JPH08164132A - 動画像保管観察システム及びこのシステムを搭載したx線診断装置 - Google Patents

動画像保管観察システム及びこのシステムを搭載したx線診断装置

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JPH08164132A
JPH08164132A JP6310745A JP31074594A JPH08164132A JP H08164132 A JPH08164132 A JP H08164132A JP 6310745 A JP6310745 A JP 6310745A JP 31074594 A JP31074594 A JP 31074594A JP H08164132 A JPH08164132 A JP H08164132A
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JP6310745A
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Hiroshi Asahina
宏 朝比奈
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】記録媒体の消費量を抑制でき、且つ、その記録
媒体の動画像データ及びその所見データの再生時におけ
るオペレータの作業能率を向上させることができる動画
像保管観察システム及びこのシステムを搭載したX線診
断装置を提供する。 【構成】X線診断装置は動画像データを生成する生成部
1と、全体動作を総括する制御部2と、オペレータが所
見データの入力操作等を行うコンソール部3とを備え
る。制御部2及びコンソール部3に動画像保管観察シス
テムを一体に搭載する。制御部2は主制御部8を要部構
成とし、その主制御部8のCPU8aの処理により、テ
ープ記録時に、VTR16bのテープT2の走行方向に
沿う画像領域に動画像データを記録させると共に、その
走行方向における動画像データを挟む記録領域に所見デ
ータを記録させる。また、テープ再生時に、CPU8a
の処理により、所見データを動画像データの再生時期に
合わせて出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、動画像保管観察シス
テム及びこのシステムを搭載したX線診断装置に係り、
とくに動画像及びその診断所見を含む付帯情報の記録及
び再生に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、被検体の循環器系(心臓血管
等)に関する診断には、X線診断装置による動画像デー
タを使用することが多い。このX線診断装置は、被検体
を挟む位置に対向配置されるX線管及びイメージインテ
ンシファイア(以下、略して「II」と呼ぶ)を備えた
構成で、X線管から被検体に向けて連続的にX線を曝射
しながら、その被検体を透過するX線をIIにて可視光
に変換するようになっている。この可視光としてのX線
動画像データを記録する手段としては、通常、X線フィ
ルム等を使用するアナログ記録手段と、半導体メモリ又
は磁気ディスク等の記録媒体等を使用するデジタル記録
手段とがある。
【0003】前者を採用するX線診断装置は、IIから
の動画像データを反映した可視光をX線フィルムにて撮
像し、診断の際に、そのX線フィルムを現像して、専用
プロジェクタで投影するようになっている。現在、この
アナログ記録手段によるX線診断法が多く利用されてい
る。
【0004】一方、後者を採用するX線診断装置(以
下、「デジタルX線診断装置」)は、デジタル画像技術
の進歩に伴って、近年、特に利用されるようになってき
た。このデジタルX線診断装置は、IIからの動画像デ
ータを反映した可視光をTVカメラにて撮像し、デジタ
ル信号に変換して、半導体メモリ又は磁気ディスク等の
大容量の記録媒体に発生順に順次記録するようになって
いる。ここで、記録媒体の記憶容量には限度があるの
で、長期間にわたって動画像データを保存する必要があ
る場合には、上記記録媒体に加えて、コンピュータ情報
機器分野の磁気テープ装置、光磁気ディスク装置等の別
途の取り外し可能な記録媒体を利用する。さらに、動画
像をより一層高速に保存する必要がある場合には、映像
放送機器分野の、いわゆるデジタルVTR(ビデオテー
プレコーダ)を利用している。
【0005】例えば、デジタルVTRを記録媒体として
利用するデジタルX線診断装置は、所定の画像処理を施
した動画像データに例えば患者氏名、IDコード、検査
履歴等の付帯情報である文字データをスーパーインポー
ズ(重ね書き)してデジタルVTRに記録する。診断時
には、デジタルVTRからの動画像データと共に、スー
パーインポーズされた文字データがモニタに再生され
る。
【0006】また、上記デジタルVTRの画像処理能力
(画像マトリックス、濃度階調等)が動画像データの画
質を十分に反映できない場合は、その動画像データを複
数の画像データに分割処理して記録させることがある。
この複数の分割動画像データを元の動画像データに再現
するときは、デジタルVTRからデジタルX線診断装置
の画像処理部に複数の分割動画像データを送り、その画
像処理部にて最初の記録時に行った分割処理を復元させ
ている。
【0007】上記デジタルVTRの動画像データをモニ
タの画面で観察しながら、医師による診断所見が作成さ
れる。この診断所見は、通常、文書資料としてまとめら
れ、今後の診断、治療の際の情報源となる。ここで、文
書として保管される診断所見とは別に、動画像データは
デジタルVTR用のテープに保存されるようになってい
る。
【0008】しかしながら、動画像データと診断所見と
が別々に保存されていると、その後の診断、治療の際
に、両者を揃えるのに時間と労力を要する。そこで、診
断所見を音声に変えて、その音声所見を動画像データと
共に、デジタルVTRに記録させる方法が知られてい
