JPH05329142A - X線診断装置 - Google Patents

X線診断装置

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JPH05329142A
JPH05329142A JP4139233A JP13923392A JPH05329142A JP H05329142 A JPH05329142 A JP H05329142A JP 4139233 A JP4139233 A JP 4139233A JP 13923392 A JP13923392 A JP 13923392A JP H05329142 A JPH05329142 A JP H05329142A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 X線検査で得られたフィルム等の静止画情報
に基づいて医師が容易に動画像を検索することが可能な
X線診断装置を提供すること。 【構成】 被写体にX線を照射して被写体の診断を行う
X線診断装置において、前記被写体のX線撮影時の静止
画像に識別情報を付加すると共に、前記被写体のX線透
視時及び撮影時の動画像を前記静止画像に対応する情報
を付加して記録する手段を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、X線診断、特にX線透
視及びX線撮影において、静止画像からその静止画像に
対応する所望の動画像を容易に得ることにより、診断の
精度を向上したX線診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のX線診断は、X線フィルム撮影に
よって得られた撮影像(静止画像)を医師が読影して診
断を行う方法が主に行われ、また、必要に応じてイメー
ジ・インテンシファイア(I.I.)−TV系を用いた
動画像(透視像ともいう。)の観察をする方法を併用し
ている。一般に、撮影像は高線量のX線を短時間曝射し
て撮影するため高いコントラストが得られる反面、3次
元の被写体を2次元映像で表現しているため奥行きが理
解しにくいという欠点がある。逆に、透視像は、長時間
X線を曝射する必要があるため、低線量にせざるを得
ず、従って低コントラストのノイズの多く含まれた画像
となる反面、被写体の3次元的な構造を理解し易いとい
う利点がある。
【0003】最近では、X線フィルムを用いない撮影、
例えば、高線量のX線を短時間曝射してCCD等の固体
撮像素子により電気信号として撮影する方法(ディジタ
ル撮影とも呼ばれる。)も検討されており、また、これ
らの透視像や撮影像を、例えば市販の記録媒体、つまり
ビデオテープレコーダ(VTR)やビデオディスクレコ
ーダ等を用いて記録し、それらの画像を再生して診断す
る方法も行われつつある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように、
従来技術にあっては、異常の判断が困難であったり、近
年普及しつつある診断方法にあっては、医師が所望の画
像を容易に再生することができないという欠点がある。
本発明は、上記の事情に基づいてなされたもので、医師
が所望の画像を容易に観察することのできるX線診断装
置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために次のような手段を講じた。
【0006】被写体にX線を照射して被写体の診断を行
うX線診断装置において、前記被写体のX線撮影時の静
止画像に識別情報を付加すると共に、前記被写体のX線
透視時及び撮影時の動画像を前記静止画像に対応する情
報を付加して記録する手段を備えた。
【0007】
【作用】上記手段を講じた結果、次のような作用が生じ
る。
【0008】静止画像上で不明確な部分についても静止
画像に対応する動画像による観察が直ちにできるので、
タイミングずれによる取り直しがなくなる。従って、検
査の時間が短くなり、かつ、X線照射量が減少する。更
に、静止画像による観察のみでなく、動画像による観察
が容易にできるので、被写体の診断情報が多くなり、診
断の精度が向上する。また、被写体の動いている部分、
例えば、食道等を撮影する場合のタイミングに気を使う
必要がなくなるため、オペレータの負担が軽減される。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照して、本発明に係るX線診
断装置の実施例について説明する。図1は、本発明のX
線診断装置の第1実施例に係る概略構成を示すブロック
図である。
【0010】図1によれば、本発明のX線診断装置は、
静止画像と動画像を対応させて記録する記録手段100
と、前記静止画像に記録された情報に基づいて対応する
動画像を再生する再生手段200とからなる。
【0011】図2及び図4はそれぞれ記録手段100及
び再生手段200の詳細な構成を示すブロック図を示
す。図5は、動画像記録用媒体、例えばビデオディス
