JPH0816419B2 - 扉開閉用ハンドルの掛金装置 - Google Patents

扉開閉用ハンドルの掛金装置

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JPH0816419B2
JPH0816419B2 JP34765993A JP34765993A JPH0816419B2 JP H0816419 B2 JPH0816419 B2 JP H0816419B2 JP 34765993 A JP34765993 A JP 34765993A JP 34765993 A JP34765993 A JP 34765993A JP H0816419 B2 JPH0816419 B2 JP H0816419B2
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JP
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lever
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hook lever
hook
handle
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志朗 瀬川
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Takigen Manufacturing Co Ltd
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Takigen Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バン型車両の荷箱や海
上コンテナの観音開扉の扉開閉用ハンドルに使用される
掛金装置である。
【0002】
【従来の技術】この種の荷箱では、図1に示したように
バン型車両41の荷箱42の扉28は片側を蝶番43に
よって荷箱42の開口部の側柱に取り付けられ、扉28
に固着した上下のブラケット44にはロックシャフト4
5が回転可能に挿通され、ロックシャフト45の上下端
部にはロックカム46が設けられ、荷箱42の上下枠材
47にはカムキーパー48が設けられ、ロックシャフト
45には水平枢軸49によって扉開閉用ハンドル5が連
結されている。扉開閉用ハンドル5によってロックシャ
フト45を適宜回転させ、ロックカム46をカムキーパ
ー48に係合させることによって、扉28は荷箱41に
錠止される。
【0003】この扉開閉用ハンドル5は、荷物の盗難防
止等のため、運転者等の正当権限者以外の者が操作でき
ないように適当な施錠手段で的確に管理される必要があ
る。また、宅配業者が業務用に使用するバン型車両で
は、扉の開閉と施解錠が頻繁に繰り返されるから、扉開
閉用ハンドルの施錠装置は簡便かつ迅速に操作できると
共に、誤作動がなく故障発生の危険性がない構造である
ことが望ましい。
【0004】扉開閉用ハンドルの掛金装置の基本構造
は、図1に示したように本体1の割溝部2に嵌め入れた
フックレバー3の中間部を水平枢軸4によって本体1に
起伏自在に枢着し、フックレバー3の背面上端部に扉開
閉用ハンドル5が係脱する横断溝部6を設け、本体1と
フックレバー3の間に作用力点の位置に対応してフック
レバー3を倒伏方向または起立方向に回転付勢するバネ
機構を内蔵させたものであるが、最近では、フックレバ
ー3の動きをソレノイドに連動したロックレバーによっ
て拘束する方式の電気錠機構を組み込んだものも提案さ
れている。
【0005】この電気錠機構の解錠は作業性の向上を図
るため、通常運転者による遠隔操作によって行われてい
るが、解錠時間はタイマーで限定されている(例えば1
0秒間)。実際の作業現場では何らかの原因で扉の開閉
に手間取り、この解錠時間を超過したときには、扉開閉
用ハンドルを元に戻そうと押し下げた段階で既にフック
レバーが倒伏位置に施錠されてしまっていることがあ
る。このような状態で無理やりハンドルを元に戻ってし
まうと、ハンドルやフックレバー等の部品を破損してし
まう。この解決策として、タイマーによる解錠時間を長
く設定することが提案されているが、通常の平均的な操
作時間を越えて長く設定することは、多くの場合には無
