JP2011004810A - アイアン型ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】慣性モーメントを大きく、かつ、重心を低く設定する。
【解決手段】ボールを打撃するフェース前面FFと、フェース前面FFと反対側の面をなすフェース背面FBと、フェース前面FFとフェース背面FBとの間を継ぐトップ面TP、トウ面TO及びソール面SOを含む外周面Phとで区画されるヘッド本体部2、並びにヘッド本体部2のヒール側に連なりかつシャフトが差し込まれるシャフト差込孔3eを有するホーゼル部3とからなるアイアン型ゴルフクラブヘッド1である。フェース前面FFの主要部及びソール面SOの主要部が比重ρ1の金属材料M1で構成され、フェース背面FBの主要部及びトップ面TPが前記比重ρ1よりも小さい比重ρ2を有する繊維強化樹脂M2で構成され、トウ面TOの主要部及びホーゼル部3が前記比重ρ1よりも大きい比重を有する金属材料M3で構成される。
【選択図】図1

Description

本発明は、打球が上がりやすくかつその方向性にも優れたアイアン型ゴルフクラブヘッドに関する。
従来、打球の方向性や飛距離を向上させるために、アイアン型ゴルフクラブヘッドについて種々の改善がなされている。例えば、下記特許文献1では、図6(A)に示されるように、ヘッド本体iのソール部sに、比重の大きい金属片Koを内蔵する技術が提案されている。しかしながら、この技術では、ヘッド重心を通る垂直軸周りの慣性モーメント(以下、「トウ・ヒール方向の慣性モーメント」という。)を十分に大きくできず、打球の方向性の向上については改善の余地があった。
また、下記特許文献2では、図6(B)に示されるように、クラブヘッドのトウ部t、ヒール部h及びソール部sに比重の大きい金属片Koを、また、フェース背面の下部には比重の小さい金属片Ksをそれぞれ埋設することにより、トウ・ヒール方向の慣性モーメントを大きくしたゴルフクラブヘッドが提案されている。
しかしながら、特許文献2では、ヘッド内部に金属片Koを埋め込むものであるため、その大きさには限界があり、慣性モーメントの増加や低重心化には限界があった。また、このような構造では、ヘッド本体部側の埋め込み孔及びそこに埋設される金属片に高い寸法精度が要求されるため、歩留まりが悪く、生産性が悪いという問題がある。
特開平10−314349号公報 特開2007−319687号公報
本発明は、以上のような実情に鑑み案出なされたもので、フェース前面の主要部及びソール面の主要部を比重ρ1の金属材料で構成し、フェース背面の主要部及びトップ面を前記比重ρ1よりも小さい比重ρ2を有する繊維強化樹脂で構成し、トウ面の主要部及びホーゼル部を前記比重ρ1よりも大きい比重を有する金属材料で構成することを基本として、慣性モーメントが大きくかつ重心を低く設定できるアイアン型ゴルフクラブヘッドを提供することを主たる目的としている。
本発明のうち請求項1記載の発明は、ボールを打撃するフェース前面と、該フェース前面と反対側の面をなすフェース背面と、前記フェース前面と前記フェース背面との間を継ぐトップ面、トウ面及びソール面を含む外周面とで区画されるヘッド本体部、並びに前記ヘッド本体部のヒール側に連なりかつシャフトが差し込まれるシャフト差込孔を有するホーゼル部とからなるアイアン型ゴルフクラブヘッドであって、前記フェース前面の主要部及び前記ソール面の主要部が比重ρ1の金属材料で構成され、前記フェース背面の主要部及び前記トップ面の主要部が前記比重ρ1よりも小さい比重ρ2を有する繊維強化樹脂で構成され、前記トウ面のソール側部及びホーゼル部が前記比重ρ1よりも大きい比重を有する金属材料で構成されることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、前記ヘッド本体部は、前記比重ρ1の金属材料からなりかつ前記フェース前面の主要部及び前記ソール面の主要部を構成するフェース前板部材と、前記繊維強化樹脂からなりかつ前記フェース前板部材の背面に固着されることにより、前記フェース背面の主要部及び前記トップ面の主要部を少なくとも形成するフェース後板部材と、前記比重ρ1よりも大きい比重を有する金属材料からなりかつ固着された前記フェース前板部材と前記フェース後板部材とのトウ側表面を覆うことにより前記トウ面のソール側部を構成するトウ側部材とを含む請求項1記載のアイアン型ゴルフクラブヘッドである。
また請求項3記載の発明は、前記フェース前板部材は、前記フェース前面の上縁よりもソール側で終端する上端面を有するとともに、前記フェース後板部材は、前記フェース前板部材の背面をのびる基部と、前記フェース前板部材の上端面を覆うことにより前記フェース前面の上縁部を構成するトップ側フランジを有する請求項2記載のアイアン型ゴルフクラブヘッドである。
