JPH10244022A - ゴルフクラブヘッド群 - Google Patents

ゴルフクラブヘッド群

Info

Publication number
JPH10244022A
JPH10244022A JP9070391A JP7039197A JPH10244022A JP H10244022 A JPH10244022 A JP H10244022A JP 9070391 A JP9070391 A JP 9070391A JP 7039197 A JP7039197 A JP 7039197A JP H10244022 A JPH10244022 A JP H10244022A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
gravity
center
loft angle
height
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9070391A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3096254B2 (ja
Inventor
Masayoshi Nishio
公良 西尾
Yasushi Sugimoto
靖司 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Rubber Industries Ltd filed Critical Sumitomo Rubber Industries Ltd
Priority to JP09070391A priority Critical patent/JP3096254B2/ja
Publication of JPH10244022A publication Critical patent/JPH10244022A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3096254B2 publication Critical patent/JP3096254B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Golf Clubs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロフト角が相違する複数の同一番手のウッド
型ゴルフクラブヘッドから成るゴルフクラブヘッド群に
於て、ゴルファーのヘッド速度や技術に対応してより一
層飛距離を増加できるようにする。 【解決手段】 ロフト角が1°増加するに連れて、フェ
ース面上重心高さHが1〜3mmずつ増加するようにヘッ
ド重心G位置を設定する。ヘッド1のクラウン部6及び
その周囲壁の前端近傍部から後端部までの領域の高さ寸
法を増加させることにより、ロフト角の増加に伴って、
ヘッド重心高さNを増加させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴルフクラブヘッ
ド群に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ウッド型ゴルフクラブヘッド(ウ
ッド型ゴルフクラブ)の同一番手内にて単にロフト角の
みを相違させて───即ちロフトバリエーションを付け
て───、形状、寸法、ヘッド重心位置等をほぼ同一と
した複数の同一モデルの中から、ゴルファーの技術やヘ
ッド速度等に合わせてヘッドを選択できるようにしたゴ
ルフクラブヘッド群が公知であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
ゴルフクラブヘッド群では、同一番手内でのロフト角の
変化量に対するフェース面上重心高さの変化量が少なか
った。例えば、図8に示すように、ロフト角が9°のヘ
ッドaとロフト角が11°のヘッドbを比較した場合、ヘ
ッド重心gの位置がほぼ同一であるため、フェース面上
重心高さh1 ,h2 の差cの絶対値が約 1.4mmとなり、
ロフト角が1°増加するに連れて、フェース面上重心高
さが約 0.7mmずつ増加するのみであった。即ち、ロフト
角の増加に対するフェース面上重心高さの増加の割合が
小さかった。
【0004】このため、ロフト角を1°〜2°大きくし
ても、打球のバックスピンはあまり大きくならず、ヘッ
ド速度が遅いゴルファーが打撃すると、打球が十分に浮
き上がらず飛距離の伸びは小さかった。また、ロフト角
を1°〜2°小さくしても、バックスピンはあまり小さ
くならず、ヘッド速度が速いゴルファーが打つと、打球
が吹け上がって飛距離の伸びが小さかった。
【0005】そこで、本発明は、上述の問題を解決し
て、ゴルファーのヘッド速度や技術に対応してより一層
飛距離を増加できるゴルフクラブヘッド群を提供するこ
とを目的とする。また、スピン性能や弾道等のゴルファ
ーの様々な要望に対応できるゴルフクラブヘッド群を提
供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明に係るゴルフクラブヘッド群は、ロフト角が
相違する複数の同一番手のウッド型ゴルフクラブヘッド
