JPH0816958B2 - 防犯監視システム - Google Patents

防犯監視システム

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JPH0816958B2
JPH0816958B2 JP3327825A JP32782591A JPH0816958B2 JP H0816958 B2 JPH0816958 B2 JP H0816958B2 JP 3327825 A JP3327825 A JP 3327825A JP 32782591 A JP32782591 A JP 32782591A JP H0816958 B2 JPH0816958 B2 JP H0816958B2
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善則 前野
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茨城警備保障株式会社
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/18Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast

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  • Alarm Systems (AREA)
  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、事務所や店舗、学
校、銀行、或いは工場等々、監視の対象とする任意の区
域に設置された監視カメラによって撮像される撮像信号
に基づき、当該監視区域への不法侵入者の有無等を遠隔
監視する防犯監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の防犯システムとしては、
上記監視区域に対して予め熱線センサや赤外線センサな
どの防犯センサを配設しておき、この防犯センサによっ
て当該監視区域へ侵入者のあったことが検知されと、そ
の旨が公衆回線や専用回線を介して警備会社等に設置さ
れた集信装置に自動的に通報されるようにしたシステム
が周知である。そしてこのようなシステムでは、上記集
信装置に対する自動通報に基づいて警備員が現場に急行
し、異常が確認されれば、その場で警察署や消防署等、
必要機関に対する連絡、通報が行われることとなる。
【0003】なお通常、上記防犯センサと集信装置と
は、上記公衆回線や専用回線に対する自動発呼機能を有
する送信機、及び該送信機によるこれら公衆回線や専用
回線を通じた発呼に応じて当該伝送路を通信可能状態と
し、その後伝送される通報信号を上記集信装置に集信せ
しめる受信機等を介して接続されており、防犯センサに
より当該監視区域への侵入者が検知されると、 ( 1)該防犯センサによる侵入者検知信号に基づき送信機
が起動される。
【0004】( 2)該起動された送信機は、警備会社等に
設置される受信機を自動発呼する。
【0005】( 3)その結果、これら送受信機間の伝送路
が通信可能状態となる。
【0006】( 4)当該監視区域に関する識別情報等が付
加されているとする所定の通報信号が該伝送路を介して
送信機から受信機へ伝送される。
【0007】( 5)該伝送された通報信号は、受信機を通
じて所定に復調されて集信装置に入力される。
【0008】といった手順にて、上記集信装置に対する
自動通報が行われる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のシ
ステムにあっては、上記防犯センサの検知精度さえ高け
れば、その監視区域への侵入者の有無も、ある程度的確
に検知することは可能ではあるが、反面、こうした侵入
者の有無が上記防犯センサのみよって判断されることか
ら、例えば当該監視区域への侵入者が同監視区域の入館
有資格者であったような場合、ネズミや犬、猫、或いは
鳥等を侵入者として検知してしまったような場合、更に
はセンサ自身をはじめ上記送受信機等が誤動作してしま
ったような場合、等々を起因とする誤報も多く、信頼性
といった面では極めて低いものとなっている。監視区域
に配設された上記防犯センサや送信機等のいわゆる端末
装置を通じて上述した通報があったとしても、警備員が
現場に着き、その実態が確認されるまでは、それが的確
な通報であったか、或いは誤報であったかは、わからな
いのが実情である。
【0010】またこうしたシステムでは、たとえ上記通
報が的確なものであったとしても、警備員によって現場
の実態が確認されるまでの時間的なロスは避け得ないも
のとなっている。
【0011】なお近年は、信頼性の向上を図り、また確
認に緊急性を要する場合であっても対処できるように、
上記監視区域にITVカメラ等の監視カメラを併せ設置
し、端末装置がこの監視カメラによる撮像信号を上記通
報信号に併せて伝送することで、集信装置側が、この伝
送される撮像画像を適宜のディスプレイ装置を通じてモ
ニタしつつ、その場でほぼリアルタイムに現場の実態を
確認できるようにした防犯監視システムもあるにはある
