JP3226471U - ゴルフクラブヘッド及びゴルフクラブ - Google Patents
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Abstract
【課題】打球の飛距離及び方向性を向上させつつ、打音を低減し、打感を和らげることが可能なゴルフクラブヘッド及びそれを備えるゴルフクラブを提供する。【解決手段】ゴルフクラブヘッドは、シャフト20に取り付け可能なヘッド本体2を備えるアイアン型のゴルフクラブヘッド1であって、ヘッド本体が、フェース部3と、フェース部の背面に接着される板状の弾性部10と、弾性部におけるフェース部と反対の側の面に接着され、弾性部よりも重い板状のウェイト部11とを有し、ヘッド本体の横慣性モーメントが2500g・cm2以上であり、ヘッド本体の重心点での反発係数が0.8以上であり、弾性部の平均厚さが1mm以上であり、弾性部及びウェイト部の合計質量が15g以上である。【選択図】図3
Description
本考案は、ゴルフクラブヘッド及びゴルフクラブに関する。
アイアン型のゴルフクラブヘッドとして、キャビティ部を有することで横慣性モーメントを大きくし、比較的厚みが小さい(薄肉の)フェース部を有することで反発係数を高めたヘッド本体を備えるものが用いられている。
このようにキャビティ部を有し、薄肉のフェース部を有するヘッド本体は、打音が比較的甲高くて大きいため、耳障りとなる。また、打球時の振動が減衰し難いため、プレーヤーの打感に悪影響を及ぼすおそれがある。
そこで、打音を小さくすべく、フェース部の背面に、両面テープ等の粘弾性体を介して樹脂プレートや銘板を貼り付けることが提案されている(特開2008−125811号公報、特開2012−172841号公報参照)。
前記特許文献1、2のゴルフクラブヘッドでは、未だ打音が十分に小さいとはいい難く、打感が十分に和らげられているともいい難い。このため、さらなる打音の低減及び打感の和らげが要求されている。
一方、前記クラブヘッドは、前記横慣性モーメントを大きくすることで打球の方向性が向上し、前記反発係数を大きくすることで打球の飛距離が向上する。しかし、前記横慣性モーメント及び前記反発係数を大きくする程、キャビティ部の大型化及びフェース部の薄肉化が進むため、打音が大きくなり、振動も大きくなる。
本考案は、前記事情に鑑み、打球の飛距離及び方向性を向上させつつ、打音を低減し、打感を和らげることが可能なゴルフクラブヘッド及びそれを備えるゴルフクラブを提供することを課題とする。
前記課題を解決するためになされた本考案の一態様に係るゴルフクラブヘッドは、シャフトに取り付け可能なヘッド本体を備えるアイアン型のゴルフクラブヘッドであって、前記ヘッド本体が、フェース部と、前記フェース部の背面に接着される板状の弾性部と、前記弾性部における前記フェース部と反対の側の面に接着され、前記弾性部よりも重い板状のウェイト部とを有し、前記ヘッド本体の横慣性モーメントが2500g・cm2以上であり、前記ヘッド本体の重心点での反発係数が0.8以上であり、前記弾性部の平均厚さが1mm以上であり、前記弾性部及び前記ウェイト部の合計質量が15g以上である。
前記ヘッド本体が、前記フェース部の背面側に配置されるキャビティ部をさらに有するとよい。
前記合計質量としては、20g以上が好ましい。
前記ウェイト部としては、銘板が好ましい。
前記弾性部としては、板状のアクリル基材と、前記アクリル基材の両面に配置される粘着剤とを有する両面テープが好ましい。
前記課題を解決するためになされた本考案の一態様に係るゴルフクラブは、シャフトと、前記シャフトに取り付け可能なヘッド本体を有するアイアン型のゴルフクラブヘッドとを備えるゴルフクラブであって、前記ヘッド本体が、フェース部と、前記フェース部の背面に接着される板状の弾性部と、前記弾性部における前記フェース部と反対の側の面に接着され、前記弾性部よりも重い板状のウェイト部とを有し、前記ヘッド本体の横慣性モーメントが2500g・cm2以上であり、前記ヘッド本体の重心点での反発係数が0.8以上であり、前記弾性部の平均厚さが1mm以上であり、前記弾性部及び前記ウェイト部の合計質量が15g以上である。