から成るゴルフクラブヘッド群に於て、ロフト角が1°
変化するに連れて、フェース面上重心高さが1〜3mmず
つ変化するようにヘッド重心位置を設定したものであ
る。
【0007】また、ロフト角が相違する複数の同一番手
のウッド型ゴルフクラブヘッドから成るゴルフクラブヘ
ッド群に於て、ロフト角が1°増加するに連れて、フェ
ース面上重心高さが1〜3mmずつ増加するようにヘッド
重心位置を設定したものである。
【0008】また、ロフト角の増加に伴って、ヘッド重
心高さを増加させるのが好ましい。また、ロフト角の増
加に伴って、ヘッド重心深度を増加させるのも望まし
い。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、図示の実施の形態に基き本
発明を詳説する。
【0010】図1と図2と図3は、本発明に係るゴルフ
クラブヘッド群の実施の一形態を示し、このゴルフクラ
ブヘッド群は、ロフト角が相違する複数の同一番手のウ
ッド型ゴルフクラブヘッド1…から成り、同一モデルの
ヘッド1にいわゆる「ロフトバリエーション」を付けた
ものである。2はソール、3はフェース面、6はクラウ
ン部を示す。また、図3に於て、実線にて示すゴルフク
ラブヘッド1aは図1のA−A断面であってロフト角が
9°であり、一点鎖線にて示すゴルフクラブヘッド1b
は図2のB−B断面であってロフト角が11°である。そ
して、どちらのヘッド1a,1bも、金属製の中空ヘッ
ド(メタルヘッド)である。
【0011】また、ヘッド1a,1bのフェース面3
は、いわゆる「ラウンド」が付けられ、前方へ僅かに凸
状の弯曲面とされる。ここで、ロフト角とは、図4に示
すように、ヘッド1を水平面E上に置いた場合に、フェ
ース面3の中央点Pに接する傾斜面Dと、その傾斜面D
に交わる鉛直線Fとのなす角度θのことをいうと定義す
る。
【0012】しかして、ロフト角が1°変化するに連れ
て、フェース面上重心高さHが1〜3mmずつ変化するよ
うにヘッド重心G位置を設定する。具体的には、図1と
図2と図3では、ロフト角が1°増加するに連れて、フ
ェース面上重心高さHが1〜3mmずつ増加するようにヘ
ッド重心G位置を設定する。ここで、フェース面上重心
高さHとは、ヘッド重心Gからフェース面3に下ろした
垂線4の足5のソール2からの高さ寸法のことをいうと
定義する。
【0013】また、ロフト角の増加に伴って、ヘッド重
心高さNを増加させる。これを、図3に示したヘッド1
a,1bにて説明すると、ロフト角が11°のヘッド1b
のフェース面上重心高さH2 が、ロフト角が9°のヘッ
ド1aのフェース面上重心高さH1 よりも2〜6mm増加
するように、ヘッド1bのヘッド重心高さN2 を、ヘッ
ド1aのヘッド重心高さN1 よりも所定寸法Jだけ増加
させる。
【0014】具体的には、図1と図2に示すように、平
面的に見たヘッド形状を略同一としたまま、図3に示す
ように、ヘッド1のクラウン部6及びその周囲壁の前端
近傍部から後端部までの領域の高さ寸法を増加させるこ
とにより、ヘッド重心高さNを増加させる。つまり、ヘ
ッド1aのクラウン部6の後端の高さK1 よりも、ヘッ
ド1bのクラウン部6の後端の高さK2 が高くなる。さ
らに詳しくは、クラウン部6及びその周囲壁の高さ寸法
の増加量を、前端近傍部から後端部へと漸増させる。
【0015】これにより、ヘッド1のロフト角の増加に
対する、フェース面上重心高さHの増加の割合が、従来
のゴルフクラブヘッド群に比して大きくなる。即ち、従
来は、図8に示すように、ロフト角が9°のヘッドaと
ロフト角が11°のヘッドbを比較した場合、ヘッド重心
gの位置がほぼ同一であるため、フェース面上重心高さ
2 ,h1 の差cが約 1.4mmとなり、ロフト角が1°増
加するに連れて、フェース面上重心高さが約 0.7mmずつ
増加するのみであった。
【0016】これに対し、図1〜図3に示した本発明の
ゴルフクラブヘッド群によれば、ロフト角が1°増加す
るに連れて、フェース面上重心高さHが1〜3mmずつ増
加するので、ロフト角が相違するヘッド1a,1bのバ
ックスピンの変化量が大きくなる。即ち、フェース面3
の中央点Pにてゴルフボールを打った場合を考えると、
ロフト角が9°のヘッド1aでのバックスピンに対す
る、ロフト角が11°のヘッド1bでのバックスピンの増
加量が従来のゴルフクラブヘッド群に比して大きくな
る。これは、ヘッド1bの方が、ロフト角が2°大きい
ことによりバックスピンが増加するのに加えて、ヘッド
1bのフェース面上重心高さHの増加量───フェース
面上重心高さH2 ,H1 の差C───が2〜6mmと大き
く、高重心となるため、いわゆる「ギヤ効果」等により
バックスピンが一層増加するからである。
【0017】従って、このゴルフクラブヘッド群によれ
ば、ロフト角の増加に対するバックスピンの増加の割合
が大きくなる。言い換えれば、ロフト角の減少に対する
バックスピンの減少の割合が大きくなる。これにより、
ロフト角を1〜2°増加させたヘッドは、バックスピン
量が顕著に大きくなって打球が浮き上がり易くなるの