ク、に記録されたデータの配置例を示す図である。以
下、図2から図5を参照して本発明のX線診断装置の第
1実施例を説明する。図2及び図5に基づいて、静止画
像と動画像とを対応づけて記録する場合を説明する。
【0012】図2において、X線管310は、X線制御
器320からの信号に基づいて、X線を照射する。この
X線は、コリメータ330により照射野が調整されて被
写体340を照射する。被写体340を透過したX線
は、スポット350を透過し、イメージ・インテンシフ
ァイア360(以下、I.I.360)に入射する。
I.I.360に入射したX線は、I.I.360によ
って光学像に変換されて、増幅された後に、図示しない
光学系を経てカメラ370に入力する。カメラ370で
画像信号に変換された光学信号は、図示しないアナログ
/テジタル変換器によりテジタル信号に変換されて、処
理装置110に入力する。処理装置110に入力した前
記テジタル信号は、別に制御器400を介して入力され
た操作卓410からの信号に基づいて、次の3種類の信
号を出力する。
【0013】画像信号110aは、図示しないテジタル
/アナログ変換器によりアナログ信号に変換されて、表
示モニタ420及びビデオディスクレコーダ120に入
力する。詳細は後述するビデオディスクレコーダ制御信
号110bは、ビデオディスクレコーダ120に入力す
る。
【0014】制御信号110cは、イメージャ130に
入力し、詳細は後述する処理がイメージャ130によっ
て行われ、現像機500によりフィルム1〜Nが現像さ
れる。上記のように構成された、本発明のX線診断装置
の動作を説明する。
【0015】医師又は操作者が操作卓410により透視
及び撮影条件(以下、照射条件)、例えばX線のエネル
ギー(X線管に供給される電圧)、照射時間等、を設定
すると、制御器400を介して照射条件に関する情報が
X線制御器に伝送される。透視が開始されると、透視開
始信号は制御器400を介してX線制御器320に入力
する。同時に、透視開始信号は処理装置110に入力す
る。
【0016】X線制御器320に入力した前記透視開始
信号により、X線制御器320は先に設定されたX線の
照射条件に基づいてX線管310に高電圧を供給する。
X線管310は、X線制御器320から供給された高電
圧に基づいて所定のエネルギーのX線を発生し、被写体
340を照射する。この場合、所望の照射野を得るため
にコリメータ330によりX線の照射野が調整される。
【0017】被写体340を透過したX線は、I.I.
360に入射する。I.I.360に入射したX線は、
光学像に変換され、増幅される。この増幅された光学像
は図示しない光学系を経てカメラ370に入力する。カ
メラ370に入力した光学信号はカメラ370で画像信
号に変換される。前記画像信号は図示しないアナログ/
テジタル変換によりテジタル信号に変換されて処理装置
110に入力する。この処理装置110に入力した画像
信号は、図示しないテジタル/アナログ変換器によりア
ナログ信号に変換されて表示モニタ420に出力され
る。表示モニタ420は、処理装置110からテジタル
/アナログ変換器を介して入力した画像信号をそのまま
表示する。
【0018】ビデオディスクレコーダ120には処理装
置110から入力した前記画像信号の他に透視開始信号
も入力する。この透視開始信号により、ランダムアクセ
スが可能なビデオディスクレコーダ120は透視像の記
録を開始する。透視終了信号が入力されるまで記録が継
続される。そして、これらの画像データとは別に、画像
管理用のデータも図5に示すようにビデオディスクに記
録される。この例では、患者ID No.1234−8
の透視像が14:00〜14:12まで収集され、フレ
ームNo.1200からNo.1360に記録されたこ
とを示している。この動作により1回目のX線透視像デ
ータがディスク上に記録される。
【0019】次に、操作卓410により、撮影の開始が
指示された場合には、撮影開始信号が透視の場合と同様
にそれぞれ、制御器400を介してX線制御器320及
び処理装置110に出力される。なお、この場合には、
スポット350に、必要に応じてフィルムが装着され、
フィルム撮影を行うこともある。
【0020】操作卓410からの撮影開始信号によって
X線管から発生したX線は透視の場合と同様に、被写体
340を透過した後、光学像に変換されて、画像信号と
された後に、アナログ/テジタル変換されて処理装置1
10に入力する。また、処理装置110に入力した画像
信号は、透視の場合と同様に、表示モニタ420及びビ
デオディスクレコーダ120に入力し、表示モニタ42
0は入力した画像をそのまま表示する。ビデオディスク
レコーダ120は、画像を記録すると共に、処理装置1
10を介して入力された撮影開始信号及びその後の撮影
終了信号に基づいて画像管理用のデータが図5に示すよ
うに記録される。この例では、フレームNo.1200
からNo.1360に記録された透視像データに対応す
るX線撮影が14:13に開始終了してフレームNo.
