JPH0954883A - 既知物体の進入検出方法およびその進入検出装置 - Google Patents

既知物体の進入検出方法およびその進入検出装置

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JPH0954883A
JPH0954883A JP20596995A JP20596995A JPH0954883A JP H0954883 A JPH0954883 A JP H0954883A JP 20596995 A JP20596995 A JP 20596995A JP 20596995 A JP20596995 A JP 20596995A JP H0954883 A JPH0954883 A JP H0954883A
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monitoring area
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image
monitoring
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JP20596995A
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English (en)
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Hideaki Yamaguchi
英昭 山口
Akira Kasano
章 笠野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N7/00Television systems
    • H04N7/18Closed-circuit television [CCTV] systems, i.e. systems in which the video signal is not broadcast
    • H04N7/188Capturing isolated or intermittent images triggered by the occurrence of a predetermined event, e.g. an object reaching a predetermined position

Abstract

(57)【要約】 【目的】 照度変動にも拘らず、誤検出・検出漏れをな
くすことにある。 【構成】 移動物体の中から監視対象となる既知物体の
進入を検出する装置において、移動物体の移動に伴う連
続的な動画像データを取り込む画像入力部1と、この動
画像データをデジタル処理して得られる各デジタル画像
データを記憶する画像データ記憶部31と、予め既知物
体の軌道・速度に基づいて複数の監視領域が記憶され、
各デジタル画像データから作成される各画像中に所定の
順序で順次監視領域を設定する監視領域制御部35と、
この設定された各監視領域内の画像に画像変化があるか
否かを検出する監視領域変化検出部36と、この画像変
化の検出された監視領域の順序に基づいて既知物体の進
入を検出する変化順序検出部37とを設けた既知物体の
進入検出装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は既知物体例えば飛行機等
の進入を検出するための既知物体の進入検出方法および
その進入検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】監視対象となる物体には各種の移動物体
が対象となるが、最も身近なものとして例えば飛行機、
バス、列車などの移動物体が上げられる。従来、このよ
うな移動物体のうち、予め監視対象として特定される例
えは飛行機などのごとく既知物体の進入検出装置として
は、その既知物体の移動に伴う連続的な動画像データを
デジタル処理して入力画像を得た後、これら入力画像に
様々な画像処理を加えることにより監視対象となる既知
物体の進入を検出するとともに、この検出の結果をオペ
レータや他の装置に適切に知らせる構成をとっている。
【0003】ところで、進入検出装置で用いられる既知
物体の進入検出方法は、監視対象となる既知物体が画像
中に存在しない時の画像をリファレンス画像とし、この
リファレンス画像とある時間経過後に表れる比較すべき
画像との画像変化から既知物体の進入を検出する方法
と、空間フィルタリングなどの画像処理技術を用いて特
徴量を抽出し、この抽出された特徴量から既知物体の進
入を検出する方法とがある。
【0004】このような既知物体の進入検出にあって
は、監視区域の空間の照明条件例えば空港の照明,曇時
と晴天時の気象条件などの変化に影響されずに、常に誤
検出・検出漏れのない状態で精度良く既知物体の進入を
検出することが望ましい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような2つの進入検出方法は、それぞれ次のような問題
が指摘されている。先ず、前者のリファレンス画像を用
いた画像の比較変化による検出方法は、複数種の移動物
体例えば飛行機とバスとが同時に同一の監視領域に進入
したとき、それらの移動物体をそれぞれ個別に分離して
抽出することが難しいこと。また、天候などの照明条件
が変化した場合に当該照明条件の変化例えば昼と夜に応
じたリファレンス画像を用意する必要があり、しかも用
意された複数のリファレンス画像を時間や画像をみなが
ら適宜に切替え選択する必要があり、非常に煩雑になる
問題がある。
【0006】一方、後者の空間フィルタリングなどの画
像処理結果に基づいて得られる特徴量を用いて既知物体
の進入を検出する方法は、同じく照明条件,ひいては照
度変動の影響などを受けることにより、既知物体を的確
に特定するための特徴量をほぼ一定の値で取得すること
が難しい。
【0007】従って、以上の理由から、リファレンス画
像や特徴量を用いる検出方法は、ともにノイズや照度変
動の影響を受け、誤検出や検出漏れを起こすおそれがあ
る。請求項1に記載される発明は上記実情に鑑みてなさ
れたもので、照度変動があっても、既知物体以外の移動