る。
【0009】例えば、1つの動画像データの記録時間
は、通常、数秒から数十秒の長さであるのに対し、その
動画像データに関する音声所見の記録時間は30秒から
1分を超えることが多い。この両者の記録時間のずれを
調整する方法の1つとして、例えば図19に示すよう
に、診断所見の記録開始から記録終了までの間、同じ動
画像データを繰り返し記録させる方法がある。この記録
方法により、テープ再生時には、同時に音声所見を聞き
ながら、その音声所見に関する動画像だけを繰り返し表
示させることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た動画像データ及びその音声所見の記録方法にあって
は、走行方向におけるテープ長が音声所見の記録時間に
左右されるため、動画像データを必要以上に繰り返し記
録することがあり(図19参照)、これにより、1本の
テープに記録できる動画像データの数が少なくなってし
まい、テープの消費量が多くなるといった問題があっ
た。
【0011】また、テープ再生時にオペレータの作業能
率を低下させる不都合があった。例えば、動画像データ
とその音声所見とを同期して記録させているので、複数
の動画像データをまとめた全体所見を記録できず、テー
プ再生時にはその全体所見を別途に確認する必要があっ
た。また、動画像データは走行方向に逆方向でも再生で
きるが、この逆再生時には音声所見を聞くことができな
かった。
【0012】さらに、所見作成時には、通常、動画像デ
ータの発生順、即ちテープの走行方向における記録順で
はなく、テープ操作等により診断に適した順に動画像デ
ータを選択しながら観察することが多い。従って、この
動画像データの観察順に作成した音声所見は、その観察
順ではなく元の動画像データの走行方向における記録順
に再生されるため、音声所見の聞き手(オペレータ)
は、各所見を頭の中で観察順に繋ぎ合わせるようにイメ
ージして理解しなけらばならなかった。
【0013】本発明は、上述した従来技術の問題を考慮
してなされたもので、記録媒体の消費量を抑制でき、且
つ、その記録媒体の動画像データ及びその所見データの
再生時におけるオペレータの作業能率を向上させること
ができる動画像保管観察システム及びこのシステムを搭
載したX線診断装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成させるた
め、請求項1記載の発明を要部とする動画像保管観察シ
ステムは、被検体の医用検査で発生した動画像データの
表示像を観察しながら、その動画像データに関する所見
データを付帯情報の一部として当該動画像データと共に
記録させ、この記録した動画像データ及びその所見デー
タに基づいてその動画像及び所見を出力するようにした
構成とし、上記医用検査に関するデータをシーケンシャ
ルに記憶する記録媒体と、この記録媒体の走行方向に沿
う画像領域に上記動画像データを記録させると共に当該
走行方向における動画像データを挟む記録領域に少なく
とも上記所見データを記録させる記録手段とを備えてい
る。
【0015】また、請求項7記載の発明を要部とする動
画像保管観察システムは、被検体の医用検査で発生した
動画像データの表示像を観察しながら、その動画像デー
タに関する所見データを付帯情報の一部として当該動画
像データと共に記録させ、この記録した動画像データ及
びその所見データに基づいてその動画像及び所見を出力
するようにした構成とし、上記医用検査に関するデータ
をシーケンシャルに記憶する記録媒体と、この記録媒体
の上記動画像データに対応する所見データをその動画像
データの再生時期に合わせて再生する再生手段とを備え
ている。
【0016】また、請求項12記載の発明を要部とする
動画像保管観察システムは、被検体の医用検査で発生し
た動画像データの表示像を観察しながら、その動画像デ
ータに関する所見データを付帯情報の一部として当該動
画像データと共に記録させ、この記録した動画像データ
及び所見データに基づいてその動画像及び所見を出力す
るようにした構成とし、上記動画像データ及び付帯情報
をシーケンシャルに記憶する記録媒体と、この記録媒体
の走行方向に沿う画像領域にその動画像データを記録さ
せると共に当該走行方向における当該動画像データを挟
む記録領域に少なくとも上記所見データを記録させる記
録手段と、この記録手段により記録された所見データを
上記動画像データの再生時期に合わせて再生する再生手
段とを備えている。
【0017】また、好適な態様としては、医用X線診断
装置に、上記請求項1、7又は12記載の発明を要部と
する動画像保管観察システムを搭載している。
【0018】
【作用】請求項1記載の発明を要部とする動画像保管観
察システムにあっては、記録手段により、医用検査で発
生する動画像データが記録媒体の走行方向に沿う画像領
域に記録されると共に、その動画像データに対応する少
なくとも所見データが走行方向における動画像データを
挟む記録領域に記録される。これにより、動画像再生時
には、記録媒体の走行方向の正逆に関係なく、動画像デ
ータよりも先にその所見データが読み出されるようにな
り、同じ動画像データを繰り返し記録しないでも、動画
像データに対応する所見データを動画像データの表示像
を、観察しながら確認できる。
【0019】請求項7記載の発明を要部とする動画像保
管観察システムにあっては、再生手段により、記録媒体
に保管された動画像データに対応する所見データが、そ
の動画像データの再生時期に合わせて再生される。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1〜図18に基づ
いて説明する。
【0021】この実施例は、本発明に係る動画像保管観
察システムをデジタルX線診断装置(以下、単に「X線
診断装置」)に搭載して実施したものである。
【0022】図1に示すX線診断装置は、通常のX線診
断装置を適用したものであって、被検体のX線撮影によ
