あれば、有機溶剤や他の樹脂などに、たとえば、アルキ
ド樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂またはポリエステ
ル樹脂などのような、汎用の樹脂に、充分、相溶する。
【0029】本発明のアルキルエーテル化アミノ樹脂
は、式(II)で示される2−(4,6−ジアミノ−
1,3,5−トリアジン−2−イル)−ベンゾイックア
シッドを、ホルムアルデヒドなどによってメチロール化
せしめ、次いで、炭素数が1〜6なるアルコールによっ
てアルキルエーテル化せしめることにより製造すること
ができる。
【0030】2−(4,6−ジアミノ−1,3,5−ト
リアジン−2−イル)−ベンゾイックアシッドのメチロ
ール化は、ホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド、
アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、ブチルアル
デヒドおよびグリオキザールからなる群から選ばれる、
少なくとも1種のアルデヒド化合物を、通常は、約60
〜約95℃なる範囲内の温度で、約1〜約3時間のあい
だ反応させることにより行うことができる。
【0031】斯かるメチロール化の溶媒である、脂肪族
ないしは脂環式アルコール類として特に代表的なものの
みを例示するにとどめれば、メタノール、エタノール、
n−プロパノール、n−ブタノール、iso−ブタノー
ル、sec−ブタノール、tert−ブタノール、n−
アミルアルコール、iso−アミルアルコール、n−ヘ
キシルアルコール、sec−へキシルアルコール、2−
メチルペンタノール、sec−ヘプチルアルコール、2
−エチルブチルアルコール、n−オクチルアルコール、
2−エチルヘキシルアルコール、sec−オクチルアル
コールまたはシクロヘキサノールなどであるし、
【0032】エーテルアルコール類として特に代表的な
もののみを例示するにとどめれば、エチレングリコール
モノメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルア
ルコール、エチレングルコールモノイソプロピルエーテ
ル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレ
ングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコー
ルモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチ
ルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノイプロピルエーテルまた
はプロピレングリコールモノブチルエーテルなどである
し、
【0033】ケトンアルコール類として特に代表的なも
ののみを例示するにとどめれば、アセトニルメタノー
ル、ジアセトンアルコールまたはピルビルアルコールな
どであるし、さらに、多価アルコール類として特に代表
的なもののみを例示するにとどめれば、エチレングリコ
ール、プロピレングリコール、1,4−ブタンジオール
またはグリセリンなどである。
【0034】また、上掲したようなアルコール群から選
ばれる、1種または2種以上のアルコールを用いること
ができる。反応系は、通常、酸性であるけれども、三級
アミン類、たとえば、特に、ジメチルアミノエタノール
またはトルエチルアミンを用いて、pHを8.0〜1
0.0なる範囲内に調整してもよいことは、勿論であ
る。
【0035】一般式(II)で示される2−(4,6−
ジアミノ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−ベン
ゾイックアシッドと、ホルムアルデヒドなどとのモル比
としては、通常、前者/後者なる比が、1/1.5〜
8.0となるような割合が適切である。
【0036】ホルムアルデヒドなどが1.5モル未満で
ある場合には、どうしても、自己縮合反応が起こり易く
なり、ひいては、樹脂の安定性が低下し易くなるので好
ましくないし、一方、8.0モルを超えて余りに多くな
る場合には、どうしても、遊離ホルムアルデヒドが多く
なり、臭気の問題で以て、望ましくない。
【0037】本発明において、上記メチロール化物のア
ルコキシ化は、pHが約2〜約6なる酸性条件下に、約
30〜約150℃なる範囲内の温度で行われ、反応時間
