JP2007083017A - 中空ゴルフクラブヘッド - Google Patents

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Abstract

【課題】打球の打ち出し角が大きく、飛距離が増大する中空ゴルフクラブヘッドを提供する。
【解決手段】中空ゴルフクラブヘッドにおいて、ソール部32の平均厚みとクラウン部34の平均厚みとの比を1:0.3〜0.8とする。また、クラウン部のフェース側にクラウン薄肉領域34a、バック側にクラウン厚肉領域34bを形成し、クラウン厚肉領域の平均厚みとクラウン薄肉領域の平均厚みとの比を1:0.5〜0.9とする。
【選択図】図11

Description

本発明は、打球の打ち出し角が大きく、飛距離が増大する中空ゴルフクラブヘッドに関する。
近年、打撃時にフェース部のみならずクラウン部にも弾性変形を生じさせることにより、打球の打ち出し角を大きくして、飛距離の増大を図った中空ゴルフクラブヘッドが提案されている。このようなゴルフクラブヘッドとして、例えば特許文献1〜4に記載されたものがある。
特許文献1のゴルフクラブヘッドは、フェース部、ソール部、サイド部、クラウン部およびホゼル部を有する金属製の中空ゴルフクラブヘッドにおいて、クラウン部の少なくとも主要部とフェース部とが一体となった鋳造品よりなるフロントパーツと、このフロントパーツ以外の部分が一体となったバックパーツとからなり、上記フロントパーツとバックパーツとが接合されたものである。
特許文献2のゴルフクラブヘッドは、 少なくともフェース部、ソール部、サイド部およびクラウン部を有する金属製の中空ゴルフクラブヘッドにおいて、クラウン部を構成する金属材料が最も縦弾性率が低いものである。
特許文献3のゴルフクラブヘッドは、 フェース部、ソール部、トウ側サイド部、ヒール側サイド部、バック側サイド部、クラウン部およびホゼル部を有する金属製の中空ゴルフクラブヘッドにおいて、クラウン部に、トウ側サイド部からヒール側サイド部に向かって複数本の溝が設けられているものである。
特許文献4のゴルフクラブヘッドは、ボールを打球するフェース面を有するフェース部と、このフェース部の背面に連なりヘッド後方にのびるヘッド本体部とを有し、かつ、ヘッド本体部は、ヘッド上部、ヘッド底部およびヘッド側部をそれぞれ形成するクラウン部、ソール部およびサイド部を含む中空構造のゴルフクラブヘッドであって、上記クラウン部は、上記背面からクラウン奥行き長さLcの0.15倍の距離を隔てる位置までの前方領域をなすクラウン前部と、上記背面からクラウン奥行き長さLcの0.30倍以上かつ1.0倍の後方領域をなすクラウン後部とを含み、かつ、クラウン前部はクラウン後部よりも小さい剛性を有するものである。
特開2003−52866号公報 特開2003−79768号公報 特開2003−88601号公報 特開2005−137788号公報
しかしながら、特許文献1〜4のゴルフクラブヘッドは、打ち出し角の増大の点でさらなる改良の余地を有するものであった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたもので、特許文献1〜4に記載された従来の中空ゴルフクラブヘッドに比べて打球の打ち出し角が大きく、飛距離がより増大する中空ゴルフクラブヘッドを提供することを目的とする。
本発明者は、前記目的を達成するために鋭意検討を行った結果、打球の打ち出し角を大きくするためには、クラウン部の平均厚みをソール部の平均厚みよりも薄くしてクラウン部の剛性をソール部の剛性よりも低くすること、特にクラウン部のフェース側部分の厚みを薄くしてクラウン部の剛性をソール部の剛性よりも低くすることが有効であることを見出した。
