JPH0815781B2 - 全自動スクリーン印刷機 - Google Patents

全自動スクリーン印刷機

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JPH0815781B2
JPH0815781B2 JP2310621A JP31062190A JPH0815781B2 JP H0815781 B2 JPH0815781 B2 JP H0815781B2 JP 2310621 A JP2310621 A JP 2310621A JP 31062190 A JP31062190 A JP 31062190A JP H0815781 B2 JPH0815781 B2 JP H0815781B2
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重一 酒井
信幸 鷲見
克己 石井
光義 鷲見
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東海商事株式会社
東海精機株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、主として、プリント基板等にレジスト等を
塗布するに際し、プリント基板たるワークの投入、塗布
印刷位置に対応した整合位置合せ、塗布印刷、排出等の
一連の作業を自動的に行なう全自動スクリーン印刷機に
関する。
(従来の技術) 従来から、プリント基板(ワーク)にレジストを塗布
するに際し、投入されたワークを所定の塗布印刷位置に
対応させて位置決めさせる整合テーブルを備えた全自動
によるスクリーン印刷機が提供されている。その整合
は、整合テーブル上に投入セットされた後、例えばカメ
ラによってワーク上の位置合せマークを読み取り、整合
テーブルをワークの搬送方向であるX方向、これにほぼ
直交する方向であるY方向、搬送方向に対する傾斜角度
であるθ角度の各方向で移動調整することで正位置との
相対的な位置ずれを矯正する。そして、整合後に搬送テ
ーブルにより、バキュームに固定された状態のワークを
印刷装置まで搬送するものとしている。
(発明が解決しようとする課題) そして、こうした従来の全自動式のスクリーン印刷機
において、整合されたワークを搬送テーブルにより印刷
装置位置まで搬送するときのワークの固定は、例えば特
公昭61−32144号公報にあるように、空気吸引式のバキ
ューム構造の固定支持手段を使用している。
ところが、プリント基板(産業基板)の場合、ワーク
には多数のスルーホールが開穿されているために、バキ
ュームによっての固定が不十分になり、搬送途中で位置
ずれを生じる場合があった。このように、搬送テーブル
上でワークの位置決めが固定的に行なわれていないと、
ワークの位置合せマークの読み取りによって既に実施し
た整合作業は全く無意味なものとなり、スクリーン印版
位置と合致せずに位置ずれを生ずるものである。すなわ
ち、投入されたワークを整合テーブル上で位置決めし、
これをバキュームによって固定支持しても、走行進退す
る搬送テーブル上では、整合位置での走行開始時、印刷
位置での停止時等に際する慣性作用その他によって微妙
ではあっても、位置ずれを生ずるものである。こうした
位置ずれは僅かであっても、精密性が要求されるプリン
ト基板等にあっては、線描される回路パターンが正確に
再現されなくなることがあった。
そればかりでなく、投入されるワークにおける大小、
表裏、左右位置の相違その他の事情によって、ワーク上
に表示されている位置決めマーク位置が投入停止後で種
々に異なることがある。これに対応させてワークの停止
位置をある程度一定化させるとしても、これに伴ない、
改めてカメラによる整合位置を検出させるための整合原
点位置を設定するとき、カメラ位置を移動させてしまう
と、その移動量を正確に算出できなければ位置によって
異なる位置合せマークに対応できず、精確な整合作業の
実現が困難になることもあった。
そこで、本発明は、叙上のような従来存した諸事情に
鑑み創出されたもので、ワークの投入、位置合せ、レジ
スト等の塗布印刷、排出等の一連の作業を自動的に行な
うに際し、特に、整合装置上におけるカメラ使用の位置
検出に際し、種々なワークに対応した整合位置原点を、
カメラの移動量に伴なうパラメーターの設定によって容
易に行なえ、しかも、ワークがセットされた整合装置に
おけるX、Y、θ方向での移動調整も容易に行なえるよ
うにし、更には、整合終了後のワークを印刷装置に搬入
させるとき、搬送中に位置ずれを生じさせることなく印
刷装置内の所定位置には精確に搬入させるようにした全
自動スクリーン印刷機の提供を目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述した目的を達成するため、本発明にあっての全自
動スクリーン印刷機は、投入されたワークWを予備整合
装置30によって位置決め停止させた後、整合装置70によ
って印刷位置に対応整合させ、次いで搬送装置150の搬
入テーブル165によって印刷装置240に送り入れ、印刷終
了後は搬送装置150の搬出テーブル195によって搬出装置
230へ搬出するようにしてある。そして、予備整合装置3
0は、整合ステージ72上に投入されたワークWの前後左
右縁を仮止め停止させ、位置決めする前後左右部の位置
決め機構35,45を有している。また、整合装置70は、ワ
ークWの所定位置に形成された複数の位置合せマークM
をカメラ76によってモニターテレビ78の画面に映し出し
て、予め定められている印刷位置と相対関係の位置ずれ
を検出する位置検出機構75と、この位置ずれを矯正する
よう整合ステージ72を各方向で移動調整させる整合機構
110とを備えている。更に、搬送装置150は、整合装置70
及び印刷装置240両者間で進退走行し、整合位置決めさ
れたワークWを整合ステージ72上に持ち上げ、また、ワ
ークWを吸着する吸引手段171、搬送方向前後から挟み
込むクランプ手段176を有する搬入テーブル165と、印刷
装置240及び搬出装置230両者間で進退走行し、印刷終了
後で印刷ステージ243上に持ち上げられたワークW下方
に後退走行し、上昇してワークWを持ち上げ、前進搬出
する搬出テーブル195とを備えているものである。
また、整合装置70の整合ステージ72、印際装置240の
印刷ステージ243は、ワークWの搬送方向に沿った左右
に分割構成されていて、夫々の中間間隙内で搬送装置15
0の搬入テーブル165、搬出テーブル195が進退走行する
ようにして構成することができる。
整合装置70には、ワークWを投入させる投入装置10、
予備整合装置30を組み込むことができる。
整合装置70における位置検出機構75のカメラ76は、カ
メラアジャスト機構85によってワークWの搬送方向に沿
うX方向、搬送方向にほぼ直交するY方向に沿ってX方
向移動手段95のX方向モータ96及びY方向移動手段85の
Y方向モータ86によって移動制御されるようにしてあ
る。そして、その移動制御のための移動量は、各モータ
87,97におけるステップパルス数を算出計測し、それを
パラメータとして設定させることで行なわれるように構
成することができる。
更に、整合装置70の整合機構110は、整合ステージ72
を支持している上部テーブル112を移動しない下部テー
ブル111上でフリーにスライド可能に支持させておき、
ワークWの搬送方向に沿うX方向で上部テーブル112を
進退させるX方向スライド手段125、搬送方向にほぼ直
交するY方向で上部テーブル112を進退させるY方向ス
ライド手段135夫々を下部テーブル111に配設して夫々の
スライド手段125,135先端を上部テーブル112に連繋し、
これらのスライド手段125,135を夫々の方向別に伸縮進
退させる各別の整合モータ136の駆動によって作動させ
るようにして構成することができる。
また、印刷装置240の印際ステージ243は、印刷終了後
のワークWにおける搬送方向の後端部を持ち上げるワー
クリフト機構220を備えて構成することができる。この
ワークリフト機構220は、ワークWの搬送方向前端を支
点として上下方向に揺動されるワークリフト221を支承
し、このワークリフト221を、印刷ステージ243裏面に配
装したリフトシリンダ222の作動によって印刷ステージ2
43面に対し揺動出没させるようにして成るものである。
(作用) 本発明に係る全自動スクリーン印刷機にあっては、ワ
ークWが投入装置10によって整合装置70内に投入される
と、予備整合装置30における前後部の位置決め機構35が
ワークWを停止させ、走行しない左右の整合ステージ72
と、整合装置70、印刷装置240相互間で往復走行する搬
