JP3118245U - ゴルフパターヘッド - Google Patents

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一宏 坂田
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Abstract

【課題】ヒッティング時にボールのバックスピンの発生を抑え、ボールに対するパターヘッドの重心位置調整選択により任意のスピン回転を容易に習得可能にしたパターヘッドを提供する。
【解決手段】フェース本体(1)と、このフェース本体(1)からバックフェース部(2)に向けて延在させたクラウン本体(3)を設ける。このクラウン本体(3)に前記フェース本体(1)のフェース面(1a)に平行方向に貫通して配設した複数個のバランサー挿入孔(4)を設ける。前記クラウン本体(3)の両側面に着脱自在に固定できる複数個のネジ孔(5)を設けたトウ部材(9)及びヒール部材(8)を設け、且つ、前記バランサー挿入孔(4)の任意の位置に装着固定するバランサーウエイト部材(6)を備える。
【選択図】図1

Description

この考案は、ゴルフ用パターヘッドの改良に関し、その課題として、プロゴルファーの高度なパッティングの感じをアベレージゴルファーが容易に習得できるゴルフ用パターヘッド構造に係わり、ヘッドのバランスや重心深度を任意に調整できて、慣性モーメントを最大に増幅できると共に重心位置や高低も任意に設定可能にしたパターヘッドであり、更に詳しくは、インパクト時にボールを掴んでノーマルスピン、オーバースピン、ハイボールスピンの回転を与える作用によりボールのスムーズな転がりによるバックスピンの発生を抑えると共にインパクト直後より選択したボール回転で方向性も距離コントロール等を独自による最適バランサーの取付け位置交換配分によりストローク安定性に優れたゴルフパターヘッドに関するものである。
従来、一般に使用されているゴルフパターは、プレーヤーの微妙な力(ストローク)の加減により、ゴルフボールの転がる距離が定まり、インパクト時の打面の角度によりゴルフボールの転がる方向性が定まるが、このような力を確実に伝達できるようにする為に、ヘッド重量、重心位置、打球面の剛性、慣性モーメント、硬度等の物理的特性等が重要な要素となっている。そして、このゴルフパターは、平均的なプレーヤーを想定してヘッド形状、重量、重心位置等が設計されているが、実際的には個人差があるので、それが自己に最適でない場合が多い。このような場合には、ヘッドの一定位置に例えば重量バランス用の鉛板等を貼着して、ヘッド重量や重心位置を修正することが個人的に行われている。
しかし、バランス用鉛板の重量は、ヘッド総重量に比べて小さい為、ヘッド重量やバランスを大幅に変更することは出来ず、且つヘッドの重量増大の修正のみ可能であった。
一般的に多くのゴルファーにとって、ゴルフプレーに於けるパッティングは、全ての技術レベルのプレーヤーを悩ましてきた。また、パターとパッティング技術の改良や技術の習得、向上に対しての探求は止まることが無いと言われている。
これらゴルフパター及びパッティング技術に関して、初めて工学ないし科学原理がパターの設計に採り入れられた特許発明としては、例えば、特許文献1が開示されている。この技術的内容とするところは、いわゆる「ヒール・トウ・バランス設計」の原理に基づいて設計されたパターであって、その原理がパターヘッドのヒールとトウに集中させた構造のもので、これによって慣性モーメントが増大し、その結果として、パターフェースの打面からスクエアリリースされたボールがパターのスイートスポットから離れたパターフェースのスポットで打たれたときに、パターヘッドの捩れに対抗できる効果が期待できるとされる。
また、前記の「ヒール・トウ・バランス設計」以外の特許として、代表的なものに特許文献2が開示されており、この技術的内容は、いわゆる「フェース・バランス設計」と一般的に言われていて、このパターは、等しいモーメントアームを有するパターである。即ちヒール及びトウに集中した質量が回転軸から等しい距離に設定されている。これは、パターのシャフトをパターのトウとヒールの中央に連結してシャフトを重心付近に配置する構造になっている。
このフェース・バランス設計の概念は、特許文献2に開示された別の方法によっても実現されてきた。この技術的内容は、シャフトはヒールに近いところでパターヘッドに取り付けられており、シャフトは特別な形状に曲げられている。シャフトの特別な曲がり部分は、その下端に位置し、このシャフトの曲がりは、シャフト直線部によって形成されるシャフトの長手軸がパターヘッドの重心を通るように位置づけされている。
