JPH0511355U - ケーブル用金属スリーブ固定装置 - Google Patents

ケーブル用金属スリーブ固定装置

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JPH0511355U
JPH0511355U JP6450391U JP6450391U JPH0511355U JP H0511355 U JPH0511355 U JP H0511355U JP 6450391 U JP6450391 U JP 6450391U JP 6450391 U JP6450391 U JP 6450391U JP H0511355 U JPH0511355 U JP H0511355U
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JP
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cable
metal sleeve
jacket
fixing device
ring
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JP6450391U
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義次 藤浦
茂 石川
武夫 丹羽
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日本エー・エム・ピー株式会社
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ケーブルの端部の外被上に金属スリーブを安
定且つ確実に固定するケーブル用金属スリーブ固定装置
を提供すること。 【構成】 ケーブル10の端部の外被16に両側からスリッ
トSを形成する。このスリットSの端部近傍にワイヤ等
のリング状部材22を装着してスリットされた外被16a 、
16b を折り返す。その外周を必要に応じて熱収縮チュー
ブ等で固定して金属スリーブ18を被冠する。この金属ス
リーブ18は必要に応じて圧着(かしめ)して固定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は多芯ケーブル等の絶縁電線をコネクタのコンタクト等に接続する為に ケーブル端部をコネクタハウジングに安定に固定するケーブル用金属スリーブ固 定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
電子機器相互間の信号又はデータ伝送には多芯ケーブル(特にノイズが問題に なる場合には、シールドされたケーブル)を使用し、両端に任意形状構造のコネ クタを接続して行うのが一般的である。
【0003】 斯る目的又は用途の1例としてシールドされたデータリング(SDL)コネク タが提案され、電気通信分野及びコンピュータ分野で広く使用されている。斯る SDLコネクタの詳細は例えば特公平2-26348 号、特公平3-12432 号及び特公平 3-6627号公報等に開示されている。この種のコネクタは例えば4芯、即ち4本の 絶縁電線の周囲をシールド導体で覆い更に絶縁外被(又はシース)を有するケー ブルを用いる。このケーブルの各芯線に接続される4個のコンタクトを有する雄 雌同形の1対のコネクタを用い、各コネクタを上下反転させてコンタクト同士を 接続させると共に嵌合面に絶縁ハウジングと一体に形成されたラッチにより係合 保持する。尚、係合を解除するには、ラッチと一体に形成されたラッチ解除アー ムを用いている。各芯線とコンタクトとの接続は周知の圧接接続(IDC)技法 を用いている。
【0004】 斯るコネクタのコンタクトにケーブルの芯線を接続した後、コネクタとケーブ ルとを固定する為に、従来は金属スリーブをケーブルの外被上に直接又はフェル ールを介して圧着(かしめ)して固定し、この金属スリーブをコネクタハウジン グ内のシールド板等に接触させていた。
【0005】
【本考案が解決しようとする課題】
金属スリーブは長時間の使用中、特にコネクタとケーブル間に引張り力が作用 すると離脱し、その結果各絶縁電線(芯線)とコンタクト間に過剰な力が作用し て断線が生じる等の問題があった。
【0006】 従って、ケーブルと金属スリーブ間の固定が確実であって、電子機器の取扱い が多少の乱暴であっても金属スリーブがケーブルの外被から離脱することのない 堅牢なケーブル用金属スリーブ固定装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題解決の為の手段】
