JPH08175424A - リヤピラーのシートベルトリトラクタ取付部構造 - Google Patents
リヤピラーのシートベルトリトラクタ取付部構造Info
- Publication number
- JPH08175424A JPH08175424A JP6318025A JP31802594A JPH08175424A JP H08175424 A JPH08175424 A JP H08175424A JP 6318025 A JP6318025 A JP 6318025A JP 31802594 A JP31802594 A JP 31802594A JP H08175424 A JPH08175424 A JP H08175424A
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- Japan
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- seat belt
- belt retractor
- pillar inner
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 リヤピラーインナのシートベルトリトラクタ
取付剛性を高められ、かつ、該取付部周りの遮音効果と
防塵効果を得ることができるリヤピラーのシートベルト
リトラクタ取付部構造の提供を図る。 【構成】 リヤピラーインナ２に開口部８を形成してそ
の周縁部にリヤピラーアウタ３側に向けて周壁８Ａを延
設し、周壁８Ａのフランジ８ａをリヤピラーインナ２の
裏面に接合したピラーレインフォース４に接合してボッ
クス部２０を形成し、シートベルトリトラクタ９を該ボ
ックス部２０に収容してブラケット１１の上下端部１１
ａ，１１ｂを開口部８の上下周縁部に締結固定してあ
る。
取付剛性を高められ、かつ、該取付部周りの遮音効果と
防塵効果を得ることができるリヤピラーのシートベルト
リトラクタ取付部構造の提供を図る。 【構成】 リヤピラーインナ２に開口部８を形成してそ
の周縁部にリヤピラーアウタ３側に向けて周壁８Ａを延
設し、周壁８Ａのフランジ８ａをリヤピラーインナ２の
裏面に接合したピラーレインフォース４に接合してボッ
クス部２０を形成し、シートベルトリトラクタ９を該ボ
ックス部２０に収容してブラケット１１の上下端部１１
ａ，１１ｂを開口部８の上下周縁部に締結固定してあ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のリヤピラーのシ
ートベルトリトラクタ取付部構造に関する。
ートベルトリトラクタ取付部構造に関する。
【０００２】
【従来の技術】自動車の後部上下方向骨格部材を構成す
るリヤピラーのリヤピラーインナには、後席乗員の拘束
用のシートベルトリトラクタを配設するようにしてい
る。
るリヤピラーのリヤピラーインナには、後席乗員の拘束
用のシートベルトリトラクタを配設するようにしてい
る。
【０００３】これを図５〜７によって説明すると、１は
リヤピラーインナ２とリヤピラーアウタ３とで閉断面に
形成したリヤピラーを示す。
リヤピラーインナ２とリヤピラーアウタ３とで閉断面に
形成したリヤピラーを示す。
【０００４】リヤピラーインナ２の裏面にはピラーレイ
ンフォース４をその周縁フランジ４ａ部分でスポット溶
接により接合して、前記リヤピラーインナ２とリヤピラ
ーアウタ３との間の閉断面部５内でこれらリヤピラーイ
ンナ２とピラーレインフォース４との間にも閉断面部６
を形成してリヤピラー１の剛性を高めてある。
ンフォース４をその周縁フランジ４ａ部分でスポット溶
接により接合して、前記リヤピラーインナ２とリヤピラ
ーアウタ３との間の閉断面部５内でこれらリヤピラーイ
ンナ２とピラーレインフォース４との間にも閉断面部６
を形成してリヤピラー１の剛性を高めてある。
【０００５】リヤピラーインナ２のウエスト部分のリヤ
パーセルパネル７を接合した近傍部位には、前記リヤピ
ラーインナ２とピラーレインフォース４との間の閉断面
部６に連通する開口部８を形成して、該開口部８にシー
トベルトリトラクタ９を配設するようにしている。
パーセルパネル７を接合した近傍部位には、前記リヤピ
ラーインナ２とピラーレインフォース４との間の閉断面
部６に連通する開口部８を形成して、該開口部８にシー
トベルトリトラクタ９を配設するようにしている。