なお、「フェース部」とは、打撃面を有する部分を意味する。「背面側」とは、打撃面と反対の側を意味する。「横慣性モーメント」とは、シャフトが60°のライ角度に据えられた状態でのヘッド本体の重心を通る垂直軸周りの慣性モーメントを意味する。「反発係数」とは、フェース部の打撃面における重心点での反発係数(COR)を意味する。「打撃面における重心点」とは、ヘッド本体の重心を通りフェース面と垂直に交差する線(法線)とフェース面との交点を意味する。
「平均厚さ」とは、弾性部の任意の5点の厚さの平均値を意味し、また、弾性部をフェース部に接着するための接着剤の厚さ及びウェイト部を弾性部に接着するための接着剤の厚さを含めた厚さを意味する。以下において、「前」とは、打撃する側を意味し、「後」とはその反対側を意味する。「背面側」は、「後方」に相当する。「上下方向」とは、予め設定されているロフト角及びライ角となるように当該ゴルフクラブヘッドを水平面に設置した状態における上下方向を意味し、「トウ・ヒール方向」とは、前記状態における前後方向と垂直な水平方向を意味する。
本考案に係るゴルフクラブヘッドは、前記横慣性モーメント及び前記反発係数がそれぞれ前記範囲であり、前記弾性部及び前記ウェイト部を備えることで、打球の飛距離及び方向性を向上させつつ、打音を低減し、打感を和らげることが可能となる。本考案に係るゴルフクラブは、前記ゴルフクラブヘッドを備えているため、前記と同様、打球の飛距離及び方向性を向上させつつ、打音を低減し、打感を和らげることが可能である。
以下、適宜図面を参照しつつ、本考案の実施の形態を詳説する。
[第1実施形態]
<ゴルフクラブヘッド>
図1、図2及び図3に、本考案の一実施形態に係るアイアン型のゴルフクラブヘッド1を示す。
<ゴルフクラブヘッド>
図1、図2及び図3に、本考案の一実施形態に係るアイアン型のゴルフクラブヘッド1を示す。
図1〜図3に示すように、当該ゴルフクラブヘッド1は、シャフト20に取り付け可能なヘッド本体2を備える。図1〜図3では、当該ゴルフクラブヘッド1がシャフト20に取り付けられた状態を示す。
(ヘッド本体)
ヘッド本体2は、シャフト20に取り付け可能なものである。ヘッド本体2は、フェース部3と、フェース部3の下縁から背面側(後方)に延びるソール部4と、フェース部3の上縁から背面側(後方)に延びるトップ部5と、フェース部3のトウ側から後方に延びるトウ部6と、フェース部3のヒール側(先端側と反対の側)に設けられるヒール部7と、ヒール部7に連続して設けられるホーゼル部8とを備える。当該ゴルフクラブヘッド1は、フェース部3、ソール部4、トップ部5、トウ部6及びヒール部7で囲まれるキャビティ部9をさらに備える。当該ゴルフクラブヘッド1は、フェース部3の背面3bに接着される弾性部10と、前記弾性部10におけるフェース部3と反対の側に接着されるウェイト部11とをさらに備える。
ヘッド本体2は、シャフト20に取り付け可能なものである。ヘッド本体2は、フェース部3と、フェース部3の下縁から背面側(後方)に延びるソール部4と、フェース部3の上縁から背面側(後方)に延びるトップ部5と、フェース部3のトウ側から後方に延びるトウ部6と、フェース部3のヒール側(先端側と反対の側)に設けられるヒール部7と、ヒール部7に連続して設けられるホーゼル部8とを備える。当該ゴルフクラブヘッド1は、フェース部3、ソール部4、トップ部5、トウ部6及びヒール部7で囲まれるキャビティ部9をさらに備える。当該ゴルフクラブヘッド1は、フェース部3の背面3bに接着される弾性部10と、前記弾性部10におけるフェース部3と反対の側に接着されるウェイト部11とをさらに備える。
ヘッド本体2のホーゼル部8にシャフト20が接続された状態で、当該ゴルフクラブヘッド1がゴルフクラブとして用いられる。ヘッド本体1は、鉄、ステンレス鋼等の金属又は合金を主成分とする。
