JPH09216336A - クリームはんだ印刷方法及びその装置 - Google Patents

クリームはんだ印刷方法及びその装置

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JPH09216336A
JPH09216336A JP2758196A JP2758196A JPH09216336A JP H09216336 A JPH09216336 A JP H09216336A JP 2758196 A JP2758196 A JP 2758196A JP 2758196 A JP2758196 A JP 2758196A JP H09216336 A JPH09216336 A JP H09216336A
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JP
Japan
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screen mask
substrate
base portion
screen
recognition
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Application number
JP2758196A
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English (en)
Inventor
Yoshiro Shinoda
芳郎 篠田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH09216336A publication Critical patent/JPH09216336A/ja
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/10Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern
    • H05K3/12Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns
    • H05K3/1216Apparatus or processes for manufacturing printed circuits in which conductive material is applied to the insulating support in such a manner as to form the desired conductive pattern using thick film techniques, e.g. printing techniques to apply the conductive material or similar techniques for applying conductive paste or ink patterns by screen printing or stencil printing

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ボールねじ等のバックラッシュ誤差の影響を
受けることなく、基板に対するスクリーンマスクの位置
合せを高精度に行う。 【解決手段】 基板が基板バックアップ部に搬入される
と(S1)、スクリーン枠がベース部に対して基準位置
に位置し且つベース部が認識位置に位置された状態で、
CCDカメラによるスクリーンマスクのマークの撮影を
行う(S2)。引続き、ベース部を待機位置に移動させ
て(S3)、基板22のマークの撮影を行う(S4)。
基板のスクリーンマスクに対するずれ量ΔX、ΔY、Δ
θを算出し(S5)、ベース部の補正量Δy、X軸ロー
ラの補正量Δa、θ軸ローラの補正量Δbを求める(S
6)。ベース部を移動した上で(S7)、スクリーンマ
スクを基準位置から初期退避位置に一旦移動した後(S
8)、位置合せを行う(S9)。しかる後、印刷動作を
実行する(S10)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定パターンの細
孔が形成されたスクリーンマスクを通して基板にクリー
ムはんだを塗布するようにしたクリームはんだ印刷方法
及びその装置に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、電子部品の表面
実装技術における自動化の進展に伴い、プリント基板上
にクリームはんだを自動的に塗布するクリームはんだ印
刷装置が供されてきている。この種のクリームはんだ印
刷装置は、図6に示すように、スクリーンマスク1を保
持する矩形枠状のスクリーン枠2を有すると共に、図7
に示すように、基板3を支持する基板バックアップ部が
設けられている。
【0003】前記スクリーンマスク1には、所定パター
ンの細孔が形成されてり、また、前記基板3は、コンベ
ア機構4により前記基板バックアップ部に搬入,搬出さ
れるようになっている。さらに、図示はしないが、スク
リーン枠2の上方には、クリームはんだを前記スクリー