【０００６】具体的には、遮音および防塵のため開口部
８から閉断面部６内に樹脂製のボックス状のカバー１３
を挿入配置し、このカバー１２内にシートベルトリトラ
クタ９を収容してリトラクタハウジング１０に接合固定
したブラケット１１の上下端部１１ａ，１１ｂと共にカ
バー１３の上下周縁を開口部８の上下周縁部にボルト・
ナット１４により締結固定している。
８から閉断面部６内に樹脂製のボックス状のカバー１３
を挿入配置し、このカバー１２内にシートベルトリトラ
クタ９を収容してリトラクタハウジング１０に接合固定
したブラケット１１の上下端部１１ａ，１１ｂと共にカ
バー１３の上下周縁を開口部８の上下周縁部にボルト・
ナット１４により締結固定している。
【０００７】ブラケット１１の上端部１１ａにはカバー
１３の周縁およびリヤピラーインナ２に設けた係止孔１
３ａ、２ａに係着するフック１１Ｃを突設して、シート
ベルトリトラクタ９を仮止めできるようにしてある。
１３の周縁およびリヤピラーインナ２に設けた係止孔１
３ａ、２ａに係着するフック１１Ｃを突設して、シート
ベルトリトラクタ９を仮止めできるようにしてある。
【０００８】また、シートベルト１２はリトラクタハウ
ジング１０から上方へ引き出されて図外の後席乗員に装
着され、乗員拘束時にはシートベルト１２を介してシー
トベルトリトラクタ９に斜め上方への外力が作用するた
め、ブラケット１１の下端部１１ｂをボルト・ナット１
４固定する開口部８の下縁裏面には比較的板厚の大きい
ブレース１５を接合して補強してある。
ジング１０から上方へ引き出されて図外の後席乗員に装
着され、乗員拘束時にはシートベルト１２を介してシー
トベルトリトラクタ９に斜め上方への外力が作用するた
め、ブラケット１１の下端部１１ｂをボルト・ナット１
４固定する開口部８の下縁裏面には比較的板厚の大きい
ブレース１５を接合して補強してある。
【０００９】この類似構造は、例えば特開平４−１５４
４８６号公報に示されている。
４８６号公報に示されている。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】リヤピラーインナ２の
裏面にピラーレインフォース４を接合し閉断面６を形成
してピラー剛性を高めた部分にシートベルトリトラクタ
９を取付けてあっても、該リヤピラーインナ２自体は一
枚パネルであるため前述のようにリヤピラーインナ２面
にシートベルトリトラクタ９を締結固定した場合、下側
のブレース１５の板厚を大きくしたとしてもリヤピラー
インナ２の面剛性が低く、シートベルトリトラクタ９の
取付剛性を高めることは難しい。
裏面にピラーレインフォース４を接合し閉断面６を形成
してピラー剛性を高めた部分にシートベルトリトラクタ
９を取付けてあっても、該リヤピラーインナ２自体は一
枚パネルであるため前述のようにリヤピラーインナ２面
にシートベルトリトラクタ９を締結固定した場合、下側
のブレース１５の板厚を大きくしたとしてもリヤピラー
インナ２の面剛性が低く、シートベルトリトラクタ９の
取付剛性を高めることは難しい。
【００１１】しかも、リヤピラーインナ２にシートベル
トリトラクタ９の取付けのため開口部８を形成してある
ため、リヤピラーインナ２の面剛性が更に低下してしま
うことは否めない。
トリトラクタ９の取付けのため開口部８を形成してある
ため、リヤピラーインナ２の面剛性が更に低下してしま
うことは否めない。
【００１２】また、開口部８には遮音および防塵のため
のボックス状に別成形した樹脂製のカバー１３を装着す
るため、部品点数、部品管理工数および組付け工数が嵩
んでコスト的にも不利となってしまう。
のボックス状に別成形した樹脂製のカバー１３を装着す
るため、部品点数、部品管理工数および組付け工数が嵩
んでコスト的にも不利となってしまう。
【００１３】そこで、本発明は専用の補強部材を用いる
ことなくシートベルトリトラクタの取付剛性を高めると
共に、専用のカバー部材を用いなくても該シートベルト
リトラクタの取付部周りの遮音および防塵を行うことが
できるリヤピラーのシートベルトリトラクタ取付部構造
を提供するものである。
ことなくシートベルトリトラクタの取付剛性を高めると
共に、専用のカバー部材を用いなくても該シートベルト
リトラクタの取付部周りの遮音および防塵を行うことが
できるリヤピラーのシートベルトリトラクタ取付部構造
