JP2009283504A - スクリーン印刷機、電子部品装着装置及び電子部品の実装ライン - Google Patents

スクリーン印刷機、電子部品装着装置及び電子部品の実装ライン Download PDF

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Abstract

【課題】タクトタイムを長くすることなく、塗布剤の中心を目標座標として電子部品を装着してセルフアライメント効果を得る。
【解決手段】プリント基板P上の基板認識マークKMを基板認識カメラ28が撮像すると共にスクリーン認識カメラ31がスクリーン認識マークSMを撮像して基板PとスクリーンSの位置を認識し、両者を位置合わせして、スクリーンS上の半田をスキージを移動させることにより基板P上にパターン孔Hを介して塗布するスクリーン印刷機2と、このスクリーン印刷機2により半田が塗布された基板P上の基板認識マークKMを基板認識カメラ68で撮像して基板Pの位置を認識して、半田を介して電子部品を基板P上に装着する電子部品装着装置4とを備え、前記基板認識マークKMに対するスクリーン認識マークSMの位置ズレ量を装着装置4は認識した基板認識マークKMの位置に加味して基板Pの位置を把握する。
【選択図】図8

Description

本発明は、プリント基板に付された基板認識マークを基板認識カメラが撮像して該プリント基板の位置を認識すると共にスクリーンをスクリーン認識カメラがスクリーン認識マークを撮像して該スクリーンの位置を認識し、前記プリント基板とスクリーンとを位置合わせして、前記スクリーン上の塗布剤をスキージを移動させることにより前記プリント基板上にパターン孔を介して塗布するスクリーン印刷機に関する。
また、スクリーン印刷機により塗布剤が塗布されたプリント基板に付された位置決めマークを基板認識カメラで撮像して該プリント基板の位置を認識して、前記塗布剤を介して電子部品を前記プリント基板上に装着する電子部品装着装置に関する。
更に、スクリーン印刷機と電子部品装着装置とを備えた電子部品の実装ラインに関する。
この種のスクリーン印刷機は、例えば特許文献1などに開示されており、プリント基板に付された基板認識マークを基板認識カメラが撮像して該プリント基板の位置を認識すると共に、スクリーンをスクリーン認識カメラがスクリーン認識マークを撮像して該スクリーンの位置を認識し、前記プリント基板とスクリーンとを位置合わせして、塗布剤を前記プリント基板上に塗布している。また、電子部品装着装置は、例えば特許文献2などに開示されており、プリント基板に付された位置決めマークを基板認識カメラで撮像して該プリント基板の位置を認識して、前記塗布剤を介して電子部品を前記プリント基板上に装着している。
特開2000−211108号公報 特開平11−346098号公報
しかしながら、プリント基板のランド中心を目標座標として電子部品を装着しているが、電子部品のサイズによっては塗布剤である半田の中心を目標座標として電子部品を装着した方がセルフアライメント効果が得られる場合がある。この場合、前述したようは実際に塗布された半田の中心を目標座標として電子部品を装着する場合に、専用の検査機か電子部品装着装置により、半田の座標を全点測定する方法も考えられるが、タクトタイムが大きくなるという問題がある。
そこで本発明は、タクトタイムを長くすることなく、塗布剤の中心を目標座標として電子部品を装着してセルフアライメント効果が得られようにすることを目的とする。
このためスクリーン印刷機に係る第1の発明は、プリント基板に付された基板認識マークを基板認識カメラが撮像して該プリント基板の位置を認識すると共にスクリーン認識カメラがスクリーンに付されたスクリーン認識マークを撮像して該スクリーンの位置を認識し、前記プリント基板とスクリーンとを位置合わせして、前記スクリーン上の塗布剤をスキージを移動させることにより前記プリント基板上にパターン孔を介して塗布するスクリーン印刷機に於いて、前記基板認識マークに対するスクリーン認識マークの位置ズレ量を電子部品を前記プリント基板上に装着する電子部品装着装置に送信するようにしたことを特徴とする。