また請求項4記載の発明は、前記フェース前板部材は、前記フェース前面のトウ側縁よりもヒール側で終端するトウ端面を有するとともに、前記フェース後板部材は、前記フェース前板部材の背面をのびる基部と、前記フェース前板部材のトウ端面を覆うことにより前記フェース前面のトウ側縁部を構成するトウ・トップ側フランジを有する請求項2又は3記載のアイアン型ゴルフクラブヘッドである。
また請求項5記載の発明は、前記フェース後板部材は、トウ側かつソール側に、トウ・トップ側フランジを切り欠いた切欠き部が形成されるとともに、前記トウ側部材は、前記フェース前板部材の背面に配される基部と、該基部のトウ側に連なりかつ前記フェース前板部材のソール側のトウ端面を覆うことにより前記フェース前面のソール側のトウ側縁部を構成するトウ・ソール側フランジを有する請求項4記載のアイアン型ゴルフクラブヘッドである。
また請求項6記載の発明は、前記ヘッド本体部のヒール側の端面に、前記比重ρ1よりも大きい比重を有する金属材料からなるホーゼル部材が固着される請求項1乃至5のいずれかに記載のアイアン型ゴルフクラブヘッドである。
また請求項7記載の発明は、規定のライ角及びロフト角に保持して水平面に接地させた基準状態からフェース前面をロフト角で前傾させて垂直とした標準状態の正面図において、前記ヘッド本体部の最大高さH、トウ側において最も低所に現れるフェース後板部材の高さh1、及びヒール側において最も低所に現れるフェース後板部材の高さh2において、下記(a)及び(b)の関係を満足する請求項3に記載のアイアン型ゴルフクラブヘッドである。
(a)0.2≦h1/H≦0.8
(b)0.2≦h2/H≦0.6
また請求項8記載の発明は、前記標準状態の背面図において、ヒール側において最も低所に現れるフェース後板部材の高さA1、フェース中央部において最も低所に現れるフェース後板部材の高さA2、トウ側において最も低所に現れるフェース後板部材の高さA3において、下記(c)の関係を満足する請求項7に記載のアイアン型ゴルフクラブヘッドである。
(c)A1>A2<A3
本発明のアイアン型ゴルフクラブヘッドは、フェース前面の主要部及びソール面の主要部が比重ρ1の金属材料で構成される一方、フェース背面の主要部及びトップ面の主要部が前記比重ρ1よりも小さい比重ρ2を有する繊維強化樹脂で構成される。従って、ソール側を重くかつヘッド上部側を軽量化できる。また、本発明のヘッドでは、トウ面のソール側部及びホーゼル部が前記比重ρ1よりも大きい比重を有する金属材料で構成される。従って、ヘッドのトウ側及びヒール側それぞれに大きな重量を配分することができる。これにより、本発明のアイアン型ゴルフクラブヘッドは、大きなトウ・ヒール方向の慣性モーメントと低重心とを両立し、打球の方向性を向上させる。また、重心が低いため、打球が上がりやすいという利点がある。
本発明の一実施形態のアイアン型ゴルフクラブヘッドの標準状態の正面図である。 その背面図である。 図1をトウ側から見た側面図である。 (A)は図1のA−A拡大端面図、(B)は図1のB−B拡大端面図である。 本実施形態のヘッドの分解斜視図である。 (A)、(B)は従来の技術を表す図である。
以下、本発明の実施の一形態が図面に基づき説明される。
図1〜3において、本実施形態のアイアン型ゴルフクラブヘッド(以下、単に「クラブヘッド」又は「ヘッド」ということがある。)1は、ボールを打撃する面となるフェース前面FFと、該フェース前面FFと反対側の面をなすフェース背面FBと、前記フェース前面FFと前記フェース背面FBとの間を継ぐ外周面Phとで区画されるヘッド本体部2、並びに前記ヘッド本体部2のヒール側に連なりかつシャフト(図示せず)が差し込まれるシャフト差込孔3eを有するホーゼル部3とから構成される。
図1〜3において、ヘッド1は、標準状態に置かれているものとする。該標準状態とは、規定のライ角及びロフト角に保持して水平面HPに接地させた基準状態からフェース前面FFをロフト角で前傾させて垂直とした状態とする。
なお、本実施形態において、ヘッド1のライ角やロフト角は、特に限定されないが、アドレス時の違和感を無くしてスウィングフィーリングを向上させるために、ライ角については、例えば50〜70°、またロフト角については、例えば15〜70°の範囲でそれぞれ定められるのが良い。
また、ヘッド1の重量も、特に限定されるものではないが、小さすぎると重量配分設計自由度が低下する傾向があり、逆に大きすぎてもスウィングし難くなる傾向がある。このような観点より、前記重量は、好ましくは200g以上、より好ましくは220g以上、さらに好ましくは230g以上が望ましく、また好ましくは300g以下、より好ましくは290g以下、さらに好ましくは280g以下が望ましい。
前記フェース前面FFは、例えば、実質的に単一の平面で形成され、必要によりフェースラインやパンチマーク等のインパクトエリアマーキングが凹設される(図示省略)。
