JPH0712574Y2 - 扉用ロックハンドル装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は保冷車の冷蔵・冷凍コンテナー等の扉に装備さ
れ、扉をコンテナー本体等の固定枠体に対し係止施錠す
るのに使用される扉用ロックハンドル装置に関するもの
である。

［従来の技術］ 従来のコンテナー扉用ロックハンドル装置では、扉の正
面側に固着した基板に軸受板部を突設し、該軸受板部に
ハンドルの基端部を枢軸によって枢着し、該枢軸に連結
したロック軸を扉の正面側に突設した案内金具に挿通
し、コンテナー本体側の受金に係合する掛金を該ロック
軸の先端部に設け、ハンドルを該枢軸を中心に引張り回
転させることによって、該受金から掛金を離脱させて、
コンテナー本体に対する扉の係止施錠を解除する。

しかしながら、この扉用ロックハンドル装置では、ハン
ドルとロック軸及び案内金具がいずれも扉の正面側に突
出配置されているため、コンテナーの外観をすっきりし
たデザインに仕上げることができないだけでなく、ロッ
ク軸が扉開放時に他物体と衝突して歪曲変形したときに
は、ハンドルの引張り回転操作が円滑に行なえなくなる
難点がある。

また、この扉用ロックハンドル装置では、扉をコンテナ
ー本体に対し係止施錠した後、荷物の盗難を防止するた
め、基板に突設した錠止板部をハンドルの先端部の長孔
に嵌挿し、ハンドルより突出した錠止板部の透孔に南京
錠のフック棒を挿通して、ハンドルを基板に施錠するよ
うになっている。

そのため、コンテナー本体内で作業中に誤って外部から
扉が閉鎖施錠され、南京錠がハンドルに掛けられたとき
には、閉じ込められた作業員は自力では扉を解錠開放し
て脱出することができず、そのまま放置されたときには
凍死や窒息死する危険性がある。

［考案が解決しようとする課題］ 従って本考案の目的は、コンテナーの扉正面を簡約化さ
れてすっきりしたデザインに形成することができると共
に、ロック軸の歪曲変形による作動不良が発生しない扉
用ロックハンドル装置を提供することである。

更に本考案の目的は、扉を固定枠体に対して係止施錠し
た後、盗難防止のためにハンドルをケースに対して堅固
に施錠できると共に、ハンドルの施錠状態においても閉
じ込められた者が内側から的確に解錠操作して脱出する
ことができる扉用ロックハンドル装置を提供することで
ある。

［課題を解決するための手段］ 以下、添付図面中の参照符号を用いて説明すると、本考
案のコンテナー扉ロックハンドル装置では、扉１に埋込
み固着されるケース２にハンドル３の基端部3aを枢軸４
によって枢着し、枢軸４に連動するロック軸５を扉１の
内部に埋込み配置し、該ロック軸５に固定枠体６側の受
金７と係脱する掛金８を設ける。ケース２の底壁板９に
突設した受軸10に先端フック部12が係脱するラッチレバ
ー11を、枢軸13によってハンドル３に枢着し、バネ14に
よってラッチレバー11を受軸10から離脱する方向に回転
付勢する。

先端爪部17がラッチレバー11の側面肩部15に係脱するト
リガーレバー16を、枢軸13と平行な枢軸18によってハン
ドル３に枢着し、バネ19によってトリガーレバー16をラ
ッチレバー11に係合する方向に回転付勢する。ラッチレ
バー11の先端フック部12が受軸10から離脱したとき、該
側面肩部15に係合する停止突起20をトリガーレバー16に
設ける。

中間腹部26がトリガーレバー16の受動端部24を押圧する
操作レバー25を前記枢軸18によってハンドル３に枢着す
る。操作レバー25の先端部背面27がハンドル３の先端部
3cの受止め部28に当接する方向に操作レバー25をバネ29
によって回転付勢する。前記ラッチレバー11とトリガー
レバー16と操作レバー25をいずれもハンドル３の背面凹
部40内に収容する。

ハンドル３の先端部3cに錠前ユニット30を設け、錠前ユ
ニット30のロータ31の後端部に錠止板34を固着し、ロー
タ31の鍵孔32に挿入した鍵33を施錠位置に回したとき、
操作レバー25の先端部正面36に係合する制止突起35を錠
止板34に設け、ハンドル３をバネ41によってケース２内
に没入する方向に回転付勢する。