を提供するものである。
【００１４】
【課題を解決するための手段】請求項１にあっては、リ
ヤピラーインナに開口部を形成してその周縁部にリヤピ
ラーアウタ側に向けて周壁を延設し、該周壁の端縁部を
前記リヤピラーインナの裏面に接合されて該リヤピラー
インナとの間に閉断面部を形成するリヤピラーレインフ
ォース面に突合わせて接合してボックス部を形成し、シ
ートベルトリトラクタを該ボックス部に収容して前記開
口部の周縁部に締結固定したことを特徴としている。
ヤピラーインナに開口部を形成してその周縁部にリヤピ
ラーアウタ側に向けて周壁を延設し、該周壁の端縁部を
前記リヤピラーインナの裏面に接合されて該リヤピラー
インナとの間に閉断面部を形成するリヤピラーレインフ
ォース面に突合わせて接合してボックス部を形成し、シ
ートベルトリトラクタを該ボックス部に収容して前記開
口部の周縁部に締結固定したことを特徴としている。
【００１５】請求項２にあっては、請求項１に記載のリ
ヤピラーインナを開口部の略中央部分で上下に分割した
アッパパネルとロアパネルとで構成したことを特徴とし
ている。
ヤピラーインナを開口部の略中央部分で上下に分割した
アッパパネルとロアパネルとで構成したことを特徴とし
ている。
【００１６】
【作用】請求項１によれば、リヤピラーインナの開口部
の周縁部に延設した周壁が該リヤピラーインナの裏面に
接合したピラーインナレインフォース面に接合されてい
て、該周壁が開口部周縁の補強壁として機能してシート
ベルトリトラクタの取付剛性を著しく高めることができ
る。
の周縁部に延設した周壁が該リヤピラーインナの裏面に
接合したピラーインナレインフォース面に接合されてい
て、該周壁が開口部周縁の補強壁として機能してシート
ベルトリトラクタの取付剛性を著しく高めることができ
る。
【００１７】また、周壁はその端縁部をピラーレインフ
ォース面に突合わせて接合して、リヤピラーインナとピ
ラーレインフォースとで形成した閉断面部と画成された
ボックス部を形成しているから、専用のカバー部材を用
いなくてもシートベルトリトラクタ取付部分の遮音と防
塵機能を得ることがきる。
ォース面に突合わせて接合して、リヤピラーインナとピ
ラーレインフォースとで形成した閉断面部と画成された
ボックス部を形成しているから、専用のカバー部材を用
いなくてもシートベルトリトラクタ取付部分の遮音と防
塵機能を得ることがきる。
【００１８】請求項２によれば、リヤピラーインナを開
口部の略中央部分で上下に分割したアッパパネルとロア
パネルとで構成しているため、これらアッパパネルとロ
アパネルの接続側の端部に開口部および周壁の形成のた
めの絞り加工部を設ければよく、深絞り成形しても成形
時にパネル材の成形型内への肉滑りがスムーズに行われ
て板切れやしわの発生を回避できるから、品質低下や製
造歩留りの低下を伴うことなくパネル材の深絞り成形を
容易に行え、成形性を向上できてコストダウンと品質感
の向上とを実現することができる。
口部の略中央部分で上下に分割したアッパパネルとロア
パネルとで構成しているため、これらアッパパネルとロ
アパネルの接続側の端部に開口部および周壁の形成のた
めの絞り加工部を設ければよく、深絞り成形しても成形
時にパネル材の成形型内への肉滑りがスムーズに行われ
て板切れやしわの発生を回避できるから、品質低下や製
造歩留りの低下を伴うことなくパネル材の深絞り成形を
容易に行え、成形性を向上できてコストダウンと品質感
の向上とを実現することができる。
【００１９】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面と共に前記従
来の構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。
来の構成と同一部分に同一符号を付して詳述する。
【００２０】図１〜４において、リヤピラー１はリヤピ
ラーインナ２とリヤピラーアウタ３とで閉断面に形成し
てある。
ラーインナ２とリヤピラーアウタ３とで閉断面に形成し
てある。
【００２１】リヤピラーインナ２の裏面には周縁フラン
ジ４ａ部分で該リヤピラーインナ２面に接合したピラー
レインフォース４を配設して、リヤピラーインナ２とリ
ヤピラーアウタ３との間の閉断面部５内でこれらリヤピ
ラーインナ２とピラーレインフォース４との間にも閉断
面部６を形成してピラー剛性を高めてある。