が、監視区域への侵入者が同監視区域の入館有資格者で
あるか否か等については当該監視区域についての全ての
事情を知る者でない限り、たとえ警備員といえどもその
判断は困難であり、こうした撮像画像が必ずしも有効に
活用されているとはいえない実情にある。
【0012】特に近年は、端末装置の設置数も益々増加
される傾向にあり、該防犯監視システムとしての不法侵
入者の検知、通報精度はもとより、その信頼性に関する
問題も深刻である。
【0013】この発明は、こうした実情に鑑みてなされ
たものであり、監視区域への侵入者が検知された場合、
それが真に不法侵入者であるか否かを集信センター側で
自動的に、しかも迅速かつ的確に判断して、警察署等の
拘束機関に対しより信頼性の高い通報を行うことのでき
る防犯監視システムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】こうした目的を達成する
ため、この発明では、監視対象とする任意の監視区域に
設置された監視カメラによって撮像された撮像信号に基
づき当該監視区域についての監視情報を形成し、これを
所定の伝送路に送信する端末装置と、この伝送路を介し
て送信される監視情報を集信処理して1乃至複数の監視
区域についての監視情報を統括的に遠隔管理する集信装
置とを具える防犯監視システムを前提として、端末装置
には、 ( a)前記監視区域に配設されて、当該監視区域への侵入
者の有無を検知するセンサ手段。
【0015】( b)該センサ手段による侵入者有りの検知
に基づき前記監視カメラを起動して、該監視カメラによ
り撮像される撮像信号を順次取り込む監視制御手段。
【0016】( c)この取り込まれる撮像信号を画像情報
としてデータ化する画像処理手段。
【0017】( d)当該監視区域についての識別情報が予
め設定される識別情報設定手段。
【0018】( e)時刻データを出力する時計手段。
【0019】( f)前記センサ手段による侵入者有りの検
知に応じて、前記時計手段の時刻データを獲得し、前記
伝送路を通じて前記集信装置を発呼し、前記データ化さ
れた画像情報及び当該監視区域についての識別情報及び
この獲得した時刻データに基づき前記監視情報を構築
し、該構築した監視情報をこの発呼した集信装置に送信
する第1の通報制御手段。
【0020】をそれぞれ設け、集信装置には、 ( g)前記送信された監視情報から前記画像情報を分離し
てこれを復調する画像復調手段。
【0021】( h)同送信された監視情報から前記監視区
域についての識別情報を抽出する識別情報抽出手段。
【0022】( i)前記監視区域毎にそれら監視区域への
入館有資格者の画像情報が予め登録された画像データベ
ース。
【0023】( j)前記復調された画像情報を、この画像
データベースに登録されている画像情報のうちの前記抽
出された識別情報によって特定される監視区域について
の入館有資格者の画像情報の全てと照合して、同復調さ
れた画像情報がこの入館有資格者の画像情報の何れかと
一致するとき一致を示す信号を出力し、何れとも一致し
ないとき不一致を示す信号を出力する画像照合手段。
【0024】( k)この画像照合手段によって前記不一致
を示す信号が出力されるとき、拘束機関に予め設置され
た受信装置を発呼し、前記監視情報から抽出された識別
情報によって特定される監視区域に不法侵入者があった
旨を通報する非常通報情報を前記時刻データと共に構築
し、該構築した非常通報情報をこの発呼した受信装置に
対して送信する第2の通報制御手段。
【0025】をそれぞれ設けるようにする。
【0026】
【作用】上記( a)〜( f)の各手段を具えて構成される端
末装置によれば、当該監視区域への侵入者があった場
合、それが同監視区域への入館有資格者であるなしに係
わらず、その侵入者の顔や姿、挙動等が画像化され、該
画像化された情報が、上記第1の通報制御手段( f)を通
じて、当該監視区域についての識別情報及び同監視区域
への侵入時刻データと共に、監視情報として集信装置に
送られる。
【0027】他方、こうした監視情報を受け取った集信
装置では、この受け取った監視情報から画像情報、識別
情報、及び時刻データを分離するとともに、特に、上記
画像復調手段( g)を通じて分離、復調した画像情報につ
いてはこれを、上記画像照合手段( j)を通じて、画像デ
ータベース( i)内に予め登録されている画像情報と照合
する。
【0028】この画像データベース( i)とは上記のよう
に、各監視区域毎にそれら監視区域への入館有資格者
(通常複数人)の画像情報が例えば顔写真情報として予
め登録されたものであり、画像照合手段( j)では、上記
識別情報抽出手段( h)を通じて抽出された識別情報が与
えられることにより、この識別情報によって特定される
監視区域に対応して登録されている画像情報の全てを該
画像データベース( i)から検索し、これら検索した画像
情報と、上記端末装置から伝送され、復調された画像情
報とを順次照合する。なおこの際、該画像照合手段( j)
では例えば、 ( 1)上記復調された画像情報から複数個の静止画像を抽
出する。
【0029】( 2)これら抽出された各静止画像から顔部
分を更に抽出する。
