JPH09117534A - ゴルフクラブセット - Google Patents

ゴルフクラブセット

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JPH09117534A
JPH09117534A JP8214764A JP21476496A JPH09117534A JP H09117534 A JPH09117534 A JP H09117534A JP 8214764 A JP8214764 A JP 8214764A JP 21476496 A JP21476496 A JP 21476496A JP H09117534 A JPH09117534 A JP H09117534A
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JP
Japan
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club
center
loft angle
distance
gravity
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JP8214764A
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English (en)
Inventor
Takayuki Shiraishi
享之 白石
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Yokohama Rubber Co Ltd
Original Assignee
Yokohama Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クラブ番手3番〜9番のアイアンゴルフクラ
ブの各クラブをゴルファーが同一調子でスイングすれば
クラブ番手間の飛距離差を略一定にすることができるゴ
ルフクラブセットを提供する。 【解決手段】 少なくともクラブ番手が3番〜9番で、
その番手が大きい程ロフト角θが15°≦θ≦45°の
範囲内で順次大きくなると共に、クラブレングスが短く
なる7本のアイアンタイプゴルフクラブA3〜A9 からな
るゴルフクラブセットである。各アイアンタイプゴルフ
クラブのクラブヘッド重心Gから、そのクラブのクラブ
フェース6に直交する平面に直交すると共に、シャフト
中心軸OーOを含む平面に対して引いた垂直距離である
重心距離L(mm)をロフト角θに関連づけて所定の式で
設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は少なくともクラブ番
手3番〜9番のアイアンゴルフクラブからなるゴルフク
ラブセットに関し、更に詳しくは、ゴルファーが各クラ
ブを同一調子でスイングすればクラブ番手間の飛距離の
差を略一定にすることができるゴルフクラブセットに関
する。
【0002】
【従来の技術】ゴルフクラブには、大別してウッドゴル
フクラブ、アイアンゴルフクラブ、及びパターがある。
このうちウッドゴルフクラブは、主として大きな飛距離
を得るためのクラブであるため、一般にクラブ番手とし
ては、ボールを遠くへ飛ばし易いロフト角の小さい1〜
5番にするものが多い。また、アイアンゴルフクラブ
は、主として正確な飛距離を得るためのクラブであるた
め、一般にクラブ番手としては、ボールを上げやすくか
つランを少なくするロフト角が大きい3番〜9番、ピッ
チングウェッジ(PW)、サンドウェッジ(SW)等と
するものが多い。
【0003】正確な飛距離を得るためのアイアンゴルフ
クラブのうち、クラブ番手3番〜9番は、フルスイング
で打球することが多いが、PWやSW等のウェッジで
は、約100ヤード以内の短い距離をより正確に打つた
めに使われるため、スイング力を加減してコントロール
ショットすることが多い。そのため、ウェッジの場合
は、飛距離がゴルファーの技量に左右されるが、フルス
イングで打球する3番〜9番のアイアンゴルフクラブで
は、飛距離がゴルフクラブ自身の性能に左右されやす
い。
【0004】しかしながら、従来のアイアンゴルフクラ
ブセットでは、少なくとも3番〜9番の各クラブを同一