ジ４ａ部分で該リヤピラーインナ２面に接合したピラー
レインフォース４を配設して、リヤピラーインナ２とリ
ヤピラーアウタ３との間の閉断面部５内でこれらリヤピ
ラーインナ２とピラーレインフォース４との間にも閉断
面部６を形成してピラー剛性を高めてある。
【００２２】リヤピラーインナ２のウエスト部分のリヤ
パーセルパネル７を接合した近傍部位には開口部８を形
成してあり、この開口部８の周縁部にリヤピラーアウタ
３側に向けて周壁８Ａを延設してある。
パーセルパネル７を接合した近傍部位には開口部８を形
成してあり、この開口部８の周縁部にリヤピラーアウタ
３側に向けて周壁８Ａを延設してある。
【００２３】この周壁８Ａの端縁部にはフランジ８ａを
曲折成形してあって、該フランジ８ａをピラーレインフ
ォース４面に突合わせて周囲をスポット溶接により接合
し、前記閉断面部６と画成されたボックス部２０を形成
してある。
曲折成形してあって、該フランジ８ａをピラーレインフ
ォース４面に突合わせて周囲をスポット溶接により接合
し、前記閉断面部６と画成されたボックス部２０を形成
してある。
【００２４】シートベルトリトラクタ９は、前記ボック
ス部２０に収容し、ブラケット１１の上端部１１ａのフ
ック１１ｃをリヤピラーインナ２の開口部８の上縁部分
の係止孔２ａに挿入係着して仮止めし、該ブラケット１
１の上端部１１ａと下端部１ｂを介して開口部８の上下
周縁部分にボルト・ナット１４により締結固定してあ
る。
ス部２０に収容し、ブラケット１１の上端部１１ａのフ
ック１１ｃをリヤピラーインナ２の開口部８の上縁部分
の係止孔２ａに挿入係着して仮止めし、該ブラケット１
１の上端部１１ａと下端部１ｂを介して開口部８の上下
周縁部分にボルト・ナット１４により締結固定してあ
る。
【００２５】本実施例では前記リヤピラーインナ２を開
口部８の略中央部分で上下に分割したアッパパネル２Ａ
とロアパネル２Ｂとで構成している。
口部８の略中央部分で上下に分割したアッパパネル２Ａ
とロアパネル２Ｂとで構成している。
【００２６】従って、これらアッパパネル２Ａとロアパ
ネル２Ｂの各接続側の端部に前記開口部８および周壁８
Ａの形成のための絞り加工部が設けられ、アッパパネル
２Ａの下端縁にロアパネル２Ｂの上端縁を重合してスポ
ット溶接により接合してある。
ネル２Ｂの各接続側の端部に前記開口部８および周壁８
Ａの形成のための絞り加工部が設けられ、アッパパネル
２Ａの下端縁にロアパネル２Ｂの上端縁を重合してスポ
ット溶接により接合してある。
【００２７】また、本実施例ではシートベルトリトラク
タ９のブラケット１１の下端部１１ｂをボルト・ナット
１４固定する開口部８の下縁部裏面にブレース１５Ａを
接合配置してあるが、このブレース１５Ａは後述する理
由により板厚が薄く小形のものが用いられている。
タ９のブラケット１１の下端部１１ｂをボルト・ナット
１４固定する開口部８の下縁部裏面にブレース１５Ａを
接合配置してあるが、このブレース１５Ａは後述する理
由により板厚が薄く小形のものが用いられている。
【００２８】以上の実施例構造によれば、リヤピラーイ
ンナ２の開口部８の周縁部に延設した周壁８Ａのフラン
ジ８ａを該リヤピラーインナ２の裏面に接合したピラー
レインフォース４面に接合してあるから、この周壁８Ａ
が開口部８周縁とピラーレインフォース４とを継ぐ補強
壁として機能し、リヤピラーインナ２の開口部周りの面
剛性を高めてシートベルトリトラクタ９の取付剛性を著
しく高めることができる。
ンナ２の開口部８の周縁部に延設した周壁８Ａのフラン
ジ８ａを該リヤピラーインナ２の裏面に接合したピラー
レインフォース４面に接合してあるから、この周壁８Ａ
が開口部８周縁とピラーレインフォース４とを継ぐ補強
壁として機能し、リヤピラーインナ２の開口部周りの面
剛性を高めてシートベルトリトラクタ９の取付剛性を著
しく高めることができる。
【００２９】また、この周壁８Ａは前述のように端縁部
のフランジ８ａをピラーレインフォース４面に突合わせ
て周囲を接合して、リヤピラーインナ２とピラーレイン
フォース４とで形成した閉断面部６と画成されたボック
ス部２０を形成しているから、従来の如きボックス状の
カバー１２（図５，６参照）を用いなくてもシートベル
トリトラクタ取付部分の遮音と防塵機能が得られ、コス
トダウンに大きく寄与することができる。
のフランジ８ａをピラーレインフォース４面に突合わせ
