JP2004290565A - パター用ゴルフクラブヘッドおよびパター用ゴルフクラブ - Google Patents

パター用ゴルフクラブヘッドおよびパター用ゴルフクラブ Download PDF

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Yasuyuki Ota
泰之 大田
Isamu Toshinari
勇 俊成
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Abstract

【課題】重心深度を深くすることが可能となるパター用ゴルフクラブヘッドおよび該ヘッドを備えたパター用ゴルフクラブを提供する。
【解決手段】パター用ゴルフクラブヘッド1は、フェース部5とバック部6とを有しステンレス鋼などの金属を主体とする素材で構成されるヘッド本体2と、該ヘッド本体2に取付けられフェース部5からバック部6に向かって延在する樹脂部3と、樹脂部3を介してヘッド本体2に取付けられたウェイト部4とを備える。ウェイト部4は、ヘッド本体2と一体的に形成されてもよいが、ヘッド本体2とは別部材で構成されてもよい。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はパター用ゴルフクラブヘッドおよびパター用ゴルフクラブに関し、特に重心深度を深くでき慣性特性を改善することが可能となるパター用ゴルフクラブヘッドおよび該ヘッドを備えたパター用ゴルフクラブに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来からパター用ゴルフクラブヘッドの素材としては、軟鉄やステンレスなどの単一金属材料が主流を占めてきた。
【0003】
ところが、最近になって、ヘッド本体をアルミニウム合金とし、銅をソールに圧入するなどして接合したものや、本体ステンレスにタングステン合金を圧入するなどして接合したパター用ゴルフクラブヘッドが登場している。いずれも、目的は、重心位置をコントロールしたり、ヘッド体積を増大して慣性モーメントを大きくするなど慣性特性を変動させるためである。
【0004】
また、特開平11−104279号公報には、第一の密度を有する第一の材料で形成されたヒールと、第二の密度を有する第二の材料で形成されたトウと、第一および第二の密度未満の密度を有する第三の材料で形成された中央部分とを含み、ヒール、トウおよび中央部分は一体に連結されている、3個の個別の部分からなるゴルフクラブヘッドが開示されている。
【0005】
他方、特開平9−164230号公報には、ヘッド本体を硬質材料から形成し、このヘッド本体のフェース面中少なくともスイートエリア相当個所にショアD硬度80以下の弾性材料から形成された打球部材を設けたパターヘッドが開示されている。
【0006】
また、特開平10−216279号公報には、ゴルフボールが直接に打撃されるフェース面の一部ないし全体を、高分子材料から成るフェースプレートにて形成し、かつ、該フェースプレートのショアA硬度が30〜80の範囲に設定されたパター型ゴルフクラブヘッドが開示されている。
【0007】
【非特許文献1】
1996年版ゴルフ用品総合カタログ 発行 株式会社ユニバーサルゴルフ 平成8年3月1日発行 p.272 商品名「THE FAT LADY」
【0008】
【非特許文献2】
2003年版ゴルフ用品総合カタログ 発行 株式会社ユニバーサルゴルフ 平成15年3月1日発行 p.183 商品名「ゼクシオパター」
【0009】
【特許文献1】
特開平9−164230号公報
【0010】
【特許文献2】
特開平10−216279号公報
【0011】
【特許文献3】
特開平11−104279号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、アルミニウム合金のヘッド本体のソールに銅を圧入したものや、本体ステンレスにタングステン合金を圧入するなどして接合したヘッドでは、アルミニウム合金の比重が2.8に対して銅の比重が8.9、ステンレスの比重が7.8に対してタングステン合金の比重が14程度であり、銅にしてもタングステン合金にしてもヘッド本体との比重差が比較的少ないため、重心深度を大幅に深くすることは困難である。