入テーブル165との夫々の上面の所定位置にセットさせ
る。
セット停止されると、整合装置70における位置検出機
構75のカメラ76が、ワークW上の位置決めマークMを撮
影し、モニターテレビ78に映し出して正位置との相対的
な位置ずれを検出する。検出した位置と印刷位置との間
に相対的な位置ずれがあると、整合機構110の作動によ
ってX、Y、θの各方向で整合ステージ72を移動調整
し、所定の印刷位置に対応させて精確に位置決めさせ
る。
この整合動作は、整合モータ136夫々の作動によっ
て、X方向スライド手段125、Y方向スライド手段135夫
々を介して各方向に移動調整することで行なわれ、位置
検出機構75による位置検出と共に所定の精確な印刷位置
となるように、整合ステージ72を支持している上部テー
ブル112を、移動しない下部テーブル111に対して移動調
整して矯正する。
整合終了後は、ワークWを搬入テーブル165上面に吸
着させると同時に、搬入テーブル165上に突出作動する
クランプ手段176が、搬送方向の前後でワークWを挟み
込み、ワークWをしっかりと支持して固定し、整合ステ
ージ72上に持ち上げる。
搬入テーブル165上でワークWの固定が終了すると、
搬入テーブル165が印刷装置240の印刷位置に前進走行し
てワークWを搬入し、停止された後にスクリーン印刷が
行なわれる。このときの搬入テーブル165は、印刷装置2
40内の左右に分割構成された印刷ステージ243相互の間
隙内に位置して停止しており、印刷ステージ243と共に
ワークWを吸着状態で支持する。また、搬入テーブル16
5の前進走行は、搬出テーブル195をも同期して前進走行
させ、整合中に並列工程で印刷が行なわれていた印刷ス
テージ243上の印刷済のワークWを搬出する。
ワークWに対する印刷が終了すると、ワークリフト機
構220の作動によって、印刷済のワークWにおける整合
装置70側の後端部を印刷ステージ243上に傾斜状にリフ
トアップさせる。すると、搬入テーブル165の後退走行
によってもワークWを印刷ステージ243上に残留させる
一方、この搬入テーブル165の後退走行に同期して後退
走行する搬出テーブル195をワークW下方に位置させ
る。
次いで、整合装置70で行なわれていた整合の終了と同
時に再び前進走行して印刷装置240内に新たなワークW
を搬入する搬入テーブル165と同期して、搬出テーブル1
95はワークWを持ち上げて印刷装置240から搬出する。
しかして、投入されるワークWにおける種々に異なる
位置決めマークM位置に対応させて、整合装置70におけ
る位置検出機構75のカメラ76による整合原点位置を予め
設定させるものとしてある。すなわち、整合装置70のカ
メラアジャスト機構80のY方向移動手段85及びX方向移
動手段95によって、位置検出機構75におけるカメラ76を
各方向に制御移動させるとき、原点位置からの移動量
は、Y方向移動手段85のY方向モータ87及びX方向移動
手段95のX方向モータ97夫々におけるステップパルス数
によって算出計測する。
算出計測することで、カメラ76位置を記憶認識し、そ
れを基礎として移動後のカメラ座標位置を検出し、ま
た、各モータ87,97夫々に対して、駆動に対応した移動
量をパラメーターとして入力設定させることで、移動後
における再移動、更には、原点位置への復帰を可能にす
る。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の一実施例を説明する。
<概要> 第1図、第2図に示すように、本発明印刷機は、塗布
印刷が予定される例えばプリント基板であるワークWを
投入装置10によって整合装置70内に投入して、この整合
装置70に組み込まれている予備整合装置30によって予備
整合を行ない、次いで、整合装置70自体によって本整合
を行なう。本整合が終了すると、搬送装置150によって
整合後のワークWを印刷装置240に送り入れると同時
に、印刷終了後のワークWを印刷装置240から搬出装置2
30へ搬出するようになっており、これらの各装置10,70,
150,230,240がワークWの搬送方向に沿って順次配列さ
れている。
また、整合装置70における整合ステージ72、印刷装置
240における印刷ステージ243夫々は、ワークWの搬送方
向に沿う左右部分に分割構成されている。そして、それ
らの左右部分夫々の中間間隙部分内で、搬送装置150の
搬入テーブル165、搬出テーブル195が同期して進退走行
し、搬入テーブル165は整合装置70と印刷装置240との間
で、搬出テーブル195は印刷装置240と搬出装置230との
間で、その進退に関連して昇降されながら往復走行す
る。
<投入装置> 投入装置10は、整合装置70内に組み込まれており、整
合装置70における左右に分割構成された左右の整合ステ
ージ72相互の間隙内に配置されていて、後述する予備整
合装置30における左右のワークガイド62に沿って投入さ
れたワークWを整合ステージ72位置まで持ち来すもので
ある。
この投入装置10自体は、第1図、第2図、第4図乃至
第6図に示すように、後述する整合フレーム71上方で適
宜に固定配装された投入フレーム11上に、整合ステージ
72面に対して、その上方に突出するか、下方に陥没する
かする搬送面を備えている。
すなわち、投入方向後部のジョイントプレート12左右
に、相互間に適宜間隔が設定されたベルトアンダープレ
ート13を連結し、このベルトアンダープレート13前後の
テンションプーリ14とドライブプーリ15との間にベルト
アンダープレート13上面で循環するよう緊張状態で掛巡
させた投入ベルトを16を、例えば整合フレーム71上に固
定した投入モータ17によって駆動循環させるようにして
ある。一方、ベルトアンダープレート13後部に連結固定
してあるシャフトリフトプレート18及びベルトアンダー
プレート13のほぼ中央部左右夫々には、リフトシリンダ
19のシリンダロッドを固定し、このリフトシリンダ19の
作動によって、ベルトアンダープレート13を整合ステー
ジ72上面に対して出没自在にして成る。
また、固定位置にある投入モータ17の駆動プーリ21と
昇降するドライブプーリ15との間に掛巡されたドライブ
ベルト22は、例えば整合フレーム71上に配装されたアイ
ドラ手段25によって弛緩が防止され、常時緊張状態にあ
る。このためのアイドラ手段25は、ドライブベルト22内
で摺接転動するアイドラプーリ26を牽引スプリング27に
よって牽引するようにして成る。
この投入装置10は、その投入モータ17の駆動及びリフ
トシリンダ22の作動によって、ワークWの投入時は、そ
の搬送面である投入ベルト16を整合ステージ72上に突出
位置させてワークWを走行投入させるも、投入終了後
は、整合ステージ72下方に没入させて投入ベルト16を停
止させる。
<予備整合装置> 予備整合装置30は、第1図に示すように、投入装置10
と同様に、整合装置70内に組み込まれており、投入装置
10によって投入されたワークWの前後左右縁を仮止め停
止させ、位置決めする前後左右部の位置決め機構35,45
を備えている。
すなわち、第4図、第5図、第7図乃至第10図に示す
ように、整合装置30における左右に分割構成された左右
の整合ステージ72相互の間隙内に、ワークWの搬送方向
に沿ったX方向での予備整合装置を設定する前後部の位
置決め機構35が、また、左右の整合ステージ72夫々に、
ワークWの搬送方向にほぼ直交したY方向での予備整合
位置を設定する左右部の位置決め機構45が夫々配装され
て成る。
これらの位置決め機構35,45によってワークWが位置
決めされるとき、ワークWの大小、表裏によって予め設
定される基準位置によるものであり、搬送方向でのワー
クWの外形おける前辺縁あるいは後辺縁のいずれかと、
右辺縁(フロント)あるいは左辺縁(リア)のいずれか
とが組合わされた2辺縁を基準とし、この基準となる辺
縁に対して向き合う他辺縁側からワークWを移動させる
ようにして行なわれる。
<予備整合装置における前後部の位置決め機構> 前後部の位置決め機構35は、第4図、第7図に示すよ
うに、左右に分割構成された前記整合ステージ72夫々の
内側縁に投入方向に沿った左右で計一対にして配装され
ている。
すなわち、整合ステージ72内側縁の前後端のいずれか
に配置固定した位置決めモータ36の駆動によって回転す
る送りネジ37を投入方向に沿って配置させて整合ステー
ジ72内側縁に支承し、この送りネジ37は、前半部、後半
部夫々のネジ方向が逆向きに形成されている。また、こ
の送りネジ37の前後夫々には、投入方向に沿って配設さ
れたリニアガイド38によって案内される前後のベースプ
レート39を送りナットを介してネジ係合させ、送りネジ
37の回転によって同期的に互いに接近、離反するように