1361に記録(この例では、1フレーム(1画像)の
みの撮影で終了しているが、必要に応じて数フレームと
ることもできる。)されたことを示している。
【0021】処理装置110は、ビデオディスクレコー
ダ120に撮影開始信号を出力する以外に、先のビデオ
ディスクに付加されたフレームNo.を含むバーコード
像を作成し、イメージャ130に出力する。イメージャ
130は、このバーコードと、撮影画像を図示しないフ
ィルムに焼き付ける。前記フィルムは現像機で16で現
像されることにより、所望のフィルムが得られる。図3
は、記録手段100によって得られたフィルム(静止画
像)の一例を示す図である。
【0022】上記のようにして得られたフィルム及びビ
デオディスクを用いて、前記フィルムからビデオディス
クに記録された対応する動画像を得る方法を図2を参照
して説明する。
【0023】図4に示された再生装置200は、フィル
ムに付されたバーコードを読みとるバーコードリーダ2
10と、ビデオディスクを再生するビデオディスクプレ
ーヤ220と、動画再生用モニタ230と、各部の制御
を行う処理装置240とで構成される。上記のように構
成された再生装置200の動作を説明する。
【0024】医師は、記録装置100で得られたフィル
ムをX線写真読影器上に並べて診断を行う。ここで、フ
ィルム上で異常が検出された場合、或いは、より詳細に
検査結果を知りたい場合に、動画像による診断を行うこ
とにより、より詳細な情報の取得及び確実な診断が可能
になる。
【0025】フィルムに付されたバーコードによりビデ
オディスクに記録された動画像を検索して、観察するこ
とにより、より詳細な診断を行うが、その動画像の再生
方法を以下に示す。
【0026】まず、医師はX線写真読影器上のフィルム
についてより詳細な情報を必要とする所望のフィルムに
ついて、そのフィルムに記録装置100で付されたバー
コードをバーコードリーダ210により読みとる。この
バーコードリーダ210によって読みとられた情報は、
処理装置240に出力される。処理装置240は、この
情報をビデオディスクプレーヤ220に出力する。ビデ
オディスクプレーヤ220は前記情報に基づいて読みと
られたバーコードに対応するビデオディスク上の動画像
の位置を検索し、処理装置240を介して前記フィルム
に対応する所望の動画像を瞬時に動画再生モニタ230
に出力する。例えば、図5において、撮影フィルムに付
されたバーコードをバーコードリーダ210で読み込む
と、ビデオディスクプレーヤ220はディスク上の撮影
画像データのフレームNo.1361に対応する透視像
データのスタートフレームNo.1200を検索し、N
o.1200〜1360までの透視画像データを動画再
生モニタ230に出力する。なお、この場合、透視像デ
ータの再生に先立って、確認のためにフレームNo.1
361の撮影像を表示するようにしても良い。上記の操
作により、フィルムに対応する所望の動画像を容易に検
索することができる。所望の動画像を再生して、動画像
による診断を終了し、再び、透視を開始する場合には、
次のように動作する。
【0027】透視開始信号が操作卓410から制御器4
00及び処理装置110を介してビデオディスクレコー
ダ120に入力すると、図5に示す最終フレームの次の
フレーム(例えば図5の例では図示しないフレームN
o.1362)までビデオディスクが進められる。以降
の動作は、通常の透視及び撮影と同様である。従って、
誤って記録されたデータを破壊すること無く新たなX線
透視及びX線撮影を行うことができる。
【0028】更に、動画像による検査を容易、かつ、確
実に行うために、本再生装置200は、更にスイッチ2
50を備えている。スイッチ250は次の機能を有す
る。まず、スイッチ250は1つ1つの動画を単位時間
毎の静止画像として観察する再生像のコマ送りの制御を
行う。更に、再生速度を遅くしてより詳細な観察を行う
スロー再生、或いは、何度も該当部分の観察を行うリピ
ート再生等を行う制御も行う。
【0029】以上記載したように、本発明装置によれ
ば、フィルム等の静止画像と動画像がリンクした構成と
なっていることから、静止画像に対する動画像を容易に
得ることができる。従って、従来、2次元で行われてい
た診断を動画像で表示することによって、3次元像とし
て扱うことが可能になる。更には、異常であるか否かの
判別がしにくい部位の診断についても、動画像により確