る動画像データを生成する生成部1と、この生成部1か
らの動画像データの収集、画像処理、及び各種のデータ
入出力に関する全体動作を総括する制御部2と、オペレ
ータ(医師等)が動画像データの表示像観察、その診断
所見情報(以下、「所見データ」と呼ぶ)入力等の各種
操作を行うためのコンソール部3とを備えている。
【0023】生成部1は、制御部2からの所要の動作信
号を受ける撮影制御部4と、このX線撮影制御部4から
の各種の駆動信号に基づいて作動する撮影部5とを備え
ている。撮影部5には、寝台(図示しない)に載せられ
た被検体Pを挟む位置にX線管6及びイメージインテン
シファイア(以下、単に「II」と呼ぶ)7が夫々配置
されている。X線管6はX線撮影支持器(図示しない)
に保持される一方、II7には、例えばCCD(図示し
ない)等を一体に搭載したTVカメラ7aが配設されて
いる。この生成部1は、X線管5にてX線ビームXBを
被検体Pに曝射すると共に、その被検体Pを透過したX
線ビームXBをII7にて可視光に変換し、その可視光
をTVカメラ7aにて撮像して、その撮像した光学像、
即ち動画像データを反映する映像信号を制御部2に供給
するようになっている。
【0024】制御部2は、例えばマイクロコンピュータ
等を搭載した専用のプロセッサから成る構成で、そのプ
ロセッサ内に、動画像に関する各種処理を総括する主制
御部8と、この主制御部8からの指示に基づいて所要の
動作を行う、A/D変換器9、半導体メモリ10、グラ
フィックメモリ(主に後述の描画データ用)11、画像
処理部12、D/A変換器13、及びデジタルVTR用
I/F14、オーディオ用I/F15等とを備えてい
る。この制御部2は、生成部1からの映像信号をA/D
変換器9にてデジタル量に変換し、半導体メモリ10に
記録すると共に、その半導体メモリ10の動画像データ
を画像処理部12にて所要の画像処理を施し、D/A変
換器13を介してコンソール部3に出力する。また、こ
の制御部2は、コンソール部3からの動画像データに関
する各種入力データを受けて、各種処理を施し、その処
理結果を再びコンソール部3に出力する。
【0025】上記構成の内、主制御部8はCPU8a及
びその内部メモリ8b等を備えた構成で、動画像データ
の取得、画像処理、表示、及び保管等の一連の動作を所
要のプログラムに基づいて制御する。また、この主制御
部8は、内部メモリ8bの一部に、制御部2からコンソ
ール部3への動画像データ及びその付帯情報の記録再生
を制御するための動画像保管観察用のアルゴリズムAr
と、動画像データに関する各種の付帯情報等を記憶する
記憶テーブルTaとを設定している。
【0026】アルゴリズムArは、デジタルVTR(後
述)用のテープ上におけるデータ記録に関する手順(本
発明に係る記録手段の要部を成す)と、そのテープのデ
ータ再生に関する手順(本発明に係る再生手段の要部を
成す)とを備えている。前者は、テープの走行方向に沿
う画像領域の内の動画像データを挟む記録領域に付帯情
報を記録するように設定されている(図3参照)。ま
た、後者は、テープ再生時に走行方向の正逆に関係なく
動画像データよりも先に読み出される付帯情報を、その
付帯情報よりも後に読み出される動画像データの再生時
期に合わせて出力するように設定されている(図4参
照)。
【0027】記憶テーブルTaは、図2に示すように、
患者データ(氏名、患者ID、検査履歴等)、所見デー
タ等の動画像データに関する付帯情報を一時記憶するよ
うに設定されている。この付帯情報は、X線検査時、診
断時等に主にコンソール部3から入力される。特に、所
見データは、オペレータが動画像データをTVモニタ
(後述)で観察しながら作成されるもので、文字データ
又は音声データとしてコンソール部3から入力されるよ
うになっている。
【0028】コンソール部3は、動画像データ等の記録
用の2台のデジタルVTR(以下、単に「VTR」と呼
ぶ)16a、16bと、動画像データ等の画面表示用の
TVモニタ17と、所見データ等の入力用のキーボード
(文字データ用)18、マイク(音声データ用)19、
マウス(主に後述の描画データ用)20等を含む入力デ
バイス21と、所見データ等の出力用の表示端末(文字
データ用)22、スピーカ23(音声データ用)等を含
む出力デバイス24とを備えている この内、2台のVTR16a、16bの夫々は、使用目
的に応じて使い分けるように配置されている。例えば、
一方のVTR16aは、制御部2からの動画像データを
発生順にテープ(以下、「カレント用テープ」)T1に
記録させる目的で使用する一方、他方のVTR16b
は、作成された所見データを、カレント用テープT1か
らの動画像データと共にテープ(以下、「マスタ用テー
プ」)T2に記録させる目的で使用するようになってい
る。
【0029】ここで、本実施例の作用をCPU14の処
理を中心に、図3〜図5に基づいて説明する。
【0030】まず、1人の被検体Pに対して循環器系の
X線検査が実行されたとする。このX線検査において
は、X線診断装置にてX線曝射が繰り返し実行され、複
数の動画像データに関する映像信号がリアルタイムに半
導体メモリ10に動画像データとして逐次記憶される。
この動画像データは、画像処理部12等を介してTVモ
ニタ17にリアルタイムに画面表示されると共に、VT
R16aのカレント用テープT1に記録される。
【0031】次いで、カレント用テープT1の動画像デ
ータのモニタ表示像をオペレータが観察しながら、所見
データが作成される。この所見データは、入力デバイス
21から制御部2に供給される。ここで、所見データが
文字データとして入力された場合には、その文字データ
が記憶テーブルTaに一時記憶されると共に、そのデー
タ内容が表示端末22にエコーバックされる。また、所
見データが音声データとして入力された場合には、その
音声データがオーディオ用I/Fを介し記憶テーブルT
aに一時記憶される。
