JPH0315484A

JPH0315484A - アイアン型クラブヘッド及びその製造方法

Info

Publication number: JPH0315484A
Application number: JP1149230A
Authority: JP
Inventors: Takeshi Iwanaga; 岩永　健; Akio Onishi; 大西　章夫
Original assignee: Sumitomo Rubber Industries Ltd
Current assignee: Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date: 1989-06-12
Filing date: 1989-06-12
Publication date: 1991-01-23
Also published as: US5004242A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明し：１アイアン型クラブヘット及びその製造方法
に関する。

〔従来の技術と発明が解決しようとする課題〕従来のア
イアン型クラブヘッドに用いられる材質は、鉄鋼又はス
テンレス鋼であるので比重が大きく、そのために、ソー
ルの厚さを大きくしてヘンドの重心を下げ、ボールの打
ち出し角度を高くすること、及び、ヘッド全体を大きく
し、ヘットの慣性モーメントを増大させスウィー１−エ
リアを広くすること等に限界があった。つまり、ソール
を厚くしたり、ヘッドを大きくしたりすると、ヘッドの
重量が増し、スウィング時に重くなりヘッド速度が低下
するからである。

しかして、上述の欠点を解消する手段として、カーボン
ヘッドアイアンが製造されているが、これは、比重が小
さくなるが、ヘッドが欠損し易いという欠点がある。ま
た、ステンレス等の比重の大きい材質にて芯材を形成し
、この芯祠を、アルミニウム又はアルミニウム合金で鋳
包するものも提案されているが、この場合、低重心で、
かつ、大きなヘッドとすることは可能であるがソール部
及びフェース部がアルミニウム又はアルミニウム合金で
あるので、耐傷性、耐摩耗性に劣るという欠点があった
。

そこで、本発明では、慣性モーメンＩ・を大きく、重心
点を低くし、体積を太き《し、ソール部及びフェース面
の損傷を少なくし、さらには、全体が損壊しにくいアイ
アン型クラブヘット及びその製造方法を提供することを
目的とする。

〔課匙を解決するための手段〕

上述の目的を達成するために、本発明に係るアイアン型
クラブヘッドは、トウ側とヒール側にウェイト部が形成
されたソール部と、少なくとも１個の貫通孔が設けられ
た起立壁及びシャフト連結部と、が一体状に連設された
比重が大なる金属材質の芯部材と；アルミニウム又はア
ル旦ニウム合金からなる軽金属にウィスカー乃至繊維体
を含有させてなると共に、上記芯部材の起立壁の表て面
に固着される平板状の複合材ブロック体と；上記ブロノ
ク体に一体状に連設されて、上記起立壁の残部及びシャ
フト連結部を被覆する上記軽金属か３４らなる被覆部と；を備えたものである。

また、本発明に係るアイアン型クラブヘッドの製造方法
は、トウ側とヒール側にウェイト部が形成されたソール
部と、該ソール部から一体状に連設される起立壁及びシ
ャフト連結部と、からなる比重大なる金属材質の芯部材
を形成し、かつ、ウィスカー乃至繊維体からなる平板状
のプリフォーム体を形成し、次に、金型内に、該ブリフ
ォーム体を上記芯部材の起立壁の表て面に付設した状態
にて該ブリフォーム体及び芯部材を装着し、その後、該
金型内に、溶融させたアル美ニウム又はアルミニウム合
金の軽金属からなる溶湯を、加圧しつつ注入して、上記
プリフォーム体を、上記軽金属にウィスカー乃至繊維体
を含有させた複合材ブロック体とすると共に、上記起立
壁の残部及びシャフト連結部を被覆する上記軽金属から
なる被覆部を形成し、上記芯部材と上記複合材ブロック
体と該被覆部とを一体状に固着するものである。

〔作用〕

ヘントの上部のフェース面及びハックフェース面は、ア
ルミニウム又はアルミニウム合金からなるもの、及び、
アルミニウム又はアルミニウム合金をマトリンクスとし
ウィスカー乃至繊維体で補強されたもの、から構成され
ているので、全体の化重を小さくすることができて全体
の体積を大きくすることができる。しかも、低重心とす
ることができると共に、その軽くなった分、従来のヘノ
ドよりも多＜　１−ウ側とヒール側へ重量配分すること
ができ、ソール部に、トウ側とヒール側にウェイト部を
形或することができ、慣性モーメントを大きくすること
ができる。さらに、ソール部は比重が大なる金属材質で
あるので、低重心で、かつ耐傷性・摩耗性に優れたもの
とすることができる。

また、この製造方法によれば、複合材ブロック体のマト
リックスと被覆部とは同一の溶湯からなるので、確実に
、複合材ブロック体と芯部材と被覆部とを一体化するこ
とができ、さらには、形成された複合祠ブロック体はウ
ィスカー乃至繊維体は均一に配設される。

