JPH11267249A - ゴルフクラブセット - Google Patents

ゴルフクラブセット

Info

Publication number
JPH11267249A
JPH11267249A JP10070398A JP7039898A JPH11267249A JP H11267249 A JPH11267249 A JP H11267249A JP 10070398 A JP10070398 A JP 10070398A JP 7039898 A JP7039898 A JP 7039898A JP H11267249 A JPH11267249 A JP H11267249A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
iron
club
count
weight
shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10070398A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Onishi
正人 大西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Globeride Inc
Original Assignee
Daiwa Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daiwa Seiko Co Ltd filed Critical Daiwa Seiko Co Ltd
Priority to JP10070398A priority Critical patent/JPH11267249A/ja
Publication of JPH11267249A publication Critical patent/JPH11267249A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Golf Clubs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明はゴルフクラブセットに関し、全ての
番手に亘って一様の感覚でボールを打球することがで
き、併せて低番手側の飛距離の向上を図ったゴルフクラ
ブセットを提供することを目的とする。 【解決手段】 請求項1に係るゴルフクラブセットは、
全ての番手に亘ってスイングバランスが一定で、高番手
から低番手へと番手が下がるに従い、グリップ回りの慣
性モーメントを小さくしたことを特徴とする。そして、
請求項2に係る発明は、請求項1記載のゴルフクラブセ
ットに於て、高番手から低番手へと番手が下がるに従い
クラブ長を順次長くすると共に、クラブ長の長さの変化
率を大きくしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフクラブセッ
トに係り、詳しくは全ての番手に亘って一様の感覚でボ
ールを打球することができ、併せて低番手側の飛距離の
向上を図ったゴルフクラブセットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来周知のようにアイアンクラブセット
は、2番又は3番アイアン、更に最近では4番アイアン
から9番アイアンまでの複数本のゴルフクラブで構成さ
れ、又、これらにピッチングウェッジやフェアウェイウ
ェッジ,サンドウェッジ等が加わる場合もある。そし
て、ロングアイアンでは、飛距離が確保できるようにク
ラブの全長をミドルアイアンやショートアイアンより長
く形成し、ミドルアイアン,ショートアイアンへと番手
が上がるに従い、コントロール性を重視してスピンのき
いた切れ味の鋭いショットが可能となるように、ヘッド
のロフト角を大きくしてクラブ長を順次短くした構造と
なっている。
【0003】そして、従来、この種のアイアンクラブセ
ットにあっては、総てのアイアンクラブが一様の感覚で
スイングできるようにスイングバランスを同一に設計し
ている。図14は従来のアイアンクラブセット1に於け
るバランスポイントBPを示し、バランスポイントBP
とは、例えば厚さ5ミリ程の板を立てて1本のゴルフク
ラブ5を置いた場合に、ヘッド3側とグリップ7側のバ
ランスのとれたクラブの重心をいう。そして、スイング
バランスはこのバランスポイントBPとクラブ重量との
関係を数値化したもので、斯かるスイングバランスは、
図15に示すようにバランスポイントBPとグリップエ
ンド7aとの間の長さLから14インチを引いた長さL
1 にアイアンクラブ5の総重量W(オンス)をかけた スイングバランス(SB)=L1 ×W ・・・ の式で得られ、通常、このスイングバランスはオンス単