また、フェース前面FFは、その上縁側で最も高い位置にあるトウ側の高点P1と、該上縁側で最も低い位置にあるヒール側の高点P2とを含む。これらの各高点P1、P2は、いずれも前記単一の平面上にある。また、前記トウ側の高点P1を通りかつフェース前面FFと直角な垂直面はトウ側の垂直面VP1とし、前記ヒール側の高点P2を通りかつフェース前面FFと直角な垂直面はヒール側の垂直面VP2として夫々定められる。
前記外周面Phは、ヘッド上部をのびるトップ面TPと、トウ側をのびるトウ面TOと、ヘッド底面をのびるソール面SOとを含んでいる。
本明細書において、前記トップ面TPは、前記外周面Phのうち、トウ側の垂直面VP1とヒール側の垂直面VP2との間をのびるヘッド上面部分として定義され、トウからヒールに向かって下方に傾斜してほぼ直線状にのびている。
同様に、前記ソール面SOは、前記外周面Phのうち、トウ側の垂直面VP1とヒール側の垂直面VP2との間をのびるヘッド底面部分とし、水平面HPに向かって凸となる滑らかな円弧状でトウ・ヒール方向にのびている。
さらに、前記トウ面TOは、前記外周面Phのうち、トウ側の垂直面VP1よりもトウ側の部分として定義され、この実施形態では、外部に向かって滑らかに凸となる円弧状に湾曲してのびている。
本実施形態のヘッド1は、フェース前面FFの主要部及びソール面SOの主要部が、比重ρ1の金属材料M1で構成される。また、フェース背面FBの主要部及びトップ面TPの主要部が、前記比重ρ1よりも小さい比重ρ2を有する繊維強化樹脂M2で構成される。さらに、トウ面TOのソール側部及びホーゼル部3が前記比重ρ1よりも大きい比重を有する金属材料M3で構成される。
このようなヘッド1は、ソール面SO側を重くかつヘッド上部のトップ面TP側を軽量化でき、重心が低くなるとともに重量マージンを捻出するのに役立つ。また、比重ρ3が大きい金属材料M3によって、ヘッド1のトウ側及びヒール側それぞれに大きな重量が配分される。従って、本発明のアイアン型ゴルフクラブヘッドは、大きなトウ・ヒール方向の慣性モーメントと低重心とを両立し、打球の方向性を向上させる。また、重心が低いため、打球が上がりやすいという利点がある。
また、本実施形態のクラブヘッド1は、上述のような各材料の配置を得るために、図5に良く表されるように、比重ρ1の前記金属材料M1からなるフェース前板部材4と、比重ρ2の繊維強化樹脂M2からなるフェース後板部材5と、比重ρ3の金属材料M3からなるトウ側部材6と、同金属材料M3からなるホーゼル部材7とからなり、これらを組み立てることにより構成される。
前記フェース前板部材4を構成する金属材料M1には、例えばステンレス鋼、マレージング鋼、チタン、チタン合金、アルミ合金、マグネシウム合金又はアモルファス合金等が好適であり、とりわけ、比強度の大きいチタン合金が望ましい。これにより、ボールと直接接触するフェース前面FFや、スイング時に地面と接触しやすいソール面SOの耐久性が向上する。なお、フェース前板部材4は、鍛造、鋳造又は焼結など種々の方法で成形され得る。
また、金属材料M1の比重ρ1は、好ましくは1.8以上、より好ましくは2.0以上、さらに好ましくは4.0以上が望ましく、また好ましくは10.0以下、より好ましくは9.0以下、さらに好ましくは8.0以下が望ましい。フェース前板部材4を構成する金属材料M1の比重ρ1が大きくなると、ヘッド重量が大きくなり、有効な重量配分設計ができないおそれがある。逆に、前記比重ρ1が小さい金属材料は、強度が低い傾向があり好ましくない。
前記フェース前板部材4は、図4、図5に良く表されるように、略薄板状の基部4aと、該基部4aのソール側の背面からヘッド後方にのびるソール壁部4bとを一体に具えて構成される。
前記基部4aは、インパクトエリアマーキングを除いて実質的に一定の厚さt1で形成されており、かつ、フェース前面FFの主要部を構成している。ここで、フェース前面FFの主要部とは、フェース前面FFの少なくとも60%の面積を意味し、より好ましくは70%以上、さらに好ましくは75%以上とする。このように、フェース前面FFの主要部を金属材料M1で構成することにより、該フェース前面FFに、繰り返しのボール打撃に必要な強度及び硬さを与えることができる。
また、基部4aは、図1から明らかなように、フェース前面FFとほぼ同様の輪郭形状を有してトウ・ヒール方向及びトップ・ソール方向に亘って配される。本実施形態の基部4aは、その上端面4TP及びトウ側面4TOは、いずれもフェース前面FFの上縁Ea及びトウ側縁Ecからそれぞれヘッド本体部2の中心側に距離W1を控えた位置で終端する。これにより、フェース前板部材4は、トップ側及びトウ側に、比重の異なる材料を配置可能なスペースを確保しうる。
他方、基部4aの下端面4SOは、フェース前面FFの下縁Ebまでのびている。これにより、フェース前板部材4のソール壁部4bは、ソール面SOの主要部を構成する。なお、ソール面SOの主要部とは、ソール面SOの全面積の少なくとも60%の面積を意味し、より好ましくは70%以上、さらに好ましくは75%以上とする。