本発明は、上述した知見に基づいてなされたもので、ソール部の平均厚みとクラウン部の平均厚みとの比が1:0.3〜0.8であるとともに、クラウン部のフェース側にクラウン薄肉領域、バック側にクラウン厚肉領域が形成され、前記クラウン厚肉領域の平均厚みと前記クラウン薄肉領域の平均厚みとの比が1:0.5〜0.9であることを特徴とする中空ゴルフクラブヘッドを提供する。
以下、本発明につきさらに詳しく説明する。本発明において、ゴルフクラブヘッドのソール部とは、フェース部の下部から後方に延びてヘッドの底部を形成する部分をいい、ゴルフクラブヘッドのクラウン部とは、フェース部の上部から後方に延びてヘッドの上部を形成する部分をいい、ゴルフクラブヘッドのサイド部とは、フェース部の上部と下部との間から後方に延びてヘッドの側部を形成する部分をいう。上記サイド部には、トウ側サイド部、ヒール側サイド部およびバック側サイド部が含まれる。
本発明では、ソール部の平均厚みとクラウン部の平均厚みとの比を1:0.3〜0.8とする。ソール部の平均厚みとクラウン部の平均厚みとの関係が上記範囲を外れる場合は、十分な打球の打ち出し角が得られないことがある。ソール部の平均厚みとクラウン部の平均厚みとの比のより好ましい値は1:0.3〜0.6である。
また、本発明では、クラウン部のフェース側にクラウン薄肉領域、バック側にクラウン厚肉領域を形成し、クラウン厚肉領域の平均厚みとクラウン薄肉領域の平均厚みとの比を1:0.5〜0.9とする。クラウン厚肉領域の平均厚みとクラウン薄肉領域の平均厚みとの関係が上記範囲を外れる場合は、十分な打球の打ち出し角が得られないことがある。クラウン厚肉領域の平均厚みとクラウン薄肉領域の平均厚みとの比のより好ましい値は1:0.5〜0.7である。
クラウン薄肉領域およびクラウン厚肉領域は、クラウン部の内面の高さを変化させることにより形成することが適当である。また、クラウン薄肉領域とクラウン厚肉領域との境界部分の肉厚は、徐々に変化させることが好ましい。このように肉厚を徐々に変化させることによって、ボール打撃時におけるクラウン薄肉領域とクラウン厚肉領域との境界部分への応力の集中を減らすことができる。
本発明では、ソール部のフェース側にソール厚肉領域、バック側にソール薄肉領域を形成し、ソール厚肉領域の平均厚みとソール薄肉領域の平均厚みとの比を1:0.3〜0.8とすることが望ましい。ソール厚肉領域の平均厚みとソール薄肉領域の平均厚みとの関係が上記範囲を外れる場合は、十分な打球の打ち出し角が得られないことがある。ソール厚肉領域の平均厚みとソール薄肉領域の平均厚みとの比のより好ましい値は1:0.3〜0.6である。
ソール厚肉領域およびソール薄肉領域は、ソール部の内面の高さを変化させることにより形成することが適当である。また、ソール厚肉領域とソール薄肉領域との境界部分の肉厚は、徐々に変化させることが好ましい。このように肉厚を徐々に変化させることによって、ボール打撃時におけるソール厚肉領域とソール薄肉領域との境界部分への応力の集中を減らすことができる。
本発明のゴルフクラブヘッドは、上述のようにクラウン部の厚みが部分的に異なることによって、クラウン部の剛性が部分的に異なる。そのため、クラウン部が一様な厚みのゴルフクラブヘッドと異なり、ボール打撃時においても、クラウン部が一様な厚みのゴルフクラブヘッドと異なる固有振動を有することにより、打球感が変化する。
本発明では、より大きい打球の打ち出し角を得る点で、ソール部の平均厚みとサイド部の平均厚みとの比を1:0.3〜0.8とすることができる。ソール部の平均厚みとサイド部の平均厚みとの比のより好ましい値は1:0.3〜0.6である。
本発明において、具体的には、ソール部の平均厚みは0.9〜2.0mm、クラウン部の平均厚みは0.5〜1.2mm、クラウン厚肉領域の平均厚みは1.0〜2.0mm、クラウン薄肉領域の平均厚みは0.3〜0.7mm、ソール厚肉領域の平均厚みは1.5〜3.0mm、ソール薄肉領域の平均厚みは0.7〜1.2mm、サイド部の平均厚みは0.5〜1.2mmとすることが適当である。