【0032】次いで、動画像データ及びその所見データ
を含む付帯情報のテープ記録時には、図3に示すアルゴ
リズムArに沿ったCPU8aの処理が実行される。ま
ず、ステップS1にて内部メモリ8bからVTR16b
のマスタ用テープT2への付帯情報の記録が指令され
る。次いで、ステップS2にてVTR16aのカレント
用テープT1から半導体メモリ10を介してVTR16
bのマスタ用テープへT2の動画像データの記録が指令
される。続いて、ステップS3にて、ステップ1の処理
で指令した付帯情報の記録が再度指令される。このステ
ップS1〜S3の処理を動画像データ毎に繰り返し実行
すると、VTR16bのマスタ用テープT2には、図5
に示すように、その走行方向における動画像データの記
録領域を挟む領域に、付帯情報が動画像単位で記録され
る。
【0033】次いで、上記の動画像データ及びその付帯
情報のテープ再生時には、図4に示すアルゴリズムAr
に沿ったCPU8aの処理が実行される。まず、ステッ
プS4にてVTR16bのマスタ用テープT2からの付
帯情報がデジタルVTR用I/F14を介して読み出さ
れたか否かを判断し、YES(付帯情報読み出し)の判
断を待って、ステップS5にてその付帯情報を記憶テー
ブルTa内に一時記憶する。
【0034】次いで、ステップS6にて動画像データの
再生を開始したか否かを判断し、YES(再生開始)の
判断を待って、ステップS7の処理に移行する。ここ
で、VTR16bのマスタ用テープT2から読み出され
た動画像データが制御部2を介してTVモニタ17に画
面表示されると、ステップS7にて記憶テーブルTaの
所見データを出力デバイス24に出力する。
【0035】次いで、ステップS8にて動画像データの
再生が終了した否かを判断し、NOの場合はステップS
7、S8の処理を繰り返す。従って、オペレータは、動
画像データがTVモニタ17に再生されている間、その
所見データの内容を表示端末22を見ることにより又は
スピーカ23から聞くことにより確認できる。一方、上
記ステップS8でYES(動画像の再生終了)と判断し
た場合は、ステップS9にて所見データの出力を終了す
る。
【0036】上記ステップS4〜S9の処理が動画像単
位に繰り返し実行されると、オペレータはTVモニタの
動画像を見ながら、同時にその動画像に関する所見内容
だけを正確に確認することができる。
【0037】従って、本実施例ではテープの動画像の前
後に同じ付帯情報を記録する構成としたため、例えば所
見データが音声データであっても、動画像データを繰り
返し記録する事態を回避でき、これにより、1本のテー
プに保存する動画像データの記録数を増加でき、テープ
の消費量を大幅に抑制できる。また、VTRのテープが
逆再生されても、常に動画像データよりも所見データが
先に読み出されるため、その所見データを、動画像デー
タの再生時期に合わせて出力することができる。あるい
は、動画像データの再生とは関係なく、所見データのみ
を独立して再生することも可能となる。
【0038】(第1応用例)本実施例の第1応用例を図
6〜図8に基づいて説明する。この応用例は患者毎に複
数の動画像を取得するX線検査について実施したもので
ある。一般のX線検査においては、診断上、1人の患者
に対して複数の動画像を収集することがある。従って、
このX線検査に使用するX線診断装置は、記憶容量の大
きい半導体メモリを搭載して、この半導体メモリに1人
の患者にて発生する複数の動画像を逐次記憶しながら各
種処理を施すようになっている。
【0039】この応用例に係るX線診断装置は、上記実
施例の構成に比べると、内部メモリ8bに設定した記憶
テーブルTa及びアルゴリズムArを一部変更してい
る。
【0040】記憶テーブルTaは、上記所見データに加
え、動画像対応情報(以下、単に「対応データ」を新た
に付帯情報として一時記憶するように設定されている。
例えば、この対応データは、図6に示すように、CPU
8aが動画像データと所見データとの対応関係を認識で
きるように設定されている。あるいは、この対応データ
は動画像データのテープ上の記録位置と所見データとの
対応関係を認識できるように設定してもよい。
【0041】アルゴリズムArは、上記実施例の動画像
単位の記録手順に加え、図7に示すように、一連の複数
の動画像データの全記録領域を挟む最前部及び最後部の
夫々に付帯情報を患者単位に記録するように新たに設定
されている。
【0042】ここで、第1応用例の動作を説明する。ま
ず、所見作成時には、オペレータがカレント用テープT
1に予め記録された複数の動画像データを観察しなが
ら、動画像単位に所見データを作成する。この動画像デ
ータを観察した後に、さらに患者に関する総合的な全体
所見データを患者単位に作成する。全体所見データを含
む所見データは、入力デバイス21に入力され、記憶テ
ーブル8bに一時記憶される。このとき、所見データと
動画像データの対応関係を示す対応データも一時記憶さ
れる。
【0043】次いで、テープ記録時には、CPU8aの
テープ記録に関する処理により、カレント用テープT1
から半導体メモリ10に供給される動画像データと、記
憶テーブルTaの付帯情報とが、デジタルVTR用I/
F14を介してVTR16bのマスタ用テープT2に記
録される。このとき、マスタ用テープT2には、その走
行方向における1人の患者に関する複数の動画像データ
の全記録領域を挟む領域に、付帯情報が患者単位で記録
される(図7参照)。
【0044】次いで、テープ再生時には、図8に示すア
ルゴリズムArに沿ったCPU8aの処理が実行され
る。まず、ステップS10にてVTR16bからの付帯
情報の読み出しを開始し、その付帯情報を記憶テーブル
Taに一時記憶する。
【0045】次いで、ステップS11にて付帯情報の中
に全体所見データがあるか否かを判断し、YES(デー
タあり)の場合は、ステップ12にて表示端末22への
全体所見データの出力を開始し、ステップS13に移行