ヘッド本体2の横慣性モーメントの下限としては、2500g・cm2であり、2600g・cm2がより好ましい。ヘッド本体2の横慣性モーメントが前記下限に満たない場合、打球の方向性に劣るおそれがある。一方、ヘッド本体2の横慣性モーメントの上限は、特に限定されず、当該ゴルフクラブヘッド1を備えるゴルフクラブの操作性、プレーヤーの使用感等に応じて適宜設定され得る。このような観点から、例えばヘッド本体2の横慣性モーメントの上限としては、5000g・cm2が好ましいものとしてもよい。
ヘッド本体2の重心点での反発係数、すなわちフェース部3のフェース面3aにおける重心点での反発係数の下限としては、0.8である。ヘッド本体2の前記反発係数が前記下限に満たない場合、打球の飛距離が低下するおそれがある。一方、ヘッド本体2の前記反発係数の上限は、特に限定されず、競技規則等に応じて適宜設定され得る。例えば、競技規則で反発係数の上限が規定されている場合、ヘッド本体2の前記反発係数の上限を、競技規則に応じて設定することができる。
(フェース部)
フェース部3は、打撃面を構成するフェース面3aと、このフェース面3aの反対側の背面3bとを有する。フェース部3の平均厚さを変更することにより、前記反発係数を、前記範囲を満たすように調整することができる。フェース面3aは、トウ−ヒール方向に直線状に延びるスコアラインを有する。
フェース部3は、打撃面を構成するフェース面3aと、このフェース面3aの反対側の背面3bとを有する。フェース部3の平均厚さを変更することにより、前記反発係数を、前記範囲を満たすように調整することができる。フェース面3aは、トウ−ヒール方向に直線状に延びるスコアラインを有する。
(キャビティ部)
キャビティ部9は、フェース部3の背面側に配置されている。キャビティ部9は、フェース部3、ソール部4、トップ部5、トウ部6及びヒール部7で囲まれることで構成されている空間である。キャビティ部9の後方への寸法を調整することで、ヘッド本体2の慣性モーメントを、前記範囲を満たすように調整することができる。よって、ヘッド本体2がキャビティ部9を備えることで、横慣性モーメントを前記範囲に設定することが容易となる。
キャビティ部9は、フェース部3の背面側に配置されている。キャビティ部9は、フェース部3、ソール部4、トップ部5、トウ部6及びヒール部7で囲まれることで構成されている空間である。キャビティ部9の後方への寸法を調整することで、ヘッド本体2の慣性モーメントを、前記範囲を満たすように調整することができる。よって、ヘッド本体2がキャビティ部9を備えることで、横慣性モーメントを前記範囲に設定することが容易となる。
(弾性部)
弾性部10は、フェース部3の背面3bに接着されている。弾性部10は、板状である。ヘッド本体2が弾性部10を有することで、打球時におけるフェース部3の振動を吸収することができる。弾性部10としては、公知のアクリル樹脂等の樹脂材料によって形成された板状の成形体等が挙げられる。弾性部10をフェース部3の背面3bに接着するための接着剤としては、公知の粘着剤等が挙げられる。弾性部10は、前記板状成形体と前記粘着剤とを有するものであってもよい。このような弾性部10として、例えば板状のアクリル基材と、前記アクリル基材の両面に配置される粘着剤とを有する両面テープが挙げられる。弾性部10が前記両面テープであることで、弾性部10をフェース部3の背面3bに接着し易くなり、また、弾性部10にウェイト部11を接着し易くなるため、当該ゴルフクラブヘッド1が製造性に優れる。
弾性部10は、フェース部3の背面3bに接着されている。弾性部10は、板状である。ヘッド本体2が弾性部10を有することで、打球時におけるフェース部3の振動を吸収することができる。弾性部10としては、公知のアクリル樹脂等の樹脂材料によって形成された板状の成形体等が挙げられる。弾性部10をフェース部3の背面3bに接着するための接着剤としては、公知の粘着剤等が挙げられる。弾性部10は、前記板状成形体と前記粘着剤とを有するものであってもよい。このような弾性部10として、例えば板状のアクリル基材と、前記アクリル基材の両面に配置される粘着剤とを有する両面テープが挙げられる。弾性部10が前記両面テープであることで、弾性部10をフェース部3の背面3bに接着し易くなり、また、弾性部10にウェイト部11を接着し易くなるため、当該ゴルフクラブヘッド1が製造性に優れる。