調子(同一のスイング力)でフルスイングした時のクラ
ブ番手間の飛距離差が必ずしも略一定にはならず、かな
りのバラツキを有している。そのためそのバラツキをス
イング力の加減(コントロール)により調整する必要が
あるものの、そのようなスイング力のコントロールはア
マチュアゴルファーにとっては、非常に難しいテクニッ
クであるため、クラブ番手を変えた時の飛距離が非常に
定め難いという問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、少な
くともクラブ番手3番〜9番のアイアンゴルフクラブか
らなるゴルフクラブセットにおいて、ゴルファーが各ク
ラブを同一調子でスイングすればクラブ番手間の飛距離
差を略一定にすることができるゴルフクラブセットを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のゴルフクラブセットは、少なくともクラブ番手が3
番〜9番で、該クラブ番手が大きくなるほどロフト角が
15°≦θ≦45°の範囲内で順次大きくなると共に、
クラブレングスが短くなる7本のアイアンゴルフクラブ
からなり、前記各アイアンゴルフクラブのクラブヘッド
重心Gから、前記各クラブのフェース面に直交する平面
に直交すると共に、前記各アイアンゴルフクラブのシャ
フト中心軸を含む平面に対して引いた垂直距離である重
心距離L(mm)を前記ロフト角θに対して下記(1)式を
満足するようにしたことを特徴とする。
【0007】 aθ+b≦ L ≦aθ+b+1 ・・・・・(1) 但し、−0.2≦a≦0.3 また、本発明の他のゴルフクラブセットは、少なくとも
クラブ番手が3番〜9番で、該クラブ番手が大きくなる
ほどロフト角が15°≦θ≦45°の範囲内で順次大き
くなると共に、クラブレングスが短くなる7本のアイア
ンゴルフクラブからなり、前記各アイアンゴルフクラブ
のクラブヘッド重心Gから、前記各クラブのフェース面
に直交する平面に直交すると共に、前記各アイアンゴル
フクラブのシャフト中心軸を含む平面に対して引いた垂
直距離である重心距離L(mm)を下記(2)式を満足する
ようにしたことを特徴とする。
【0008】 b≦ L ≦b+2 ・・・・・(2) 本発明において、上記重心距離Lは、ゴルフクラブのク
ラブヘッドをボールにインパクトした時、クラブヘッド
の重心Gが遠心力によるクラブシャフトのしなりにより
シャフト中心軸を含む面まで移動する時の運動量に比例
している。従って、クラブ番手が3番〜9番のアイアン
ゴルフクラブからなるゴルフクラブセットにおいて、重
心距離Lを略一定の範囲内とすることにより、各ゴルフ
クラブを相互に同じスイング力でスイングする時、ボー
ルに加えられる重心移動に基づく運動量を略一定の比例
関係にするため、クラブ番手間の飛距離の差を略一定に
することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成について添付
の図面を参照しながら詳細に説明する。図1 に示すよう
に、本発明のゴルフクラブセットを構成する7本のアイ
アンゴルフクラブは、クラブ番手が3番のアイアンゴル
フクラブA3から9番のアイアンゴルフクラブA9まで
連続している。それぞれのゴルフクラブは、クラブシャ
フト1の一端にグリップ2を有し、他端にクラブヘッド
3を備えた構成になっている。クラブヘッド3のヒール
側で上方へ向けて突設されたホーゼル4にソケット5を
介してクラブシャフト1が連結されている。これらのア
イアンゴルフクラブA3〜A9は、クラブヘッド3の前
面に形成された平面状のフェース面6の垂直方向に対す
るロフト角θが、クラブ番手が大きくなるにつれて、1
5°≦θ≦45°の範囲内で略一定の割合で順次大きく
なっている。また、グリップ2の端部からクラブヘッド
3の下端までの長さ(クラブレングス)は、クラブ番手
の大きい方に向けて次第に短くなっている。
【0010】本発明では、上記アイアンゴルフクラブに
おいて、以下のようにしてある。クラブヘッド3の重心
Gから、フェース面6に直交する平面と直交しかつクラ
ブシャフト1の中心軸線OーOを含む平面に対して引い
た垂直長さで定義される図2に示す重心距離L(mm)
が、上記ロフト角θとの関係において、図3,4にその