する。上記ステップでNOと判断されると、ステップS
13にて動画像データの再生を開始する。
【0046】次いで、ステップS14にて動画像データ
の再生が終了したか否かを判断し、NO(再生中)と判
断されると、ステップS15にて対応データを参照し
て、所見データを出力デバイス24に出力する。一方、
上記ステップS14でYES(再生終了)と判断される
と、ステップS18に移行して、全体所見データが出力
中であればその出力を終了する。
【0047】次いで、ステップS16にて再生中の動画
像データが未だ同一動画像であるか否かを判断し、NO
(同一動画像でない)の判断を待って、ステップS17
にて所見データの出力を終了し、ステップS14〜S1
7の処理を繰り返す。
【0048】上記処理により、オペレータは複数の動画
像データのモニタ表示を見ながら、その所見データを動
画像単位に確認できると共に、患者単位の全体所見デー
タも同時に確認することができる。
【0049】(第2応用例)本実施例の第2応用例を図
9及び図10に基づいて説明する。この応用例は、所見
データのリスト(一覧表)を表示して、そのリストの中
から所見データを選択し、その選択された所見データに
対応する動画像データを再生させるものである。
【0050】この応用例に係るX線診断装置は、上記第
1応用例の構成と比べ、内部メモリ8bに設定した記憶
テーブルTa及びアルゴリズムArを一部変更してい
る。
【0051】記憶テーブルTaは、上記第1応用例の対
応データに加え、図9に示すように、所見データに関す
るリストデータを新たに付帯情報として一時記憶するよ
うに設定されている。
【0052】アルゴリズムArは、上記実施例及びその
第1応用例における動画像又は患者単位の記録手順によ
り、マスタ用テープT2に記録された動画像データ及び
その付帯情報を再生する際、リストデータの中から選択
指示された所見データを、その所見データに対応する動
画像データの再生に合わせて出力するように設定されて
いる。
【0053】ここで、第2応用例の動作を説明する。最
初に、動画像データ及びその付帯情報が、上記と同じC
PU8aの処理によりVTR16bのマスタ用テープT
2に記録されたとする。次いで、テープ再生時には、図
10に示すアルゴリズムArに沿ったCPU8aの処理
が実行される。
【0054】まず、ステップS20にてVTR16bか
ら付帯情報が読み出され、記憶テーブルTaに一時記憶
される。次いで、ステップS21にて記憶テーブルTa
を参照してリストデータを作成し、S22にてそのリス
トデータを表示端末(又はTVモニタ)に表示する。こ
こで、マスタ用テープT2に予め作成したリストデータ
を記録しているときは、ステップS21の処理を省略し
てもよい。
【0055】次いで、ステップS23にて全体の操作を
終了するか否かを判断し、NO(終了しない)の場合
は、ステップS24にてオペレータによる選択指示の有
無を判断し、NOの場合は、ステップS23及びS24
の処理を繰り返す。一方、上記ステップS23にてYE
S(全体操作終了)と判断されると、テープ再生の処理
を終了する。
【0056】上記ステップS24でYES(選択指示あ
り)と判断されると、ステップS25にて付帯情報の中
の対応データを参照して、指示された所見データに対応
する動画像データを識別し、ステップS26にてVTR
16bに対し、識別した動画像データの頭出しを指令す
る。次いで、ステップS27にて、頭出しされた動画像
データの再生を開始し、ステップS28にて、動画像デ
ータの再生時期に合わせて所見データを出力する。
【0057】次いで、ステップS29にて、動画像デー
タの再生が終了したか否かを判断し、YES(再生終
了)の判断を待って、ステップS30にて所見データの
出力を終了し、ステップS23に戻り、上記処理を繰り
返す。
【0058】以上の処理により、オペレータは所望の動
画像データをリストを見ながら容易に検索でき、その検
索した所見データに対応する動画像データのみをその所
見データと共に確認することができ、これにより、効率
良く診断できる。
【0059】(第3応用例)本実施例の第3応用例を図
11〜図14に基づいて説明する。一般に、所見作成時
には、カレント用テープに発生順に記録された動画像デ
ータを、その発生順ではなく、診断に適した順番(例え
ば、オペレータの経験等に基づく優先度の高い順)とな
るようにテープ早送り、巻き戻し等のテープ操作を繰り
返し実施しながら観察することが多い。従って、この応
用例は、所見作成時の観察手順をテープ再生時にもその
まま再現させるものである。
【0060】この応用例に係るX線診断装置は、上記第
1応用例に比べると、内部メモリ8bに設定した記憶テ
ーブルTa及びアルゴリズムArを一部変更している。
【0061】記憶テーブルTaは、上記第1応用例の対
応データに加え、図11に示すように、動画像再生手順
情報(以下、単に「手順データ」)を新たに付帯情報と
して一時記憶するように設定されている。
【0062】アルゴリズムArは、上記実施例及びその
第1応用例における動画像又は患者単位の記録手順に加
え、手順データを登録、記録するように設定されてい
る。また、再生手順は、付帯情報の内の手順データを参
照しながら、動画像データ及びその付帯情報を再生する
ように設定されている。
【0063】ここで、第3応用例の動作を説明する。ま
ず、所見作成時には、図12に示すアルゴリズムArに
沿ったCPU8aの処理が実行される。最初に、ステッ
プS31にてCPUの図示しないカウンタiの値をi=
1に初期設定する。
【0064】次いで、ステップS32にてオペレータに
よる所見データの作成が終了したか否かを判断する。こ
こで、最初の所見データを作成するときは、同ステップ
S32でNOと判断されてS33の処理に移行する。ま
た、2回目以降の所見データを作成するときは、同ステ
ップS32でいずれの判断も可能となり、NO(作成