ンマスク1(細孔)を通して基板に塗布するためのスキ
ージ等からなる塗布機構が設けられている。
【0004】そして、このクリームはんだ印刷装置に
は、前記スクリーンマスク1と基板3との高精度の位置
合せを行うための機構が次のようにして設けられてい
る。即ち、前記スクリーン枠2は、矩形枠状をなす図示
しないベース部上に水平方向にスライド移動可能に支持
されている。前記ベース部は、図示しない直線駆動機構
によりY軸方向(前後方向)に自在に移動されるように
なっており、もって、スクリーンマスク1は、基板3に
対してY軸方向に自在に移動されるようになる。このと
き、ベース部は、図7(a)に示す待機位置(基板3部
分から奥方に退避した位置)と、図7(b)に示す認識
位置(基板3の上面部にスクリーンマスク1が配置され
る位置)との間で移動されるようになっている。
【0005】また、前記ベース部には、図6に示すよう
に、前記スクリーン枠2の奥側辺部の左端部分に当接す
る固定ローラ5、スクリーン枠2の左辺部の奥側端部部
分に当接するX軸ローラ6、前記スクリーン枠2の奥側
辺部の右端部分に当接するθ軸ローラ7が設けられてい
る。そして、これと共に、図6に矢印A,B,Cで示す
ようにスクリーン枠2を押付ける3個の押付ローラが設
けられている。
【0006】前記X軸ローラ6は、図8に示すように、
ユニット化された移動機構8によりX軸方向に自在に移
動されるようになっている。この移動機構8は、ベース
部の下面側に取付けられる取付フレーム9に、ボールね
じ10を支持するベアリングユニット11、前記ボール
ねじ10にカップリング12を介して連結されるサーボ
モータ13、X軸方向に延びるガイドレール14を取付
けて構成されている。そして、L字状をなす移動ブロッ
ク15が前記ガイドレール14に沿って移動可能に設け
られており、その一端部が前記ボールねじ10に螺合し
ているボールねじナット16に取付けられていると共
に、他端側に上方に延びるシャフト17が取付けられて
いる。前記シャフト17は、ベース部に形成されたX軸
方向に長い長孔を貫通し、その上端部に前記X軸ローラ
6が設けられている。
【0007】これにて、前記サーボモータ13の回転が
移動ブロック15のX軸方向の直線移動に変換され、X
軸ローラ6が自在に移動されるのである。また、前記θ
軸ローラ7についても、前記移動機構8と配設する向き
が90度異なるだけの同等の構成を備える移動機構(ユ
ニット)によりY軸方向に自在に移動されるようになっ
ているのである。
【0008】一方、図7に示すように、前記スクリーン
マスク1には、視覚認識用のマーク18が例えば2か所
に形成されており、前記基板3にも視覚認識用のマーク
19が例えば2か所に形成されている。そして、図示は
しないが、前記基板バックアップ部の上方には、前記マ
ーク18,19を撮影するためのカメラが固定的に設け
られており、そのカメラからの画像信号は、画像処理装
置により処理されて各マーク18,19の位置ひいては
スクリーンマスク1及び基板3の位置が検出されるよう
になっている。
【0009】以上の構成において、図示しないマイコン
等からなる制御装置は、印刷を行う前に、まず、ベース
部が認識位置にある状態(図7(b)参照)で、カメラ
によりマーク18,18を撮影してスクリーンマスク1
の位置を検出し、次に、ベース部を待機位置に退避させ
た状態、つまり基板3がカメラの視野に入る状態(図7
(a)参照)で、マーク19,19を撮影して基板3の
位置を検出する。それら検出結果に基づいて、スクリー
ンマスク1(スクリーン枠2)の基板3に対するX軸方
向、Y軸方向、θ軸(回転)方向の位置補正量(サーボ
モータ13の回転数)を算出するようになっている。
【0010】そして、制御装置は、前記X軸方向及びθ
軸方向の位置補正量に基づいてX軸ローラ6及びθ軸ロ
ーラ7を移動させ、スクリーンマスク1(スクリーン枠
2)の基板3に対するX軸方向及びθ軸方向に関する位
置合せを行い、この後、ベース部を認識位置へ移動させ
る際にY軸方向の位置補正量を加味した距離を移動さ
せ、スクリーンマスク1の基板3に対するY軸方向の位
置合せを行う。しかる後、塗布機構によるクリームはん
だの印刷動作を実行させるのである。
【0011】しかしながら、上記従来のものでは、次の
ような問題点があった。即ち、例えばX軸ローラ6を位
置合せのために移動させる場合、図8に示すように、初
期状態から図で左方向(+方向)に移動させる場合と、
図で右方向(−方向)に移動させる場合とがある。とこ
ろが、このように+方向移動と−方向移動とでは、ボー
ルねじ10のバックラッシュ誤差に起因する移動距離の
誤差が生じ、位置合せ精度が低下してしまうことにな
る。
【0012】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、ボールねじ等のバックラッシュ誤差の
影響を受けることなく、基板に対するスクリーンマスク
の位置合せを高精度に行うことができるクリームはんだ
印刷方法及びその装置を提供するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1のクリ
ームはんだ印刷方法は、位置認識手段の認識結果に基づ
