JPH0817491A - 異種ケーブル接続用コネクタ - Google Patents

異種ケーブル接続用コネクタ

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JPH0817491A
JPH0817491A JP6170480A JP17048094A JPH0817491A JP H0817491 A JPH0817491 A JP H0817491A JP 6170480 A JP6170480 A JP 6170480A JP 17048094 A JP17048094 A JP 17048094A JP H0817491 A JPH0817491 A JP H0817491A
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JP
Japan
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cables
cable
terminal
wire
housing
Prior art date
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Pending
Application number
JP6170480A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Kawamoto
明生 川本
Ryoji Nishimura
良二 西村
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AUTO SPLICE KK
Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
AUTO SPLICE KK
Nihon Plast Co Ltd
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Publication date
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  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
  • Connections By Means Of Piercing Elements, Nuts, Or Screws (AREA)
  • Multi-Conductor Connections (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 異種ケーブル同士を一括して容易かつ確実に
接続でき、また接続部の占有面積を従来より縮小し、か
つ、低コストのコネクタを提供すること。 【構成】 AV線100の端部を仮固定したカバーハウ
ジング60と、端子20を固定したベースハウジング1
0を有し、該カバーハウジング60をベースハウジング
10上に重ね合わせ、所定の工具を用いて圧力を加える
ことにより、端子20の電線受容スロット22に押し付
けられたAV線100の被覆が破られ内部の芯線101
と端子20が電気的に接続されると共に、端子20の他
端に設けたピアス片23により予めFFC90の導体部
に結線されているので、各AV線100とFFC90と
が各端子20を介して一括して簡単かつ確実に、しかも
雄、雌型コネクタを用いないので占有面積を少なくかつ
低コストで結線できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばフレキシブル・
フラット・ケーブル(以下、FFCと略記する。)と自
動車用電線(以下、AV線と略記する。)のように、異
種ケーブル同士を結線するために用いる異種ケーブル接
続用コネクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】複数の電線を並列配置して接続する電気
コネクタには種々のものがある。例えば、図9は特開昭
61−131379号(特公平6−28173号)公報
に示されたこの種の電気コネクタの1つである。この電
気コネクタ100はベースハウジング50とカバーハウ
ジング60とを備えている。そして、ベースハウジング
50のコンタクト受容孔51内には、一端にフォーク状
接触子53、他端に突き刺し当接部54を有するコンタ
クト52が挿入され、かつ、幅方向(図における矢印A
方向)に複数個配列されている。一方、カバーハウジン
グ60には、その電線受容溝61内に被覆電線70の端
部71が押し込まれ、当該カバーハウジング60の幅方
向(図における矢印B方向)に複数の被覆電線70が並
列に仮固定される。
【0003】次いで、カバーハウジング60をベースハ
