JPH08160789A - 電子写真系プリンタの定着装置 - Google Patents
電子写真系プリンタの定着装置Info
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- JPH08160789A JPH08160789A JP30664694A JP30664694A JPH08160789A JP H08160789 A JPH08160789 A JP H08160789A JP 30664694 A JP30664694 A JP 30664694A JP 30664694 A JP30664694 A JP 30664694A JP H08160789 A JPH08160789 A JP H08160789A
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- Japan
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- pressure roller
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- heating
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ニップ部を複数箇所用いることにより定着装
置の高速化(印字スピードアップ)を図る。 【構成】 従来の定着ローラ方式の定着装置において、
第1の加圧ローラ2の下流に、印字媒体9を介して加熱
ローラ1に圧接される第2の加圧ローラ6を配置してい
る。
置の高速化(印字スピードアップ)を図る。 【構成】 従来の定着ローラ方式の定着装置において、
第1の加圧ローラ2の下流に、印字媒体9を介して加熱
ローラ1に圧接される第2の加圧ローラ6を配置してい
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真系プリンタの
定着装置に関し、特に、定着機能の高速化(印字スピー
ドのアップ)に関する。
定着装置に関し、特に、定着機能の高速化(印字スピー
ドのアップ)に関する。
【0002】
【従来の技術】初めに、現在におけるこの種の電子写真
系プリンタの概略について述べると次の通りである。
系プリンタの概略について述べると次の通りである。
【0003】C.F.カールソンによって発明されたゼ
ログラフ法は、その後驚異的に発展し、各種分野におい
て広く利用されるに至っている。
ログラフ法は、その後驚異的に発展し、各種分野におい
て広く利用されるに至っている。
【0004】このゼログラフ法を利用した電子複写機あ
るいはレーザプリンタ等においては、乾式トナーを用い
て感光体ドラムにトナー画像を形成し、そのトナー画像
を用紙に転写した後に、その未定着トナー画像を担持す
る用紙を定着装置に導入して、熱や圧力を加えることに
より定着するような手段が用いられている。
るいはレーザプリンタ等においては、乾式トナーを用い
て感光体ドラムにトナー画像を形成し、そのトナー画像
を用紙に転写した後に、その未定着トナー画像を担持す
る用紙を定着装置に導入して、熱や圧力を加えることに
より定着するような手段が用いられている。
【0005】叙上のような定着装置としては、フラッシ
ュ定着方式、あるいはオープン加熱方式等の各種の装置
が知られているが、一般的には、加熱ローラ方式の装置
が用いられる場合が多い。この加熱ローラ方式の定着装
置は、ランプ等の加熱源を内蔵した加熱ローラと、この
加熱ローラに対して比較的大きな押圧力で押圧する加圧
ローラとから構成されるものであり、その構成が簡単で
あること、小型に形成できる等の理由から、通常の小型
の複写機等の装置においては、最も多く使用されている
ものである。
ュ定着方式、あるいはオープン加熱方式等の各種の装置
が知られているが、一般的には、加熱ローラ方式の装置
が用いられる場合が多い。この加熱ローラ方式の定着装
置は、ランプ等の加熱源を内蔵した加熱ローラと、この
加熱ローラに対して比較的大きな押圧力で押圧する加圧
ローラとから構成されるものであり、その構成が簡単で
あること、小型に形成できる等の理由から、通常の小型
の複写機等の装置においては、最も多く使用されている
ものである。
【0006】前述したような加熱ローラ方式の定着装置
を設けた画像形成装置、例えば、図4に示されるような
機構のものとして構成される。この図4に示される画像
形成装置において、画像形成手段として、感光体ドラム
1′を用い、この感光体ドラム1′の周囲にトナー画像
を形成するためのゼログラフィ方式による装置が配置さ