て周囲を接合して、リヤピラーインナ２とピラーレイン
フォース４とで形成した閉断面部６と画成されたボック
ス部２０を形成しているから、従来の如きボックス状の
カバー１２（図５，６参照）を用いなくてもシートベル
トリトラクタ取付部分の遮音と防塵機能が得られ、コス
トダウンに大きく寄与することができる。
【００３０】また、特に本実施例ではリヤピラー２を開
口部８の略中央部分で上下に分割したアッパパネル２Ａ
とロアパネル２Ｂとで構成しているため、これらアッパ
パネル２Ａとロアパネル２Ｂの接続側の端部に開口部８
および周壁８Ａの形成のための絞り加工部を設ければよ
く、深絞り成形しても成形時にパネル材の成形型内への
肉滑りがスムーズに行われて板切れやしわの発生を回避
できるから、品質低下や製造歩留りの低下を伴うことな
くパネル材の深絞り成形を容易に行うことができる。
口部８の略中央部分で上下に分割したアッパパネル２Ａ
とロアパネル２Ｂとで構成しているため、これらアッパ
パネル２Ａとロアパネル２Ｂの接続側の端部に開口部８
および周壁８Ａの形成のための絞り加工部を設ければよ
く、深絞り成形しても成形時にパネル材の成形型内への
肉滑りがスムーズに行われて板切れやしわの発生を回避
できるから、品質低下や製造歩留りの低下を伴うことな
くパネル材の深絞り成形を容易に行うことができる。
【００３１】なお、前記実施例ではリヤインナパネル２
をアッパパネル２Ａとロアパネル２Ｂとに上下に分割し
たものを示したが、一枚パネルのものであってもよいこ
とは勿論である。
をアッパパネル２Ａとロアパネル２Ｂとに上下に分割し
たものを示したが、一枚パネルのものであってもよいこ
とは勿論である。
【００３２】
【発明の効果】以上、本発明によれば次に述べる効果を
奏せられる。
奏せられる。
【００３３】請求項１によれば、リヤピラーインナの開
口部の周縁部にリヤピラーアウタ側に向けて周壁を延設
し、その端縁部をリヤピラーインナの裏面に接合したピ
ラーレインフォース面に突合わせて接合してあるから、
この周壁が開口部周縁とピラーレインフォースとを継ぐ
補強壁として機能し、リヤピラーインナの開口部周りの
面剛性を高めてシートベルトリトラクタの取付剛性を著
しく高めることができる。
口部の周縁部にリヤピラーアウタ側に向けて周壁を延設
し、その端縁部をリヤピラーインナの裏面に接合したピ
ラーレインフォース面に突合わせて接合してあるから、
この周壁が開口部周縁とピラーレインフォースとを継ぐ
補強壁として機能し、リヤピラーインナの開口部周りの
面剛性を高めてシートベルトリトラクタの取付剛性を著
しく高めることができる。
【００３４】また、周壁はその端縁部をピラーレインフ
ォース面に突合わせて接合して、リヤピラーインナとピ
ラーレインフォースとで形成した閉断面部と画成された
ボックス部を形成しているから、専用のカバー部材を用
いなくてもシートベルトリトラクタ取付部分の遮音と防
塵機能が得られてコストダウンに大きく寄与することが
できる。
ォース面に突合わせて接合して、リヤピラーインナとピ
ラーレインフォースとで形成した閉断面部と画成された
ボックス部を形成しているから、専用のカバー部材を用
いなくてもシートベルトリトラクタ取付部分の遮音と防
塵機能が得られてコストダウンに大きく寄与することが
できる。
【００３５】請求項２によれば、リヤピラーインナを開
口部の略中央部分で上下に分割したアッパパネルとロア
パネルとで構成しているため、これらアッパパネルとロ
アパネルの接続側の端部に開口部および周壁の形成のた
めの絞り加工部を設ければよいから、深絞り成形しても
成形時にパネル材の成形型内への肉滑りがスムーズに行
われて板切れやしわの発生を回避でき、品質低下や製造
歩留りの低下を伴うことなくパネル材の深絞り成形を容
易に行え、成形性を向上できてより一層コストダウンと
品質感の向上とを実現することができる。
口部の略中央部分で上下に分割したアッパパネルとロア
パネルとで構成しているため、これらアッパパネルとロ
アパネルの接続側の端部に開口部および周壁の形成のた
めの絞り加工部を設ければよいから、深絞り成形しても
成形時にパネル材の成形型内への肉滑りがスムーズに行
われて板切れやしわの発生を回避でき、品質低下や製造
歩留りの低下を伴うことなくパネル材の深絞り成形を容
易に行え、成形性を向上できてより一層コストダウンと