位の数値或いはその数値に対応する記号(B,C,D
等)で表されており、シャフト長さやヘッド重量等で影
響される所謂ゴルフクラブの「持ち重り感」を計る指標
とされている。
【0004】そして、セット内のスイングバランスが同
一(最大値と最小値の差が1.75inch・oz 以内)とな
るように各番手のアイアンクラブを設計することで、プ
レイヤーがこの「持ち重り感」に従ってアドレス時にこ
れからどのようなスイングを行うか予定するとき、総て
のアイアンクラブに同様な「持ち重り感」を感じ、この
結果、セットの総ての番手に亘って一様の感覚でスイン
グできることをプレイヤーは知ることとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の一
般的なアイアンクラブセットは、ロングアイアンからシ
ョートアイアンに亘って総てのアイアンクラブが一様の
感覚でスイングできるようにスイングバランスが一定に
設定されているが、実際にクラブをスイングしてみる
と、ロングアイアンになるほどグリップエンド回りの慣
性モーメントが大きく、このため、スイングの際にヘッ
ドスピードが出ず、意図したほど飛距離が伸びないのが
実情であった。
【0006】このグリップエンド回りの慣性モーメント
とは、グリップエンドを中心にクラブを回転させるとき
にどれだけの力が必要かを表す指標をいい、この慣性モ
ーメントが大きくなると回転し難く、又、一度回転させ
てしまうと止まり難く、この慣性モーメントが大きい程
スイングし難いため、スイングの際にヘッドスピードが
出難くなる。
【0007】又、実開昭61−13983号公報には、
低番手から高番手へと番手が上がるに従い、スイングバ
ランスとグリップエンド回りの慣性モーメントを順次大
きくしたゴルフクラブセットが開示されている。然し、
斯様に番手毎にスイングバランスを変えてしまうと、ス
イングに統一感がなくなって打球が難しく、而も、スイ
ングにムラが出るため、予めセットとして各番手毎に意
図されている飛距離を得ることができなくなる欠点が指
摘されている。
【0008】本発明は斯かる実情に鑑み案出されたもの
で、全ての番手に亘って一様の感覚でボールを打球する
ことができ、併せて低番手側の飛距離の向上を図ったゴ
ルフクラブセットを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】斯かる目的を達成するた
め、請求項1に係るゴルフクラブセットは、全ての番手
に亘ってゴルフクラブのスイングバランスが一定で、高
番手から低番手へと番手が下がるに従い、グリップエン
ド回りの慣性モーメントを小さくしたことを特徴とす
る。
【0010】そして、請求項2に係る発明は、請求項1
記載のゴルフクラブセットに於て、高番手から低番手へ
と番手が下がるに従いゴルフクラブのクラブ長を順次長
くすると共に、クラブ長の長さの変化率を大きくしたも
のである。
【0011】(作用)請求項1に係るゴルフクラブセッ
トによれば、スイングバランスが全番手に亘って一定に
設定されているから、各番手のゴルフクラブでボールを
打球すると、プレーヤーは一様の感覚でスイングし、ボ
ールを打球することが可能となる。
【0012】而も、高番手から低番手へと番手が下がる
に従いグリップエンド回りの慣性モーメントが小さくな
るので、従来に比し低番手クラブのスイングが容易にな
ってヘッドスピードが速まり、ボールの飛距離が向上す
ることとなる。そして、請求項2に係るゴルフクラブセ
ットにあっては、高番手から低番手へと番手が下がるに
従いクラブ長の長さの変化率を大きくして、従来に比し
低番手側のクラブ長を長くしたため、更に低番手のスイ
ング時のヘッドスピードが速くなってボールの飛距離が
向上することとなる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき詳細に説明する。図1は請求項1及び請求項2の
発明を適用したアイアンクラブセットの第一実施形態の
3番アイアンを示し、当該3番アイアン11は、ステン
レスやチタンでホーゼル部13aやソール部13b,バ
ック部13c等が一体成形されたヘッド13に繊維強化
樹脂製のシャフト15が挿着され、シャフト15の後端
側にグリップ17が装着された構造となっている。
【0014】そして、本実施形態に係るアイアンクラブ
セットは、3番アイアン11から図示しない9番までの
ショートアイアンとピッチングウェッジ(PW),フェ
アウェイウェッジ(FW)及びサンドウェッジ(SW)
で構成されており、3番アイアン11と同様、その他の
アイアンクラブも、夫々、ホーゼル部やソール部,バッ
ク部等が一体成形されたヘッドにシャフトが挿着され
て、シャフトの後端側にグリップが装着された構造とな