〔実施例〕

以下、実施例を示す図面に基づいて本発明を詳説する。

第１図と第２図は本発明に係るアイアン型クラブヘッド
を示し、このクラブヘッドは、ヘッド本体１と、該ヘッ
ド本体１に固着される複合祠ブロック体２と、からなる
。

しかして、複合材ブロック体２は、アルミニウム又はア
ルミニウム合金の軽金属を７１・リックスとし、このマ
トリックスにウィスカー乃至繊維体を含有させたもので
ある。ここで、ウィスカーとは、炭化ケイ素（Ｓ　ｉＣ
），ＡｉＶ．ｚ　Ｏ３，Ｂ　ｅ○Ｂ．Ｃ，Ｓ　ｉ２Ｎ２
．＋　グラスファイト，ＣｒＦｅ，Ｎｉ，カーボン等の
針状の完全結晶である。

また、所望によりこれ等の種々の素材からなる繊維体を
使用することもでき、あるいは２種以上を混合して使用
することもできる。ウィスカーば転位等の欠陥のない針
状の・完全結晶であって、高強度、高弾性率、軽量とい
った優れた材料特性を有する。なお、実施例ではＳｉＣ
ウィスカ一とＡｆｆｉ２０３繊維体とを使用し、その体
積含有率を１０〜３０％としている。

また、ヘット本体１は第４図に示す様に、トウ側とヒー
ル側にウェイト部３．４が形或されたソール部５と、該
ソール部５に一体状に連設された起立壁６及びシャフト
連結部７・・・と、からなる芯部材８を備え、起立壁６
の残部９（つまり、起立壁６の表て面６ａには上記複合
材ブロック体２が固着されているので、そのブロック体
２対応部を省いた部位をいう。）及びシャフト連結部７
にはアルミニウム又はアルミニウム合金からなる被覆部
１０が被覆されている。

しかして、芯゛部材８は、具体的には、ステンレス鋼、
アルミニウム青銅、マンガン青銅、ベリリウム銅等の比
重の大なる金属材質からなり、起立壁６には、少なくと
も１個の貫通孔ｌ１が設けられ、該貫通孔ｌ１・・・内
には、第３図に示す様に、被覆部１０から連設される突
出子ｌ２・・・が嵌合されている。

なお、図例では貫通孔１ｌは５個であるが勿論これに限
るものではない。

次に、上述の如く構或されたクラブヘッドの製７８造方法を説明する。

まず、第４図に示す様な芯部材８を形戒すると共に、ウ
ィスカー乃至繊維体にて第５図に示す様なプリフォーム
体１４を形或する。なお、この場合、シャフト連結部７
の外径寸法は最終的なヘッドのシャフト連結部１７の外
径寸法より小とされる。具体的には、実施例では、２〜
ｓＩＩｌｍ位小とされている。また、ブリフォーム体１
４とは、単に、第５図に示す様な形状に形成したもので
あって隙間が多く極めてもろいものである。そして、こ
のプリフォーム体１４を芯部材８の起立壁６の表て面６
ａ側に付設すると共に、該芯部材８を、第６図に示す様
に、金型ｌ８内にセットし、その後、矢印の如く加圧し
つつ溶融させたアルミニウム又はアルミニウム合金の軽
金属からなる溶湯１９を湯道２０に注入し、起立壁６の
残部９及びシャフト連結部７をこの溶湯１９にて鋳包し
て被覆部１０を形或すると共に、ブリフォーム体１４を
複合ブロック材２とする。

従って、複合材ブロック体２と被覆部１０とは一体化さ
れ、芯部材８に確実に固着される。しかも、芯部材８に
ば貫通孔９・・・を有するため、この貫通孔９・・・に
溶湯１９が浸入して突出子１２・・・を形成し、より一
層その固着を強固なものとする。なお、複合材ブロック
体２には、第Ｌ図に示す様に、フェースライン１３・・
・が設けられるが、第５図に示す様に、プリフォーム体
１４に予めフェースライン１３用の溝１５を形成してお
けば、後加工しなくて済む。

また、被覆部１０にて被覆されてなるシャフト連結部１
７は、第１図と第２図に示す様に、シャフト１６が連結
される。

なお、本発明は上述の実施例に限定されず、本発明の要
旨を逸脱しない範囲で設計変更自由であり、例えば、芯
部材８を、有色金属とした場合、ヘッド外観が２色の組
み合わせとなり、外観上にも優れたものとなる。また、
貫通孔ｌ１の数や孔径は自由であるが、これらを変更す
れば、ヘッド重量の調整を行うことができ、シャフトの
種類に応したヘットを製造することができる。けだし、
例えば、１２０ｇ位のスチールシャフトと８０ｇのカー
ボンシャフトで番よ、ヘノト重量が後五の方が７〜１０
ｇ重く設定されるからである。また、冷湯１９を金型ｌ
８に注入ずる際の圧力としては、３００〜５００ｋｇ　
／　ｃ＋ｆｌが好ましく、実施例の金型１８では、５０
０　ｋｇ／　ａｌｌの時に全圧力は２５４００　ｋｇと
なった。