請求項（２）の扉用ロックハンドル装置では、ケースの
底壁板９に透孔21を設け、該透孔21からケース２内に挿
入され、先端部23でトリガーレバー16の受動端部24をハ
ンドル３の主体部分3bの背面3dに向かって押して、トリ
ガーレバー16を先端爪部17がラッチレバー11の側面肩部
15から離脱する方向に回転させる内側操作棒22を扉１の
内側に設ける。

［作用］ ケース２の空所に手を差込んで、ハンドル３の主体部分
3bと操作レバー25を一緒に握り、バネ29の付勢に抗して
操作レバー25をハンドル３の主体部分3b側に引付ける
と、操作レバー25の中間腹部26によってトリガーレバー
16の受動端部24がハンドル主体部分3bの背面3dに向かっ
て押されるため、バネ19の付勢に抗してトリガーレバー
16が枢軸18を中心に回転し、先端爪部17がラッチレバー
11の側面肩部15から離脱する。

そのため、トリガーレバー16による拘束を解かれたラッ
チレバー11は、バネ14の付勢によって枢軸13を中心に回
転する。側面肩部15がトリガーレバー16の停止突起20に
係合したとき、ラッチレバー11の回転が阻止され、ラッ
チレバー11とトリガーレバー16は当該回転位置に保持さ
れる。

このラッチレバー11の回転途中において、底壁板９の受
軸10からラッチレバー11の先端フック部12が離脱するこ
とによって、ケース２に対するハンドル３の係止施錠が
解除される。そこで、バネ41の付勢に抗して枢軸４を中
心にハンドル３をケース２から引出し回転させると、枢
軸４と一体にロック軸５が回転する。

このロック軸５の回転によって掛金８が固定枠体６側の
受金７から離脱するため、固定枠体６に対する扉１の係
止施錠が解除され、第９図に示したようにハンドル３の
主体部分3bを更に引出すことによって扉１が開放操作さ
れる。ハンドル３から手を離すと、ハンドル３はバネ41
の付勢によってケース２内に向って復帰回転する。

荷物の搬出入作業の終了後、扉１を閉鎖してハンドル３
の全体をケース２内に押込むと、先端フック部12の受動
縁面12aが受軸10に当接するため、ラッチレバー11はバ
ネ14の付勢に抗して回転し、先端フック部12が受軸10に
深く係合することによって、ハンドル３をケース２に対
して再び係止施錠する。

このラッチレバー11の回転に追随して、トリガーレバー
16がバネ19の付勢によって回転することによって、トリ
ガーレバー16の停止突起20がラッチレバー11の側面肩部
15から離脱し、トリガーレバー16の先端爪部17が該側面
肩部15に係合する。この側面肩部15と先端爪部17の係合
によって、ラッチレバー11は当該施錠位置に拘束され
る。

扉１を固定枠体６に係止施錠した後、ハンドル３を施錠
するときには、錠前ユニット30のロータ31の鍵孔32に鍵
33を挿入し、ロータ31を施錠方向に回して錠止板34の制
止突起35を、操作レバー25の先端部正面36の前側に移動
させる。この制止突起35と操作レバー25の係合によっ
て、ハンドル３はケース２に堅固に錠止され、鍵33が存
在しなければ、扉３の外側からはハンドル３を操作する
ことができなくなる。

作業員が固定枠体６内に閉じ込められ、上記のようにハ
ンドル３が錠前ユニット30と錠止板34によって施錠され
た場合には、当該作業員はケース２の底壁板９の透孔21
から内側操作棒22を挿入し、内側操作棒22の先端部23で
トリガーレバー16の受動端部24を直接押せばよい。

この内側操作棒22の押込み操作によって、トリガーレバ
ー16がバネ19の付勢に抗して枢軸18を中心に回転するた
め、トリガーレバー16の先端爪部17がラッチレバー11の
側面肩部15から離脱し、トリガーレバー16によるラッチ
レバー11の拘束が解除される。

そのため、ラッチレバー11がバネ14の付勢によって回転
し、先端フック部12が受軸10から離脱して、ケース２に
対するハンドル３の拘束も解除される。ここで、内側操
作棒22を更に押してトリガーレバー16の受動端部24でハ
ンドル３の主体部分3bの背面3dを押すと、該主体部分3b
がケース２から押出され、ロック軸５が解錠方向に回転
する。