【0030】( 3)これら抽出された各顔部分の画像から
正面顔写真モデルを作成する。
【0031】( 4)この作成された正面顔写真モデルに対
して上記画像データベース( i)に登録されている画像情
報のそれぞれ該当する画像、すなわち上記検索した画像
を重ね合わせる。
【0032】といった処理を行い、これら重ね合わせた
画像の輪郭及び特徴部分の抽出に基づいてそれらが一致
する人物のものであるか、或いは一致しない人物のもの
であるかを判断する。そしてこの結果、復調された画像
情報がこの入館有資格者の画像情報の何れかと一致する
とき上記一致を示す信号を出力し、何れとも一致しない
とき上記不一致を示す信号を出力する。
【0033】上記第2の通報制御手段( k)は、画像照合
手段( j)によるこのような画像照合処理の結果に基づ
き、同照合手段から不一致を示す信号が出力されること
ではじめて、すなわち上記侵入者が当該監視区域への入
館有資格者の何れとも一致しないことが判明されてはじ
めて、該侵入者が不法侵入者であるとして、その旨を、
上記非常通報情報によって拘束機関へ通報するものであ
り、その信頼性も自ずと高いものとなる。
【0034】なお、上記拘束機関に予め設置される受信
装置を例えばファクシミリ等の画像受信装置とし、上記
第2の通報制御手段( k)においても、上記送信する非常
通報情報として、上記監視情報から復調された画像情報
及び同監視情報から抽出された識別情報及び同監視情報
に含まれる時刻データに基づき所定に画像化した情報
(勿論、文字情報も含まれる)を構築するようにすれ
ば、その非常通報情報としての情報内容も更に充実した
ものとなり、例えば不法侵入者の拘束等にも大きく貢献
できるようになる。
【0035】また、特にこのような画像化された非常通
報情報を送信するようにした場合、上記集信装置自体に
も更に、 ( l)前記監視区域毎にそれら監視区域が含まれる建造物
の住所や同建造物中における当該監視区域の所在位置、
電話番号、同監視区域の特徴、等を示す関連情報が識別
情報との対応のもとに予め登録された識別情報関連情報
データベース。
【0036】( m)前記抽出された識別情報に基づきこの
識別情報関連情報データベースから対応する関連情報を
検索する識別情報処理手段。
【0037】を設け、上記第2の通報制御手段( k)を通
じて構築される非常通報情報に、この検索された識別情
報関連情報も付加されるようにすることが、該非常通報
情報としての充実度を更に高める上で望ましい。
【0038】
【実施例】図1に、この発明にかかる防犯監視システム
の一実施例を示す。
【0039】同図1に示されるように、この実施例のシ
ステムは、それぞれ伝送路PT1或いはPT2を介して
接続される端末装置100、集信装置200、及び通報
受信装置300の、大きくは3種の装置を具えて構成さ
れる。
【0040】このうち、端末装置100は、事務所や店
舗、学校、銀行、或いは工場等々、監視を依頼された家
屋や建造物の監視対象となる区域に各々対応して配設さ
れる装置であり、特に、これら監視対象となる区域、す
なわち監視区域WZの各々には、その区域への侵入者が
あった場合にこれを検知する熱線センサや赤外線センサ
等からなる防犯センサ101、及び同区域への侵入者を
撮像するためのITVカメラ等からなる監視カメラ10
2が設置されていて、これら防犯センサ101による検
知信号、及び監視カメラ102による撮像信号が、その
各対応する端末装置100に取り込まれるようになって
いる。
【0041】また、集信装置200は、例えば警備会社
等に配設される装置であり、ここでは通常、多数の監視
区域に各々対応して配設される上記端末装置100を通
じて報告される監視情報を上記伝送路PT1を介して一
括して受信しつつ、監視区域とする区域WZへの不法侵
入者の有無を統括的に遠隔監視する。そしてこの監視の
結果、監視区域WZへの不法侵入者が確認された場合に
は、伝送路PT2を介してその旨を通報受信装置300
に通報する。
【0042】通報受信装置300は、例えば警察署等の
拘束機関に配設される装置である。特にこの実施例のシ
ステムにあっては、上記集信装置200とこの通報受信
装置300との間で、ファクシミリによる画像授受が行
われるようになっているものとし、上記集信装置200
からは、その通報情報として、侵入のあった当該監視区
域の住所や電話番号、侵入時刻、同監視区域の特徴など
を示す文字情報をはじめ、当該侵入者の顔写真に相当す
る画像情報などが、この拘束機関に対してファクシミリ
送信されるものとする。
【0043】以下、同図1に示されるこれら各装置の具
体的な構成、並びにその動作を順次詳述する。
【0044】いま、図1に示される監視区域WZに対し
て侵入者があったとすると、同監視区域WZへの入館有
資格者であるなしに係わらず、その旨が、上記防犯セン
サ101によって検知される。この防犯センサ101に
よる検知信号は上記端末装置100内の監視制御部10
3に入力される。
【0045】監視制御部103は、図示しない適宜のス
イッチ手段のセット/リセット操作に応じて状態が切り
替わるとする信号S/Rによって、警戒のセット状態/