物体を誤って検出することをなくし、ひいては既知物体
の進入を確実に検出する既知物体の進入検出方法を提供
することを目的とする。
【0008】請求項2に記載される発明は、既知物体が
複雑な軌道を描いて進入してくる場合でも、既知物体以
外の移動物体と的確に区別して確実に検出する既知物体
の進入検出方法を提供することにある。
【0009】請求項3に記載される発明は、照度変動が
あっても、既知物体以外の移動物体を誤って検出した
り、既知物体の検出漏れをなくする既知物体の進入検出
装置を提供することを目的とする。
【0010】請求項4に記載される発明は、既知物体が
複雑な軌道を描いて進入してくる場合でも、既知物体以
外の移動物体と的確に区別して確実に検出する既知物体
の進入検出装置を提供することにある。
【0011】請求項5に記載される発明は、既知物体の
検出漏れを防止する既知物体の進入検出装置を提供する
ことにある。請求項6に記載される発明は、同一の軌道
を移動する他の移動物体と既知物体とを確実に識別可能
とする既知物体の進入検出装置を提供することにある。
【0012】請求項7に記載される発明は、既知物体の
検出漏れを回避する既知物体の進入検出装置を提供する
ことにある。請求項8に記載される発明は、既知物体の
進入をより高精度に検出する既知物体の進入検出装置を
提供することにある。
【0013】請求項9に記載される発明は、複雑な軌道
を描いて進入してくる場合でも、既知物体の進入をより
高精度に検出可能とする既知物体の進入検出装置を提供
することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、移動物体の中から監視
対象となる既知物体の進入を検出する既知物体の進入検
出方法において、移動物体の移動に伴う連続的な動画像
データから得られるデジタル画像データの各画像中に、
既知物体の軌道にそって順次監視領域を設定し、これら
監視領域内の画像変化から既知物体の進入を検出する既
知物体の進入検出方法である。
【0015】請求項2に対応する発明は、移動物体の中
から監視対象となる既知物体の進入を検出する既知物体
の進入検出方法において、移動物体の移動に伴う連続的
な動画像データから得られるデジタル画像データの各画
像中に、前記既知物体の軌道にそって順次監視領域を設
定し、これら監視領域内の画像変化の検出順序と予め設
定されている各監視領域の画像変化検出順序パターンと
を比較しながら前記既知物体の進入を検出する既知物体
の進入検出方法である。
【0016】次に、請求項3に対応する発明は、移動物
体の中から監視対象となる既知物体の進入を検出する既
知物体の進入検出装置において、移動物体の移動に伴う
連続的な動画像データをデジタル処理して得られる各デ
ジタル画像データを記憶する画像データ記憶手段と、予
め既知物体の軌道および速度に基づいて複数の監視領域
が記憶され、前記各デジタル画像データから作成される
各画像中に所定の順序で順次前記監視領域を設定する監
視領域制御手段と、この監視領域制御手段によって設定
される各監視領域内部の画像変化を検出する監視領域変
化検出手段と、この監視領域変化検出手段によって画像
変化を検出された監視領域の順序に基づいて前記既知物
体の進入を検出する変化順序検出手段とを設けた既知物
体の進入検出装置である。
【0017】次に、請求項4に対応する発明は、移動物
体の中から監視対象となる既知物体の進入を検出する既
知物体の進入検出装置において、移動物体の移動に伴う
連続的な動画像データをデジタル処理して得られる各デ
ジタル画像データを記憶する画像データ記憶手段と、予
め既知物体の軌道および速度に基づいて複数の監視領域
が記憶され、前記各デジタル画像データから作成される
各画像中に所定の順序で順次前記監視領域を設定する監
視領域制御手段と、この監視領域制御手段によって設定
される各監視領域内部の画像変化を検出する監視領域変
化検出手段と、予め既知物体の軌道を描く監視領域の画
像変化検出順序を記憶するパターン辞書記憶手段と、前
記監視領域変化検出手段によって画像変化を検出された
監視領域の順序が前記パターン辞書記憶手段に記憶され
る監視領域の画像変化検出順序に従っているとき、前記
既知物体の進入であると検出する変化順序検出手段とを
設けた既知物体の進入検出装置である。
【0018】請求項5ないし請求項8に対応する発明
は、何れも変化順序検出手段を具体化した技術であっ
て、その1つは、予めN個の監視領域をMグループに分
割し(NはMの整数倍)、各グループから少なくとも1
個の監視領域で画像変化を検出し、かつ、その画像変化
の検出順序が予め定めた監視領域の順序に従っていると
き、前記既知物体の進入であると検出し、他の1つは、
予め各監視領域間の検出時間間隔の範囲が設定され、前
記デジタル画像データから作成される画像中に表れる全
部の各監視領域間の実検出時間間隔が前記設定された各
監視領域間の検出時間間隔の範囲内にあるとき、前記既
知物体の進入であると検出し、さらに他の1つは、予め
所定の画像変化割合αが設定され、画像変化を検出した
監視領域がn個であり、全部の監視領域の個数をNとす
るとき、α>n/Nであり、かつ、画像変化を検出した
監視領域の順序が予め設定された監視領域の設定順序に
従っているとき、既知物体の進入であると検出し、さら
に予め既知物体の軌道との関係で各監視領域に重み係数
を付加し、画像変化を検出した監視領域に重み係数を付
して得られる積算値に基づいて前記既知物体の進入であ
ると検出する構成である。
【0019】さらに、請求項9に対応する発明は、移動
物体の中から監視対象となる既知物体の進入を検出する
既知物体の進入検出装置において、移動物体の移動に伴
う連続的な動画像データをデジタル処理して得られる各
デジタル画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
予め既知物体の軌道および速度に基づいて複数の監視領
域が記憶され、前記各デジタル画像データから作成され
る各画像中に所定の順序で順次前記監視領域を設定する
監視領域制御手段と、この監視領域制御手段によって設
定される各監視領域内部の画像変化を検出する監視領域
変化検出手段と、予め監視領域の画像変化検出順序と各