中)の場合は、上記最初と同様にステップS33に移行
する。一方、YESの場合(作成終了)は、ステップS
43に移行して、オペレータにより作成された全体所見
データの記憶テーブルTaへの登録を待ってから、ステ
ップS44にて動画像データと共に、記憶テーブルTa
に手順データとして登録された所見データ(全体所見デ
ータを含む)を含む付帯情報が、上記実施例又は第1応
用例と同様のテープ記録時の処理により、例えば図13
(a)に示すように、VTR16bのマスタ用テープT
2に記録される。
【0065】次いで、ステップS33にて新たな所見デ
ータの作成開始であるか否かを判断する。ここで、最初
の所見データは、新たな所見データには該当しないの
で、同ステップS33でNOと判断されてステップS3
6に移行する。また、2回目以降の所見データは、同ス
テップS32でいずれの判断も可能となり、NOの場合
は、上記最初の場合と同様にステップS36に移行し、
一方、YES(作成開始)の場合はステップS34にて
カウンタiの値を1つインクリメント(i=i+1)し
て、ステップS35にて別のカウンタjをj=1に初期
設定する。
【0066】次いで、ステップS36にて、オペレータ
のテープ操作による動画像データの選択が指示される
と、ステップS37にて、選択された動画像データが再
生される。次いで、ステップS38にて、再生された動
画像データの登録が指示されたか否かを判断し、YES
(登録する)の場合は、ステップS39にてカウンタi
の値に相当する登録番号のi番目の所見データに、カウ
ンタjの値に相当する登録番号のj番目の動画像データ
として、その画像識別番号が記憶テーブルTaに登録さ
れる。
【0067】次いで、ステップS40にてカウンタjの
値を1つインクリメント(j=j+1)し、ステップS
41にてi番目の所見データの内容を記憶テーブルTa
に登録する。続いて、ステップS42にて再生中の動画
像が未だ同一であるか否かを判断し、NO(同一でな
い)の判断を待って、ステップS32に戻り、上記処理
を繰り返す。
【0068】次に、テープ再生時には、図14に示すア
ルゴリズムArに沿ったCPU8aの処理が実行され
る。最初に、ステップS45にてマスタ用テープT2の
付帯情報を読み出し、その付帯情報を記憶テーブルTa
に一時記憶する。
【0069】次いで、ステップS46にてカウンタiの
値をi=1に初期設定し、ステップS47にて、そのカ
ウンタiの値が全診断所見数以下であるか否かを判断す
る。ここで、診断所見は少なくとも1つはあるので、1
回目の場合は同ステップS46にてYESと判断され、
ステップS48に移行する。また、2回目以降の場合
は、いずれの判断も可能であり、YESの場合はステッ
プS48に移行し、一方NOの場合は全体の処理を終了
する。
【0070】次いで、ステップS48にて、カウンタj
の値をj=1に初期設定し、ステップS49にてカウン
タjの値がi番目の所見データに登録された全動画像デ
ータ数以下であるか否かを判断する。ここで、i番目の
所見データには、少なくとも1つの動画像データが登録
されているので、i番目の1回目の場合は同ステップS
48でYESと判断されて、ステップS50に移行す
る。また、i番目の2回目以降の場合は、いずれの判断
も可能となり、YESの場合はステップS50に移行
し、一方、NOの場合はステップS56に移行し、カウ
ンタiの値を1つインクリメントして、ステップS57
にてi番目の所見データの出力を終了し、ステップS4
7に戻る。
【0071】次いで、ステップS50にてi番目の所見
データに登録されたj番目の動画像データの識別番号を
k番に設定し、ステップS51にてk番目の動画像デー
タをマスタ用テープT2の中から頭出して再生を開始す
る。
【0072】次いで、ステップS52にて所見データの
出力状態を判断し、NO(出力していない)の場合はス
テップS53にてi番目の所見データを出力し、ステッ
プS54に移行する。一方、上記ステップS52でYE
S(出力中である)と判断されると、ステップS54に
移行して、動画像データが未だ再生中であるか否かを判
断し、NO(再生終了)の判断を待ってから、ステップ
S55にてカウンタjの値を1つインクリメントし、ス
テップS49に戻り、上記処理(S47〜S55)を繰
り返す。
【0073】上記により、例えば図13(b)に示すよ
うに、所見作成時の観察手順がそのままテープ再生時に
再現されるため、オペレータは動画像データの表示像を
逐次確認しながら、診断内容を一連の流れに沿って容易
に理解でき、これにより、診断効率が大幅に向上するよ
うになる。
【0074】(第4応用例)本実施例の第4応用例を図
15及び図16に基づいて説明する。この応用例は、上
記第3応用例に加え、所見作成時にTVモニタ上の動画
像データにおける注目すべき位置(関心部位等)にマウ
ス等を操作して、その画像上に描画された矢印、文字等
の描画データ(「グラフィック情報」、「ポインティン
グ情報」等とも呼ぶ)も、そのままテープ再生時に再現
させるものである。
【0075】この応用例に係るX線診断装置は、上記第
3応用例と比べ、その構成要素の内のマウス20及びグ
ラフィックメモリ11を主に活用する点と、記憶テーブ
ルTa及びアルゴリズムArに描画データに関する処理
を加えて設定した点とが異なっている。その他の構成要
素は、上記実施例(又は第3応用例)と同一又は同等で
ある。
【0076】まず、所見作成時のCPU8aによる処理
には、図15に示すように、上記ステップS39及びS
40との間にステップS60〜S63の処理が介挿され
ている。つまり、上記ステップS39の処理後に、ステ
ップS60にてオペレータの操作によりマウス20から
の描画データの入力がある否かを判断し、NOの場合は
上記ステップS40の処理に移行する。一方、同ステッ
プでYESの場合は、ステップS61にて描画データの
入力を受け、その描画データをステップS62にてグラ