また、比較的新しい設計思想でフェースバランス設計がスクェアなフェースの向きを使用者の技術に委ねるのに対し、それをパターに自動的にさせようとする「バーチカルバランス設計」(VERTICAL・BARANCE)の概念がある。この理論は、シャフトの中心線の延長上よりヒール側にヘッドの重心を配置する手法で、ストローク中、常にフェース面をターゲットラインに対しスクエアに保てることを目的とした設計思想で、パターを水平にしたとき、トウが真上を向き、フェースが真左(カップ方向)を向く為、ヘッドが自動的にスクエアを保とうとする為、バックスイングが安定し易い傾向になり、ストローク軌道に注意しておけば、以後は距離感のみに集中できるという利点がある。この理論は比較的新しい設計思想なので、その効果、適性等につき認知性が低いといわれている。
更に、前記したパターの性能に関してのバランス以外に、その性能を決定する上で大きな意味を有するのが、重心の高さや重心距離、重心深度の長短(深さや長さ)である。例えば、重心位置の低いパターでボールの赤道(中心)をヒットしようとしたら、相当ソールを浮かせる必要があり、相当に高度な技術が必要である。反対に、ソールを1センチ程度浮かせたときにパターの重心がボールの赤道(中心)近くになるタイプ、即ち、重心が高い位置の方がジャストミートし易く、転がりやボールの伸びもよくなる。また、重心距離(シャフトの中心線の延長上からフェース面の重心までの距離)については、シャフトの中心線から重心と交わるものは重心距離がゼロで、このパターの重心角を90度になるように設定するとフェースバランスのパターとなる。また重心深度(フェース上の重心からヘッド内部の重心点までの深さ)が深い方が、ヘッドの右や左を向こうとする力が抑えられる。
上記以外に、現在多くのゴルファーに使用されているパターとして、上述したバランスのとれた従来型のものは理論的には理想的であるが、多くのゴルファーはセンターシャフトパターと言われている商品名「アクシュネット」で代表されるシャフトがパターヘッドのセンターに取付けられているもの、更に、上から見た投影面積の大きな形状を有し、別名D型パターとも称されているマレット型のもの、また、高度の技術を要するとされるL字型パター等がある。
更に、特許文献3、特許文献4のように、ゴルフパターのフェースの背面に帯板状のソールを付設し、フェースの慣性モーメントを集中増大させ慣性モーメント集束・重量バランス調整を図ったものもある。また、特許文献5、特許文献6で開示されているように、パターヘッド本体に重量調整を固定的に設定し重心比率を考慮に入れたものがある。
そこで、この考案者は上記の各種性能を有するパターのプレー実践の結果、一般的な技術のゴルファーにとって、パターの性能は慣性モーメントが重要視すべき課題であると共に最大重要課題は重心深度であることを再認識するに至った。そして、この考案者は、最近のゴルフ専門的情報を探知検証の結果、日本ツアーに回帰現象が予想され、慣性モーメントの大きい「ピン型」が注目されていることを知った。現在ツアーは「オデッセイ2ボール」を代表とする「ネオマレット型」の全盛期で、「ピン型」は、その使用度が落ちている。
この考案者の検証によると、現在、日本のプロゴルファーの使用頻度が高いパターとされているのは、前記「オデッセイの2ボール」で代表される「ネオマレット型」である。このパターの登場以前は「ピン型」であったが、最近の10年足らずで急に形勢は逆転し、今やピン型使用プロは少数派といえる。しかし、アメリカ・ツアーでは未だにピン型の使用率は高く、その理由として考えられるのは、ネオマレット型がツアーで浸透してきたのは、重心深度が深く、慣性モーメントが大きくワイドスポットになる。その結果オフセンターヒットをしたときでもミスが少ないと言う利点があるからである。但し、重心深度が深いと言うメリットは、欠点も伴うもので、重心が深いということは当然フェース面からの距離が遠くなるわけだから、タッチの感覚が手に伝わり難い,即ち鈍感覚になるということになる。
そこで、より微妙なタッチが要求される高速グリーンのアメリカツアーでは、ネオマレット型は日本ほど人気がない、逆にピン型はフェース面と重心との距離が短いため、インパクトが伝わってくる。そのため微妙なタッチが出しやすい。その理由がアメリカツアーの選手がピン型に固執する所以なのだ。日本の場合はアメリカツアー程に高速グリーンに仕上げてこないとはいうものの、本格シーズンになると当然グリーンは高速仕上げになってくる。そこで、プロや上級プレーヤーは、敏感なタッチが出せるピン型に回帰することになる。