ウジング50上の所定の位置に載せ、上部より圧力を加
える。すると、カバーハウジング60内の被覆電線70
にベースハウジング50内のコンタクト52の当接部5
3が突き当たり、さらに押圧力を加えることによって被
覆電線70の被覆を破り、芯線72と当接部53とが接
触する。このようにして、カバーハウジング60に仮固
定した複数の被覆電線70とベースハウジング50内の
複数のコンタクト52とが一括して結線できる構成とな
っている。
【0004】次に、もう1つのこの種の電気コネクタの
例を図10に示す。図10のものは、FFCの端部に取
り付けた接続用端子を介して相手側コネクタへ接続する
ようにしたものである。図において、80はFFCの端
部を示している。このFFCの端部80には接続用端子
82の一端に設けたクリンプ片81が突き通され、FF
C80の導体部を相互に接続するために上面で折曲げら
れて固定される。このクリンプ片81と一体的に設けら
れた先端タブ端子部83は、図示しない相手側コネクタ
に差し込まれ、該コネクタを介してFFC同士あるいは
FFCと単一線ケーブル等が相互に接続される。ここ
で、単一線ケーブルとは、ケーブル芯線として単線又は
撚線を含み、それら単線又は撚線を絶縁体で覆ったいわ
ゆるバラ線をいうものとする。従って、フラットケーブ
ルのように、複数のケーブル芯線が絶縁体により個々に
分離されないで幅方向に繋っているものは含まないもの
とする。本明細書の特許請求の範囲及び発明の詳細な説
明における「単一線ケーブル」とは、上記のような意味
のケーブルと解釈するものとする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の電気コネク
タを用いた接続方法では次のような解決すべき課題があ
った。 (1)図9の電気コネクタは、単一径の被覆電線70を
コンタクト52に一括して接続することを目的とするも
ので、外径の異なる異種の電線、例えばFFCとAV線
とを接続する場合には、それらFFC、AV線の端部に
それぞれ接続した一対の雄型、雌型コネクタを必要と
し、これらのコネクタを介して相互に接続することにな
る。このため接続部の占有面積が増大すると共に、コス
ト高となる問題があった。 (2)図10に示すものもFFCと他の電線等と接続す
る場合には接続用端子82が差し込まれる相手側コネク
タを必要とし、上記と同様に接続部の占有面積の増大、
接続作業の労力を要すること及びコスト高になる等の問
題があった。
【0006】本発明は上記のような各課題を解決するた
めになされたもので、異種ケーブルを一括して容易かつ
確実に接続でき、また接続部の占有面積を従来より縮小
することができる低コストの異種ケーブル接続用コネク
タを提供することを目的とするものである。
【0007】
【問題点を解決するための手段】本発明の異種ケーブル
用コネクタは、一端に単一線ケーブルの芯線を受け入れ
るスロット及び他端にフレキシブル・フラット・ケーブ
ルの絶縁被覆を貫通して上面にて折曲げて内部の導体部
と電気的に接続をなすピアス片を有する複数の端子と、
該端子が複数個並列配置されるベースハウジングと、該
ベースハウジングに固定された各端子に対応し、各単一
線ケーブルの端部を仮固定するための複数のケーブル収
容部を並設したカバーハウジングとを備え、該カバーハ
ウジングを前記ベースハウジングに被せて圧力を加える
ことにより各単一線ケーブルとフレキブル・フラット・
ケーブルとを一括して結線することを特徴とするもので
ある。
【0008】
【作用】本発明の異種ケーブル接続用コネクタは、単一
線ケーブルの端部を仮固定したカバーハウジングをベー
スハウジング上に重ね合わせ、所定の工具を用いて圧力
を加えることにより、端子のスロットに押し付けられた
単一線ケーブルの被覆が破られ、内部の芯線と端子が電
気的に接続されると共に、端子の他端に設けたピアス片
により予めFFCの導体部に結線されているので、各単
一線ケーブルとFFCの異種ケーブル同士が一括して簡
単かつ確実に、しかも占有面積が少なくて結線できる。
【0009】
【実施例】以下に、図面により本発明の実施例について
説明する。図1及び図2は本発明の異種ケーブル用コネ
クタの構成部品を分解して示した斜視図である。これら
の図において、符号10はベースハウジング全体を示し
ている。このベースハウジング10の内側の詳細を示し
たのが図3の斜視図である。図3において、ベースハウ
ジング10の幅方向(図示では矢印A方向)には、隔壁
11が等間隔で設けられている。また、ベースハウジン
グ10の両端部には、ベース部12より延在して立ち上
がる肉厚部13を有している。この肉厚部13には後述
するカバーハウジングの可撓性ロックアームが挿入され
る長孔14が形成されている。