電子部品装着装置に係る第2の発明は、プリント基板に付された基板認識マークを基板認識カメラが撮像して該プリント基板の位置を認識すると共にスクリーン認識カメラがスクリーンに付されたスクリーン認識マークを撮像して該スクリーンの位置を認識し、前記プリント基板とスクリーンとを位置合わせして、前記スクリーン上の塗布剤をスキージを移動させることにより前記プリント基板上にパターン孔を介して塗布するスクリーン印刷機からの前記基板認識マークに対するスクリーン認識マークの位置ズレ量を、前記塗布剤が塗布された前記プリント基板に付された位置決めマークを基板認識カメラで撮像して認識した前記位置決めマークの位置に加味して前記プリント基板の電子部品を搭載すべき位置を把握することを特徴とする。
電子部品の実装ラインに係る第3の発明は、プリント基板に付された基板認識マークを基板認識カメラが撮像して該プリント基板の位置を認識すると共にスクリーン認識カメラがスクリーンに付されたスクリーン認識マークを撮像して該スクリーンの位置を認識し、前記プリント基板とスクリーンとを位置合わせして、前記スクリーン上の塗布剤をスキージを移動させることにより前記プリント基板上にパターン孔を介して塗布するスクリーン印刷機と、このスクリーン印刷機により塗布剤が塗布された前記プリント基板に付された位置決めマークを基板認識カメラで撮像して該プリント基板の位置を認識して、前記塗布剤を介して電子部品を前記プリント基板上に装着する電子部品装着装置とを備え、前記基板認識マークに対するスクリーン認識マークの位置ズレ量を、電子部品装着装置は認識した前記位置決めマークの位置に加味して前記プリント基板の電子部品を搭載すべき位置を把握することを特徴とする。
本発明は、タクトタイムを長くすることなく、塗布剤の中心を目標座標として電子部品を装着してセルフアライメント効果が得られようにすることができる。
以下、本発明の具体的な実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は一部省略した電子部品の実装ライン1を示し、図2はスクリーン印刷機の要部の正面図、図3はスクリーン印刷機の要部の右側面図、図4はスクリーン印刷機と電子部品装着装置の制御ブロック図を示す。
先ず、図1において、本発明の実施形態の電子部品の実装ライン1は、スクリーン上の塗布剤をスキージを移動させることによりプリント基板P上、即ちランドL上に印刷用パターン孔Hを介して塗布するスクリーン印刷機2、前記プリント基板上に接着剤を塗布する接着剤塗布装置3、プリント基板上に前記塗布剤、接着剤を介して電子部品を装着する電子部品装着装置4を備えている。
図2に示すように、前記スクリーン印刷機2は、基台11上に設置された基板支持テーブル12と、この基板支持テーブル12の上方に配置されたスクリーン支持手段13と、基板支持テーブル12とスクリーン支持手段13の間に配置され基板支持テーブル12によって支持されたプリント基板Pに対角線上の位置に付された基板認識マークPMを撮像する第1撮像手段14と、スクリーン支持手段13の上方に配置されスクリーン支持手段13に支持されたスクリーンSに付されたスクリーン認識マークSMを撮像する第2撮像手段15と、スクリーンSの上方に配置された一対の印刷ヘッド16A、16B(図3参照)と、基板Pを基板支持テーブル12上に供給する供給コンベア17と、基板Pを基板支持テーブル12上から排出する排出コンベア18と、第1及び第2撮像手段14、15で撮像した画像を映し出す後述のモニタ47(図4参照)とを備えている。