【0013】
また、ヘッドの慣性特性を改善するために、特開平11−104279号公報ではヘッドの中央部分の素材の密度をヒールおよびトウの素材の密度よりも小さくしているが、この場合も重心深度を深くすることは困難である。
【0014】
その一方で、パターには打感に対しての要求品質も高く、上記の特開平9−164230号公報や特開平10−216279号公報に記載のように、従来の本体金属と同一の打球部を有するパターの打感の硬さを改善するために、フェース面の打球部に樹脂からなる材料を用いたパターが数多く見られるようになってきている。
【0015】
しかし、打感は改善したとしても、フェース面の打球部だけに樹脂材料を設置しただけでは、樹脂材料の厚さがせいぜい厚くても5mm以下の場合がほとんどであり、重心深度を深くすることは困難である。
【0016】
重心深度を深くしたパター用ゴルフクラブは、振りやすさの面でゴルファーに対する影響が大きく、安定したストロークが可能になる点や、重心深度を深くすると結果的にヘッドの重心まわりの慣性モーメントを大きくできるという利点があるので、パター用ゴルフクラブにおいて重心深度を深くすることが望まれる。
【0017】
そこで、本発明は、重心深度を深くすることが可能となるパター用ゴルフクラブヘッドおよび該ヘッドを備えたパター用ゴルフクラブを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るパター用ゴルフクラブヘッドは、1つの局面では、フェース部とバック部とを有し、金属を主体とする素材で構成されるヘッド本体と、ヘッド本体に取付けられフェース部からバック部に向かって延在する樹脂部と、樹脂部を介してヘッド本体に取付けられたウェイト部とを備える。
【0019】
このようにフェース部からバック部に向かって延在する樹脂部を介してヘッド本体にウェイト部を取付けることにより、比重の小さい樹脂部を介して比重の大きいウェイト部をバック部に配置することができる。それにより、ヘッドの重心深度を深くすることができる。ここで、ヘッドの重心深度とは、ヘッドの重心からフェイス面に引いた垂線における重心からフェイス面までの距離である。
【0020】
本発明に係るパター用ゴルフクラブヘッドは、他の局面では、フェース部と、バック部と、フェース部とバック部との間に空間部とを有し、金属を主体とする素材で構成されるヘッド本体と、空間部上をフェース部からバック部に向かって延在する樹脂部とを備える。
【0021】
このようにヘッド本体のフェース部とバック部との間に空間部を設けた場合には、該空間部に相当するヘッド本体の質量をバック部側に配置することができ、ヘッドの重心深度を深くすることができる。
【0022】
本発明に係るパター用ゴルフクラブヘッドは、さらに他の局面では、フェース面を含むフェース部とバック部とを有し金属を主体とする素材で構成されるヘッド本体と、フェース面以外のヘッド本体の部位上に延在する樹脂部とを備え、ヘッド本体の重心位置を、樹脂部の重心位置よりもバック部側に配置している。
【0023】
本局面のように相対的に比重の大きい金属を主体とする素材で構成されるヘッド本体の重心位置を、相対的に比重の小さい樹脂部の重心位置よりもバック部側に配置した場合も、ヘッドの重心深度を深くすることができる。
【0024】
樹脂部の体積は、好ましくは、ヘッド全体の体積に対して25%以上95%以下程度である。また、樹脂部を構成する樹脂の比重は、0.5以上1.5以下程度であり、ヘッド本体を構成する金属の比重は7以上15以下程度であることが好ましい。
【0025】
パター用ゴルフクラブヘッドは、トウ部とヒール部とをさらに備え、トウ部からヒール部に向かう方向のヘッド全体の長さであるヘッド長で、フェース部からバック部に向かう方向のヘッド全体の幅であるヘッド幅を除した値が、0.7以上1.0未満程度であることが好ましい。
【0026】
上記樹脂部は、繊維強化材を含む樹脂からなることが好ましく、また、フェース部に、上記樹脂部とは別に樹脂パーツを装着することが好ましい。