駄な時間を生じることになり、全体の作業が冗漫とな
る。
【0006】また、運搬する荷物の内容や作業形態等に
よって、掛金装置と扉開閉用ハンドルの間に封印を施す
ことが行われているが、従来装置ではハンドルの途中に
透孔を設け、該透孔に挿通した封印部材を本体の透孔に
挿通しているため、作業空間の確保上、本体からハンド
ルの透孔までの距離が長くならざるを得なかった。
【0007】混雑の激しい道路事情を考慮すると、掛金
装置の操作に要する時間はできるだけ短縮されることが
望ましいが、最終的に錠前によってフックレバーを拘束
する方式の従来装置では、扉開閉用ハンドルをフックレ
バーの横断溝部から取り出す時とハンドルを元に戻した
時の二度にわたって錠前を鍵で操作する必要があり、操
作が煩雑であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】したがって本発明の目
的は、扉開閉用ハンドルが元の位置に戻されるとき、フ
ックレバーが解錠状態に保持されているため、ハンドル
やフックレバーの破損の問題を生じない掛金装置を提供
することである。
【0009】また、本発明の目的は、封印部材の長さを
無用に長くすることなく、封印作業を迅速かつ簡単に行
える掛金装置を提供することである。
【0010】更にまた、本発明の目的は、扉開閉用ハン
ドルを元に戻す時には、鍵による錠前操作が不要であ
り、ハンドルを戻す操作によって自動的にロックが成立
するため、操作の簡便性に優れている掛金装置を提供す
ることである。
【0011】
【課題を解決するための手段】以下、添付図面中の参照
符号を用いて説明すると、本発明の扉開閉用ハンドルの
掛金装置では、本体1の割溝部2に嵌め入れたフックレ
バー3の中間部を水平枢軸4によって本体1に起伏自在
に枢着し、フックレバー3の背面上端部に扉開閉用ハン
ドル5が係脱する横断溝部6を設け、本体1とフックレ
バー3の間に作用力点の位置に対応してフックレバー3
を倒伏方向または起立方向に回転付勢するバネ機構7を
設け、フックレバー3の背面下端部8に前端爪部10が
係脱するロックレバー9を水平枢軸11によって本体1
に枢着する。
【0012】本体1の背面側ケース12にソレノイド1
3を設け、ロックレバー9の後端部14をソレノイド1
3の上下方向に吸引されるプランジャー15と上下方向
に摺動する連動板16の下端部17に水平枢軸18によ
って連結し、水平枢軸19によってケース12にハンド
ル検知レバー20を枢着し、フックレバー3の横断溝部
6に対向した本体1の部位にスロット21を設け、ハン
ドル検知レバー20の前端カム部22が本体1のスロッ
ト21から突出するように偏心自重またはバネ23によ
って回転付勢する。
【0013】ハンドル検知レバー20の後端部に掛止突
起24を設け、連動板16の上端部に掛止突起24が係
脱する受止突起25を設け、ソレノイド13のプランジ
ャー15の吸引動作によってロックレバー9の前端爪部
10がフックレバー3の背面下端部8から離脱したと
き、連動板16の受止突起25がハンドル検知レバー2
0の掛止突起24に係合し、ハンドル検知レバー20の
前端カム部22が本体1のスロット21から前面側に突
出する。
【0014】本発明の別の態様では、本体1の背面左右
端部の両側または片側にリング受溝26を設け、該リン
グ受溝26に嵌め込んだ封印リング27を本体1と扉2
8との間に挟み込んで固定し、扉開閉用ハンドル5と封
印リングに封印ベルト29を掛け渡す。
【0015】本発明の更に別の態様では、水平枢軸30
によってストッパーレバー31を本体1に枢着し、本体
1とストッパーレバー31の間に作用力点の位置に対応
してストッパーレバー31を前面方向または後面方向に
回転付勢するバネ機構32を設け、フックレバー3の下
端部突起33と係脱する錠止アーム34と連動アーム3
5をストッパーレバー31に二又状に設ける。
【0016】フックレバー3の倒伏状態において、スト
ッパーレバー31をバネ機構32によって後面方向に回
転付勢して錠止アーム34とフックレバー3の下端部突
起33に係合させ、本体1に錠前36を設け、錠前36
のロータ37にカム円盤38を固着し、ストッパーレバ
ー31を前面方向に回転させてストッパーレバー31の
連動アーム35とフックレバー3の下端部突起33を係
合させるカム突起39をカム円盤38に設け、カム円盤