上述した課題解決ないし目的達成の為に、本考案によるケーブル用金属スリー ブ固定装置は、芯線をストリップしたケーブルの端部の外被の両側にスリットを 形成する。このスリット端部の近傍にワイヤ等の略リング状部材を装着する。こ のリング状部材を中心にスリットされた外被を折り返す。その外側に直接又は必 要に応じて熱収縮チューブを介して金属スリーブを被冠し固定する。
【0008】 斯る構成、特に外被のスリット端部にリング状部材を介して外被を折り返して いる為に、外被の折り返し端の直径が十分大きくなり、金属スリーブとケーブル に大きな張力が作用しても、また長時間使用しても金属スリーブが離脱する危険 はない。従って、金属スリーブはケーブル端部の外周に確実に固定される。
【0009】
【実施例】
以下、本考案のケーブル用金属スリーブ固定装置の好適実施例を添付図を参照 して詳細に説明する。
【0010】 図1(A)乃至(F)は本考案によるケーブル用金属スリーブ固定装置の組立 工程を示す図である。図1(A)に示す如く、ケーブル10は4本の絶縁電線又は 芯線12a 〜12d とドレイン線14を有し、その周囲にアルミニウム箔等のシールド (図示せず)及び最外周に絶縁外被(16) が被覆されている全体が略楕円状の断 面を有する。同図の如く、ケーブル10の一端の外被16及びシールドを所望長切除 して芯線12とドレイン線14を露出すると共に必要に応じて各芯線12の端部の絶縁 被覆を切除して導線13を露出(ストリップ) する。
【0011】 次に、図1(B)に示す如く、ケーブル10の端部に金属スリーブ18及び熱収縮 性のプラスチックチューブ20を挿入する。但し、金属スリーブ18及びチューブ20 は前述したストリップ工程(A)に先行して行ってもよい。
【0012】 その後、図1(C)に示す如く、ケーブル10の外被16の端部両側に鋭利なナイ フ等でスリットSを形成する。このスリットSの寸法は使用するケーブル10及び 金属スリーブ18の寸法に依存するが、例えば約10mm程度が一般的である。更に、 スリットSの形成前又は後に、図1(D)に示す如く、ケーブル10の外被16のス リットS末端近傍に好ましくは直径2mm程度のワイヤ(電線)で形成したリング 状部材22を装着する。このリング状部材22は図示の例では絶縁電線片を使用して いるが、特にこれに限定するものではなく、直径2mm程度の銅線等であってもよ い。特に、ケーブル10の外被16上に折曲げられ一時的に固定可能な半塑性材料で あるのが好ましい。ここで、リング状部材22は必ずしも円形(閉じていること) を必要とせず、U字状又はコ字状でもよい。
【0013】 次に、図1(E)に示す如く、スリットされた外被をリング状部材22を中心に 折り返して外被16上に重ねて、折り返し部16a 、16b を形成する。その折り返し 端部に前述した熱収縮チューブ20をスライドして覆い、加熱して固定する。尚、 この熱収縮チューブ20の使用は必須でなく、必要に応じてテープ等を巻回して固 定してもよく、或は全く省略してもよい。
【0014】 最後に、図1(F)に示す如く、熱収縮チューブ20上に金属スリーブ18を移動 して被冠し、その外部を必要に応じて工具を使用して中心方向に向けて圧着(か しめ)して、ケーブル10の外被16上に強固に固定することにより、本考案のケー ブル用金属スリーブ固定装置は完成する。
【0015】 このように構成されたケーブル用金属スリーブ固定装置は、外被16の端部がス リットSによりリング状部材22を中心にして折り返されて折り返し部16a 、16b を形成することを特徴とする。従って、金属スリーブ18のかしめ時に折り返し部 16a 、16b 及び熱収縮チューブ20が十分にクッション作用をして芯線12を損傷す ることはない。また、仮え、金属スリーブ18をかしめない場合にもリング状部材 22により外径が大きくなるので、金属スリーブ18が離脱することはないことに注 目されたい。
【0016】 図2は本考案によるケーブル用金属スリーブ固定装置30の好適実施例の斜視図 である。このケーブル用金属スリーブ固定装置30は実質的に図1(F)で完成し たものと同じである。尚、図示せずも、シールドが芯線14及びドレイン線14の配 列の上下に重ねられた導電金属箔等である場合には、スリットされた外被16の端 部16a 、16b と共に斯るシールド板も同時に折り返して金属スリーブ18の内面に 電気的に接触するように構成することも可能である。また、図2のケーブル10は 楕円形の断面であるが、円形断面のケーブルにも同様に実施可能であることが理 解できよう。