【0027】
本発明に係るパター用ゴルフクラブは、上述のパター用ゴルフクラブヘッドを備える。したがって、慣性特性の優れたパター用ゴルフクラブが得られる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態におけるパター用ゴルフクラブヘッドおよびパター用ゴルフクラブについて説明する。
【0029】
本実施の形態におけるパター用ゴルフクラブは、後述するパター用ゴルフクラブヘッド、シャフトおよびグリップを備える。パター用ゴルフクラブヘッドは、ヘッド本体と、該ヘッド本体に取付けられた樹脂部と、ウェイト部とを備える。シャフトおよびグリップとしては周知のものを採用可能である。
【0030】
ヘッド本体は、たとえばステンレス、鉄、軟鉄、鉄合金、銅合金、真鍮等の金属を主体とする材質で構成され、フェース面(打球面)を有するフェース部と、フェース部の後方側に位置するバック部と、トウ部と、ヒール部とを有する。
【0031】
フェース部は、金属のみで構成してもよいが、樹脂などの金属以外の素材と金属との複合素材で構成してもよい。たとえば、フェース部の中央部に樹脂パーツを嵌め込み、フェース面の中央部を樹脂で構成することが考えられる。
【0032】
このように打球部に比重の小さい樹脂を使用することも、ヘッドの重心深度を深くすることに寄与し得る。フェース部における樹脂の割合が多ければ、多いほど重心深度を深くする効果は高まる。また、フェース面において実際に打球することが予定されている箇所に樹脂パーツを装着することにより、打感をソフトなものに改善することもできる。
【0033】
樹脂パーツをフェース面に装着する場合、フェース面に装着する樹脂パーツを曲げ弾性率の低い材料で構成することが好ましい。たとえば、フェース面以外のヘッド本体の部位上を延在する樹脂部よりも曲げ弾性率の低い材料、つまり軟らかい樹脂材料で構成することが考えられる。この場合には、打感をさらにソフトなものとすることができる。
【0034】
上記のヘッド本体は、好ましくは、フェース部とバック部との間に空間部を有する。たとえば、ヘッド本体においてフェース部とバック部との間に位置する部分に凹部や貫通孔などを設けることが考えられる。
【0035】
該凹部や貫通孔はヘッド本体の中央部に設けることが好ましい。それにより、比較的ヘッドの重心位置に近い部分から質量を取り除き、それ以外の部分に配置することができる。この凹部や貫通孔は、ヘッド本体の上面と底面(ソール面)の少なくとも一方の中央部に開口部を有することが好ましいが、ヘッド本体の側面に開口部を有するものであってもよい。
【0036】
このようにヘッド本体に空間部を設けることにより、たとえば該空間部に相当するヘッド本体の質量をヘッド本体のバック部側に配置することができる。つまり、ヘッド本体のバック部側に質量を配置することができる。それにより、ヘッドの重心深度を深くする(ヘッドの重心位置をバック部側にシフトさせる)ことができる。その結果、ヘッドの重心まわりの慣性モーメントを大きくすることができ、ゴルフクラブヘッドの慣性特性を改善することができる。
【0037】
樹脂部は、フェース面以外のヘッド本体の部位上に延在するようにヘッド本体に取付けられ、典型的にはフェース部あるいはその近傍からバック部に向かって延在する。該樹脂部の取付方法としては、たとえば両面テープによる固定、ビス止め、スナップイン固定、接着剤による固定あるいはこれらを2つ以上併用する方法などが考えられる。
【0038】
パター用ゴルフクラブヘッドの基本的な要求特性として壊れないことが挙げられることから、樹脂部は、強度特性および耐摩耗特性に優れる必要がある。しかし、金属と比較して樹脂は強度特性も耐摩耗特性も一般に悪いので、繊維を含有させ強化を図ることが好ましい。たとえば、上記の樹脂部を、繊維強化材を含む樹脂で構成する。それにより、樹脂部の強度特性や耐摩耗特性を改善することができる。
【0039】