としては、通常、約2〜約30時間なる範囲内が適切で
あって、高い反応温度の場合においては、反応時間の方
は短くなるし、一方、低い反応温度では、反応時間は長
くなる。
【0038】アルコキシ化に用いるアルコール類として
は、炭素数が1〜6の脂肪族アルコールの使用が望まし
く、それらのうちでも特に代表的なもののみを例示する
にとどめれば、メタノール、エタノール、n−プロパノ
ール、n−ブタノール、iso−ブタノール、sec−
ブタノール、tert−ブタノール、n−アミルアルコ
ール、iso−アミルアルコール、n−ヘキシルアルコ
ール、sec−へキシルアルコール、2−メチルペンタ
ノールまたは2−エチルブチルアルコールなどである。
【0039】勿論、上掲したようなアルコール群から選
ばれる、1種のみの使用でもよく、あるいは2種以上の
併用であってもよい。
【0040】一般式(II)で示される2−(4,6−
ジアミノ−1,3,5−トリアジン−2−イル)ベンゾ
イックアシッドと、アルコールとのモル比としては、前
者/後者の比が、1/4.0〜20.0なる範囲内の割
合が適切である。
【0041】アルコールの使用量が4.0モル未満であ
る場合には、どうしても、自己縮合反応が起こり易く、
かつ、樹脂の安定性が低下し易くなり、アルキド樹脂、
エポキシ樹脂、アクリル樹脂またはポリエステル樹脂な
どとの相溶性が低下するようになるので好ましくなく、
一方、20.0モルを超えて余りに多くなる場合には、
どうしても、未反応アルコールが多くなり、経済的でも
無くなる。
【0042】このようにして得られる、本発明に係るア
ルキルエーテル化アミノ樹脂は、有機溶剤や、アルキド
樹脂、エポキシ樹脂、アクリル樹脂またはポリエステル
樹脂などに対して、高い相溶性を示すというものであ
る。加えて、本発明の樹脂は、室温であれば、長期に保
存しても、増粘したり、硬化ないしはゲル化したりする
ことも無く、極めて高い安定性を示すというものであ
る。
【0043】さらには、本発明に係るアルキルエーテル
化アミノ樹脂を用いて得られる塗料の硬化性にも優れる
し、該塗料より得られる塗膜の、とりわけ、可撓性、硬
度、耐水性ならびに耐煮沸性などにも優れるというもの
である。
【0044】叙上の通りである処から、本発明に係るア
ルキルエーテル化アミノ樹脂は、とくに、電線、機械、
自動車部品、家電製品、管(パイプ)、機械装置あるい
は飲料缶などへの塗料用硬化剤として利用し適用するこ
とが出来るが、本発明の樹脂が適用できる、特に代表的
なる基材ないしは基体表面として、木材、紙、繊維、プ
ラスチック、無機質セメント基材、鉄、非鉄金属などが
包含される。
【0045】また、成形材料、化粧板あるいは積層板と
しても利用し適用することが出来るし、さらには、接着
剤としても利用し適用することが出来るし、繊維加工剤
としても利用し適用することが出来る。
【0046】
【実施例】次に、本発明を、合成例、実施例、比較例、
応用例ならびに比較応用例により、一層、具体的に説明
することにするが、本発明の主旨は、決して、これらの
実施例のみに限定されるものではない。なお、実施例中
13C−NMRの測定および構造の確認、GPCならびに
赤外吸収スペクトルの測定は、以下の通りにして行った
ものである。
【0047】(1) 13C−NMRの測定および構造の
確認
【0048】装置として、日本電子(株)製のJNM−
EX270を用い、試料をジメチルスルフォキシド−d
6 に溶かし、室温で、CNOE−プロトンデカップリン
グ条件で行った。
【0049】各実施例のアルキルエーテル化アミノ樹脂
のスペクトルから、ホルムアルデヒドに由来する各種メ
チレン基を第1表のように確認した。なお、第1表にお
けるケミカルシフトは、ジメチルスルフォキシドを基準
にして示す。
【0050】(2) GPCの測定は、下記の装置およ
び溶媒を用いて行った。装置として、日本分析工業
(株)製のLC−08型を用いた。
【0051】カラム:昭和電工(株)製のShodex
A−800P、A−804、A−803、A−80
3、A−802、A−801の四本のカラムを連結さ
せ、カラム温度を40℃とした。
【0052】データー処理装置:(株)島津製作所製の
C−R4Aクロマトパック
【0053】展開溶媒:テトラヒドロフラン
【0054】第1表に示す重量平均分子量は、分子量既
知のポリスチレンを標準試料に用いて展開溶媒量と分子