【0017】 図3は本考案によるケーブル用金属スリーブ固定装置30を使用するコネクタ組 立体の一例を示す。ケーブル10の右端には前述した如き従来のSDLコネクタ40 が接続され、左端にはプラグ50が接続されている。プラグ50は1対のラッチアー ム52、54を有する周知のコネクタであり、例えば特開昭59-173981 号公報に開示 されているプラグコネクタであるので、ここで詳細説明は省略する。本考案のケ ーブル用金属スリーブ固定装置30はSDLコネクタ40側に使用されている。これ は図4を参照して以下に説明する。
【0018】 図4は図3のSDLコネクタ40の内部構成を示す平面図である。このコネクタ 40は略矩形状の絶縁ハウジング42の内部に固定されたスリット付き圧接接続端子 部44及び弾性コンタクト部45を有する複数(4個)のコンタクト、短絡バー47、 及び弾性接触片48を有する内部シールド部材46を具えている。この端子部44には ケーブ10の芯線12が接続され、金属リング18を含む本考案のケーブル用金属スリ ーブ固定装置30は弾性接触片48間に挟持される。また、ドレイン線14は弾性接触 片48の基部の耳49に例えば半田接続される。
【0019】 以上、本考案のケーブル用金属スリーブ固定装置を好適実施例に則して詳述し た。しかし、本考案は上述した特定実施例のみに限定するべきではなく、必要に 応じて種々の変形変更が可能であること当該技術分野における通常の知識を有す る者には容易に理解し得よう。例えば、ケーブルは多芯のみならず同軸ケーブル にも、また断面形状も楕円のみならず円形又は平形いずれでもよい。更に、ケー ブルの一端のみならず両端、或は必要に応じてケーブルの途中のコネクタ接続等 にも同様に適用可能である。更にまた、リング状部材は絶縁ワイヤ等の両端を捻 り、外被の周囲に固定してもよい。
【0020】
【考案の効果】
本考案のケーブル用金属スリーブ固定装置によると、ケーブルの外被にスリッ トを形成し、リング状部材を装着して折り返し、その上に金属スリーブを挿入固 定する。従って、長時間使用しても、またケーブルに反復的に張力が加えられて も金属スリーブはケーブル端部から離脱する虞れはない。また、金属スリーブの 外部に工具を用いて圧着かしめ作業をしても、折り返された外被が緩衝材として 作用し、内部の芯線等を損傷することがない。その結果、高信頼性且つ作業性の 良いケーブル用金属スリーブ固定装置が実現でき、実用上の効果が顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のケーブル用金属スリーブ固定装置の製
造工程を示す概略図。
【図2】本考案のケーブル用金属スリーブ固定装置の好
適一実施例の斜視図。
【図3】本考案のケーブル用金属スリーブ固定装置を使
用するコネクタ組立体の一例を示す側面図。
【図4】図3のコネクタの内部拡大平面図。
【符号の説明】
10 ケーブル 12 芯線 16 外被 16a 、16b 折り返し部 S スリット 18 金属スリーブ 22 リング状部材

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 絶縁ケーブルの端部に金属スリーブを挿
    入して外被に固定するケーブル用金属スリーブ固定装置
    において、 前記ケーブル端部の前記外被の両側をスリットし、該ス
    リット端部近傍の前記外被上に装着したリング状部材
    と、 該リング状部材を軸にスリットされた前記外被を折り返
    した外側に挿入して固定された前記金属スリーブと、 を具えることを特徴とするケーブル用金属スリーブ固定
    装置。
JP1991064503U 1991-07-22 1991-07-22 ケーブル用金属スリーブ固定装置 Expired - Lifetime JP2593948Y2 (ja)

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KR20130053924A (ko) * 2011-11-16 2013-05-24 엘에스전선 주식회사 전력 케이블 외장 철선용 굽힘 치구
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