で、ヘッド速度の遅い(低い)ゴルファー向きとなる。
即ち、ヘッド速度の遅いゴルファーが使用すれば、打球
が適度に浮き上がってキャリーが増加し、その結果とし
てキャリーとランを合わせたトータルの飛距離が増す。
また、ロフト角を1〜2°減少させたヘッドは、バック
スピン量が小さくなるので、ヘッド速度の速い(高い)
ゴルファー向きとなる。即ち、ヘッド速度の速いゴルフ
ァーが使用すれば、打球が吹き上がるのを防止できるの
でランが増加し、その結果としてキャリーとランを合わ
せたトータルの飛距離が増す。かつ、アゲンスト(向か
い風)に強い打球が得られる。
【0018】また、このゴルフクラブヘッド群に於て、
ロフト角が1°増加するに連れて、フェース面上重心高
さHが1〜3mmずつ増加するようにヘッド重心G位置を
設定した理由は、ロフト角1°増加に対するフェース面
上重心高さHの増加が1mm未満であると、ロフト角を標
準の角度よりも僅かに(1°〜2°程度)増加又は減少
させた程度では、バックスピンを有効に増加又は減少さ
せることができず、ヘッド速度の遅いゴルファーと速い
ゴルファーのどちらにとっても、トータルの飛距離があ
まり増加しないからである。また、ロフト角1°増加に
対するフェース面上重心高さHの増加が3mmを越える
と、同一番手のウッド型ゴルフクラブヘッドとしては、
構造やデザインの統一性がとれなくなってしまうからで
ある。
【0019】なお、ロフト角の増加に伴って、ヘッド重
心Gの高さNを増加させるために、上述の如くヘッド1
のクラウン部6及びその周囲壁の前端近傍部から後端部
までの領域の高さを増加させること以外にも、例えば、
クラウン部6とその周囲壁の略全領域の高さを増加させ
るも好ましい。その場合、ヘッド1のクラウン部6の後
端の高さKと頂部の高さLとフェース面3の上端の高さ
Mが増加する。
【0020】次に、図5と図6と図7は、他の実施の形
態を示し、このゴルフクラブヘッド群を成すヘッド1
は、ヘッド本体7と、そのヘッド本体7のソール2に固
着されるウエイト部材8と、から成る。ウエイト部材8
はヘッド本体7の材質の比重よりも大きな比重の材質か
ら成る。具体的には、ヘッド本体7を比重4.42のチタン
合金製とし、ウエイト部材8を比重18.0のタングステン
製とする。
【0021】しかして、ロフト角の増加に伴って、ヘッ
ド重心深度Tを増加させて、ロフト角が1°増加するに
連れて、フェース面上重心高さHが1〜3mmずつ増加す
るようにヘッド重心G位置を設定する。即ち、ヘッド本
体7のソール2に、ウエイト部材8を嵌着すると共に、
ロフト角の増加に伴ってそのウエイト部材8を後方へ移
動させる。また、ヘッド重心Gの高さNを一定とする。
【0022】具体的には、図6に示すように、ロフト角
の小さいヘッド1cのソール2の前端寄りに凹所を設
け、その凹所にウエイト部材8を嵌め込んで固着する。
また、図7に示すように、ロフト角の大きいヘッド1d
のソール2の後端寄りに凹所を設け、その凹所にウエイ
ト部材8を嵌め込んで固着する。そして、ソール2とウ
エイト部材8を面一とする。
【0023】上述のように構成したことにより、ヘッド
1の大きさと形状を全く変更せずに、ロフト角の増加に
対するフェース面上重心高さHの増加の割合を大きくす
ることができる。従って、ロフト角の増加に対するバッ
クスピンの増加の割合が大きくなる。なお、ヘッド本体
7とウエイト部材8の材質を同一としても良い場合があ
る。
【0024】また、本発明は、上述の実施の形態以外に
も設計変更可能であり、例えば、ロフト角の増加に伴っ
て、ヘッド重心高さNとヘッド重心深度Tの両方を増加
させるも好ましい。また、中空のヘッド1の周囲壁の肉
厚分布を変更するこにより、ヘッド重心Gの位置を変更
してもよい。ヘッド1としては、中空(メタルヘッド)
に限らず、木製ヘッドのような中実のヘッドであっても
よい。
【0025】また、本発明のゴルフクラブヘッド群を成
すウッド型ゴルフクラブヘッド1のロフト角の種類とし
ては、2種類以外にも3〜10種類程度とするのが好まし
い。また、ロフト角は、9°,10°,11°等の整数に限
らず、例えば、 9.5°, 10°, 10.5°のように小数を含
んでもよい。
【0026】また、ロフト角が1°増加するに連れて、
フェース面上重心高さHが1〜3mmずつ減少するように
ヘッド重心G位置を設定してもよい場合がある。その場
合、ロフト角が大きくなっても、バックスピンの増加量
が従来のゴルフクラブヘッド群に比して小さくなるの
で、高い弾道でバックスピンの小さい(風の影響を受け
難い)打球が得られる。
【0027】
【実施例】次に、ロフト角(ロフトバリエーション)が
9°,10°, 11°, 12°の4種類の1番ウッド(メタル
ヘッド)から成る従来のゴルフクラブヘッド群に対応し
て、ロフト角の増加に伴ってヘッド重心高さを増加させ
て実施例1のゴルフクラブヘッド群を作製した。そのヘ
ッド形状は、図1〜図3に示したヘッドに対応させた。
それらのヘッドのフェース面上重心高さと、ロフト角が
1°小さいヘッドに対するフェース面上重心高さの増加
量を、次の表1に示す。
【0028】
【表1】
