JPH08164229A - ゴルフクラブヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、ゴルフクラブヘッドに関し、高弾
性材料からなるフェースプレートの反発特性を十分に活
かして打球の方向性の安定と飛距離の向上を図り、併せ
て良好な打球感を得ることのできるゴルフクラブヘッド
を提供することを目的とする。 【構成】 請求項１に係るゴルフクラブヘッドは、金属
製ヘッド本体のフェース部にその周縁部を残して貫通孔
を形成し、ヘッド本体より比重の小さな高弾性材料から
なるフェースプレートを、当該貫通孔の周縁に設けた嵌
着凹部で支持してフェース部に取り付けると共に、フェ
ースプレートの裏面側に、フェースプレートより弾性の
小さい材料からなる振動吸収部材をヘッド本体と離間さ
せて取り付けたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、打球の方向性の安定と
飛距離の向上を図り、併せて打球感の向上を図ったゴル
フクラブヘッドに関する。

【０００２】

【従来の技術】一般に、アイアンクラブのヘッド本体
は、ステンレスや軟鉄等の金属によってホーゼル部やソ
ール部，フェース部等が一体成形され、そして、各番手
に合わせた形状になっているが、ヘッド本体は金属の塊
であるため弾性に乏しく、特にボールのインパクトに最
も重要なフェース部に弾性がないとその反発係数が小さ
く、又、ウッドのようなソフトな打球感が得られない。

【０００３】そこで、昨今では、図７及び図８に示すよ
うにステンレス等の金属材料からなるヘッド本体１のフ
ェース部３からバック部５に亘り、その周縁部を残して
貫通孔７を形成すると共に、フェース部３に別途設けた
嵌着凹部９に薄肉なフェースプレート１１を嵌着したア
イアンクラブ１３が提案されている（特公平５−６１９
５１号公報参照）。

【０００４】上記フェースプレート１１は、例えばカー
ボン繊維を補強繊維とする繊維強化樹脂によって嵌着凹
部９と同一形状に成形され、嵌着凹部９にゴム等の振動
吸収部材１５を介してフェース部３と面一に嵌着されて
いる。そして、その表面には複数のスコアライン溝１７
が形成されており、これらのスコアライン溝１７によっ
て打球時にボールにスピンを与えるようになっている。

【０００５】而して、上記アイアンクラブ１３によれ
ば、フェースプレート１１はヘッド本体１より比重が小
さいため、ヘッド本体１の重量が周縁部に分散され、そ
の結果、スイングの際にヘッド本体１の慣性モーメント
が大きくなって打球の方向性が安定すると共に、フェー
スプレート１１の後側にフェースプレート１１の弾性変
形作用をバックアップする部材がないため、打球時にフ
ェースプレート１１特有の反発特性をボールに付与する
ことが可能となってボールの飛距離が高まることとな
る。

【０００６】尚、図中、１９はヘッド本体１のホーゼル
部２１に挿着したシャフトである。一方、ウッドクラブ
は、ヘッド本体の材料として柿や桜等の天然木材が広く
使用されていたが、近年、品質の安定性，材料供給の容
易性等の観点から天然木材に代えて、ヘッド本体の外殻
をチタンやアルミ合金等の金属材料で中空に成形したも
のが広く使用されている。

【０００７】そして、飛距離を確保するため、実公平３
−３３４２号公報に示すようにヘッド本体のフェース部
に嵌着凹部を設け、当該嵌着凹部に同じく繊維強化樹脂
からなるフェースプレートを装着することによってボー
ルのインパクト時に於ける反発係数を高めて飛距離を確
保し、併せてインパクト時の衝撃を吸収して肘への負担
を軽減している。

【０００８】

【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、図７に示す
アイアンクラブ１３にあっては、ヘッド本体１に別途設
けたフェースプレート１１に振動が発生し易いことか
ら、図８の如く振動吸収部材１５を介してフェースプレ
ート１１を嵌着凹部９に嵌着しているが、当該振動吸収
部材１５がフェースプレート１１の反発特性に影響を与
えてしまうという不具合が指摘されている。