【0010】上記隔壁11,11間には、図1及び図5
の拡大図に示した端子20が圧入固定される構成となっ
ている。上記端子20は、その長手方向の一端に単一線
ケーブルを圧接するための略箱状の単一線ケーブル接続
部21を有している。この接続部21の中間位置に電線
受容スロット22が形成されている。一方、端子20の
他端近傍には、該端子20の幅方向(図5の矢印A方
向)に複数組(図示では2組)のピアス片23,23が
対向配置されている。端子20の長手方向内側の1組の
ピアス片23,23と単一線ケーブル接続部21との間
には切込み部24を有し、この切込み部24を下方に押
圧して舌片24aを形成し、端子20の底面20より下
方に突き出させている。
【0011】再び、図3に戻ってベースハウジング10
の構成をさらに説明する。ベースハウジング10の隣接
する隔壁11,11間には、その一端部近傍にストレイ
ンリリーフ15が設けられている。このストレインリリ
ーフ15は、後述のカバーハウジングを圧接した場合の
単線ストッパとして利用される。一方、ベースハウジン
グ10の他端部近傍には、幅方向に複数の透孔16が形
成されている。これも後に詳述するが、FFCに対して
端子20をピアス結線する際に使用される工具のガイド
穴である。
【0012】次に、図4に示したカバーハウジングにつ
いて、その構成を説明する。なお、図4はカバーハウジ
ングを内側から見た斜視図である。図において、符号3
0はカバーハウジングの全体を示している。このカバー
ハウジング20の幅方向(矢印A方向)の両端には、ベ
ースハウジング10の長孔14に圧入される1対の可撓
性ロックアーム31,31が設けられ、この可撓性ロッ
クアーム31,31の先端部にはフック31aが形成さ
れている。上記のカバーハウジング10の軸方向(図4
の矢印B方向)の一端には、幅方向(矢印A方向)に等
間隔に突起32が設けられている。突起32の先端部に
は、拡径頭部32aが形成されている。なお、幅方向両
端の突起32,32の拡径頭部32bの形状は、かかる
部分には異形ケーブルを収容する必要がないため、拡径
頭部32aを垂直面で半截した片側のみの形状となって
いる。
【0013】上記隣接する突起32,32間には、ケー
ブル保持部33が形成され、このケーブル保持部33か
ら軸方向(矢印B方向)にケーブル受台34が連設され
ている。このケーブル受台34の上面は、異種ケーブル
の外形に合わせて円弧状に形成されている。上記ケーブ
ル受台34の図示後方には、その軸線と一致させてアー
ムレスト35が配置され、さらにその後方には、ケーブ
ル端部位置規制及び端子押さえ用のストッパ部36がカ
バーハウジング30と一体的に形成されている。また、
該ストッパ部36の後方には、FFCの端部を押さえる
ための突起部37が幅方向に複数分離して形成されてい
る。なお、図4では隠れているため、図1及び図2に表
わされているように、カバーハウジング30の軸方向略
中心位置に、単一線ケーブルの絶縁部が確認できるよう
に角穴部38が幅方向に等間隔に形成されている。
【0014】次に、上記の各構成部品を用いて、単一線
ケーブルとFFCとを一括接続方法を説明する。まず、
図1及び図5に示した端子20を図3のベースハウジン
グ10に装着する。すわわち、端子20の単一線ケーブ
ル接続部21がベースハウジング10の隣接する隔壁1
1,11間に収まるように挿入し、該接続部21の先端
部をストレインリリーフ15に当接させる。また、端子
20の底面25から下方に突出させた舌片24aをベー
スハウジング20に形成した凹部17(図8参照)に落
とし、端子20を位置決め固定する。このようにして、
隔壁11,11により形成されるすべての間隙に端子2
0を係止させる。次に、上記の各端子20の軸方向後端
に設けたピアス片23にFFC90を所定の工具を用い
て結線する。この場合、図示を省略した工具の下型にベ
ースハウジング10を載せると、下型から上方に延びる
突起が透孔16に挿入され該透孔16がガイドとなって
工具の上型と係合する。これらの係合動作によりピアス
片23がFFCの絶縁体に突き通され、該FFC90の
上面において略円弧状に折曲げられて各端子20とFF
C90の導体部91とがピアス結線される。以上のよう
にして接続が完了した後の状態を拡大して断面にて示し
たのが図6である。
【0015】一方、カバーハウジング30には、単一線
ケーブル、例えばAV線100を仮固定しておく。すな
わち、これを図1、図2及び図4を参照して説明する
と、カバーハウジング30のケーブル保持部33に、A
V線100の一端を圧入する。この場合に、AV線10
0の一端は、ケーブル受台34及びアームレスト35上
に乗り、またストッパ部36により当該AV線100の