例を示すように、前述の(1)式で規定するaθ+b≦L
≦aθ+b+1の範囲内に常に位置するような設定にな
っている。図3はaが+の場合、図4はaが−の場合で
ある。式における傾きaは−0.2≦a≦0.3の範囲
をとるようになっている。
【0011】本発明者は、クラブ番手が大きくなるにつ
れて、ロフト角が略一定の割合で大きくなるように作製
されているにもかかわらず、各ゴルフクラブを同じスイ
ング力でスイングして打球しても、必ずしもクラブ番手
間の飛距離の差が略一定とはならず、かなりのバラツキ
があるという点について種々研究した結果、クラブシャ
フトのしなりによる運動量が多いに関係し、かつその運
動量がフェース面に直交する面に対し直交しかつシャフ
ト中心軸線を含む平面までのゴルフクラブヘッド重心G
の重心距離Lと密接な関係にあることを見いだしたので
ある。
【0012】即ち、ゴルフクラブをスイングすると、図
17に示すように、クラブヘッド3の重心Gは、遠心力
によってクラブシャフト1をしならせながら、中心軸O
ーOに一致するG’の位置に移動しようとする運動を行
う。この時の運動量がゴルフクラブをスイングする時の
運動量に加算されて、ボールの飛距離に影響を与えてい
たのである。この加算される運動量は、重心距離に比例
するのでクラブ番手が3番〜9番のアイアンゴルフクラ
ブセットにおいて、その重心距離Lが各ゴルフクラブで
バラバラであると、たとえ、各ゴルフクラブを同じスイ
ングでスイングしても、クラブ番手間の飛距離の差を略
一定にすることができなくなることを発見したのであ
る。
【0013】従来のクラブ番手が3番以降の一連のアイ
アンゴルフクラブヘッドについて、それらのロフト角と
上記重心距離Lとの関係を調べてみると、図16に示す
ように、重心距離Lのバラツキが大きい。それに対し
て、本発明は、上記のような知見から、ロフト角θを横
軸に、重心距離Lを縦軸とした際に、図3,4に示すよ
うに、重心距離Lをaθ+bとaθ+b+1の2式の狭
い範囲で規定した所定の範囲内に、ロフト角θと関連づ
けて位置させるようにしたのである。これにより、ドラ
イバーのヘッドスピードが35〜45m/sec.の範囲にあ
る平均的なヘッドスピードを有するゴルファーが通常の
スイングをした際に、クラブ番手間の飛距離の差を8〜
11mの範囲内で略一定にすることが可能になる。
【0014】この8〜11mという距離は、ゴルフコー
スの戦略上、平均的なヘッドスピードを持つゴルファー
にとって、望ましい距離である。クラブ番手間の飛距離
の差が8m未満であると、3番から9番の一連の連続し
たアイアンゴルフクラブにおいて、各番手の存在意義が
薄くなる。逆に、11mを越えると、コースにおいて距
離を刻む際の距離調整が難しくなる。
【0015】上記傾きaが−0.2よりも小さくなる
と、クラブ番手間の飛距離の差が8m未満になってしま
う。逆に、0.3よりも大きくなると、クラブ番手間の
飛距離の差が11mを越えてしまう。また、重心距離L
がaθ+bの式よりも1の幅を越えた範囲(aθ+b+
1より上方)に位置しても、クラブ番手間の飛距離の差
を8〜11mの範囲内で略一定にすることができなくな
る。
【0016】上記重心距離Lとしては、実質的なゴルフ
クラブを提供するため、−10〜30mmの範囲にするこ
とができる。望ましくは、実用的で打ち易いゴルフクラ
ブを提供するため、5〜25mmの範囲がよい。上記式に
おける切片bは、この重心距離Lの範囲となるように適
宜選択することができる。本発明では、図3,4に示す
ように、重心距離Lがaθ+b≦L≦aθ+b+1の範
囲内に位置すれば、その値はランダムに決めることがで
きる。好ましくは、a>0の場合、図5に示すように、
ロフト角θが大きくなる程、重心距離Lを隣接する小さ
い方のクラブ番手の重心距離L以上にするのがよい。よ
り望ましくは、図6に示すように、ロフト角が大きい
程、重心距離Lを大きく、直線状に近づけるようにする
のがよい。
【0017】a<0の場合も、同様である。図7に示す
ように、ロフト角が大きい程、重心距離Lを隣接する小
さい方のクラブ番手の重心距離L以下にするのが好まし
い。望ましくは、図8に示すように、ロフト角が大きく
なる程、重心距離Lを小さくするのがよい。また、本発