前記基板支持テーブル12は、水平方向に延びるX軸の方向(図2参照)に移動するための第1移動機構21と、この第1移動機構21上に設けられ水平面内で回転するための回転機構22と、この回転機構22上に設けられ垂直方向に延びるZ軸の方向に移動するための第2移動機構23と、この第2移動機構23上に設けられた基板支持プレート24と、この基板支持プレート24の上面に設けられ基板PをX軸方向に搬送する搬送機構(図示せず)とを備えている。
前記スクリーン支持手段13は、スクリーンSの下面の周縁部を支持するスクリーン支持枠25と、該スクリーン支持枠25の上方に配置されスクリーンSをスクリーン支持枠25に圧接するシリンダ26、26と、水平方向に延びるY軸の方向に移動するための移動機構27とを備えている。
前記第1撮像手段14は、基板認識カメラ28と、この基板認識カメラ28をX軸及びY軸方向に移動させる移動機構29と、基板支持テーブル12上の基板Pに光を照射する照明装置(図示せず)とを備えている。また、第2撮像手段15は、スクリーン認識カメラ31と、このカメラ31をX軸方向に移動させる移動機構32と、基板支持テーブル12上の基板Pに光を照射する照明装置(図示せず)とを備えており、カメラ31は印刷ヘッド16A、16Bの移動機構34によってY軸方向に移動するようになっている。
なお、図3に示すように、印刷ヘッド16A、16BはY軸方向に間隔をおいて配置され、下端部にそれぞれスキージ33A、33Bが取り付けられており、前記移動機構34によって同時にY軸方向に移動すると共に垂直移動機構35A、35Bによってそれぞれ個別にZ軸方向に移動する。そして、印刷ヘッド16A、16Bが図3の左方向へ移動する際には右側の印刷ヘッド16Aが下降してスキージ33AがスクリーンS上を摺動し、図3の右方向へ移動する際には左側の印刷ヘッド16Bが下降してスキージ33BがスクリーンS上を摺動する。したがって、印刷ヘッド6A、6Bの一回の往復移動で二回の印刷処理が行われる。
前記供給コンベア17は基板支持テーブル12を図2の左方向に移動させることによって基板支持テーブル12と連結され、この状態で供給コンベア17を駆動すると基板支持テーブル12の搬送機構が連動するようになっている。また、排出コンベア18は、基板支持テーブル12を図2の右方向に移動させることによって基板支持テーブル12と連結され、この状態で排出コンベア18を駆動すると基板支持テーブル12の搬送機構が連動するようになっている。
次に、図4の電子部品装着装置4の平面図に基づき説明すると、該装置51の基台52上には種々の電子部品を夫々その部品取出し部(部品吸着位置)に1個ずつ供給する部品供給ユニット53が複数並設されている。対向する部品供給ユニット53群の間には、供給コンベア54、位置決め部55及び排出コンベア56が設けられている。
58A、58BはX方向に長い一対のビームであり、夫々Y軸モータ59の駆動によりネジ軸60を回転させ、左右一対のガイド61に沿ってプリント基板Pや部品供給ユニット53の部品吸着取出し位置上方を個別にY方向に移動する。そして、各ビーム58A、58Bにはその長手方向、即ちX方向にX軸モータ62によりガイド(図示せず)に沿って移動する装着ヘッド57A、57Bが夫々設けられている。各装着ヘッド57A又は57Bには2本の吸着ノズル67を上下動させるための上下軸モータ63がそれぞれ2個搭載され、また鉛直軸周りに回転させるためのθ軸モータ64がそれぞれ2個搭載されている。従って、2個の装着ヘッド57A、57Bの各吸着ノズル67はX方向及びY方向に移動可能であり、垂直線回りに回転可能で、かつ上下動可能となっている。
66は部品認識カメラで、吸着ノズル67に吸着保持された電子部品を撮像する。68は基板認識カメラで、前記プリント基板Pに付された位置決めマークである基板認識マークKMを撮像する。