さらに、基部4aのヒール側面4Hは、図1から明らかなように、前記ヒール側の垂直面VP2からトウ側に距離W2を控えた位置で終端している。
前記ソール壁部4bは、基部4aのソール側の背面をトウ・ヒール方向にのびている。また、図1及び図5に表されるように、ソール壁部4bのヒール側端4bhは、基部4aを超えてさらにヒール側に突出する。本実施形態において、ソール壁部4bのヒール側端4bhは、ヒール側の垂直面VP2からトウ側に距離W3(W3<W2)を控えた位置で終端している。これにより、フェース前板部材4のヒール側の縁は、正面視において、階段状の段差を有する。このような段差は、後述のホーゼル部材との接合面積を大きくして接合強度を高める。
ソール壁部4bは、基部4aよりも大きい厚さで形成される。従って、ソール壁部4bをよりヒール側まで延材させる上記の構成は、フェース前板部材4のヒール側において、上部側を軽量化しかつ底部側に大きな重量を配分するのに役立つ。なお、本実施形態のソール壁部4bのヒール側端4bhは、ヒール側の垂直面VP2と平行な面で形成されている。
さらに、図4(A)に示されるように、ソール壁部4bには、その後端部で上方に向かって小高さで立ち上がる立ち上げ部4bwが形成されている。これは、重量をフェース前面FFからより後方に配分し、重心深度を大きくするのに役立つ。
また、フェース後板部材5を形成する繊維強化樹脂M2は、例えばプリプレグ法、フィラメントワインディング法、レジントランスファー成型法などによって一体成形される。該繊維強化樹脂M2の繊維には、例えば炭素繊維、黒鉛繊維、ガラス繊維、アルミナ繊維、ボロン繊維、芳香族ポリエステル繊維、アラミド繊維又はPBO繊維、アモルファス繊維又はチタン繊維が好適である。とりわけ、比重が小さくかつ引張強度が大きい炭素繊維が望ましい。
また、繊維強化樹脂M2のマトリクス樹脂については、例えばエポキシ樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル樹脂又は不飽和ポリエステル樹脂等の熱硬化性樹脂や、ポリカーボネート樹脂又はナイロン樹脂といった熱可塑性樹脂が好適である。とりわけ、コストや汎用性の観点よりエポキシ樹脂が望ましい。
前記繊維強化樹脂M2の比重ρ2は、好ましくは1.0以上、より好ましくは1.2以上、さらに好ましくは1.5以上が望ましく、また好ましくは3.0以下、より好ましくは2.5以下、さらに好ましくは2.0以下が望ましい。該比重ρ2が小さくなると、強度が低下しやすく、逆に大きくなると、ヘッド本体部2から十分な重量マージンを捻出できないおそれがある。
図5に示されるように、前記フェース後板部材5は、フェース前板部材4の基部4aの背面に固着される略薄板状をなす背壁部5aと、この背壁部5aの周縁に一体に形成されかつフェース前面FF側に突設されたフランジ部5bとを含んで構成される。
本実施形態において、背壁部5aは、略一定の厚さt2で形成され、基部4aの背面全域を覆うように固着される。このような背壁部5aは、フェース前板部材4の基部4aと一体化することにより、ヘッド本体部2の強度を高め、かつ、繊維強化樹脂M2が有する振動吸収性能により、打球時の不快な振動を吸収して打球感を向上させる。従って、フェース後板部材5の背壁部5aの厚さt2が小さすぎると、基部4aに対する有効な補強効果が得られ難く、逆に大きすぎても反発性が低下し飛距離を損ねるおそれがある。このような観点より、前記厚さt2は、好ましくは1.0mm以上、より好ましくは1.1mm以上、さらに好ましくは1.2mm以上が望ましく、また好ましくは3.0mm以下、より好ましくは2.9mm以下、さらに好ましくは2.8mm以下が望ましい。
同様に、前記フェース前板部材4の基部4aの厚さt1は、好ましくは1.0mm以上、より好ましくは1.1mm以上、さらに好ましくは1.2mm以上が望ましく、また好ましくは3.0mm以下、より好ましくは2.9mm以下、さらに好ましくは2.8mm以下が望ましい。
本実施形態において、前記フランジ部5bは、トップ側フランジ8と、トウ・トップ側フランジ9と、ヒール側フランジ10とを含む。
そして、トップ側フランジ8は、フェース前板部材4の基部4aの上端面4TPの主要部(本実施形態では全範囲)を覆うことにより、フェース前面FFの上縁部を構成する。これにより、前述の通り、ソール側を重くかつヘッド上部側を軽量化できる。
前記トウ・トップ側フランジ9は、図1及び図5に示されるように、トウ面の全域ではなくトップ側にのみ形成されている。つまり、トウ・トップ側フランジ9のソール側は、該トウ側フランジを切り欠いた切り欠き部Kが形成されることにより背壁部5aだけで形成されている。従って、本実施形態のトウ・トップ側フランジ9は、基部4aのトウ端面4TOのトップ側のみを覆うことにより、フェース前面FFのトウ側縁部の上側部分を構成している。