いて基板に対するスクリーンマスクの位置合せを行う位
置合せ工程において、スクリーンマスクをベース部上の
初期退避位置に一旦移動させる工程と、そのスクリーン
マスクをベース部に対して前記初期退避位置から第2の
方向に移動させて該第2の方向に関する位置合せを行う
工程と、ベース部を待機位置から第1の方向に移動させ
てスクリーンマスクの該第1の方向に関する位置合せを
行う工程とを含むところに特徴を有する。これによれ
ば、スクリーンマスクをベース部に対して第2の方向に
移動させて位置合せを行う際、スクリーンマスクを常に
初期退避位置から一方向に移動させることができ、ボー
ルねじ等のバックラッシュ誤差の影響を受けずに済ませ
ることができる。
【0014】本発明の請求項2のクリームはんだ印刷方
法は、位置認識手段の認識結果に基づいて基板に対する
スクリーンマスクの位置合せを行う位置合せ工程におい
て、スクリーンマスクをベース部に対して第2の方向に
オーバーランさせるまで移動させた後戻り移動させて該
第2の方向に関する位置合せを行う工程と、ベース部を
待機位置から第1の方向に移動させてスクリーンマスク
の該第1の方向に関する位置合せを行う工程とを含むと
ころに特徴を有する。これによれば、スクリーンマスク
をベース部に対して第2の方向に移動させて位置合せを
行う際、最終的にはスクリーンマスクを常に一方向に移
動させて位置合せすることができ、ボールねじ等のバッ
クラッシュ誤差の影響を受けずに済ませることができ
る。
【0015】この場合、第1の方向に関してはベース部
ひいてはスクリーンマスクは、待機位置から認識位置近
傍までの比較的長い距離を移動することになり、その際
に振動等が起こりやすく、ひいてはスクリーンマスクが
第2の方向に関してずれ動く虞がある。ところが、位置
合せ工程において、第1の方向に関する位置合せを行う
工程を、第2の方向に関する位置合せを行う工程よりも
先に実行することにより(請求項3のクリームはんだ印
刷方法)、第1の方向への移動時に振動等があっても、
その後に第2の方向に関する位置合せが行われるので、
上記したようなずれ動きがあったままでクリームはんだ
を塗布してしまうことを未然に防止することができる。
【0016】また、上記第2の方向は一方向に限らず、
第2の方向を、X軸方向及びθ軸方向の二方向から構成
しても良い(請求項4のクリームはんだ印刷方法)。こ
れにより、X軸,Y軸方向のみならず、θ軸つまり回転
方向の位置合せをも高精度に行うことができる。
【0017】さらには、同一種類の複数の基板に対する
クリームはんだの印刷を連続的に実行する場合には、位
置認識工程におけるスクリーンマスクの位置認識を、初
回のみに限って実行するように構成することもできる
(請求項5のクリームはんだ印刷方法)。これによれ
ば、毎回スクリーンマスクの位置認識を行うことがない
ので、位置認識工程に要する時間の短縮化を図ることが
できる。
【0018】本発明の請求項6のクリームはんだ印刷装
置は、位置認識手段の認識結果に基づいてベース部移動
機構を制御して基板に対するスクリーンマスクの第1の
方向の位置合せを行う第1の位置合せ手段と、前記位置
認識手段の認識結果に基づいてスクリーン移動機構を制
御してスクリーンマスクをベース部上の初期退避位置に
一旦移動させた後その初期退避位置から第2の方向に移
動させて該第2の方向に関する位置合せを行う第2の位
置合せ手段とを具備する構成に特徴を有する。これによ
れば、スクリーンマスクをベース部に対して第2の方向
に移動させて位置合せを行う際、スクリーンマスクを常
に初期退避位置から一方向に移動させることができ、ボ
ールねじ等のバックラッシュ誤差の影響を受けずに済ま
せることができる。
【0019】本発明の請求項7のクリームはんだ印刷装
置は、位置認識手段の認識結果に基づいてベース部移動
機構を制御して基板に対するスクリーンマスクの第1の
方向の位置合せを行う第1の位置合せ手段と、前記位置
認識手段の認識結果に基づいてスクリーン移動機構を制
御してスクリーンマスクを前記ベース部に対して第2の
方向にオーバーランさせるまで移動させた後戻り移動さ
せて該第2の方向に関する位置合せを行う第2の位置合
せ手段とを具備する構成に特徴を有する。これによれ
ば、スクリーンマスクをベース部に対して第2の方向に
移動させて位置合せを行う際、最終的にはスクリーンマ
スクを常に一方向に移動させて位置合せすることがで
き、ボールねじ等のバックラッシュ誤差の影響を受けず
に済ませることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例(請求項
1,3,4,5,6に対応)について、図1ないし図4
を参照しながら説明する。図2は本実施例に係るクリー
ムはんだ印刷装置の本体21の要部構成を示すものであ
る。この本体21には、図で下部側に位置して、基板2
2を支持するための基板支持部たる基板バックアップ部
23が設けられている。
【0021】この基板バックアップ部23は、基板22
を挟持することにより位置決め状態に保持すると共に、
その基板22に対する印刷時の上方からの圧力を受ける
ように構成されている。そして、この基板バックアップ
部23は、昇降機構24により自在に上下動されるよう