次に図5のスクリーン印刷機2と電子部品装着装置4の制御ブロック図について、説明する。初めにスクリーン印刷機2について説明すると、43は統括制御装置としてのCPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)であり、44は記憶装置としてのRAM(ランダム・アクセス・メモリ)で種々の情報が格納されている。そして、前記RAM44に格納された印刷動作に係わる種々の情報に基づき、記憶装置としてのROM(リ−ド・オンリー・メモリ)45に格納された印刷動作に係わる動作プログラムに従ってスクリーン印刷動作が行われる。
46はインターフェースであり、モニタ47、タッチパネルスイッチ48、駆動回路49、認識処理装置50等が接続されている。そして、前記モニタ47には種々の前記タッチパネルスイッチ48が設けられ、作業者がタッチパネルスイッチ48を操作することにより、スクリーン印刷に係る種々の設定を行うことができる。
次に電子部品装着装置4について説明すると、電子部品装着装置4の各要素はCPU(セントラル・プロセッシング・ユニット)71が統括制御しており、この制御に係るプログラムを格納するROM(リ−ド・オンリー・メモリ)72及び各種データを格納するRAM(ランダム・アクセス・メモリ)73が接続されている。また、CPU71には操作画面等を表示するモニタ75及び該モニタ75の表示画面に形成された入力手段としてのタッチパネルスイッチ76がインターフェース77を介して接続されている。また、X方向に長い前後一対のビーム58A、58BをY方向に移動させるY軸モータ59、前記各ビーム58A、58Bに沿って吸着ノズル67を備えた装着ヘッド57A、57BをX方向に移動させるX軸モータ62、吸着ノズル67を上下動させるための上下軸モータ63、吸着ノズル67を鉛直軸周りに回転させるためのθ軸モータ64等が駆動回路78、インターフェース77を介して前記CPU71に接続されている。
前記RAM73には、部品装着に係るプリント基板Pの種類毎に装着データが記憶されており、その装着順序毎(ステップ番号毎)に、プリント基板P内での各電子部品の装着座標のX方向、Y方向及び角度情報や、電子部品を供給する各部品供給ユニットの配置番号情報等が格納されている。また前記RAM73には、前記各部品供給ユニットの部品供給ユニット配置番号に対応した各電子部品の種類の情報、即ち部品配置データが格納されており、更には形状データ・認識データ・制御データ・部品供給データから成る部品ライブラリデータが格納されている。
79はインターフェース77を介して前記CPU71に接続される認識処理装置で、前記吸着ノズル67に吸着保持された電子部品を部品認識カメラ66により撮像された画像の認識処理や、プリント基板Pに付された基板認識マークKMを基板認識カメラ68により撮像された画像の認識処理が該認識処理装置79にて行われ、CPU71に処理結果が送出される。即ち、CPU71は部品認識カメラ66により撮像された画像を認識処理(位置ずれ量の算出など)するように且つ基板認識カメラ68により撮像された画像の認識処理するように指示を認識処理装置79に出力すると共に、認識処理結果を認識処理装置79から受取るものである。
次に、スクリーン印刷機2の動作を説明する。先ず、プリント基板Pを供給コンベア17上に載置すると、フォトセンサ(図示せず)がこれを検知して基板ストッパ(図示せず)が下降し、基板Pを搬送中に動かないように押さえる。次に、基板支持テーブル12が図2の左方向に移動し、供給コンベア17と連結される。
そして、供給コンベア17が駆動され、これに基板支持テーブル12の搬送機構が連動して基板Pが基板支持テーブル12上に搬送され、所定位置に達すると供給コンベア17が停止する。そして、位置決め機構(図示せず)によって基板Pが基板支持テーブル12上に位置決めされた後、基板支持テーブル12が右方向に移動して最初の位置(以下、「原点位置」と称する。)に復帰する。
次に、第1撮像手段14の基板認識カメラ28がX軸方向及びY軸方向に移動してプリント基板Pの対角線上の位置の二個の基板認識マークKMを撮像し、その画像は認識処理装置50により認識処理される。そして、CPU43が認識処理装置50の認識処理結果から基板認識マークKMの位置座標を得て、この位置情報をRAM44に格納させる(図6参照)。