このロック軸５の回転によって掛金８が受金７から離脱
するため、固定枠体６に対する扉１の係止施錠が解除さ
れ、閉じ込められた作業員は直ちに扉１を内側から押し
開いて脱出する。

［実施例］ 図示の実施例では、箱型のケース２は扉１の横長開口部
42の嵌合され、前端鍔部43を扉１の正面に当接してお
り、ケース２には化粧カバー44が嵌合されている。ケー
ス２と化粧カバー44は前端鍔部43の透孔45を通るビス46
によって扉１に締付け固着されている。

枢軸４の基端部は、ハンドル３の基端部3aに一体に成型
した受筒部47に回転不能に嵌挿され、横断孔49,50を通
るビス48によって受筒部47からの抜脱を阻止されてい
る。枢軸４の他端部は、ケース２の側壁板51に設けた軸
孔52に挿通されている。

ロック軸５は適当な継手部材を介して又は直接枢軸４の
先端部に連結され、扉１の内部に挿通されるか、扉１の
背面側に露出して配置されている。必要に応じてロック
軸５は案内金具53に挿通される。ロック軸５の先端部は
扉１の縁枠材54の内側に配置され、掛金８は該先端部に
嵌合固着されている。受金７は、コンテナー本体６の正
面側にビス留めや溶接によって固着されるが、扉１の閉
鎖時には縁枠材54の背面側に隠蔽される。

受軸10は底壁板９に突設した一対の軸受部55,55に架設
されている。ラッチレバー11の枢軸13とトリガーレバー
16及び操作レバー25の枢軸18は背面凹部40の両側壁部5
6,56に打込み固着されている。片方の側壁部56にはバネ
受ピン58を突設してある。

捻りコイルバネで構成した付勢用バネ14のコイル部は枢
軸13に嵌合され、一方の直線端部がラッチレバー11の張
出し端部57に係合し、他方の直線端部が前記バネ受ピン
58に係合している。捻りコイルバネで構成した付勢用バ
ネ19のコイル部は枢軸18に嵌合され、一方の直線端部が
先端爪部17の側面に係合し、他方の直線端部が前記バネ
受ピン58に係合している。

捻りコイルバネで構成した付勢用バネ29のコイル部は、
操作レバーの中間側壁部に打込み固着した支持ピン39に
嵌合され、一方の直線端部が操作レバーの背面に当接
し、他方の直線端部がハンドル３の背面3dに当接してい
る。

ケース２の底壁板９の背面側には、透孔21と同軸に案内
盤59が設けられている。緊急時に内側操作棒22を探すこ
となく直ちに使用できるように、内側操作棒22は案内盤
59の中央孔60に常時挿通して置くのが望ましい。また、
冷気の逸出防止のため、案内盤59の全体を円錐筒型蛇腹
体61で包囲し、蛇腹体61の先端部を内側操作棒22に気密
に取付けるのが望ましい。

蛇腹体61内には復帰付勢用の圧縮コイルバネを収容する
ことができる。尚、コンテナー本体６に庫内灯が完備さ
れており、内側操作棒22の所在を直ちに確認できるとき
には、内側操作棒22は常時は案内盤59から取外して置く
こともできる。

巻締めコイルバネで構成された付勢用バネ41の一方の端
部は、ケース２の底壁板９に突設したバネ支持部62に引
掛けられ、バネ41の他方の端部は前記連結用ビス48に引
掛けられている。

ケース２の底壁板９には、ハンドル３の基端部3aの前面
が当接する緩衝ゴム体63と、ハンドル３の先端部3cの背
面蓋板38が当接する緩衝ゴム体64を固着してある。前記
受止め部28は、該背面蓋板38に突設されている。

錠前ユニット30の内部の錠機構としては、ディスクタン
ブラ錠機構や半径方向ピンタンブラ錠機構、軸方向ピン
タンブラ錠機構などを適宜に選択して使用することがで
きる。前記錠止板34はビス37によって、錠前ユニット30
のロータ31に固着されている。

ケース２の底壁板９には、透孔21を形成するべき部分9a
に円形溝線9bを設けてある。そのため、当該部分9aを脆
弱な該溝線9bにて破断することによって、内側解錠機能
付きの扉用ロックハンドル装置が簡単に構成される。