っている。そして、従来と同様、3番アイアン11から
ミドルアイアン,ショートアイアンへと番手が上がるに
従い、ヘッドのロフト角が順次大きくなるように設計さ
れている。
【0015】而して、本実施形態は各番手のアイアンク
ラブを製造するに当たり、番手毎にヘッドやグリップ,
シャフト等の重量や寸法等を種々調整することで、総て
の番手に亘ってスイングバランスを一定にすると共に、
ショートアイアンからロングアイアンへと番手が下がる
に従い、グリップエンド回りの慣性モーメントを小さく
したことを特徴とする。
【0016】即ち、図2,図3及び表1,表2に示すよ
うに本実施形態は、ロングアイアンに於けるヘッドとグ
リップの重量を従来のアイアンクラブセットに比し軽く
形成し、そして、番手が上がるに従いこれらを順次重く
すると共に、図4及び表3に示すように総ての番手に亘
ってシャフトの重量を軽量化して均一にした構造となっ
ている。
【0017】尚、ヘッド重量を調整するには、例えばソ
ール幅を変えればよいし、グリップ重量を調整するに
は、グリップの材料中に重量粉末等を混入させればよ
い。
【表1】 表1に於て、重量とはヘッド自体の重量(g)、重心位
置とはヘッド自体のホーゼル部端部からヘッドの重心ま
での距離(mm)、ホーゼル長とは各ホーゼル部の長さ
(mm)を表す。
【表2】 表2に於て、重量とはグリップ自体の重量(g)、重心
位置とはグリップ後端部からグリップの重心までの距離
(mm)を表す。
【表3】 表3に於て、重量とは各アイアンクラブに用いるシャフ
ト自体の重量(g)、全長とはシャフト自体の全長、重
心位置とは各シャフトの後端部からシャフトの重心まで
の距離(mm)である。
【0018】そして、従来と同様、本実施形態に係るア
イアンクラブセットも、図5及び表4に示すようにロン
グアイアンからショートアイアンへと番手が上がるに従
いクラブ長を順次短くした構造となっている。
【表4】 表4に於て、S.Bはスイングバランス、重心位置とは
図1に示すようにクラブの後端部からバランスポイント
BPまでの距離L2(mm)、総重量とはクラブ全体の
総重量(g)、全長とはクラブの全長を表す。
【0019】尚、表4中のクラブ全体の総重量には、ヘ
ッドやシャフト,グリップの他、図示しないソケット等
の小さな付属品や接着剤等の重量が含まれる。又、従
来、ロングアイアンからショートアイアンに亘ってクラ
ブ長の長さの変化率はほぼ一定であるが、本実施形態で
は、表4及び図5に示すようにショートアイアンからロ
ングアイアンへと番手が下がるに従い、従来に比しクラ
ブ長の長さの変化率を大きくしている。
【0020】そして、本実施形態に於ける各アイアンの
スイングバランスも、図1に示すようにバランスポイン
トBPとグリップエンドとの間の長さL2 から14イン
チを引いた長さL3 にクラブの総重量W(オンス)をか
けた SB=L3 ×W ・・・ の式で得られるが、本実施形態は、各番手毎にヘッドや
グリップ,シャフトの重量や寸法を上述の如き数値に調
整することで、図7及び表4に示すように上記式で得
られるスイングバランスが一定となっている。
【0021】尚、本実施形態は、図6及び表3に示すよ
うに従来に比しシャフトの重心位置(シャフトBP)が
ヘッド側に配置されたシャフトを用いており、これらの
シャフトを各番手に用いることで上記式のL3 の値を
大きくし、各番手のスイングバランス値が従来と同程度
の208inch・oz となるように調整している。そして、
表4中、Ieはグリップエンド回りの慣性モーメント
(g・cm2)を表し、一般にグリップエンド回りの慣
性モーメントは、 Ie=Ic+Cw×P2 ・・・ Ie;グリップエンド回りの慣性モーメント Ic;クラブの重心回りの慣性モーメント Cw;クラブ重量 P ;グリップエンドからクラブのバランスポイントB
Pまでの距離 の式で求められる。
【0022】従って、グリップエンド回りの慣性モーメ
ント(Ie)を下げるには、クラブの重心回りの慣性モ
ーメント(Ic)やクラブ重量(Cw),グリップエン
ドからクラブのバランスポイントBPまでの距離(P)
等の値を低くすればよい。そして、上述したように本実
施形態は、ロングアイアンに於けるヘッドとグリップの
重量を従来に比し軽く形成したため、ロングアイアンに
於けるクラブのウエイト配分がよりクラブのバランスポ
イントBPに配され、この結果、従来に比べクラブの重
心回りの慣性モーメント(Ic)が小さくなる。
【0023】而も、ロングアイアンに於けるヘッドとグ
リップのウェイトを従来に比し軽くすると共に、各番手
に亘ってシャフトを従来より軽量化したので、ロングア
イアンに於けるクラブ重量(Cw)が軽減されることも