量との関係の検量線を作成して求めた。
【0055】(3) 赤外吸収スペクトルは、(株)島
津製作所製のFT−IR−5300装置を使用し、KB
r製板にて測定した。なお、かかる例中「部」とある
は、「重量部」を意味する。
【0056】合成例1〔2−(4,6−ジアミノ−1,
3,5−トリアジン−2−イル)−ベンゾイックアシッ
ドの合成例〕
【0057】冷却管、温度計および攪拌装置を備えた、
ガラス製の反応容器に、水酸化カリウムの28部を、5
0℃で、1,300部のジメチルスルホキシドに溶解
し、この溶液に、フタロニトリルの128部およびジシ
アンジアミドの84部を仕込んで、それらの混合物を、
85℃において、3時間のあいだ加熱せしめたのち、水
の225部を仕込んで、ここに生成したベンゾニトリル
グアナミンを吸引濾過せしめた。
【0058】次いで、水の1,200部およびメタノー
ルの1,200部を用いて洗浄し、100℃で以て乾燥
せしめた。
【0059】かくして生成した、207部のベンゾニト
リルグアナミンを、1,300部のジメチルスルホキシ
ドに溶解させ、メタンスルホン酸の2部を仕込んで、そ
れらの混合物を、85℃において、5時間のあいだ加熱
せしめたのち、水の225部を加えて、ここに生成した
安息香酸グアナミンを吸引濾過せしめた。
【0060】しかるのち、水の1,200部およびメタ
ノールの1,200部を用いて洗浄し、100℃で以て
乾燥せしめた処、融点が250℃なる2−(4,6−ジ
アミノ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−ベンゾ
イックアシッドの224部が得られた。此の目的物の赤
外吸収スペクトル図を、第1図に示す。
【0061】実施例1 水追い出し式冷却管、攪拌装置および温度計を備えた4
つ口フラスコに、合成例1で得られた2−(4,6−ジ
アミノ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−ベンゾ
イックアシッドの100部と、「コーエイホルミット
B」[広栄化学工業(株)製のヘミホルマール溶液であ
って、ホルムアルデヒド/n−ブタノール/水=4/5
/1(重量部比)なる組成のもの]の97部と、n−ブ
タノールの144部とを仕込み、攪拌しながら加熱し
て、反応温度を90℃にするべく昇温し、同温度に到達
後、10分間で以て、反応溶液は均一となつた。
【0062】さらに、1時間のあいだ、同温度において
反応を継続せしめてから、沸騰状態で脱水しながら、3
時間のあいだ反応を行って、未反応ホルムアルデヒド、
n−ブタノールおよび水を、減圧下(80mm水銀)
で、不揮発分が60%となるまで留去せしめ、次いで、
濾過せしめた。
【0063】かくして、不揮発分(測定条件=108℃
/2時間)が60.5%なる、淡黄色の樹脂溶液を得
た。
【0064】此の樹脂溶液の、25℃におけるガードナ
ー粘度はW−Xであり、ガードナー法による色数は1以
下であった。此の樹脂についての13C−NMR、GPC
の測定結果は、第1表に示すし、赤外線吸収スペクトル
図を、第2図に示す。
【0065】実施例2 水追い出し式冷却管、攪拌装置および温度計を備えた4
つ口フラスコに、合成例1で得られた2−(4,6−ジ
アミノ−1,3,5−トリアジン−2−イル)−ベンゾ
イックアシッドの100部、「コーエイホルミットB」
の130部およびn−ブタノールの127部を仕込み、
攪拌しながら加熱して、90℃にまで昇温した。反応温
度が此の90℃に達してから10分間で、反応溶液は均
一となつた。
【0066】さらに、同温度で、1時間の反応を行った
のち、沸騰状態で脱水しながら、3時間のあいだ反応を
継続させて、未反応ホルムアルデヒド、n−ブタノール
および水を、減圧下(80mm水銀)で、不揮発分が6
0%となるまで留去せしめ、次いで、濾過せしめた。
【0067】かくして、不揮発分(測定条件=108℃
/2時間)が60.3%なる、淡黄色の目的樹脂溶液を
得た。
【0068】此の樹脂溶液の、25℃におけるガードナ
ー粘度はU−Vであり、ガードナー法による色数は1以
下であった。此の樹脂についての13C−NMRならびに
GPCの測定結果は、まとめて、第1表に示す。また、
赤外線吸収スペクトル図を、第3図に示す。
【0069】実施例3 冷却管、攪拌装置および温度計を備えた4つ口フラスコ
に、合成例1で得られた2−(4,6−ジアミノ−1,
3,5−トリアジン−2−イル)−ベンゾイックアシッ