さらに、ヒール側フランジ10は、前記基部4aのヒール側面4Hを覆うことによりフェース前面FFのヒール側縁部の上側部分を構成する。なお、ヒール側フランジ10のヒール側の端は、フェース前板部材4のソール壁部4bのヒール側端4bhを超えてさらにヒール側にのびている。これにより、フェース前板部材4とフェース後板部材5とを接合した状態では、図1に示されるように、ヒール側に階段状をなす段差面が形成される。
これらのトウ・トップ側フランジ9及びヒール側フランジ10は、いずれも基部4aよりも小さい比重を有するため、比重差(ρ1−ρ2)及びそれらが占める体積に応じた重量マージンを捻出し、かつ、重量配分設計の自由度を高めるのに役立つ。
これらの作用を有効に発揮させるために、基部4aの上端面4TP及びトウ側面4TOのフェース前面FFの上縁Ea及びトウ側縁Ecからの距離W1や、基部4aのヒール側面4Hとヒール側の垂直面VP2との距離W2は、好ましくは1mm以上、より好ましくは3mm以上、さらに好ましくは5mm以上が望ましい。他方、前記距離W1、W2が大きくなると、フェース前面FFの主な打撃面に繊維強化樹脂M2が配置させることになり好ましくない。このような観点より、前記距離W1、W2は、好ましくは20mm以下、より好ましくは15mm以下、さらに好ましくは10mm以下が望ましい。
なお、フェース前板部材4にフェース後板部材5を接合することにより、前記トップ側フランジ8、トウ・トップ側フランジ9及びヒール側フランジ10の各前面は、基部4aと面一に連なり、実質的に平坦な前記フェース前面FFを構成しうるのは言うまでもない。
前記トウ側部材6(及び後述のホーゼル部材7についても同様とする)を構成する金属材料M3には、例えばタングステン、タングステン合金(W−Ni、W−Cu)、銅、真鍮又はステンレス鋼が好適である。とりわけ、比重及びコストの観点より、W−Ni合金が望ましい。
また、前記金属材料M3の比重ρ3の値は、好ましくは7.0以上、より好ましくは7.5以上、さらに好ましくは8.0以上が望ましく、また好ましくは18.0以下、より好ましくは17.0以下、さらに好ましくは16.0以下が望ましい。前記比重ρ3が小さすぎると、大きなトウ・ヒール方向の慣性モーメントが得られ難く、逆に大きすぎると、ヘッド重量が過度に増大するおそれがある。
また、トウ側部材6は、全体として略ブロック状をなし、フェース前板部材4のトウ側の低所の背面側に配される基部6aと、該基部6aのトウ側で前側に突出するトウ・ソール側フランジ6bとを一体に有して構成される。
図4(B)に示されるように、前記トウ側部材6の基部6aの前面6fは、フェース後板部材5の背面から小隙間を隔てて配置される。従って、重量物をよりヘッド後方に配する。また、図2及び図5に示されるように、トウ・ソール側フランジ6bは、フェース前板部材4のソール側のトウ端面を覆うことによりフェース前面FFのソール側のトウ側縁部を構成している。
トウ側部材6は、比重ρ3(>ρ1)の金属材料により構成されるため、上述の構成により、トウ側の低所により多くの重量を配分し、トウ・ヒール方向の慣性モーメントを効果的に増大させる。とりわけ、本実施形態のトウ側部材6のように、フェース前面FFのみならず、フェース前板部材4の背面側にも配される結果、大きな重量をヘッド後方に配置でき、重心深度を大きくするのにも役立つ。
さらに、図2に示されるように、ヘッド背面視において、ヘッド本体部2の周縁から直角方向に測定されるトウ側部材の幅W4は、少なくともトウ側の垂直面VP2よりもトウ側において、トップ側からソール側に向かって漸増している。これにより、トウ側において、より効果的な重量配分設計が行え、低重心化及び大慣性モーメントの獲得に特に有効である。
前記ホーゼル部材7は、円筒状をなす前記ホーゼル部3と、該ホーゼル部3に一体に連設された取付部11とを含む。
前記取付部11は、フェース前板部材4のソール壁部4bのヒール側端4bhに向き合って接合されるソール側縦面11aと、フェース後板部材5のヒール側フランジ10のヒール側端面10hに向き合って接合されるトップ側縦面11bと、このトップ側縦面11bとソール側縦面11aとの間を略水平にのびて継ぐ継ぎ面11cとを含む段差面を有する。このような屈曲した段差面は、フェース前板部材4及びフェース後板部材5との接合面積を増加させるのに役立つ。特に、繊維強化樹脂M2からなるフェース後板部材5と、ホーゼル部材7とは異種材料との接合になるが、両者を接着剤で接合する際、取付部11のトップ側縦面11b及び継ぎ面11cとで交差する二面での接着が可能となるので、接合強度を有意に向上させることができる。