れている。
を設けた画像形成装置、例えば、図4に示されるような
機構のものとして構成される。この図4に示される画像
形成装置において、画像形成手段として、感光体ドラム
1′を用い、この感光体ドラム1′の周囲にトナー画像
を形成するためのゼログラフィ方式による装置が配置さ
れている。
【0007】これ等のトナー画像形成手段は、一般の複
写機の場合と同様に、帯電コロトロン2′、現像装置
3′、転写・剥離コロトロン4′、および剥離爪、クリ
ニーング装置等により構成される。しかして、帯電コロ
トロン2′により感光体ドラム1′の表面に一様に帯電
を行ってから、原稿を装置した画像の光を照射する等の
方法により、感光体ドラム1′に静電潜像を形成し、そ
の静電潜像に現像装置からトナーを供給してトナー画像
を形成する。そのトナー画像を転写・剥離コロトロン
4′からの放電により用紙に転写し、用紙を剥離した後
でクリーニング装置により残留するトナーを除去するよ
うな動作が繰返し行われる。
写機の場合と同様に、帯電コロトロン2′、現像装置
3′、転写・剥離コロトロン4′、および剥離爪、クリ
ニーング装置等により構成される。しかして、帯電コロ
トロン2′により感光体ドラム1′の表面に一様に帯電
を行ってから、原稿を装置した画像の光を照射する等の
方法により、感光体ドラム1′に静電潜像を形成し、そ
の静電潜像に現像装置からトナーを供給してトナー画像
を形成する。そのトナー画像を転写・剥離コロトロン
4′からの放電により用紙に転写し、用紙を剥離した後
でクリーニング装置により残留するトナーを除去するよ
うな動作が繰返し行われる。
【0008】しかして、感光体ドラム1′からトナー画
像が転写された用紙Pは、バキューム吸引機構を備えた
搬送ベルト装置6′によって搬送され、ガイド版7′を
経て定着装置10′に案内される。そして、この定着装
置10′の加熱ローラ11′と加圧ローラ13′との間
にニップされた状態で定着が行われて、記録紙が作成さ
れ、搬送ローラ装置20′を介して排出トレイ等に向け
て排出される。
像が転写された用紙Pは、バキューム吸引機構を備えた
搬送ベルト装置6′によって搬送され、ガイド版7′を
経て定着装置10′に案内される。そして、この定着装
置10′の加熱ローラ11′と加圧ローラ13′との間
にニップされた状態で定着が行われて、記録紙が作成さ
れ、搬送ローラ装置20′を介して排出トレイ等に向け
て排出される。
【0009】次に具体的に従来例を2、3あげて説明す
る。
る。
【0010】第1の従来例としてあげられる特開平2−
277088号公報に記載された従来技術は、定着装置
の近傍における記録用紙の搬送状態に起因して惹起され
る画像の乱れ、記録紙の汚れ、あるいはトナーのオフセ
ット等を除去しようとする目的を有し、未定着トナー画
像を担持する用紙を、加熱ローラと加圧ローラとのニッ
プ部分を通し、加熱と加圧とを行ってトナーを溶融し、
用紙に定着させるような加熱ローラ方式の定着装置にお
いて、定着装置の用紙移動方向の下流側に搬送ローラ装
置を配置し、この搬送ローラ装置は駆動ローラとピンチ
ローラとにより構成してなり、この搬送ローラ装置のう
ち、中央部の用紙搬送力を、他のローラ装置に比較して
大きく設定したことを特徴としたものである。しかし
て、定着装置における画像ずれ等が防止される。
277088号公報に記載された従来技術は、定着装置
の近傍における記録用紙の搬送状態に起因して惹起され
る画像の乱れ、記録紙の汚れ、あるいはトナーのオフセ
ット等を除去しようとする目的を有し、未定着トナー画
像を担持する用紙を、加熱ローラと加圧ローラとのニッ
プ部分を通し、加熱と加圧とを行ってトナーを溶融し、
用紙に定着させるような加熱ローラ方式の定着装置にお
いて、定着装置の用紙移動方向の下流側に搬送ローラ装
置を配置し、この搬送ローラ装置は駆動ローラとピンチ
ローラとにより構成してなり、この搬送ローラ装置のう
ち、中央部の用紙搬送力を、他のローラ装置に比較して
大きく設定したことを特徴としたものである。しかし
て、定着装置における画像ずれ等が防止される。
【0011】第2の従来例としてあげられる特開平4−
204581号公報に記載された従来技術は、従来のヒ
ートローラ定着法に内在する欠点、即ち定着性が十分で
ないこと、自動原稿供給装置の使用時に用紙の裏汚れが
発生すること、オフセットが発生すること、高温多湿時
に紙皺が発生すること等を克服することを目的とし、互
いに圧接して回転する加熱ローラと、プレスローラとを
具備してなり、その間にて用紙上に転写されたトナー像
を定着するための定着装置であって、加熱ローラが逆ク
ラウニング形状をなし、プレスローラが逆クラウニング