になっている。尚、この基板バックアップ部23の両側
には、コンベア機構からなる図示しない基板搬送機構が
設けられており、基板バックアップ部23の下降位置に
おいて、基板22の搬入,搬出が行われるようになって
いる。また、前記昇降機構24や基板搬送機構は、図示
しない制御装置により制御されるようになっている。
【0022】そして、前記基板バックアップ部23の上
部には、所定パターンの細孔が形成されたスクリーンマ
スク25を通して前記基板22にクリームはんだを印刷
する印刷部26が設けられている。この印刷部26は、
矩形枠状のベース部27上に、前記スクリーンマスク2
5を保持する矩形状のスクリーン枠28を有し、さらに
詳しく図示はしないが、そのスクリーン枠28の上方
に、クリームはんだを塗布するためのスキージ29等か
らなる塗布機構を有して構成されている。
【0023】このうちベース部27は、その左右の辺部
の下面にリニアガイド30を有し、これらリニアガイド
30が、本体21に前後方向(Y軸方向)に延びて設け
られたガイドレール31に夫々スライド移動自在に支持
されている。これにより、ベース部27は、前記基板バ
ックアップ部23の真上に位置する所定の認識位置と、
その認識位置から後方へ後退して前記基板バックアップ
部23の上方を開放させる所定の待機位置との間を、第
1の方向たるY軸方向(前後方向)に移動可能に設けら
れている。
【0024】このベース部27の右側方部には、前後方
向に延び、一端が軸受ブロック32に支持され他端側が
サーボモータ(図示せず)に連結されて回転駆動される
ボールねじ33や、このボールねじ33に螺合するナッ
ト(図示せず)を内蔵しベース部27に連結されている
連結ブロック34等からなるベース部移動機構35が設
けられている。これにて、ベース部27は、このベース
部移動機構35により装置固有のXY座標系に基づい
て、Y軸方向に自在に移動されるようになっている。
尚、この場合、前記認識位置と待機位置との間のY軸方
向の距離はyとされている。
【0025】一方、前記スクリーン枠28はベース部2
7上に水平方向にスライド移動自在に載置されている。
この場合、このスクリーン枠28(ひいてはスクリーン
マスク25)は、スクリーン移動機構たる枠移動機構3
6により、装置固有のXY座標系に基づいて、ベース部
27上を、前記第1の方向たるY軸方向とは異なる方
向、この場合X軸方向(左右方向)及びθ軸方向(回転
方向)に自在に移動されるようになっている。従って、
本実施例では、X軸方向及びθ軸方向の二方向が第2の
方向とされている。
【0026】ここで、前記枠移動機構36について図3
及び図4も参照して述べる。前記ベース部27の上面部
には、前記スクリーン枠28の左辺部28aの奥側端部
部分に当接するX軸ローラ37、スクリーン枠28の後
辺部28bの左端部分に当接する固定ローラ38、スク
リーン枠28の後辺部28bの右端部分に当接するθ軸
ローラ39が設けられている。これら3個のローラ3
7,38,39は、スクリーン枠28の縁辺部にいわば
点接触状態で当接するようになっている。
【0027】また、ベース部27には、前記スクリーン
枠28の右辺部28c側に位置してX軸方向押付ローラ
40が設けられている。このX軸方向押付ローラ40
は、図示しないシリンダにより、スクリーン枠28の右
辺部28cに当接してスクリーン枠28を図で左方に押
圧し、以て、スクリーン枠28の左辺部28aを前記X
軸ローラ37に押付けるようになっている。
【0028】さらに、スクリーン枠28の前辺部28d
側にも、左右に位置して2個のY軸方向押付ローラ41
が設けられている。これらY軸方向押付ローラ41も、
図示しないシリンダにより、アーム部42を介してスク
リーン枠28を後方に押圧し、以て、スクリーン枠28
の後辺部28bを前記固定ローラ38及びθ軸ローラ3
9に押付けるようになっている。
【0029】さらには、ベース部27上には、下向きの
ロッドの先端に押え板43を有するシリンダ44が設け
られ、前記スクリーン枠28をベース部27に押付けて
位置ずれを起さないようになっている。尚、後述するス
クリーン枠28の移動時には、シリンダ44による押付
け力は解除されるようになっている。
【0030】ここで、前記固定ローラ38はベース部2
7上に固定的に設けられている。そして、X軸ローラ3
7は、ベース部27に形成されたX軸方向(左右方向)
に長い長孔27aを貫通するシャフト45(図4参照)
の上端部に設けられ、そのシャフト45の移動に伴いX
軸方向に移動可能とされている。そして、前記シャフト
45の下端部は、ベース部27の下面部に設けられたX
軸方向移動部46に連結されている。また、前記θ軸ロ
ーラ39も、ベース部27に形成されたY軸方向(前後
方向)に長い長孔27bを貫通する図示しないシャフト
に取付けられ、図示しないθ軸方向移動部によりY軸方
向に自在に移動されるようになっている。これにて、X
軸方向移動部46及びθ軸方向移動部から枠移動機構3
6が構成されている。
【0031】前記X軸方向移動部46は、図4に示すよ
うに、ベース部27の下面に取付けられた取付フレーム
47に、ボールねじ48を支持するベアリングユニット
49、前記ボールねじ48にカップリング50を介して