（発明の効果〕本発明は上述の如く構成されているので、次に記載する
効果を奏する。

請求項１記載のアイアン型クラブヘッドによれば、バン
クフェース面が、アルミニウム又はアルミニウム合金か
ら構成され、また、フェース面がウィスカー乃至繊維体
で補強されたアルミニウム又はアルミニウム合金から構
成されるので、ヘット重心を低くすることができ、また
、全体の重量を小さくすることができ、トウ側とヒール
側にウェイト部３．４を設けることができて、ヘット重
心点を通りソール面に直交する直線を回転軸とする慣性
モーメントを大きくずる↓とができ（具体的には、従来
に比較して２０〜３０％の増加が図れた。）、さらに、
ヘッド全体の体積を大とすることかで８（具体的には、
従来に比幀して２０〜３０％の増加が図れた。例えば、
芯部材８をステンレス鋼とした場合、通常のステンレス
製アイアン型クラブヘソ１−に比べてその体積を１２５
％どすることができた。）、重心点を通り、ソール面に
垂直な直線を回転軸とする慣性モーメン１・を大きくず
るごとかてきた。従って、スウィー１・スボソｌ・が広
くなり、旦スショノ１」，Ｉの飛五巨月１の減少がイ氏
滅され、かつゴルファーＣこ（Ｊ−安定感と安心感を与
える。

また、ソール部５はステンレス鋼笠の剛傷性、而１摩粍
１ｌ１゛に優れた企属とずることができるので、ソール
部５がＩ員傷しＣこ《く、さら乙こは、フェース面は、
ウィスカー乃至級紐体にて補強されたアルご二ｌ′）ム
又はアルミニウム合金であるので、而４摩耗性に優れ、
耐久Ｍ′４こ富むものとなる。なお、高価なウィスカ一
番Ｊ必要部位のめの使用であり、コスＩ・高とならない
利点もある。

請求項２記叔のアイアン型クラブヘンドの製造方沃によ
れげ、芯部＋Ａ８と被覆部１０と複合ブロック材とは完
全Ｃこ一体化され、全体として極めて損壊しＣこくいも
のとなる。しかも、ｊζＪ一にツィスカー乃至繊維体が
配設された複合プロノク４オ２を形或することができ、
これにより、クラブヘソ１・の重量分配を高精度とする
ことができ、確実に憤性モーメン１・の増加及びスウィ
ー１・エリアの増加を図ることができると共に、品質の
均一化を図ることができる。さらに、所望の部位（つま
り、フェース面）に簡単に複合材ブロック体２を設ける
ことができる利点もある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示す正面図、第２図は斜視図
、第３図は要部断面図、第４図は芯部利の斜視図、第５
図はプリフォーム体の斜視図、第６図は溶湯江大中を示
す簡略断面図である。２・・・複合拐ブロック体、３，４・・ウェイト部、５
・・・ソール部、６・・・起立壁、６ａ・・・表て而、
７シャフト連結部、８・・・芯部利、９・・残部、１０
・・・被覆部、１４・・・プリフォーム体、ｌ８・・・
金型、１９・・・溶湯。

Claims

【特許請求の範囲】１、トウ側とヒール側にウェイト部３，４が形成された
ソール部５と、少なくとも１個の貫通孔１１が設けられ
た起立壁６及びシャフト連結部７と、が一体状に連設さ
れた比重が大なる金属材質の芯部材８と、アルミニウム又はアルミニウム合金からなる軽金属にウ
ィスカー乃至繊維体を含有させてなると共に、上記芯部
材８の起立壁６の表て面６ａに固着される平板状の複合
材ブロック体２と、上記ブロック体２に一体状に連設さ
れて、上記起立壁６の残部９及びシャフト連結部７を被
覆する上記軽金属からなる被覆部１０と、を備えたことを特徴とするアイアン型クラブヘッド。２、トウ側とヒール側にウェイト部３，４が形成された
ソール部５と、該ソール部５から一体状に連設される起
立壁６及びシャフト連結部７と、からなる比重大なる金
属材質の芯部材８を形成し、かつ、ウィスカー乃至繊維
体からなる平板状のプリフォーム体１４を形成し、次に
、金型１８内に、該プリフォーム体１４を上記芯部材９
の起立壁６の表て面６ａに付設した状態にて該プリフォ
ーム体１４及び芯部材９を装着し、その後、該金型１８
内に、熔融させたアルミニウム又はアルミニウム合金の
軽金属からなる溶湯１９を、加圧しつつ注入して、上記
プリフォーム体１４を、上記軽金属にウィスカー乃至繊
維体を含有させた複合材ブロック体２とすると共に、上
記起立壁６の残部９及びシャフト連結部７を被覆する上
記軽金属からなる被覆部１０を形成し、上記芯部材８と
上記複合材ブロック体２と該被覆部１０とを一体状に固
着することを特徴とするアイアン型クラブヘッドの製造
方法。