相俟って、図8及び表4に示すように、従来に比べ上記
式で求めるロングアイアンのグリップエンド回りの慣
性モーメント(Ie)の値が小さくなる。
【0024】このように本実施形態は、スイングバラン
スが全番手に亘って同一に設定されているから、各番手
のアイアンクラブでボールを打球すると、プレーヤーは
一様の感覚でスイングしボールを打球することが可能と
なる。又、本実施形態では、ロングアイアンへと番手が
下がるに従いグリップエンド回りの慣性モーメントが小
さくなるように構成し、而も、ロングアイアンへと番手
が下がるに従いクラブ長の長さの変化率を大きくして従
来よりロングアイアンのクラブ長を長くしたことも相俟
って、従来に比べロングアイアンのスイング時のヘッド
スピードが速くなり、ボールの飛距離が向上することと
なる。
【0025】従って、本実施形態によれば、セット内の
アイアンクラブを一様のスイングで打球できるため打球
が易しく、又、ロングアイアンに於けるヘッドスピード
が向上するため、ロングアイアンでの打球の飛距離が向
上すると共に、実開昭61−13983号公報に開示さ
れた従来例に比し、予めセットとして各番手毎に意図さ
れている飛距離が得られ、番手毎の飛距離の違いが明確
なアイアンクラブセットとなった。
【0026】図9は請求項1及び請求項2の発明を適用
したアイアンクラブセットの第二実施形態の3番アイア
ンを示し、本実施形態に係る3番アイアン19も、繊維
強化樹脂製のシャフト21の先端にステンレスやチタン
で成形されたヘッド23が取り付き、シャフト21の後
端側にグリップ25が装着された構造となっている。そ
して、本実施形態に係るアイアンクラブセットも、上記
3番アイアン19から図示しない9番までのショートア
イアンとピッチングウェッジ,フェアウェイウェッジ及
びサンドウェッジで構成されており、3番アイアン19
からショートアイアンへと番手が上がるに従い、ヘッド
のロフト角が順次大きくなっている。
【0027】而して、既述したようにグリップエンド回
りの慣性モーメントは、 Ie=Ic+Cw×P2 ・・・ の式で求まるから、グリップエンド回りの慣性モーメン
ト(Ie)を下げるには、クラブの重心回りの慣性モー
メント(Ic)やクラブ重量(Cw),グリップエンド
からクラブのバランスポイントBPまでの距離(P)等
の値を低くすればよい。
【0028】そこで、本実施形態では、先ず、図10及
び表5に示すようにロングアイアンに於けるヘッドの重
量を従来に比し軽く形成している。
【表5】 そして、番手が上がるに従いこれらを順次重くすると共
に、図11及び表6に示すように総ての番手に亘ってグ
リップの重量を軽量化してこれらを均一にした構造とな
っている。
【表6】 この結果、ヘッドの重量がロングアイアンで軽量化され
ていることと相俟って、特にロングアイアンに於けるク
ラブのウエイト配分がよりクラブのバランスポイントB
P近くに配され、この結果、クラブの重心回りの慣性モ
ーメント(Ic)が小さくなる。
【0029】又、図12及び表7に示すように本実施形
態は、シャフトの重量を従来に比しロングアイアン側で
軽く、ショートアイアン側で重くしており、これによ
り、ヘッドの重量がロングアイアン側で軽く、又、総て
の番手に亘ってグリップの重量を従来より軽量化し、ヘ
ッドの重量をロングアイアンで従来より軽くしたことも
相俟って、クラブ重量(Cw)がロングアイアンで軽量
化されている。
【表7】 更に又、本実施形態では、図13及び表7に示すよう
に、シャフトBPをロングアイアンでヘッド寄りに、そ
して、ショートアイアンではグリップ寄りに配置してお
り、斯かる構成により、シャフトBPよりヘッド側に位
置するクラブのバランスポイントBPとの距離をロング
アイアン側で短くしている。この構造からも、従来に比
しロングアイアンに於て、クラブの重心回りの慣性モー
メント(Ic)が小さくなっている。
【0030】このように、本実施形態も、従来に比し上
記式に於けるクラブ重量(Cw)やクラブの重心回り
の慣性モーメント(Ic)を小さくしたため、ロングア
イアンに於けるグリップエンド回りの慣性モーメント
(Ie)が小さくなる。又、本実施形態に於けるスイン
グバランスも、図9に示すようにバランスポイントBP
とグリップエンドとの間の長さL4 から14インチを引
いた長さL5 にクラブの総重量W(オンス)をかけた SB=L5 ×W ・・・ の式で得られるが、表8に示すようにスイングバランス
(SB)は各番手に亘って一定となっている。
【表8】 これは、ヘッドの重量とシャフトの重量によりショート
アイアンのクラブの総重量(W)が大きくなっている
が、逆にショートアイアンは表8に示すようにクラブ全
長が短くなることに加え、シャフトのバランスポイント