する。このベースプレート39夫々には、起伏シリンダー
41の作動によって投入方向に沿って整合ステージ72面に
対し起伏する前後部ストッパーピン42を設けて成る。
また、ベースプレート39の走行始端及び終端限界位
置、走行停止直前の減速等は、前後の極限位置用、減速
用の各センサーによるセンサー手段43によって設定され
ている(第7図参照)。
したがって、投入装置10が上昇位置にあって、前部ス
トッパーピン42が投入ベルト21上に起立突出した状態で
投入装置10によってワークWが投入されると、その前辺
縁はストッパーピン42によって停止位置決めされる。す
ると、投入装置10が下降して整合ステージ72上面にワー
クWを載置させると共に、ワークWの後辺縁は投入終了
後に起立する後部ストッパーピン42によって基準位置側
へ移動され、所定位置にセットされる。
<予備整合装置における左右部の位置決め機構> 左右部の位置決め機構45は、第4図、第5図、第8図
乃至第10図に示すように、左右に分割構成された前記整
合ステージ72夫々に投入方向に沿った左右夫々で対称的
に計一対にして配装されている。
すなわち、整合ステージ72面には、投入方向に前後し
て、投入方向にほぼ直交する方向に沿って案内長孔46を
開穿しておく。そして、整合ステージ72裏面に配置固定
した位置決めモータ47の駆動によって回転する送りネジ
48を投入方向にほぼ直交する方向に沿って配置させて整
合ステージ72裏面に支承する。一方、案内長孔46に沿っ
て配設されたリニアガイド49によって案内される左右の
リニアプレート51相互を連結一体化しているジョイント
プレート52を送りナットを介して送りネジ48にネジ係合
させ、送りネジ48の回転によって整合ステージ72内側縁
方向に対し前後に走行させるようにする。また、リニア
プレート51には、案内長孔46上方に突出しているスライ
ドプレート53を設け、このスライドプレート53には、そ
の前縁に左右部ストッパーピン54を固定し、また、整合
ステージ72上面に位置するワークホールド55を連結固定
してある。このワークホールド55は、スライドプレート
53に固着されているクランプベースプレート56に、起伏
シリンダ57の作動によって起伏するクランプヘッド58を
設けたものであり、クランプヘッド58の倒伏時にはその
先端がワークW上面を圧接保持するようになっているも
のである。
また、これらの左右部の位置決め機構45夫々は、独自
にも作動できるようにしてあり、いずれか一方の移動走
行を停止させ、この停止された基準位置のものに対して
他方を移動走行させることで、所定の位置決めを行なえ
るようにしてある。
なお、図中符号61は、投入方向前後のクランプベース
プレート56相互を連結するブリッジプレートであり、ま
た、62は、ワークWが投入されるときの初期段階の案内
を円滑にするため、整合ステージ72の始端側前方へ伸び
ているように、クランプベースプレート56に固定したワ
ークガイドである。
また、リニアプレート51乃至スライドプレート54の走
行始端及び終端限界位置、走行停止直前の減速等は、前
後の極限位置用、減速用の各センサーによるセンサー手
段63によって設定されている(第5図参照)。
したがって、左右部の位置決め機構45のいずれかのも
のが停止位置にあるとき、投入装置10によってワークW
が投入され、前後縁が位置決め停止されると、他方のも
のがワークWの中央側へ向かって走行し、そのストッパ
ピン55がワークWの左右縁に当接することで走行を停止
し、クランプヘッド59が倒伏してワークWを押圧保持す
る。
<整合装置> 整合ステージ72上で予備整合されたワークWは、整合
装置70自体によって印刷位置に対応した所定位置に矯正
される本整合が行なわれる。すなわち、この整合装置70
においては、予備整合装置30によって予備整合されて所
定位置に停止載置されたワークWを、印刷装置240での
所定の印刷位置に精確に対応させるよう搬送方向に対し
ての夫々のX、Y、θ方向で移動調整させて正位置に矯
正させる。
そのため、整合装置70は、第1図、第2図、第4図、
第5図、第11図乃至第16図に示すように、整合ステージ
72上のワークWの所定位置に形成された複数の位置合せ
マークMをCCDカメラ76によってモニターカメラ78の画
面に映し出して、予め定められている印刷位置との相対
関係の位置ずれを検出する位置検出機構75と、この位置
ずれを矯正するよう整合ステージ72を各方向で移動調整
させる整合機構110とを備える。
すなわち、位置検出機構75は、整合フレーム71上方に
設けられていて、整合位置に停止位置された整合ステー
ジ72上にセットされたワークW上面に形成されている位
置合せマークM(第14図参照)を読み取ることでワーク
W位置を検出し、また、移動するカメラ76は、その原点
位置に対する移動量によって自身の位置が認識記憶され
る駆動制御方式が採用されている。整合機構110は、整
合ステージ72を支持している上部テーブル112を、この
上部テーブル112下方に配置されている下部テーブ111を
基準として各方向で移動調整させる上下の二重構造のも
のである。
しかして、整合装置70にあって、その整合ステージ72
は、印刷装置240における印刷位置とほぼ同一のレベル
面となる整合位置を有しており、この整合ステージ72自
体は、図示のように、ワークWの搬送方向における左右
に分割された配置構成となっており、整合ステージ72相
互間の中央間隙内で、印刷位置と整合位置との間で搬送
装置150における後述する搬入テーブル165を往復動させ
ることで、整合後のワークWが印刷装置240内に搬入さ
れるものとしてある。
<整合装置における位置検出機構> 位置検出機構75は、第1図乃至第3図、第14図乃至第
16図に示すように、ワークWの大小、表裏、左右位置の
相違その他の事情によって異なる位置合せマークM位置
に対応して移動調整されて位置合せマークMを撮影する
複数のカメラ76と、このカメラ76によって撮影された位
置合せマークMを正位置基準線と対応させて映し出すモ
ニターテレビ78とを備えて成る(第2図参照)。
モニターテレビ78は、整合フレーム73上方に枠組み形
成されたモニタースタンド77に設置される。カメラ76
は、ワークWの搬送方向に沿う左右両側のほぼ中央に設
けられた位置合せマークM夫々を撮影するよう左右一対
で配され、夫々のカメラ76は、整合フレーム71上方に設
けられたカメラアジャスト機構80によって、ワークWの
搬送方向に沿う前後左右方向で移動調整され、種々のワ
ークWによって異なる位置合せマークM位置に対応され
るようにしてある。
モニターテレビ78は、白黒表示方式のもので位置合せ
マークMの読み取りを十分なものとするが、これをカメ
ラ76と共にカラー化された影像を映し出すようにするこ
とで、誤差がない画像を得ることができる。
なお、図中符号79は、リング状のカメラ照明部であ
る。
<整合装置におけるカメラアジャスト機構> カメラアジャスト機構80は、第14図乃至第16図に示す
ように、本発明印刷機を正面から見て奥部側にある第1
のカメラ76及び前部側にある第2のカメラ76夫々を、ワ
ークWの搬送方向に沿うX方向、搬送方向にほぼ直交す
るY方向夫々に各別、独自に移動させるようになってお
り、その原点位置と対応されながらワークW位置を後述
の整合機構110と共に整合させるようになっている。
そのため、整合フレーム71上方に枠組み形成されたア
ジャストスタンド81に、第1及び第2のカメラ76夫々に
対応して、これらを独自にY方向に移動させるY方向移
動手段85と、同じくX方向に移動させるX方向移動手段
95とを設けてある。
Y方向移動手段85は、ワークWの投入方向前後で互い
に対向するよう一対にして配置したYベースプレート86
をアジャストスタンド81上部に装架し、このYベースプ
レート86の前後端のいずれかに配置固定したY方向モー
タ87の駆動によって回転するY方向送りネジ88をYベー
スプレート86に沿って配置させて支承する。そして、Y
ベースプレート86内側面に配設されたリニアガイド89に
よって案内されるように、投入方向前後で互いに対向す
る一対のリニアベース91を、Y方向送りネジ88に送りナ
ットを介してネジ係合させ、また、リニアベース91相互
間で貫挿装架させたカウンターシャフト92両端のピニオ
ン93を、Yベースプレート86に付設したリニアラック94
に噛合せ、Y方向送りネジ88の回転によってリニアベー
ス91夫々が同期的に平行状態のままで移動走行するよう
にして成る。
一方、X方向移動手段95は、前記リニアベース91相互
間にXベースプレート96を架設し、このXベースプレー
ト96の前後端のいずれかに配置固定したX方向モータ97
の駆動によって回転するX方向送りネジ98をXベースプ
レート96に沿って配置させて支承する。そして、Xベー
スプレート96に配設されたリニアガイド99によって案内
されるカメラブロック101をリニアナットを介してX方
向送りネジ98にネジ係合させ、X方向送りネジ98の回転
によってカメラブロック101が移動走行されるようにし
て成る。
そして、このカメラブロック101夫々に、前記第1及
び第2のカメラ76夫々がカメラベースプレート105を介
して上下位置が調整可能にして装着されているのであ
る。
<カメラアジャスト機構におけるカメラ位置の設定> また、カメラ76位置は、整合ステージ72である整合面
上で予め設定させることができ、そのため、カメラ76を
移動させるべく駆動させるY方向モータ87、X方向モー
タ97としてステッピングモータを採用し、指定した移動
量をステップパルス数として入力することで、位置決め
させるものとし、更には、ステップパルス数をフィード
バックしているためにカメラ76のX,Y座標を認識記憶さ
せることができるものとする。
カメラ76の座標原点は、整合ステージ72におけるX,Y
座標原点と同一にしてある。第14図に示すように、Y方
向での原点は、例えばYベースプレート86に付設された
近接スイッチ構造のY方向原点センサー102にリニアベ
ース91に添設のY方向センサープレート103(第15図参
照)が接近することで、また、第15図に示すように、X
方向での原点は、例えばXベースプレート96に付設され
た近接スイッチ構造のX方向原点センサー106にカメラ
ブロック101に添設のX方向センサープレート107(第16
図参照)が接近することで、夫々検出される。なお、リ
ニアベース91及びカメラブロック101夫々の移動極限位
置、原点あるいは極限位置に近接したときの減速を指示
する夫々の極限センサー108、減速センサー109も配設さ
れている。
しかして、座標登録方法は、Y方向モータ87、X方向
モータ97夫々に原点復帰の指示を与えるものである。そ
の指示が与えられると、これらのモータ87,97が駆動し
てカメラ76を原点センサー102,106側に移動させ、原点
位置の検出信号がONされると停止する。その際、カメラ
79が原点位置にあるときに原点復帰の指示が与えられる
と、原点センサー102,106と反対側に指定ステップパル
ス数で移動した後、再び原点センサー102,106側に移動
して原点復帰が行なわれるようにしてある。そして、原
点復帰を行なった位置で、整合ステージ72上に取り付け
たスケールの目盛をカメラ76にてモニターテレビ78に映
し出し、これを見ながら実際のカメラ76位置におけX,Y
座標を求める。その後、求められたX,Y座標を記憶さ
せ、その座標を基準として、次に移動したときのカメラ
76位置の座標を求めるものである。
なお、図中82は、正負のX方向、同じく正負のY方向
の計4方向夫々にカメラ76を移動させる4個のスイッチ
から成るスイッチ機構である(第2図参照)。
<整合装置における整合機構> 一方、整合機構110は、前述したように、上下の二重
構造となっているテーブルを有し、下方の基準となる移
動しない下部テーブル111に対して上部テーブル112を各
方向に移動調整させ、上部テーブル112上に立設したテ
ーブルジョイント113を介して階層状に支持固定した前
記整合ステージ72を位置決めさせるようにして成る。
すなわち、第5図、第11図乃至第13図に示すように、
上部テーブル112は、下部テーブル111上で支持手段116
を介してフリーに移動可能になるようにして、また、連
結手段118を介して浮き上がりを防止した状態で載置支
持されているものである。
支持手段116は、例えば下部テーブル111上面の四隅部
位に配置されており、上部テーブル112下面にフリーな
回転状態で接触しているフリーボール117を有する球面
座金構造に形成されている(第5図参照)。
連結手段118は、例えば下部テーブル111におけるワー
クWの投入方向に沿う左右に計一対にして配置されてお
り、第12図に示すように、上部テーブル112自体の移動
調整可能範囲に相当する大きさで上部テーブル112自体
にフリーホール119を開穿しておき、下部テーブル111上
に固定したスライドベースブロック121上面を上部テー
ブル112下面に当接させ、上部テーブル112上面に当接す
るスライドベースプレート122を、上部テーブル112上方
からフリーホール119を貫挿させてスライドベースブロ
ック121に捩じ込むロックボルト123によって固定したも
のである。なお、スライドベースクロック121上面、上
部テーブル111上下面、スライドベースプレート122下面
夫々には、ドーナツ盤状のスライドメタル124を介在固
定させることで、夫々の当接面におけるスライド円滑性
を図ってある。
そして、ワークWの搬送方向に沿うX方向で上部テー
ブル112を進退させるX方向スライド手段125、搬送方向
にほぼ直交するY方向で上部テーブル112を進退させる
Y方向スライド手段135夫々を下部テーブル111に配設し
て夫々のスライド手段125,135先端を上部テーブル112に
連繋し、これらのスライド手段125,135を夫々の方向別
に伸縮進退させる各別の整合モータ136の駆動によって
作動させるものである。なお、X方向スライド手段125
は、整合機構110のほぼ中心位置を作用点として搬送方
向に、また、Y方向スライド手段135は整合機構110の搬
送方向での前後両端を各別の作用点として搬送方向に直
交する方向及び搬送方向に対する傾斜した角度に上部テ
ーブル112を各方向に移動制御する(第11図参照)。
X方向スライド手段125は、後述する整合モータ136の
駆動によって、搬送方向に直交する方向で下部テーブル
111に支承されたテーブルシャフト126を回転させる。テ
ーブルシャフト126には、このテーブルシャフト126と同
軸になるテーブルボールネジ127を連結し、テーブルシ
ャフト126の回転によって弾撥的に進退されるテーブル
ボールネジ127を介してプッシュシャフト128を進退させ
る。一方、上部テーブル112裏面のほぼ中心位置に固定
されているテーブルスライドブロック129一側面に先端
が連結され、また、プッシュシャフト128に後端が連結
されている平面ほぼ三角形状のテーブルリンク131を下
部テーブル111に軸支しておく。更に、テーブルスライ
ドブロック129他側面には、投入方向に沿って下部テー
ブル111に固定されたスプリング内蔵のテーブルアジャ
ストユニット132のアジャストピン133を弾圧させてお
く。そこで、前記プッシュシャフト128の進退は、揺動
されるテーブルリンク131、テーブルアジャストユニッ
ト132自身の弾撥力によって上部テーブル112を搬送方向
に進退させるものである。
一方、Y方向スライド手段135は、X方向スライド手
段125においてのテーブルリンク131がないこと、そのテ
ーブルスライドブロック129が上部テーブル112の投入方
向前後両端夫々に固定されていることが、X方向スライ
ド手段125と異なるのみで、他の構成はこれ(125)と同
様であり、同一構造は同一符号で説明される。なお、こ
のY方向スライド手段135は、投入方向での前後に夫々
配され、同一方向に進退作動させることでY方向に、ま
た、夫々が異なる方向に進退作動されることで整合水平
面上でのθ角度で傾斜される。
こうしたX方向スライド手段125、Y方向スライド手
段135によって、各方向に移動調整された上部テーブル1
12は、そのテーブルジョイント113を介して左右に分割
された整合ステージ72夫々をも一体的に移動調整させ、
精確な印刷位置にワークWを対応設定させる。
また、整合モータ136は、第11図、第13図に示すよう
に、下部テーブル111側方位置の整合フレーム71上に配
置されており、リニアガイド137によって、ワークWの
投入方向にほぼ直交するようにスライドするモータスラ
イドベース138上に固定され、進退する前記テーブルボ
ールネジ127に追随するようになっている。また、この
整合モータ136のスライド進退は、モータスライドベー
ス138に付設のセンサープレート141が、整合フレーム73
上に設置した原点センサー142、極限位置センサー143に
よって検出されることで、原点位置の確認、進退極限位
置での停止等が制御されるようにして行なわれる。
<搬送装置> 整合装置70から印刷装置240へのワークWの搬入、印
刷装置240から搬出装置230へのワークWの搬出は、これ
らの夫々の間で往復走行される搬入テーブル165、搬出
テーブル195を有する搬送装置150によって行なわれる。
この搬送装置150は、第1図、第2図、第17図に示す
ように、整合フレーム71、後述する印刷フレーム241、
排出フレーム231に跨がってワークWの搬送方向左右に
沿って計一対のガイドレール151を敷設し、下面に固定
した走行ガイド152によって搬入テーブル165をガイドレ
ール151上に載置し、また、同じく下面に固定した走行
ガイド196によって搬出テーブル195をガイドレール151
上に載置し、搬入テーブル165と搬出テーブル195とは、
伸縮するジョイント手段201を介して搬出テーブル195を
搬入テーブル165前方に連結してある。そして、例えば
印刷フレーム241に設置固定した搬送モータ153の駆動に
よって循環する搬送ベルト154に搬入テーブル165を固着
して、搬入テーブル165自体を往復走行させるように
し、この搬入テーブル165の往復走行に追随して、ジョ
イント手段201の作動と共に、搬入テーブル165が整合装
置70側へ後退するときは、搬出テーブル195との間隔が
広がり、搬入テーブル165が印刷装置側へ前進するとき
は、搬出テーブル195との間隔が狭まるようにして成
る。
また、搬入テーブル165自体は、その前進時では整合
ステージ72、後述する印刷ステージ243上方に突出した
浮き上がり状態となり、印刷ステージ243位置での印刷
時では印刷ステージ243とほぼ同一面となり、後退時で
は印刷ステージ243、整合ステージ72下方に陥没状とな
るようにしてあり、そのための昇降手段166が設けられ
ている。更に、この搬入テーブル165には、搬入させる
ワークWを固定するための吸引手段171及びクランプ手
段176が設けられていて、搬入時の位置ずれを防止する
ようになっている。
一方、搬出テーブル195自体は、その前進時では印刷
ステージ243上方に突出した浮き上がり状態となり、後
述する排出装置230位置での排出時及び印刷装置240側へ
の後退時では排出装置230の排出面下方に陥没状となる
ようにしてあり、そのための昇降手段216が設けられて
いる。
なお、搬入テーブル165の前後端には、マグネットプ
レート156を付設し、整合装置70における搬送開始位置
端、印刷装置240における搬送終了位置端夫々に配した
マグネット157に磁着されることで、搬送開始時及び搬
送終了時における停止状態が維持されるようにし、ま
た、ダンパー158を付設して、進退走行終了時における
衝撃緩衝を図ってある。
<搬送装置の搬入テーブル> 搬入テーブル165は、第18図乃至第21図に示すよう
に、その上面に位置する所定肉厚の搬入テーブル165本
体を、前記ガイドレール151に跨がっているシリンダベ
ースプレート167に固定した昇降シリンダ168の作動によ
って、昇降ガイド169を介して昇降案内させるようにし
てある昇降手段166を有している。昇降シリンダ168は、
搬入テーブル165本体の前後夫々に配設してあるタンデ
ム構造のもので、その昇降間隔が2段になるように制御
されており、前記整合ステージ72面乃至後述の印刷ステ
ージ243面に対し例えば20mmあるいは5mmのものとしてあ
る。
この搬入テーブル165本体の昇降間隔は、裏面に付設
のセンサープレート192と上下で配置した2個のセンサ
ー193におけるON−OFFとの検出状態の組合せによるもの
とし、上位のセンサー193のみがONであると20mmの、下
位のセンサー193のみがONであると5mmの夫々の上昇位置
の状態とさせ、また、共にONであると下降位置の状態と
させるものである(第21図参照)。
また、この搬入テーブル165における吸引手段171は、
搬入テーブル165本体上面に自身の搬送方向左右に沿っ
て開穿された多数の吸引孔172に連通させた吸引パイプ1
73を真空ポンプ(図示せず)等に接続したものである。
更に、クランプ手段176は、整合終了後で整合位置に
ある搬入テーブル165上のワークWを搬入方向前後から
挟み込むようにして固定するもので、前後に対称的に構
成されている。そのため、第18図乃至第21図に示すよう
に、搬入テーブル165本体裏面に搬送方向に沿って垂設
してあるリニアベースプレート177側面に、このリニア
ベースプレート177側面に配設したリニアガイド178によ
ってスライド案内されるスライドベースプレート181と
クランプベースプレート186とを前後に配装する。スラ
イドベースプレート181には、リニアベースプレート177
側面に配設した前後に長いベースラック182に噛み合う
ロックラック183を進退させるロックシリンダ184を付設
し、このロックシリンダ184の作動によってスライドベ
ースプレート181自体の進退可能状態または位置決め停
止維持を図る。そして、このスライドベースプレート18
1に付設のスライドシリンダ185の作動によってクランプ
ベースプレート186を進退させるものとしてある。ま
た、クランプベースプレート186には、このクランプベ
ースプレート186に付設のクランプシリンダ187の作動に
よって上下スライドガイド188を介して上下動されるフ
ック状のクランププレート189を、搬入テーブル165本体
に搬送方向に沿って長く開穿してあるクランプ長孔191
を経て搬入テーブル165本体上面に対し出没させるよう
にしてある。
したがって、このクランププレート189自体は、整合
装置70側に搬入テーブル165が位置して整合作動中であ
るときは、搬入テーブル165本体下面に没入されてお
り、整合終了後ではクランプシリンダ187の作動によっ
て搬入テーブル165本体上面にクランプ長孔191を経て突
出し、次いで、スライドシリンダ185の作動によってス
ライド移動し、また、クランプシリンダ187の作動によ
ってワークWをテーブル本体166上面に押圧固定させ
る。次いで、印刷装置240への搬送後では、逆に作動し
てワークWを開放した後は、搬入テーブル165本体下面
に没入して、印刷装置240における印刷作動を阻害しな
いようにしてある。
<搬送装置の搬出テーブル> 一方、搬出テーブル195は、第22図、第23図に示すよ
うに、前述したように、搬入テーブル165と同様に、ガ
イドレール151上に搬入テーブル165と同時に進退するよ
う走行ガイド196を介して載置されている。そのため、
搬入テーブル165とは、伸縮するジョイント手段201を介
してその前方に位置して連結されていて、また、印刷装
置240における印刷ステージ243側へ後退するときは印刷
ステージ243面に対し没入された状態とさせ、印刷ステ
ージ243上のワークWを持ち上げて搬出するときは上昇
位置にあるようにさせ、排出装置230位置に至ると再び
下降させる昇降手段216を備えている。
ジョイント手段201は、搬出テーブル195本体の左右に
垂設したロアープレート202下端相互間にスライドベー
スプレート203を連結し、このスライドベーストプレー
ト203上にシリンダマウントブロック204を介してジョイ
ントシリンダ205を固定配置する。一方、搬入テーブル1
65前端に付設の平面ほぼコ字形のジョイントブロック20
6に連結した左右一対のジョイントシャフト207を、スラ
イドベースプレート203上に設けられているリニアガイ
ド208によってスライドするようになっていて、ジョイ
ントシリンダ205のシリンダロッドに固定してあるシャ
フトブロック209に連結して成る。
また、ジョイントシャフト207には、筒状のウレタン
バンパー211が嵌め込んであって、ジョイントシャフト2
07自体が伸張したときの搬出テーブル195自体の後部に
垂設してあるロアープレート202との衝撃を緩衝するよ
うにし、更に、シリンダマウントブロック204に付設の
ダンパー212によってジョインシャフト207が縮小したと
きのジョイントシリンダ205との衝撃を緩衝するように
してある。
昇降手段216は、後部位置では前記スライドベースプ
レート203に、前部位置ではシリンダベースプレート217
に夫々固定配置した昇降シリンダ214のシリンダロッド
を搬出テーブル195本体に連結し、ロアープレート202に
付設のスライドガイド218によって案内されるスライド
シャフト219を搬出テーブル195本体下面に固定して成
る。
なお、図中符号213は、シリンダ(205,214)を作動さ
せるためのエア供給用のエアパイプである。
この搬送装置150において、搬入テーブル165の往復走
行に追随して搬出テーブル195も走行するとき、搬出テ
ーブル195は搬入テーブル165に対し、整合装置70側へ後
退するときは間隔が広がり、印刷装置側240へ前進する
ときは間隔が狭まることになり、印刷装置240と排出装
置230との設置間隔をコンパクトに設定することができ
る。そしてまた、搬入テーブル165、搬出テーブル195の
走行に関連しての昇降動作は、搬入テーブル165のワー
クWの印刷装置240への搬入時、搬出テーブル195の印刷
装置240からの搬出時には夫々が上昇位置にあり、搬入
テーブル165の整合装置70への後退時、搬出テーブル195
の印刷装置240への後退時には夫々が下降位置にあり、
これらは同時進行的にスムーズに行なわれる。
<ワークリフト機構> また、印刷装置240における印刷ステージ243上に載置
されているワークW下方からの搬送装置150における搬
入テーブル165の後退退避及び同じく搬出テーブル195の
後退進入夫々を円滑にさせるため、印刷ステージ243上
に載置されている印刷終了後のワークWを持ち上げるワ
ークリフト機構220が印刷装置240における印刷ステージ
243部分に組み込まれている(第1図、第20図参照)。
このワークリフト機構220は、印刷フレーム241上に立
設されたステージレベルボルト244を介して、ワークW
の搬送方向の左右に分割構成されて配置されている印刷
ステージ243夫々の内側面に、搬送装置150における搬入
テーブル165及び搬出テーブル195の外側方に位置された
左右で計一対にして配装される。そして、第24図に示す
ように、分割構成された印刷ステージ243内側面夫々の
ワークWの搬送方向前端を支点として上下方向に揺動さ
れるようにワークリフト221を支承しておき、また、ワ
ークWの搬送方向後部における印刷ステージ243裏面に
配装したリフトシリンダ222のシリンダロッドを、第1
リンクプレート223、印刷ステージ243裏面に付設のベー
スブロック224に支承されたリンクシャフト225、第2リ
ンクプレート226を介してワークリフト221に連繋し、リ
フトシリンダ222の作動によってワークリフト221を印刷
ステージ243面に対し揺動出没させるようにして成るも
のである。
このワークリフト機構220は、印刷装置240における印
刷作動の終了後で、搬送装置150における搬入テーブル1
65及び搬出テーブル195が後退走行する直前に作動し、
ワークWの搬送方向における後部側を持ち上げる。その
結果、ワークW下方において、搬送装置150における搬
入テーブル165は、ワークWを残したままで整合装置70
側に後退退避し、また、同じく搬出テーブル195は、ワ
ークWを搬出させるべくその下方に後退進入するもので
あり、これらが円滑に行なわれるのである。
<排出装置> 搬送装置150の搬出テーブル195によって印刷装置240
から搬出されたワークWは、印刷装置240側方に配置さ
れている排出装置230によって所定箇所に排出保管され
る。
すなわち、排出装置230は、第23図に示すように、排
出フレーム231上に固定配置された排出方向前後部の支
柱材232(第3図参照)相互間にベルトアンダープレー
ト233を連結し、このベルトアンダープレート223前後の
テンションプーリ234とドライブプーリ235との間にベル
トアンダープレート233上面で循環するよう間に緊張状
態で掛巡させた排出ベルトを236を、排出フレーム231に
固定した排出モータ237によって駆動循環させるように
して成る。また、排出ベルト236における排出面は、前
記搬送装置150における搬出テーブル195が上昇位置にあ
るときはそれより下方に位置し、下降位置にあるときは
それより上方に位置されるように設定されている。
<印刷装置> 前述したように、整合装置70によって、印刷位置に対
応されて所定位置に精確に位置決めされたワークWは、
搬送装置150における前進走行される搬入テーブル165に
よって印刷装置240に送り入れられ、ワークW上面に対
して例えばレジストが塗布される。
印刷装置240は、第1図、第2図、第25図に示すよう
に、この種の公知のスクリーン印刷機とほぼ同様なもの
であり、印刷フレーム241上でクランプされるスクリー
ン印版242上に載置されたレジストインクをスキージユ
ニット251によってワークW上面に塗布するようになっ
ている。
しかして、ワークWが載置セットされる印刷面は、ワ
ークWの搬送方向の左右に分割構成された左右の印刷ス
テージ243夫々及びワークWを搬入し、搬入後に左右の
印刷ステージ243,244相互間の中央位置でそのまま停止
される搬入テーブル165によって形成される。
印刷ステージ243には、ワークWを固定するための吸
引手段245が設けられており、この吸引手段245は、印刷
ステージ243上面に、ワークWの搬送方向にほぼ直交さ
せて列設開穿した多数の吸引孔246に連通させた吸引パ
イプ247を真空ポンプ(図示せず)等に接続したもので
ある。
なお、この吸引孔246は、ワークWの搬送方向にほぼ
直交させられて配列されている夫々が一群のものとし
て、夫々の吸引パイプ247に連通されており、夫々の吸
引パイプ247におけるバルブ248の開閉によって、ワーク
Wの大小によって不必要な吸引孔246における吸引作動
が停止されるように配慮されている。
スキージユニット251は、ワークWの搬送方向に対し
ほぼ直交する方向で走行し、走行方向左右に配したキャ
リッジブロック252相互間に架設したスキージパイプ253
にはスキージ254が、同じくドクターパイプ255にはドク
ター256が夫々固定される。そして、これらのスキージ2
54及びドクター256は、夫々を制御させる所定の上下動
機構によって、その走行中で走行方向が前方或いは後方
に変換されるとき、印刷時ではスキージ254が下降して
スクリーン印版242上で擦動して印刷ステージ243及び搬
入テーブル165上のワークWに塗布印刷を施し、非印刷
時ではドクター256が下降して同じくスクリーン印版242
上で接触走行して塗布印刷中に偏位したレジストインク
の濃淡を均一にする。
なお、図中符号257は、スキージユニット251を走行方
向で偏位調整させるバイアス機構であり、258は、スキ
ージ254によっての塗布印刷時でのスクリーン印版242と
ワークWとの間での版離れを行なわせるオフコン機構で
ある。
<作動の一例> 次に、本発明印刷機の作動の一例を説明する。
印刷装置240によってワークW上にレジストインク等
が塗布印刷されるとき、そのワークWにおける精確な位
置決めを設定するため、整合装置70と印刷装置240との
間でワークWが往復走行されて試し刷りが行なわれる。
このとき、整合装置70における位置検出機構75のカメ
ラ76は、そのカメラアジャスト機構80によって移動調整
されることで、大小、表裏、左右方向の相違等により種
々に異なるワークW上の特有な位置に表示されている位
置決めマークMに対する映し出しの位置を調整し、印刷
装置240における印刷位置に対応させる整合装置70にお
ける整合位置を設定する。移動調整されたカメラ76は、
その原点位置からの移動量がY方向モータ87、X方向モ
ータ97夫々におけるステップパルス数によって記憶さ
れ、座標原点を登録することで整合原点位置が得られる
ものである。
そして、投入装置10によって整合装置70内に投入され
たワークWは、予備整合装置30における前後部の位置決
め機構35の前部ストッパーピン42によって停止され、整
合ステージ72上に載置される。
すなわち、整合装置70に投入されたワークWは、走行
しない左右部分の整合ステージ72と、印刷装置240との
間で往復走行する搬入テーブル165との夫々の上面の所
定位置にセット停止される。
このとき、予備整合装置30において、ワークWにおけ
る走行方向の前後辺縁のいずれかと、左右辺縁のいずれ
かとが組合せられた2辺縁を基準位置としてセット停止
され、整合装置70において、例えば表裏面あるいは左右
面で一致しないでワークWに付されている位置決めマー
クMの位置検出機構75による位置検出の基準位置への対
応を容易にさせる。
セット停止されると、位置決めマークMが位置検出機
構75のカメラ76によって撮影され、モニターテレビ78に
映し出されて正位置との相対的な位置ずれを検出する。
こうして位置ずれを検出しながら、印刷位置との相対的
な位置ずれがあると、整合機構110の作動によってX、
Y、θの各方向で移動調整し、所定の印刷位置に精確に
位置決めさせる。
この整合動作は、整合モータ136夫々の作動によっ
て、X方向スライド手段125、Y方向スライド手段135夫
々を介してX、Y、θの各方向の移動調整を位置検出機
構75による位置検出と共に所定の精確な印刷位置となる
ように、移動しない下部テーブル111に対し上部テーブ
ル112を移動調整して矯正することで行なわれる、 その結果、上部テーブル112上に固定配置されている
左右部分の整合ステージ72をワークWの搬送方向である
X方向、これにほぼ直交する方向であるY方向、搬送方
向に対する傾斜角度であるθ角度の各方向で移動調整し
て正位置に矯正させるのである。矯正後は、搬入テーブ
ル165上で吸引する吸引手段171による吸着作動によって
ワークWを搬入テーブル165上面に吸着させると同時
に、搬入テーブル165上に突出作動するクランプ手段176
がワークWをその走行方向の前後で挟み込むように支持
して固定し、その昇降手段166の作動によってワークW
を整合ステージ72上に持ち上げる。
整合固定が終了すると、搬入テーブル165が印刷装置2
40の印刷位置に前進走行してワークWを搬入するのであ
り、停止された後に、スクリーン印刷が行なわれる。こ
のときの搬入テーブル165の印刷装置240内での停止は、
左右に分割構成された印刷ステージ243相互の間隙内に
位置して行なわれ、更に、搬入テーブル165本体が下降
し、同一レベル面となる印刷ステージ243と共にワーク
Wを吸着状態で支持する。また、搬入テーブル165の前
進走行は、搬出テーブル195をも同期して前進走行さ
せ、印刷ステージ243上の印刷済のワークWを搬出す
る。
ワークWに対してのスクリーン印刷が終了すると、印
刷ステージ243上では、印刷済のワークWにおける整合
装置70側の後端部がワークリフト機構220によって傾斜
状にリフトアップされ、搬入テーブル165の後退走行に
よってもワークWは印刷ステージ243上に残留されるよ
うにしてある。そして、搬入テーブル165が整合装置70
内に後退走行するのに同期して搬出テーブル195も印刷
装置240内に印刷ステージ243上面に対し陥没位置で後退
走行し、次いで、搬出テーブル195は上昇してワークW
を持ち上げる。この間、整合装置70で行なわれていた整
合の終了と同時に再び前進走行する搬入テーブル165と
同期して、前進走行する搬出テーブル195はワークWを
印刷装置240から搬出する。この搬出と同時に、印刷装
置240では、新たなワークWが搬入され、印刷が準備さ
れる。
一方、排出装置230まで前進走行した排出テーブル195
は、下降して排出装置230上にワークWを載置させ、載
置されたワークWは、排出装置230によって所定の保管
場所に排出保管される。
(発明の効果) 本発明全自動スクリーン印刷機は、以上のように構成
されており、これがため、ワークWの投入、位置合せ、
レジスト等の塗布印刷、排出等の一連の作業を自動的に
行なうことができ、例えばプリント基板等の製作に際す
るレジスト等の塗布印刷を精確に行なうことができる。
また、整合後のワークWを印刷装置240に搬入させる
搬入テーブル165は、ワークWを吸着させる吸引手段171
のみならず、搬送方向の前後でワークWを挟み込むクラ
ンプ手段176を備えているから、印刷位置に対応された
整合後のワークWをその精確な整合位置を保持したまま
で印刷装置240に搬入させることができる。そのため、
例えば搬送時に生じる慣性作用に伴なう位置ずれが生じ
る余地が全く無く、整合位置と印刷位置とがずれること
なく、精確なワークWへの塗布印刷を担保する。
一方、整合装置70におけるカメラアジャスト機構80
は、そのY方向移動手段85及びX方向移動手段95によっ
て、位置検出機構72におけるカメラ76を各方向に制御移
動でき、その移動量は、原点位置におけるそれとの移動
量を算出計測するパラメーターの設定によって可能にな
っている。すなわち、Y方向移動手段85におけるY方向
モータ87及びX方向移動手段95におけるX方向モータ97
夫々は、原点位置に対して移動すると、その駆動に対応
した移動量が常時パラメーターとして入力され、移動後
における再移動、更には、原点位置への復帰その他を常
時可能にしている。そのために、ワークWの大小、表
裏、左右位置の相違その他の事情によって、位置決めマ
ークM位置が種々に異なることになるのに伴ない、これ
に対応させて改めてカメラ76による整合位置を検出させ
るための整合原点位置を設定するとき、カメラ76固有の
原点位置に対応設定されていなくてもよいのであり、処
理すべきワークWに対する汎用性を増大させるものであ
る。
また、本発明印刷機のワークWに対する整合位置決め
の初期設定に際し、ワークWを整合装置70におけるワー
クWの停止位置と印刷装置240における印刷位置との間
での往復動と共にワークWの外形寸法を計測し、これと
対応させることで、カメラ76を各方向に制御移動させる
移動量のパラメーターを設定させることで、印刷開始前
における外形寸法が異なるワークWに対する段取り作業
を能率的に行なうことができる。
搬送装置150は、左右に分割構成された整合ステージ7
2相互間、同じく左右に分割構成された印刷ステージ243
相互間夫々の間隙内に互いに同期して進退走行し、その
進退走行に関連して昇降する搬入テーブル165及び搬出
テーブル195を前後に備えているから、ワークWの搬
入、搬出を円滑にする。また、整合装置70においては、
投入装置10、予備整合装置30が組み込まれていて、それ
らに前記の搬入テーブル165が進退されるから、ワーク
Wの投入、投入後の停止、停止後の予備整合及び本整合
を同一場所で行なわせることで、全体装置の組合せをコ
ンパクトにし、しかも、整合位置、印刷位置で搬入テー
ブル165を位置決め固定させるから、整合時、印刷時に
位置ずれを生じさせず、確実な整合、印刷を行なわせ
る。
整合装置70の整合機構110は、整合ステージ72を支持
している上部テーブル112を下部テーブル111上でフリー
にスライド可能に支持させているから、ワークWが載置
される整合ステージ72の下部テーブル111側からの各方
向への移動位置合わせ調整を容易にする。また、下部テ
ーブル111に配設したX方向スライド手段125、Y方向ス
ライド手段135夫々は、これらのスライド手段125,135を
夫々の方向別に伸縮進退させる各別の整合モータ136の
駆動によって作動されるから、各方向別に確実に制御
し、その精度の向上を図ることができる。
なお、本発明全自動スクリーン印刷機は、プリント基
板に対するレジストの印刷のみならず、一般印刷にも十
分適用可能であり、実施例に限定されないことは勿論で
ある。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示すもので、第1図は一部切
欠平面図、第2図は正面図、第3図は側面図、第4図は
投入装置、予備整合装置が組み込まれている整合装置の
平面図、第5図は同じく一部切欠側面図、第6図は投入
装置の側面図、第7図は前後部の位置決め機構の側面
図、第8図は左右部の位置決め機構の平面図、第9図は
同じく正面図、第10図はそのクランプ機構の作動を表わ
す要部正面図、第11図は整合機構の一部切欠平面図、第
12図は上部テーブルと下部テーブルとの連結手段の断面
図、第13図は整合モータ部の正面図、第14図は位置検出
機構の一部切欠平面図、第15図は同じく正面図、第16図
は同じく側面図、第17図は搬送装置の正面図、第18図は
その搬入テーブルの一部切欠平面図、第19図は同じく正
断面図、第20図は同じく側断面図、第21図は昇降手段に
おけるセンサー部分の側面図、第22図は搬出テーブルの
一部切欠平面図、第23図はその正断面図、第24図はワー
クリフト機構の側面図、第25図は印刷装置の側断面図で
ある。 M……位置合せマーク、W……ワーク、10……投入装
置、11……投入フレーム、12……ジョイントプレート、
13……ベルトアンダープレート、14……テンションプー
リ、15……ドライブプーリ、16……投入ベルト、17……
投入モータ、18……シャフトリフトプレート、19……リ
フトシリンダ、21……駆動プーリ、22……ドライブベル
ト、25……アイドラ手段、26……アイドラプーリ、27…
…牽引スプリング、30……予備整合装置、35……前後部
の位置決め機構、36……位置決めモータ、37……送りネ
ジ、38……リニアガイド、39……ベースプレート、41…
…起伏シリンダ、42……前後部ストッパーピン、43……
センサー手段、45……左右部の位置決め機構、46……案
内長孔、47……位置決めモータ、48……送りネジ、49…
…リニアガイド、51……リニアプレート、52……ジョイ
ントプレート、53……スライドプレート、54……左右部
ストッパーピン、55……ワークホールド、56……クラン
プベースプレート、57……起伏シリンダ、58……クラン
プヘッド、61……ブリッジプレート、62……ワークガイ
ド、63……センサー手段、70……整合装置、71……整合
フレーム、72……整合ステージ、75……位置検出機構、
76……カメラ、77……テレビスタンド、78……モニター
テレビ、79……カメラ照明部、80……カメラアジャスト
機構、81……アジャストスタンド、85……Y方向移動手
段、86……Yベースプレート、87……Y方向モータ、88
……Y方向送りネジ、89……リニアガイド、91……リニ
アベース、92……カウンターシャフト、93……ピニオ
ン、94……ラック、95……X方向移動手段、96……Xベ
ースプレート、97……X方向モータ、98……X方向送り
ネジ、99……リニアガイド、101……カメラブロック、1
02……Y方向原点センサー、103……Y方向センサープ
レート、105……カメラベースプレート106……X方向原
点センサー、107……X方向センサープレート、108……
極限センサー、109……減速センサー、110……整合機
構、111……下部テーブル、112……上部テーブル、113
……テーブルジョイント、116……支持手段、117……フ
リーボール、118……連結手段、119……フリーホール、
121……スライドベースブロック、122……スライドベー
スプレート、123……ロックボルト、124……スライドメ
タル、125……X方向スライド手段、126……テーブルシ
ャフト、127……テーブルボールネジ、128……プッシュ
シャフト、129……テーブルスライドブロック、131……
テーブルリンク、132……テーブルアジャストユニッ
ト、133……アジャストピン、135……Y方向スライド手
段、136……整合モータ、137……リニアガイド、138…
…モータスライドベース、141……センサープレート、1
42……原点センサー、143……極限位置センサー、150…
…搬送装置、151……ガイドレール、152……走行ガイ
ド、153……搬送モータ、154……搬送ベルト、156……
マグネットプレート、157……マグネット、158……ダン
パー、165……搬入テーブル、166……昇降手段、167…
…シリンダベースプレート、168……昇降シリンダ、169
……昇降ガイド、171……吸引手段、172……吸引口、17
3……吸引パイプ、176……クランプ手段、177……リニ
アベースプレート、178……リニアガイド、181……スラ
イドベースプレート、182……ベースラック、183……ロ
ックラック、184……ロックシリンダ、185……スライド
シリンダ、186……クランプベースプレート、187……ク
ランプシリンダ、188……上下スライドガイド、189……
クランププレート、191……クランプ長孔、192……セン
サープレート、193……センサー、195……搬出テーブ
ル、196……走行ガイド、201……ジョイント手段、202
……ロアープレート、203……スライドベースプレー
ト、204……シリンダマウントブロック、205……ジョイ
ントシリンダ、206……ジョイントブロック、207……ジ
ョイントシャフト、208……リニアガイド、209……シャ
フトブロック、211……ウレタンバンパー、212……ダン
パー、213……エアパイプ、214……昇降シリンダ、216
……昇降手段、217……シリンダベースプレート、218…
…スライドガイド、219……スライドシャフト、220……
ワークリフト機構、221……ワークリフト、222……リフ
トシリンダ、223……第1リフトプレート、224……ベー
スブロック、225……リフトシャフト、226……第2リフ
トプレート、230……排出装置、231……排出フレーム、
232……支持材、233……ベルトアンダープレート、234
……テンションプーリ、235……ドライブプーリ、236…
…排出ベルト、237……排出モータ、240……印刷装置、
241……印刷フレーム、242……スクリーン印版、243…
…印刷ステージ、244……ステージレベルボルト、245…
…吸引手段、246……吸引孔、247……吸引パイプ、248
……バルブ、251……スキージユニット、252……キャリ
ッジブロック、253……スキージパイプ、254……スキー
ジ、255……ドクターパイプ、256……ドクター、257…
…バイアス機構、258……オフコン機構。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41F 33/14 (72)発明者 石井 克己 岐阜県郡上郡八幡町市島字田之上1357番地 ノ3 東海精機株式会社内 (72)発明者 鷲見 光義 岐阜県郡上郡八幡町市島字田之上1357番地 ノ3 東海精機株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−297888(JP,A) 特開 平2−207590(JP,A) 特開 平1−308632(JP,A) 特開 昭60−19533(JP,A) 特開 昭55−133592(JP,A) 特公 昭51−32122(JP,B2) 実公 昭52−15282(JP,Y2)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】投入されたワークを予備整合装置によって
    位置決め停止させた後、整合装置によって印刷位置に対
    応整合させ、次いで搬送装置の搬入テーブルによって印
    刷装置に送り入れ、印刷終了後は搬送装置の搬出テーブ
    ルによって排出装置へ搬出する全自動スクリーン印刷機
    において、予備整合装置は、整合ステージ上に投入され
    たワークの前後左右縁を仮止め停止させ、位置決めする
    前後左右部の位置決め機構を有し、整合装置は、ワーク
    の所定位置に形成された複数の位置合せマークをカメラ
    によってモニターテレビの画面に映し出して、予め定め
    られている印刷位置との相対関係の位置ずれを検出する
    印置検出機構と、この位置ずれを矯正するよう整合ステ
    ージを各方向で移動調整させる整合機構とを備えて成
    り、搬送装置は、整合装置及び印刷装置両者間で進退走
    行し、整合位置決めされたワークを整合ステージ上に持
    ち上げ、また、ワークを吸着する吸引手段、搬送方向前
    後から挟み込むクランプ手段を有する搬入テーブルと、
    印刷装置及び排出装置両者間で進退走行し、印刷終了後
    で印刷ステージ上に持ち上げられたワーク下方に後退走
    行し、上昇してワークを持ち上げ、前進搬出する搬出テ
    ーブルとを備えて成ることを特徴とする全自動スクリー
    ン印刷機。
  2. 【請求項2】整合装置の整合ステージ、印刷装置の印刷
    ステージは、ワークの搬送方向に沿った左右に分割構成
    されていて、夫々の中央間隙内で搬送装置の搬入テーブ
    ル、搬出テーブルが進退走行するようにしてある請求項
    1記載の全自動スクリーン印刷機。
  3. 【請求項3】整合装置には、ワークを投入させる投入装
    置、予備整合装置が組み込まれている請求項1または2
    記載の全自動スクリーン印刷機。
  4. 【請求項4】整合装置における位置検出機構のカメラ
    は、カメラアジャスト機構によってワークの搬送方向に
    沿うX方向、搬送方向にほぼ直交するY方向に沿ってX
    方向移動手段のX方向モータ及びY方向移動手段のY方
    向モータによって移動制御され、その移動制御のための
    移動量は、各モータにおけるステップパルス数を算出計
    測し、それをパラメーターとして設定させることで行な
    われるようになっている請求項1乃至3のいずれか記載
    の全自動スクリーン印刷機。
  5. 【請求項5】整合装置の整合機構は、整合ステージを支
    持している上部テーブルを移動しない下部テーブル上で
    フリーにスライド可能に支持させておき、ワークの搬送
    方向に沿うX方向で上部テーブルを進退させるX方向ス
    ライド手段、搬送方向にほぼ直交するY方向で上部テー
    ブルを進退させるY方向スライド手段夫々を下部テーブ
    ルに配設して夫々のスライド手段先端を上部テーブルに
    連繋し、これらのスライド手段を夫々の方向別に伸縮進
    退させる各別の整合モータの駆動によって作動させるよ
    うにしてある請求項1乃至4のいずれか記載の全自動ス
    クリーン印刷機。
  6. 【請求項6】印刷装置の印刷ステージは、印刷終了後の
    ワークにおける搬送方向の後端部を持ち上げるワークリ
    フト機構を備えており、このワークリフト機構は、ワー
    クの搬送方向前端を支点として上下方向に揺動されるワ
    ークリフトを支承し、このワークリフトを、印刷ステー
    ジ裏面に配装したリフトシリンダの作動によって印刷ス
    テージ面に対し揺動出没させるようにして成る請求項1
    乃至5のいずれか記載の全自動スクリーン印刷機。
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