ドの100部、92%パラホルムアルデヒドの42.3
部およびメタノールの166部を仕込み、攪拌しながら
加熱して、反応温度としての70℃にまで昇温した。
【0070】温度が70℃に到達してから10分後にし
て、反応溶液は均一となつた。さらに、31時間のあい
だ此の温度で反応を継続させて、未反応ホルムアルデヒ
ド、メタノールおよび水を、減圧下(80mm水銀)に
おいて、不揮発分が60%となるまで留去せしめ、次い
で、濾過せしめた。
【0071】かくして、不揮発分(測定条件=108℃
/2時間)が60.3%なる淡黄色の目的樹脂溶液を得
た。此の樹脂溶液の、25℃におけるガードナー粘度は
L−Mであり、ガードナー法による色数は1以下であっ
た。此の樹脂についての13C−NMRならびにGPCの
測定結果は、まとめて、第1表に示す。また、赤外線吸
収スペクトル図を、第4図に示す。
【0072】比較例1 水追い出し式冷却管、攪拌装置および温度計を備えた4
つ口フラスコに、メラミンの126部、「コーエイホル
ミットB」の374部およびn−ブタノールの257部
を仕込んで、攪拌しながら加熱して、反応温度としての
90℃にまで昇温した。
【0073】この90℃に達したのち10分後にして、
反応溶液は均一となった。さらに、同温度で1時間のあ
いだ反応を継続せしめてから、沸騰状態で脱水を行いな
がら3時間のあいだ反応させ、未反応ホルムアルデヒ
ド、n−ブタノールおよび水を、80mmHgなる減圧
下において、不揮発分が60%となるまで留去せしめ、
次いで、濾過せしめた。
【0074】かくして、不揮発分(測定条件=108℃
/2時間)が60.0%なる、無色透明な対照用樹脂の
溶液を得た。此の樹脂溶液の、25℃におけるガードナ
ー粘度はR−Sであり、ガードナー法による色数は1以
下であった。此の樹脂についての13C−NMRならびに
GPCの測定結果は、まとめて、第1表に示す。また、
赤外線吸収スペクトル図を、第5図に示す。
【0075】比較例2 水追い出し式冷却管、攪拌装置および温度計を備えた4
つ口フラスコに、ベンゾグアナミンの187部、「コー
エイホルミットB」の225部およびn−ブタノールの
184部を仕込んで、攪拌しながら加熱して、反応温度
としての90℃にまで昇温した。
【0076】この90℃に達したのち10分後にして、
反応溶液は均一となった。さらに、同温度で1時間のあ
いだ反応を継続せしめてから、沸騰状態で脱水を行いな
がら3時間のあいだ反応させ、未反応ホルムアルデヒ
ド、n−ブタノールおよび水を、80mmHgなる減圧
下において、不揮発分が60%となるまで留去せしめ、
次いで、濾過せしめた。
【0077】かくして、不揮発分(測定条件=108℃
/2時間)が60.0%なる、無色透明な対照用樹脂の
溶液を得た。此の樹脂溶液の、25℃におけるガードナ
ー粘度はM−Nであり、ガードナー法による色数は1以
下であった。此の樹脂についての13C−NMRならびに
GPCの測定結果は、まとめて、第1表に示す。また、
赤外線吸収スペクトル図を、第6図に示す。
【0078】合成例1(アクリル樹脂の調製例)
【0079】冷却管、温度計、攪拌装置および窒素ガス
吹き込み管を備えた、4つ口フラスコに、キシレンの5
00部を仕込んで、攪拌しながら加熱して、120℃ま
で昇温した。
【0080】次いで、下記するような混合溶液を、4時
間を要して滴下し、さらに、4時間のあいだ反応を継続
せしめた。
【0081】 スチレン 150部 アクリル酸エチル 150部 アクリル酸ブチル 100部 メタクリル酸2−ヒドロキシエチル 100部 アゾビスイソブチロニトリル 5部 「パーブチル O」[日本油脂(株)製の 5部 重合開始剤]
【0082】冷却後、脱溶剤を行って、不揮発分(測定
条件=108℃/2時間)が51.3%なる無色透明な
樹脂の溶液を得た。此の樹脂溶液の25℃におけるガー
ドナー粘度はW−Xであり、ガードナー法による色数は
1以下であった。
【0083】
【表1】
【0084】
【表2】
【0085】
【表3】
【0086】応用例1 第2表に示すように、実施例1で得られたアミノ樹脂の
41.3部と、合成例2で得られたアクリル樹脂の14
6.2部とを秤量し、キシレンにより、フォード・カッ
プNo.4で以て、40秒となるように希釈うることに
よって、粘度を調整せしめた。
【0087】次いで、かくして得られた塗料を、燐酸亜