樹脂部として使用可能な樹脂には様々な種類のものがあるが、たとえばポリスチレン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリオレフィン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、フッ素系樹脂、シリコン系樹脂や、それらのエラストマーが挙げられる。強化材としては、カーボン繊維、ガラス繊維などが一般的である。
【0040】
樹脂部は、ヘッド本体に上記のような空間部を設けた場合には、該空間部上をフェース部からバック部に向かって延在する。この樹脂部で空間部を覆うことにより、ヘッドの美観を向上することができる。
【0041】
また、上記の空間部を樹脂部で覆った場合には、アドレス時にヘッド本体の空間部がプレイヤーの視界に入ってプレーに集中できないといった事態を回避することもできる。ここで、「アドレス」とは、ゴルフボールを打つため、ゴルフクラブをボールに接触させないでボールの後側にセットする構えのことである。
【0042】
さらに、ヘッド本体に空間部を設け、かつ樹脂部の比重を小さくすることにより、パター用ゴルフクラブヘッドのサイズを大きくすることが可能となる。したがって、見た目の大きさ(=投影面積)を確保することができ、ゴルファーの心理に良好な影響を与えることも期待できる。
【0043】
ヘッド本体の重心位置は、樹脂部の重心位置よりもバック部側に配置することが好ましい。ヘッド本体は樹脂部よりも重い(比重が大きい)材質で主として構成されるので、ヘッド本体と樹脂部の重心位置の関係を上記の関係とすることにより、ヘッドの重心深度を深くすることができ、ヘッドの重心まわりの慣性モーメントを大きくすることができる。
【0044】
上記の樹脂部の体積(総体積)は、好ましくは、ヘッド全体の体積に対して25%以上95%以下程度である。このように樹脂部の総体積をヘッド全体の体積の25%以上95%以下程度と比較的多くしたのは、次のような理由による。
【0045】
パター用ゴルフクラブヘッドの質量を340gとし、樹脂部の総体積がヘッド全体の体積の25%である場合には、樹脂部の比重を1とすると、樹脂部の質量は14gとなる。ここで、ヘッドの残りの部分を比重7.8の金属部材で構成すると、金属部材の質量は326gとなる。よって、樹脂部の総体積がヘッド全体の体積の25%未満の場合には、ほとんど金属部材だけでヘッドの重心位置が決定され、ヘッドの重心深度を深くすることが極めて困難となる。
【0046】
他方、樹脂部の総体積をヘッド全体の体積の95%とするには、樹脂部の体積が241cmとなる。よって、樹脂部の総体積がヘッド全体の体積の95%より大きい場合には、樹脂部が極端に巨大となり、通常のパター形状から逸脱してしまう。
【0047】
以上より、樹脂部の総体積をヘッド全体の体積の25%以上95%以下程度とすることにより、パター用ゴルフクラブヘッドの形状を通常の形状から逸脱しない形状に維持しながらヘッドの慣性特性の変動を大きくすることができる。なお、上記の樹脂部および金属部材の体積は、次の数式(1),(2)を用いて算出可能である。
【0048】
(1×x)+(7.8×y)=340…(1)
x/(x+y)=z …(2)
ここで、数式(1),(2)において、xは樹脂部の総体積、yは金属部材の体積、zは樹脂部の割合(たとえば0.25や0.95)である。
【0049】
樹脂部を構成する樹脂の比重は、0.5以上1.5以下程度であり、ヘッド本体の金属部を構成する金属の比重は7以上15以下程度であることが好ましい。つまり、樹脂部を構成する樹脂の比重を相対的に小さくして樹脂部を軽くし、ヘッド本体を構成する金属の比重を相対的に大きくして重くする。それにより、ヘッドの重心位置の調節が容易となる。
【0050】
上記のように樹脂部およびヘッド本体の比重を規定したのは、次のような理由による。
【0051】
比重が0.5未満の樹脂材料は本願の出願時点においてはほとんど市場に存在せず、樹脂部の比重が1.5より大きいと上記の重心位置の調節の際に悪影響を及ぼすことが懸念される。また、樹脂部の比重を1.5より大きくするためには樹脂に金属粉末を含有させるなどして比重を大きくする必要も生じる。
【0052】