また、第2撮像手段15のスクリーン認識カメラ31がX軸方向及びY軸方向に移動してスクリーンS上の二個のスクリーン認識マークSMを撮像し、その画像は認識処理装置50により認識処理される。そして、CPU43が認識処理装置50の認識処理結果からスクリーン認識マークSMの位置座標を得て、この位置情報をRAM44に格納させる(図7参照)。そして、CPU43はRAM44に格納された各基板認識マークKMの位置と各スクリーン認識マークSMの位置とを比較して基板PとスクリーンSとを相対的に位置決めさせるべき位置ズレ量を算出して、RAM44に格納させる(図8参照)。このズレ量は、一方のX方向がΔx1で、Y方向がΔy1であり、他方のX方向がΔx2で、Y方向がΔy2である。
従って、このズレ量に基づいて、CPU43は基板支持テーブル12の移動機構21、回転機構22、スクリーン支持手段13の移動機構27を駆動回路49を介して駆動し、プリント基板PとスクリーンSの相対的な位置ズレを補正して、図8に示すように、位置決めする。
次に、印刷ヘッド16A、16Bの一方が、例えば右側の印刷ヘッド16Aが垂直移動機構35Aにより下降して、スキージ33Aが移動機構34によってY軸方向に移動して、スキージ33AがスクリーンS上を摺動することによりスクリーンSに開設された印刷用パターン孔Hを介して塗布剤である半田ペーストをプリント基板PのランドL上に塗布する。
なお、前記スクリーン印刷機2は前記位置ズレ量をRAM44に格納する際に、前記電子部品装着装置4に前記位置ズレ量を送信するので、電子部品装着装置4のCPU71はこの受信した前記位置ズレ量を格納する。
従って、電子部品装着装置4はプリント基板P上に電子部品を装着する際に、この受信した前記位置ズレ量を加味することとなり、以下、電子部品のプリント基板Pへの装着動作について説明する。
先ず、プリント基板Pの生産運転を開始させると、プリント基板Pが上流側装置(図示せず)より受継がれて供給コンベア54上に存在すると、供給コンベア54上のプリント基板Pを位置決め部55へ移動させ、位置決め固定する。そしてRAM73に格納された装着データ、即ちプリント基板P上の装着すべきXY座標位置、鉛直軸線回りへの回転角度位置及びFDR番号(各部品供給ユニット53の配置番号)等が指定された装着データに従い、Y方向はY軸モータ59を駆動させて一対のガイド61に沿ってビーム58A又は58Bを移動させ、X方向はX軸モータ62を駆動させて対応する装着ヘッド57A又は57Bの吸着ノズル67のいずれかを装着すべき電子部品を所定の部品供給ユニット53上方に移動させ、上下軸モータ63を駆動させて吸着ノズル67を下降させて電子部品を吸着して取出すこととなる。
更に、部品認識カメラ66上方に吸着ノズル67を移動させながら吸着保持された電子部品Dを撮像(フライ撮像)して認識処理装置79で認識処理し、またビーム58A又は58Bをプリント基板P上方へ移動させてプリント基板Pに付された基板認識マークKMを撮像して認識処理装置79で認識処理する(図6と同様)。
そして、CPU71は前述の位置ズレ量Δx1、Δy1及びΔx2、Δy2を、認識処理装置79で認識処理した各基板認識マークKMの座標に加算(加味)して、擬似的に各スクリーン認識マークの座標を得る(図9参照)。
更に、CPU71は基板認識マークKMの代わりにこの得られた擬似的な各スクリーン認識マークの座標を基準として、RAM73に格納された装着データの各電子部品Dの装着座標から現実に電子部品Dを装着する座標を求める。即ち、電子部品の搭載すべき位置である、例えば図9に示した電子部品Dに対応した一対の半田ペーストHの中心への搭載座標を把握する。そして、このように得られたプリント基板Pの搭載座標に、認識処理装置79で認識処理した吸着ノズル67に吸着保持された各電子部品Dの位置ズレ量も加味して、それぞれ装着ヘッドの吸着ノズル67に吸着保持された電子部品Dを装着する。