弾性部10の平均厚さTの下限は、1mmである。弾性部10の平均厚さTが上記下限に満たない場合、打音の十分な低減及び打感の十分な和らげが困難になるおそれがある。一方、弾性部10の平均厚さTの上限は、特に限定されず、キャビティ9のスペース、フェース部3の背面3bへの弾性部10の接着状態、弾性部10によるウェイト部11の支持状態等に応じて適宜設定され得る。例えば弾性部10の平均厚さTの上限としては、3mmが好ましく、2mmがより好ましい。弾性部10の平均厚さTが上記上限を超える場合、弾性部10によってウェイト部11を十分に支持できないおそれがある。
弾性部10の質量は、特に限定されず、適宜設定され得る。例えば、弾性部10の質量は、後述するウェイト部11との合計質量が後述する範囲となるように、かつウェイト部11の質量に応じて適宜設定され得る。例えば弾性部10の質量は1g以上3g以下とすることができる。
ウェイト部11は、弾性部10におけるフェース部3と反対の側の面に接着されている。ウェイト部11は、弾性部10よりも重い板状である。ウェイト部11としては、弾性部10よりも密度が大きい公知の樹脂材料、弾性部10よりも密度が大きい公知の金属材料、又はこれらの組み合わせによって形成された板状の成形体等が挙げられる。ウェイト部11を弾性部10に接着するための接着剤としては、公知の粘着剤等が挙げられる。弾性部10が前述した両面テープである場合、ウェイト部11は、前記両面テープの粘着剤に接着される。
ウェイト部11の質量は、弾性部10の質量との関係で合計質量が前記範囲となるように設定される。弾性部10及びウェイト部11の合計質量の下限としては、15gであり、20gが好ましい。前記合計質量が上記下限に満たない場合、打音の十分な低減及び打感の十分な和らげが困難になるおそれがある。一方、前記合計質量の上限は、当該ゴルフクラブヘッド1を備えるゴルフクラブの操作性、プレーヤーの使用感等に応じて適宜設定され得る。例えば前記合計質量の上限としては、35gが好ましく、30gがより好ましく、25gがより好ましい。前記合計質量が上記上限を超える場合、当該ゴルフクラブヘッド1を備えるゴルフクラブの操作性、プレーヤーの使用感が低下するおそれがある。
このようなウェイト部11として、例えば銘板が挙げられる。ウェイト部11が銘板である場合、この銘板の質量が、前記合計質量及び後述するウェイト部11の質量の範囲を満たすように形成される。ウェイト部11が銘板であることで、一般的に設けられる銘板を打音の低減及び打感の和らげに用いることができるため、当該ゴルフクラブヘッド1の優位性が高まる。
ウェイト部11の質量は、前記合計質量が前記範囲を満たすように適宜設定され得る。例えばウェイト部11の質量の下限としては、10gが好ましく、15gがより好ましい。ウェイト部11の質量が前記下限に満たない場合、打音の十分な低減及び打感の十分な和らげが困難になるおそれがある。一方、ウェイト部11の質量の上限としては、30gが好ましく、25gがさらに好ましい。記合計質量が上記上限を超える場合、当該ゴルフクラブヘッド1を備えるゴルフクラブの操作性、プレーヤーの使用感が低下するおそれがある。
<利点>
当該ゴルフクラブヘッド1は、ヘッド本体2の横慣性モーメントが2500g・cm2以であり、反発係数が0.8以上であり、弾性部10の平均厚さTが1mm以上であり、弾性部10及びウェイト部11の合計質量が15g以上であることで、打球の飛距離及び方向性を向上させつつ、打音を低減し、打感を和らげることが可能である。
当該ゴルフクラブヘッド1は、ヘッド本体2の横慣性モーメントが2500g・cm2以であり、反発係数が0.8以上であり、弾性部10の平均厚さTが1mm以上であり、弾性部10及びウェイト部11の合計質量が15g以上であることで、打球の飛距離及び方向性を向上させつつ、打音を低減し、打感を和らげることが可能である。