フィックメモリ11に登録し、ステップS63にて記憶
テーブルTaに、i番目の所見データのj番目の動画像
データに対応する描画データとして登録する。
【0077】また、テープ再生時のCPU8aによる処
理には、図16に示すように、前記ステップS51及び
S52の間にステップS64及びS64の処理が介挿さ
れている。つまり、前記ステップS51の処理後に、ス
テップS64にて記憶テーブルTaを参照して描画履歴
があるか否かを判断し、YES(描画履歴あり)の場合
は、ステップS65にて記憶テーブルTaの描画データ
をグラフィックメモリ11に書き込んで、その描画デー
タを画像処理部12にて動画像データにスーパーインポ
ーズしてTVモニタ17に再生させ、前記ステップS5
2の処理に移行する。一方、上記ステップS64にてN
O(描画履歴なし)と判断されると、前記ステップS5
2の処理に移行する。
【0078】従って、所見作成時の描画データをテープ
再生時にそのまま再現できるので、上記第3応用例の効
果をより一層高めることができる。
【0079】なお、上記第1〜第4応用例を含む上記実
施例では、2台のVTRを備えた構成で、一方のVTR
のテープに動画像データを一度記録してから、所見作成
時に他方のVTRのテープに、所見データと共にダビン
グするように配置してあるが、本発明は必ずしもこの構
成に限定されるものではない。例えば、VTRは1台で
あってもよい。この場合、X線診断装置の大容量の半導
体メモリに一時記憶させた動画像データと、CPUに一
時記憶させた所見データとをVTRのテープに記録すれ
ばよい。
【0080】また、上記第1〜第4応用例を含む実施例
では、医用X線診断装置に動画像保管観察システムを搭
載した構成としているが、本発明に係る動画像保管観察
システムはこの構成に限定されるものではない。
【0081】例えば、予め動画像データを記録した所見
なしのテープを前提にすると、図17に示すワークステ
ーションに適用可能である。このワークステーション
は、上記実施例の制御部(CPU、各種メモリ、各種I
/F等)を要部として内蔵した本体と、上記実施例のコ
ンソール部(TVモニタ、2台のVTR、キーボード、
マイク、スピーカ等)を要部として搭載した周辺デバイ
スとを備えている。また、予め所見データが記録編集さ
れたテープを前提にすると、上記構成の内のVTRを1
台にした、図18に示すワークステーションにも適用可
能である。
【0082】また、本実施例では、記録媒体としてテー
プを用いたが、光ディスクや磁気ディスク等にシーケン
シャルにデータを記録するものにも用いることができ
る。
【0083】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明を要部とする動画像保管観察システムにあっては、医
用検査で発生する動画像データが記録媒体の走行方向に
沿う画像領域に記録されると共に、その動画像データに
対応する少なくとも所見データが走行方向における動画
像データを挟む記録領域に記録される構成としたため、
例えば従来の音声領域に所見データを記録する必要がな
くなって、記録媒体の消費量を大幅に抑制できる。ま
た、複数の動画像データに関する全体所見データも記録
でき、さらに、走行方向の逆方向に再生しても、動画像
データよりも所見データを先に読み出すことができ、こ
れにより、必要な動画像データ及びその所見データを再
生できる。従って、動画像データ再生時のオペレータの
負担も軽減して、作業性が大幅に向上する。
【0084】また、請求項7記載の発明を要部とする動
画像保管観察システムにあっては、記録媒体に保管され
た動画像データに対応する所見データが、その動画像デ
ータの再生時期に合わせて再生される構成としたため、
動画像データの表示像を見ながら常にその所見データを
確認でき、動画像データ再生時のオペレータの作業性が
大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係るX線診断装置(本発明に係る動画
像保管観察システムを搭載)の概略の全体ブロック図。
【図2】動画像データに関する付帯情報の説明図。
【図3】テープ記録時の処理を説明する概略フローチャ
ート。
【図4】テープ再生時の処理を説明する概略フローチャ
ート。
【図5】テープ記録状態の説明図。
【図6】第1応用例の動画像対応情報の説明図。
【図7】第1応用例のテープ記録状態の説明図。
【図8】第1応用例のテープ再生時の処理を説明する概
略フローチャート。
【図9】第2応用例の診断リストの説明図。
【図10】第2応用例のテープ再生時の処理を説明する
概略フローチャート。
【図11】第3及び第4応用例の付帯情報の一部の説明
図。
【図12】第3応用例の所見作成時の処理を説明する概
略フローチャート。
【図13】第3応用例の動作を説明する図で、(a)は
テープ記録状態の説明図、(b)はテープ再生状態の説
明図。
【図14】第3応用例のテープ再生時の処理を説明する
概略フローチャート。
【図15】第4応用例の所見作成時の処理を説明する概
略フローチャート。
【図16】第4応用例のテープ再生時の処理を説明する
概略フローチャート。
【図17】ワークステーション(本発明の動画像保管観
察システムの要部を搭載)の概略構成図。
【図18】ワークステーションの概略構成図。
【図19】従来のデジタルVTRのテープ記録状態の説
明図。
【符号の説明】
1 発生部 2 制御部 3 コンソール部 5 撮影部 6 X線管 7 イメージインテンシファイア 7a TVカメラ 8 主制御部 8a CPU 8b 内部メモリ 21 入力デバイス 24 出力デバイス

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体の医用検査で発生した動画像デー
    タの表示像を観察しながら、その動画像データに関する
    所見データを付帯情報の一部として当該動画像データと
