JP3364604B2 - 開閉扉のハンドル装置 - Google Patents

開閉扉のハンドル装置

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JP3364604B2
JP3364604B2 JP22392699A JP22392699A JP3364604B2 JP 3364604 B2 JP3364604 B2 JP 3364604B2 JP 22392699 A JP22392699 A JP 22392699A JP 22392699 A JP22392699 A JP 22392699A JP 3364604 B2 JP3364604 B2 JP 3364604B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、保冷車やシェル
ターなどの片開き型または両開き型の開閉扉に取り付け
られて、開閉扉を一旦閉じると自動的にロックが掛かる
ようにする開閉扉のハンドル装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、保冷車などの荷室の開閉扉に
は、この開閉扉を開放可能および開放不能とするラッチ
錠などの施錠手段が設置されるとともに、この施錠手段
をハンドル操作によって解除することで、前記開閉扉の
開閉操作を行えるようにするハンドル装置が取り付けら
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来の開閉扉のハンドル装置にあっては、ハンドル操作
で施錠手段による施錠を簡単に解除できるため、保冷車
の運転手の助手以外の他人でも容易に開閉扉を開閉操作
することが可能であり、荷室内の荷物が盗難に合い易い
という問題があった。
【0004】この発明は前記のような問題を解決するも
のであり、一旦開閉扉を閉めた後はロックが掛かり、特
定キーの差し込みおよびこれに続く回動操作がなければ
前記ロックの解除および、開閉扉の開放を行えないよう
にするとともに、外部からの工具を使用した錠前などの
破壊によっても、前記ロックが容易に解除されないよう
にした盗難防止機能の高い開閉扉のハンドル装置を得る
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明にかかる開閉扉のハンドル装置は、開閉扉
に取り付けられて、一部にフック係止部を有する凹状の
ケース体と、このケース体内に回動可能かつ出没可能に
収容されて、一端部が開閉扉の開閉部材に装着され、他
端部にハンドルを有する逆凹状のカバー体と、このカバ
ー体に取り付けられて、特定キーの差し込み時にのみロ
ック解除部材を回動操作可能にする錠前と、前記カバー
体内に固定されて、自己復帰可能なプッシュボタンの支
持軸が架設された取付プレートと、前記支持軸に自己復
帰可能かつ回動自在に支持されて前記プッシュボタンの
ロック解除操作方向に連動可能で、ケース体の前記フッ
ク係止部に対し嵌合自在なフック部材と、前記取付プレ
ートにシャフトを中心に回動可能に支持されて、前記ロ
ック解除部材の回動操作によって、前記プッシュボタン
に対するプッシュ規制を解除するとともに、このプッシ
ュボタンのプッシュ操作後は、再び前記プッシュボタン
に対するプッシュ規制を行うロックプレートとを備えた
ことを特徴とする。
【0006】従って、この発明では、開閉扉が閉じてい
る状態で、錠前に特定キーを差し込んで回動操作するこ
とで、ロック解除部材によりロックプレートをシャフト
を中心に回動させることができ、これまでプッシュボタ
ンのプッシュ動作を規制していたロックプレートをシャ
フトを中心に回動させて、そのプッシュボタンのロック
解除を行わせる。このロック解除はディテントスプリン
グにより保持されるが開閉扉開放のためのプッシュボタ
ンのプッシュ操作に続く、このプッシュボタンの自動復
帰動作によって、前記ロックプレートをプッシュボタン
のプッシュ操作を規制する位置へ移動し、前記ディテン
トスプリングによってこの位置に保持される。すなわ
ち、一旦開閉扉を開放操作して閉じた後は自動的にロッ
クが掛かって、前記特定キーの再操作がなければこのロ
ックが解除されず、従って開閉扉の開放が禁止され、結
果的に盗難防止効果を高めることになる。
【0007】そして、前記ケース体,カバー体および取
付プレートは金属部材により形成され、これらを相互に
重ねるように組み付けることで簡単,迅速にハンドル装
置を組み上げることができる。ここで、プッシュボタン
や錠前を除いて、ロックプレートのシャフトをカバー体
で被うことで、カバー体の外部からのロックプレートの
破壊を回避でき、他人による盗難を目的とする開閉扉の
開閉操作を困難にすることができる。
【0008】また、ケース体を凹状として開閉扉に埋め