[第2実施形態]
<ゴルフクラブ>
本実施形態のゴルフクラブは、シャフト20と、前述した当該ゴルフクラブヘッド1とを備える。シャフト20は、特に限定されず、従来公知のシャフト20を採用し得る。当該ゴルフクラブヘッド1は、前述した通りである。従って、本実施形態のゴルフクラブの詳細な説明を省略する。
<ゴルフクラブ>
本実施形態のゴルフクラブは、シャフト20と、前述した当該ゴルフクラブヘッド1とを備える。シャフト20は、特に限定されず、従来公知のシャフト20を採用し得る。当該ゴルフクラブヘッド1は、前述した通りである。従って、本実施形態のゴルフクラブの詳細な説明を省略する。
<利点>
本実施形態のゴルフクラブは、当該ゴルフクラブヘッド1を備えるため、前述の通り、打球の飛距離及び方向性を向上させつつ、打音を低減し、打感を和らげることが可能である。
本実施形態のゴルフクラブは、当該ゴルフクラブヘッド1を備えるため、前述の通り、打球の飛距離及び方向性を向上させつつ、打音を低減し、打感を和らげることが可能である。
[その他の実施形態]
前記実施形態は、本考案の構成を限定するものではない。従って、前記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて前記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本考案の範囲に属するものと解釈されるべきである。
前記実施形態は、本考案の構成を限定するものではない。従って、前記実施形態は、本明細書の記載及び技術常識に基づいて前記実施形態各部の構成要素の省略、置換又は追加が可能であり、それらは全て本考案の範囲に属するものと解釈されるべきである。
例えば前記実施形態では、当該ゴルフクラブヘッドがシャフトに取り付けられた場合について説明したが、当該ゴルフクラブヘッドは、シャフトに取り付け可能であればよく、取り付けられる前の状態であってもよい。
以下、実施例によって本考案をさらに具体的に説明するが、本考案は以下の実施例に限定されるものではない。
(参考例1)
アイアン型のゴルフクラブヘッドを備えるゴルフクラブとして、下記表1に示すように、軟鉄鍛造マッスルバックアイアン(横慣性モーメント:2000g・cm2、反発係数:0.70)を用いた。このゴルフクラブについて、下記の評価方法で打音を評価した。結果を表2に示す。なお、参考例1のゴルフクラブは、ヘッド本体にキャビティを有していない。
アイアン型のゴルフクラブヘッドを備えるゴルフクラブとして、下記表1に示すように、軟鉄鍛造マッスルバックアイアン(横慣性モーメント:2000g・cm2、反発係数:0.70)を用いた。このゴルフクラブについて、下記の評価方法で打音を評価した。結果を表2に示す。なお、参考例1のゴルフクラブは、ヘッド本体にキャビティを有していない。
・評価方法
5名のプレーヤー(プレーヤーA、B、C、D、E)が前記各ゴルフクラブを用いてゴルフボールを繰り返し打ち、フェース部におけるほぼ重心に近い位置で打った1回の打撃について、評価用に訓練された評価者が打音を下記の判定基準を用いて5段階で評価した。
5名のプレーヤー(プレーヤーA、B、C、D、E)が前記各ゴルフクラブを用いてゴルフボールを繰り返し打ち、フェース部におけるほぼ重心に近い位置で打った1回の打撃について、評価用に訓練された評価者が打音を下記の判定基準を用いて5段階で評価した。
・判定基準
評価者が、打音が静かであると判断した場合を優良であるとして「5」と表した。
評価者が、打音がやや静かであると判断した場合を良好であるとして「4」と表した。
評価者が、打音わずかに甲高いと判断した場合をやや不良であるとして「3」と表した。
評価者が、打音がやや甲高いと判断した場合を不良であるとして「2」と表した。
評価者が、打音が甲高いと判断した場合を極めて不良であるとして「1」と表した。
評価者が、打音が静かであると判断した場合を優良であるとして「5」と表した。