    共に記録させ、この記録した動画像データ及びその所見
    データに基づいてその動画像及び所見を出力するように
    した動画像保管観察システムにおいて、上記医用検査に
    関するデータをシーケンシャルに記憶する記録媒体と、
    この記録媒体の走行方向に沿う画像領域に上記動画像デ
    ータを記録させると共に当該走行方向における動画像デ
    ータを挟む記録領域に少なくとも上記所見データを記録
    させる記録手段とを備えたことを特徴とする動画像保管
    観察システム。
  2. 【請求項2】 前記記録媒体はデジタルVTRに着脱自
    在に搭載されており、このデジタルVTRに当該所見デ
    ータを入力する入力デバイスを更に備えた請求項1記載
    の動画像保管観察システム。
  3. 【請求項3】 前記所見データは、複数の動画像データ
    に関する全体所見データを含む請求項1又は2記載の動
    画像保管観察システム。
  4. 【請求項4】 前記記録手段により前記記録媒体に記録
    された動画像データ及びその所見データを前記走行方向
    又はその逆方向に沿って再生させる再生手段を備えた請
    求項2記載の動画像保管観察システム。
  5. 【請求項5】 前記動画像データを表示するモニタと、
    前記所見データを出力する出力デバイスと、当該動画像
    データに対応する所見データをその動画像データのモニ
    タ表示時期に合わせて当該出力デバイスに出力させる手
    段とを更に備えた請求項2記載の動画像保管観察システ
    ム。
  6. 【請求項6】 前記所見データは、文字情報又は音声情
    報である請求項1記載の動画像保管観察システム。
  7. 【請求項7】 被検体の医用検査で発生した動画像デー
    タの表示像を観察しながら、その動画像データに関する
    所見データを付帯情報の一部として当該動画像データと
    共に記録させ、この記録した動画像データ及びその所見
    データに基づいてその動画像及び所見を出力するように
    した動画像保管観察システムにおいて、上記医用検査に
    関するデータをシーケンシャルに記憶する記録媒体と、
    この記録媒体の上記動画像データに対応する所見データ
    をその動画像データの再生時期に合わせて再生する再生
    手段とを備えたことを特徴とする動画像保管観察システ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記所見データを一覧したリストデータ
    を表示する表示器と、その表示器に表示されたリストデ
    ータの中から指定された所見データをその所見データに
    対応する上記動画像データと共に出力する手段とを有
    し、少なくとも上記表示器を前記再生手段に搭載した請
    求項7記載の動画像保管観察システム。
  9. 【請求項9】 前記動画像データに関する観察手順デー
    タを、前記付帯情報の一部として前記記録媒体に記録さ
    せる記録手段を更に備えた請求項7記載の動画像保管観
    察システム。
  10. 【請求項10】 前記再生手段は、前記観察手順データ
    に基づいて前記動画像データ及びその所見データを再生
    するアルゴリズムを実行する手段である請求項9記載の
    動画像保管観察システム。
  11. 【請求項11】 前記再生手段により再生される動画像
    データに、その動画像データの関心領域に予め指定され
    た描画データを重ね合わせて表示する手段を更に備えた
    請求項10記載の動画像保管観察システム。
  12. 【請求項12】 被検体の医用検査で発生した動画像デ
    ータの表示像を観察しながら、その動画像データに関す
    る所見データを付帯情報の一部として当該動画像データ
    と共に記録させ、この記録した動画像データ及び所見デ
    ータに基づいてその動画像及び所見を出力するようにし
    た動画像保管観察システムにおいて、上記動画像データ
    及び付帯情報をシーケンシャルに記憶する記録媒体と、
    この記録媒体の走行方向に沿う画像領域にその動画像デ
    ータを記録させると共に当該走行方向における当該動画
    像データを挟む記録領域に少なくとも上記所見データを
    記録させる記録手段と、この記録手段により記録された
    所見データを上記動画像データの再生時期に合わせて再
    生する再生手段とを備えたことを特徴とする動画像保管
    観察システム。
  13. 【請求項13】 請求項1、7又は12記載の動画像保
    管観察システムを搭載したX線診断装置。
JP6310745A 1994-12-14 1994-12-14 動画像保管観察システム及びこのシステムを搭載したx線診断装置 Pending JPH08164132A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003008806A (ja) * 2001-06-20 2003-01-10 Toshiba Medical System Co Ltd 診断支援システム
JP2010131237A (ja) * 2008-12-05 2010-06-17 Konica Minolta Medical & Graphic Inc 医用画像表示装置及びプログラム
JP2011056167A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Toshiba Corp 放射線画像撮影装置及び放射線画像撮影方法
JP2014137281A (ja) * 2013-01-17 2014-07-28 Hitachi-Ge Nuclear Energy Ltd 目視検査装置

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