形状に対応するクラウニング形状をなしていることを特
徴としている。
204581号公報に記載された従来技術は、従来のヒ
ートローラ定着法に内在する欠点、即ち定着性が十分で
ないこと、自動原稿供給装置の使用時に用紙の裏汚れが
発生すること、オフセットが発生すること、高温多湿時
に紙皺が発生すること等を克服することを目的とし、互
いに圧接して回転する加熱ローラと、プレスローラとを
具備してなり、その間にて用紙上に転写されたトナー像
を定着するための定着装置であって、加熱ローラが逆ク
ラウニング形状をなし、プレスローラが逆クラウニング
形状に対応するクラウニング形状をなしていることを特
徴としている。
【0012】第3の従来例としてあげられる特開平4−
56982号公報に記載された従来技術は、厚紙、特に
封筒のように2重になった記録紙に対しても皺やトナー
ずれを生じさせることなくトナーを定着させることがで
きる定着装置を提供することを目的としており、この目
的を達成する為に、発熱手段を内蔵する加熱ローラと、
これに弾接する加圧ローラを備え、加圧ローラ表面への
非通紙部の少なくとも一端を粗面化するようにしてい
る。しかして、封筒のように厚みの大きな記録担体が加
熱ローラと加圧ローラに挿通された場合にも、両ローラ
の記録担体に当接しない部分の接触圧が低下しても表面
の粗面により十分に摩擦が確保されているから、スリッ
プを生じることなく、両ローラが同一周速度で回動する
ことになる。
56982号公報に記載された従来技術は、厚紙、特に
封筒のように2重になった記録紙に対しても皺やトナー
ずれを生じさせることなくトナーを定着させることがで
きる定着装置を提供することを目的としており、この目
的を達成する為に、発熱手段を内蔵する加熱ローラと、
これに弾接する加圧ローラを備え、加圧ローラ表面への
非通紙部の少なくとも一端を粗面化するようにしてい
る。しかして、封筒のように厚みの大きな記録担体が加
熱ローラと加圧ローラに挿通された場合にも、両ローラ
の記録担体に当接しない部分の接触圧が低下しても表面
の粗面により十分に摩擦が確保されているから、スリッ
プを生じることなく、両ローラが同一周速度で回動する
ことになる。
【0013】以上説明した3つの従来例の共通点を抽出
して要約すれば下記の通りである。
して要約すれば下記の通りである。
【0014】従来の電子写真系プリンタの定着装置は、
図5に示すように、印字媒体に転写した未定着トナー画
像を加熱ローラ21と加圧ローラ22とのニップ部23
を通過させて加熱、加圧を行い、トナー画像24を溶融
し、印字媒体に定着させる定着ローラ方式が多く用いら
れている。
図5に示すように、印字媒体に転写した未定着トナー画
像を加熱ローラ21と加圧ローラ22とのニップ部23
を通過させて加熱、加圧を行い、トナー画像24を溶融
し、印字媒体に定着させる定着ローラ方式が多く用いら
れている。
【0015】加熱ローラ21は、中空のアルミニウム素
管の表面にふっ素コーティングを施し、中空の内部空間
に加熱ランプ25が配置されているものが多く用いられ
ている。
管の表面にふっ素コーティングを施し、中空の内部空間
に加熱ランプ25が配置されているものが多く用いられ
ている。
【0016】加圧ローラ22は金属シャフトにHTV、
RTV、LTV等のシリコンゴム層が形成されたものが
主流である。
RTV、LTV等のシリコンゴム層が形成されたものが
主流である。
【0017】以上説明した定着装置では、定着後の印字
媒体は、排出用ローラ対を通過して図5に示すように排
出される。
媒体は、排出用ローラ対を通過して図5に示すように排
出される。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、叙上の
従来における第1、第2及び第3の定着装置のいずれ
も、印字スピードを上げようとした場合には、ローラの
回転が速くなり、定着の熱量が不足して熱容量を大きく
しなければならないという課題があった。
従来における第1、第2及び第3の定着装置のいずれ
も、印字スピードを上げようとした場合には、ローラの
回転が速くなり、定着の熱量が不足して熱容量を大きく
しなければならないという課題があった。
【0019】本発明は従来の上記実情に鑑がみてなされ
たものであり、従って本発明の目的は、従来の技術に内
在する上記課題を解決し、第2の加圧ローラを追加する
ことによって印字速度を向上させても定着の熱量を十分
とることを可能とした電子写真系プリンタの新規な定着
装置を提供することにある。
たものであり、従って本発明の目的は、従来の技術に内
在する上記課題を解決し、第2の加圧ローラを追加する