端面が位置規制される。このようにして各ケーブル保持
部33にAV線100を仮固定したならば、前作業でF
FC90をピアス結線したベースハウジング10上に、
カバーハウジング30を被せる。すなわち、カバーハウ
ジング30の可撓性ロックアーム31をベースハウジン
グ10の長孔14に挿入するようにしてカバーハウジン
グ30を被せた後、所定工具を用いて当該カバーハウジ
ング30の上面から圧力を加える。
【0016】すると、カバーハウジング30に仮固定さ
れたAV線100の端部が、各端子20の電線受容スロ
ット22に、上方から下方に向かって押し付けられ、A
V線100の被覆を破って内部の芯線101と各端子2
0とが接触し、両者が電気的に結線される。この場合
に、カバーハウジング30に設けた角穴部38からAV
線100の絶縁部の上記スロット22への収まり状態が
確認できる。また、カバーハウジング30に設けたスト
レインリリーフ15に、AV線100の絶縁部が受け止
められる。一方、カバーハウジング30の可撓性ロック
アーム31は、ベースハウジング10の長孔14内に進
入し、そのフック31aが長孔14の下方に設けた段部
14aに係合する。以上のようにして結線が完了した状
態を示したのが図7及び図8の断面図である。これらの
図から分かるように、本発明ではAV線100等の単一
線ケーブルを仮固定したカバーハウジング30を、ベー
スハウジング10に重ねて圧力を加えるのみで、各単一
線ケーブルとFFC90等の異種ケーブル同士が端子2
0を介して簡単かつ確実に結線することができる。な
お、端子20の形状やベースハウジング10への収納個
数、ベースハウジング10及びカバーハウジング30の
各構成部分の形状等は上記実施例に限定されるものでは
なく、本発明の思想を逸脱しない限り種々の改変が可能
である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の異種ケー
ブル接続用コネクタは、単一線ケーブルの端部を仮固定
したカバーハウジングを、ベースハウジング上に重ね合
わせ、所定の工具を用いて圧力を加えるのみで、簡単か
つ確実に一括して結線できる。また、雄型コネクタ、雌
型コネクタ等を不要とし、さらには半田等を用いること
なく異種ケーブル同士を一括結線するため、接続部の信
頼性が高い。接続部の占有面積も狭くて済む。さらに単
一のコネクタであるため低コストの結線部が得られるな
どの数々の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の異種ケーブル用コネクタの構成部品を
分解して示した斜視図である。
【図2】上記異種ケーブル用コネクタを用いて異種ケー
ブル同士を接続する状態を示す斜視図である。
【図3】上記構成部品のうちのベースハウジングを内側
から見た斜視図である。
【図4】上記構成部品のうちのカバーハウジングを内側
から見た斜視図である。
【図5】上記構成部品のうちの端子の斜視図である。
【図6】上記図2におけるX−X線に沿うカバーハウジ
ングを除いた状態の断面図である。
【図7】上記図2におけるY−Y線に沿う断面図であ
る。
【図8】上記図2におけるZ−Z線に沿う断面図であ
る。
【図9】従来のこの種の電気コネクタの例を示す分解斜
視図である。
【図10】FFCと他のケーブル等との従来の接続方法
の1つを示す斜視図である。
【符号の説明】
10 ベースハウジング 11 隔壁 14 長孔 20 端子 21 単一線ケーブル受容部 22 スロット 23 ピアス片 30 カバーハウジング 31 可撓性ロックアーム 33 ケーブル収容部 90 FFC 100 AV線 101 芯線

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に単一線ケーブルの芯線を受け入れ
    るスロット及び他端にフレキシブル・フラット・ケーブ
    ルの絶縁被覆を貫通して上面にて折曲げて内部の導体部
    と電気的に接続をなすピアス片を有する複数の端子と、 該端子が複数個並列配置されるベースハウジングと、 該ベースハウジングに固定された各端子に対応し、各単
    一線ケーブルの端部を仮固定するための複数のケーブル
    収容部を並設したカバーハウジングとを備え、 該カバーハウジングを前記ベースハウジングに被せて圧
    力を加えることにより各単一線ケーブルとフレキブル・
    フラット・ケーブルとを一括して結線することを特徴と
    する異種ケーブル接続用コネクタ。
JP6170480A 1994-06-30 1994-06-30 異種ケーブル接続用コネクタ Pending JPH0817491A (ja)

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