監視領域ごとの重み係数とを記憶するパターン辞書記憶
手段と、前記監視領域変化検出手段によって画像変化を
検出された監視領域の順序が前記パターン辞書記憶手段
に記憶される監視領域の画像変化検出順序に従い、か
つ、画像変化を検出した監視領域に重み係数を付して得
られる積算値が所定値を越えたとき、前記既知物体の進
入であると検出する変化順序検出手段とを設けた既知物
体の進入検出装置である。
【0020】
【作用】従って、請求項1に対応する発明は、以上のよ
うな手段を講じたことにより、移動物体の移動に伴って
変化するデジタル画像データの各画像に対し、予め定め
た既知物体の軌道にそって順次監視領域を設定すれば、
既知物体であれば順次設定される監視領域に相当する画
像中に画像変化が現れ、既知物体以外の移動物体であれ
ば、監視領域の一部に相当する画像中に画像変化が現れ
る場合もあるが、順次設定される監視領域の順序に従っ
て画像変化が生じないので、照度変動にも拘らず、既知
物体以外の移動物体を既知物体と誤って検出することが
なく、ひいては既知物体を確実に検出できる。
【0021】請求項2に対応する発明は、予め既知物体
の軌道にそって各監視領域の画像変化検出順序パターン
を記憶しているので、移動物体の移動に伴って変化する
デジタル画像データの各画像に対し、予め定めた既知物
体の軌道にそって順次監視領域を設定すれば、これら監
視領域内の画像変化の検出順序と画像変化検出順序パタ
ーンとが一致すれば、既知物体の進入と検出し、逆に不
一致のとき既知物体以外の移動物体であると判断するの
で、特に既知物体が複雑な軌道をとる場合でも既知物体
の進入を確実に検出できる。
【0022】請求項3に対応する発明は、監視領域制御
手段において画像データ記憶手段の各デジタル画像デー
タから作成される各画像中に、予め定めている順序に従
って監視領域を設定した後、監視領域変化検出手段によ
り各監視領域内部の画像変化を検出する。しかる後、変
化順序検出手段においては、画像変化を検出された監視
領域の順序が予め定めている順序に従っていれば、既知
物体の進入であると検出するので、照度変動にも拘ら
ず、既知物体以外の移動物体を既知物体と誤って検出す
ることがなく、ひいては既知物体を確実に検出できる。
【0023】請求項4に対応する発明は、監視領域制御
手段では予め既知物体の軌道および速度に基づいて複数
の監視領域を設定し、またパターン辞書記憶手段では予
め既知物体の軌道を描く監視領域の画像変化検出順序を
記憶する。この状態において監視領域制御手段画像は、
データ記憶手段の各デジタル画像データから作成される
各画像中に所定の順序で順次監視領域を設定するが、こ
のとき監視領域変化検出手段では順次設定される各監視
領域内部の画像変化の有無を検出する。そして、変化順
序検出手段では、画像変化を検出された監視領域の順序
が監視領域の画像変化検出順序に従っているとき、既知
物体の進入であると検出するので、複雑な軌道を描いて
進入してくる既知物体でも、その物体の進入を確実に検
出できる。
【0024】請求項5に対応する発明は、変化順序検出
手段として、予めN個の監視領域をMグループに分割し
(NはMの整数倍)、各グループから少なくとも1個の
監視領域で画像変化を検出し、画像変化を検出順序が予
め定めた監視領域の順序に従っているとき、既知物体の
進入であると検出するので、既知物体の進入時、ある監
視領域の画像変化の検出失敗があっても、各グループの
中の少なくとも1個の監視領域で画像変化を検出すれば
よく、既知物体の進入を確実に検出できる。
【0025】次に、請求項6に対応する発明は、変化順
序検出手段として、デジタル画像データから作成される
画像中に表れる隣接監視領域間の実検出時間間隔の全部
が予め設定された隣接する監視領域間の検出時間間隔の
範囲内にあるとき、既知物体と同一の軌道を移動する他
の移動物体があっても、異なる移動速度をもつ他の移動
物体と確実に区別して既知物体の進入を検出できる。
【0026】次に、請求項7に対応する発明は、変化順
序検出手段として、予め所定の画像変化割合αが設定さ
れ、画像変化を検出した監視領域がn個であり、全部の
監視領域の個数をNとするとき、α>n/Nとなり、か
つ、画像変化を検出した監視領域の順序が予め設定され
た監視領域の順序に従っているとき、既知物体の進入で
あると検出するので、一部の画像変化の検出漏れがあっ
ても、画像変化の順序が正しく、しかもα>n/Nの関
係にあれば、既知物体の進入を検出できる。
【0027】さらに、請求項8に対応する発明は、変化
順序検出手段として、予め既知物体の軌道との関係で各
監視領域に重み係数を付加し、画像変化を検出した監視
領域に重み係数を付して得られる積算値に基づいて既知
物体の進入であると検出するので、重み係数を適切に設
定する限り、かなりの監視領域の画像変化の検出漏れが
あっても、既知物体であればその進入を確実に検出でき
る。
【0028】さらに、請求項9に対応する発明は、監視
領域制御手段に予め既知物体の軌道および速度に基づい
て複数の監視領域が記憶され、またパターン辞書記憶手
段に予め監視領域の画像変化検出順序と各監視領域ごと
の重み係数とを記憶する。この状態において監視領域制
御手段が各デジタル画像データから作成される各画像中
に所定の順序で順次前記監視領域を設定した後、監視領
域変化検出手段によって各監視領域内部の画像変化を検
出していく。その結果、変化順序検出手段では、監視領
域変化検出手段による画像変化を検出した監視領域の順
序がパターン辞書記憶手段に記憶される監視領域の画像
変化検出順序に従い、しかも画像変化を検出した監視領
域に重み係数を付して得られる積算値が所定値を越えた
とき、既知物体の進入であると検出するので、既知物体
が複雑な移動を行う場合であって、一部の監視領域の画
像変化に検出漏れがあっても、既知物体の進入を確実に
検出できる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 (第1実施例)先ず、本発明に係わる移動物体の進入検
出方法の一実施例について説明する。
【0030】一般に、監視対象となる既知物体は、予め
その物体の軌道,速度およびサイズが定まっている。そ