連結されるサーボモータ51、X軸方向に延びるガイド
レール52等を取付けて構成されている。そして、前記
ボールねじ48に螺合されたナット53には、前記ガイ
ドレール52に案内されてX軸方向に移動するL字形の
ブロック54の一端部が取付けられている。このブロッ
ク54の他端部に、前記X軸ローラ37を有するシャフ
ト45が取付けられているのである。ボールねじ48の
先端部にはストッパ55が取付けられている。
【0032】これにて、前記サーボモータ51の回転
が、ボールねじ48によりブロック54の直線運動に変
換され、前記X軸ローラ37が、長孔27aに沿ってX
軸方向に自在に移動されるのである。このX軸ローラ3
7の移動により、前記スクリーン枠28がX軸方向に自
在に移動されることになるのである。尚、本実施例で
は、X軸ローラ37は、サーボモータ51の正回転によ
り図で左方向(便宜上この方向をプラス(+)方向と定
義する)に移動し、サーボモータ51の逆回転により図
で右方向(便宜上この方向をマイナス(−)方向と定義
する)に移動するようになっている。
【0033】また、図示はしないが、前記θ軸方向移動
部も、前記X軸方向移動部46と同等の構成を備え、X
軸方向移動部46とは配設する方向を90度異ならせて
ベース部27の下面に設けられている。このθ軸方向移
動部により、θ軸ローラ39が長孔27bに沿ってY軸
方向に自在に移動されるのであるが、このとき、スクリ
ーン枠28の後辺部28bの左端部分は固定ローラ38
に当接しているため、右端側のθ軸ローラ39のY軸方
向への移動により、スクリーン枠28は回転軸方向(θ
軸方向)に移動されるようになるのである。尚、この場
合も、便宜上、図で手前側方向をプラス(+)方向と定
義し、図で奥方向をマイナス(−)方向と定義すること
とする。
【0034】以上の構成により、スクリーン枠28ひい
てはスクリーンマスク25は、ベース部移動機構35に
より、ベース部27と一体的にY軸方向に自在に移動さ
れ、枠移動機構36により、ベース部27上をX軸方向
及びθ軸方向に自在に移動される。これにより、後述の
ようなスクリーンマスク25と基板22との位置合せが
行われるようになっているのである。また、上記したベ
ース部移動機構35及び枠移動機構36などの各機構
も、前記制御装置により制御されるようになっている。
【0035】このとき、後述のように、位置認識工程の
実行時においては、スクリーン枠28ひいてはスクリー
ンマスク25は、ベース部27に対して所定の基準位置
に位置されるようになっている。この場合、この基準位
置は、図3に二点鎖線で示すように、X軸ローラ37が
長孔27aの中心に位置し、且つθ軸ローラ39が長孔
27bの中心に位置したときのスクリーン枠28の位置
とされている。尚、この基準位置では、スクリーン枠2
8の後辺部28b及び前辺部28dが共にX軸に平行と
なるようになっている。
【0036】さらに、後述する位置合せ工程の実行時に
おいては、スクリーン枠28ひいてはスクリーンマスク
25は、ベース部27に対して一旦所定の初期退避位置
に移動されるようになっている。この初期退避位置は、
図3に実線で示すように、X軸ローラ37が長孔27a
の右端(−方向の動作限近傍)に位置し、且つθ軸ロー
ラ39が長孔27bの奥側端部(−方向の動作限近傍)
に位置したときのスクリーン枠28の位置とされてい
る。また、これら基準位置と初期退避位置との間におけ
るX軸ローラ37の移動距離はa、θ軸ローラ39の移
動距離はbとされている。
【0037】尚、詳しい図示及び説明は省略するが、前
記塗布機構は、前後方向に長いスキージ29、このスキ
ージを左右方向(及び上下方向)に動作する駆動機構、
クリームはんだ供給機構などを備えて構成されており、
前記スクリーンマスク25の下面に基板22の上面が密
着配置された状態で、スクリーンマスク25の上面から
クリームはんだを塗布することにより、スクリーンマス
ク25に形成された所定パターンの細孔を通して、基板
22にクリームはんだによる所定パターンの印刷を施す
ようになっている。また、この塗布機構の各機構も、や
はり前記制御装置により制御されるようになっている。
【0038】さらに、前記本体21には、位置認識手段
たる位置認識機構が設けられている。この位置認識機構
は、前記認識位置に位置するベース部27の上方に設け
られた2個のCCDカメラ56,56、これらCCDカ
メラ56,56の撮影した撮影情報を処理する図示しな
い画像処理装置等から構成されている。本実施例では、
前記基板22には、例えば対角となる一対の角部部分に
位置して2個の視覚認識用のマーク57,57(図2参
照)が設けられており、一方、スクリーンマスク25に
も、基板22のマーク57,57に対応した同一位置に
2個のマーク58,58(図3参照)が設けられてい
る。この場合、2個のCCDカメラ56,56は、予め
それらマーク57,58の撮影が可能なように位置調整
され、その位置に固定配置されるようになっている。
【0039】この位置認識機構は、前記制御装置により
制御され、印刷が実行される前に、CCDカメラ56,
56により、所定の認識位置に位置するベース部27上