BPがグリップ側になるため、結果的に上記式のL5
が短くなってロングアイアン,ショートアイアンのスイ
ングバランス(SB)が一定となっているのである。
【0031】又、表8に示すように、本実施形態も、上
記第一実施形態と同様、ロングアイアンへと番手が下が
るに従いクラブ長の長さの変化率を大きくして従来より
ロングアイアンのクラブ長を長く設定している。このよ
うに、本実施形態も、スイングバランスが全番手に亘っ
て同一に設定されているから、各番手のアイアンクラブ
でボールを打球すると、プレーヤーは一様の感覚でスイ
ングしボールを打球することが可能となる。
【0032】又、ロングアイアンへと番手が下がるに従
いグリップエンド回りの慣性モーメントが小さくなり、
而も、第一実施形態と同様、ロングアイアンへと番手が
下がるに従いクラブ長の長さの変化率を大きくしてロン
グアイアンのクラブ長を長くしたことも相俟って、従来
に比べロングアイアンのスイング時のヘッドスピードが
速くなり、ボールの飛距離が向上することとなる。
【0033】従って、本実施形態によっても、セット内
のアイアンクラブを一様のスイングで打球できるため打
球が易しく、又、ロングアイアンに於けるヘッドスピー
ドが向上するため、ロングアイアンでの打球の飛距離が
向上すると共に、実開昭61−13983号公報に開示
された従来例に比し、予めセットとして各番手毎に意図
されている飛距離が得られ、番手毎の飛距離の違いが明
確なアイアンクラブセットとなった。
【0034】尚、上記各実施形態はアイアンのゴルフク
ラブセットに本発明を適用したが、本発明はウッドのゴ
ルフクラブセットに適用することができることは勿論で
ある。
【0035】
【発明の効果】以上述べたように各請求項に係る発明に
よれば、セット内のゴルフクラブを一様のスイングで打
球できるため打球が易しく、又、低番手のヘッドスピー
ドが向上して打球の飛距離が向上するため、従来に比し
番手毎の飛距離の違いが明確なゴルフクラブセットとす
ることができることとなった。
【0036】そして、請求項2に係るゴルフクラブセッ
トによれば、高番手から低番手へと番手が下がるに従い
クラブ長の長さの変化率が大きくなるように低番手のク
ラブ長を長くしたので、更に低番手のスイング時のヘッ
ドスピードが速くなって、ボールの飛距離がより向上す
ることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1及び請求項2の第一実施形態に係るア
イアンクラブセットの3番アイアンの正面図である。
【図2】請求項1及び請求項2の第一実施形態に係るア
イアンクラブセットの各番手に用いるヘッドの重量と、
従来のアイアンクラブセットの各番手に用いるヘッドの
重量を比較するグラフである。
【図3】請求項1及び請求項2の第一実施形態に係るア
イアンクラブセットの各番手に用いるグリップの重量
と、従来のアイアンクラブセットの各番手に用いるグリ
ップの重量を比較するグラフである。
【図4】請求項1及び請求項2の第一実施形態に係るア
イアンクラブセットの各番手に用いるシャフトの重量
と、従来のアイアンクラブセットの各番手に用いるシャ
フトの重量を比較するグラフである。
【図5】請求項1及び請求項2の第一実施形態に係るア
イアンクラブセットの各番手とクラブ長の関係を示すグ
ラフである。
【図6】請求項1及び請求項2の第一実施形態に係るア
イアンクラブセットの各番手に用いるシャフトのバラン
スポイントと、従来のアイアンクラブセットの各番手に
用いるシャフトのバランスポイントを比較するグラフで
ある。
【図7】請求項1及び請求項2の第一実施形態に係るア
イアンクラブセットの各番手のスイングバランスを示す
グラフである。
【図8】請求項1及び請求項2の第一実施形態に係るア
イアンクラブセットの各番手のグリップエンド回りの慣
性モーメントと、従来のアイアンクラブセットの各番手
のグリップエンド回りの慣性モーメントを比較するグラ
フである。
【図9】請求項1及び請求項2の第二実施形態に係るア
イアンクラブセットの3番アイアンの正面図である。
【図10】請求項1及び請求項2の第二実施形態に係る
アイアンクラブセットの各番手に用いるヘッドの重量
と、従来のアイアンクラブセットの各番手に用いるヘッ
ドの重量を比較するグラフである。
【図11】請求項1及び請求項2の第二実施形態に係る
アイアンクラブセットの各番手に用いるグリップの重量
と、従来のアイアンクラブセットの各番手に用いるグリ
ップの重量を比較するグラフである。
【図12】請求項1及び請求項2の第二実施形態に係る
アイアンクラブセットの各番手に用いるシャフトの重量
と、従来のアイアンクラブセットの各番手に用いるシャ
フトの重量を比較するグラフである。