鉛処理鋼板に乾燥膜厚が30ミクロン(μm)となるよ
うに塗装し、電気炉内で加熱して塗装板を得た。此の塗
装板についての、塗膜の諸性能の評価検討を行った。そ
れらの結果は、まとめて、第3表に示す。
【0088】また、配合塗料の貯蔵安定性の評価判定
は、50℃の恒温層中に、30日間のあいだ保存したの
ちの粘度変化を以て表示をしているが、その結果は、第
3表に示す。
【0089】応用例2および3ならびに比較応用例1お
よび2 第2表に示すような配合組成割合に変更した以外は、応
用例1と同様にして、各種の塗料を得、次いで、各種の
塗装板を得、しかるのち、それぞれの塗装板について
の、塗膜の諸性能の評価検討を行った。それらの結果
は、まとめて、第3表に示す。
【0090】
【表4】
【0091】《第2表の脚注》表中における配合組成割
合を示す各数値は、いずれも、「重量部」を意味してい
る。
【0092】
【表5】
【0093】
【表6】
【0094】《第3表の脚注》 “乾燥条件”………単位は、「℃×分間」であり、所定
の温度で以て、所定の時間のあいだ、加熱乾燥せしめる
ことを意味するが、たとえば、「110×20」は、
『110℃なる温度で以て、20分間のあいだ、加熱乾
燥せしめること』を意味している。
【0095】“塗膜外観”………塗膜表面(塗面)を、
目視により評価判定した。
【0096】“光沢(%)”……60度の鏡面反射率
(%)であって、JIS K−5400に準拠して行っ
た。
【0097】“耐溶剤性”………フェルトに、アセトン
を含浸させ、2kgなる荷重をかけて、塗膜表面(塗
面)を擦るようにして拭き取って、塗膜が剥離するまで
の拭き取り回数(1往復を1回とする。)で以て表示し
た。
【0098】“エリクセン値”…JIS K−5400
に準拠して行った。
【0099】“鉛筆硬度”………三菱鉛筆(株)製の
「三菱ユニ」で以て評価判定した。
【0100】“耐煮沸性”………塗膜を、沸騰水中に、
2時間のあいだ浸漬せしめたのちの塗面状態を、目視に
より評価判定した。
【0101】評価判定基準 ○ ……………変化なし △ ……………やや侵されている × ……………著しく侵されている
【0102】
【表7】
【0103】
【発明の効果】本発明のアルキルエーテル化アミノ樹脂
は、有機溶剤やアルキド樹脂、エポキシ樹脂、アクリル
樹脂またはポリエステル樹脂などに対して、特に高い相
溶性を示すというものである。さらに、本発明のアルキ
ルエーテル化アミノ樹脂は、室温であれば、長期に保存
しても、増粘したり硬化することもなく、極めて高い安
定性を示すというものである。
【0104】加えて、本発明のアルキルエーテル化アミ
ノ樹脂は、塗料用硬化剤として使用することができ、と
りわけ、塗料の硬化性にも優れるし、該樹脂を用いて得
られる塗膜は、とりわけ、可撓性、硬度、耐水性ならび
に耐煮沸性などに優れるというものである。
【0105】さらには、本発明のアルキルエーテル化ア
ミノ樹脂は、特に、成形材料、化粧板、接着剤あるいは
繊維加工剤などとしてもまた、利用し適用することが出
来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】合成例1で得られた、2−(4,6−ジアミノ
−1,3,5−トリアジン−2−イル)−ベンゾイック
アシッドの赤外線吸収スペクトル図を示すためのチャー
トである。
【図2】実施例1で得られた、本発明のアルキルエーテ
ル化アミノ樹脂の赤外線吸収スペクトル図を示すための
チャートである。
【図3】実施例2で得られた、本発明のアルキルエーテ
ル化アミノ樹脂の赤外線吸収スペクトル図を示すための
チャートである。
【図4】実施例3で得られた、本発明のアルキルエーテ
ル化アミノ樹脂の赤外線吸収スペクトル図を示すための
チャートである。
【図5】比較例1で得られた、対照用のアルキルエーテ
ル化アミノ樹脂の赤外線吸収スペクトル図を示すための
チャートである。
【図6】比較例2で得られた、対照用のアルキルエーテ
ル化アミノ樹脂の赤外線吸収スペクトル図を示すための
チャートである。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(I) 【化1】 〔ただし、式中のXは、−CH2 または−CH2OCH2
    なる基を、R1 、R2 およびR3 は、それぞれ、同一で
    あっても異なってもよい、水素原子または−CH2 OH