また、クラウン薄肉領域の前後方向の幅は、フェース部から後方に向かって20〜45mm、特に20〜40mmとすることが好ましい。ソール厚肉領域の前後方向の幅は、フェース部から後方に向かって20〜50mm、特に25〜45mmとすることが好ましい。
本発明では、ソール部の剛性とクラウン部の剛性との比を1:0.1〜0.8とすることが望ましい。ソール部の剛性とクラウン部の剛性との関係が上記範囲を外れる場合は、十分な打球の打ち出し角が得られないことがある。ソール部の剛性とクラウン部の剛性との比のより好ましい値は1:0.2〜0.6である。
本発明において、剛性とは、下記式(x)により求められる値をいう。
剛性(単位:MPa・mm)=E×I …(x)
E:ヤング率(単位:MPa)
I:断面2次モーメント(単位:mm
ヤング率Eはゴルフクラブヘッドの構成部分の材料に依存し、断面2次モーメントIはゴルフクラブヘッドの構成部分の厚みに依存する。構成部分の厚みが同じであれば、剛性の比はヤング率Eの大きさの比で決定される。構成部分の材料が同じであれば、剛性の比は厚みの比の3乗の値で決定される。
また、本発明では、より大きい打球の打ち出し角を得る点で、ソール部の剛性とサイド部の剛性との比を1:0.1〜0.8とすることが望ましい。ソール部の剛性とサイド部の剛性との比のより好ましい値は1:0.2〜0.6である。
本発明においては、クラウン部の内面に弾性体からなる膜状の振動吸収層を設けることが好ましい。すなわち、剛性を低くしたクラウン部は、通常のゴルフクラブヘッドのクラウン部より弾性変形が大きくなり、ボール打撃後に振動が残る。一方、クラウン部の材質を変えると、材料それぞれのヤング率(縦弾性係数)が異なるため、心地よい打球感が得られないことがある。そこで、低剛性のクラウン部に、弾性体からなる膜状の振動吸収層を設けると、クラウン部の振動は抑えられ、打球感が向上する。
振動吸収層を形成する弾性体の種類に必ずしも限定はないが、室温でゴム弾性を示す樹脂、エラストマー、ゴムまたはそれらの発泡体が好ましく、特にこれらの弾性体に短繊維材料(繊維質)や体質顔料(炭酸カルシウム、垂晶石等)を混合したものが好ましい。振動吸収層を形成する材質として特に好ましいのは、粘性と弾性を併せ持つ粘弾性体である。粘弾性体としては、IIR(ブチルゴム、Isobutene-Isoprene Rubber)、臭化ブチルゴム、CSM(クロロスルホン化ポリエチレンゴム、Chloro-Sulfonated polyethylene Rubber:ハイパロンゴム)、NBR(アクリロニトリルブタジエンゴム、Acrylonitrile Butadiene Rubber)、NR(天然ゴム)、SR(シリコーンゴム)、スチレン系ゴム等が挙げられ、特にブチルゴム、臭化ブチルゴム、CMSゴム、NBRが好ましい。また、天然ゴムとブチルゴムとを混合したゴムを使用してもよい。
上記粘弾性体としては、損失係数(tanδ)が−40℃から−10℃の範囲で0.3以上であるもの、または−40℃から−10℃の範囲でピーク値0.5以上を持つものが適当である。貯蔵剪断弾性率(G’)と損失剪断弾性率(G”)の比(G”/G’)を損失正接(損失係数)と呼び、tanδで表し、材料が変形する際にどのくらいエネルギーを吸収する(熱に変える)かを示している。損失係数の測定は、動的粘弾性測定装置で行うことができる。tanδの値が大きいほどエネルギーを吸収し、衝撃緩衝試験では反発弾性率が小さくなり、加振試験においては共振倍率が低くなる。