【図13】請求項1及び請求項2の第二実施形態に係る
アイアンクラブセットの各番手に用いるシャフトのバラ
ンスポイントと、従来のアイアンクラブセットの各番手
に用いるシャフトのバランスポイントを比較するグラフ
である。
【図14】従来のアイアンクラブセットに於ける3番ア
イアンから9番アイアンの全体正面図である。
【図15】スイングバランスの説明図である。
【符号の説明】
11,19 3番アイアン 13,23 ヘッド 15,21 シャフト 17,25 グリップ BP バランスポイント

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全ての番手に亘ってゴルフクラブのスイ
    ングバランスが一定で、高番手から低番手へと番手が下
    がるに従い、グリップエンド回りの慣性モーメントを小
    さくしたことを特徴とするゴルフクラブセット。
  2. 【請求項2】 高番手から低番手へと番手が下がるに従
    いゴルフクラブのクラブ長を順次長くすると共に、クラ
    ブ長の長さの変化率を大きくしたことを特徴とする請求
    項1記載のゴルフクラブセット。
JP10070398A 1998-03-19 1998-03-19 ゴルフクラブセット Pending JPH11267249A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10070398A JPH11267249A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 ゴルフクラブセット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10070398A JPH11267249A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 ゴルフクラブセット

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11267249A true JPH11267249A (ja) 1999-10-05

Family

ID=13430319

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10070398A Pending JPH11267249A (ja) 1998-03-19 1998-03-19 ゴルフクラブセット

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11267249A (ja)

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009082323A1 (en) * 2007-12-21 2009-07-02 Isaren Ab Set of golf clubs
JP2011522666A (ja) * 2008-06-13 2011-08-04 イサレン アクティエボラーグ ゴルフクラブのクラブパラメータを定める方法
JP2013248165A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Dunlop Sports Co Ltd ゴルフクラブ用スチールシャフト
JP5546673B1 (ja) * 2013-09-20 2014-07-09 ダンロップスポーツ株式会社 ゴルフクラブ
JP5546701B1 (ja) * 2013-07-22 2014-07-09 ダンロップスポーツ株式会社 ゴルフクラブ
JP5546700B1 (ja) * 2013-07-23 2014-07-09 ダンロップスポーツ株式会社 ゴルフクラブ
JP5546672B1 (ja) * 2013-09-20 2014-07-09 ダンロップスポーツ株式会社 ゴルフクラブ
JP2014131624A (ja) * 2012-12-03 2014-07-17 Dunlop Sports Co Ltd ゴルフクラブ
JP5886392B1 (ja) * 2014-09-10 2016-03-16 ダンロップスポーツ株式会社 ゴルフクラブ
JP5909003B1 (ja) * 2015-03-09 2016-04-26 藤倉ゴム工業株式会社 ゴルフクラブセット
JP2018089113A (ja) * 2016-12-02 2018-06-14 ブリヂストンスポーツ株式会社 ゴルフクラブセット

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009082323A1 (en) * 2007-12-21 2009-07-02 Isaren Ab Set of golf clubs