【０００９】即ち、フェースプレート１１を直接嵌着凹
部９に嵌着してしまうと、打球時にフェースプレート１
１に生じた振動がヘッド本体１からシャフト１９を介し
てプレーヤーに伝わってしまうため、上記振動吸収部材
１５を介在させて振動を吸収している。然し、斯様にヘ
ッド本体１とフェースプレート１１との間に振動吸収部
材１５を介在させてしまうと、ヘッド本体１とフェース
プレート１１とに挾持される振動吸収部材１５自体も打
球時の衝撃で圧縮，反発するため、振動吸収部材１５自
体の持つ特性がフェースプレート１１の反発特性に影響
を与えて高弾性材料の特性を十分に活かすことができな
い欠点があった。

【００１０】そして、上述したウッドクラブにあって
も、フェース部に設けた嵌着凹部にフェースプレートを
装着してしまうと、フェースプレートの弾性変形作用が
ヘッド本体で全面的にバックアップされてしまうため、
フェースプレートのもつ反発特性を十分に発揮させるこ
とができず、飛距離が延びないという問題があった。本
発明は斯かる実情に鑑み案出されたもので、高弾性材料
からなるフェースプレートの反発特性を十分に活かして
打球の方向性の安定と飛距離の向上を図り、併せて良好
な打球感を得ることのできるゴルフクラブヘッドを提供
することを目的とする。

【００１１】

【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項１に係るゴルフクラブヘッドは、金属製ヘッ
ド本体のフェース部にその周縁部を残して貫通孔を形成
し、ヘッド本体より比重の小さな高弾性材料からなるフ
ェースプレートを、当該貫通孔の周縁に設けた嵌着凹部
で支持してフェース部に取り付けると共に、フェースプ
レートの裏面側に、フェースプレートより弾性の小さい
材料からなる振動吸収部材をヘッド本体と離間させて取
り付けたことを特徴とする。

【００１２】そして、請求項２に係る発明は、請求項１
記載のゴルフクラブヘッドに於て、振動吸収部材を、ス
イートスポット対応位置に取り付けたものである。

【００１３】

【作用】各請求項に係るゴルフクラブヘッドを装着した
ゴルフクラブをスイングすると、ヘッド本体の重量がそ
の周縁部に分散されて大きな慣性モーメントが得られ、
その結果、ヘッド本体はぶれずに正確な軌跡を描くこと
となる。又、フェースプレートの裏面側に振動吸収部材
が取り付くものの、振動吸収部材はヘッド本体と一体と
なってフェースプレートの弾性変形作用を全面的にバッ
クアップするものではないため、高弾性材料からなるフ
ェースプレートのもつ反発特性が影響を受けず、その反
発特性が十分に発揮されることとなる。

【００１４】更に、ボールの打球時にフェースプレート
に発生した振動を振動吸収部材が吸収してプレーヤーへ
伝わる振動を減衰させるが、振動吸収部材はヘッド本体
と接触していないため、振動吸収部材がフェースプレー
トの反発特性に影響を与えることがない。

【００１５】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に
説明する。図１は請求項１及び請求項２に係るゴルフク
ラブヘッドの第一実施例を示し、図中、２３は軟鉄（比
重〔７．８〕）やステンレス（比重〔７．７〕），チタ
ン（比重〔４．５〕），ベリリウム銅（比重〔８．
３〕）等の金属材料で成形されたアイアンクラブのヘッ
ド本体で、当該ヘッド本体２３は、従来と同様、ホーゼ
ル部２５やソール部２７，フェース部２９等が一体成形
されており、図２に示すようにヘッド本体２３のフェー
ス部２９には、その周縁部を残して貫通孔３１がバック
部３３に亘って設けられている。

【００１６】又、図中、３５はカーボン繊維等を補強繊
維とする繊維強化樹脂（比重〔１．４〜１．６〕）で成
形された薄肉なフェースプレートで、当該フェースプレ
ート３５は、貫通孔３１のフェース部２９側周縁に別途
設けた嵌着凹部３７と同一形状に成形され、当該嵌着凹
部３７にフェース部２９と面一に圧着されている。そし
て、その表面には複数のスコアライン溝３９が形成され
ており、従来と同様、これらのスコアライン溝３９によ
って打球時にボールにスピンを与えるようになってい
る。