比重が7未満の金属部材としては、たとえばマグネシウム、アルミニウム、チタンなどが存在するが、このように軽い金属部材を使用すると、上記の重心位置の調節の際に大幅に重心位置を変化させることが困難となることが懸念される。他方、比重が15よりも大きい金属部材としては本願の出願時点においては純タングステン、純タンタルぐらいしか存在せず、加工性の悪さや高コストのためにこれらの素材を実際に使用することは困難である。
【0053】
ウェイト部は、上記のようにヘッド本体と一体的に設けてもよいが、別部材をヘッド本体に取付けて設けてもよい。ウェイト部をヘッド本体と一体的に設けるには、たとえばヘッド本体のバック部側に積極的に隆起部のような凸状部分を設けたり、フェース部とバック部間に位置するヘッド本体に上記のような空間部を設けることで結果的にヘッド本体のバック部側を凸状にすることが考えられる。
【0054】
また、ウェイト部をヘッド本体と別部材で構成する場合、たとえばタングステン合金やベリリウムニッケルなどの高比重の金属を、ヘッド本体のバック部側に取付けることが考えられる。該ウェイト部の取付方法としては、たとえば、上記の樹脂部を介してヘッド本体に取付けることが考えられる。
【0055】
このようにヘッド本体のバック部側にウェイト部を配置することにより、フェース部から離れた位置にウェイト部を配置することができ、ヘッドの重心深度を深くすることができる。特に、樹脂部を介してウェイト部をヘッド本体に取付けることにより、フェース部から離れた所望の位置にヘッド本体よりも高比重の重錘部材を容易に配置することができ、ヘッドの重心深度をより深くすることができる。
【0056】
本実施の形態におけるパター用ゴルフクラブヘッドにおいて、トウ部からヒール部に向かうトウ・ヒール方向のヘッド全体の長さであるヘッド長で、フェース部からバック部に向かうフェース・バック方向のヘッド全体の幅であるヘッド幅を除した値が、0.7以上1.0未満程度であることが好ましい。このようにパター用ゴルフクラブヘッドにおいてヘッド幅を比較的大きくすることで、フェース部から離れた位置にウェイト部を配置することができ、重心深度を深くすることができる。
【0057】
上記のヘッド長とヘッド幅はルールブックでいうものと同一であり、クラブヘッドを通常のアドレスポジションをとって置き、その垂直投影面の(i)ヒールとトウ、(ii)フェースと背面のそれぞれの両先端間の間隔を水平に測って求める。ヒールの最後端を明確に判定しにくい場合は、クラブを通常のアドレスポジションをとって置いた水平面から16mm(0.625インチ)上方の所をヒールの最後端とみなす。
【0058】
一般に、キャッシュイン型やピン型やL字型と呼ばれるものは、ヘッド長とヘッド幅との上記の比の値が小さく、マレット型と呼ばれるものには、該比の値が0.7以上1.0未満の範囲内に入るものが見られる。なお、この比の値が0.7未満では重心深度を大幅に深くしたい場合に支障を来たすことが懸念され、該比の値を1.0未満としたのはルールに適合するためである。
【0059】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図1〜図8を用いて説明する。
【0060】
(実施例1)
図1〜図3に、本発明の実施例1におけるパター用ゴルフクラブヘッド1を示し、図4(a),(b)に、本実施例1におけるパター用ゴルフクラブヘッド1の分解斜視図を示す。
【0061】
本実施例1におけるパター用ゴルフクラブは、図1に示すパター用ゴルフクラブヘッド1と、シャフトおよびグリップとを備える。シャフトおよびグリップとしては周知のものを採用する。
【0062】
図1〜図3に示すように、パター用ゴルフクラブヘッド1は、340gの質量を有し、ヘッド本体2と、樹脂部3と、ウェイト部4とを備える。ヘッド本体2は、主にステンレス製であり、フェース部5、バック部6、空間部7、トウ部15およびヒール部16を有する。
【0063】
図4(a),(b)に示すように、フェース部5の中央部には、7.3cmの体積のポリアミドエラストマー製のフェースパーツ8を嵌め込む。該フェースパーツ8は、接着剤などを用いてヘッド本体2に固着され、フェース部5の一部を構成する。
【0064】