解除状態が切り替わるものであり、いまこれが、「警戒
のセット状態」にあるものとすると、すなわち夜間等、
当該監視区域WZが留守の状態となることに備えて、そ
この住人或いは社員等により上記スイッチ手段が事前に
「セット」操作され、その結果、監視区域WZが、上記
集信装置200を通じて遠隔監視される状態にあるとす
ると、該監視制御部103では、防犯センサ101から
上記検知信号が入力されることに応じて、上記監視カメ
ラ102及び第1通報制御部104に対し起動信号Eを
発し、これら監視カメラ102及び第1通報制御部10
4を能動状態とする。
【0046】こうして能動状態に制御された監視カメラ
102は、当該監視区域WZに侵入した侵入者の撮像を
開始し、その撮像信号IMを画像処理部105に送る。
なおこの監視カメラ102では、たとえ夜間等であって
も、数十秒程度の時間でこの侵入者についての撮像を完
了し得るものとする。
【0047】また、こうして撮像信号IMが送られる画
像処理部105は、該撮像信号IMを所定に画像データ
化するするための例えばA(アナログ)/D(ディジタ
ル)変換器をはじめとする各種機器、一時記憶用画像メ
モリ等々を具えて構成される周知の部分であり、上記監
視カメラ102によって撮像された侵入者についての撮
像信号IMは、この画像処理部105を通じて画像処理
されることにより、コンピュータ等によって処理するこ
との可能な画像データIMDとして、第1通報制御部1
04に加えられるようになる。
【0048】一方、監視カメラ102同様、上記監視制
御部103から発せられた起動信号Eによって能動状態
に制御された第1通報制御部104は、伝送路PT1を
通じて集信装置200を発呼しつつ、その間に、監視区
域ID(識別情報)設定器106から当該監視区域WZ
についてのID番号を取り込み、また時計107から上
記起動信号Eが与えられたときの、すなわち防犯センサ
101によって侵入者が検知されたときの時刻データT
を取り込み、更には上記画像処理部105を通じて画像
処理された同侵入者についての画像データIMDを取り
込んで、上記発呼により集信装置200との接続が確保
された時点でこれら各データを監視情報として集信装置
200に対して送信する。なお、第1通報制御部104
において、画像処理部105から取り込んだ画像データ
IMDは、データの冗長性を取り除くために、周知のデ
ータ圧縮等の処理が施されて上記集信装置200に対し
て送信される。
【0049】因みに、監視区域ID設定器106とは、
ディップスイッチ等を通じてハードウェア的に、或いは
ID番号設定用プログラムを通じてソフトウェア的に、
当該監視区域WZを特定するためのID番号を設定する
ための装置であり、また時計107とは、水晶発振器等
による発振動作に基づいて時刻データを出力するこれも
周知の装置である。これら監視区域ID設定器106及
び時計107は何れも、上記監視制御部103、或いは
第1通報制御部104に内蔵されるものであってもよ
い。
【0050】また、端末装置100を構成するこれら各
部は何れも、停電等によって給電が絶たれるようなこと
があっても各々の機能が維持されるよう、バックアップ
電源110によって常時、その必要とされる給電がバッ
クアップされるようになっている。
【0051】さて、端末装置100の上記第1通報制御
部104から、伝送路PT1を介して監視情報が送られ
る集信装置200では、この監視情報を受信制御部20
1を通して受信する。
【0052】受信制御部201は、上記第1の通報制御
部104による発呼に応じこれと協動して、当該端末装
置との接続を確保すべく、上記伝送路PT1を制御する
部分であり、その後、当該端末装置の第1の通報制御部
104から上記監視情報が伝送されることにより、これ
らを受信して、その受信信号をID抽出部202、時刻
データ抽出部203、及び画像復調部204へそれぞれ
出力する。
【0053】ID抽出部202は、この受信信号から、
侵入者のあった当該監視区域WZについての上記ID番
号情報IDを抽出する部分であり、時刻データ抽出部2
03は、同受信信号から上記侵入時刻データTを抽出す
る部分であり、また画像復調部204は、同受信信号か
ら当該侵入者についての上記画像情報を抽出するととも
に、その伝送に際して施された上記データ圧縮等の処理
を解き、これを上記コンピュータ処理の可能な画像デー
タIDMとして復調する部分である。そしてこの復調さ
れた画像データIDMは、ディスプレイ205に送られ
て、当該侵入者のリアルタイム画像としてその挙動等が
映し出されるとともに、画像照合部206にも送られ
て、画像データベースに予め登録されている画像データ
と照合処理される。
【0054】ここで、上記画像データベース207と
は、上記監視区域毎にそれら監視区域への入館有資格者
の画像情報が予め登録されているとするデータベースで
あり、また上記画像照合部206とは、上記復調された
画像データIMDを、この画像データベース207に登
録されている画像データのうちの上記ID抽出部202
を通じて抽出されたID番号情報IDによって特定され
る監視区域についての入館有資格者の画像データの全て