【００１７】而して、本実施例に係るヘッド本体２３
は、上述の如き従来と同様の構成に加え、フェースプレ
ート３５の裏面側に、フェースプレート３５より弾性の
小さい材料からなる振動吸収部材４１をヘッド本体２３
と接触させずに離間させて取り付けたことを特徴とす
る。振動吸収部材４１は、ゴム弾性や粘弾性を有するゴ
ムや合成樹脂（エポキシ，ポリウレタン，ポリカーボネ
ート，ポリ塩化ビニル等），フェースプレート３５より
弾性の小さな硬質合成樹脂等からなる厚み０．１mm以上
の円形状のプレートで、当該振動吸収部材４１はフェー
スプレート３５の裏面側のスイートスポット対応位置Ｐ
（打球面のスイートスポットＳからヘッド本体２３のバ
ック部３３側に下ろした垂線がフェースプレート３５の
裏面と交わる位置）に接着剤又は溶着や圧着等によって
取り付けられている。

【００１８】そして、振動吸収部材４１は、フェースプ
レート３５の裏面に取り付けた時、ヘッド本体２３のバ
ック側周縁部と接触することのない寸法を以って形成さ
れており、斯かる振動吸収部材４１によって、打球時に
フェースプレート３５に発生する振動を吸収，減衰させ
るようになっている。このように本実施例に係るヘッド
本体２３は、フェース部２９の周縁部を残して貫通孔３
１をバック部３３に亘って形成し、フェース部２９に設
けた嵌着凹部３７に、ヘッド本体２３より比重の軽いフ
ェースプレート３５を嵌着させて当該フェースプレート
３５で貫通孔３１を覆うと共に、フェースプレート３５
の裏面側にフェースプレート３５より弾性の小さい材料
からなる振動吸収部材４１を、ヘッド本体２３と接触さ
せずに離間させてスイートスポット対応位置Ｐに取り付
けたものであるから、斯かるヘッド本体２３を装着した
ゴルフクラブをスイングすると、ヘッド本体２３の重量
がその周縁部に分散されて大きな慣性モーメントが得ら
れ、その結果、ヘッド本体２３はぶれずに正確な軌跡を
描き、打球の方向性が安定することとなる。

【００１９】又、フェースプレート３５の裏面側に振動
吸収部材４１が取り付くものの、当該振動吸収部材４１
はヘッド本体２３と一体となってフェースプレート３５
の弾性変形作用を全面的にバックアップするものではな
い。そのため、高弾性材料からなるフェースプレート３
５のもつ反発特性が十分に発揮されて飛距離が伸びるこ
ととなる。

【００２０】更に、ボールの打球時にフェースプレート
３５に発生した振動を上記振動吸収部材４１が吸収して
プレーヤーへ伝わる振動を減衰させるが、図７及び図８
に示す従来例にあっては、振動吸収部材１５がヘッド本
体１とフェースプレート１１との間に介在されているた
め、振動吸収部材１５自体も打球時の衝撃で圧縮，反発
して当該振動吸収部材１５自体の持つ特性がフェースプ
レート１１の反発特性に影響を与えてしまっていた。

【００２１】然し、本実施例では振動吸収部材４１がヘ
ッド本体２３と離間しているため、振動吸収部材４１が
打球時の衝撃で圧縮，反発することがなく、フェースプ
レート３５の反発特性に影響を与えてしまうことがな
い。従って、振動吸収部材４１が、フェースプレート３
５の反発特性に何ら影響を与えることなく打球時の不快
な振動を減衰させることが可能となり、因って、本実施
例によれば、打球の飛距離を確保し乍ら良好な打球感を
得ることが可能となった。