ヘッド本体2のステンレス部分は、略コの字形状を有し、該ステンレス部分の体積は33.5cmである。このステンレス部分は、図4(a),(b)に示すように、ヘッド本体2においてフェース部5の背面側に位置する部分からバック部6側に延びる1組の突出部を有する。該突出部は、それぞれヘッド本体2のトウ部15近傍とヒール部16近傍から後方側に突出する。
【0065】
空間部7は、フェース部5の背面側に位置する部分からバック部6にまで達し、かつヘッド本体2のフェース・バック方向の中央部を上下方向に貫通するようにヘッド本体2の上面から底面(ソール面)に達するように設けられる。図4(a),(b)に示すように、該空間部7の両側を上記の突出部が延在する。
【0066】
図2に示すように、上記の空間部7を覆うように樹脂部3を設ける。樹脂部3は、ポリアミドエラストマー製であり、ビスを用いてヘッド本体2に固定される。該樹脂部3の体積は10.7cmである。図2の例では、樹脂部3は、略T字形状を有し、ヘッド本体2のフェース部5からバック部6に達するようにヘッド本体2に取付けられる。
【0067】
樹脂部3においてヘッド本体2のバック部6近傍に位置する後端部に凹部を設け、該凹部内に、図1に示すように、ウェイト部4を装着する。該ウェイト部4はタングステン合金製であり、ウェイト部4の体積は7.6cmである。このウェイト部4は、ビスを用いて樹脂部3の後端部に固定される。
【0068】
本実施例1では、図2に示すヘッド長Lは96mmであり、ヘッド幅Wは70mmであり、ヘッド幅Wをヘッド長Lで除した値は0.73である。また、ヘッド本体2のステンレス部分の重心は、樹脂部3の重心よりも5mmバック部6寄りに位置する。
【0069】
本願の発明者らが、本実施例1のパター用ゴルフクラブヘッド1の重心深度を算出したところ、重心深度は、20.5mmであった。
【0070】
ここで、重心深度を深くすることができることによる利点について、図6〜図8を用いて説明する。
【0071】
まず、図6を用いて、重心深度とパター用ゴルフクラブのスイングし易さとの関係について説明する。
【0072】
図6に示すように、パター用ゴルフクラブのグリップを通る鉛直線から反時計回りに30度傾けた位置からグリップを中心としてパター用ゴルフクラブ10を振り子式に回動させた場合、重心深度が30mmのヘッドを有するパター用ゴルフクラブ10では、パター用ゴルフクラブ10のスイング速度が最大となるポイントは、上記の鉛直線からフェースが30mm前方に位置するポイントとなる。また、スイング速度の最大値は、1.60m/sとなる。
【0073】
それに対し、重心深度が10mmのヘッドを有するパター用ゴルフクラブ10では、パター用ゴルフクラブ10のスイング速度が最大となるポイントは、上記の鉛直線からフェースが10mm前方に位置するポイントとなる。また、スイング速度の最大値は、1.54m/sとなる。
【0074】
上記のように重心深度が深い場合には、鉛直線に対し、より前方側でスイング速度が最大となることに加え、スイング速度自体も速くなるので、フォローを出しやすいスイングとなると言える。それに対し、重心深度が浅い場合には、いわゆるヒッティングし易いスイング傾向となる。
【0075】
したがって、重心深度が深いパター用ゴルフクラブヘッドでは、同じ振り幅のバックスイングでも、実際は重くて安定感があり、フォローを出しやすいスイングを行える。
【0076】
次に、重心深度とボールの転がり量との関係について検討すべく、振り子式パターロボット(開始角度30°)を用いてボールの転がり量に関するテストを行なったので、その結果について説明する。
【0077】
図8に、上記のテストで使用した振り子式パターロボットの概略構成を示す。図8に示すように、振り子式パターロボットは、複数本の支柱11と、ライ角調整ネジ12と、振り子角度表示板13と、振り子支点14と、アーム17とを備える。
【0078】
アーム17は、振り子支点14の周りに回動可能であり、パター用ゴルフクラブ10を保持する。また、今回のテストでは、パター用ゴルフクラブ10のヘッドのソール面から振り子支点14の中心までの高さHを1295mmとし、ライ角を72°、振り子角度を30°とした。