のスクリーンマスク25のマーク58,58部分を撮影
し、画像処理装置により、各マーク58,58の位置座
標(ひいてはスクリーンマスク25の位置)を検出する
ようになっている。これと共に、位置認識機構は、ベー
ス部27が待機位置に退避した状態で、CCDカメラ5
6,56により、基板22のマーク57,57部分を撮
影し、画像処理装置により、各マーク57,57の位置
座標ひいては基板22の位置を検出するようになってい
る。尚、このとき、基板バックアップ部23が上昇動作
され、基板22が上昇位置にある状態でマーク57が撮
影されるようになっている。
【0040】さて、前記制御装置は、マイコン等から構
成され、所定のプログラムに従って上記した各機構を制
御し、基板22に対するクリームはんだの印刷の各工程
を自動的に実行させるようになっている。このとき、詳
しくは後の作用説明にて述べるように、制御装置は、前
記位置認識機構により前記スクリーンマスク25及び基
板22の位置を認識する位置認識工程、その認識結果に
基づいて前記ベース部移動機構35及び枠移動機構36
を制御して前記基板22に対する前記スクリーンマスク
25の位置合せを行う位置合せ工程、前記塗布機構によ
り基板22にクリームはんだを印刷する印刷工程を順に
実行するようになっている。
【0041】そして、上記位置合せ工程においては、よ
り詳細には、ベース部移動機構35によりベース部27
を待機位置からY軸方向(+方向)に移動させてスクリ
ーンマスク25のY軸方向に関する位置合せを行う工程
と、枠移動機構36により前記スクリーンマスク25
(スクリーン枠28)を前記ベース部27上において前
記基準位置から初期退避位置に一旦移動させる工程と、
枠移動機構36によりそのスクリーンマスク25をベー
ス部27に対して前記初期退避位置からX軸方向(X軸
ローラ37の+移動方向)及びθ軸方向(θ軸ローラ3
9の+移動方向)に移動させて位置合せを行う工程とが
順に実行されるようになっている。
【0042】従って、制御装置が、そのソフトウエア的
構成により、本発明にいう第1の位置合せ手段及び第2
の位置合せ手段として機能するようになっているのであ
る。さらに、本実施例では、同一種類の複数枚の基板2
2に対するクリームはんだの印刷を連続的に実行する場
合には、前記位置認識工程におけるスクリーンマスク2
5の位置認識は初回のみ実行され、2枚目の基板22以
降は、位置認識工程において基板22の位置認識のみを
実行するようになっている。
【0043】次に、上記構成の作用について図1も参照
して述べる。図1の流れ図は、上記クリームはんだ印刷
装置において制御装置が実行する印刷動作の手順の概略
を示している。ステップS1にて基板22が基板バック
アップ部23に搬入されると、次のステップS2〜S4
において位置認識工程が実行される。
【0044】まず、ステップS2では、CCDカメラ5
6,56によるスクリーンマスク25のマーク58,5
8の撮影が行われ、その撮影データからマーク58,5
8の位置検出が行われる。このときには、ベース部27
が認識位置に位置され、また、スクリーン枠28(スク
リーンマスク25)はベース部27に対して基準位置に
位置されている。引続き、ステップS3にて、ベース部
移動機構35によりベース部27がY軸(−)方向に移
動されて待機位置に停止され、その状態で、ステップS
4にて、CCDカメラ56,56による基板22のマー
ク57,57の撮影が行われ、その撮影データからマー
ク57,57の位置検出が行われる。
【0045】制御装置は、次のステップS5にて、検出
されたマーク58,58の位置及びマーク57,57の
位置から、スクリーンマスク25に対する基板22の、
X軸方向、Y軸方向、θ軸方向に関するずれ量ΔX、Δ
Y、Δθを算出する。さらに、ステップS6にて、前記
ずれ量ΔX、ΔY、Δθから、スクリーンマスク25
(スクリーン枠28)を基板22に位置合せする際に必
要な補正量であるところの、ベース部27の移動量に係
る補正量Δy、X軸ローラ37の移動量に係る補正量Δ
a、及び、θ軸ローラ39のY軸方向の移動量に係る補
正量Δbを算出する。
【0046】尚、この算出方法の具体的な説明は省略す
るが、本実施例における枠移動機構36の構成では、θ
軸ローラ39のY軸方向移動によってスクリーンマスク
25(スクリーン枠28)のθ軸方向のずれを補正した
際に、その補正によってX軸,Y軸方向のずれが新たに
生ずるため、それを考慮してΔy、Δa、Δbが算出さ
れるようになっているのである。θ軸方向にずれがなけ
れば(Δθ=0ならば)、Δy=ΔY、Δa=ΔX、Δ
b=0となる。
【0047】そして、次のステップS7〜S9にて、位
置合せ工程が実行される。まず、ステップS7では、ベ
ース部移動機構35によりベース部27が待機位置から
Y軸方向(+方向)に移動されて、基板22に対するス
クリーンマスク25のY軸方向の位置合せが行われる。
このときのベース部27の移動量は、y(認識位置と待
機位置との間の距離)+Δyとなる。
【0048】次のステップS8では、ベース部27上に
おいて、枠移動機構36即ちX軸ローラ37及びθ軸ロ
ーラ39が駆動され、スクリーンマスク25(スクリー
ン枠28)が、基準位置から初期退避位置に一旦移動さ