こで、既知物体の軌道,速度,サイズ等を考慮しつつ、
予め所定の順序で画像中に設定すべき複数の監視領域を
記憶しておく。この状態において、既知物体を含む移動
物体の移動に伴う連続的な動画像データから階調化され
たデジタル画像データを順次取り込み、これらの各デジ
タル画像データから作成される画像中に前記所定の順序
に従って監視領域を順次設定し、これら各監視領域内の
画像に変化があるか否かを検出する。しかる後、この画
像変化のあった監視領域の順序が予め定めた監視領域の
設定順序に従っているか、つまり画像変化の順序を調べ
る。ここで、監視領域の設定順序に従って監視領域内で
画像変化があれば、既知物体が正しく定まった軌道を通
って所定の速度で進入していると判断し、既知物体の進
入であると検出し、画像変化のあった監視領域の順序が
監視領域の設定順序に従っていなければ、監視領域以外
の移動物体あると判断するものである。
【0031】従って、監視領域の設定順序に従って監視
領域内で画像変化がある限り、既知物体の進入を確実に
検出できる。 (第2実施例)第1実施例では、予め設定した監視領域
の順序と画像変化のあった監視領域の順序とから既知物
体の進入を検出するようにしたが、この第2実施例で
は、予め所定の順序で画像中に設定すべき複数の監視領
域を記憶する他、予め監視領域の画像変化検出順序パタ
ーンを記憶し、各画像中に設定される監視領域の画像変
化の順序,つまり画像変化のあった監視領域の順序が画
像変化検出順序パターンに従っているかを判断し、パタ
ーンに従っているときに既知物体の進入であると検出す
るので、既知物体が複雑な軌道をとりながら進入してく
る場合でも、当該既知物体の進入を確実に検出できる。 (第3実施例)図1は本発明に係わる移動物体の進入検
出装置の第1実施例その他後記する他の実施例の基本的
な構成を示すブロック図である。
【0032】同図において1は例えばCCDビデオカメ
ラとA/D変換器とを組合せてなる画像入力手段であっ
て、ここでは移動物体の移動に伴って変化する連続的な
動画像データを取り込んで階調化されたデジタル画像デ
ータに変換し、デジタル画像バス2に送出する。このデ
ジタル画像バス2は、画像入力手段1と進入監視処理制
御部3とを接続し、画像入力手段1からデジタル画像バ
ス2に送出されるデジタル画像データを進入監視処理制
御部3に転送するデータ伝送路の役割をもっている。
【0033】この進入監視処理制御部3は、例えばマイ
クロプロセッサなどにより実現され、予め図示しないメ
モリに格納される制御プログラムに従って、デジタル画
像バス2から所定の時間間隔で連続的なデジタル画像デ
ータを取り込み、その画像データにより形成される各画
像の中から監視対象となる既知物体の進入を検出するも
ので、具体的には各シーンごとのデジタル画像データを
記憶する複数のメモリを有する画像データ記憶部31
と、図2に示すように予め既知物体の移動経路が既知で
ある考えの下に当該既知物体の軌道32および速度を考
慮しつつ複数の監視領域33−1,33−2,…の座標
情報が設定され、所定の時間間隔ごとに各デジタル画像
データから作成される各平面画像34の中に予め定めた
監視領域33−1,33−2,…を所定の順序で順次設
定する監視領域制御部35と、デジタル画像バス2から
デジタル画像データを取り込んで前記画像データ記憶部
31の各メモリに記憶するとともに、これらデジタル画
像データの各平面画像34に前記監視領域制御部35か
ら所定の順序で監視領域を設定し、そのとき監視領域内
部の画像に対する輝度分布のヒストグラムのモーメント
値から画像変化を検出する監視領域変化検出部36と、
この監視領域変化検出部36によって検出される画像変
化の各監視領域の情報を取り込み、検出された画像変化
が既知物体の進入によるか否かを判定する変化順序検出
部37とによって構成されている。
【0034】前記監視領域変化検出部36は、図3に示
すように監視領域制御部35から順次設定される座標情
報の下に作成される各監視領域内部の画像の輝度のサイ
ズに関して正規化されたヒストグラムを算出するヒスト
グラム演算手段361と、このヒストグラム演算手段3
61から入力されるヒストグラムからモーメント値を算
出するモーメント演算手段362と、この演算手段36
2で算出されるモーメント値を保存するモーメント保存
手段363と、前回と今回のモーメント値の変化を求め
る変化検出手段364とからなっている。
【0035】なお、このモーメント演算手段362は、
所定の時間間隔でモーメント値を算出した後、その算出
したモーメント値をモーメント保存手段363および変
化検出手段364に送出する。このモーメント保存手段
363は、モーメント演算手段362で前回処理したモ
ーメント値を保持するとともに、今回モーメント処理時
に前回処理モーメント値を変化検出手段364に送出す
る一方、モーメント演算手段362で処理された今回モ
ーメント値を受けると前回モーメント値を更新し保持す
る機能をもっている。変化検出手段364は、モーメン
ト演算手段362からの今回モーメント値およびモーメ
ント保存手段363からの前回モーメント値の間の変化
率と予め設定された例えば経験値,実験値等のしきい値
とを比較し、画像に変化が起きたか否かを判定し、その
結果を変化順序検出部37に送出する。
【0036】次に、以上のような既知物体の進入検出装
置の動作について図4および図5に示すフローチャート
に従って説明する。先ず、監視領域制御部35は、予め
既知物体の移動速度,サイズに合わせ、かつ、既知物体
が既知の移動経路の軌道32にそって、所定の時間間隔
ごとに平面画像中に順次監視領域33−1,33−2,
…を配置可能とするための各監視領域の座標情報を設定
する処理を行う(ST1)。なお、監視領域の数Nおよ
びサイズSは既知物体の速度およびサイズ等から定めら
れる。
【0037】以上のように監視領域制御部35で複数の
監視領域を設定した後、画像入力部1から連続的な変化
を伴うデジタル画像データがデジタル画像バス2に送出
されると、進入監視処理制御部3の監視領域変化検出部
36では、所定時間間隔ごとにデジタル画像データを取
り込んで画像データ記憶部31の各メモリに記憶する画
像入力処理を行い(ST2)、さらにメモリに格納され