明では、上記a=0の場合、図9に示すように、重心距
離Lをロフト角θとは無関係にb≦L≦b+2の範囲内
にすることができる。これにより、上記と同様の効果に
加えて、重心距離を同じレベルの範囲とすることで、3
番から9番までのアイアンゴルフクラブにおいて同様の
フィーリングで通常のスイングをすることができる。即
ち、従来のアイアンゴルフクラブは、ロフト角が大きく
なると、重心距離Lは図16に示すように大きなステッ
プで大きくなる傾向にある。そこで、ヘッドスピードが
早いゴルフォーにとっては、重心距離Lを小さく、平均
的なヘッドスピードを有するゴルファーには、重心距離
Lを11mm以上15mm以下の範囲、平均的なヘッドスピ
ードを有するゴルファーよりもヘッドスピードが遅い初
心者やクラブ番手の小さいゴルフクラブでボールを上げ
やすくしたいゴルファーには、重心距離Lを15mmを越
え20mm以下の範囲で統一することにより、3番から9
番までのアイアンゴルフクラブにおいて同様のフィーリ
ングで通常のスイングができるのである。
【0018】b≦L≦b+2の式において、値bは実質
的なゴルフクラブを提供する観点から−10〜28mmの
範囲にすることができる。望ましくは、実用的で打ちや
すいゴルフクラブを提供する上で5〜23mmの範囲にす
るのがよい。上記実施例において、アイアンゴルフクラ
ブヘッドの重心距離Lを変える手法としては、例えば、
図10(a)に示すように、クラブヘッド3のヘッド本
体3aの前後方向の肉厚を実線或いは二点鎖線で示すよ
うに変えることにより、行うことができる。また、図1
0(b)のように、上方に突設されたホーゼル4のヘッ
ト本体3aに対する取付け部4aを二点鎖線で示すよう
に前後方向に長く、或いは実線で示すように短くして、
重心距離Lの長さを調整するようにしてもよい。
【0019】図11(a),図11(b)は、重心Gが
クラブシャフトの中心軸線OーOより前方に位置するア
イアンゴルフクラブヘッドを示す。図11(a)は、立
設されたホーゼル4のヘット本体3aに対する取付け部
4aを前方に向けて長くする構成にし、重心Gをクラブ
シャフトの中心軸線OーOより前側に位置させたもので
ある。図11(b)は、ホーゼル4をヘット本体3aの
後方側に突出させると共に、ヘット本体3aの肉厚を厚
くしたものである。このように本発明は、重心Gがクラ
ブシャフトの中心軸線OーOより後方に位置するクラブ
ヘッドや前方にあるクラブヘッドであっても、上記の式
で適用できる範囲であれば、好適に用いることができ
る。
【0020】本発明のゴルフクラブセットは、少なくと
も上述したクラブ番手が3番〜9番のアイアンゴルフク
ラブを有するものであればよい。これに組み合わされる
ウッドゴルフクラブとしては、従来公知のものであれ
ば、特に限定されない。クラブ番手が3番から9番の一
連のアイアンゴルフクラブにおいて、クラブヘッドの重
心距離Lをb≦L≦b+2の範囲にした場合、ウッドゴ
ルフクラブのクラブヘッドにおける重心距離もその同じ
範囲内で統一するのがよい。これにより、従来、打球時
のフィーリングが不連続になりがちであったウッドゴル
フクラブとアイアンゴルフクラブとの間での連続性を持
たせることが可能になる。また、ピッチングウェッジや
サンドウェッジ等についても、本発明のゴルフクラブセ
ットでは、従来公知のものが使用可能である。
【0021】
【実施例】
実施例1 表1に示すロフト角θと重心距離Lを有し、式1がa=
0.14、b=3.76の関係になるクラブ番手3〜9
番のアイアンゴルフクラブをそれぞれ作製した。これら
の試験ゴルフクラブを以下に示す測定条件により、飛距
離の評価試験を行ったところ、表1に示す結果を得た。 飛距離の評価試験 各試験ゴルフクラブを試打用ロボットに取付け、ドライ
バーにおけるヘッドスピードを40m/sec.となるように
セットした状態で、各試験ゴルフクラブにより各10回
それぞれゴルフボールを試打した。平均距離をそれぞれ
の試験ゴルフクラブの飛距離(m)とした。
【0022】
【表1】 表1から、クラブ番手間の飛距離の差は9〜11mであ
ることが判る。
【0023】また、表1におけるロフト角度と重心距離
の関係を、図12に示すように、横軸をロフト角θ、縦
軸を重心距離Lとしてグラフにプロットし、そのプロッ