米国特許第3,042,405号公報 米国特許第3,954,265号公報 特開平10−127836号公報 特開平9−667号公報 特開2001−37928号公報 特開2003−275353号公報
この考案は、前記したような工学ないし科学原理に基づき、その課題として、プロゴルファーの高度なパッティングの感じをアベレージゴルファーが容易に習得できるゴルフ用パターヘッド構造に係わり、ヘッドのバランスや重心深度を任意に調整できて、慣性モーメントを最大に増幅できると共に重心位置や高低も任意に設定可能にしたパターヘッドであり、更に詳しくは、インパクト時にボールを掴んでノーマルスピン、オーバースピン、ハイボールスピンの回転を与える作用によりボールのスムーズな転がりによるバックスピンの発生を抑えると共にインパクト直後より選択したボール回転で方向性も距離コントロール等を独自による最適バランサーの取付け位置交換配分によりストローク安定性に優れたパターヘッドを提供するものである。
本来パッティングの基本技術として必要とされているのは、
(1)パターは使用者の好みや、時代の流行にも左右され、また使用者の体躯や手足の長短、使用グリーンのボールに対する転りの速さや遅さ、使い手の構えやストロークに個性が反映する点が多い。これらの点を考慮して使用者は前記したヒール・トウ・バランス設計、フェース・バランス設計、バーチカル・バランス設計で代表されるパターやパターの重心の高低、重心位置、重心距離、重心深度、慣性モーメント等を考慮に入れたパターを選択して使用すること。
(2)ヘッドフェース面の向きをターゲットに対して直角に定めたゲットラインに沿ってスクエアなアドレスができること。
(3)パッティングのストローク時にターゲットとボールヒット時を結ぶゲットライン上に正確にストレートなストローク運動ができること。
(4)ボールをヒットするとき、可能な限りヘッドをグリーン面(室内練習器では人工芝面)と平行に動かす必要があり、レベルブローのストロークをしなければならない。この技術の習得には、手首を極力使用せずストロークの基本どおりに肩を主体とするストロークが要求されること。
(5)ゴルファーの中でも最も使用率が高いといわれているヒール・トウ・バランス設計であるピン型のパッティングではネックがグーズでヘッドが遅れてくる構造であるため、これを上手に使いこなすにはフォロースルーでボールを運ぶイメージでストロークする技術の習得が要求される。そして、これらのパッティング技術を習得するには、それぞれバランス設計の異なったパターを用いて使用者の感覚や勘によって行わなければならず、その正しい基本技術を覚え習得することは容易ではないこと等である。
この考案は、前記した(1)ないし(5)のゴルフパッティングに必要な技術のうち、特にヒッティング時にボールのバックスピンの発生を抑え、ボールに対するパターヘッドの重心位置調整選択により任意のスピン回転を容易に習得可能にしたパターヘッドの提供を目的としたものである。
しかして、前述の如き課題を達成するため、請求項1記載のパターヘッドにあっては、
パターヘッド本体におけるフェース本体と、前記フェース本体のフェース部からバックフェース部に向けて延在して一体に形成したクラウン本体と、前記クラウン本体に前記フェース部と平行方向に貫通して配設した複数個のバランサー挿入孔と、前記クタウン本体の両側面に着脱自在に固定できる固定ネジ孔を設けたトウ部材及びヒール部材と、前記バランサー挿入孔に装着固定できるバランサーウエイト部材とを備えて構成する手段を採用した。
また、請求項2記載のパターヘッドにあっては、前記クラウン本体に配設するバランサー挿入孔は、パターヘッドのボールスピン、転がりを考慮した最適重量配分の重心位置等を選択できる部位に配置貫設した構成する手段を採用した。
また、請求項3記載のパターヘッドにあっては、前記バランサー挿入孔にバランサーウエイト部材を装着したとき、当該バランサーウエイト部材を確りと固定するため、前記バランサー挿入孔の孔口に当該バランサーウエイト部材を押圧状態で固定できる弾力蓋部材を設けて構成する手段を採用した。
更に、請求項4記載のパターヘッドにあっては、前記パターヘッド本体は、弾力蓋部材を除き、金属材、又は重金属、重金属合金のいずれから成る部材で構成され、弾力蓋部材は、ゴム、合成樹脂などの弾力部材又はそれらを含む複合材から構成する手段を採用した。