る各デジタル画像データから作成される各平面画像34
に順次対応する監視領域を設定しつつ、各監視領域の画
像中に画像変化があるか否かを判断し、画像変化のあっ
た監視領域の順序から既知物体の進入があるか否か検出
する進入検出処理を行う。
【0038】この進入検出処理においては、視領域変化
検出部36により行う監視領域変化検出処理ST3と変
化順序検出部37により行う進入判定処理ST4とを各
デジタル画像データごとに繰り返し実行する(ST
5)。
【0039】この監視領域変化検出処理ST3では、図
5に示すごとくメモリカウンタにii=0をセットした
後(ST11)、図6に示すフラグメモリから監視領域
設定処理ST1で設定されたN個の各監視領域33−
1,…(NO.1),33−N(NO.N)についてそ
れぞれ以下の処理を繰り返す行う。すなわち、監視領域
変化検出処理ST3では、監視領域に係わるフラグが真
であるか否か,つまりこれから調べる監視領域が既に進
入検出処理が終っているか否かを判断し、既に終わって
いれば次の監視領域に移行し(ST18)、終わってい
ない場合には偽となっているのでステップST13に移
行し、一平面画像中に表れる1つの監視領域のサイズに
関して正規化し、当該監視領域の輝度のヒストグラムを
算出する(図7(a),(b)参照)。なお、図7
(a)は例えば飛行場の滑走路のヒストグラムであり、
同図(b)は飛行機着陸時のヒストグラムである。
【0040】以上のようにしてヒストグラムを求めた
後、当該監視領域内のヒストグラムを用いて下記式に従
ってモーメント値を算出する(ST14)(図8参
照)。 モーメント値=Σ(hist〔ii〕・ii)/(x・
y) この式においてhistはヒストグラム、x,yはそれ
ぞれ監視領域のx方向・y方向のサイズを表す。
【0041】しかる後、前述したように前回処理モーメ
ント値と今回処理モーメント値との比率を求めた後、こ
の比率と予め経験等から設定されるしきい値とを比較
し、モーメント値に変化が起こったか否かを判定する
(ST15)。モーメント値に変化があれば、結果が真
であるとし、図6のフラグメモリの該当監視領域のフラ
グを偽から真に変更する(ST16)。このステップS
T16の処理と同時または当該処理の終了後、今回処理
のモーメント値をモーメント保存手段363に保存する
モーメント更新処理を行い(ST17)、引き続き、以
降の監視領域について順次前記一連の処理を繰り返し実
行する(ST12〜ST19)。
【0042】次に、図4に示すステップST4の進入判
定処理を実行する。この進入判定処理は、全ての監視領
域で画像変化が検出され、かつ、その画像変化の検出さ
れた監視領域の時系列上の順序が監視領域の設定順序と
一致しているとき、既知物体の進入であると検出し、そ
れ以外の場合には未検出と判定する。この進入判定処理
ST4が全体の処理結果となる。
【0043】従って、この第3実施例の構成によれば、
監視領域制御部35によって既知物体の軌道上に所定の
設定順序で順次監視領域を設定した後、監視領域変化検
出部36では移動物体がそれらの監視領域を通過するこ
とを検出し、かつ、変化順序検出部37で予め予測され
る設定順序で検出されたとき、既知物体の進入であると
検出することにより、例えば図9および図10に示すよ
うに監視対象となる既知物体の軌道32とは異なる軌道
38,39から進入してくる他の移動物体が画面中を移
動しても、何ら誤検出を起こすことがない。
【0044】また、図11のように急激な照度変動によ
って画像全体の明るさが変化し、それに伴って監視領域
変化検出部36における各監視領域ではほぼ同時に画像
変化があったと検出されても、変化順序検出部37では
所定の順序で画像変化がない限り、既知物体の進入と判
定しないので、ここでも誤検出を防止できる。
【0045】さらに、監視領域変化検出部36では、監
視領域内部の画像の変化を検出する方法として、画像の
輝度のヒストラグラムを用いることにより、移動物体の
画像中での輝度・平面画像に対する進入角度の変化等か
ら、既知物体の進入による検出漏れを起こすことがなく
なる。 (第4実施例)この第4実施例においては、第3実施例
を示す図1の進入監視処理制御部3を構成する画像デー
タ記憶部31、監視領域制御部35、監視領域変化検出
部36および変化順序検出部37の他、図12に示すよ
うに監視領域変化検出順序パターンを記憶するパターン
辞書記憶部41を設け、図13に示すように既知物体の
例えば複雑な軌道32,つまり変則的な状態,例えば進
入方向および逆進入方向などの複雑な状態で進入してく
る場合でも、既知物体の進入を確実に検出することにあ
る。
【0046】すなわち、この第4実施例では、予めパタ
ーン辞書記憶部41に既知物体の複雑な軌道を描く監視
領域の画像変化検出順序を記憶する。しかる後、監視領
域変化検出部36において画像データ記憶部31の各デ
ジタル画像データから作成される各画像中に所定の順序
で順次監視領域を設定し、各監視領域の画像中に画像変
化があるか否かを検出する。しかる後、変化順序検出部
37では、画像変化のあった監視領域の順序とパターン
辞書記憶部41に記憶される変化検出順序パターンとを
比較し、これら画像変化のあった監視領域の順序とパタ
ーン辞書記憶部41に記憶される変化検出順序パターン
とが一致したとき、既知物体の進入であると検出し、不
一致の場合には既知物体の進入でない判断するものであ
る。
【0047】従って、この第4実施例の構成によれば、
複雑な軌道を描いて進入してくる既知物体でも、変化検
出順序パターンの順序に合う限り、既知物体の進入を確
実に検出できる。 (第5実施例)この第5実施例は、図1および図12に
示す構成要素の1つである変化順序検出部37の進入判
定処理(図4のST4)を改良したものであって、以
下、図14および図15を参照して説明する。
【0048】この進入判定処理は、図14に示すように
N個の監視領域をM個のグループに分割し、各グループ
ごとに所定の順序で少くとも1つの監視領域で画像変化
が検出されたとき、既知物体の進入であると検出する。
【0049】以下、図15にて具体的に説明する。先
ず、同図のステップST21〜ST26においては、画
像変化の検出された監視領域の順序が監視領域の設定順