と照合して、同復調された画像データIMDが、この入
館有資格者の画像データの何れかと一致するとき一致を
示す信号Mを出力し、何れとも一致しないとき不一致を
示す信号NMを出力するものである。これら画像照合部
206及び画像データベース207を通じた画像照合処
理の一例について、図2を併せ参照して更に詳述する。
【0055】すなわちここでは、上記画像データベース
207に登録される画像データが、各入館有資格者の顔
写真に対応する画像データであるとし、これら画像デー
タのうちの上記抽出されたID番号情報IDに基づき画
像照合部206によって検索されたデータ、すなわち該
ID番号情報IDよって特定される当該監視区域WZに
ついてその入館有資格者として登録されている画像デー
タが、図2に検索データ207Zとして示される画像デ
ータであるとする。
【0056】こうして画像データ207Zを検索した画
像照合部206ではまず、この検索データ207Zを適
宜の画像メモリ(図示せず)に一時的に記憶し、次いで ( 1)静止画像抽出部2061を通じて、上記復調された
画像データIMDから複数個の静止画像を抽出する。
【0057】( 2)顔部分抽出部2062を通じて、これ
ら抽出された各静止画像から顔部分を更に抽出する。
【0058】( 3)正面モデル作成部2063を通じて、
これら抽出された各顔部分の画像から正面顔写真モデル
を作成する。
【0059】( 4)輪郭・特徴抽出部2064を通じて、
上記検索データ207Zのうちの1つの画像データ(顔
写真情報)を読み込むとともに、これを上記作成された
正面顔写真モデルに重ね合わせ、これら重ね合わせた画
像間の輪郭及び特徴部分の抽出する。
【0060】( 5)判定部2065を通じて、これら抽出
された輪郭及び特徴に基づき、それらが一致するか否
か、すなわち上記重ね合わせた画像データが同一人物の
ものか否か、を判定する。
【0061】( 6)上記( 4)及び( 5)の処理を、上記検索
データ207Zの全ての画像データについて繰り返す。
【0062】といった処理を順次実行し、上記判定部2
065での判定結果において、その全てが不一致と判定
されたとき、すなわち上記復調された画像データIMD
の人物が当該監視区域WZへの入館有資格者の何れでも
ない旨、判断されるとき、上記不一致を示す信号NM
を、上記正面モデル作成部2063を通じて作成した正
面顔写真モデルデータIMDFと共に、集信管理部20
8に対して出力する。また同判定部2065での判定結
果において、1つでも一致する旨の判定がなされた場
合、該画像照合部206は、上記一致を示す信号Mを、
同様に上記正面モデル作成部2063を通じて作成した
正面顔写真モデルデータIMDFと共に、集信管理部2
08に対して出力する。因みにここでの例では、上記画
像データIMDの人物は不法侵入者であって、該画像照
合部206からは、不一致を示す信号NMが出力される
ものとする。なお、こうした画像照合処理そのものは、
専用コンピュータの導入によって、高々60秒程度の時
間にて完了することができる。
【0063】一方、集信装置200では、この画像照合
処理と並行して、上記ID抽出部202によって抽出さ
れたID番号情報IDに基づき、それに関連する情報の
検索が、ID情報処理部209及びID関連情報データ
ベース210を通じて実行される。
【0064】すなわち、ID関連情報データベース21
0とは、上記監視区域毎に、それら監視区域が含まれる
建造物の住所や同建造物中における当該監視区域の所在
位置、電話番号、同監視区域の特徴、等々を示す関連情
報が上記ID番号情報IDとの対応のもとに予め登録さ
れたデータベースであり、またID情報処理部209と
は、上記抽出されたID番号情報IDに基づき、このI
D関連情報データベース210から対応する関連情報を
検索する部分である。こうして検索された当該監視区域
WZについての関連情報IDINFも、そのID番号情
報IDと共に、該ID情報処理部209を通じて集信管
理部208に出力される。
【0065】集信管理部208は、こうして画像照合部
206から上記不一致を示す信号NM(若しくは一致を
示す信号M)及び侵入者の正面顔写真モデルデータIM
DFが送られ、またID情報処理部209から上記ID
番号情報ID及びその関連情報IDINFが送られ、そ
して時刻データ抽出部203からその抽出された時刻デ
ータTが送られることにより、例えば図3に示される態
様にて、これら各情報を統括処理する部分である。
【0066】すなわち該集信管理部208では、上記画
像照合部206からの一致/不一致を示す信号M/NM
を監視し(図3ステップS1)、この信号M/NMが、
ここでの例のように不一致を示す信号NMであった場合
には(図3ステップS2)、即座に第2通報制御部21
1を起動し(図3ステップS3)、上記送られた侵入者
の正面顔写真モデルデータIMDF、及びID番号関連
情報IDINF、及び時刻データTを、該起動した第2
通報制御部211に対して転送する(図3ステップS
4)。
【0067】またこの集信管理部208は、上記M/N
Mが一致を示す信号Mであった場合(図3ステップS
2)でも、集信センターに勤務する警備員等によって強