ことによって印字速度を向上させても定着の熱量を十分
とることを可能とした電子写真系プリンタの新規な定着
装置を提供することにある。
【0020】本発明の他の目的は、媒体の分離位置をほ
ぼ垂直方向とすることによって、定着後の印字媒体の排
出経路をほぼ垂直状態にして媒体の排出経路を短縮し、
装置の小型化を図ることを可能とした電子写真系プリン
タの新規な定着装置を提供することにある。
ぼ垂直方向とすることによって、定着後の印字媒体の排
出経路をほぼ垂直状態にして媒体の排出経路を短縮し、
装置の小型化を図ることを可能とした電子写真系プリン
タの新規な定着装置を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する為
に、本発明に係る電子写真系プリンタの定着装置は、未
定着トナー画像を担持する印字媒体を加熱ローラと加圧
ローラとのニップ部を通過させて加熱及び加圧を行い、
この未定着トナー画像を溶融し、印字媒体に定着させる
方式を用いる定着装置において、印字媒体移動方向の下
流側に印字媒体を介して加熱ローラと圧接される第2の
加圧ローラを配設して構成される。
に、本発明に係る電子写真系プリンタの定着装置は、未
定着トナー画像を担持する印字媒体を加熱ローラと加圧
ローラとのニップ部を通過させて加熱及び加圧を行い、
この未定着トナー画像を溶融し、印字媒体に定着させる
方式を用いる定着装置において、印字媒体移動方向の下
流側に印字媒体を介して加熱ローラと圧接される第2の
加圧ローラを配設して構成される。
【0022】本発明によればまた、第2の加圧ローラの
下流に印字媒体を介して加熱ローラと圧接される第3の
加圧ローラを配設した構成も実現することができる。こ
の構成によればニップ機構のニップ部が三個となるの
で、印字媒体の加熱効果が更に増大する。
下流に印字媒体を介して加熱ローラと圧接される第3の
加圧ローラを配設した構成も実現することができる。こ
の構成によればニップ機構のニップ部が三個となるの
で、印字媒体の加熱効果が更に増大する。
【0023】
【実施例】次に本発明をその好ましい各実施例について
図面を参照しながら具体的に説明する。
図面を参照しながら具体的に説明する。
【0024】図1は本発明に係る定着装置の第1の実施
例を示す概略断面である。
例を示す概略断面である。
【0025】図1を参照するに、参照符号1は加熱ロー
ラを示し、この加熱ローラ1は例えば図示の矢印方向、
即ち時計方向に回転するものとする。第1の加圧ローラ
2は、加熱ローラ1との間に印字媒体9を介在せしめ、
この印字媒体を矢印の方向に送行させるように、シャフ
ト2aを中心として図示の矢印方向、即ち反時計方向に
回転させられる。印字媒体9の送行方向の下流には、加
熱ローラ1との間に印字媒体9を介在させてシャフト6
aを中心として図示矢印方向、即ち反時計方向に回転す
る第2の加圧ローラ6が回転自在に枢着されている。印
字媒体9のトナー画像4は、加熱ローラ1と第1の加圧
ローラ2との間を送行し、さらに加熱ローラ1と第2の
加圧ローラ6との間を通過することによって、印字媒体
9上に定着像7として定着される。
ラを示し、この加熱ローラ1は例えば図示の矢印方向、
即ち時計方向に回転するものとする。第1の加圧ローラ
2は、加熱ローラ1との間に印字媒体9を介在せしめ、
この印字媒体を矢印の方向に送行させるように、シャフ
ト2aを中心として図示の矢印方向、即ち反時計方向に
回転させられる。印字媒体9の送行方向の下流には、加
熱ローラ1との間に印字媒体9を介在させてシャフト6
aを中心として図示矢印方向、即ち反時計方向に回転す
る第2の加圧ローラ6が回転自在に枢着されている。印
字媒体9のトナー画像4は、加熱ローラ1と第1の加圧
ローラ2との間を送行し、さらに加熱ローラ1と第2の
加圧ローラ6との間を通過することによって、印字媒体
9上に定着像7として定着される。
【0026】加熱ローラ1は空中アルミニウム素管にふ
っ素コーティングが施されており、この加熱ローラ1の
内部空間には加熱ランプ5が配設されている。
っ素コーティングが施されており、この加熱ローラ1の
内部空間には加熱ランプ5が配設されている。
【0027】第1の加圧ローラ2と第2の加圧ローラ6
はそれぞれの金属シャフト2a、6aにHTV、RT
V、LTV等のシリコンゴム層が形成されている。
はそれぞれの金属シャフト2a、6aにHTV、RT
V、LTV等のシリコンゴム層が形成されている。
【0028】印字媒体9に転写されたトナー画像4は加
熱ローラ1と加圧ローラ2の圧接によって形成されるニ
ップ部3を通過する際に、加熱と加圧により溶融し、定