38をバネ40によって復帰付勢する。
【0017】
【作用】図1から図4において、扉開閉用ハンドル5が
倒伏状態のフックレバー3の横断溝部6に係合している
ときには、ハンドル検知レバー20の前端カム部22は
ハンドル5によって本体1のスロット21に押し込まれ
ており、ハンドル検知レバーの掛止突起24は連動板1
6の受止突起25と係合しない位置にあり、連動板16
はソレノイド13の内蔵バネによってプランジャー15
と共に最下降位置に置かれている。そのため、プランジ
ャー15に押されたロックレバー9は、前端爪部10が
フックレバー3の背面下端部8に係合する位置にあり、
フックレバー3の解錠方向への回転を阻止している。
【0018】運転者が荷物をもってバン型車両に戻って
きたとき、遠隔操作でソレノイド13の励磁回路をオン
させると、プランジャー15が吸引されるため、ロック
レバー9は水平枢軸を中心に図4において反時計回り方
向に回転し、ロックレバー9の前端爪部10がフックレ
バー3の背面下端部8から離脱する。ここでフックレバ
ー3の下端部前面を指で押し込むと、フックレバー3は
バネ機構7の付勢に抗して水平枢軸4を中心に反時計回
り方向に回転する。この回転途中でバネ機構7による付
勢方向が反転する。かくして、フックレバー3の横断溝
部6とハンドル5の係合が解除されるため、図2におい
てハンドル5は水平枢軸49を中心に反時計回り方向に
引き上げ回転させることができ、このハンドル5を更に
手前に引くことによってロックシャフト45を所定角度
回転させると、ロックカム46がカムキーパー48から
離脱し、扉28が開放操作される。
【0019】ハンドル5が掛金装置から引き出される
と、ハンドル検知レバー20はバネ23の付勢または偏
心自重によって図4において水平枢軸19を中心に時計
回り方向に回転し、ハンドル検知レバー20の前端カム
部22が本体1のスロット21から前面側に突出する。
プランジャー15の吸引作動に連動して上方に移動して
いた連動板16の受止突起25に、回転したハンドル検
知レバー20の掛止突起24が係合するため、連動板1
6は上限位置に拘束され、連動板16に水平枢軸18を
介して連結されているロックレバー9は、フックレバー
3に係合しない位置に保持され、フックレバー3はフリ
ーの状態に置かれる。この間にタイマーで設定した解錠
時間が経過し、ソレノイド13の通電が遮断されても、
ロックレバー9は不作動の位置に維持される。
【0020】運転者が荷物を荷箱42に収容して扉28
を閉鎖し、ロックシャフト45を逆回転させてロックカ
ム46とカムキーパー48を再係合させ、扉回転用ハン
ドル5を水平枢軸49を中心に押し下げ回転させると、
ハンドル5がフックレバー3の上端部背面のカム斜面5
4に当たってフックレバー3を斜めに起立回転させ、ハ
ンドル5が掛金装置内に入り込む。ハンドル5が所定量
入り込み、フックレバー3の横断溝部6に再度係合する
時、ハンドル検知レバー20の前端カム部22が本体1
のスロット21に押し込まれ、後方回転したハンドル検
知レバー20の掛止突起24が連動板16の受止突起2
5から離脱する。そのため、連動板16はソレノイド1
3の内蔵バネによって下方に押し戻され、ロックレバー
9の前端爪部10がフックレバー3の背面下端部8に係
合する。これによって、ハンドル5は掛金装置に再度拘
束され、扉28の開放が阻止される。
【0021】図5から図13において、本体1は三箇所
の取付孔57に挿入したボルトやリベットによって扉2
8に固着されるが、封印リング27は本体1の背面の受
溝26に嵌め入れることによって、本体1と同時に取り
付けられる。扉開閉用ハンドル5に巻き掛けられた封印
バンド29は、封印リング27の開口部54に挿通した
後、閉じつけられる。なお、封印バンド29は先に封印
リング27に挿通し、その後、ハンドル5に掛け渡すこ
ともできる。
【0022】図14から図16において、扉開閉用ハン
ドル5が倒伏状態のフックレバー3の横断溝部6に係合
しているときには、ストッパーレバー31の錠止突起3
4はフックレバー3の下端部突起33に前面側にて係合
している。そのため、フックレバー3の下端部前面を押
してフックレバー3を図16において水平枢軸4を中心
に反時計方向に回転させようとしても、ストッパーレバ
ー31の錠止突起34にフックレバー3の下端面が食い
込むだけであるから、フックレバー3は起立回転せず、