従って、この考案の請求項1記載のパターヘッドによれば、パターヘッド本体のフェース本体からバックフェース部に向けて延在させ一体に形成し、複数個のバランサー挿入孔を配設したクラウン本体にバランサーウエイト部材を任意の位置に装着することにより、パターヘッドの重心位置や重心深度を任意に設定、調整できると共に慣性モーメントも任意に増幅できる。
更に、バランサーウエイト部材のバランサー挿入孔に対する装着配分位置により、パターヘッドのインパクト時にボールを掴んでノーマルスピン、オーバースピン、ハイボールスピンの回転を得られ、併せてこの回転作用によりボールのスムーズな転がりによるバックスピンの発生を抑えられると共にインパクト直後より選択した任意のボール回転で方向性も距離コントロール等が可能になる。その為、プロゴルファーの高度なパッティング感覚をアベレージゴルファーも習得できる。
また、請求項2記載のパターヘッドに係る考案の要旨とするところは、請求項1に係る考案において、クラウン本体に、前記フェース本体のフェース部に対して平行方向に貫通配位して設けた複数個のバランサー挿入孔の任意の位置にバランサーウエイト部材を装着固定することによって、パターヘッドの重心深度、前後・上下・左右(ヒール・トウ)のボール回転を選択でき、更に任意な重心位置も選択できる為インパクト時のボールの回転を得ることが可能になる。
更に、バランサーウエイト部材の配位置の選択で慣性特性を増大でき、パターフェースの打面からスクエアリリースされたボールがパターのスイートスポットから外れてインパクトされた時に、パターヘッドの捩じれに対抗できる効果が期待できる。
更に、請求項3記載のパターヘッドに係る考案の要旨とするところは、フェース部から延在させたクラウン本体に貫通して配設したバランサー挿入孔の選択した部位に、バランサーウエイト部材を装着した時、このバランサーウエイト部材が確りと固定できる弾力蓋部材がバランサー挿入穴に弾力的に幣蓋固定できる。その為、パターヒッテイング時にバランサーウエイト部材は微動することもなく、スムーズなストローク作用ができる。
また、請求項4記載のパターヘッドに係る考案の要旨とするところは、弾力蓋部材は、好ましくはゴム、合成樹脂、合成ゴム繊維強化材を含む弾力性樹脂系素材で構成する。弾力蓋部材を除くパターヘッド本体の構成部材は、例えば鉄、ステンレス、軟鉄、鉄合金、銅合金、真鍮、チタン等の重金属、重金属合金のいずれかから成る複合材で自由に適合素材を選択できる。
この考案の最良の形態は、アベレージゴルファーでもプロゴルファーと同様若しくは同様なパッティング感覚技術を容易に習得できる構成であって、パター本体(A)を構成する各構成部材は、例えば鉄、軟鉄、鉄合金、銅合金、真鍮、ステンレス、チタン合金、その他の重金属、軽金属を主体とする複合基材で構成され、フェース本体(1)と、このフェース本体(1)からバックフェース部(2)に向けて延在させたクラウン本体(3)と、このクラウン本体(3)に前記フェース本体(1)のフェース面(1a)に平行方向に貫通して配設した複数個のバランサー挿入孔(4)と、前記クラウン本体(3)の両側面に着脱自在に固定できる複数個のネジ孔(5)を設けたトウ部材(9)及びヒール部材(8)を設け、且つ、前記バランサー挿入孔(4)の任意の位置に装着固定するバランサーウエイト部材(6)を備える構成で、当初の目的を達成できる。
以下、この考案の一実施例を図面を参照して説明する。
図においてAは、この考案に係るパター本体の構成全体を示し、その各構成部材は、例えば鉄、軟鉄、鉄合金、銅合金、真鍮、ステンレス、チタン合金、その他の重金属、軽金属を主体とする複合基材から構成する。
前記パター本体Aにおいて、図中1は、フェース本体であり、その後方中央部からバックフェース部(2)に向けて延在させてクラウン本体(3)が一体的に形成される。
前記クラウン本体(3)には、前記フェース本体(1)のフェース面(1a)から並行方向に複数個のバランサー挿入孔(4)がクラウン本体(3)の両側面(3a)、(3b)から本体内を貫通して複数個(図の実施例においては3個)が配設してある。前記クラウン本体(3)の両側面(3a)、(3b)の適位置には複数個の(図においては前記バランサー挿入孔(4)の左右斜め上方)ネジ孔(5)が前記クラウン本体(3)の長手方向に直交して中芯部に向けて刻設してある。