JP2011507592A (ja) * 2007-12-21 2011-03-10 イサレン アクティエボラーグ ゴルフクラブセット
US8444501B2 (en) 2007-12-21 2013-05-21 Isaren Ab Set of golf clubs
JP2011522666A (ja) * 2008-06-13 2011-08-04 イサレン アクティエボラーグ ゴルフクラブのクラブパラメータを定める方法
JP2013248165A (ja) * 2012-05-31 2013-12-12 Dunlop Sports Co Ltd ゴルフクラブ用スチールシャフト
JP2014131624A (ja) * 2012-12-03 2014-07-17 Dunlop Sports Co Ltd ゴルフクラブ
JP5546701B1 (ja) * 2013-07-22 2014-07-09 ダンロップスポーツ株式会社 ゴルフクラブ
JP5546700B1 (ja) * 2013-07-23 2014-07-09 ダンロップスポーツ株式会社 ゴルフクラブ
JP5546672B1 (ja) * 2013-09-20 2014-07-09 ダンロップスポーツ株式会社 ゴルフクラブ
JP5546673B1 (ja) * 2013-09-20 2014-07-09 ダンロップスポーツ株式会社 ゴルフクラブ
JP5886392B1 (ja) * 2014-09-10 2016-03-16 ダンロップスポーツ株式会社 ゴルフクラブ
JP5909003B1 (ja) * 2015-03-09 2016-04-26 藤倉ゴム工業株式会社 ゴルフクラブセット
WO2016143735A1 (ja) * 2015-03-09 2016-09-15 藤倉ゴム工業株式会社 ゴルフクラブセット
JP2018089113A (ja) * 2016-12-02 2018-06-14 ブリヂストンスポーツ株式会社 ゴルフクラブセット

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11707658B2 (en) Golf club head or other ball striking device having reinforced sole
US20200086191A1 (en) Golf club head or other ball striking device having face deformation limiting member
EP2414052B1 (en) Golf clubs and golf club heads
JP2921840B2 (ja) ゴルフクラブ
US8337325B2 (en) Iron type golf clubs and golf club heads having weight containing and/or vibration damping insert members
JP2010154875A (ja) ゴルフクラブ用のシャフトセットおよびそれらを備えたクラブセット
US8444501B2 (en) Set of golf clubs
US20220016494A1 (en) Golf club set having similar properties
JPH11267249A (ja) ゴルフクラブセット
US8197355B2 (en) Iron-type golf club head with chamfered leading edge
JP2004081344A (ja) ゴルフクラブ
KR102135186B1 (ko) 골프클럽용 샤프트
JP2007167622A (ja) ゴルフクラブヘッド
US20130090182A1 (en) Golf club head or other ball striking device with adjustable weighting
JPH09117534A (ja) ゴルフクラブセット
JP2001087424A (ja) アイアンクラブセット
JPH1133144A (ja) ゴルフクラブセット
JPH11206925A (ja) ゴルフクラブセット
JP3102677B2 (ja) ゴルフクラブセット
JP2002315852A (ja) ゴルフクラブヘッド
JP3036399U (ja) アイアンクラブセット
JP2003070938A (ja) ゴルフクラブセット
US20080076592A1 (en) Golf clubs
JPH11146932A (ja) アイアンゴルフクラブセット
JP2899213B2 (ja) アイアンゴルフクラブセット