か否かをフラグメモリなどから調べる。
【0050】すなわち、メモリカウンタにii=0,l
ast=−1をセットした後(ST21)、監視領域i
i=0についてフラグメモリなどをみながらフラグが真
か否かを判断する(ST22)。監視領域変化検出処理
において画像変化がないとき偽となっているので、その
ままステップST25に移行するが、画像変化があって
真となっている場合にはステップST23に移行し、監
視領域の順序が監視領域の設定順か否か,つまり画像変
化のあった監視領域が正しい順序であるか否かを判断
し、正しい順序になっていない場合には未検出として出
力し、正しい順序になっている場合にはlastを+1
インクリメントし、次の番号の監視領域に進んで同様の
処理を繰り返す。
【0051】そして、画像変化のあった監視領域が正し
い順序になっている時、次のステップであるST27に
移行し、ここでメモリカウンタにグループ初期値ii=
0をセットした後、このグループii=0に含まれる監
視領域の中に少くとも1つ以上にフラグ真のものが存在
するか否かを判断し(ST28)、真のものが存在する
場合には、引き続き、次のグループについて同様な処理
を繰り返し実行し(ST28〜ST30)、各グループ
にフラグ真のものが少くとも1つ以上存在すれば既知物
体が進入したと検出し、進入検出を出力する(ST3
1)。
【0052】従って、この第5実施例の構成によれば、
進入判定処理による改良により、N個の監視領域の中で
ある一部の監視領域の画像変化の検出に失敗しても、各
グループの少くとも1つの監視領域に画像変化があり、
しかも画像変化のあったの監視領域の順序が正しけれ
ば、既知物体の進入であると検出でき、これにより既知
物体の進入検出の失敗を未然に防ぐことができる。 (第6実施例)次に、第6実施例は、図1および図12
に示す構成要素の1つである変化順序検出部37におけ
る進入判定処理(図4のST4)を改良したものであっ
て、これは画像変化が検出された監視領域には図6に示
すごとくその検出時点のタイムスタンプ,つまり検出時
間を保持し、このタイムスタンプを用いて既知物体の進
入を検出するものである。
【0053】具体的には、図16に示すように、最初の
監視領域の設定NOとしてii=0を設定した後(ST
41)、当該ii=0の監視領域およびこれに隣接する
監視領域ii=ii+1における図6のタイムスタンプ
を読み出し(ST42)、これら隣接する監視領域間の
検出時間間隔△t(i)を算出する(ST43)。そし
て、この検出時間間隔△t(i)が予め定めた所定の時
間間隔の範囲内にあるか否かを判断し(ST44)、検
出時間間隔△t(i)が所定の時間間隔の範囲内にあれ
ば、次の監視領域ii=ii+1に移行し、タイムスタ
ンプから同様に当該監視領域ii=ii+1と次の監視
領域との間の検出時間間隔△t(i)を算出し、同様の
処理を繰り返し実行する(ST42〜ST46)。
【0054】その結果、全ての各監視領域間において各
検出時間間隔が所定の時間間隔の範囲内にある場合には
既知物体の進入であることを検出し(ST47)、一
方、ステップST44において何れかの隣接する監視領
域間の検出時間間隔△t(i)が所定の時間間隔の範囲
を越えたとき、未検出を出力する(ST48)。
【0055】従って、この第3実施例の構成によれば、
既知物体の場合には予め軌道を通る速度が決められてい
るので、同じ軌道に入ってきても各監視領域間の何れか
の検出時間間隔が既知物体と異なるものであり、そのた
め速度の異なる他の移動物体が進入しても、誤検出せず
に未検出を出力できる。 (第7実施例)この第7実施例においては、図1および
図12の構成要素のうち変化順序検出部37を改良した
ものである。
【0056】この実施例では、予めN個の監視領域が設
定されている場合、画像の変化を検出した監視領域がn
個であるとすると、ある定数αに対し、α>n/Nの関
係にあり、かつ、画像変化を検出した監視領域の順序の
関係が予め定めた設定順序と逆転していないとき、既知
物体の進入であると検出するものである。
【0057】この実施例の構成によれば、一部の監視領
域で画像変化の検出に失敗した場合でも既知物体の進入
を確実に検出できる。 (第8実施例)この第8実施例においては、図17に示
すように既知物体の軌道32を考慮しながら、予め監視
領域制御部35で設定する監視領域33−1,…ごとに
重み係数を付加し、或いは変化順序検出部37において
監視領域33−1,…ごとに重み係数を記憶する。ここ
で、既知物体の軌道32を考慮するとは、既知物体が軌
道を曲げて進入するとき、その曲げて進入するときの画
像変化が非常に重要なとき、重み係数を大きくする。因
みに、図17に示す斜線の監視領域は重み係数が大き
く、非斜線の監視領域は重み係数が小さいことを表して
いる。
【0058】そして、監視領域制御部35では、各デジ
タル画像データから作成される各画像中に所定の順序で
監視領域を設定し、このとき監視領域制御部35で重み
係数をもっている場合には監視領域に重み係数を付加し
て設定する。監視領域変化検出部36では、各画像に設
定される監視領域から画像変化を検出し、変化順序検出
部37に送出する。ここで、変化順序検出部37は、画
像変化のあった監視領域について、以下の式に基づいて
評価関数E(i)を求める。
【0059】E(i)=ΣW(i)・Det(i) 但し、Wは重み係数、Detは画像変化のあった監視領
域を示す。そして、評価関数E(i)が予め定めた判定
基準値を越えたとき、既知物体の進入であると検出し、
重み係数の大きい監視領域で画像変化が検出できず、そ
の結果、評価関数E(i)が判定基準値よりも低くなれ
ば、既知物体の進入でないと判断する。
【0060】従って、このような実施例の構成によれ
ば、既知物体の非常に重要な軌道部分に設定される監視
領域の重み係数を大きくし、そうでない軌道部分に設定
される監視領域の重み係数を小さくするので、比較的重
み係数の小さい監視領域の進入検出に失敗しても、重み
係数の大きい監視領域の画像変化を多く検出していれば
既知物体の進入であると検出し、逆に重み係数の小さい
監視領域の画像変化を多く検出しても、評価関数E
(i)が小さい場合には既知物体以外の移動物体である