図中(6)は、前記バランサー挿入孔(4)の任意位置に装着固定するバランサーウエイト部材で、その挿入位置によりボールインパクト時のボール回転スピンやスイートスポット、回転慣性もーメントを調整する作用を有するもので、この考案者の検証によれば、この実施例において前記フェース面(1a)後方(バックフェース部(2))に位置するパターヘッドの重心までの距離を可及的に拡大し、重心深度を可及的に後方にすることによってハイボールのスピンやスイートスポットの拡大が可能になる。また、フェース面(1a)に一番近い位置に前記バランサーウエイト部材(6)を装着配位することによりボールのノーマルスピンが可能になり、更に略中央位置に装着配位することによって、ボールのオーバースピンを可能にできる。図中(7)は、前記バランサーウエイト部材(6)をバランサー挿入孔(4)に装着した時、装着後に確りと固定するため、バランサーウエイト部材(6)の挿入口側の端部(6a)弾力的に押圧固持するための弾力蓋部材であり、構成基材は好ましくは、ゴム、合成樹脂等の弾力性に富んだ部材又はそれらを含む複合材で構成する。
前記クラウン本体(3)の両側面(3a)(3b)には着脱自在に取付け固定する一対のヒール部材(8)とトウ部材(9)で、各ヒール部材(8)、トウ部材(9)と一体に設けた起立部材(8a)、(9a)には、前記バランサー挿入孔(4)に緊密に嵌着できるボス突体(8b)、(9b)が突設してあると共に前記クラウン本体(3)のネジ孔(5)に対応する部位に固定ネジ(10)の挿入孔(11)が穿設してある。そして、その構成素材は一般的に実施されている金属素材から成り、金属加工の常法手段による削り出し、或いはコンピューター制御の切削加工又は鋳造加工によりより製作する。この一対のソール部材(8)及びトウ部材(9)は、第3図に示すように前記クラウン本体(3)に、この固定ネジ(10)、挿入孔(11)により一体的に緊定できる。尚、図中(12)は、前記蓋部材(7)と同一な構成機材であるゴム、合成樹脂等の弾力性に富んだ部材又はそれらを含む複合材で構成するオーリング状のパッキング部材で、前記バランサー挿入孔(4)にバランサーウエイト部材(6)を装着したとき挿入側の端部(6a)と反対側に位置するバランサーウエイト部材(6)の端面を弾力的に押圧し、前記弾力蓋部材(7)と相乗効果的に挿入された前記バランサーウエイト部材(6)を固定する。(13)は、前記一対のヒール部材(8)、トウ部材(9)に設けた空洞部である。
この考案のゴルフパターヘッドの斜視図である。 この考案のゴルフパターヘッドの上面図である。 この考案のゴルフパターヘッドの一部を切り欠いた分解上面図である。 この考案のゴルフパターヘッドのフェース本体及びクラウン本体を示す部分図である。
符号の説明
A パター本体
1 フェース本体
2 バックフェース部
3 クラウン本体
4 バランサー挿入孔
5 ネジ孔
6 バランサーウエイト部材
7 弾力蓋部材
8 ヒール部材
9 トウ部材
10 固定ネジ
11 挿入孔
12 パッキング部材
13 空洞部

Claims (4)

  1. パターヘッド本体におけるフェース本体と、
    前記フェース本体のフェース部からバックフェース部に向け延在して形成して一体に形成したクラウン本体と、
    前記クラウン本体に前記フェース部と平行方向に貫通して配設した複数個のバランサー挿入孔と、
    前記クラウン本体の両側面に着脱自在に固定できる固定ネジ孔を設けたトウ部材及びヒール部材と、
    前記バランサー挿入孔に装着固定できるバランサーウエイト部材と、
    を備えたことを特徴とするゴルフパターヘッド。
  2. 前記クラウン本体に配設するバランサー挿入孔は、パターヘッドのボールスピン、転がりを考慮した最適重量配分の重心位置等を選択できる部位に配置貫設した請求項1記載のゴルフパターヘッド。
  3. 前記バランサー挿入孔にバランサーウエイト部材を装着したとき、当該バランサーウエイト部材を確りと固定するため、前記バランサー挿入孔の孔口に当該バランサーウエイト部材を押圧状態で固定できる弾力蓋部材を設けた請求項1又は2記載のゴルフパターヘッド。
  4. 前記パターヘッド本体は、弾力蓋部材を除き、金属材、又は重金属、重金属合金のいずれから成る部材で構成され、弾力蓋部材は、ゴム、合成樹脂などの弾力部材又はそれらを含む複合材から構成された請求項1乃至3いずれか記載のゴルフパターヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101877194B1 (ko) * 2015-03-26 2018-07-10 파슨스 익스트림 골프, 엘엘씨 골프 클럽 헤드 및 골프 클럽 헤드 제작 방법

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