着される。
熱ローラ1と加圧ローラ2の圧接によって形成されるニ
ップ部3を通過する際に、加熱と加圧により溶融し、定
着される。
【0029】ニップ部3を通過した印字媒体9は、加熱
と加圧により加熱ローラ1の表面に巻き付いた状態でさ
らに加熱ローラ1と加圧ローラ6との間のニップ部10
を通過する。
と加圧により加熱ローラ1の表面に巻き付いた状態でさ
らに加熱ローラ1と加圧ローラ6との間のニップ部10
を通過する。
【0030】印字媒体9が第2の加圧ローラ6を通過す
る際に印字媒体9上のトナー画像は再度第2のニップ部
10で定着される。
る際に印字媒体9上のトナー画像は再度第2のニップ部
10で定着される。
【0031】図2は本発明による第2の実施例を示す概
略断面図である。
略断面図である。
【0032】図2を参照するに、本発明による第2の実
施例においては、第2の加圧ローラ6の下流に、印字媒
体9を介して加熱ローラ1と圧接される第3の加圧ロー
ラ11がシャフト11aを中心に回転自在に枢着されて
いる。印字媒体9は加熱ローラ1に巻き付きやすい構造
なので、このような構成は容易に実現される。更に第3
の加圧ローラ10の下流に第4の加圧ローラ(図示せ
ず)を設けることも容易である。この第2の実施例によ
れば、印字媒体9は第1、第2、第3のニップ部3、1
0、12を通過させられ、ニップ機構のニップ部の数は
三個となり、印字媒体の加熱効果は更に増大する。
施例においては、第2の加圧ローラ6の下流に、印字媒
体9を介して加熱ローラ1と圧接される第3の加圧ロー
ラ11がシャフト11aを中心に回転自在に枢着されて
いる。印字媒体9は加熱ローラ1に巻き付きやすい構造
なので、このような構成は容易に実現される。更に第3
の加圧ローラ10の下流に第4の加圧ローラ(図示せ
ず)を設けることも容易である。この第2の実施例によ
れば、印字媒体9は第1、第2、第3のニップ部3、1
0、12を通過させられ、ニップ機構のニップ部の数は
三個となり、印字媒体の加熱効果は更に増大する。
【0033】図3は本発明による第3の実施例を示す概
略断面図である。
略断面図である。
【0034】図3を参照するに、この第3の実施例は前
記した第1の実施例(図1)の構成を180°回転し
(反転し)、加熱ローラ1を加圧ローラ2の下方に配置
したものである。この第3の実施例によれば、印字媒体
9の排出向きが第1の実施例とは逆になり、つまり、第
1の実施例では印字媒体9の排出向きは、ほぼ垂直方向
上向きであるのに対し、第3の実施例では下向きになる
だけであって、効果はほぼ同じである。
記した第1の実施例(図1)の構成を180°回転し
(反転し)、加熱ローラ1を加圧ローラ2の下方に配置
したものである。この第3の実施例によれば、印字媒体
9の排出向きが第1の実施例とは逆になり、つまり、第
1の実施例では印字媒体9の排出向きは、ほぼ垂直方向
上向きであるのに対し、第3の実施例では下向きになる
だけであって、効果はほぼ同じである。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る定着
装置によれば、第1の加圧ローラに加えて第2の加圧ロ
ーラを配設することにより現状の熱量でも定着の高速化
(印字スピードがアップ)が可能となる。
装置によれば、第1の加圧ローラに加えて第2の加圧ロ
ーラを配設することにより現状の熱量でも定着の高速化
(印字スピードがアップ)が可能となる。
【0036】本発明によればまた、基本仕様にて幅を持
った印字スピードに対応することができ、熱量制御を行
うことで効率の良い導入エネルギーが設定できる。
った印字スピードに対応することができ、熱量制御を行
うことで効率の良い導入エネルギーが設定できる。
【0037】さらに本発明によれば、この種の装置では
印字媒体が定着熱ローラに巻き付きやすい性質があり、
媒体分離位置を上方または下方に移動させることがで
き、定着後の印字媒体の排出経路をほぼ垂直状態にでき
るので、印字媒体の送行経路が短縮され、装置の小型化
を図ることが可能となる。
印字媒体が定着熱ローラに巻き付きやすい性質があり、
媒体分離位置を上方または下方に移動させることがで
き、定着後の印字媒体の排出経路をほぼ垂直状態にでき
るので、印字媒体の送行経路が短縮され、装置の小型化
を図ることが可能となる。
【図1】本発明による第1の実施例を示す概略断面図で
ある。
ある。
【図2】本発明による第2の実施例を示す概略断面図で
ある。
ある。
【図3】本発明による第3の実施例を示す概略断面図で
ある。
ある。
【図4】一般的なゼログラフ法を実現するための概略図
である。
である。