以上のようなホーゼル部材7は、トウ側部材6と同様、大きな比重ρ3の金属材料M3により構成されるため、ヒール側により多くの重量を配分できる。また、ホーゼル部材7の取付部11は、ソール側縦面11aがトップ側縦面11bよりもトウ側に延材する結果、より効果的にヒール側の低所に大きな重量を配分することができる点で好ましい。
そして、前記フェース前板部材4、フェース後板部材5、トウ側部材6及びホーゼル部材7を互いに接合して一体化することにより、前記のように、各面が所定の材料で構成されたクラブヘッド1を得ることができる。また、前記各部材4ないし7は、多くが平面を向き合わせた接合が多いため、ヘッド本体に孔等を設けそこに何らかの部材を埋設等する態様に比し設計自由度が高く、かつ、生産性が良い。
また、フェース前板部材4とトウ側部材6との接合及びフェース前板部材4とホーゼル部材7との接合は、例えば溶接、ろう付け、接着、拡散接合、摩擦接合、爆着、圧入、ネジ締めが好適であり、本実施形態では、接着剤にて接合されている。同様に、フェース前板部材4とフェース後板部材5との接合には、接着又はネジなどが好適であり、とりわけ生産性の観点より、接着剤が好ましい。
なお、本実施形態では、生産性などに鑑み、トウ側部材6とホーゼル部材7とは同一の金属材料で構成されているが、両部材には、比重ρ1よりも大きい比重ρ3を有する金属材料であれば互いに異なる材料が用いられても良い。
また、前記比重ρ1とρ2との比(ρ2/ρ1)も、特に限定されるものではないが、小さすぎると重心が著しく低くなって大きなトウ・ヒール方向の慣性モーメントを得るのが困難な傾向がある。逆に、前記比(ρ2/ρ1)が大きくなると、重心高さが高くなるため、打球が上がりにくくなる傾向がある。このような観点より、前記比(ρ2/ρ1)は、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.2以上、さらに好ましくは0.3以上が望ましく、また、好ましくは1.6以下、より好ましくは1.3以下、さらに好ましくは1.0以下が望ましい。
同様に、前記比重ρ1とρ3との比(ρ1/ρ3)も、特に限定されるものではないが、小さすぎると、ホーゼル部3の重量増加や重心が高くなる傾向があり、逆に大きすぎると、大きなトウ・ヒール方向の慣性モーメントが得られにくいという傾向がある。このような観点より、前記比(ρ1/ρ3)は、好ましくは0.1以上、より好ましくは0.2以上、さらに好ましくは0.3以上が望ましく、また、好ましくは1.6以下、より好ましくは1.3以下、さらに好ましくは1.0以下が望ましい。
また、本実施形態のヘッド1は、図1に示されるように、前記標準状態の正面図において、ヘッド本体部2の最大高さH、トウ側において最も低所に現れるフェース後板部材5の高さh1、及びヒール側において最も低所に現れるフェース後板部材の高さh2において、下記(a)及び(b)の関係を満足している。
(a)0.2≦h1/H≦0.8
(b)0.2≦h2/H≦0.6
上記(a)及び(b)の関係を満足させることにより、低比重のフェース後板部材5のフランジをトウ、ヒール側で低所まで延材させることができる。これは、ヘッド1の上部側の軽量化をより一層推し進めるとともに、重量配分設計に使用できる重量マージンを確保するのに役立つ。
なお、前記比(h1/H)が小さくなると、比重の大きいトウ側部材6の占める割合が小さくなり、トウ・ヒール方向の慣性モーメントの増大化を十分に期待できないおそれがある。逆に、前記比(h1/H)が大きくなると、トウ側部材6が高所まで位置するため、ヘッド重心が高くなる傾向がある。このような観点より、前記比(h1/H)は、より好ましくは0.3以上、さらに好ましくは0.4以上が望ましい一方、好ましくは0.7以下、さらに好ましくは0.6以下が望ましい。
また、フェース後板部材5の前記高さh1が小さくなると、トウ側部材6が小型化し、トウ・ヒール方向の慣性モーメントの増大化や低重心化がることが出来ない。逆に、前記h1が大きすぎても重心が高くなる他、ヘッド1の重量が大きくなり、スイングしづらくなるおそれがる。このような観点より、前記高さh1は、好ましくは10mm以上、より好ましくは15mm以上、さらに好ましくは20mm以上が望ましく、好ましくは35mm以下、より好ましくは30mm以下、さらに好ましくは25mm以下が望ましい。
なお、ヘッド本体部2の最大高さHは、例えば40mm以上、より好ましくは45mm以上、さらに好ましくは50mm以上が望ましく、また好ましくは80mm以下、より好ましくは75mm以下、さらに好ましくは70mm以下が望ましい。この最大高さHが小さくなると、アドレス時に違和感があり、スウィングし難くなる傾向があり、逆に大きすぎるとヘッドの高所に重量が配分されるため、ヘッド重心が高くなる傾向がある。