振動吸収層の形状、厚みに限定はないが、形状としては、クラウン部の内面のほぼ全部を覆う板状、クラウン部の外周部を覆うリング状、クラウン薄肉領域の一部または全部を覆う板状、クラウン厚肉領域の一部または全部を覆う板状等とすることができるが、好ましいのはクラウン薄肉領域の全部を覆う板状、特に好ましいのはクラウン薄肉領域の全部を覆い、さらにクラウン厚肉領域の一部をまたがって覆う板状である。この場合、振動吸収層のクラウン厚肉領域の一部をまたがって覆う部分の前後方向の幅は特に限定されないが、5〜20mmとすることが適当である。振動吸収層をクラウン部の内面全体に配置した場合は、振動吸収など打球感を向上するには好ましいが、ヘッドの重心が高くなるので、上記のようにクラウン部の内面の一部に振動吸収層を設けることが好ましい。また、振動吸収層の厚みは0.3〜4.0mm、特に0.5〜2.0mmとすることが適当である。
振動吸収層の形成方法に制限はなく、例えば、クラウン部の内面に板状の弾性体を接着剤などで貼り付けたり、クラウン部の内面に防音・防振塗料を塗装したりすることにより、振動吸収層を形成することができる。防音・防振塗料とは、厚膜を形成して効果を発揮する塗料であり、厚膜にするために、エポキシ樹脂、ウレタン樹脂、ビニルアクリル樹脂、ゴム系エマルジョンなどのバインダーに、炭酸カルシウムや垂晶石などの増量を目的とする体質顔料や、短繊維などの繊維質を多量に混入してある。防音・防振塗料による塗膜は、常温でゴム弾性を有する必要がある。
本発明のゴルフクラブヘッドの製造方法に限定はないが、例えば、ヘッド本体のフェース開口部をフェース部材で閉塞することによって製造することができる。この場合、ヘッド本体の材質や成形方法に限定はないが、材質としてはチタン、チタン合金、ステンレス鋼、アモルファス等を使用することができ、成形方法としては鋳造により一体成形することができる。フェース部材の材質や成形方法も特に限定されないが、材質としてはチタン、チタン合金、ステンレス鋼、アモルファス等を使用することができ、成形方法としては鍛造法、板材をプレス加工するプレスフォーミング法またはダイキャスト法が適当である。
また、ヘッド本体とフェース部材との接合方法、あるいは本発明におけるクラウン部やソール部のように肉厚の異なる部分を有するプレートを得るために厚みの異なる板材を接合する方法に限定はないが、接合箇所をきれいに仕上げる点、ゴルフクラブヘッドの重量精度を高める点などで、プラズマ溶接、レーザ溶接または電子ビーム溶接により接合することが好適である。この場合、プラズマ溶接としては、プラズマアークによる高温エネルギーで被溶接材料を溶解して再凝固させ、溶接を行う公知のプラズマ溶接を使用することができる。レーザ溶接としては、COレーザ、COレーザ等の気体レーザや、YAGレーザ等の固体レーザを用いた公知のレーザ溶接を使用することができる。電子ビーム溶接としては、適宜出力の電子ビームを用いた公知の電子ビーム溶接を使用することができる。前述の肉厚の異なる部分を有するプレートを得る場合は、上記方法を利用して板材を接合した後、プレス加工などの塑性加工を施し、クラウン部やソール部に利用できるように曲面を形成することができる。また、上記クラウン部、ソール部と、フェース部、ホゼル部、サイド部などとを溶接して、ゴルフクラブヘッドを作製することができる。
クラウン部の内面に前述した振動吸収層を設ける場合は、内面に振動吸収層を形成したクラウン部を別個に作製し、このクラウン部とヘッド本体、あるいはヘッド本体およびフェース部材とを接合する手段を採ることができる。クラウン部とヘッド本体、あるいはヘッド本体およびフェース部材とを溶接により接合する場合、溶接位置と振動吸収層との距離は10mm以上とすることが適当である。溶接による熱で弾性体が溶けるおそれがあるからである。また、サイド部やフェース部にクラウン部を配置するための延出部がある場合は、延出部とクラウン部とを接着剤により直接接着したり、延出部とクラウン部との間に振動吸収層を挟み込んだ状態でこれらを接着したりしてもよい。この場合、クラウン部、ヘッド本体、フェース部材等は、外面の塗装を先に行ってから接着するとよい。溶接によってクラウン部を接合した場合は、ボール打撃時に塗膜にクラックは入らないが、接着剤を用いた場合は、ボール打撃時に塗膜にクラックが入りやすくなるためである。