【0079】
テストに際しては、まず鉛を装着することで重心深度を変更した2種類のヘッドをそれぞれ備えたパター用ゴルフクラブ10を準備した。具体的には、重心深度17mmのヘッドを有するパター用ゴルフクラブ10と、重心深度10mmのヘッドを有するパター用ゴルフクラブ10とを準備した。
【0080】
そして、一方のパター用ゴルフクラブ10をアーム17に固定し、振り子支点14を中心として図8に示す初期位置から時計回りに30°回動した後、その状態からパター用ゴルフクラブ10を開放して反時計回りに回動させ、ボールを打球し、スイートスポットで打球した場合と、スイートスポットの下6mmの位置で打球した場合の双方について、ボールの転がり量を測定した。残りのパター用ゴルフクラブ10についても同様の条件でテストを行った。
【0081】
なお、今回のテストにおけるインパクト時のヘッドスピードは1.5m/s程度であり、グリップ部を固定したままテストを行った。また、各テストでは5球ずつボールを打球し、転がり量は11から12mの範囲内であった。
【0082】
図7に、上記の振り子式パターロボットによるテスト結果を示す。図7では、各テストでのボールの転がり量の平均値を示している。
【0083】
図7に示すように、スイートスポットで打球した場合でも、スイートスポットの下6mmの位置で打球した場合でも、重心深度の深いヘッドを有するパター用ゴルフクラブ10の方が転がり量が大きいことがわかる。また、重心深度の深いヘッドを有するパター用ゴルフクラブ10の場合、スイートスポットで打球した場合とスイートスポットを外して打球した場合とで、転がり量の差が小さいこをがわかる。
【0084】
以上より、ヘッドの重心深度を深くすることで、ボールの転がりが良くなり、打点が上下にズレたときでも転がり量の変動が少なくなるという効果が得られる。
【0085】
上述のように、本実施例1におけるパター用ゴルフクラブヘッド1では、重心深度を20.5mmと深くすることができるので、該ヘッドを備えたパター用ゴルフクラブで打球した際に、スイングが安定し、フォローを出しやすくなり、さらにはボールの転がりも良くなる。
【0086】
(実施例2)
次に、本発明の実施例2について図5(a),(b)を用いて説明する。図5(a),(b)に示すように、本実施例2では、ヘッド本体2のバック部6側に該ヘッド本体2と一体的にウェイト部4を設ける。したがって、ウェイト部4は、ヘッド本体2の素材と同一の素材で構成される。
【0087】
ヘッド本体2は、全体として環状の構造を有し、フェース部5の背面側に位置する部分からバック部6側に延びる1組の突出部と、該突出部の先端を接続するように設けられたウェイト部4とを有する。そして、ヘッド本体2においてフェース部5側に位置する部分と、1組の突出部と、ウェイト部4とで、ヘッド本体2の中央部に貫通孔で構成される空間部7が規定される。
【0088】
フェース部5の中央部には、実施例1と同様に、7.3cmの体積のポリアミドエラストマー製のフェースパーツ8を嵌め込む。該フェースパーツ8は、接着剤などを用いてヘッド本体2に固着され、フェース部5の一部を構成する。なお、ヘッド本体2のステンレス部分の体積は42.8cmである。
【0089】
樹脂部3は、ポリアミドエラストマー製であり、ビスなどを用いてヘッド本体2に固定される。該樹脂部3の体積は5.7cmである。樹脂部3は、図2に示すような略T字形状を有し、ヘッド本体2のフェース部5からウェイト部4に達するように設けられ、ウェイト部4を覆う。
【0090】
上記以外の構成については、実施例1の場合と基本的に同様である。本実施例2でも、パター用ゴルフクラブヘッド1の重心深度を20.5mmと深くすることができるので、実施例1の場合と同様の効果を期待できる。
【0091】
なお、本実施例2では、図2に示すヘッド長Lは96mmであり、ヘッド幅Wは70mmであり、ヘッド幅Wをヘッド長Lで除した値は0.73である。また、ヘッド本体2のステンレス部分の重心は、樹脂部3の重心よりも7mmバック部6寄りに位置する。
【0092】