制通報操作が操作卓212を通じて行われた場合には
(図3ステップS5)、上記同様、即座に第2通報制御
部211を起動し(図3ステップS3)、上記送られた
侵入者の正面顔写真モデルデータIMDF、及びID番
号関連情報IDINF、及び時刻データTを、該起動し
た第2通報制御部211に対して転送する(図3ステッ
プS4)。すなわちこの実施例のシステムにあっては、
当該侵入者の挙動が上記ディスプレイ205を通じてモ
ニタされることから、画像照合部206からたとえ一致
を示す信号Mが出力される場合でも、その侵入者の挙動
等が明らかに不審である旨、警備員によって判断される
場合には、操作卓212を通じたこうした強制通報操作
によって、監視の洩れを最小限にくい止めることができ
るようにしている。
【0068】それ以外の場合、すなわち画像照合部20
6から一致を示す信号Mが出力され(図3ステップS
2)、かつ強制通報操作も行われなかった場合(図3ス
テップS5)には、同集信管理部208は、第2通報制
御部211を起動することなく月報処理を開始する。
【0069】因みに、この月報処理とは、当該システム
による監視を依頼した依頼主に対して、その月々の監視
結果を報告すべくなされる処理であり、この場合、集信
管理部208は例えば、上記送られたID番号情報ID
及び時刻データT、また必要であれば、当該侵入者(入
館者)の正面顔写真モデルデータIMDFにそれぞれ基
づいて、上記監視区域の別にそれらを記録する月報情報
を作成し(図3ステップS6)、この作成した月報情報
を月報データベース213に登録する(図3ステップS
7)。そして、操作卓212を通じて、この登録された
月報情報についての出力要求があれば(図3ステップS
8)、その指定された監視区域についての月報情報を該
月報データベース213から読み出し、それを出力装置
214(この場合プリンタ等の印字装置)を通じて所定
の書式にて出力する(図3ステップS9)。
【0070】さて、第2通報制御部209では、この集
信管理部208によって起動されることにより、前記警
察署等の拘束機関に配設される通報受信装置300に対
して発呼を行うとともに、上記転送された侵入者の正面
顔写真モデルデータIMDF、及びID番号関連情報I
DINF、及び時刻データTに基づいて前記通報情報を
構築し、この構築した通報情報を、確保された伝送路P
T2を通じて送信する。この第2通報制御部209から
通報受信装置300に対し、伝送路PT2を介して行わ
れる通報情報の送信がファクシミリによるものであるこ
とは前述した通りである。
【0071】こうして通報情報が通報受信装置300に
伝送されると、通報受信装置300ではこれを受信処理
部301に受信するとともに、受信情報復調部302を
通じて直ちにその内容を復調し、その結果を出力装置3
03を通じて印字出力する。その印字出力された通報情
報の内容を参考までに図4に示す。
【0072】すなわちこの図4に示されるように、この
実施例のシステムでは、上記ファクシミリ送信情報とし
て、通報年月日及び通報者(警備会社)名に併せて、 ( A)ID番号関連情報 侵入者のあった監視区域の住所 同じくその事務所名(世帯主名、店名、学校名、銀行
名、会社名、等々) 電話番号 当該監視区域の特徴(部屋位置や周囲状況、環境など) ( B)時刻データ 侵入のあった時刻 ( C)侵入者の正面顔写真モデルデータ 上記作成された侵入者の正面顔写真モデルを示す画像デ
ータ 等からなる情報を送信するものであり、これを上記通報
受信装置300を通じて受信した警察署等の拘束機関で
は直ちに、その内容を正確に把握して、当該侵入者の拘
束等に迅速に対処することができるようになる。
【0073】なお、この実施例のシステムでは、上記I
D番号関連情報、時刻データ、及び侵入者の正面顔写真
モデルデータ等からなる通報情報をファクシミリ送信す
ることとしたが、その送信手法や送信媒体は任意であ
り、他に例えば、通報受信装置300側にもコンピュー
タ制御される適宜のディスプレイ装置を設置しておき、
上記通報情報をファクシミリ以外の画像伝送技術によっ
て伝送して、これをこのディスプレイ装置に表示させる
ようにしたり、また或いは、必ずしも画像情報によらず
とも、音声や文字通信によって相応の情報を通報受信装
置300に受信させるようにしたりすることもできる。
このシステムでは特に、上述した画像照合処理を通じ
て、当該侵入者が当該監視区域への入館有資格者の何れ
とも一致しないことが判明されてはじめて、該侵入者が
不法侵入者であるとして、その旨が拘束機関へ通報され
るものであることから、通報受信装置300に対して必
ずしも画像情報を送信しない後者の方法であっても、そ
の通報の信頼性自体は、非常に高く維持される。
【0074】また、上記実施例のシステムでは、伝送路
PT1及びPT2として、何れも、一般公衆回線を利用
することを想定したが、その選定も任意であり、他に専
用の回線を用いたり、或いは無線回線を用いたりするこ
ともできる。
【0075】また、集信装置200の構成としても、上
記実施例のシステムでは、画像照合部206から上記不
一致を示す信号NMが出力されると、直ちに第2通報制