ハンドル5の拘束は解除されない。
【0023】鍵58を錠前36のロータ37に挿入し
て、カム円盤38をバネ40の付勢に抗して図15にお
いて反時計回り方向に回転させると、ストッパーレバー
31がバネ機構32の付勢に抗して図16において水平
枢軸30を中心に反時計回り方向に回転するため、スト
ッパーレバー31の錠止突起34がフックレバー3の下
端部突起33から離脱する。この回転途中でバネ機構3
2の付勢方向が逆転し、回転終端でストッパーレバー3
1の連動アーム35がフックレバー3の下端部突起33
に係合する。この段階で鍵58を錠前36から抜き取る
と、ロータ37とカム円盤38はバネ40の付勢によっ
て元の位置に自動的に復帰する。
【0024】ここでフックレバー3の下端部前面を押す
と、フックレバー3は下端部突起33でストッパーレバ
ー31の連動突起35を押しながら図16において反時
計回り方向に回転し、ストッパーレバー31は時計回り
方向に回転する。これによって、フックレバー3の横断
溝部6とハンドル5の係合が解除されるため、ハンドル
5は水平枢軸49を中心に引き上げ回転させることがで
きる。このハンドル5を更に手前に引くことによってロ
ックシャフト45を所定角度回転させると、ロックカム
46がカムキーパー48から離脱し、扉28が開放操作
される。
【0025】運転者が荷物を荷箱42に収容して扉28
を閉鎖し、ロックシャフト45を逆回転させてロックカ
ム46とカムキーパー48を再係合させ、扉回転用ハン
ドル5を水平枢軸49を中心に押し下げ回転させると、
ハンドル5がフックレバー3の上端部背面のカム斜面5
4に当たってフックレバー3を斜めに起立回転させ、ハ
ンドル5が掛金装置内に入り込む。ハンドル5が所定量
入り込み、フックレバー3の横断溝部6に再係合すると
き、フックレバー3は下端部突起33でストッパーレバ
ー31の錠止突起34を押しながら図16において時計
回り方向に回転し、ストッパーレバー31は反時計回り
方向に回転し、リセットされる。
【0026】
【実施例】各実施例において、バン型車両41の荷箱4
2の扉28は片側を蝶番43によって荷箱42の開口部
の側柱に取り付けられ、観音開き式に開閉される。扉2
8に固着した上下のブラケット44にはロックシャフト
45が回転可能に挿通され、ロックシャフト45の上下
端部にはロックカム46が設けられ、荷箱42の上下枠
材47にはカムキーパー48を設け、ロックシャフト4
5の途中には水平枢軸49によって扉開閉用ハンドル5
が連結されている。扉開閉用ハンドル5によってロック
シャフト45を適宜回転させ、ロックカム46をカムキ
ーパー48に係合させることによって、扉28は荷箱4
1に錠止される。
【0027】フックレバー3の付勢用バネ機構7は、フ
ックレバー3に固定したピン59に拡大頭部の遊動受溝
61を係合させる一方、本体先端部の受溝63を本体1
に固定したバネ受板62に係合させたガイド板60と、
ガイド板60に嵌められ、ガイド板60の拡大頭部に一
端を当接し、バネ受板62に他端を当接させた圧縮コイ
ルバネ64とで構成されている。バネ受板62と水平枢
軸4を結ぶ直線を作用力点であるピン59が越える毎
に、バネ機構7の回転付勢の方向が反転する。
【0028】ストッパーレバー31の付勢用バネ機構3
2は、拡大頭部を水平枢軸65によってストッパーレバ
ー31に枢着し、小幅本体の先端部を本体1に固定した
支持板67の遊動透孔68に挿通したガイド板66と、
ガイド板66に嵌められ、ガイド板66の拡大頭部に一
端を当接し、支持板67に他端を当接させた圧縮コイル
バネ69とで構成されている。透孔68と水平枢軸4を
結ぶ直線を作用力点である水平枢軸65が越える毎に、
バネ機構32の付勢方向が反転する。
【0029】図3と図4の実施例および図6と図7の実
施例において、錠前36はソレノイド13が故障した場
合の非常解錠に使用されるものであり、錠前36のロー
タ37に連動部材50を介して連結されたカム円板51
には、ソレノイド13のプランジャ15を押し上げるた
めのカム突起52を設けてある。ソレノイド13にはハ
ンドル検知レバー20によって連動板16が上限位置に
拘束された以降、ソレノイド13への通電を遮断するマ
イクロスイッチ53が設置されている。
【0030】封印リング27は2個の矩形状開口部5