れる。そして、ステップS9において、スクリーンマス
ク25(スクリーン枠28)がその初期退避位置から移
動されてX軸方向及びθ軸方向の位置合せがなされる。
この位置合せ時においては、X軸ローラ37の移動量は
a+Δa、θ軸ローラ39の移動量はb+Δbとなり、
共に+方向に移動されることになる。これにて、スクリ
ーンマスク25の基板22に対するX軸,Y軸,θ軸方
向に関する位置合せが完了する。
【0049】この後、ステップS10にて、基板22が
スクリーンマスク25の下面に接するまで上昇された状
態で、塗布機構(スキージ29)による印刷動作が実行
される。印刷が完了すると、基板22は下降して搬出さ
れるようになる(ステップS11)。次の基板22に対
する印刷工程を引続き実行する場合には(ステップS1
2にてYes)、新たな基板22が搬入されるようにな
る(ステップS13)。そして、2枚目の基板22から
は、既にスクリーンマスク25のマーク58,58の位
置検出は済んでいるため、上記ステップS2が省略さ
れ、ステップS3からの工程が繰返し実行され、もって
位置認識工程に要する時間の短縮化が図られるのであ
る。
【0050】このような本実施例によれば、位置合せ工
程において、スクリーンマスク25をベース部27上の
初期退避位置に一旦移動させる工程と、そのスクリーン
マスク25をベース部27に対して前記初期退避位置か
ら移動させて位置合せを行う工程とを行うようにしたの
で、スクリーンマスク25を常に初期退避位置から+方
向に移動させて位置合せを行うことができる。
【0051】従って、従来のようなボールねじ10のバ
ックラッシュ誤差に起因する移動距離の誤差が生ずる虞
のあったものと異なり、ボールねじ48等のバックラッ
シュ誤差の影響を受けずに済ませることができ、この結
果、基板22に対するスクリーンマスク25の位置合せ
を高精度に行うことができるものである。
【0052】また、特に本実施例では、ベース部移動機
構35によるベース部27の移動の工程(ステップS
7)を、ベース部27に対するスクリーンマスク25の
X軸,θ軸方向の位置合せ(ステップS8,S9)より
も先に実行するようにしたので、ステップS3あるいは
ステップS7にてベース部27が比較的長い距離を移動
することにより振動等があってスクリーン枠28がずれ
動くようなことがあっても、ステップS8の初期退避位
置への移動によりそのずれ動きは吸収され、ずれ動きが
あったままでクリームはんだを塗布してしまうことを未
然に防止することができるという利点も得ることができ
る。
【0053】図5は、本発明の他の実施例(請求項2,
7に対応)を示している。この実施例が上記実施例と異
なる点は、制御装置のソフトウエア構成にあり、位置合
せ工程において、スクリーンマスク25をベース部27
に対して位置合せする際に、X軸ローラ37及びθ軸ロ
ーラ39の基準位置からの補正量がマイナスであるとき
には、一旦オーバーランさせるまで−方向に移動させた
後、戻り移動(+方向)させるようにしている。従っ
て、クリームはんだ印刷装置の本体21のハードウエア
構成や、位置認識工程等に関しては上記実施例と共通す
るので、新たな図示及び説明を省略し、以下異なる点に
ついてのみ述べる。
【0054】図5に示すように、本実施例では、上記実
施例(図1)におけるステップS8及びS9に代えて、
ステップS21〜S28に示す手順にて位置合せ工程が
実行される。即ち、位置認識工程において検出された基
板22のスクリーンマスク25に対するずれ量ΔX、Δ
Y、Δθに基づいて、ベース部27の移動量に係る補正
量Δy、X軸ローラ37の移動量に係る補正量Δa、及
び、θ軸ローラ39のY軸方向の移動量に係る補正量Δ
bが求められると(ステップS6)、ベース部移動機構
35によりベース部27が待機位置からY軸方向に移動
されて、基板22に対するスクリーンマスク25のY軸
方向の位置合せが行われる(ステップS7)。尚、この
ときには、ベース部27上のスクリーンマスク25(ス
クリーン枠28)は基準位置に位置されている。
【0055】そして、次のステップS21では、X軸ロ
ーラ37の移動量に係る補正量Δaが、プラス(移動方
向が+方向)かマイナス(移動方向が−方向)かが判断
される。ここで、補正量Δaがプラスであれば(Ye
s)、次のステップS22にて、そのまま枠移動機構3
6によりX軸ローラ37が基準位置からΔa(+方向)
だけ移動される。
【0056】一方、補正量Δaがマイナスであった場合
には(ステップS21にてNo)、まず、ステップS2
3にて、X軸ローラ37が、基準位置から補正量Δaに
加えて僅かな距離αだけ余分に−方向に移動される。そ
して、次のステップS24にて、X軸ローラ37が今度
は距離αだけ+方向に移動されるのである。これにて、
X軸ローラ37は、補正量Δaだけ移動されるのであ
る。
【0057】さらに、θ軸ローラ39の移動に関して
も、同様に、補正量Δbが、プラス(移動方向が+方
向)かマイナス(移動方向が−方向)かが判断され(ス
テップS25)、プラスであれば(Yes)、そのまま
θ軸ローラ39が基準位置からΔb(+方向)だけ移動
される(ステップS26)。一方、補正量Δbがマイナ