評価者が、打音がやや静かであると判断した場合を良好であるとして「4」と表した。
評価者が、打音わずかに甲高いと判断した場合をやや不良であるとして「3」と表した。
評価者が、打音がやや甲高いと判断した場合を不良であるとして「2」と表した。
評価者が、打音が甲高いと判断した場合を極めて不良であるとして「1」と表した。
(比較例1)
アイアン型のゴルフクラブヘッドを備えるゴルフクラブとして、表1に示すように、高反発キャビティアイアン(横慣性モーメント:2650g・cm2、反発係数:0.82)を用いた。このゴルフクラブを用いること以外は参考例1と同様にして、打音を評価した。結果を表2に示す。なお、比較例1のゴルフクラブヘッドは、ヘッド本体にキャビティを有する一方、フェース部の背面に弾性部もウェイト部も接着されていない。
アイアン型のゴルフクラブヘッドを備えるゴルフクラブとして、表1に示すように、高反発キャビティアイアン(横慣性モーメント:2650g・cm2、反発係数:0.82)を用いた。このゴルフクラブを用いること以外は参考例1と同様にして、打音を評価した。結果を表2に示す。なお、比較例1のゴルフクラブヘッドは、ヘッド本体にキャビティを有する一方、フェース部の背面に弾性部もウェイト部も接着されていない。
(比較例2)
表1に示すように、比較例1と同様の高反発キャビティアイアン(横慣性モーメント:2650g・cm2、反発係数:0.82)におけるフェース部の背面に、弾性部を介してウェイト部を接着して、ゴルフクラブを作製した。弾性部として、アクリル基板の両面に粘着剤が配置されて形成された両面テープ(平均厚さ1.2mm、質量2g)を用いた。ウェイト部として、10gに質量が調整された銘板を用いた。このようにして作製したゴルフクラブを用いること以外は参考例1と同様にして、打音を評価した。結果を表2に示す。なお、前記両面テープとしてものを用いた。
表1に示すように、比較例1と同様の高反発キャビティアイアン(横慣性モーメント:2650g・cm2、反発係数:0.82)におけるフェース部の背面に、弾性部を介してウェイト部を接着して、ゴルフクラブを作製した。弾性部として、アクリル基板の両面に粘着剤が配置されて形成された両面テープ(平均厚さ1.2mm、質量2g)を用いた。ウェイト部として、10gに質量が調整された銘板を用いた。このようにして作製したゴルフクラブを用いること以外は参考例1と同様にして、打音を評価した。結果を表2に示す。なお、前記両面テープとしてものを用いた。
(実施例1)
表1に示すように、ウェイト部として、10gに質量が調整された銘板に代えて22.5gに質量が調整された銘板を用いること以外は比較例2と同様にして、ゴルフクラブを作製した。このゴルフクラブを用いること以外は参考例1と同様にして、打音を評価した。結果を表2に示す。
表1に示すように、ウェイト部として、10gに質量が調整された銘板に代えて22.5gに質量が調整された銘板を用いること以外は比較例2と同様にして、ゴルフクラブを作製した。このゴルフクラブを用いること以外は参考例1と同様にして、打音を評価した。結果を表2に示す。
表1に示すように、実施例1は、比較例1、2よりも打音が低減され、その打音は参考例1と同程度であった。なお、実施例1は、打音の低減に伴って、打感も和らぐものと推察される。
本考案に係るゴルフクラブヘッド及びゴルフクラブは、打球の飛距離及び方向性を向上させつつ、打音を低減し、打感を和らげることが可能である。従って、これらは、使用感に優れる種々のゴルフクラグヘッド及びゴルフクラブとして好適に利用することができる。
1 ゴルフクラブヘッド
2 ヘッド本体
3 フェース部
3a フェース面
3b 背面
4 ソール部
5 トップ部
6 トウ部
7 ヒール部
8 ホーゼル部
9 キャビティ部
10 弾性部
11 ウェイト部
20 シャフト
T 平均厚さ
2 ヘッド本体
3 フェース部
3a フェース面
3b 背面
4 ソール部
5 トップ部
6 トウ部
7 ヒール部
8 ホーゼル部
9 キャビティ部
10 弾性部
11 ウェイト部
20 シャフト
T 平均厚さ