認できることから、異常或いは正常の判別が容易にな
る。また、従来、ビデオディスクを用いて診断を行って
いた場合にも、本発明装置によれば、瞬時に所望の動画
像が得られるので、診断が容易であり、かつ、迅速に行
うことができる。上記第1実施例は、従来のX線診断装
置と異なる構成で行う例を示したが、本発明は、従来の
X線診断装置を用いて、そのまま適用することも可能で
ある。
【0030】図6は、本発明を従来のX線診断装置に適
用した第2実施例を示す。記録された静止画像に対応す
る動画像を検索して表示する装置は、第1実施例と同様
であるので省略し、本実施例は静止画像と動画像を対応
させて記録する装置のみを示す。第1実施例と同じ部分
には同一の符号を付した。
【0031】図6において、X線制御器320、操作卓
410、制御器400、X線管310、コリメータ33
0、スポット350、I.I.360、カメラ370及
び表示モニタ420は従来のX線診断装置と同様であ
る。本実施例においては、上記の従来の装置に加え、ビ
デオディスクレコーダ120、処理装置140及びバー
コード発行機150を備えている。上記のように構成さ
れた本装置の動作を説明する。医師又は操作者が操作卓
410により照射条件を設定すると、制御器400を介
して照射条件がX線制御器に伝送される。透視が開始さ
れると、透視開始信号は制御器400を介してX線制御
器320に入力する。同時に、透視開始信号は処理装置
140に入力する。
【0032】X線制御器320に入力した前記透視開始
信号により、X線制御器320は先に設定されたX線の
照射条件に基づいてX線管310に高電圧を供給する。
X線管310は、X線制御器320から供給された高電
圧に基づいて所定のエネルギーのX線を発生し、被写体
340を照射する。この場合、所望の照射野を得るため
にコリメータ330によりX線の照射野が調整される。
【0033】被写体340を透過したX線は、更にスポ
ット350を透過して、I.I.360に入射しする、
I.I.360に入射したX線は、光学像に変換され、
増幅される。この増幅された光学像は図示しない光学系
を経てカメラ370に入力する。カメラ370に入力し
た光学信号はカメラ370で画像信号に変換される。前
記画像信号は図示しないアナログ/テジタル変換により
テジタル信号に変換されて処理装置140に入力する。
この処理装置140に入力した画像信号は、図示しない
テジタル/アナログ変換器によりアナログ信号に変換さ
れて表示モニタ420に出力される。表示モニタ420
は、処理装置140からテジタル/アナログ変換器を介
して入力した画像信号をそのまま表示する。
【0034】ビデオディスクレコーダ120には処理装
置110から入力した前記画像信号の他に透視開始信号
も入力する。この透視開始信号により、ランダムアクセ
スが可能なビデオディスクレコーダ120は透視像の記
録を開始する。透視終了信号が入力されるまで記録が継
続される。そして、これらの画像データとは別に、画像
管理用のデータも図5に示すようにビデオディスクに記
録される。この例では、患者ID No.1234−8
の透視像が14:00〜14:12まで収集され、フレ
ームNo.1200からNo.1360に記録されたこ
とを示している。この動作により1回目のX線透視像デ
ータがディスク上に記録される。
【0035】次に、操作卓410により、撮影の開始が
指示された場合には、撮影開始信号が透視の場合と同様
にそれぞれ、制御器400を介してX線制御器320及
び処理装置140に出力される。この場合には、スポッ
ト350には、フィルムが装着され、必要な静止画像が
撮影される。
【0036】操作卓410からの撮影開始信号によって
X線管から発生したX線は透視の場合と同様に、被写体
340を透過した後、光学像に変換されて、画像信号と
された後に、アナログ/テジタル変換されて処理装置1
10に入力する。また、処理装置110に入力した画像
信号は、透視の場合と同様に、表示モニタ420及びビ
デオディスクレコーダ120に入力し、表示モニタ42
0は入力した画像をそのまま表示する。ビデオディスク
レコーダ120は、画像を記録すると共に、処理装置1
10を介して入力された撮影開始信号及びその後の撮影
終了信号に基づいて画像管理用のデータが図5に示すよ
うに記録される。この例では、フレームNo.1200
からNo.1360に記録された透視像データに対応す
るX線撮影が14:13に開始終了してフレームNo.