また、前記高さの比(h2/H)が小さすぎると、比重の大きいホーゼル部材7の取付部11が小さくなり、トウ・ヒール方向の慣性モーメントの増大化を十分に期待できないおそれがある。逆に、前記比(h2/H)が大きくなると、取付部11が高所まで位置するため、ヘッド重心が高くなる傾向がある。このような観点より、前記比(h2/H)は、好ましくは0.20以上、より好ましくは0.25以上、さらに好ましくは0.30以上が望ましく、好ましくは0.60以下、より好ましくは0.55以下、さらに好ましくは0.50以下が望ましい。
また、本実施形態のヘッド1は、図2に示されるように、前記標準状態の背面図において、ヒール側において最も低所に現れるフェース後板部材5の高さA1、フェース中央部において最も低所に現れるフェース後板部材5の高さA2、トウ側において最も低所に現れるフェース後板部材5の高さA3において、下記(c)の関係を満足している。これは、トウ・ヒール方向の慣性モーメントをより大きくするのに役立つ。
(e)A1>A2<A3
また、トウ・ヒール方向の慣性モーメントを増大させつつヘッド重心を低く抑えるために、前記高さA1は、好ましくは11mm以上、より好ましくは12mm以上、さらに好ましくは13mm以上が望ましく、好ましくは20mm以下、より好ましくは19mm以下、さらに好ましくは18mm以下が望ましい。
同様に、前記高さA2は、好ましくは1mm以上、より好ましくは2mm以上、さらに好ましくは3mm以上が望ましく、好ましくは10mm以下、より好ましくは9mm以下、さらに好ましくは8mm以下が望ましい。
同様に、前記高さA3は、好ましくは21mm以上、より好ましくは22mm以上、さらに好ましくは23mm以上が望ましく、好ましくは30mm以下、より好ましくは29mm以下、さらに好ましくは28mm以下が望ましい。
また、前記ヘッド本体部2の最大高さHと前記高さA2との比(A2/H)は、フェース中央部から十分な重量マージンを捻出しかつフェース中央部の重量を軽減させるために、好ましくは0.02以上、より好ましくは0.05以上、さらに好ましくは0.1以上が望ましく、好ましくは0.4以下、より好ましくは0.3以下、さらに好ましくは0.25以下が望ましい。
また、前記ヘッド本体部2の前記最大高さHと前記高さA3との比(A3/H)は、
ヘッド本体部2のトウ側に十分な重量を配分しかつトウ・ヒール方向の慣性モーメントを大きくするために、好ましくは0.2以上、より好ましくは0.3以上、さらに好ましくは0.4以上が望ましく、好ましくは0.8以下、より好ましくは0.7以下、さらに好ましくは0.6以下が望ましい。
以上、本発明について詳細に説明したが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定させることなく、必要に応じて種々の態様に変更しうる。例えば、ヘッド1には、比重の大きい錘部材や、装飾用バッジ及び/又は振動吸収用の弾性部材等を追加して実施しうるのは言うまでもない。
本発明の効果を確認するために、図1〜4の基本構成を有しかつ表1の仕様に基づいたアイアン型ゴルフクラブヘッドを試作し、種々のテストを行った。なお表1に示すパラメータ以外はすべて同一である。但し、比較例1はクラブヘッド全体がTi−6Al−4Vからなるものとした。
なお、共通仕様は次の通りである
ヘッド重量:250g(5番アイアン)
ライ角:61°
ロフト角:24°
ヘッド本体部の最大高さH:55mm
また、実施例の共通仕様は次の通りである。
フェース前板部材:チタン合金(Ti−6Al−4V)
フェース前板部材の基部の厚さt1:1.3mm
フェース後板部材:炭素繊維強化樹脂(CFRP)
フェース後板部材の背壁部の厚さt2:1.3mm
ホーゼル部材:タングステン−ニッケル合金
トウ側部材:タングステン−ニッケル合金
フェース後板部材とフェース前板部材との接合:接着
フェース前板部材とホーゼル部材及びトウ側部材との接合:接着
フェース後板部材とホーゼル部材及びトウ側部材との接合:接着
高さH1:4.4mm
高さH2:1.8mm
高さH3:15mm
比(H2/H1):0.41
比(H1/H3):0.29
テスト方法は、次の通りである。
<打球の方向性及び打球の上がり易さ>
先ず、各供試ヘッドに、同一のFRPシャフト(SRIスポーツ(株)製のMP−300、フレックスR)を装着して38インチのアイアンクラブが試作された。次に、各テストクラブを用いてハンディキャップ5〜15のゴルファー5名で、SRIスポーツ製の市販3ピースゴルフボール(XXIO(同社の登録商標))を用いて、実打撃試験を行った。各ゴルファーが各例とも5球ずつ打撃して、方向性および上がり易さを5段階評価し、その平均値を出した。数値が大きいほど良好である。
なお、表1の「慣性モーメント」とは、前述の基準状態におけるヘッド重心Gを通る垂直軸周りの慣性モーメントである。また、表1の「スイートスポットの高さ」とは、前記基準状態におけるヘッド重心Gからフェース2に立てた法線とフェース前面FFとの交点であるスイートスポットの水平面からの高さである。
テストの結果等を表1に示す。
Figure 2011004810