【0029】上記表1から明らかなように、実施例1で
は、全ヘッドにわたって、ロフト角が1°増加するに連
れてフェース面上重心高さが1mm以上増加している。こ
れに対し、従来例では、全ヘッドにわたって、フェース
面上重心高さの増加量が1mm未満である。
【0030】次に、実施例1及び従来例とは別に、比較
のための基準例の1番ウッドのメタルヘッド(ロフト角
12°)を用意した。そして、実施例1及び従来例のロフ
ト角10°のヘッドと、基準例のヘッドに、クラブ長が45
インチとなるように同一のシャフトを取付けてゴルフク
ラブを作製し、スウィングロボットにて実打試験を行っ
た。実打は、各クラブについて5打ずつ行った。その結
果を次の表2に示す。
【0031】
【表2】
【0032】上記表2より、従来例よりも実施例1の方
が、フェース面上重心高さが0.90mm低く、バックスピン
が 616r.p.m.小さく、キャリーが 3.6ヤード大きく、ト
ータル飛距離が 7.3ヤード大きい。かつ、基準例よりも
実施例1の方が、フェース面上重心高さが2.19mm低く、
バックスピンが1682r.p.m.小さく、キャリーが 7.0ヤー
ド大きく、トータル飛距離が12.4ヤード大きい。そし
て、インパクト時のヘッド速度が45.0m/s であり、一般
アマチュアゴルファーのヘッド速度の平均よりも速い。
このことから、実施例1のゴルフクラブヘッド群のロフ
ト角10°のヘッドは、ヘッド速度が比較的速い人に最適
であり、従来品よりも飛距離性能が高いと言える。
【0033】次に、ロフト角の増加に伴ってヘッド重心
深度を増加させて実施例2のゴルフクラブヘッド群を作
製した。そのヘッド群を成すヘッドのロフト角は10°と
12°の2種類とし、ヘッド形状及び構造を図5〜図7に
示したヘッドに対応させた。それらのヘッドのヘッド重
心深度とヘッド重心高さとフェース面上重心高さを、次
の表3に示す。
【0034】
【表3】
【0035】上記表3から明らかなように、ロフト角10
°のヘッドよりもロフト角12°のヘッドの方が、ヘッド
重心深度が 2.8mm増加し、かつ、フェース面上重心高さ
が 2.7mm高くなっている。また、ヘッド重心高さは同一
である。このことから、ヘッド重心深度を増加させるこ
とにより、フェース面上重心高さを有効に増加させるこ
とができると言える。
【0036】
【発明の効果】本発明は上述の構成により、次のような
著大な効果を奏する。
【0037】請求項1記載のゴルフクラブヘッド群によ
れば、ロフト角の変化に対するバックスピンの変化の割
合を顕著に大きくすることができる。従って、ゴルファ
ー毎のヘッド速度の違いに幅広く対応して、各ゴルファ
ーがより飛距離性能に優れたヘッドを選択できる。ま
た、フェアウェイウッドの場合には、グリーン上で打球
が確実に止まるような優れたバックスピン性能を欲して
いるゴルファーや、バックスピンを小さくして風による
影響を受け難い打球を欲しているゴルファー等の様々な
要望に対応できる。
【0038】請求項2記載のゴルフクラブヘッド群によ
れば、ロフト角を番手の標準の角度よりも増加させたヘ
ッドは、バックスピンの増加量が大きいので、ヘッド速
度の遅いゴルファーに対応して打球が適度に浮き上がり
飛距離が増す。また、ロフト角を標準の角度よりも減少
させたヘッドは、バックスピンの減少量が大いので、ヘ
ッド速度の速いゴルファーに対応して打球が吹き上がる
のを防止でき、飛距離が増す。かつ、アゲンスト(向か
い風)に強い打球が得られる。従って、ゴルファー毎の
ヘッド速度の違いに幅広く対応して、より飛距離性能に
優れたヘッドを選択できる。特に、1番ウッド(ドライ
バー)に好適である。
【0039】請求項3記載のゴルフクラブヘッド群によ
れば、ヘッド重心深度Tを変えることなくフェース面上
重心高さHをロフト角の増加に伴って増加させることが
できる。従って、ロフト角が相違しても打球の方向性や
スウィートエリアの広さをほぼ同一とすることができ
る。
【0040】請求項4記載のゴルフクラブヘッド群によ
れば、例えば、ソール2にウエイト部材8を固着して、
そのウエイト部材8の位置を前後に調整することによ
り、容易にヘッド重心深度Tを変更できるので、フェー
ス面上重心高さHをロフト角の増加に伴って増加さるた
めの構造が簡単となる。かつ、ロフト角が相違しても、
ヘッド形状と大きさをほとんど変えずに済むので外観上
の違和感をなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るゴルフクラブヘッド群を成す一の
ヘッドを示す平面図である。
【図2】ゴルフクラブヘッド群を成す他のヘッドを示す
平面図である。
【図3】ゴルフクラブヘッド群を成す2個のヘッドの説
明図である。
【図4】ロフト角の説明図である。
【図5】他の実施の形態の説明図である。
【図6】他の実施の形態における一のヘッドの底面図で
ある。
【図7】他の実施の形態における他のヘッドの底面図で
ある。
【図8】従来例の説明図である。
【符号の説明】
1 ウッド型ゴルフクラブヘッド G ヘッド重心 H フェース面上重心高さ N ヘッド重心高さ T ヘッド重心深度