御部211を起動して、不法侵入者があった旨、拘束機
関に通報するようにしたが、他に例えば、指定された電
話機に対して自動的に発呼処理を実行することのできる
電話自動発信手段を該集信装置200に併せ設け、上記
不一致を示す信号NMが出力された場合には、一旦この
電話自動発信手段から当該監視区域に予め設置されてい
る電話機に対して自動発呼されるようにし、ある一定の
時間を経過してもこの発呼に対して侵入者からの応答が
得られなかったときはじめて、上記第2通報制御部21
1が起動される構成とすることもできる。入館有資格者
であれば通常、こうした発呼に対しても躊躇なく応答し
得ること、また上記画像照合処理の精度がかなり高いも
のであったとしても、たまたま侵入者についての撮像条
件が悪かったような場合(例えばその顔面部が撮像でき
なかったような場合)にはその正確な照合も難しいこ
と、等々を考慮すれば、こうした構成の採用によって、
誤報が生じる可能性を更に抑制することができるように
なる。
【0076】また、上記実施例のシステムでは、端末装
置100の構成として、1つの監視区域に対応して設置
される防犯センサ101及び監視カメラ102と、監視
制御部103をはじめとする各部分(第1通報制御部1
04〜時計107)とが、1対1に配設されることを前
提としたが、これらはN対1(Nは2以上の任意の整
数)の関係で配設されてもよい。すなわち、検知信号を
出力した防犯センサ及び起動すべき監視カメラが何れで
あるかを監視制御部103自身が認知することができ、
かつこれら認知した防犯センサ及び監視カメラが設置さ
れている監視区域についてのID番号情報が第1通報制
御部104を通じて構築される前記監視情報に取り込ま
れる構成でありさえすれば、加入者(監視依頼者)1件
につき複数の監視区域が登録される場合でも、上記防犯
センサ及び監視カメラのみをこれら各登録された監視区
域毎に設置し、それ以外の端末装置部分103〜107
についてはこれらを、各1つの装置部分で兼用すること
が可能である。
【0077】またこの端末装置100としては、前述し
た態様での通報機能以外にも ( 1)予めタイマ等を通じて設定された時間毎に、当該監
視区域の監視情報を集信装置200に通報する。
【0078】( 2)前記監視制御部103に対して監視解
除操作を行う(リセット信号Rを送る)と、当該監視区
域の監視情報を集信装置200に通報する。
【0079】( 3)同監視制御部103のセット/リセッ
トに係わらず、防犯センサ101によって侵入者が検知
されれば、当該監視区域の監視情報を集信装置200に
通報する。
【0080】( 4)停電が起こると、当該監視区域の監視
情報を集信装置200に通報する。
【0081】( 5)復電があると、当該監視区域の監視情
報を集信装置200に通報する。
【0082】等々、の機能を併せ持たせることもでき、
各々その監視区域の実情に応じた任意の構成とすること
ができる。
【0083】また、同実施例では、各監視区域の識別情
報として上記ID番号情報を用い、このID番号情報に
基づき、住所や電話番号等、対応する情報が集信装置2
00においてID関連情報データベース210から検索
され、これが前記通報情報に付加されるようにしたが、
他に例えば、この識別情報として、直接これら住所や電
話番号を示す情報を用い、これが端末装置から送られて
通報情報に付加されるようにしたり、また或いは、ID
番号情報を用いるにしても、例えば集信装置に配される
簡単なテーブルによってこれが各該当する住所や電話番
号等の関連する情報に変換されるようにし、この変換さ
れた情報を同通報情報に付加するようにすることもでき
る。すなわちこの発明にかかる防犯監視システムにおい
て、上記ID関連情報データベース210の配設は必須
ではない。
【0084】他にも、該防犯監視システムとしての趣旨
を逸脱しない範囲で、上述した実施例の構成に限定され
ない種々の変更が可能である。
【0085】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、監視区域への侵入者があった場合、監視カメラを通
じてその侵入者の画像情報を採取するとともに、この画
像情報を、予め登録した当該監視区域への入館有資格者
の画像情報と照合し、当該侵入者が当該監視区域への入
館有資格者の何れとも一致しないことが判明されてはじ
めて、該侵入者が不法侵入者であるとして、その旨を拘
束機関へ通報するようにしたことから、誤報の生じる確
率が極めて低く、防犯監視システムとして非常に信頼性
の高い通報処理が迅速、確実に行われるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる防犯監視システムの一実施例
構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示される画像照合部について、その機能
並びに処理態様の一例を示す略図である。
【図3】図1に示される第2通報制御部について、その
処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図4】同実施例システムによる集信装置を通じて構築