と判断し、既知物体の未検出を出力することができる。 (第9実施例)この第9実施例においては、図18に示
すように進入監視処理制御部3に画像データ記憶部3
1、監視領域制御部35、監視領域変化検出部36、変
化順序検出部37の他、各監視領域の画像変化検出順序
と各監視領域の重み係数をもつパターンを記憶するパタ
ーン辞書記憶部51を設け、監視領域変化検出部36に
よって監視領域の画像中に画像変化のあったことを検出
した後、変化順序検出部37で画像変化のあった監視領
域の画像変化検出順序がほぼパターン辞書記憶部51の
画像変化検出順序にそっており、かつ、画像変化のあっ
た各監視領域に重み係数を乗算して得られる値の積算値
が所定の判定基準値を越えたとき、既知物体の進入であ
ると検出することができる。
【0061】従って、この実施例の場合には、例えば前
述した図13に示すように既知物体が複雑な軌道で進入
してくる場合でも、最も重要な軌道部分に設定する監視
領域の重み係数を大きくすれば、必ずしも全部の軌道に
設定する監視領域全部が画像変化しなくても、積算値が
所定の判定基準値を越えれば、既知物体の進入であると
検出できる。勿論、既知物体が複雑な軌道でなくても、
簡単な軌道で進入する場合でも同様に適用できることは
言うまでもない。
【0062】さらに、この実施例の構成を用いれば、複
数の軌道の中のある軌道を通って進入してくる既知物体
だけ検出するとか、或いは軌道上の重要な部分の監視領
域に大きな重み係数を付加することにより、画像変化の
あった各監視領域と重み係数とから得られる積算値から
既知物体の進入を検出することができる。
【0063】なお、前述する各実施例においては、監視
領域制御部35と監視領域変化検出部36が互いに対応
付けるように複数対設けたが、例えば監視領域制御部3
5と監視領域変化検出部36とを一対だけ設け、監視領
域変化検出部36が所定の時間ごとに入力される各デジ
タル画像データから作成する画像ごとに、監視領域制御
部35から予め定めた順序に基づいて特定される座標情
報を取り込んで監視領域を設定し、当該監視領域の画像
中の画像変化があったか否かをフラグメモリに保存する
構成でもよい。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
のような種々の効果を奏する。請求項1の発明では、既
知物体の軌道にそって設定される監視領域の設定順序に
従って順次監視領域から画像変化を検出するので、照度
変動にも拘らず、既知物体以外の移動物体を誤って検出
したり、既知物体の検出漏れをなくして当該既知物体の
進入を確実に検出できる。
【0065】請求項2の発明では、既知物体が複雑な軌
道を描いて進入してくる場合でも、既知物体以外の移動
物体と的確に区別して確実に検出できる。請求項3の発
明では、照度変動にも拘らず、誤検出および検出漏れを
なくすことができる。
【0066】請求項4の発明では、請求項2の発明と同
様に既知物体が複雑な軌道を描いて進入してくる場合で
も、既知物体以外の移動物体と的確に区別して確実に検
出できる。
【0067】請求項5の発明では、既知物体の軌道の一
部に設定した監視領域から画像変化を検出しなくても、
グループの中の1つ以上の監視領域から画像変化を検出
すれば、既知物体の進入であると検出するので、既知物
体の検出漏れを未然に回避できる。
【0068】請求項6の発明では、各監視領域間の画像
変化による実検出時間間隔に基づいて既知物体の進入で
あると検出するので、同一の軌道上を移動する他の移動
物体と既知物体とを確実に区別しつつ、既知物体の進入
を検出できる。
【0069】請求項7の発明では、全部の監視領域の画
像変化の個数でなく、それよりも少いある個数の監視領
域に画像変化があれば、既知物体の進入であると検出す
るので、軌道上の一部に設定された監視領域に画像変化
がなく検出漏れとなっても、既知物体の進入を確実に検
出できる。
【0070】請求項8の発明では、各監視領域に重み付
けを行い、画像変化のあった監視領域に対応する積算値
から既知物体の進入の有無を判断するので、例えば軌道
上の重要な部分の監視領域から既知物体の進入であると
検出できる。
【0071】請求項9の発明では、既知物体が複雑な軌
道を描いて進入してくる場合でも、既知物体以外の移動
物体と的確に区別して確実に進入を検出でき、また軌道
上の重要な部分の監視領域から既知物体の進入であると
検出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる既知物体の進入検出装置の基本
的なブロック構成図。
【図2】既知物体の軌道とこの軌道上に設定する監視領
域との関係を説明する図。
【図3】図1に示す監視領域変化検出部の構成を表す機
能ブロック図。
【図4】図1に示す進入監視処理制御部の動作手順を説
明する図。
【図5】図1に示す監視領域変化検出部の動作を説明す
るフローチャート。
【図6】監視領域の設定順序と監視領域の画像変化と検
出時間との関係を説明する図。
【図7】ヒストグラム例を示す模式図。
【図8】モーメント値の算出例を説明する図。
【図9】既知物体の軌道上の監視領域と既知物体以外の
移動物体との関係を説明する図。
【図10】既知物体の軌道上の監視領域と既知物体以外
の移動物体との関係を説明する図。
【図11】急激な照度変動があったときの監視領域の状
態を示す図。
【図12】本発明に係わる既知物体の進入検出装置の他
の実施例を示すブロック構成図。
【図13】既知物体が複雑な軌道を通って進入する例を
示す図。
【図14】全監視領域をグループ分けして既知物体の進
入を検出する例を示す図。
【図15】全監視領域をグループ分けして既知物体の進
入を検出するときのフローチャート。
【図16】各監視領域間の検出時間間隔に基づいて既知
物体の進入を検出するときのフローチャート。
【図17】監視領域に重みを付して既知物体の進入を検
出する場合の説明図。
【図18】本発明に係わる既知物体の進入検出装置の他
の実施例を示すブロック構成図。
【符号の説明】
1…画像入力ぶ、3…進入監視処理制御部、31…画像
データ記憶部、35…監視領域制御部、36…監視領域
変化検出部、37…変化順序検出部、41,51…パタ