込むことができるようにしてあるため、開閉扉の表面を
全体として均一面に保つことができ、他の物品との干渉
によるハンドル装置の破壊を回避可能にするとともに、
デザイン性を向上する。
【0009】さらに、錠前は一方へのキー操作によりロ
ックプレートを回動してロック解除動作を可能にし、他
方へのキー操作によってロック動作を可能にして、この
ときキーを錠前から抜き取ることができるようにしてい
る。これにより、一方へのキー操作によってのみ、プッ
シュボタン操作つまり開閉扉の開放操作を行えるように
している。
【0010】また、フック部材はディテントスプリング
により自己復帰可能に支持軸に支持されているため、前
記プッシュボタンのロック解除操作方向に連動する場合
のほか、プッシュボタンがロック状態にあっても、ケー
ス体のフック係止部への係止および係止保持が可能であ
る。従って、プッシュボタンが前記ロック状態にあって
開閉扉を開放状態から閉じた場合にも、開閉扉の閉成お
よび閉成ロックが可能になる。
【0011】ロックプレートは、ロック解除部材によっ
てロック解除操作される突片と、プッシュボタン操作に
よってディテントスプリングとともにロック方向へ移動
させる傾斜片とを有する。
【0012】また、この発明にかかる開閉扉のハンドル
装置は、前記プッシュボタンに対するプッシュ規制およ
びプッシュ規制の解除が、ロックプレートを二つの安定
位置へ付勢するディテントスプリングによって保持され
るようにしてある。このためロック解除部材の回動力お
よびプッシュボタンのプッシュ動作力をトリガとしてロ
ックプレートを二つの安定位置に保持可能にし、これに
よりプッシュ規制およびプッシュ規制の解除の二つの状
態を簡単な方法にて保持可能にしている。
【0013】また、この発明にかかる開閉扉のハンドル
装置は、前記フック部材を、前記プッシュボタンに対す
るプッシュ規制中においても、このプッシュボタンとは
独立して前記フック係止部に係止可能にしてある。こう
することで、プッシュボタンがプッシュ規制またはプッ
シュ規制解除のいずれの状態にあっても、開放中の開閉
扉を閉じれば、フック部材のフック係止部に対する係止
保持を可能にする。
【0014】また、この発明にかかる開閉扉のハンドル
装置は、前記ロックプレートを回動可能に支持する支軸
を、前記カバー体の表面には晒されないように、前記取
付プレートに取り付けてある。これにより、カバー体の
表面から、ドリルなどによるロックプレートの支軸に対
する直接的な破壊作業を行えないようにし、プッシュボ
タンのロック機能を容易に解除できないようにしてい
る。
【0015】また、この発明にかかる開閉扉のハンドル
装置は、前記プッシュボタンおよびフック部材を、前記
支持軸に嵌挿された各一のねじりばねの一端に係止し
て、自己復帰可能にしている。これらの各一のねじりば
ねにより、プッシュボタンおよびフック部材が連動して
動作するモードと、それぞれ独立して動作するモードの
設定が可能になり、プッシュボタンのロック状態および
ロック解除の状態のいかんに拘らず、前記のようなフッ
ク部材のフック係止部に対する係止、つまり開状態にあ
る開閉扉の閉止を可能にしている。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
図について説明する。図1および図2はこの発明の開閉
扉のハンドル装置の全体を示す正面図および横断面図で
あり、このハンドル装置は凹状のケース体Aと、このケ
ース体A内に回動可能かつ出没可能に収容されたカバー
体Bと、このカバー体B内に固定された取付プレートC
とを組み付けたものからなる。
【0017】これらのうち、ケース体Aは、図3および
図4に示すように、金属例えばステンレス板を絞り加工
するなどして凹状に形成したものからなり、その底部1
の中央部付近にコの字状のフック係止部2が溶接または
リベット止めなどにより立設されている。また、ケース
体Aの凹部を形成する一対の側壁3a,3aには、これ
らを貫通するように同径のパイプガイド4,4が溶接な
どにより取り付けられている。
【0018】なお、このパイプガイド4,4はそれぞれ
上端および下端にフックを有するパイプ5や図示しない
パイプ接続ジョイントなどが挿通可能となっている。ま
た、前記凹部を形成する他の側壁3b,3bの一方に
は、前記カバー体Bの回動量を規制するストッパピン6
が凹部内に向って突設されている。前記ケース体Aは周
辺に各側壁3a,3bに連続するフランジ部7を有し、
このフランジ部7には、ケース体Aを開閉扉にねじ止め
するための複数個のねじ孔8が形成されている。
【0019】ケース体Aの凹部内には、前記カバー体B
が設置されている。このカバー体Bは図5にも示すよう
に、一端部(図中、左端部)に筒状部9を有し、この筒
状部9がケース体Aのパイプガイド4,4を貫通するパ