され、拘束機関に伝送される通報情報の一例を示す略図
である。
【符号の説明】
100 端末装置 101 防犯センサ 102 監視カメラ 103 監視制御部 104 第1通報制御部 105 画像処理部 106 監視区域ID設定器 107 時計 110 バックアップ電源 200 集信装置 201 受信制御部 202 ID抽出部 203 時刻データ抽出部 204 画像復調部 205 ディスプレイ 206 画像照合部 207 画像データベース 208 集信管理部 209 ID情報処理部 210 ID関連情報データベース 211 第2通報制御部 212 操作卓 213 月報データベース 214 出力装置 300 通報受信装置 301 受信処理部 302 受信情報復調部 303 出力装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】監視対象とする任意の監視区域に設置され
    た監視カメラによって撮像された撮像信号に基づき当該
    監視区域についての監視情報を形成し、これを所定の伝
    送路に送信する端末装置と、この伝送路を介して送信さ
    れる監視情報を集信処理して1乃至複数の監視区域につ
    いての監視情報を統括的に遠隔管理する集信装置とを具
    える防犯監視システムにおいて、 前記端末装置は、 前記監視区域に配設されて、当該監視区域への侵入者の
    有無を検知するセンサ手段と、 該センサ手段による侵入者有りの検知に基づき前記監視
    カメラを起動して、該監視カメラにより撮像される撮像
    信号を順次取り込む監視制御手段と、 この取り込まれる撮像信号を画像情報としてデータ化す
    る画像処理手段と、 時刻データを出力する時計手段と、 前記センサ手段による侵入者有りの検知に応じて、前記
    時計手段の時刻データを獲得し、前記伝送路を通じて前
    記集信装置を発呼し、前記データ化された画像情報及び
    当該監視区域についての識別情報及びこの獲得した時刻
    データを前記監視情報としてこの発呼した集信装置に送
    信する第1の通報制御手段と、 を具え、前記集信装置は、 前記送信された監視情報から前記画像情報を分離してこ
    れを復調する画像復調手段と、 同送信された監視情報から前記監視区域についての識別
    情報を抽出する識別情報抽出手段と、 前記監視区域毎にそれら監視区域への入館有資格者の画
    像情報が予め登録された画像データベースと、 前記復調された画像情報を、この画像データベースに登
    録されている画像情報のうちの前記抽出された識別情報
    によって特定される監視区域についての入館有資格者の
    画像情報の全てと照合して、同復調された画像情報がこ
    の入館有資格者の画像情報の何れかと一致するとき一致
    を示す信号を出力し、何れとも一致しないとき不一致を
    示す信号を出力する画像照合手段と、 この画像照合手段によって前記不一致を示す信号が出力
    されるとき、拘束機関に予め設置された受信装置を発呼
    し、前記監視情報から抽出された識別情報によって特定
    される監視区域に不法侵入者があった旨を通報する非常
    通報情報を前記時刻データと共にこの発呼した受信装置
    に対して送信する第2の通信制御手段とを具えることを
    特徴とする防犯監視システム。
  2. 【請求項2】前記拘束機関に予め設置された受信装置
    は、 画像受信装置であり、 前記第2の通報制御手段は、 前記監視情報から復調された画像情報及び同監視情報か
    ら抽出された識別情報及び同監視情報に含まれる事項デ
    ータを画像化して前記非常通報情報として前記画像受信
    装置に送信することを特徴とする請求項1記載の防犯監
    視システム。
  3. 【請求項3】前記識別情報は、 当該防犯監視システムにおいてそれぞれ一意に定義され
    た符号情報であり、 前記集信装置は、 前記監視区域毎にそれら監視区域が含まれる建造物の住
    所や同建造物中における当該監視区域の所在位置、電話
    番号、同監視区域の特徴、等を示す関連情報が識別情報
    との対応のもとに予め登録された識別情報関連情報デー
    タベースと、 前記抽出された識別情報に基づきこの識別情報関連情報
    データベースから対応する関連情報を検索する識別情報
    処理手段と、 を更に具え、 前記第2の通報制御手段は、 前記画像照合手段によって前記不一致を示す信号を出力
    されるとき、この検索された識別情報関連情報を付加し
    て前記非常通報情報を形成することを特徴とする請求項
    2記載の防犯監視システム。
  4. 【請求項4】前記画像データベースに登録される画像情
    報は、 各入館有資格者の顔写真に対応する情報であり、 前記画像照合手段は、 前記画像情報に含まれる侵入者の顔の画像と前記各入館
    有資格者の顔写真に対応する情報とを照合することを特
    徴とする請求項1記載の防犯監視システム。
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