本発明のゴルフクラブヘッドは、例えば、中空部を有するウッド型ゴルフクラブヘッドやユーティリティー型ゴルフクラブヘッドに形成することができる。より具体的には、本発明のゴルフクラブヘッドは、例えば、下記のヘッド体積、ロフト角度を有する中空ゴルフクラブヘッドに形成することができる。
(a)ヘッド体積が250〜470cmであり、ロフト角度が7〜15°である中空ゴルフクラブヘッド。
(b)ヘッド体積が150〜250cmであり、ロフト角度が12〜28°である中空ゴルフクラブヘッド。
(c)ヘッド体積が70〜150cmであり、ロフト角度が15〜32°である中空ゴルフクラブヘッド。
本発明の中空ゴルフクラブヘッドは、打球の打ち出し角が大きく、飛距離が増大するものである。
[実験例]
ここで、上述した本発明の効果を実証する実験例を示す。図1はゴルフクラブヘッド全体の剛性(ボディ剛性)、クラウン部の剛性(クラウン剛性)、ソール部の剛性(ソール剛性)をそれぞれ変化させた場合における打球の打ち出し角およびバックスピン量の変化を示すグラフである。図1において、試料記号1aはボディ剛性をノーマルの10倍にしたもの、1bはボディ剛性をノーマル(1倍)にしたもの、1cはボディ剛性をノーマルの0.5倍にしたもの、1dはボディ剛性をノーマルの0.1倍にしたもの、2aはクラウン剛性をノーマルの10倍にしたもの、2bはクラウン剛性をノーマル(1倍)にしたもの、2cはクラウン剛性をノーマルの0.5倍にしたもの、2dはクラウン剛性をノーマルの0.1倍にしたもの、3aはソール剛性をノーマルの10倍にしたもの、3bはソール剛性をノーマル(1倍)にしたもの、3cはソール剛性をノーマルの0.5倍にしたもの、3dはソール剛性をノーマルの0.1倍にしたもの、4はクラウン剛性をノーマルの0.5倍にし、ソール剛性をノーマルの10倍にしたもの、5はクラウン剛性をノーマルの10倍にし、ソール剛性をノーマルの0.5倍にしたものを示す。図1の結果より、クラウン部の剛性を低くし、ソール部の剛性を高くした場合は、打球の打ち出し角が大きくなることがわかる。
図2はボディ剛性、クラウン剛性、ソール剛性をそれぞれ変化させた場合における打球の初速度の変化を示すグラフであリ、打球の打ち出し角を大きくする本発明との比較のためのグラフである。図2において、試料記号1a〜1d、2a〜2d、3a〜3d、4、5はそれぞれ前記と同じものを示す。図2の結果より、クラウン部およびソール部の両方の剛性を低くした場合は、ボール初速度が大きくなることがわかる。
図3はゴルフクラブヘッドのクラウン部の剛性を全体的または部分的に変化させた場合における打球の打ち出し角の変化を示すグラフである。図3における試料記号は、下記表1に記載した試料を示す。これらの試料は、図4に示すクラウン部の各領域(1)、(2)、(3)における剛性を表1のように設定したものである。図3の結果より、クラウン部のフェース側部分の厚みを薄くした場合には、打球の打ち出し角を大きくする効果が大きいこと、一方、クラウン部のバック側部分や中央部分のみの厚みを薄くした場合には、打球の打ち出し角を大きくする効果が小さいことがわかる。
Figure 2007083017