イプ5に固定される。10は筒状部9に設けられたねじ
孔であり、このねじ孔10を通してねじ込まれたねじ
(図示しない)により、筒状部9がパイプ5に固定され
る。また、筒状部9の上方および下方に位置するパイプ
5にはそれぞれねじりばね11が装着されて、これらの
一端がケース体Aの底部1上に、他端がカバー体Bの裏
面に係止されている。従って、これらのねじりばね11
によってカバー体Bが常時開放する方向に付勢されてい
る。
【0020】また、カバー体Bの前記筒状部9に連続す
る天板部12には、キー差込口13aを持った錠前13
が取り付けられており、この錠前13のうち、天板部1
2の裏側に臨む位置に、キーの差込口にキーを差し込ん
で回動操作することにより所定の領域を回動する板状の
ロック解除部材14が取り付けられている。さらに、天
板部12の表面側には、錠前13の周囲を包むシール台
15が設けられておりこのシール台15には、錠前13
のキー差込口13aを包むように密閉および密閉解除可
能にするゴム製または合成樹脂製の防水キャップ17
が、支軸16を中心に回動操作可能に設けられている。
18はその防水キャップ17を常時閉じる方向に付勢す
るねじりばねであり、これが前記支軸16に嵌挿されて
いる。
【0021】一方、前記カバー体Bのうち筒状部9が設
けられる部位以外の周辺に、天板部12の裏側に連続す
るように側板19a,19bが設けられている。この側
板19bを貫通するようにして、コ字状のハンドル20
の各一端が、側板19aの内側面に溶接などにより固定
されている。また、このハンドル20付近の天板部12
中央には後述のプッシュボタン突出用の貫通孔21が設
けられている。対向する一対の側板19aには前記取付
プレートCをリベット固定する複数個のリベット孔22
が設けられている。
【0022】前記カバー体B内には、図6,図7および
図8に示すような取付プレートCが設けられている。こ
の取付プレートCの底板部23には、図上、上下方向に
幅の広い部分と狭い部分が設けられている。これらのう
ち幅の広い部分に立ち上がる一対の側板24a,24a
には複数個のリベット孔26が設けられ、これらに前記
カバー体Bの側板19a,19aに設けられたリベット
孔22に通されたリベット25が挿通されている。これ
により、取付プレートCがカバー体Bに一体に固定され
ている。
【0023】一方、幅の狭い部分に立ち上がる一対の側
板24b,24bには、プッシュボタン27およびフッ
ク部材28を回動自在に支承する垂直軸としての支持軸
29が架設されている。また、フック部材28はプッシ
ュボタン27に設けた切欠27a内に介在されており、
これによってプッシュボタン27の後述のロック解除操
作方向に連動可能とされている。また、プッシュボタン
27は、その肉厚内に後述のロックプレートの一部が出
入可能なスリット27bを持つ。前記支持軸29には、
一端がプッシュボタン27に係止され、他端がカバー体
Bの天板部12に係止されて、プッシュボタン27を自
己復帰付勢するねじりばね31が嵌挿されている。ま
た、この支持軸29には、一端がフック部材28に係止
され、他端がカバー体Bの天板部に係止されて、そのフ
ック部材28を自己復帰付勢するねじりばね32が嵌挿
されている。なお、プッシュボタン27の一部が図2に
示すように、カバー体Bの天板部12に設けられた貫通
孔21を通して上方へ突出している。
【0024】また、前記取付プレートCの底板部23上
面の略中央には水平軸としてのシャフト33が立設され
ており、このシャフト33にはロックプレート34が略
中央部で回転自在に支持されている。ここで、シャフト
33の先端は、カバー体Bの天板部12の裏側に隠れる
高さに設定されている。ロックプレート34は、図7に
も示すように、シャフト33に支持された平板部34a
に対して直角に屈曲するロック操作片34bと、平板部
34aに対して斜めに屈曲するロック片34cと、この
ロックプレート34を補強するように直角に屈曲する二
つの補強片34dとを有する。
【0025】そして、そのロックプレート34のロック
操作片34bは前記錠前23側のロック解除部材14付
近に対向するように臨み、ロック片34cは前記プッシ
ュボタン27の内側付近に対向するように臨んでいる。
また、ロックプレート34の一端の内側面(裏面)に
は、ピン35が突設されており、このピン35と取付プ
レートCの底板23に突設されたピン36とに、ディテ
ントスプリング37の各一端が嵌挿保持されている。こ
のディテントスプリング37はロックプレート34の回
動操作によって、このロックプレート34を二つの安定
位置に保持するように機能する。図6では、このロック
プレート34の二つの安定位置P,Qを実線と点線で示
してある。
【0026】次にかかる構成になる開閉扉のハンドル装
置を備えたロック状態の開閉扉を開放する動作について