そして、1枚のプリント基板P上へ装着すべき電子部品を全て終了するまで、電子部品の取出し、認識、装着が繰り返され、全て終了すると、位置決め部55から排出コンベア56にプリント基板Pが搬送され、1枚目のプリント基板Pの電子部品装着に係る生産が終了し、2枚目のプリント基板Pに対する生産が行われることとなる。
以上のように本発明の実施態様について説明したが、上述の説明に基づいて当業者にとって種々の代替例、修正又は変形が可能であり、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲で前述の種々の代替例、修正又は変形を包含するものである。
一部省略した電子部品の実装ラインを示す図である。 スクリーン印刷機の正面図である。 スクリーン印刷機の要部の右側面図である。 電子部品装着装置の平面図である。 スクリーン印刷機と電子部品装着装置の制御ブロック図である。 プリント基板の平面図である。 スクリーンの平面図である。 スクリーンとプリント基板の位置ズレを示すための図である。 半田ペースト中心への電子部品搭載座標の求め方を説明するための図である。
符号の説明
2 スクリーン印刷機
4 電子部品装着装置
28 基板認識カメラ
31 スクリーン認識カメラ
43 CPU
68 基板認識カメラ
71 CPU

Claims (3)

  1. プリント基板に付された基板認識マークを基板認識カメラが撮像して該プリント基板の位置を認識すると共にスクリーン認識カメラがスクリーンに付されたスクリーン認識マークを撮像して該スクリーンの位置を認識し、前記プリント基板とスクリーンとを位置合わせして、前記スクリーン上の塗布剤をスキージを移動させることにより前記プリント基板上にパターン孔を介して塗布するスクリーン印刷機に於いて、前記基板認識マークに対するスクリーン認識マークの位置ズレ量を電子部品を前記プリント基板上に装着する電子部品装着装置に送信するようにしたことを特徴とするスクリーン印刷機。
  2. プリント基板に付された基板認識マークを基板認識カメラが撮像して該プリント基板の位置を認識すると共にスクリーン認識カメラがスクリーンに付されたスクリーン認識マークを撮像して該スクリーンの位置を認識し、前記プリント基板とスクリーンとを位置合わせして、前記スクリーン上の塗布剤をスキージを移動させることにより前記プリント基板上にパターン孔を介して塗布するスクリーン印刷機からの前記基板認識マークに対するスクリーン認識マークの位置ズレ量を、前記塗布剤が塗布された前記プリント基板に付された位置決めマークを基板認識カメラで撮像して認識した前記位置決めマークの位置に加味して前記プリント基板の電子部品を搭載すべき位置を把握することを特徴とする電子部品装着装置。
  3. プリント基板に付された基板認識マークを基板認識カメラが撮像して該プリント基板の位置を認識すると共にスクリーン認識カメラがスクリーンに付されたスクリーン認識マークを撮像して該スクリーンの位置を認識し、前記プリント基板とスクリーンとを位置合わせして、前記スクリーン上の塗布剤をスキージを移動させることにより前記プリント基板上にパターン孔を介して塗布するスクリーン印刷機と、このスクリーン印刷機により塗布剤が塗布された前記プリント基板に付された位置決めマークを基板認識カメラで撮像して該プリント基板の位置を認識して、前記塗布剤を介して電子部品を前記プリント基板上に装着する電子部品装着装置とを備え、前記基板認識マークに対するスクリーン認識マークの位置ズレ量を、電子部品装着装置は認識した前記位置決めマークの位置に加味して前記プリント基板の電子部品を搭載すべき位置を把握することを特徴とする電子部品の実装ライン。
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