【００２２】尚、本実施例のフェースプレート３５は、
繊維強化樹脂（ＦＲＰ）の他にステンレス，チタン合
金，ベリリウム合金，アルミニウム合金等の金属やこれ
ら金属を用いたＦＲＭを使用することができ、又、振動
吸収部材４１には、合成樹脂（ＦＲＰを含む），ゴム，
マグネシウム，鉛，アルミニウム合金等をそれぞれ適宜
選択して使用することができる。

【００２３】図３及び図４は請求項１に係る発明の一実
施例を示し、上記実施例では、振動吸収部材４１をフェ
ースプレート３５の裏面側のスイートスポット対応位置
Ｐに取り付けたが、本実施例に係るヘッド本体４３で
は、スイートスポット対応位置Ｐを挟んでフェースプレ
ート３５の裏面側のトウ側とヒール側に、夫々、上述し
た振動吸収部材４１をヘッド本体４３と離間させて取り
付けたものである。

【００２４】即ち、スイートスポットＳでボールを打っ
た場合に比べ、スイートスポットＳを外してボ−ルを打
った場合の方がボールを適確に捕らえていないため、打
球時の振動は大きいものとなる。そこで、本実施例は、
スイートスポット対応位置Ｐを挟んでフェースプレート
３５の裏面側のトウ側とヒール側に、夫々、振動吸収部
材４１をヘッド本体２３に接触しないように離間させて
取り付けたもので、その他の構成は上記実施例と同様で
あるため、同一のものには同一符号を付してそれらの説
明は省略する。

【００２５】而して、本実施例によれば、スイートスポ
ットＳを外してボ−ルを打った場合に生じた大きな振動
を、両振動吸収部材４１が吸収することとなる。従っ
て、本実施例は、スイートスポットＳでボールを適確に
捕らえることのできない初心者用のゴルフクラブとして
最適なものであり、本実施例によっても、上記実施例と
同様、所期の目的を達成することが可能である。

【００２６】図５は請求項１及び請求項２に係るゴルフ
クラブヘッドの第二実施例を示し、図中、４５はチタン
やステンレス等の金属材料によって中空な外殻４７が成
形されたヘッド本体で、そのヒール側にはホーゼル部４
９が斜め上方へ突設されており、当該ホーゼル部４９に
金属やＦＲＰ等の樹脂材で成形されたシャフトが挿着さ
れるようになっている。そして、フェース部５１には、
ヘッド本体４５の内部と連通する貫通孔５３がその周縁
部を残して形成されている。

【００２７】又、図中、５５はヘッド本体４５よりも比
重の小さいベリリウム合金（比重〔１．７〕）やアルミ
合金（比重〔２．８〕），繊維強化樹脂等で成形された
薄肉なフェースプレートで、当該フェースプレート５５
は、貫通孔５３のフェース部５１側周縁に別途設けた嵌
着凹部５７と同一形状に成形され、当該嵌着凹部５７に
フェース部５１と面一に圧着されている。

【００２８】そして、フェースプレート５５の裏面側に
は、上述した振動吸収部材４１と同一材料のゴムや合成
樹脂の他、鉛といったフェースプレート５５より弾性の
小さい材料からなる厚み０．１mm以上の振動吸収部材５
９が、ヘッド本体４５と離間してスイートスポット対応
位置Ｐに接着剤又は溶着等によって取り付けられてい
る。

【００２９】而して、上記振動吸収部材５９はフェース
プレート５５と略相似形状をなし、ヘッド本体４５のバ
ック側周縁部と接触することのない寸法を以って形成さ
れており、打球時にフェースプレート５５に発生する振
動を当該振動吸収部材５５が吸収，減衰させるようにな
っている。本実施例に係るヘッド本体４５はこのように
構成されているから、斯かるヘッド本体４５を装着した
ゴルフクラブをスイングすると、ヘッド本体４５の重量
がその周縁部に分散されて大きな慣性モーメントが得ら
れ、その結果、ヘッド本体４５はぶれずに正確な軌跡を
描き、打球の方向性が安定することとなる。

【００３０】又、フェースプレート５５の裏面側に振動
吸収部材５９が取り付くものの、当該振動吸収部材５９
はヘッド本体４５と離間し、ヘッド本体４５と一体とな
ってフェースプレート５５の弾性変形作用を全面的にバ
ックアップするものではないため、高弾性材料からなる
フェースプレート５５のもつ反発特性が十分に発揮され
て飛距離が伸びることとなる。

【００３１】更に、ボールの打球時にフェースプレート
５５に発生した振動を上記振動吸収部材５９が吸収して
プレーヤーへ伝わる振動を減衰させるが、本実施例にあ
っても振動吸収部材５９がヘッド本体４５と接触してい
ないため、当該振動吸収部材５９が打球時の衝撃で圧
縮，反発することがなく、フェースプレート５５の反発
特性に影響を与えてしまうことがない。

【００３２】従って、本実施例にあっても、振動吸収部
材５９がフェースプレート５５の反発特性に何ら影響を
与えることなく打球時の不快な振動を減衰させることが
可能となり、因って、打球の飛距離を確保し乍ら良好な
打球感を得ることが可能となった。尚、振動吸収部材
は、単一の材料に限定されるものではなく、例えば複数
の材料を層状に組み合わせて成形してもよいことは勿論
である。

【００３３】

【発明の効果】以上述べたように、各請求項に係るゴル
フクラブヘッドを装着したゴルフクラブをスイングする
と、ヘッド本体の重量がその周縁部に分散されて大きな
慣性モーメントが得られ、その結果、ヘッド本体はぶれ
ずに正確な軌跡を描き打球の方向性が安定することとな
る。

【００３４】又、フェースプレートの裏面側に振動吸収
部材が取り付くものの、当該振動吸収部材はヘッド本体
と一体となってフェースプレートの弾性変形作用を全面
的にバックアップするものではないため、高弾性材料か
らなるフェースプレートのもつ反発特性が十分に発揮さ
れて飛距離が伸びることとなる。更に、ボールの打球時
にフェースプレートに発生した振動を振動吸収部材が吸
収してプレーヤーへ伝わる振動を減衰させるが、振動吸
収部材はヘッド本体と離間しているため、当該振動吸収
部材が打球時の衝撃で圧縮，反発することがなく、フェ
ースプレートの反発特性に影響を与えてしまうことがな
い。

【００３５】従って、各請求項に係るゴルフクラブヘッ
ドによれば、フェースプレートの反発特性に何ら影響を
与えることなく振動吸収部材によって打球時の不快な振
動を減衰させることが可能となり、因って、打球の飛距
離を確保し乍ら良好な打球感を得ることが可能となっ
た。

【図面の簡単な説明】

【図１】請求項１及び請求項２に係るゴルフクラブヘッ
ドの第一実施例の正面図である。

【図２】図１のII−II線断面図である。

【図３】請求項１に係るゴルフクラブヘッドの一実施例
の正面図である。

【図４】図３のIV−IV線断面図である。

【図５】請求項１及び請求項２に係るゴルフクラブヘッ
ドの第二実施例の正面図である。

【図６】図５のVI−VI線断面図である。

【図７】従来のゴルフクラブヘッドの分解斜視図であ
る。

【図８】図７に示すゴルフクラブヘッドの断面図であ
る。

【符号の説明】

２３，４３，４５ ヘッド本体 ２９，５１ フェース部 ３１，５３ 貫通孔 ３３ バック部 ３５，５５ フェースプレート ３７，５７ 嵌着凹部 ４１，５９ 振動吸収部材 ４７ 外殻

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 金属製ヘッド本体のフェース部にその周
   縁部を残して貫通孔を形成し、ヘッド本体より比重の小
   さな高弾性材料からなるフェースプレートを、当該貫通
   孔の周縁に設けた嵌着凹部で支持してフェース部に取り
   付けると共に、フェースプレートの裏面側に、フェース
   プレートより弾性の小さい材料からなる振動吸収部材を
   ヘッド本体と離間させて取り付けたことを特徴とするゴ
   ルフクラブヘッド。
2. 【請求項２】 振動吸収部材を、スイートスポット対応
   位置に取り付けたことを特徴とする請求項１記載のゴル
   フクラブヘッド。