図5はゴルフクラブヘッドのクラウン部の剛性を全体的または部分的に変化させた場合における初速度の変化を示すグラフである。図5における試料記号は、前記表1に記載した試料を示す。図5の結果より、上述した打ち出し角と同様に、クラウン部のフェース側部分の厚みを薄くした場合には、打球の初速度を大きくする効果が大きいこと、一方、クラウン部のバック側部分や中央部分のみの厚みを薄くした場合には、打球の初速度を大きくする効果が小さいことがわかる。
図6はゴルフクラブヘッドのクラウン部のバック側領域の剛性を高くした場合における打球の打ち出し角の変化を示すグラフである。図6における試料記号は、下記表2に記載した試料を示す。図6の結果より、クラウン部のバック側領域の剛性は、打球の打ち出し角にほとんど影響を与えないことがわかる。ただし、クラウン部のバック側領域の剛性を高くすることは、打音や打感に対する好影響があると考えられる。
Figure 2007083017
図7はゴルフクラブヘッドのクラウン部のバック側領域の剛性を高くした場合における打球の初速度の変化を示すグラフである。図7における試料記号は、前記表2に記載した試料を示す。図7の結果より、上述した打ち出し角と同様に、クラウン部のバック側領域の剛性は、打球の初速度にほとんど影響を与えないことがわかる。
図8はゴルフクラブヘッドのクラウン部の剛性を部分的に変化させるとともに、サイド部の剛性を小さくした場合における打球の打ち出し角の変化を示すグラフである。図8における試料記号は、下記表3に記載した試料を示す。図8の結果より、サイド部の剛性をある程度小さくした場合には、打球の打ち出し角を大きくする効果が得られること、一方、サイド部の剛性を小さくしすぎた場合には、打球の打ち出し角を大きくする効果は得られないことがわかる。
Figure 2007083017
図9はゴルフクラブヘッドのクラウン部の剛性を部分的に変化させるとともに、サイド部の剛性を小さくした場合における打球の初速度の変化を示すグラフである。図9における試料記号は、前記表3に記載した試料を示す。図9の結果より、上述した打ち出し角と同様に、サイド部の剛性をある程度小さくした場合には、打球の初速度を大きくする効果が得られること、一方、サイド部の剛性を小さくしすぎた場合には、打球の初速度を大きくする効果は得られないことがわかる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明するが、本発明は下記例に限定されるものではない。図10は本発明に係るゴルフクラブヘッドの一実施形態を示す平面図、図11は同ゴルフクラブヘッドの図10A−A断面図、図12は同ゴルフクラブヘッドの図10B−B断面図である。
本例のゴルフクラブヘッド30は、ソール部32、クラウン部34、サイド部36およびホゼル部38を有するヘッド本体40のフェース開口部にフェース部材42をプラズマ溶接により固着したもので、ヘッド本体40の材質は6−4Ti(Ti−6Al−4V)、フェース部材42の材質はSP700(Ti−4.5Al−3V−2Fe−2Mo)である。また、本例のゴルフクラブヘッドは、ヘッド体積が400cmの1番ウッド用ゴルフクラブヘッドに形成されている。
本例のゴルフクラブヘッド30においては、ソール部32のフェース側に厚み2.5mmのソール厚肉領域32a、バック側に厚み1.2mmのソール薄肉領域32bが形成され、クラウン部34のフェース側に厚み0.6mmのクラウン薄肉領域34a、バック側に厚み1.5mmのクラウン厚肉領域34bが形成されており、ソール部32の平均厚みは2.0mm、クラウン部34の平均厚みは0.9mmである。なお、ソール厚肉領域32a、ソール薄肉領域32b、クラウン薄肉領域34a、クラウン厚肉領域34bの厚みはそれぞれ均一である。
したがって、本例のゴルフクラブヘッド30において、ソール部32の平均厚みとクラウン部34の平均厚みとの比は1:0.45であり、クラウン厚肉領域34bの平均厚みとクラウン薄肉領域34aの平均厚みとの比は1:0.4であり、ソール厚肉領域32aの平均厚みとソール薄肉領域32bの平均厚みとの比は1:0.48である。