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロフト角が相違する複数の同一番手のウ
    ッド型ゴルフクラブヘッド1…から成るゴルフクラブヘ
    ッド群に於て、ロフト角が1°変化するに連れて、フェ
    ース面上重心高さHが1〜3mmずつ変化するようにヘッ
    ド重心G位置を設定したことを特徴とするゴルフクラブ
    ヘッド群。
  2. 【請求項2】 ロフト角が相違する複数の同一番手のウ
    ッド型ゴルフクラブヘッド1…から成るゴルフクラブヘ
    ッド群に於て、ロフト角が1°増加するに連れて、フェ
    ース面上重心高さHが1〜3mmずつ増加するようにヘッ
    ド重心G位置を設定したことを特徴とするゴルフクラブ
    ヘッド群。
  3. 【請求項3】 ロフト角の増加に伴って、ヘッド重心高
    さNを増加させた請求項2記載のゴルフクラブヘッド
    群。
  4. 【請求項4】 ロフト角の増加に伴って、ヘッド重心深
    度Tを増加させた請求項2記載のゴルフクラブヘッド
    群。
JP09070391A 1997-03-06 1997-03-06 ゴルフクラブヘッド群 Expired - Fee Related JP3096254B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09070391A JP3096254B2 (ja) 1997-03-06 1997-03-06 ゴルフクラブヘッド群