テストの結果、実施例のアイアン型ゴルフクラブヘッドは、比較例に比べて方向性および上がり易さが有意に向上していることが確認できる。
1 アイアン型ゴルフクラブヘッド
2 ヘッド本体部
3 ホーゼル部
3e シャフト差込孔
4 フェース前板部材
5 フェース後板部材
6 トウ側部材
7 ホーゼル部材
FF フェース前面
FB フェース背面
TP トップ面
TO トウ面
SO ソール面
Ph 外周面

Claims (8)

  1. ボールを打撃するフェース前面と、該フェース前面と反対側の面をなすフェース背面と、前記フェース前面と前記フェース背面との間を継ぐトップ面、トウ面及びソール面を含む外周面とで区画されるヘッド本体部、並びに
    前記ヘッド本体部のヒール側に連なりかつシャフトが差し込まれるシャフト差込孔を有するホーゼル部とからなるアイアン型ゴルフクラブヘッドであって、
    前記フェース前面の主要部及び前記ソール面の主要部が比重ρ1の金属材料で構成され、
    前記フェース背面の主要部及び前記トップ面の主要部が前記比重ρ1よりも小さい比重ρ2を有する繊維強化樹脂で構成され、
    前記トウ面のソール側部及びホーゼル部が前記比重ρ1よりも大きい比重を有する金属材料で構成されることを特徴とするアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  2. 前記ヘッド本体部は、前記比重ρ1の金属材料からなりかつ前記フェース前面の主要部及び前記ソール面の主要部を構成するフェース前板部材と、
    前記繊維強化樹脂からなりかつ前記フェース前板部材の背面に固着されることにより、前記フェース背面の主要部及び前記トップ面の主要部を少なくとも形成するフェース後板部材と、
    前記比重ρ1よりも大きい比重を有する金属材料からなりかつ固着された前記フェース前板部材と前記フェース後板部材とのトウ側表面を覆うことにより前記トウ面のソール側部を構成するトウ側部材とを含む請求項1記載のアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  3. 前記フェース前板部材は、前記フェース前面の上縁よりもソール側で終端する上端面を有するとともに、
    前記フェース後板部材は、前記フェース前板部材の背面をのびる基部と、前記フェース前板部材の上端面を覆うことにより前記フェース前面の上縁部を構成するトップ側フランジを有する請求項2記載のアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  4. 前記フェース前板部材は、前記フェース前面のトウ側縁よりもヒール側で終端するトウ端面を有するとともに、
    前記フェース後板部材は、前記フェース前板部材の背面をのびる基部と、前記フェース前板部材のトウ端面を覆うことにより前記フェース前面のトウ側縁部を構成するトウ・トップ側フランジを有する請求項2又は3記載のアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  5. 前記フェース後板部材は、トウ側かつソール側に、トウ・トップ側フランジを切り欠いた切欠き部が形成されるとともに、
    前記トウ側部材は、前記フェース前板部材の背面に配される基部と、該基部のトウ側に連なりかつ前記フェース前板部材のソール側のトウ端面を覆うことにより前記フェース前面のソール側のトウ側縁部を構成するトウ・ソール側フランジを有する請求項4記載のアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  6. 前記ヘッド本体部のヒール側の端面に、前記比重ρ1よりも大きい比重を有する金属材料からなるホーゼル部材が固着される請求項1乃至5のいずれかに記載のアイアン型ゴルフクラブヘッド。
  7. 規定のライ角及びロフト角に保持して水平面に接地させた基準状態からフェース前面をロフト角で前傾させて垂直とした標準状態の正面図において、前記ヘッド本体部の最大高さH、トウ側において最も低所に現れるフェース後板部材の高さh1、及びヒール側において最も低所に現れるフェース後板部材の高さh2において、下記(a)及び(b)の関係を満足する請求項3に記載のアイアン型ゴルフクラブヘッド。
    (a)0.2≦h1/H≦0.8
    (b)0.2≦h2/H≦0.6
  8. 前記標準状態の背面図において、ヒール側において最も低所に現れるフェース後板部材の高さA1、フェース中央部において最も低所に現れるフェース後板部材の高さA2、トウ側において最も低所に現れるフェース後板部材の高さA3において、下記(c)の関係を満足する請求項7に記載のアイアン型ゴルフクラブヘッド。
    (c)A1>A2<A3
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