Claims (6)
- シャフトに取り付け可能なヘッド本体を備えるアイアン型のゴルフクラブヘッドであって、
前記ヘッド本体が、
フェース部と、
前記フェース部の背面に接着される板状の弾性部と、
前記弾性部における前記フェース部と反対の側の面に接着され、前記弾性部よりも重い板状のウェイト部と
を有し、
前記ヘッド本体の横慣性モーメントが2500g・cm2以上であり、
前記ヘッド本体の重心点での反発係数が0.8以上であり、
前記弾性部の平均厚さが1mm以上であり、
前記弾性部及び前記ウェイト部の合計質量が15g以上であるゴルフクラブヘッド。 - 前記ヘッド本体が、前記フェース部の背面側に配置されるキャビティ部をさらに有する請求項1に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記合計質量が20g以上である請求項1又は請求項2に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記ウェイト部が銘板である請求項1、請求項2又は請求項3に記載のゴルフクラブヘッド。
- 前記弾性部が、板状のアクリル基材と、前記アクリル基材の両面に配置される粘着剤とを有する両面テープである請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のゴルフクラブヘッド。
- シャフトと、前記シャフトに取り付け可能なヘッド本体を有するアイアン型のゴルフクラブヘッドとを備えるゴルフクラブであって、
前記ヘッド本体が、
フェース部と、
前記フェース部の背面に接着される板状の弾性部と、
前記弾性部における前記フェース部と反対の側の面に接着され、前記弾性部よりも重い板状のウェイト部と
を有し、
前記ヘッド本体の横慣性モーメントが2500g・cm2以上であり、
前記ヘッド本体の重心点での反発係数が0.8以上であり、
前記弾性部の平均厚さが1mm以上であり、
前記弾性部及び前記ウェイト部の合計質量が15g以上であるゴルフクラブ。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2020000993U JP3226471U (ja) | 2020-03-19 | 2020-03-19 | ゴルフクラブヘッド及びゴルフクラブ |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2020000993U JP3226471U (ja) | 2020-03-19 | 2020-03-19 | ゴルフクラブヘッド及びゴルフクラブ |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20220126173A1 (en) * | 2013-03-13 | 2022-04-28 | Karsten Manufacturing Corporation | Ball striking device having a covering element |
-
2020
- 2020-03-19 JP JP2020000993U patent/JP3226471U/ja active Active
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20220126173A1 (en) * | 2013-03-13 | 2022-04-28 | Karsten Manufacturing Corporation | Ball striking device having a covering element |
US11931627B2 (en) * | 2013-03-13 | 2024-03-19 | Karsten Manufacturing Corporation | Ball striking device having a covering element |
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