［考案の効果］ 以上のように本考案の請求（１）に記載の扉用ロックハ
ンドル装置では、扉１に埋込み固着されるケース２にハ
ンドル３の基端部3aを枢軸４によって枢着し、該枢軸４
に連動するロック軸５を扉１の内部に埋込み配置し、固
定枠体６側の受金７と係脱する掛金８を該ロック軸５に
設け、ケース２の底壁板９に突設した受軸10と先端フッ
ク部12が係脱するラッチレバー11を枢軸13によってハン
ドル３に枢着し、先端爪部17がラッチレバー11の側面肩
部15に係脱するトリガーレバー16を枢軸18によってハン
ドル３に枢着し、中間腹部26がトリガーレバー16の受動
端部24を押圧する操作レバー25を前記枢軸18によってハ
ンドル３に枢着し、前記ラチレバー11とトリガーレバー
16と操作レバー25をいずれもハンドル３の背面凹部40内
に収容したので、コンテナー等の扉１の正面を簡約化さ
れてすっきりとしたデザインに仕上げることができ、ま
た、ロック軸５が扉１の開放時に他物体と衝突する事態
があり得ないので、ロック軸５の歪曲変形による作動不
良が発生することがなく、常に円滑に作動する。

本考案の請求項（２）に記載の扉用ロックハンドル装置
では、ハンドル３の先端部3cの正面部に錠前ユニット30
を設け、該錠前ユニット30のロータ31の後端部に錠止板
34を固着してあるので、扉１を固定枠体６に対して係止
施錠した後、ロータ31の鍵孔32に鍵33を挿入して錠止板
34を施錠位置に回し、錠止板34の制止突起35を操作レバ
ー25の先端部正面36に係合させることによって、ハンド
ル３をケース２に対して堅固に錠止することができ、こ
れによって荷物の盗難を的確の防止することができる。

また、固定枠体６内に閉じ込められ、ハンドル３を錠前
ユニット30と錠止板34によって施錠されてしまった場合
には、底壁板９の透孔21から挿入した内側操作棒22でト
リガーレバー16の受動端部24を押すことによって、トリ
ガーレバー16によるラッチレバー11の拘束が解除され、
ラッチレバー11の先端フック部12が受軸10から離脱する
ため、内側操作棒22を更に押すことによって、ハンドル
３とロック軸５を解錠方向に回転操作することができ、
閉じ込められた者は扉１を独力で解錠開放して即時に脱
出することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例に係る扉用ロックハンドル装
置を取付けたコンテナーの施錠状態の要部正面図であ
り、第２図は第１図のＣ−Ｃ線断面図である。 第３図は該扉用ロックハンドル装置の施錠状態の正面図
であり、第４図は同扉用ロックハンドル装置の背面図で
あり、第５図は同扉用ロックハンドル装置の底面図であ
り、第６図は同扉用ロックハンドル装置の右側面図であ
る。 第７図は第３図のＡ−Ａ線断面図であり、第８図は第３
図のＢ−Ｂ線断面図である。第９図は前記扉用ロックハ
ンドル装置の解錠状態の縦断面図である。 第10図は前記扉用ロックハンドル装置のケースの底壁に
透孔を設け、内側操作棒を装備したときの縦断面図であ
る。 １……扉、２……ケース、３……ハンドル、3a……基端
部、3b……主体部分、3c……先端部、3d……背面、４…
…枢軸、５……ロック軸、６……コンテナー本体、７…
…受金、８……掛金、９……底壁板、9a……透孔の形成
予定部分、9b……円形溝線、10……受軸、11……ラッチ
レバー、12……先端フック部、12a……受動縁面、13…
…枢軸、14……付勢用バネ、14a,14b……直線端部、15
……側面肩部、16……トリガーレバー、17……先端爪
部、18……枢軸、19……付勢用バネ、20……停止突起、
21……透孔、22……内側操作棒、23……先端部、24……
受動端部、25……操作レバー、26……中間腹部、27……
操作レバーの先端部背面、28……受止め部、29……付勢
用バネ、30……錠前ユニット、31……ロータ、32……鍵
孔、33……鍵、34……錠止板、35……制止突起、36……
操作レバーの先端部正面、37……固着用ビス、38……背
面蓋板、39……バネ支持ピン、40……操作レバーの背面
凹部、41……付勢用バネ、42……横長開口部、43……前
端鍔部、44……化粧カバー、45……透孔、46……固着用
ビス、47……受筒部、48……連結用ビス、49,50……横
断孔、51……側壁板、52……軸孔、53……案内金具、54
……縁枠材、55……軸受部、56……側壁部、57……張出
し端部、58……バネ受ピン、59……案内盤、60……中央
孔、61……蛇腹体、62……バネ支持部、63……緩衝ゴム
体、64……緩衝ゴム体