1361に記録(この例では、1フレーム(1画像)の
みの撮影で終了しているが、必要に応じて数フレームと
ることもできる。)されたことを示している。
【0037】処理装置140は、ビデオディスクレコー
ダ120に撮影開始信号を出力する以外に、先のビデオ
ディスクに付加された撮影開始のフレームNo.を含む
バーコードを作成し、バーコード発行機150に出力す
る。このバーコード発行機150は、前記バーコードに
基づいてバーコードラベル510を発行する。
【0038】また、スポット350内に装着されて被写
体340の撮影された撮影済のフィルムは、現像機50
0で現像されて、前記発行されたバーコードラベル51
0が張り付けられる。
【0039】上記の操作により、第1実施例と同様に容
易に動画像を検索することが可能なフィルムが作成さ
れ、このフィルムに対応する動画像がビデオディスクに
記録される。また、再生は第1実施例と同様であるの
で、省略する。従って、第2実施例によっても第1実施
例と同様の効果が得られる。本発明は、上記実施例に限
定されない。
【0040】例えば、本実施例装置では、識別コードと
してバーコードによる動画像の再生を行うこととした
が、バーコードでなくてもフィルムが動画像に対応づけ
られるような装置が読み取れる形式のコードであればど
のようなものでも良い。また、操作者が読み取れる文
字、数字をフィルムに焼き付けそれを操作者が入力する
ことにより動画を再生するようにしても良い。
【0041】本実施例装置では、1枚毎のフィルムにつ
いてバーコードを付加してフィルムを観察しながら動画
像を検索する場合を示したが、例えば、一覧表を印刷し
た場合にその一覧表にバーコードも付加した形態で出力
して、一覧表からバーコードを読みとることによって所
望の動画像を得ることも可能である。
【0042】また、静止画像をフィルムとして実施例を
説明したが、フィルムに限定しなくても良い。例えば、
CRT上の静止画像をメモリに格納するような構成とし
て、その静止画像に識別コードを与えるような構成とし
ても良いし、必要に応じて、フィルム等に静止画像を出
力する構成としても良い。更には、動画の記憶媒体は、
ビデオディスクに限らず、VTRやその他の記憶媒体で
も良い。その他、本発明の要旨を変更しない範囲で種々
変形して実施できるのは勿論である。
【0043】
【発明の効果】本発明によれば次のような効果が得られ
る。
【0044】静止画像上で不明確な部分についても静止
画像に対応する動画像による観察が直ちにできるので、
タイミングずれによる取り直しがなくなる。従って、検
査の時間が短くなり、かつ、X線照射量が減少する。更
に、静止画像による観察のみでなく、動画像による観察
が容易にできるので、被写体の診断情報が多くなり、診
断の精度が向上する。また、被写体の動いている部分、
例えば、食道等を撮影する場合のタイミングに気を使う
必要がなくなるため、オペレータの負担が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のX線診断装置の第1実施例に係る概略
構成を示すブロック図。
【図2】図1の記録手段100の詳細を示すブロック
図。
【図3】図1の記録手段100によって得られたフィル
ムの一例を示す図。
【図4】図1の再生手段を示すブロック図。
【図5】ビデオディスクに記録されたデータ構造の一例
を示す図。
【図6】本発明のX線診断装置の第2実施例に係る記録
手段200の詳細を示すブロック図。
【符号の説明】
100…記録手段、110…処理装置、120…ビデオ
ディスクレコーダ、130…イメージャ、200…再生
手段、210…バーコードリーダ、220…ビデオディ
スクプレーヤ、230…動画再生モニタ、240…処理
装置、250…スイッチ、310…X線管、320…X
線制御器、330…コリメータ、340…被写体、35
0…スポット、360…イメージ・インテンシファイア
(I.I.)、370…カメラ、410…操作卓、42
0…表示モニタ、500…現像機。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体にX線を照射して被写体の診断を行
    うX線診断装置において、前記被写体のX線撮影時の静
    止画像に識別情報を付加すると共に、前記被写体のX線
    透視時及び撮影時の動画像を前記静止画像に対応する情
    報を付加して記録する手段を具備することを特徴とする
    X線診断装置。
JP13923392A 1992-05-29 1992-05-29 X線診断装置 Expired - Fee Related JP3283903B2 (ja)

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