    もしくは−CH2OR4(ここにおいて、R4 は低級アル
    キル基を表わすものとする。)なる原子団ないしは基を
    表わすものとし、しかも、上記R2とR3 とは、一体と
    なって、上記Xを形成してもよいものとする。〕で示さ
    れる繰り返し単位を有することを特徴とする、新規なア
    ルキルエーテル化アミノ樹脂。
  2. 【請求項2】 一般式(I) 【化2】 〔ただし、式中のXは、−CH2 または−CH2OCH2
    なる基を、R1 、R2 およびR3 は、それぞれ、同一で
    あっても異なってもよい、水素原子または−CH2 OH
    もしくは−CH2OR4(ここにおいて、R4 は低級アル
    キル基を表わすものとする。)なる原子団ないしは基を
    表わすものとし、しかも、上記R2とR3 とは、一体と
    なって、上記Xを形成してもよいものとする。〕で示さ
    れる繰り返し単位を有し、しかも、ゲル・パーミェーシ
    ョン・クロマトグラフィーにより求められる重量平均分
    子量が350〜5,000であることを特徴とする、新
    規なアルキルエーテル化アミノ樹脂。
  3. 【請求項3】 前記した一般式(I)中のR1 、R2
    よびR3 よりなる群から選ばれる、少なくとも1種のも
    のが、−CH2OR4(ここにおいて、R4 は低級アルキ
    ル基を表わすものとする。)なる原子団ないしは基であ
    る、請求項1に記載の樹脂。
  4. 【請求項4】 前記した一般式(I)中のR1 、R2
    たはR3 のうちの一つが、−CH2OR4(ここにおい
    て、R4 は低級アルキル基を表わすものとする。)なる
    原子団ないしは基であり、その残りが、水素原子または
    −CH2 OHなる原子団ないしは基である、請求項1に
    記載の樹脂。
  5. 【請求項5】 式(II) 【化3】 で示される2−(4,6−ジアミノ−1,3,5−トリ
    アジン−2−イル)−ベンゾイックアシッドを、ホルム
    アルデヒドで以てメチロール化せしめ、次いで、炭素数
    が1〜6なるアルコールで以てアルキルエーテル化せし
    めることを特徴とする、一般式(I) 【化4】 〔ただし、式中のXは、−CH2 または−CH2OCH2
    なる基を、R1 、R2 およびR3 は、それぞれ、同一で
    あっても異なってもよい、水素原子または−CH2 OH
    もしくは−CH2OR4(ここにおいて、R4 は低級アル
    キル基を表わすものとする。)なる原子団ないしは基を
    表わすものとし、しかも、上記R2とR3 とは、一体と
    なって、上記Xを形成してもよいものとする。〕で示さ
    れる繰り返し単位を有する、アルキルエーテルアミノ樹
    脂の製造方法。
  6. 【請求項6】 式(II) 【化5】 で示される2−(4,6−ジアミノ−1,3,5−トリ
    アジン−2−イル)−ベンゾイックアシッドを、ホルム
    アルデヒドで以てメチロール化せしめ、次いで、炭素数
    が1〜6なるアルコールで以てアルキルエーテル化せし
    めることを特徴とする、一般式(I) 【化6】 〔ただし、式中のXは、−CH2 または−CH2OCH2
    なる基を、R1 、R2 およびR3 は、それぞれ、同一で
    あっても異なってもよい、水素原子または−CH2 OH
    もしくは−CH2OR4(ここにおいて、R4 は低級アル
    キル基を表わすものとする。)なる原子団ないしは基を
    表わすものとし、しかも、上記R2とR3 とは、一体と
    なって、上記Xを形成してもよいものとする。〕で示さ
    れる繰り返し単位を有し、しかも、ゲル・パーミェーシ
    ョン・クロマトグラフィーにより求められる重量平均分
    子量が350〜5,000なる、アルキルエーテル化ア
    ミノ樹脂の製造法。
  7. 【請求項7】 前記した一般式(I)中のR1 、R2
    たはR3 のうちの一つが、−CH2OR4(ここにおい
    て、R4 は低級アルキル基を表わすものとする。)なる
    原子団ないしは基であり、その残りが、水素原子または
    −CH2 OHなる原子団ないしは基である、請求項5に
    記載の製造方法。
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