説明する。まず、図1および図2に示すような防水キャ
ップ17を、ねじりばね18の反発力に抗して指で開
き、錠前13のキー差込口13aにキーを差し込む。続
いて、そのキーを回動操作すると、図1に示す位置にあ
る板状のロック解除部材14がキー差込口13aを中心
として時計方向に回動する。
【0027】このため、ロック解除部材14の先端部
が、図6の点線で示す位置Pにあるロックプレート34
のロック操作片34bに接触し、これをシャフト33を
中心に反時計方向に回動させる。なお、このときのロッ
ク解除部材14の回動量は錠前13の構造から一定の限
界がある。また、このときピン35,36に各一端を係
止させてあるディテントスプリング37は、1つの安定
状態から圧縮力を受けながら位置を変え、ある中立位置
を超えると自身の反発力によって伸長することで実線で
示す位置に落ち付き、ロックプレート34を図6の実線
で示すように他の安定状態に保持させる。
【0028】また、この実線で示す位置Qにおいて、ロ
ックプレート34の傾斜状のロック片34cはプッシュ
ボタン27の裏側に重なるように位置する。このとき、
錠前13のキー差込口13aに差し込まれたキーは、逆
方向に回動する(戻す)ことにより、キー差込口13a
から抜き取ることができる。逆に、前記回動したままで
はキーはキー差込口13aから抜くことはできない。
【0029】なお、ロックプレート34が点線で示す位
置Pにあるときは、プッシュボタン27の肉厚内に形成
されたスリット27a内に、図2に示すように平板部3
4aの一部が入り込んでいたロックプレート34の一部
が、実線で示す位置Qに回動したとき、図1および図6
に示すようにそのスリット27aから抜け出る。このた
め、プッシュボタン27の支持軸29を中心とする回動
が妨げられず、そのプッシュ操作が可能となる。
【0030】次に、前記開閉扉を開閉操作するために、
カバー体Bのハンドル20を手で握り、さらにこの握っ
た手の指(通常は親指)で、プッシュボタン27をねじ
りばね31の反発力に抗してプッシュ操作する。このプ
ッシュ操作によって、フック部材28もねじりばね32
の反発力に抗して連動して、支持軸29を中心に回動す
る。このため、これまでケース体A上のフック係止部2
に係合していたフック部材28は、その係合を解除す
る。この係合の解除によって、カバー体Bがケース体A
からフリーとなって、前記ハンドル20の引き込み操作
によって、カバー体Bが前記パイプガイド9を中心とし
て回動(開放)操作可能となる。
【0031】従って、このカバー体Bの回動によって、
これの筒状部9に挿通され、かつ、ねじ孔10にねじ込
まれたねじによってカバー体Bに連結されたパイプ5が
回動される。このパイプ5は開閉扉内を貫通するように
設けられ、かつ上下端部にフックを有し、これらのフッ
クがそのパイプの回動によって開閉扉の開口枠に設けら
れた嵌合孔から外れることで、開閉扉の開放操作が可能
になる。
【0032】一方、前記プッシュボタン27のプッシュ
操作の最終段階において、そのプッシュボタン27は大
きなプッシュストロークによって、遂には傾斜状の前記
ロック片に接触してこれを押し出すように作用する。こ
のため、この押し出し力を受けてロックプレート34は
シャフト33を中心に、図6において、前記とは逆の時
計方向に回動する。この動作を受けて、前記ディテント
スプリング37は前記他の安定状態から収縮した後、中
立位置を超えて再び伸長し、遂には前記一つの安定状態
に落ち着く。つまり、元の状態に戻る。
【0033】このため、ロックプレート34の平板部3
4aの一部が再びプッシュボタン27のスリット27a
に入り込み、プッシュボタン27のプッシュ操作を不可
能にする。このとき、ロックプレート34のロック操作
片34bはロック解除部材14の付近に戻り、ロック片
34cはプッシュボタン27付近から退避する。なおこ
の後は、プッシュボタンのプッシュ操作は、錠前13に
対するキー操作を行わなければ、ロック解除部材14に
よるロックプレート34の回動規制を解除できない。
【0034】こうして、開閉扉が開放された後は、作業
員は荷室に対する荷物の出し入れなどの作業を行い、こ
の作業終了後、その開閉扉を閉じる。この開閉扉の閉じ
操作は作業員が手で押すことにより行われ、続いてハン
ドル20を押し戻すことで、フック部材28の頭をフッ
ク止め2に摺接させ、このフック部材28をねじりばね
32の反発力に抗して回動させることで、さらにフック
部をフック止め2に図2に示すように係止させることが
できる。また、この操作に伴って、カバー体Bの筒状部
9に連結されているパイプ5がパイプガイド4,4内で
回動し、このパイプ5端のフックが開閉扉の開口枠に設
けられた前記嵌合孔に入り込むことで、開閉扉の閉じ状
態がロックされることになる。なお、この後は、再び錠