以上のように本発明の実施の形態および実施例について説明を行なったが、今回開示した実施の形態および実施例は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
【0093】
【発明の効果】
本発明によれば、パター用ゴルフクラブヘッドの重心深度を深くすることができるので、該ヘッドの重心まわりの慣性モーメントを大きくすることができ、ゴルフクラブヘッドの慣性特性を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1におけるパター用ゴルフクラブヘッドを示す斜視図である。
【図2】本発明の実施例1におけるパター用ゴルフクラブヘッドの平面図である。
【図3】本発明の実施例1におけるパター用ゴルフクラブヘッドの側面図である。
【図4】(a),(b)は本発明の本実施例1におけるパター用ゴルフクラブヘッドの分解斜視図である。
【図5】(a),(b)は本発明の実施例2におけるパター用ゴルフクラブヘッドの分解斜視図である。
【図6】重心深度とスイングとの関係を説明するための模式図である。
【図7】振り子式パターロボットによるボールの転がり量のテスト結果を示す図である。
【図8】ボールの転がり量のテストに用いた振り子式パターロボットの概略構成図である。
【符号の説明】
1 パター用ゴルフクラブヘッド、2 ヘッド本体、3 樹脂部、4 ウェイト部、5 フェース部、6 バック部、7 空間部、8 樹脂パーツ、10 パター用ゴルフクラブ、11 支柱、12 ライ角調整ネジ、13 振り子角度表示板、14 振り子支点、15 トウ部、16 ヒール部、17 アーム。

Claims (9)

  1. フェース部(5)とバック部(6)とを有し、金属を主体とする素材で構成されるヘッド本体(2)と、
    前記ヘッド本体(2)に取付けられ、前記フェース部(5)から前記バック部(6)に向かって延在する樹脂部(3)と、
    前記樹脂部(3)を介して前記ヘッド本体(2)に取付けられたウェイト部(4)と、
    を備えたパター用ゴルフクラブヘッド。
  2. フェース部(5)と、バック部(6)と、前記フェース部(5)と前記バック部(6)との間に空間部(7)を有し、金属を主体とする素材で構成されるヘッド本体(2)と、
    前記空間部(7)上を前記フェース部(5)から前記バック部(6)に向かって延在する樹脂部(3)と、
    を備えたパター用ゴルフクラブヘッド。
  3. フェース面を含むフェース部(5)と、バック部(6)とを有し、金属を主体とする素材で構成されるヘッド本体(2)と、
    前記フェース面以外の前記ヘッド本体(2)の部位上に延在する樹脂部(3)とを備え、
    前記ヘッド本体(2)の重心位置を、前記樹脂部(3)の重心位置よりもバック部(6)側に配置した、パター用ゴルフクラブヘッド。
  4. 前記樹脂部(3)の体積は、ヘッド全体の体積に対して25%以上95%以下である、請求項1から請求項3のいずれかに記載のパター用ゴルフクラブヘッド。
  5. 前記樹脂部(3)の比重は0.5以上1.5以下であり、前記ヘッド本体(2)を構成する金属の比重は7以上15以下である、請求項1から請求項4のいずれかに記載のパター用ゴルフクラブヘッド。
  6. トウ部(15)とヒール部(16)とをさらに備え、
    前記トウ部(15)から前記ヒール部(16)に向かう方向のヘッド全体の長さであるヘッド長(L)で、前記フェース部(5)から前記バック部(6)に向かう方向のヘッド全体の幅であるヘッド幅(W)を除した値が、0.7以上1.0未満である、請求項1から請求項5のいずれかに記載のパター用ゴルフクラブヘッド。
  7. 前記樹脂部(3)は、繊維強化材を含む樹脂からなる、請求項1から請求項6のいずれかに記載のパター用ゴルフクラブヘッド。
  8. 前記フェース部(5)に樹脂パーツ(8)を装着した、請求項1から請求項7のいずれかに記載のパター用ゴルフクラブヘッド。
  9. 請求項1から請求項8のいすれかに記載のパター用ゴルフクラブヘッドを備えたパター用ゴルフクラブ。
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