ーン辞書記憶部。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 移動物体の中から監視対象となる既知物
    体の進入を検出する既知物体の進入検出方法において、 移動物体の移動に伴う連続的な動画像データから得られ
    るデジタル画像データの各画像中に、前記既知物体の軌
    道にそって順次監視領域を設定し、これら監視領域内の
    画像変化から前記既知物体の進入を検出することを特徴
    とする既知物体の進入検出方法。
  2. 【請求項2】 移動物体の中から監視対象となる既知物
    体の進入を検出する既知物体の進入検出方法において、 移動物体の移動に伴う連続的な動画像データから得られ
    るデジタル画像データの各画像中に、前記既知物体の軌
    道にそって順次監視領域を設定し、これら監視領域内の
    画像変化の検出順序と予め設定されている各監視領域の
    画像変化検出順序パターンとを比較しながら前記既知物
    体の進入を検出することを特徴とする既知物体の進入検
    出方法。
  3. 【請求項3】 移動物体の中から監視対象となる既知物
    体の進入を検出する既知物体の進入検出装置において、 移動物体の移動に伴う連続的な動画像データをデジタル
    処理して得られる各デジタル画像データを記憶する画像
    データ記憶手段と、予め既知物体の軌道および速度に基
    づいて複数の監視領域が記憶され、前記各デジタル画像
    データから作成される各画像中に所定の順序で順次前記
    監視領域を設定する監視領域制御手段と、この監視領域
    制御手段によって設定される各監視領域内部の画像変化
    を検出する監視領域変化検出手段と、この監視領域変化
    検出手段によって画像変化を検出された監視領域の順序
    に基づいて前記既知物体の進入を検出する変化順序検出
    手段とを備えたことを特徴とする既知物体の進入検出装
    置。
  4. 【請求項4】 移動物体の中から監視対象となる既知物
    体の進入を検出する既知物体の進入検出装置において、 移動物体の移動に伴う連続的な動画像データをデジタル
    処理して得られる各デジタル画像データを記憶する画像
    データ記憶手段と、予め既知物体の軌道および速度に基
    づいて複数の監視領域が記憶され、前記各デジタル画像
    データから作成される各画像中に所定の順序で順次前記
    監視領域を設定する監視領域制御手段と、この監視領域
    制御手段によって設定される各監視領域内部の画像変化
    を検出する監視領域変化検出手段と、予め既知物体の軌
    道を描く監視領域の画像変化検出順序を記憶するパター
    ン辞書記憶手段と、前記監視領域変化検出手段によって
    画像変化を検出された監視領域の順序が前記パターン辞
    書記憶手段に記憶される監視領域の画像変化検出順序に
    従っているとき、前記既知物体の進入であると検出する
    変化順序検出手段とを備えたことを特徴とする既知物体
    の進入検出装置。
  5. 【請求項5】 変化順序検出手段は、予めN個の監視領
    域をMグループに分割し、各グループから少なくとも1
    個の監視領域で画像変化を検出し、かつ、その画像変化
    の検出順序が予め定めた監視領域の順序に従っていると
    き、前記既知物体の進入であると検出することを特徴と
    する請求項3または請求項4に記載の既知物体の進入検
    出装置。
  6. 【請求項6】 変化順序検出手段は、予め各監視領域間
    の検出時間間隔の範囲が設定され、前記デジタル画像デ
    ータから作成される画像中に表れる全部の各監視領域間
    の実検出時間間隔が前記設定された各監視領域間の検出
    時間間隔の範囲内にあるとき、前記既知物体の進入であ
    ると検出することを特徴とする請求項3または請求項4
    に記載の既知物体の進入検出装置。
  7. 【請求項7】 変化順序検出手段は、予め所定の画像変
    化割合αが設定され、画像変化を検出した監視領域がn
    個であり、全部の監視領域の個数をNとするとき、α>
    n/Nであり、かつ、画像変化を検出した監視領域の順
    序が予め設定された監視領域の設定順序に従っていると
    き、既知物体の進入であると検出することを特徴とする
    請求項2または請求項3に記載の既知物体の進入検出装
    置。
  8. 【請求項8】 変化順序検出手段は、予め既知物体の軌
    道との関係で各監視領域に重み係数を付加し、画像変化
    を検出した監視領域に重み係数を付して得られる積算値
    に基づいて前記既知物体の進入であると検出することを
    特徴とする請求項3または請求項4に記載の既知物体の
    進入検出装置。
  9. 【請求項9】 移動物体の中から監視対象となる既知物
    体の進入を検出する既知物体の進入検出装置において、 移動物体の移動に伴う連続的な動画像データをデジタル
    処理して得られる各デジタル画像データを記憶する画像
    データ記憶手段と、予め既知物体の軌道および速度に基
    づいて複数の監視領域が記憶され、前記各デジタル画像
    データから作成される各画像中に所定の順序で順次前記
    監視領域を設定する監視領域制御手段と、この監視領域
    制御手段によって設定される各監視領域内部の画像変化
    を検出する監視領域変化検出手段と、予め監視領域の画
    像変化検出順序と各監視領域ごとの重み係数とを記憶す
    るパターン辞書記憶手段と、前記監視領域変化検出手段
    によって画像変化を検出された監視領域の順序が前記パ
    ターン辞書記憶手段に記憶される監視領域の画像変化検
    出順序に従い、かつ、画像変化を検出した監視領域に重
    み係数を付して得られる積算値が所定値を越えたとき、
    前記既知物体の進入であると検出する変化順序検出手段
    とを備えたことを特徴とする既知物体の進入検出装置。
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