また、サイド部36、フェース部材42の厚みは均一であり、サイド部36の厚みは0.6mm、フェース部材42の厚みは3mmである。したがって、ソール部32の平均厚みとサイド部36の平均厚みとの比は1:0.33である。
さらに、本例のゴルフクラブヘッド30において、ソール部32の剛性とクラウン部34の剛性との比は1:0.3、ソール部32の剛性とサイド部36の剛性との比は1:0.3である。
図13はクラウン部の内面に振動吸収層を設けたゴルフクラブヘッドの一例を示す断面図である。本例のゴルフクラブヘッド70は、図10〜図12に示したゴルフクラブヘッドにおいて、クラウン部34の内面に、クラウン薄肉領域34aの全部を覆い、さらにクラウン厚肉領域34bの一部をまたがって覆う板状の粘弾性体からなる振動吸収層72を設けたものである。振動吸収層72は厚さ1mmの粘弾性体であり、接着剤によってクラウン部70の内面に貼り付けられている。本例のゴルフクラブヘッド70は、その他の点では図10〜図12のゴルフクラブヘッドと同じであるため、同一の部分には同一の参照符号を付してその説明を省略する。
図14は、内面に振動吸収層を設けたクラウン部の他の例を示す模式的断面図である。図14において、50はフェース部、52はフェース部50に設けられた延出部、54はサイド部、56はサイド部54に設けられた延出部、58は延出部52、56に溶接により接合されたクラウン部、60はクラウン部58の内面に形成された粘弾性体からなる振動吸収層を示す。振動吸収層60は、クラウン部58の内面のほぼ全体を覆う板状のものである。また、振動吸収層60と溶接箇所62との距離xは10mmである。
以下、実施例を示すが、本発明は下記実施例に限定されるものではない。フェース部、クラウン厚肉領域、クラウン薄肉領域、サイド部、ソール厚肉領域およびソール薄肉領域の平均厚みが表4に示す値のゴルフクラブヘッドを作製した。この場合、各ゴルフクラブヘッドは、ヘッド本体とフェース部材とを溶接することにより製造した。また、ヘッド本体の材質は6−4Ti、フェース部材の材質はSP700とし、ヘッド体積は400cmとした。実施例1のゴルフクラブヘッドは図10〜図12に示したのと同様のもの、実施例2のゴルフクラブヘッドは図13に示したのと同様のもので、臭化ブチルゴムからなる厚み1mmの振動吸収層を設けた。
Figure 2007083017
各ゴルフクラブヘッドを用いてゴルフクラブを作製した。そして、複数の上級ゴルファーにより各ゴルフクラブの打感、打音の官能評価を行った。結果は下記のとおりであった。
基準品 :打感はしっかりした硬い感じ。打音は高音が伸びる感じ。
実施例1:打感は弾く感じ。打音は高く伸びるが、残響音が残る。
実施例2:打感はかなり柔らかく、すごくマイルド。打音は響きすぎず、残響音が消された感じ。
また、実施例1、実施例2のゴルフクラブヘッドの振動特性を調べた。この場合、図15に示す振動特性測定装置を用いた。図15において、80はFTTアナライザ、82はインパルスハンマー、84は加速度計、86は振動特性解析用の汎用型パーソナルコンピュータ(PC)を示す。インパルスハンマー82、加速度計84、PC86は、いずれもFTTアナライザ80に接続されている。また、PC86には、周波数応答関数を算出するFFT解析ソフトおよびモーダルパラメータを算出するモーダル解析ソフトが内蔵されている。
図15に示した装置を用い、加振点移動法によって実施例1、実施例2のゴルフクラブヘッドの加速度計による応答信号の計測を行った。この場合、加速度計84をゴルフクラブヘッドのソール部に貼り付け、インパルスハンマー82によってゴルフクラブヘッド全体の表面に加振力を加えた。加振点は、10mm間隔で約100箇所とした。そして、得られた各加振点の振動結果から、PC86によりモーダル解析を実施し、各共振周波数の減衰比を算出した。結果を図16に示す。図16より、実施例1のゴルフクラブヘッドに比べて実施例2ゴルフクラブヘッドの方が各共振周波数における振動減衰が大きく、振動抑制効果が大きいことがわかる。