4,55を有するものであり、根元側の開口部55は本
体1背面の受溝26で囲まれた隆起部56に係合し、側
方への封印リング27の抜脱を阻止する。
【0031】
【発明の効果】以上のように本発明の掛金装置では、ロ
ックレバー9の後端部14をソレノイド13のプランジ
ャー15と連動板16の下端部17に水平枢軸18で連
結し、水平枢軸19でケース12に枢着したハンドル検
知レバー20を、前端カム部22が本体1のスロット2
1から突出するように偏心自重またはバネ23によって
回転付勢し、ソレノイド13の吸引動作によってロック
レバー9の前端爪部10がフックレバー3の背面下端部
8から離脱したとき、連動板16の受止突起25にハン
ドル検知レバー20の掛止突起24が係合することによ
って、ロックレバー9をフリーの状態に保持するので、
タイマーで設定された解錠時間が経過してから掛金装置
に扉開閉用ハンドル5を戻しても、ハンドル5やフック
レバー3等が破損される危険がない。
【0032】また、本体1の背面左右端部の両側または
片側にリング受溝26を設け、該リング受溝26に嵌め
込んだ封印リング27を本体1と扉28との間に挟み込
んで固定し、扉開閉用ハンドル5と封印リングに封印ベ
ルト29を掛け渡すので、封印部材の長さを必要以上に
長くすることなく、封印作業を迅速かつ簡単に行なうこ
とができる。
【0033】さらにまた、フックレバー3の倒伏状態に
おいて、水平枢軸30で本体1に枢着したストッパーレ
バー31をバネ機構32によって後面方向に回転付勢し
て、ストッパーレバー31の錠止アーム34をフックレ
バー3の下端部突起33に係合させ、本体1に設けた錠
前36のロータ37にカム円盤38を固着し、バネ機構
32の付勢に抗してストッパーレバー31を前面方向に
回転させて、ストッパーレバー31の連動アーム35を
フックレバー3の下端部突起33に係合させるカム突起
39をカム円盤38に設け、カム円盤38をバネ40に
よって復帰付勢したので、扉開閉用ハンドル5を元に戻
す時には、鍵による錠前操作が不要であり、ハンドルを
戻す操作によって自動的にロックが成立するため、操作
の簡便性に優れている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る扉開閉用ハンドルの掛
金装置を後部扉に装備したバン型車両の後方からの斜視
図である。
【図2】図1の掛金装置の拡大斜視図である。
【図3】図1の掛金装置の扉正面と平行な面に沿った垂
直断面図である。
【図4】図1の掛金装置の扉正面と直角な面に沿った垂
直断面図である。
【図5】本発明の別の実施例に係る扉開閉用ハンドルの
掛金装置の斜視図である。
【図6】図5の掛金装置の扉正面と平行な面に沿った垂
直断面図である。
【図7】図5の掛金装置の扉正面と直角な面に沿った垂
直断面図である。
【図8】図5の掛金装置の正面図である。
【図9】図5の掛金装置の左側面図である。
【図10】図5の掛金装置の封印リング用受溝部分の切
欠き斜視図である。
【図11】図5の掛金装置に使用する封印リングの正面
図である。
【図12】図11の封印リングの平面図である。
【図13】図11の封印リングの左側面図である。
【図14】本発明の他の実施例に係る扉開閉用ハンドル
の掛金装置の斜視図である。
【図15】図14の掛金装置の扉正面と平行な面に沿っ
た垂直断面図である。
【図16】図14の掛金装置の扉正面と直角な面に沿っ
た垂直断面図である。
【符号の説明】
1 掛金装置の本体 2 本体の縦長割溝部 3 フックレバー 4 水平枢軸 5 扉開閉用ハンドル 6 フックレバーの横断溝部 7 フックレバーの付勢用バネ機構 8 フックレバーの背面下端部 9 ロックレバー 10 ロックレバーの前端爪部 11 水平枢軸 12 背面ケース 13 ソレノイド 14 フックレバーの後端部 15 ソレノイドのプランジャー 16 連動板 17 連動板の下端部 18 水平枢軸 19 水平枢軸 20 ハンドル検知レバー 21 本体のスロット 22 ハンドル検知レバーの前端カム部 23 ハンドル検知レバーの付勢用バネ 24 ハンドル検知レバーの掛止突起 25 連動板の受止突起 26 封印リング用受溝 27 封印リング 28 扉 29 封印部材 30 水平枢軸 31 ストッパーレバー 32 ストッパーレバーの付勢用バネ機構 33 フックレバーの下端部突起 34 ストッパーレバーの錠止アーム 35 ストッパーレバーの連動アーム 36 錠前 37 錠前のロータ 38 カム円盤 39 カム円盤のカム突起 40 カム円盤の復帰付勢用バネ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体1の割溝部2に嵌め入れたフックレ