前13に対するキー操作がなければ、開閉扉は開かれな
い。
【0035】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば一旦開
閉扉を閉じた後は、錠前に対する特定キーの解錠操作が
なければ、開閉扉の閉じロック状態を解除できないよう
にすることで、荷室内に他人が侵入することを二重に防
止でき、これを簡単で組み付けが容易な構成によりロー
コストに実現できる。また、ロックプレートをディテン
トスプリングにより二つの安定位置に保持できるように
することで、プッシュボタンのプッシュ規制およびこの
規制解除の二つの安定状態を簡単に設定できる。さら
に、プッシュボタンに対しフック部材を独立して動作可
能とすることで、開閉扉が閉じられたときは、フック係
止部に対しフック部材を確実に係止させることができ、
これによりハンドル操作による開閉扉の開放を確実に規
制できる。
【0036】また、ロックプレートの支軸はカバー体の
裏側に収まるため、カバー体の表面からのドリルなどの
工具によるシャフトの破壊を回避でき、これによりプッ
シュボタンのロック機能が失われるのを防止できる。さ
らに、ねじりばねを用いることで、プッシュボタンのロ
ックおよびロック解除およびフック部材のフック係止部
に対する係合および係合解除を確実に行わせることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態による開閉扉のハンド
ル装置の全体を示す正面図である。
【図2】図1に示す開閉扉のハンドル装置の横断面図で
ある。
【図3】図1におけるケース体を示す正面図である。
【図4】図3に示すケース体の横断面図である。
【図5】図1におけるカバー体を示す横断面図である。
【図6】図1における取付プレートを一部破断して示す
正面図である。
【図7】図6に示す取付プレートの横断面図である。
【図8】図6に示す取付プレートの左側面図である。
【符号の説明】
A ケース体 B カバー体 C 取付プレート 2 フック係止部 5 パイプ(開閉部材) 13 錠前 14 ロック解除部材 20 ハンドル 27 プッシュボタン 28 フック部材 29 支持軸 31,32 ねじりばね 33 シャフト 34 ロックプレート 37 ディテントスプリング

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉扉に取り付けられて、一部にフック
    係止部を有する凹状のケース体と、このケース体内に回
    動可能かつ出没可能に収容されて、一端部が開閉扉の開
    閉部材に装着され、他端部にハンドルを有する逆凹状の
    カバー体と、このカバー体に取り付けられて、特定キー
    の差し込み時にのみロック解除部材を回動操作可能にす
    る錠前と、前記カバー体内に固定されて、自己復帰可能
    なプッシュボタンの支持軸が架設された取付プレート
    と、前記支持軸に自己復帰可能かつ回動自在に支持され
    て、前記プッシュボタンのロック解除操作方向に連動可
    能で、ケース体の前記フック係止部に対し嵌合自在なフ
    ック部材と、前記取付プレートにシャフトを中心に回動
    可能に支持されて、前記ロック解除部材の回動操作によ
    って、前記プッシュボタンに対するプッシュ規制を解除
    するとともに、このプッシュボタンのプッシュ操作後
    は、再び前記プッシュボタンに対するプッシュ規制を行
    うロックプレートとを備えたことを特徴とする開閉扉の
    ハンドル装置。
  2. 【請求項2】 前記プッシュボタンに対するプッシュ規
    制およびプッシュ規制の解除が、ロックプレートを二つ
    の安定位置へ付勢するディテントスプリングによって保
    持されることを特徴とする請求項1に記載の開閉扉のハ
    ンドル装置。
  3. 【請求項3】 前記フック部材が、前記ロックプレート
    によるプッシュボタンのプッシュ規制中においても、こ
    のプッシュボタンとは独立して前記フック係止部に係止
    可能とされていることを特徴とする請求項1に記載の開
    閉扉のハンドル装置。
  4. 【請求項4】 前記ロックプレートを回動可能に支持す
    るシャフトが、前記カバー体の表面には晒されないよう
    に、前記取付プレートに取り付けられていることを特徴
    とする請求項1に記載の開閉扉のハンドル装置。
  5. 【請求項5】 前記プッシュボタンおよびフック部材
    が、前記支持軸に嵌挿された各一のねじりばねの一端に
    係止されて、自己復帰可能とされていることを特徴とす
    る請求項1に記載の開閉扉のハンドル装置。
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