【図5】従来技術を示す概略断面図である。
1、21…加熱ローラ 2、22…加圧ローラ 3、23…ニップ部 4、24…トナー画像 5、25…加熱ランプ 6…第2の加圧ローラ 7…定着像 8…分離プレート 9…印字媒体 10、12…ニップ部 11…第3の加圧ローラ
Claims (5)
- 【請求項1】 未定着トナー画像を担持する印字媒体を
加熱ローラと加圧ローラとのニップ部を通過させて加熱
及び加圧を行い、該未定着トナー画像を溶融し、印字媒
体に定着させる方式を用いる定着装置において、前記ニ
ップ部を複数個設けたニップ機構を具備することを特徴
とした電子写真プリンタの定着装置。 - 【請求項2】 未定着トナー画像を担持する印字媒体を
加熱ローラと加圧ローラとのニップ部を通過させて加熱
及び加圧を行い、該未定着トナー画像を溶融し、印字媒
体に定着させる方式を用いる定着装置において、印字媒
体移動方向の下流側に前記加熱ローラに前記印字媒体を
介して圧接される第2の加圧ローラを配設し、前記ニッ
プ機構のニップ部を二個としたことを特徴とする請求項
1に記載の電子写真系プリンタの定着装置。 - 【請求項3】 前記第2の加圧ローラの下流に前記印字
媒体を介して前記加熱ローラに圧接される第3の加圧ロ
ーラを配設し、前記ニップ機構のニップ部を三個とした
ことを更に特徴とする請求項2に記載の電子写真系プリ
ンタの定着装置。 - 【請求項4】 前記加熱ローラを前記加圧ローラの上部
に配置し、前記印字媒体をほぼ垂直方向上向きに排出す
ることを更に特徴とする請求項2に記載の電子写真系プ
リンタの定着装置。 - 【請求項5】 前記加圧ローラを前記加熱ローラの上部
に配置し、前記印字媒体をほぼ垂直方向下向きに排出す
ることを更に特徴とする請求項2に記載の電子写真系プ
リンタの定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30664694A JPH08160789A (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 電子写真系プリンタの定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30664694A JPH08160789A (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 電子写真系プリンタの定着装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08160789A true JPH08160789A (ja) | 1996-06-21 |
Family
ID=17959615
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30664694A Pending JPH08160789A (ja) | 1994-12-09 | 1994-12-09 | 電子写真系プリンタの定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08160789A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10240054A (ja) * | 1997-02-28 | 1998-09-11 | Seiko Epson Corp | トナーの定着装置 |
JPH10239889A (ja) * | 1997-02-28 | 1998-09-11 | Seiko Epson Corp | 受像シート及びそれを用いる画像形成装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02163783A (ja) * | 1988-12-19 | 1990-06-25 | Canon Inc | 定着装置 |
JPH03273274A (ja) * | 1990-03-23 | 1991-12-04 | Ricoh Co Ltd | 定着装置 |
JPH056118A (ja) * | 1991-06-28 | 1993-01-14 | Ricoh Co Ltd | 定着装置 |
JPH05273881A (ja) * | 1992-03-25 | 1993-10-22 | Ricoh Co Ltd | 定着装置 |
-
1994
- 1994-12-09 JP JP30664694A patent/JPH08160789A/ja active Pending
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