ゴルフクラブヘッドのボディ剛性、クラウン剛性、ソール剛性をそれぞれ変化させた場合における打球の打ち出し角およびバックスピン量の変化を示すグラフである。 ゴルフクラブヘッドのボディ剛性、クラウン剛性、ソール剛性をそれぞれ変化させた場合における打球の初速度の変化を示すグラフである。 ゴルフクラブヘッドのクラウン部の剛性を全体的または部分的に変化させた場合における打球の打ち出し角の変化を示すグラフである。 クラウン部の各領域を示す図である。 ゴルフクラブヘッドのクラウン部の剛性を全体的または部分的に変化させた場合における初速度の変化を示すグラフである。 ゴルフクラブヘッドのクラウン部のバック側領域の剛性を高くした場合における打球の打ち出し角の変化を示すグラフである。 ゴルフクラブヘッドのクラウン部のバック側領域の剛性を高くした場合における打球の初速度の変化を示すグラフである。 ゴルフクラブヘッドのクラウン部の剛性を部分的に変化させるとともに、サイド部の剛性を小さくした場合における打球の打ち出し角の変化を示すグラフである。 ゴルフクラブヘッドのクラウン部の剛性を部分的に変化させるとともに、サイド部の剛性を小さくした場合における打球の初速度の変化を示すグラフである。 本発明に係るゴルフクラブヘッドの一実施形態を示す平面図である。 同ゴルフクラブヘッドの図10A−A断面図である。 同ゴルフクラブヘッドの図10B−B断面図である。 クラウン部の内面に振動吸収層を設けたゴルフクラブヘッドの一例を示す断面図である。 内面に振動吸収層を設けたクラウン部の他の例を示す模式的断面図である。 実施例で用いたゴルフクラブヘッドの振動特性測定装置を示す概略図である。 実施例1、実施例2のゴルフクラブヘッドのモーダル解析による減衰比比較を示すグラフである。
符号の説明
30 ゴルフクラブヘッド
32 ソール部
32a ソール厚肉領域
32b ソール薄肉領域
34 クラウン部
34a クラウン薄肉領域
34b クラウン厚肉領域
36 サイド部
58 クラウン部
60 振動吸収層
70 ゴルフクラブヘッド
72 振動吸収層

Claims (6)

  1. ソール部の平均厚みとクラウン部の平均厚みとの比が1:0.3〜0.8であるとともに、クラウン部のフェース側にクラウン薄肉領域、バック側にクラウン厚肉領域が形成され、前記クラウン厚肉領域の平均厚みと前記クラウン薄肉領域の平均厚みとの比が1:0.5〜0.9であることを特徴とする中空ゴルフクラブヘッド。
  2. ソール部のフェース側にソール厚肉領域、バック側にソール薄肉領域が形成され、前記ソール厚肉領域の平均厚みと前記ソール薄肉領域の平均厚みとの比が1:0.3〜0.8であることを特徴とする請求項1に記載の中空ゴルフクラブヘッド。
  3. ソール部の平均厚みとサイド部の平均厚みとの比が1:0.3〜0.8であることを特徴とする請求項1または2に記載の中空ゴルフクラブヘッド。
  4. クラウン部の内面に弾性体からなる膜状の振動吸収層を設けたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の中空ゴルフクラブヘッド。
  5. 振動吸収層の厚みが0.3〜4.0mmであることを特徴とする請求項4に記載の中空ゴルフクラブヘッド。
  6. 弾性体が粘弾性体であることを特徴とする請求項4または5に記載の中空ゴルフクラブヘッド。
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