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】扉１に埋込み固着されるケース２にハンド
   ル３の基端部3aを枢軸４によって枢着し、枢軸４に連動
   するロック軸５を扉１の内部に埋込み配置し、該ロック
   軸５に固定枠体６側の受金７と係脱する掛金８を設け、
   ケース２の底壁板９に突設した受軸10と先端フック部12
   が係脱するラッチレバー11を、枢軸13によってハンドル
   ３に枢着し、バネ14によってラッチレバー11を受軸10か
   ら離脱する方向に回転付勢し、先端爪部17がラッチレバ
   ー11の側面肩部15に係脱するトリガーレバー16を、枢軸
   13と平行な枢軸18によってハンドル３に枢着し、バネ19
   によってトリガーレバー16をラッチレバー11に係合する
   方向に回転付勢し、ラッチレバー11の先端フック部12が
   受軸10から離脱したとき、該側面肩部15に係合する停止
   突起20をトリガーレバー16に設け、中間腹部26がトリガ
   ーレバー16の受動端部24を押圧する操作レバー25を前記
   枢軸18によってハンドル３に枢着し、操作レバー25の先
   端部背面27がハンドル３の先端部3cの受止め部28に当接
   する方向に操作レバー25をバネ29によって回転付勢し、
   前記ラッチレバー11とトリガーレバー16と操作レバー25
   をいずれもハンドル３の背面凹部40内に収容し、ハンド
   ル３の先端部3cに錠前ユニット30を設け、錠前ユニット
   30のロータ31の後端部に錠止板34を固着し、ロータ31の
   鍵孔32に挿入した鍵33を施錠位置に回したとき、操作レ
   バー25の先端部正面36に係合する制止突起35を錠止板34
   に設け、ハンドル３をバネ41によってケース２内に没入
   する方向に回転付勢した扉用ロックハンドル装置。
2. 【請求項２】扉１に固着されるケース２にハンドル３の
   基端部3aを枢軸４によって枢着し、枢軸４に連動するロ
   ック軸５に固定枠体６側の受金７と係脱する掛金８を設
   け、ケース２の底壁板９に突設した受軸10と先端フック
   部12が係脱するラッチレバー11を、枢軸13によってハン
   ドル３に枢着し、バネ14によってラッチレバー11を受軸
   10から離脱する方向に回転付勢し、先端爪部17がラッチ
   レバー11の側面肩部15に係脱するトリガーレバー16を、
   枢軸13と平行な枢軸18によってハンドル３に枢着し、バ
   ネ19によってトリガーレバー16をラッチレバー11に係合
   する方向に回転付勢し、ラッチレバー11の先端フック部
   12が受軸10から離脱したとき、該側面肩部15に係合する
   停止突起20をトリガーレバー16に設け、中間腹部26がト
   リガーレバー16の受動端部24を押圧する操作レバー25を
   前記枢軸18によってハンドル３に枢着し、操作レバー25
   の先端部背面27がハンドル３の先端部3cの受止め部28に
   当接する方向に操作レバー25をバネ29によって回転付勢
   し、ハンドル３の先端部3cに錠前ユニット30を設け、錠
   前ユニット30のロータ31の後端部に錠止板34を固着し、
   ロータ31の鍵孔32に挿入した鍵33を施錠位置に回したと
   き、操作レバー25の先端部正面36に係合する制止突起35
   を錠止板34に設け、ハンドル３をバネ41によってケース
   ２内に没入する方向に回転付勢し、ケース２の底壁板９
   に透孔21を設け、該透孔21からケース２内に挿入され、
   先端部23でトリガーレバー16の受動端部24をハンドル３
   の主体部分3bの背面3dに向かって押して、トリガーレバ
   ー16を先端爪部17がラッチレバー11の側面肩部15から離
   脱する方向に回転させる内側操作棒22を扉１の内側に設
   けた扉用ロックハンドル装置。