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP09070391A JP3096254B2 (ja) 1997-03-06 1997-03-06 ゴルフクラブヘッド群

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10244022A true JPH10244022A (ja) 1998-09-14
JP3096254B2 JP3096254B2 (ja) 2000-10-10

Family

ID=13430108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP09070391A Expired - Fee Related JP3096254B2 (ja) 1997-03-06 1997-03-06 ゴルフクラブヘッド群

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3096254B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003070938A (ja) * 2001-09-03 2003-03-11 Bridgestone Sports Co Ltd ゴルフクラブセット
FR2840816A1 (fr) * 2002-06-17 2003-12-19 Karsten Mfg Corp Club de golf dit bois metal ayant une repartition du poids progressive
US20140248976A1 (en) * 2013-03-04 2014-09-04 Karsten Manufacturing Corporation Club head with sole mass element and related method

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003070938A (ja) * 2001-09-03 2003-03-11 Bridgestone Sports Co Ltd ゴルフクラブセット
FR2840816A1 (fr) * 2002-06-17 2003-12-19 Karsten Mfg Corp Club de golf dit bois metal ayant une repartition du poids progressive
US20140248976A1 (en) * 2013-03-04 2014-09-04 Karsten Manufacturing Corporation Club head with sole mass element and related method
US9205311B2 (en) * 2013-03-04 2015-12-08 Karsten Manufacturing Corporation Club head with sole mass element and related method
US9821198B2 (en) 2013-03-04 2017-11-21 Karsten Manufactuing Corporation Club head with sole mass element and related method
US20180043220A1 (en) * 2013-03-04 2018-02-15 Karsten Manufacturing Corporation Club head with sole mass element and related method
US10500459B2 (en) * 2013-03-04 2019-12-10 Karsten Manufacturing Corporation Club head with sole mass element and related method
US20200101359A1 (en) * 2013-03-04 2020-04-02 Karsten Manufacturing Corporation Club head with sole mass element and related method
US11559729B2 (en) * 2013-03-04 2023-01-24 Karsten Manufacturing Corporation Club head with sole mass element and related method

Also Published As

Publication number Publication date
JP3096254B2 (ja) 2000-10-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11358038B2 (en) Golf clubs and golf club heads having a configured shape
US5398935A (en) Golf wood clubhead
US8517862B2 (en) Golf clubs and golf club heads having a configured shape
US8636610B2 (en) Metal wood club with improved moment of inertia
US6945877B2 (en) Golf club
JPH07144029A (ja) ゴルフクラブのアイアンおよびその製造方法
JP2002165907A (ja) マルチ半径フェースを備えたゴルフクラブヘッド
JP2005137787A (ja) アイアン型ゴルフクラブヘッド
US5931745A (en) Fairway wood for tight lies
JP2001321467A (ja) ゴルフクラブヘッド
US6659884B2 (en) Golf club head
JPH11347158A (ja) ゴルフクラブヘッド及びゴルフクラブセット
JPH1119253A (ja) ゴルフクラブのクラブヘッド
JP3096254B2 (ja) ゴルフクラブヘッド群
JPH1147322A (ja) ゴルフクラブ用アイアンヘッドおよびアイアンセット
JPH10216272A (ja) ウッド型ゴルフクラブヘッド
JP2001112895A (ja) ゴルフクラブヘッド
JP3729311B2 (ja) アイアンクラブセット
JP2001161866A (ja) ゴルフクラブヘッド
JP3264644B2 (ja) アイアンクラブセット
JPH10234891A (ja) ゴルフクラブヘッド
JP4049874B2 (ja) ゴルフクラブヘッド及びゴルフクラブセット
JP2000189545A (ja) アイアンクラブセット
JP2588485Y2 (ja) 金属製ウッド型ゴルフクラブヘッド
JP2003210619A (ja) ゴルフクラブセット

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080804

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080804

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090804

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090804

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100804

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110804

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120804

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120804

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130804

Year of fee payment: 13

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees