JP3154958B2 - スクリーン印刷機のスクリーン版に対する被印刷物の位置決め方法及び位置決め装置 - Google Patents
スクリーン印刷機のスクリーン版に対する被印刷物の位置決め方法及び位置決め装置Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、被印刷物が供給
されて位置決めされる整合部と、位置決め後の被印刷物
に対し印刷機構により印刷を施す印刷部とを並設したス
クリーン印刷機において、印刷機構のスクリーン版に対
し被印刷物を位置決めする方法及び装置に関するもので
ある。
されて位置決めされる整合部と、位置決め後の被印刷物
に対し印刷機構により印刷を施す印刷部とを並設したス
クリーン印刷機において、印刷機構のスクリーン版に対
し被印刷物を位置決めする方法及び装置に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】一般
に、被印刷物例えば電気配線基板素材に印刷を施す場
合、印刷テーブルに治具を載置して固定し、この治具に
電気配線基板素材を載置して固定する。この場合、電気
配線基板素材のスルホールに充填されたインキを逃がし
て治具の汚れを防止するために、治具に逃げ孔を形成し
ている。これらのスルホールや逃げ孔は微細なものであ
るため、互いに一致させることが難しい。
に、被印刷物例えば電気配線基板素材に印刷を施す場
合、印刷テーブルに治具を載置して固定し、この治具に
電気配線基板素材を載置して固定する。この場合、電気
配線基板素材のスルホールに充填されたインキを逃がし
て治具の汚れを防止するために、治具に逃げ孔を形成し
ている。これらのスルホールや逃げ孔は微細なものであ
るため、互いに一致させることが難しい。
【０００３】本発明は、例えば、治具の逃げ孔を電気配
線基板素材のスルホールに対し確実に一致させるととも
に、スクリーン版に対し電気配線基板素材を確実に位置
決めして、良好な印刷状態を得ることを目的にしてい
る。
線基板素材のスルホールに対し確実に一致させるととも
に、スクリーン版に対し電気配線基板素材を確実に位置
決めして、良好な印刷状態を得ることを目的にしてい
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】後記実施形態の図面（図
１〜８）の符号を援用して本発明を説明する。請求項１
の発明にかかるスクリーン印刷機のスクリーン版に対す
る被印刷物の位置決め方法は、下記のように構成されて
いる。
１〜８）の符号を援用して本発明を説明する。請求項１
の発明にかかるスクリーン印刷機のスクリーン版に対す
る被印刷物の位置決め方法は、下記のように構成されて
いる。
【０００５】第一整合工程； 整合部（Ａ）で、搬送テ
ーブル（１）のターゲット位置（６１）に対し、供給し
た被印刷物（Ｗ）のターゲット位置（５９）を位置合わ
せ手段（２６）により合わせるように、搬送テーブル
（１）の位置を調節した後、この被印刷物（Ｗ）を搬送
テーブル（１）に載置して固定する。
ーブル（１）のターゲット位置（６１）に対し、供給し
た被印刷物（Ｗ）のターゲット位置（５９）を位置合わ
せ手段（２６）により合わせるように、搬送テーブル
（１）の位置を調節した後、この被印刷物（Ｗ）を搬送
テーブル（１）に載置して固定する。
【０００６】第二整合工程； この整合部（Ａ）におい
て、印刷部（Ｂ）にあるスクリーン版（３９）の印刷位
置（６２，６３）が設定された位置合わせ手段（２６）
における設定印刷位置（６２ａ，６３ａ）に、被印刷物
（Ｗ）のターゲット位置（５９）及び搬送テーブル
（１）のターゲット位置（６１）のうちいずれかのター
ゲット位置（５９）を合わせるように、搬送テーブル
（１）の位置を調節する。
て、印刷部（Ｂ）にあるスクリーン版（３９）の印刷位
置（６２，６３）が設定された位置合わせ手段（２６）
における設定印刷位置（６２ａ，６３ａ）に、被印刷物
（Ｗ）のターゲット位置（５９）及び搬送テーブル
（１）のターゲット位置（６１）のうちいずれかのター
ゲット位置（５９）を合わせるように、搬送テーブル
（１）の位置を調節する。
【０００７】次に、この第一整合工程と第二整合工程と
を経た後に、この第二整合工程で位置決めされた搬送テ
ーブル（１）を印刷部（Ｂ）に移動させてスクリーン版
（３９）に被印刷物（Ｗ）を位置決めする。
を経た後に、この第二整合工程で位置決めされた搬送テ
ーブル（１）を印刷部（Ｂ）に移動させてスクリーン版
（３９）に被印刷物（Ｗ）を位置決めする。
【０００８】請求項２の発明にかかるスクリーン印刷機
のスクリーン版に対する被印刷物の位置決め方法は、下
記のように構成されている。 第一整合工程； 整合部（Ａ）で、搬送テーブル（１）
に載置して固定した治具（６０）のターゲット位置（６
１）に対し、供給した被印刷物（Ｗ）のターゲット位置
（５９）を位置合わせ手段（２６）により合わせるよう
に、搬送テーブル（１）の位置を調節した後、この被印
刷物（Ｗ）を治具（６０）に載置して固定する。
のスクリーン版に対する被印刷物の位置決め方法は、下
記のように構成されている。 第一整合工程； 整合部（Ａ）で、搬送テーブル（１）
に載置して固定した治具（６０）のターゲット位置（６
１）に対し、供給した被印刷物（Ｗ）のターゲット位置
（５９）を位置合わせ手段（２６）により合わせるよう
に、搬送テーブル（１）の位置を調節した後、この被印
刷物（Ｗ）を治具（６０）に載置して固定する。
【０００９】第二整合工程； この整合部（Ａ）におい
て、印刷部（Ｂ）にあるスクリーン版（３９）の印刷位
置（６２，６３）が設定された位置合わせ手段（２６）
における設定印刷位置（６２ａ，６３ａ）に、被印刷物
（Ｗ）のターゲット位置（５９）及び治具（６０）のタ
ーゲット位置（６１）のうちいずれかのターゲット位置
（５９）を合わせるように、搬送テーブル（１）の位置
を調節する。
て、印刷部（Ｂ）にあるスクリーン版（３９）の印刷位
置（６２，６３）が設定された位置合わせ手段（２６）
における設定印刷位置（６２ａ，６３ａ）に、被印刷物
（Ｗ）のターゲット位置（５９）及び治具（６０）のタ
ーゲット位置（６１）のうちいずれかのターゲット位置
（５９）を合わせるように、搬送テーブル（１）の位置
を調節する。
【００１０】次に、この第一整合工程と第二整合工程と
を経た後に、この第二整合工程で位置決めされた搬送テ
ーブル（１）を印刷部（Ｂ）に移動させてスクリーン版
（３９）に被印刷物（Ｗ）を位置決めする。
を経た後に、この第二整合工程で位置決めされた搬送テ
ーブル（１）を印刷部（Ｂ）に移動させてスクリーン版
（３９）に被印刷物（Ｗ）を位置決めする。
【００１１】請求項３の発明は、請求項１または請求項
２の発明において、第一整合工程で使用する位置合わせ
手段（２６）を第二整合工程で使用する位置合わせ手段
（２６）として兼用する。
２の発明において、第一整合工程で使用する位置合わせ
手段（２６）を第二整合工程で使用する位置合わせ手段
（２６）として兼用する。
【００１２】請求項４の発明にかかるスクリーン印刷機
のスクリーン版に対する被印刷物の位置決め装置は、下
記のように構成されている。スクリーン印刷機は、被印
刷物（Ｗ）が供給されて位置決めされる整合部（Ａ）
と、位置決め後の被印刷物（Ｗ）に対し印刷機構（３
５）により印刷を施す印刷部（Ｂ）とを順次並設してい
る。被印刷物（Ｗ）を位置決め手段（１ａ）により着脱
可能に載置する搬送テーブル（１）は、前記整合部
（Ａ）と印刷部（Ｂ）との間で搬送駆動手段（２）によ
り往復移動可能に支持されている。この搬送テーブル
（１）の位置を調節する搬送テーブル位置調節駆動手段
（３）を備えている。
のスクリーン版に対する被印刷物の位置決め装置は、下
記のように構成されている。スクリーン印刷機は、被印
刷物（Ｗ）が供給されて位置決めされる整合部（Ａ）
と、位置決め後の被印刷物（Ｗ）に対し印刷機構（３
５）により印刷を施す印刷部（Ｂ）とを順次並設してい
る。被印刷物（Ｗ）を位置決め手段（１ａ）により着脱
可能に載置する搬送テーブル（１）は、前記整合部
（Ａ）と印刷部（Ｂ）との間で搬送駆動手段（２）によ
り往復移動可能に支持されている。この搬送テーブル
（１）の位置を調節する搬送テーブル位置調節駆動手段
（３）を備えている。
【００１３】前記整合部（Ａ）にあっては、この搬送テ
ーブル（１）に載置して固定した治具（６０）のターゲ
ット位置（６１）と、供給した被印刷物（Ｗ）のターゲ
ット位置（５９）とを検出する位置合わせセンサ（２
７，２８）を備えている。この位置合わせセンサ（２
７，２８）からの検出信号に基づき、治具（６０）のタ
ーゲット位置（６１）と被印刷物（Ｗ）のターゲット位
置（５９）とを読み出し、これらのターゲット位置（５
９）（６０）を互いに合わせるように、前記搬送テーブ
ル位置調節駆動手段（３）を駆動させる制御部（５７
ｃ）を備えている。
ーブル（１）に載置して固定した治具（６０）のターゲ
ット位置（６１）と、供給した被印刷物（Ｗ）のターゲ
ット位置（５９）とを検出する位置合わせセンサ（２
７，２８）を備えている。この位置合わせセンサ（２
７，２８）からの検出信号に基づき、治具（６０）のタ
ーゲット位置（６１）と被印刷物（Ｗ）のターゲット位
置（５９）とを読み出し、これらのターゲット位置（５
９）（６０）を互いに合わせるように、前記搬送テーブ
ル位置調節駆動手段（３）を駆動させる制御部（５７
ｃ）を備えている。
【００１４】前記印刷部（Ｂ）にあるスクリーン版（３
９）の印刷位置（６２）を設定印刷位置（６２ａ，６３
ａ）として記憶する記憶部（５７ａ）を備えている。前
記位置合わせセンサ（２７，２８）からの検出信号に基
づき、被印刷物（Ｗ）のターゲット位置（５９）及び治
具（６０）のターゲット位置（６１）のうちいずれかの
ターゲット位置（５９）を読み出し、読み出されたター
ゲット位置（５９）を、前記記憶部（５７ａ）から読み
出された設定印刷位置（６２ａ，６３ａ）に合わせるよ
うに、前記搬送テーブル位置調節駆動手段（３）を駆動
させる制御部（５７ｃ）を備えている。
９）の印刷位置（６２）を設定印刷位置（６２ａ，６３
ａ）として記憶する記憶部（５７ａ）を備えている。前
記位置合わせセンサ（２７，２８）からの検出信号に基
づき、被印刷物（Ｗ）のターゲット位置（５９）及び治
具（６０）のターゲット位置（６１）のうちいずれかの
ターゲット位置（５９）を読み出し、読み出されたター
ゲット位置（５９）を、前記記憶部（５７ａ）から読み
出された設定印刷位置（６２ａ，６３ａ）に合わせるよ
うに、前記搬送テーブル位置調節駆動手段（３）を駆動
させる制御部（５７ｃ）を備えている。
【００１５】
【発明の実施形態】以下、本発明の一実施形態にかかる
スクリーン印刷機を図１〜８を参照して説明する。
スクリーン印刷機を図１〜８を参照して説明する。
【００１６】図１〜３に概略的に示すスクリーン印刷機
においては、被印刷物搬入側の整合部Ａと、被印刷物搬
出側の排出部Ｃと、それらの間の印刷部Ｂとが並設され
ている。被印刷物Ｗは、この整合部Ａに搬入され、印刷
部Ｂを経て、排出部Ｃから搬出される。この被印刷物Ｗ
の搬送方向Ｑを前後方向Ｘ（図１〜３及び図４参照）と
し、被印刷物搬入側を前方とするとともに、被印刷物搬
出側を後方とする。また、この搬送方向Ｑを含む想定水
平面でこれに直交する方向を左右方向Ｙ（図５及び図４
参照）とする。
においては、被印刷物搬入側の整合部Ａと、被印刷物搬
出側の排出部Ｃと、それらの間の印刷部Ｂとが並設され
ている。被印刷物Ｗは、この整合部Ａに搬入され、印刷
部Ｂを経て、排出部Ｃから搬出される。この被印刷物Ｗ
の搬送方向Ｑを前後方向Ｘ（図１〜３及び図４参照）と
し、被印刷物搬入側を前方とするとともに、被印刷物搬
出側を後方とする。また、この搬送方向Ｑを含む想定水
平面でこれに直交する方向を左右方向Ｙ（図５及び図４
参照）とする。
【００１７】＜図４に示す被印刷物搬送テーブル１＞こ
の被印刷物搬送テーブル１は、図１〜３，５に示す搬送
駆動手段２（後で詳述）により、前記整合部Ａと印刷部
Ｂと排出部Ｃとに渡り往復移動し、搬送テーブル位置調
節駆動手段３上に支持されている。この搬送テーブル位
置調節駆動手段３は、搬送駆動手段２に取り付けられた
支持台４と、この支持台４上で回動支持部５を中心に回
動する回動台６と、この回動台６上でＸ方向ガイド７に
沿って移動するとともにＹ方向ガイド８に沿って移動す
る移動台９とを備えている。この回動台６はサーボモー
タ１０（駆動部）により想定水平面上で垂直軸心５ａを
中心に回動する。この移動台９は、サーボモータ１１
（駆動部）により前後方向Ｘへ水平に平行移動するとと
もに、サーボモータ１２（駆動部）により左右方向Ｙへ
水平に平行移動する。搬送テーブル１はこの移動台９上
に一体移動可能に取着されている。
の被印刷物搬送テーブル１は、図１〜３，５に示す搬送
駆動手段２（後で詳述）により、前記整合部Ａと印刷部
Ｂと排出部Ｃとに渡り往復移動し、搬送テーブル位置調
節駆動手段３上に支持されている。この搬送テーブル位
置調節駆動手段３は、搬送駆動手段２に取り付けられた
支持台４と、この支持台４上で回動支持部５を中心に回
動する回動台６と、この回動台６上でＸ方向ガイド７に
沿って移動するとともにＹ方向ガイド８に沿って移動す
る移動台９とを備えている。この回動台６はサーボモー
タ１０（駆動部）により想定水平面上で垂直軸心５ａを
中心に回動する。この移動台９は、サーボモータ１１
（駆動部）により前後方向Ｘへ水平に平行移動するとと
もに、サーボモータ１２（駆動部）により左右方向Ｙへ
水平に平行移動する。搬送テーブル１はこの移動台９上
に一体移動可能に取着されている。
【００１８】この搬送テーブル１上の被印刷物位置決め
載置面１ａ（位置決め手段）は、多数の吸引孔（図示せ
ず）を有する吸着面であって、被印刷物Ｗを載せた状態
で吸着して位置決めすることができる。この吸引孔（図
示せず）は真空ポンプ１３に対し可撓ホース１４により
接続されている。
載置面１ａ（位置決め手段）は、多数の吸引孔（図示せ
ず）を有する吸着面であって、被印刷物Ｗを載せた状態
で吸着して位置決めすることができる。この吸引孔（図
示せず）は真空ポンプ１３に対し可撓ホース１４により
接続されている。
【００１９】＜前記搬送テーブル１を往復移動させる搬
送駆動手段２＞図１〜３，５に示すように、機台１５の
左右両側でガイドレール１６が整合部Ａと印刷部Ｂと排
出部Ｃとに渡り架設され、この左右両ガイドレール１６
上に前記搬送テーブル位置調節駆動手段３の支持台４が
前後方向Ｘへ移動可能に支持されている。整合部Ａにお
いてこの左右両ガイドレール１６間で駆動軸１７が左右
両軸受１８により支持され、この駆動軸１７に対し駆動
プーリ１９が一体回転可能に取着されている。排出部Ｃ
においてこの左右両ガイドレール１６間で従動軸２０が
左右両軸受２１により支持され、この従動軸２０に対し
従動プーリ２２が一体回転可能に取着されている。この
駆動プーリ１９と従動プーリ２２とに搬送ベルト２３が
掛け渡されている。この搬送ベルト２３は前記搬送テー
ブル位置調節駆動手段３の支持台４の下側に取着されて
いる。整合部Ａにおいて搬送モータ２４（駆動部）の回
転が駆動ベルト２５により駆動軸１９に伝達される。こ
の駆動軸１９の回転により搬送ベルト２３が回転する
と、前記搬送テーブル１は、前記搬送テーブル位置調節
駆動手段３とともに、整合部Ａと印刷部Ｂと排出部Ｃと
に渡り往復移動し、各部Ａ，Ｂ，Ｃで停止する。
送駆動手段２＞図１〜３，５に示すように、機台１５の
左右両側でガイドレール１６が整合部Ａと印刷部Ｂと排
出部Ｃとに渡り架設され、この左右両ガイドレール１６
上に前記搬送テーブル位置調節駆動手段３の支持台４が
前後方向Ｘへ移動可能に支持されている。整合部Ａにお
いてこの左右両ガイドレール１６間で駆動軸１７が左右
両軸受１８により支持され、この駆動軸１７に対し駆動
プーリ１９が一体回転可能に取着されている。排出部Ｃ
においてこの左右両ガイドレール１６間で従動軸２０が
左右両軸受２１により支持され、この従動軸２０に対し
従動プーリ２２が一体回転可能に取着されている。この
駆動プーリ１９と従動プーリ２２とに搬送ベルト２３が
掛け渡されている。この搬送ベルト２３は前記搬送テー
ブル位置調節駆動手段３の支持台４の下側に取着されて
いる。整合部Ａにおいて搬送モータ２４（駆動部）の回
転が駆動ベルト２５により駆動軸１９に伝達される。こ
の駆動軸１９の回転により搬送ベルト２３が回転する
と、前記搬送テーブル１は、前記搬送テーブル位置調節
駆動手段３とともに、整合部Ａと印刷部Ｂと排出部Ｃと
に渡り往復移動し、各部Ａ，Ｂ，Ｃで停止する。
【００２０】＜主に図１に示す前記整合部Ａの位置合わ
せ手段２６＞前記搬送テーブル１の停止位置の上方で前
後一対のＣＣＤカメラ２７，２８（画像認識イメージセ
ンサ、位置合わせセンサ）が設置されている。
せ手段２６＞前記搬送テーブル１の停止位置の上方で前
後一対のＣＣＤカメラ２７，２８（画像認識イメージセ
ンサ、位置合わせセンサ）が設置されている。
【００２１】＜主に図１に示すように前記整合部Ａに付
設した供給手段２９＞整合部Ａに隣接して供給コンベヤ
３０が設置されている。この供給コンベヤ３０の端部上
方から搬送テーブル１の停止位置上方にわたり供給レー
ル３１が設けられ、この供給レール３１に供給移換機構
３２が支持されている。この供給移換機構３２は供給コ
ンベヤ３０の端部上方から搬送テーブル１の停止位置上
方にわたり往復移動する。この供給移換機構３２におい
ては、供給レール３０に沿ってエアシリンダ３３が移動
可能に支持され、そのピストンロッド３３ａに複数の吸
着腕３４が取着されている。このピストンロッド３３ａ
が上下動すると、各吸着腕３４が供給コンベヤ３０の端
部上方または搬送テーブル１の停止位置上方で上下動す
る。
設した供給手段２９＞整合部Ａに隣接して供給コンベヤ
３０が設置されている。この供給コンベヤ３０の端部上
方から搬送テーブル１の停止位置上方にわたり供給レー
ル３１が設けられ、この供給レール３１に供給移換機構
３２が支持されている。この供給移換機構３２は供給コ
ンベヤ３０の端部上方から搬送テーブル１の停止位置上
方にわたり往復移動する。この供給移換機構３２におい
ては、供給レール３０に沿ってエアシリンダ３３が移動
可能に支持され、そのピストンロッド３３ａに複数の吸
着腕３４が取着されている。このピストンロッド３３ａ
が上下動すると、各吸着腕３４が供給コンベヤ３０の端
部上方または搬送テーブル１の停止位置上方で上下動す
る。
【００２２】＜主に図２，５に示す前記印刷部Ｂの印刷
機構３５＞搬送テーブル１の停止位置上方に設置された
印刷機構３５は、従来周知のものであって、各エアシリ
ンダ３６により昇降可能に支持されている。この印刷機
構３５の機枠３７の下側に版枠３８が取り付けられ、こ
の版枠３８の内側にスクリーン版３９が張られている。
この機枠３７内の前後両側でガイドレール４０が設けら
れ、この前後両ガイドレール４０上にそれぞれ支持台４
１が左右方向へ移動可能に支持されている。この前後両
支持台４１上にそれぞれスキージ用エアシリンダ４２及
びドクター用エアシリンダ４３が取着され、この前後両
スキージ用エアシリンダ４２のピストンロッド４２ａ間
にスキージ４４が架設されているとともに、この前後両
ドクター用エアシリンダ４３のピストンロッド４３ａ間
にドクター４５が架設されている。
機構３５＞搬送テーブル１の停止位置上方に設置された
印刷機構３５は、従来周知のものであって、各エアシリ
ンダ３６により昇降可能に支持されている。この印刷機
構３５の機枠３７の下側に版枠３８が取り付けられ、こ
の版枠３８の内側にスクリーン版３９が張られている。
この機枠３７内の前後両側でガイドレール４０が設けら
れ、この前後両ガイドレール４０上にそれぞれ支持台４
１が左右方向へ移動可能に支持されている。この前後両
支持台４１上にそれぞれスキージ用エアシリンダ４２及
びドクター用エアシリンダ４３が取着され、この前後両
スキージ用エアシリンダ４２のピストンロッド４２ａ間
にスキージ４４が架設されているとともに、この前後両
ドクター用エアシリンダ４３のピストンロッド４３ａ間
にドクター４５が架設されている。
【００２３】前記機枠３７内において、左右両端の前後
両側にそれぞれ支持された従動プーリ４６と駆動プーリ
４７との間に前後両往復回転ベルト４８が掛け渡され、
この前後両往復回転ベルト４８に前記前後両支持台４１
が連結されている。この駆動プーリ４７には駆動モータ
４９の回転が連動ベルト５０により伝達される。この前
後両ベルト４８が往復回転すると、前記スキージ４４及
びドクター４５は、スクリーン版３９に沿って左右方向
へ往復移動する。
両側にそれぞれ支持された従動プーリ４６と駆動プーリ
４７との間に前後両往復回転ベルト４８が掛け渡され、
この前後両往復回転ベルト４８に前記前後両支持台４１
が連結されている。この駆動プーリ４７には駆動モータ
４９の回転が連動ベルト５０により伝達される。この前
後両ベルト４８が往復回転すると、前記スキージ４４及
びドクター４５は、スクリーン版３９に沿って左右方向
へ往復移動する。
【００２４】＜主に図３に示すように前記排出部Ｃに付
設した排出手段５１＞排出部Ｃに隣接して排出コンベヤ
５２が設置されている。この排出コンベヤ５２の端部上
方から搬送テーブル１の停止位置上方にわたり排出レー
ル５３が設けられ、この排出レール５３に排出移換機構
５４が支持されている。この排出移換機構５４は排出コ
ンベヤ５２の端部上方から排出テーブル１の停止位置上
方にわたり往復移動する。この排出移換機構５４におい
ては、排出レール５３に沿ってエアシリンダ５５が移動
可能に支持され、そのピストンロッド５５ａに複数の吸
着腕５６が取着されている。このピストンロッド５５ａ
が上下動すると、各吸着腕５６が排出コンベヤ５２の端
部上方または搬送テーブル１の停止位置上方で上下動す
る。
設した排出手段５１＞排出部Ｃに隣接して排出コンベヤ
５２が設置されている。この排出コンベヤ５２の端部上
方から搬送テーブル１の停止位置上方にわたり排出レー
ル５３が設けられ、この排出レール５３に排出移換機構
５４が支持されている。この排出移換機構５４は排出コ
ンベヤ５２の端部上方から排出テーブル１の停止位置上
方にわたり往復移動する。この排出移換機構５４におい
ては、排出レール５３に沿ってエアシリンダ５５が移動
可能に支持され、そのピストンロッド５５ａに複数の吸
着腕５６が取着されている。このピストンロッド５５ａ
が上下動すると、各吸着腕５６が排出コンベヤ５２の端
部上方または搬送テーブル１の停止位置上方で上下動す
る。
【００２５】＜図６に示す電気ブロック回路の概略＞前
記搬送テーブル位置調節駆動手段３の各サーボモータ１
０，１１，１２や、前記搬送テーブル１に接続された真
空ポンプ１３や、前記搬送駆動手段２の搬送モータ２４
は、それぞれ、記憶部５７ａや演算部５７ｂや制御部５
７ｃ等を含むコントローラ５７に接続され、前記両ＣＣ
Ｄカメラ２７，２８や、操作キー等からなる入力部５８
などからの入力信号に基づき、コントローラ５７からの
指令により、駆動制御される。
記搬送テーブル位置調節駆動手段３の各サーボモータ１
０，１１，１２や、前記搬送テーブル１に接続された真
空ポンプ１３や、前記搬送駆動手段２の搬送モータ２４
は、それぞれ、記憶部５７ａや演算部５７ｂや制御部５
７ｃ等を含むコントローラ５７に接続され、前記両ＣＣ
Ｄカメラ２７，２８や、操作キー等からなる入力部５８
などからの入力信号に基づき、コントローラ５７からの
指令により、駆動制御される。
【００２６】＜スクリーン版３９に対する被印刷物Ｗの
位置決め方法＞ ＊ 図７（ａ）（ｂ）（ｃ）及び図８（ａ）（ｂ）
（ｃ）を参照して詳述する後記本印刷を行う前の段取り
を下記の手順1)→6)で行う。後記本印刷を行う被印刷物
Ｗは、例えば図７（ａ）に示す電気配線基板素材であっ
て、スルホール５９を有している。このスルホール５９
は、実際には複数あって微細なものであるが、説明上大
きく表示されている。ちなみに、この被印刷物Ｗが積層
されて電気配線基板になる。なお、この前段取りの説明
にあたっては、図７及び図８を参照する。
位置決め方法＞ ＊ 図７（ａ）（ｂ）（ｃ）及び図８（ａ）（ｂ）
（ｃ）を参照して詳述する後記本印刷を行う前の段取り
を下記の手順1)→6)で行う。後記本印刷を行う被印刷物
Ｗは、例えば図７（ａ）に示す電気配線基板素材であっ
て、スルホール５９を有している。このスルホール５９
は、実際には複数あって微細なものであるが、説明上大
きく表示されている。ちなみに、この被印刷物Ｗが積層
されて電気配線基板になる。なお、この前段取りの説明
にあたっては、図７及び図８を参照する。
【００２７】1) 図１に示すように、整合部Ａの所定位
置で搬送テーブル１が停止する。この搬送テーブル１は
位置調節駆動手段３により原点位置に設定される。 2) 図７（ａ）に示すように、上記搬送テーブル１の載
置面１ａ上の所定位置に治具６０を締結固定して位置決
めする。この治具６０は、前記被印刷物Ｗのスルホール
５９に合わせてそれよりも大径の逃げ孔６１を有してい
る。なお、この逃げ孔６１も、実際には複数あって微細
なものであるが、説明上大きく表示されている。ちなみ
に、この逃げ孔６１は、スルホール５９に充填されたイ
ンキを逃がして治具６０の汚れを防止する役目を有す
る。
置で搬送テーブル１が停止する。この搬送テーブル１は
位置調節駆動手段３により原点位置に設定される。 2) 図７（ａ）に示すように、上記搬送テーブル１の載
置面１ａ上の所定位置に治具６０を締結固定して位置決
めする。この治具６０は、前記被印刷物Ｗのスルホール
５９に合わせてそれよりも大径の逃げ孔６１を有してい
る。なお、この逃げ孔６１も、実際には複数あって微細
なものであるが、説明上大きく表示されている。ちなみ
に、この逃げ孔６１は、スルホール５９に充填されたイ
ンキを逃がして治具６０の汚れを防止する役目を有す
る。
【００２８】3) 図７（ａ）にあって被印刷物Ｗが上記
治具６０の上方に供給されていない状態で、治具６０の
各逃げ孔６１のうち所定の両ターゲット逃げ孔６１を両
ＣＣＤカメラ２７，２８が撮像する。この両ターゲット
逃げ孔６１がほぼ両ＣＣＤカメラ２７，２８の視野中心
になるように、両ＣＣＤカメラ２７，２８の位置を調節
する。このように位置設定したＣＣＤカメラ２７及びＣ
ＣＤカメラ２８の視野中心を座標中心Ｏa 及び座標中心
Ｏb とするＸa ーＹa 直交座標及びＸb ーＹb直交座標
において、それぞれ、任意点を（ｘa ，ｙa ，θa ）及
び（ｘb ，ｙb，θb ）で表す。ここに、ｘa 及びｘb
は任意点のＸ座標値、ｙa 及びｙb は任意点のＹ座標
値、θa 及びθb はＸ座標に対する回動角である。この
座標中心Ｏ a 及び座標中心Ｏb すなわち両ターゲット逃
げ孔６１の位置（ターゲット位置）は、それぞれ、コン
トローラ５７に入力されてその記憶部５７ａに記憶され
る。
治具６０の上方に供給されていない状態で、治具６０の
各逃げ孔６１のうち所定の両ターゲット逃げ孔６１を両
ＣＣＤカメラ２７，２８が撮像する。この両ターゲット
逃げ孔６１がほぼ両ＣＣＤカメラ２７，２８の視野中心
になるように、両ＣＣＤカメラ２７，２８の位置を調節
する。このように位置設定したＣＣＤカメラ２７及びＣ
ＣＤカメラ２８の視野中心を座標中心Ｏa 及び座標中心
Ｏb とするＸa ーＹa 直交座標及びＸb ーＹb直交座標
において、それぞれ、任意点を（ｘa ，ｙa ，θa ）及
び（ｘb ，ｙb，θb ）で表す。ここに、ｘa 及びｘb
は任意点のＸ座標値、ｙa 及びｙb は任意点のＹ座標
値、θa 及びθb はＸ座標に対する回動角である。この
座標中心Ｏ a 及び座標中心Ｏb すなわち両ターゲット逃
げ孔６１の位置（ターゲット位置）は、それぞれ、コン
トローラ５７に入力されてその記憶部５７ａに記憶され
る。
【００２９】4) 図示しないが、ダミー被印刷物Ｗを上
記治具６０上の適宜位置に載せ、各逃げ孔６１から吸引
して固定する。 5) 後記本印刷の場合と同様に、ダミー被印刷物Ｗ（各
スルホール５９がないもの）が整合部Ａから印刷部Ｂへ
搬送されてこのダミー被印刷物Ｗに仮印刷が施され、図
８（ｃ）に示すスクリーン版３９の両印刷位置６２，６
３が上記治具６０の両ターゲット逃げ孔６１のほぼ真上
でダミー被印刷物Ｗに対し両印刷目印（図示せず）とし
て付けられる。仮印刷後のダミー被印刷物Ｗが印刷部Ｂ
から整合部Ａへ戻され、整合部Ａの所定位置で搬送テー
ブル１が停止する。この搬送テーブル１は位置調節駆動
手段３により原点位置に設定される。
記治具６０上の適宜位置に載せ、各逃げ孔６１から吸引
して固定する。 5) 後記本印刷の場合と同様に、ダミー被印刷物Ｗ（各
スルホール５９がないもの）が整合部Ａから印刷部Ｂへ
搬送されてこのダミー被印刷物Ｗに仮印刷が施され、図
８（ｃ）に示すスクリーン版３９の両印刷位置６２，６
３が上記治具６０の両ターゲット逃げ孔６１のほぼ真上
でダミー被印刷物Ｗに対し両印刷目印（図示せず）とし
て付けられる。仮印刷後のダミー被印刷物Ｗが印刷部Ｂ
から整合部Ａへ戻され、整合部Ａの所定位置で搬送テー
ブル１が停止する。この搬送テーブル１は位置調節駆動
手段３により原点位置に設定される。
【００３０】6) 整合部Ａにおいて、前述したように両
ターゲット逃げ孔６１を目標として位置設定された両Ｃ
ＣＤカメラ２７，２８が前記ダミー被印刷物Ｗの両印刷
目印を撮像する。なお、前述したように、この両印刷目
印が両ターゲット逃げ孔６１のほぼ真上でダミー被印刷
物Ｗに付けられるのは、すでに位置設定された両ＣＣＤ
カメラ２７，２８によりこの両印刷目印を撮像可能にす
るためであって、撮像可能範囲であれば両ターゲット逃
げ孔６１と両印刷目印との位置ずれは許容される。
ターゲット逃げ孔６１を目標として位置設定された両Ｃ
ＣＤカメラ２７，２８が前記ダミー被印刷物Ｗの両印刷
目印を撮像する。なお、前述したように、この両印刷目
印が両ターゲット逃げ孔６１のほぼ真上でダミー被印刷
物Ｗに付けられるのは、すでに位置設定された両ＣＣＤ
カメラ２７，２８によりこの両印刷目印を撮像可能にす
るためであって、撮像可能範囲であれば両ターゲット逃
げ孔６１と両印刷目印との位置ずれは許容される。
【００３１】そして、前記Ｘa ーＹa 直交座標及びＸb
ーＹb 直交座標において、両印刷目印の位置が（ｘa ，
ｙa ，θa ）及び（ｘb ，ｙb ，θb ）として検出さ
れ、それぞれの検出位置がコントローラ５７に入力され
てその記憶部５７ａに記憶される。
ーＹb 直交座標において、両印刷目印の位置が（ｘa ，
ｙa ，θa ）及び（ｘb ，ｙb ，θb ）として検出さ
れ、それぞれの検出位置がコントローラ５７に入力され
てその記憶部５７ａに記憶される。
【００３２】＊ このような前段取り後に、図７（ａ）
（ｂ）（ｃ）及び図８（ａ）（ｂ）（ｃ）に示す本印刷
を下記の手順1)→8)で行う。 1) 図７（ａ）に示す第一整合工程 前記前段取りの手順1)及び2)と同様に、搬送テーブル１
は整合部Ａの所定位置で停止して原点位置に設定され
る。この搬送テーブル１の載置面１ａ上には、前述した
ように、治具６０が位置決めされている。
（ｂ）（ｃ）及び図８（ａ）（ｂ）（ｃ）に示す本印刷
を下記の手順1)→8)で行う。 1) 図７（ａ）に示す第一整合工程 前記前段取りの手順1)及び2)と同様に、搬送テーブル１
は整合部Ａの所定位置で停止して原点位置に設定され
る。この搬送テーブル１の載置面１ａ上には、前述した
ように、治具６０が位置決めされている。
【００３３】また、前記供給移換機構３２により、被印
刷物Ｗが上記治具６０の上方の所定位置に供給される。 2) 図７（ｂ）に示す第一整合工程 上記被印刷物Ｗの各スルホール５９のうち上記治具６０
の両ターゲット逃げ孔６１に対応する両ターゲットスル
ホール５９は、両ＣＣＤカメラ２７，２８の視野内にあ
る場合に撮像される。そして、前記Ｘa ーＹa 直交座標
及びＸb ーＹb直交座標において、両ターゲットスルホ
ール５９の位置（ターゲット位置）が（ｘa ，ｙa ，θ
a ）及び（ｘb ，ｙb ，θb ）として検出され、それぞ
れの検出位置がコントローラ５７に入力される。コント
ローラ５７の演算部５７ｂは、この両ターゲットスルホ
ール５９の検出位置（ｘa ，ｙa ，θa ）（ｘb ，
ｙb ，θb ）が前記座標中心Ｏa ，Ｏb すなわち（ｘa
＝０，ｙa ＝０，θa ＝０）（ｘb ＝０，ｙb ＝０，θ
b ＝０）になるように、前記位置調節駆動手段３の各サ
ーボモータ１０，１１，１２の駆動量を演算する。コン
トローラ５７の制御部５７ｃがこの演算駆動量を各サー
ボモータ１０，１１，１２に指令すると、各サーボモー
タ１０，１１，１２がフィードバック自動制御され、搬
送テーブル１上の治具６０が被印刷物Ｗに対し移動して
両ターゲット逃げ孔６１と両ターゲットスルホール５９
とが互いに一致する。
刷物Ｗが上記治具６０の上方の所定位置に供給される。 2) 図７（ｂ）に示す第一整合工程 上記被印刷物Ｗの各スルホール５９のうち上記治具６０
の両ターゲット逃げ孔６１に対応する両ターゲットスル
ホール５９は、両ＣＣＤカメラ２７，２８の視野内にあ
る場合に撮像される。そして、前記Ｘa ーＹa 直交座標
及びＸb ーＹb直交座標において、両ターゲットスルホ
ール５９の位置（ターゲット位置）が（ｘa ，ｙa ，θ
a ）及び（ｘb ，ｙb ，θb ）として検出され、それぞ
れの検出位置がコントローラ５７に入力される。コント
ローラ５７の演算部５７ｂは、この両ターゲットスルホ
ール５９の検出位置（ｘa ，ｙa ，θa ）（ｘb ，
ｙb ，θb ）が前記座標中心Ｏa ，Ｏb すなわち（ｘa
＝０，ｙa ＝０，θa ＝０）（ｘb ＝０，ｙb ＝０，θ
b ＝０）になるように、前記位置調節駆動手段３の各サ
ーボモータ１０，１１，１２の駆動量を演算する。コン
トローラ５７の制御部５７ｃがこの演算駆動量を各サー
ボモータ１０，１１，１２に指令すると、各サーボモー
タ１０，１１，１２がフィードバック自動制御され、搬
送テーブル１上の治具６０が被印刷物Ｗに対し移動して
両ターゲット逃げ孔６１と両ターゲットスルホール５９
とが互いに一致する。
【００３４】3) 図７（ｃ）に示す第一整合工程 前記供給移換機構３２により被印刷物Ｗが下動して治具
６０上に接触する。そして、治具６０の各逃げ孔６１で
被印刷物Ｗの各スルホール５９の外周が吸引され、被印
刷物Ｗが治具６０上に固定される。その後、供給移換機
構３２が被印刷物Ｗから離れる。なお、治具６０に対す
る被印刷物Ｗの固定手段としては、クランプを利用して
もよい。
６０上に接触する。そして、治具６０の各逃げ孔６１で
被印刷物Ｗの各スルホール５９の外周が吸引され、被印
刷物Ｗが治具６０上に固定される。その後、供給移換機
構３２が被印刷物Ｗから離れる。なお、治具６０に対す
る被印刷物Ｗの固定手段としては、クランプを利用して
もよい。
【００３５】4) 図８（ａ）に示す第二整合工程 上記被印刷物Ｗの両ターゲットスルホール５９は、両Ｃ
ＣＤカメラ２７，２８の視野内にある場合に撮像され
る。そして、前記Ｘa ーＹa 直交座標及びＸb ーＹb 直
交座標において、両ターゲットスルホール５９の位置
（ターゲット位置）が（ｘa ，ｙa ，θa ）及び
（ｘb ，ｙb ，θb ）として検出され、それぞれの検出
位置がコントローラ５７に入力される。
ＣＤカメラ２７，２８の視野内にある場合に撮像され
る。そして、前記Ｘa ーＹa 直交座標及びＸb ーＹb 直
交座標において、両ターゲットスルホール５９の位置
（ターゲット位置）が（ｘa ，ｙa ，θa ）及び
（ｘb ，ｙb ，θb ）として検出され、それぞれの検出
位置がコントローラ５７に入力される。
【００３６】5) 図８（ｂ）に示す第二整合工程 コントローラ５７の演算部５７ｂは、この両ターゲット
スルホール５９の検出位置（ｘa ，ｙa ，θa ）
（ｘb ，ｙb ，θb ）が、前記両ＣＣＤカメラ２７，２
８で撮像した両印刷目印の位置すなわち設定印刷位置６
２ａ（ｘa ，ｙa ，θ a ）及び設定印刷位置６３ａ（ｘ
b ，ｙb ，θb ）になるように、前記位置調節駆動手段
３の各サーボモータ１０，１１，１２の駆動量を演算す
る。コントローラ５７の制御部５７ｃがこの演算駆動量
を各サーボモータ１０，１１，１２に指令すると、各サ
ーボモータ１０，１１，１２がフィードバック自動制御
され、搬送テーブル１上の治具６０及び被印刷物Ｗが両
ＣＣＤカメラ２７，２８に対し移動して両ターゲットス
ルホール５９と両設定印刷位置６２ａ，６３ａとが互い
に一致する。
スルホール５９の検出位置（ｘa ，ｙa ，θa ）
（ｘb ，ｙb ，θb ）が、前記両ＣＣＤカメラ２７，２
８で撮像した両印刷目印の位置すなわち設定印刷位置６
２ａ（ｘa ，ｙa ，θ a ）及び設定印刷位置６３ａ（ｘ
b ，ｙb ，θb ）になるように、前記位置調節駆動手段
３の各サーボモータ１０，１１，１２の駆動量を演算す
る。コントローラ５７の制御部５７ｃがこの演算駆動量
を各サーボモータ１０，１１，１２に指令すると、各サ
ーボモータ１０，１１，１２がフィードバック自動制御
され、搬送テーブル１上の治具６０及び被印刷物Ｗが両
ＣＣＤカメラ２７，２８に対し移動して両ターゲットス
ルホール５９と両設定印刷位置６２ａ，６３ａとが互い
に一致する。
【００３７】6) 図８（ｃ）に示す印刷工程 前記整合工程で被印刷物Ｗ及び治具６０を載置して位置
決めした搬送テーブル１は、図２に示すように、印刷部
Ｂに移動する。この場合、スクリーン版３９の両印刷位
置６２，６３が被印刷物Ｗの両ターゲットスルホール５
９に一致している。この被印刷物Ｗに対し印刷機構３５
により印刷が施される。
決めした搬送テーブル１は、図２に示すように、印刷部
Ｂに移動する。この場合、スクリーン版３９の両印刷位
置６２，６３が被印刷物Ｗの両ターゲットスルホール５
９に一致している。この被印刷物Ｗに対し印刷機構３５
により印刷が施される。
【００３８】7) 排出工程 前記印刷工程で印刷が施された被印刷物Ｗを載置して位
置決めした搬送テーブル１は、図３に示すように、排出
部Ｃに移動する。この搬送テーブル１の載置面１ａ（図
４参照）において吸着が解除される。そして、印刷後の
被印刷物Ｗは、排出移換機構５４により排出部Ｃから搬
出される。
置決めした搬送テーブル１は、図３に示すように、排出
部Ｃに移動する。この搬送テーブル１の載置面１ａ（図
４参照）において吸着が解除される。そして、印刷後の
被印刷物Ｗは、排出移換機構５４により排出部Ｃから搬
出される。
【００３９】8) 復帰工程 前記排出工程で印刷後の被印刷物Ｗが搬出されて離れた
搬送テーブル１は、図１に示すように、前記整合部Ａへ
移動する。そして、次の被印刷物Ｗが整合部Ａに供給さ
れる。
搬送テーブル１は、図１に示すように、前記整合部Ａへ
移動する。そして、次の被印刷物Ｗが整合部Ａに供給さ
れる。
【００４０】＜本実施形態の特徴＞本実施形態は下記の
特徴を有する。 ＊ まず、整合部Ａにおける第一整合工程で、搬送テー
ブル１のターゲット位置、例えば搬送テーブル１に載置
して固定した治具６０の両ターゲット逃げ孔６１の位置
に対し、被印刷物Ｗのターゲット位置、例えば両ターゲ
ットスルホール５９の位置を合わせている。そのため、
各スルホール５９に対し各逃げ孔６１が確実に一致す
る。従って、スルホール５９に充填されたインキを逃が
して治具６０の汚れを防止する逃げ孔６１としての役目
を確実に果たし、良好な印刷状態を得ることができる。
特徴を有する。 ＊ まず、整合部Ａにおける第一整合工程で、搬送テー
ブル１のターゲット位置、例えば搬送テーブル１に載置
して固定した治具６０の両ターゲット逃げ孔６１の位置
に対し、被印刷物Ｗのターゲット位置、例えば両ターゲ
ットスルホール５９の位置を合わせている。そのため、
各スルホール５９に対し各逃げ孔６１が確実に一致す
る。従って、スルホール５９に充填されたインキを逃が
して治具６０の汚れを防止する逃げ孔６１としての役目
を確実に果たし、良好な印刷状態を得ることができる。
【００４１】＊ 次に、整合部Ａにおける第二整合工程
で、位置合わせ手段２６における両ＣＣＤカメラ２７，
２８の設定印刷位置６２ａ，６３ａに対し被印刷物Ｗの
両ターゲットスルホール５９の位置（ターゲット位置）
を合わせている。従って、搬送テーブル１を治具６０及
び被印刷物Ｗとともに整合部Ａから印刷部Ｂへ移動させ
た時、スクリーン版３９に対し被印刷物Ｗを確実に位置
決めして、良好な印刷状態を得ることができる。
で、位置合わせ手段２６における両ＣＣＤカメラ２７，
２８の設定印刷位置６２ａ，６３ａに対し被印刷物Ｗの
両ターゲットスルホール５９の位置（ターゲット位置）
を合わせている。従って、搬送テーブル１を治具６０及
び被印刷物Ｗとともに整合部Ａから印刷部Ｂへ移動させ
た時、スクリーン版３９に対し被印刷物Ｗを確実に位置
決めして、良好な印刷状態を得ることができる。
【００４２】＊ 第一整合工程において使用する位置合
わせ手段２６の両ＣＣＤカメラ２７，２８を、第二整合
工程において使用する位置合わせ手段２６の両ＣＣＤカ
メラ２７，２８として兼用している。従って、位置合わ
せ設備を簡略化することができる。
わせ手段２６の両ＣＣＤカメラ２７，２８を、第二整合
工程において使用する位置合わせ手段２６の両ＣＣＤカ
メラ２７，２８として兼用している。従って、位置合わ
せ設備を簡略化することができる。
【００４３】〔他の実施形態〕前記実施形態以外にも下
記＊のように構成してもよい。 ＊ 前記実施形態では、搬送テーブル１上の載置面１ａ
に被印刷物Ｗを位置決めする位置決め手段として、真空
ポンプ１３に接続した多数の吸引孔を利用しているが、
被印刷物Ｗを当接させるストッパ及び被印刷物Ｗを挟持
するグリッパーを利用したり、またはそれらを併用した
りしてもよい。
記＊のように構成してもよい。 ＊ 前記実施形態では、搬送テーブル１上の載置面１ａ
に被印刷物Ｗを位置決めする位置決め手段として、真空
ポンプ１３に接続した多数の吸引孔を利用しているが、
被印刷物Ｗを当接させるストッパ及び被印刷物Ｗを挟持
するグリッパーを利用したり、またはそれらを併用した
りしてもよい。
【００４４】＊ 前記実施形態にかかるスクリーン印刷
機では、被印刷物Ｗが供給されて位置決めされる整合部
Ａと、位置決め後の被印刷物Ｗに対し印刷機構３５によ
り印刷を施す印刷部Ｂと、印刷後の被印刷物Ｗが搬出さ
れる排出部Ｃとが順次並設され、被印刷物Ｗを着脱可能
に載置する搬送テーブル１が、前記整合部Ａと印刷部Ｂ
と排出部Ｃとの間で搬送駆動手段２により往復移動可能
に支持されている。従って、搬送テーブル１は、整合部
Ａで整合テーブルとして、印刷部Ｂで印刷テーブルとし
て、排出部Ｃで排出テーブルとして、それぞれ兼用され
る。
機では、被印刷物Ｗが供給されて位置決めされる整合部
Ａと、位置決め後の被印刷物Ｗに対し印刷機構３５によ
り印刷を施す印刷部Ｂと、印刷後の被印刷物Ｗが搬出さ
れる排出部Ｃとが順次並設され、被印刷物Ｗを着脱可能
に載置する搬送テーブル１が、前記整合部Ａと印刷部Ｂ
と排出部Ｃとの間で搬送駆動手段２により往復移動可能
に支持されている。従って、搬送テーブル１は、整合部
Ａで整合テーブルとして、印刷部Ｂで印刷テーブルとし
て、排出部Ｃで排出テーブルとして、それぞれ兼用され
る。
【００４５】上記実施形態のスクリーン印刷機に代え
て、例えば、下記のスクリーン印刷機に応用する。前記
整合部と印刷部とが順次並設され、前記搬送テーブルが
整合部と印刷部との間で搬送駆動手段により往復移動可
能に支持されている。印刷後の被印刷物は、印刷部で搬
送テーブル上に待機し、印刷部に隣接する排出部に設け
られた排出移換機構により、この搬送テーブルから取り
出されて搬出される。
て、例えば、下記のスクリーン印刷機に応用する。前記
整合部と印刷部とが順次並設され、前記搬送テーブルが
整合部と印刷部との間で搬送駆動手段により往復移動可
能に支持されている。印刷後の被印刷物は、印刷部で搬
送テーブル上に待機し、印刷部に隣接する排出部に設け
られた排出移換機構により、この搬送テーブルから取り
出されて搬出される。
【００４６】
【発明の効果】本発明によれば、搬送テーブル（１）の
ターゲット位置（６１）、例えば搬送テーブル（１）に
載置して固定した治具（６０）のターゲット位置（６
１）を、被印刷物（Ｗ）のターゲット位置（５９）に対
し確実に一致させるとともに、スクリーン版（３９）に
対し被印刷物（Ｗ）を確実に位置決めして、良好な印刷
状態を得ることができる。また、位置合わせ手段（２
６）を兼用して位置合わせ設備を簡略化することができ
る。
ターゲット位置（６１）、例えば搬送テーブル（１）に
載置して固定した治具（６０）のターゲット位置（６
１）を、被印刷物（Ｗ）のターゲット位置（５９）に対
し確実に一致させるとともに、スクリーン版（３９）に
対し被印刷物（Ｗ）を確実に位置決めして、良好な印刷
状態を得ることができる。また、位置合わせ手段（２
６）を兼用して位置合わせ設備を簡略化することができ
る。
【図１】 本実施形態にかかるスクリーン印刷機におい
て被印刷物搬送テーブルが整合部で停止している状態を
示す概略正断面図である。
て被印刷物搬送テーブルが整合部で停止している状態を
示す概略正断面図である。
【図２】 本実施形態にかかるスクリーン印刷機におい
て被印刷物搬送テーブルが印刷部で停止している状態を
示す概略正断面図である。
て被印刷物搬送テーブルが印刷部で停止している状態を
示す概略正断面図である。
【図３】 本実施形態にかかるスクリーン印刷機におい
て被印刷物搬送テーブルが排出部で停止している状態を
示す概略正断面図である。
て被印刷物搬送テーブルが排出部で停止している状態を
示す概略正断面図である。
【図４】 （ａ）は上記搬送テーブル及びその位置調節
駆動手段を示す概略拡大正面図であり、（ｂ）は同じく
概略拡大平面図である。
駆動手段を示す概略拡大正面図であり、（ｂ）は同じく
概略拡大平面図である。
【図５】 上記搬送テーブルの往復搬送駆動手段及び印
刷部の印刷機構を示す概略側断面図である。
刷部の印刷機構を示す概略側断面図である。
【図６】 本実施形態にかかる電気ブロック回路図であ
る。
る。
【図７】 （ａ）（ｂ）及び（ｃ）はそれぞれ第一整合
工程を示す作用説明図である。
工程を示す作用説明図である。
【図８】 （ａ）及び（ｂ）はそれぞれ第二整合工程を
示す作用説明図であり、（ｃ）は印刷工程を示す作用説
明図である。
示す作用説明図であり、（ｃ）は印刷工程を示す作用説
明図である。
１…搬送テーブル、１ａ…被印刷物位置決め載置面（位
置決め手段）、２…搬送駆動手段、３…搬送テーブル位
置調節駆動手段、２６…位置合わせ手段、２７，２８…
ＣＣＤカメラ（位置合わせセンサ）、３５…印刷機構、
３９…スクリーン版、５７…コントローラ、５７ａ…記
憶部、５７ｃ…制御部、５９…被印刷物スルホール（タ
ーゲット位置）、６０…治具、６１…治具逃げ孔（ター
ゲット位置）、６２，６３…スクリーン版印刷位置、６
２ａ，６３ａ…設定印刷位置、Ｗ…被印刷物、Ａ…整合
部、Ｂ…印刷部、Ｃ…排出部。
置決め手段）、２…搬送駆動手段、３…搬送テーブル位
置調節駆動手段、２６…位置合わせ手段、２７，２８…
ＣＣＤカメラ（位置合わせセンサ）、３５…印刷機構、
３９…スクリーン版、５７…コントローラ、５７ａ…記
憶部、５７ｃ…制御部、５９…被印刷物スルホール（タ
ーゲット位置）、６０…治具、６１…治具逃げ孔（ター
ゲット位置）、６２，６３…スクリーン版印刷位置、６
２ａ，６３ａ…設定印刷位置、Ｗ…被印刷物、Ａ…整合
部、Ｂ…印刷部、Ｃ…排出部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平８−58058（ＪＰ，Ａ) 特開 平７−304153（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−182965（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−155706（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−131610（ＪＰ，Ａ) 特開 平４−182129（ＪＰ，Ａ) 実開 平２−11668（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) B41F 15/26 B41F 15/08 B41F 33/14
Claims (4)
- 【請求項１】 整合部で、搬送テーブルのターゲット位
置に対し、供給した被印刷物のターゲット位置を位置合
わせ手段により合わせるように、搬送テーブルの位置を
調節した後、この被印刷物を搬送テーブルに載置して固
定する第一整合工程と、 この整合部において、印刷部にあるスクリーン版の印刷
位置が設定された位置合わせ手段における設定印刷位置
に、被印刷物のターゲット位置及び搬送テーブルのター
ゲット位置のうちいずれかのターゲット位置を合わせる
ように、搬送テーブルの位置を調節する第二整合工程と
を経た後に、 この第二整合工程で位置決めされた搬送テーブルを印刷
部に移動させてスクリーン版に被印刷物を位置決めする
ことを特徴とするスクリーン印刷機のスクリーン版に対
する被印刷物の位置決め方法。 - 【請求項２】 整合部で、搬送テーブルに載置して固定
した治具のターゲット位置に対し、供給した被印刷物の
ターゲット位置を位置合わせ手段により合わせるよう
に、搬送テーブルの位置を調節した後、この被印刷物を
治具に載置して固定する第一整合工程と、 この整合部において、印刷部にあるスクリーン版の印刷
位置が設定された位置合わせ手段における設定印刷位置
に、被印刷物のターゲット位置及び治具のターゲット位
置のうちいずれかのターゲット位置を合わせるように、
搬送テーブルの位置を調節する第二整合工程とを経た後
に、 この第二整合工程で位置決めされた搬送テーブルを印刷
部に移動させてスクリーン版に被印刷物を位置決めする
ことを特徴とするスクリーン印刷機のスクリーン版に対
する被印刷物の位置決め方法。 - 【請求項３】 第一整合工程において使用する位置合わ
せ手段を第二整合工程において使用する位置合わせ手段
として兼用することを特徴とする請求項１または請求項
２に記載のスクリーン印刷機のスクリーン版に対する被
印刷物の位置決め方法。 - 【請求項４】 被印刷物が供給されて位置決めされる整
合部と、位置決め後の被印刷物に対し印刷機構により印
刷を施す印刷部とを順次並設し、被印刷物を位置決め手
段により着脱可能に載置する搬送テーブルを、前記整合
部と印刷部との間で搬送駆動手段により往復移動可能に
支持し、この搬送テーブルの位置を調節する搬送テーブ
ル位置調節駆動手段を備えたスクリーン印刷機におい
て、 前記整合部にあっては、この搬送テーブルに載置して固
定した治具のターゲット位置と、供給した被印刷物のタ
ーゲット位置とを検出する位置合わせセンサを備え、 この位置合わせセンサからの検出信号に基づき、治具の
ターゲット位置と被印刷物のターゲット位置とを読み出
し、これらのターゲット位置を互いに合わせるように、
前記搬送テーブル位置調節駆動手段を駆動させる制御部
と、 前記印刷部にあるスクリーン版の印刷位置を設定印刷位
置として記憶する記憶部と、 前記位置合わせセンサからの検出信号に基づき、被印刷
物のターゲット位置及び治具のターゲット位置のうちい
ずれかのターゲット位置を読み出し、読み出されたター
ゲット位置を、前記記憶部から読み出された設定印刷位
置に合わせるように、前記搬送テーブル位置調節駆動手
段を駆動させる制御部とを備えたことを特徴とするスク
リーン印刷機のスクリーン版に対する被印刷物の位置決
め装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21314597A JP3154958B2 (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | スクリーン印刷機のスクリーン版に対する被印刷物の位置決め方法及び位置決め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21314597A JP3154958B2 (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | スクリーン印刷機のスクリーン版に対する被印刷物の位置決め方法及び位置決め装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1148445A JPH1148445A (ja) | 1999-02-23 |
| JP3154958B2 true JP3154958B2 (ja) | 2001-04-09 |
Family
ID=16634332
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21314597A Expired - Lifetime JP3154958B2 (ja) | 1997-08-07 | 1997-08-07 | スクリーン印刷機のスクリーン版に対する被印刷物の位置決め方法及び位置決め装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3154958B2 (ja) |
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| CN105538890B (zh) * | 2016-02-29 | 2018-04-03 | 深圳市威利特自动化设备有限公司 | 卷料自动对位的丝网印刷系统 |
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-
1997
- 1997-08-07 JP JP21314597A patent/JP3154958B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1148445A (ja) | 1999-02-23 |
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