    バー3の中間部を水平枢軸4によって本体1に起伏自在
    に枢着し、フックレバー3の背面上端部に扉開閉用ハン
    ドル5が係脱する横断溝部6を設け、本体1とフックレ
    バー3の間に作用力点の位置に対応してフックレバー3
    を倒伏方向または起立方向に回転付勢するバネ機構7を
    設け、フックレバー3の背面下端部8に前端爪部10が
    係脱するロックレバー9を水平枢軸11によって本体1
    に枢着し、本体1の背面側ケース12にソレノイド13
    を設け、ロックレバー9の後端部14をソレノイド13
    の上下方向に吸引されるプランジャー15と上下方向に
    摺動する連動板16の下端部17に水平枢軸18によっ
    て連結し、水平枢軸19によってケース12にハンドル
    検知レバー20を枢着し、フックレバー3の横断溝部6
    に対向した本体1の部位にスロット21を設け、ハンド
    ル検知レバー20の前端カム部22が本体1のスロット
    21から突出するように偏心自重またはバネ23によっ
    て回転付勢し、ハンドル検知レバー20の後端部に掛止
    突起24を設け、連動板16の上端部に掛止突起24が
    係脱する受止突起25を設け、ソレノイド13のプラン
    ジャー15の吸引動作によってロックレバー9の前端爪
    部10がフックレバー3の背面下端部8から離脱したと
    き、連動板16の受止突起25がハンドル検知レバー2
    0の掛止突起24に係合し、ハンドル検知レバー20の
    前端カム部22が本体1のスロット21から前面側に突
    出する、扉開閉用ハンドルの掛金装置。
  2. 【請求項2】 本体1の割溝部2に嵌め入れたフックレ
    バー3の中間部を水平枢軸4によって本体1に起伏自在
    に枢着し、フックレバー3の背面上端部に扉開閉用ハン
    ドル5が係脱する横断溝部6を設け、本体1とフックレ
    バー3の間に作用力点の位置に対応してフックレバー3
    を倒伏方向または起立方向に回転付勢するバネ機構7を
    設け、本体1の背面左右端部の両側または片側にリング
    受溝26を設け、該リング受溝26に嵌め込んだ封印リ
    ング27を本体1と扉28との間に挟み込んで固定し、
    扉開閉用ハンドル5と封印リングに封印ベルト29を掛
    け渡す、扉開閉用ハンドルの掛金装置。
  3. 【請求項3】 本体1の割溝部2に嵌め入れたフックレ
    バー3の中間部を水平枢軸4によって本体1に起伏自在
    に枢着し、フックレバー3の背面上端部に扉開閉用ハン
    ドル5が係脱する横断溝部6を設け、本体1とフックレ
    バー3の間に作用力点の位置に対応してフックレバー3
    を倒伏方向または起立方向に回転付勢するバネ機構7を
    設け、水平枢軸30によってストッパーレバー31を本
    体1に枢着し、本体1とストッパーレバー31の間に作
    用力点の位置に対応してストッパーレバー31を前面方
    向または後面方向に回転付勢するバネ機構32を設け、
    フックレバー3の下端部突起33と係脱する錠止アーム
    34と連動アーム35をストッパーレバー31に二又状
    に設け、フックレバー3の倒伏状態において、ストッパ
    ーレバー31をバネ機構32によって後面方向に回転付
    勢して錠止アーム34とフックレバー3の下端部突起3
    3に係合させ、本体1に錠前36を設け、錠前36のロ
    ータ37にカム円盤38を固着し、ストッパーレバー3
    1を前面方向に回転させてストッパーレバー31の連動
    アーム35とフックレバー3の下端部突起33を係合さ
    せるカム突起39をカム円盤38に設け、カム円盤38
    をバネ40によって復帰付勢した、扉開閉用ハンドルの
    掛金装置。
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