品質感の向上とを実現することができる。
【図１】本発明の一実施例を示す斜視図。
【図２】図１のＡ−Ａ線に沿う断面図。
【図３】図１のＢ−Ｂ線に沿う断面図。
【図４】図１のＣ−Ｃ線に沿う断面図。
【図５】従来の構造を示す斜視図。
【図６】図５のＤ−Ｄ線に沿う断面図。
【図７】図５のＥ−Ｅ線に沿う断面図。
１ リヤピラー ２ リヤピラーインナ ３ リヤピラーアウタ ４ ピラーレインフォース ６ 閉断面部 ８ 開口部 ８Ａ 周壁 ９ シートベルトリトラクタ ２０ ボックス部
Claims (2)
- 【請求項１】 リヤピラーインナに開口部を形成してそ
の周縁部にリヤーピラーアウタ側に向けて周壁を延設
し、該周壁の端縁部を前記リヤピラーインナの裏面に接
合されて該リヤピラーインナとの間に閉断面部を形成す
るピラーレインフォース面に突合わせて接合してボック
ス部を形成し、シートベルトリトラクタを該ボックス部
に収容して前記開口部の周縁部に締結固定したことを特
徴とするリヤピラーのシートベルトリトラクタ取付部構
造。 - 【請求項２】 リヤピラーインナを開口部の略中央部分
で上下に分割したアッパパネルとロアパネルとで構成し
たことを特徴とする請求項１記載のリヤピラーのシート
ベルトリトラクタ取付部構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31802594A JP3204008B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | リヤピラーのシートベルトリトラクタ取付部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31802594A JP3204008B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | リヤピラーのシートベルトリトラクタ取付部構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08175424A true JPH08175424A (ja) | 1996-07-09 |
| JP3204008B2 JP3204008B2 (ja) | 2001-09-04 |
Family
ID=18094663
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31802594A Expired - Fee Related JP3204008B2 (ja) | 1994-12-21 | 1994-12-21 | リヤピラーのシートベルトリトラクタ取付部構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3204008B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1449747A2 (de) * | 2003-02-22 | 2004-08-25 | Adam Opel Ag | Verstärkung an der C-Säule eines Kraftfahrzeugs |
| JP2008230410A (ja) * | 2007-03-20 | 2008-10-02 | Honda Motor Co Ltd | 車体側部構造 |
| JP2009051316A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Suzuki Motor Corp | シートベルトリトラクタの取付け構造 |
| US9371092B2 (en) | 2012-12-12 | 2016-06-21 | Hyundai Motor Company | Reinforcing structure of package tray side member for vehicle |
| CN106882146A (zh) * | 2015-12-16 | 2017-06-23 | 本田技研工业(中国)投资有限公司 | 安全带卷收器安装结构 |
| JP2018149953A (ja) * | 2017-03-14 | 2018-09-27 | 本田技研工業株式会社 | 車体後部構造 |
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