トされた点を上下幅を最も狭くした状態で挟むことがで
きる平行な直線を上下2本引いたところ、重心距離Lは
0.14θ+3.76≦L≦0.14θ+4.76とな
った。 実施例2 表2に示すロフト角θと重心距離Lを有するクラブ番手
3〜9番のアイアンゴルフクラブをそれぞれ作製した。
これらの試験ゴルフクラブを上記に示す測定条件によ
り、飛距離の評価試験を行ったところ、表2に示す結果
を得た。
【0024】
【表2】 表2から、クラブ番手間の飛距離の差は11mであるこ
とが判る。
【0025】また、表2におけるロフト角度と重心距離
の関係を、図13に示すように、横軸をロフト角θ、縦
軸を重心距離Lとしてグラフにプロットし、そのプロッ
トされた点を上下幅を最も狭くした状態で挟むことがで
きる平行な直線を上下2本引いたところ、重心距離Lは
0.3θ−2.8≦L≦0.3θ−1.8となった。 実施例3 表3に示すロフト角θと重心距離Lを有するクラブ番手
が3〜9番のアイアンゴルフクラブをそれぞれ作製し
た。これらの試験ゴルフクラブを上記に示す測定条件に
より、飛距離の評価試験を行ったところ、表3に示す結
果を得た。
【0026】
【表3】 表3から、クラブ番手間の飛距離の差は8mであること
が判る。
【0027】また、表3におけるロフト角度と重心距離
の関係を、図14に示すように、横軸をロフト角θ、縦
軸を重心距離Lとしてグラフにプロットし、そのプロッ
トされた点を上下幅を最も狭くした状態で挟むことがで
きる平行な直線を上下2本引いたところ、重心距離Lは
−0.2θ+18.7≦L≦−0.2θ+19.7とな
った。 実施例4 表4に示すロフト角θと重心距離Lを有するクラブ番手
が3〜9番のアイアンゴルフクラブをそれぞれ作製し
た。これらの試験ゴルフクラブを上記に示す測定条件に
より、飛距離の評価試験を行ったところ、表4に示す結
果を得た。
【0028】
【表4】 表4から、クラブ番手間の飛距離の差は8〜11mであ
ることが判る。
【0029】また、表4におけるロフト角度と重心距離
の関係を、図15に示すように、横軸をロフト角θ、縦
軸を重心距離Lとしてグラフにプロットし、そのプロッ
トされた点を上下幅を最も狭くした状態で挟むことがで
きる平行な直線を上下2本引いたところ、重心距離Lは
13≦L≦15となった。
【0030】
【発明の効果】上述したように本発明は、クラブヘッド
の重心から、フェース面に直交する平面に直交すると共
にクラブシャフトの中心軸を含む平面に対して引いた垂
直距離である重心距離L(mm)をロフト角に関連づけて
上記のように決めることにより、或いはロフト角とは無
関係に略一定の範囲で統一することにより、少なくとも
クラブ番手が3番〜9番のアイアンゴルフクラブセット
からなるゴルフクラブセットにおいて、ゴルフォーが各
クラブを同一調子でスイングすれば、クラブ番手間の飛
距離の差を略一定にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のゴルフクラブセットを構成するクラブ
番手が3番から9番までの7本のアイアンゴルフクラブ
をそれぞれ一部省略して示す側面図である。
【図2】アイアンゴルフクラブの一例について、クラブ
ヘッド部分の要部を示す側面図である。
【図3】本発明のゴルフクラブセットにおいて、重心距
離Lとロフト角θとの関係を示すグラフ図である。
【図4】本発明のゴルフクラブセットにおいて、他の例
を示す重心距離Lとロフト角θとの関係を示すグラフ図
である。
【図5】Fig.3 のゴルフクラブセットよりも好ましい例
を示す重心距離Lとロフト角θとの関係を示すグラフ図
である。
【図6】Fig.3 のゴルフクラブセットよりも、更に好ま
しい例を示す重心距離Lとロフト角θとの関係を示すグ
ラフ図である。
【図7】Fig.4のゴルフクラブセットよりも好ましい例
を示す重心距離Lとロフト角θとの関係を示すグラフ図
である。
【図8】Fig.4のゴルフクラブセットよりも、更に好ま
しい例を示す重心距離Lとロフト角θとの関係を示すグ
ラフ図である。
【図9】本発明のゴルフクラブセットにおいて、更に他
の例を示す重心距離Lとロフト角θとの関係を示すグラ
フ図である。
【図10】(a)と(b)は共にクラブヘッドの重心の
位置をクラブシャフトの中心軸線に対し移動させる手法
を例示するクラブヘッドの側面図である。
【図11】(a)と(b)は、共にクラブヘッドの重心
の位置がクラブシャフトの中心軸線より前方にあるクラ
ブヘッドの例を示す側面図である。
【図12】実施例1のデータをプロットした重心距離L
とロフト角θとの関係を示すグラフ図である。
【図13】実施例2のデータをプロットした重心距離L
とロフト角θとの関係を示すグラフ図である。
【図14】実施例3のデータをプロットした重心距離L
とロフト角θとの関係を示すグラフ図である。
【図15】実施例4のデータをプロットした重心距離L
とロフト角θとの関係を示すグラフ図である。
【図16】従来のアイアンゴルフクラブセットにおける
重心距離Lとロフト角θとの関係を示すグラフ図であ
る。
【図17】本発明の作用を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 クラブシャフト 2 グリップ 3 クラブヘッド 4 ホーゼル 6 フェース面 A3〜A9 アイ
アンゴルフクラブ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともクラブ番手が3番〜9番で、
    該クラブ番手が大きくなるほどロフト角が15°≦θ≦
    45°の範囲内で順次大きくなると共に、クラブレング
    スが短くなる7本のアイアンゴルフクラブからなり、 前記各アイアンゴルフクラブのクラブヘッド重心Gか
    ら、前記各クラブのフェース面に直交する平面に直交す
    ると共に、前記各アイアンゴルフクラブのシャフト中心
    軸を含む平面に対して引いた垂直距離である重心距離L
    (mm)を前記ロフト角θに対して下記(1)式を満足する
    ようにしたゴルフクラブセット。 aθ+b≦ L ≦aθ+b+1 ・・・・・(1) 但し、−0.2≦a≦0.3
  2. 【請求項2】 a>0の時、ロフト角が大きい程、重心
    距離Lを隣接するクラブ番手の小さい方のクラブヘッド
    の重心距離L以上にした請求項1記載のゴルフクラブセ
    ット。
  3. 【請求項3】 ロフト角が大きい程、重心距離Lを大き
    くした請求項2記載のゴルフクラブセット。
  4. 【請求項4】 a<0の時、ロフト角が大きい程、重心
    距離Lを隣接するクラブ番手の小さい方のクラブヘッド
    の重心距離L以下にした請求項1記載のゴルフクラブセ
    ット。
  5. 【請求項5】 ロフト角が大きい程、重心距離Lを小さ
    くした請求項4記載のゴルフクラブセット。
  6. 【請求項6】 少なくともクラブ番手が3番〜9番で、
    該クラブ番手が大きくなるほどロフト角が15°≦θ≦
    45°の範囲内で順次大きくなると共に、クラブレング
    スが短くなる7本のアイアンゴルフクラブからなり、 前記各アイアンゴルフクラブのクラブヘッド重心Gか
    ら、前記各クラブのフェース面に直交する平面に直交す
    ると共に、前記各アイアンゴルフクラブのシャフト中心
    軸を含む平面に対して引いた垂直距離である重心距離L
    (mm)を下記(2)式を満足するようにしたゴルフクラブ
    セット。 b≦ L ≦b+2 ・・・・・(2)
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009226215A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Karsten Manufacturing Corp ゴルフクラブのカスタムフィッティングのための方法、装置、及びシステム
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US8852028B2 (en) 2007-09-28 2014-10-07 Karsten Manufacturing Corporation Methods, apparatus, and systems to custom fit golf clubs
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