スであった場合には(ステップS25にてNo)、θ軸
ローラ39は、基準位置から補正量Δbに加えて僅かな
距離βだけ余分に−方向に移動され(ステップS2
7)、その後、今度は距離βだけ+方向に移動されるの
である(ステップS28)。
【0058】これにて、スクリーンマスク25の基板2
2に対するX軸,Y軸,θ軸方向に関する位置合せが完
了することになり、この後、印刷動作が実行されるので
ある(ステップS10)。これによれば、最終的にはス
クリーンマスク25を常に+方向に移動させて位置合せ
を行うことができ、従って、上記実施例と同様に、ボー
ルねじ48等のバックラッシュ誤差の影響を受けずに済
ませることができ、この結果、基板22に対するスクリ
ーンマスク25の位置合せを高精度に行うことができる
等の効果を得ることができる。
【0059】尚、図5に示した実施例では、補正量Δ
a、Δbがプラスかマイナスかを判断してマイナスのと
きにのみ一旦オーバーランさせる(ステップS23,S
27)構成としたが、補正量Δa、Δbがプラスかマイ
ナスかを判断せずに、常にX軸ローラ37を、基準位置
からΔa−α移動させた後に+αだけ移動させ、θ軸ロ
ーラ39を、基準位置からΔb−β移動させた後に+β
だけ移動させるように構成しても良い。かかる構成で
も、最終的にはスクリーンマスク25を常に+方向に移
動させて位置合せを行うことができる。
【0060】その他、本発明は上記し且つ図面に示した
各実施例に限定されるものではなく、例えばベース部2
7に対するスクリーンマスク25(スクリーン枠28)
の位置合せを行った後にベース部27を待機位置から移
動させるように構成しても良く、また、X軸ローラ37
とθ軸ローラ39とを順次移動させるのではなく同時に
移動させて位置合せを行うようにしても良いなど、要旨
を逸脱し内範囲内で適宜変更して実施し得るものであ
る。
【0061】
【発明の効果】以上の説明にて明らかなように、本発明
によれば、次のような優れた効果を奏する。即ち、請求
項1のクリームはんだ印刷方法によれば、スクリーンマ
スクをベース部に対して第2の方向に移動させて位置合
せを行う際、スクリーンマスクを常に初期退避位置から
一方向に移動させることができ、ボールねじ等のバック
ラッシュ誤差の影響を受けずに済ませることができ、こ
の結果、基板に対するスクリーンマスクの位置合せを高
精度に行うことができるものである。
【0062】請求項2のクリームはんだ印刷方法によれ
ば、スクリーンマスクをベース部に対して第2の方向に
移動させて位置合せを行う際、最終的にはスクリーンマ
スクを常に一方向に移動させて位置合せすることがで
き、ボールねじ等のバックラッシュ誤差の影響を受けず
に済ませることができ、この結果、基板に対するスクリ
ーンマスクの位置合せを高精度に行うことができるもの
である。
【0063】この場合、位置合せ工程において、第1の
方向に関する位置合せを行う工程を、第2の方向に関す
る位置合せを行う工程よりも先に実行することにより
(請求項3のクリームはんだ印刷方法)、第1の方向へ
の移動時に振動等があっても、その後に第2の方向に関
する位置合せが行われるので、前記振動等に起因するず
れ動きは吸収され、ずれ動きがあったままでクリームは
んだを塗布してしまうことを未然に防止することができ
る。
【0064】また、上記第2の方向を、X軸方向及びθ
軸方向の二方向から構成すれば(請求項4のクリームは
んだ印刷方法)、X軸,Y軸方向のみならず、θ軸つま
り回転方向の位置合せをも高精度に行うことができる。
さらには、同一種類の複数の基板に対するクリームはん
だの印刷を連続的に実行する場合には、位置認識工程に
おけるスクリーンマスクの位置認識を、初回のみに限っ
て実行するように構成すれば(請求項5のクリームはん
だ印刷方法)、毎回スクリーンマスクの位置認識を行う
ことがないので、位置認識工程に要する時間の短縮化を
図ることができる。
【0065】請求項6のクリームはんだ印刷装置によれ
ば、スクリーンマスクをベース部に対して第2の方向に
移動させて位置合せを行う際、スクリーンマスクを常に
初期退避位置から一方向に移動させることができ、ボー
ルねじ等のバックラッシュ誤差の影響を受けずに済ませ
ることができ、この結果、基板に対するスクリーンマス
クの位置合せを高精度に行うことができるものである。
【0066】請求項7のクリームはんだ印刷装置によれ
ば、スクリーンマスクをベース部に対して第2の方向に
移動させて位置合せを行う際、最終的にはスクリーンマ
スクを常に一方向に移動させて位置合せすることがで
き、ボールねじ等のバックラッシュ誤差の影響を受けず
に済ませることができ、この結果、基板に対するスクリ
ーンマスクの位置合せを高精度に行うことができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すもので、印刷動作の実
行手順を示すフローチャート
【図2】クリームはんだ印刷装置の構成を概略的に示す
斜視図
【図3】スクリーンマスク部分の平面図
【図4】X軸方向移動部の平面図
【図5】本発明の他の実施例を示す要部のフローチャー
【図6】従来例を示す図3相当図
【図7】ベース部の動作を示す平面図
【図8】図4相当図
【符号の説明】
図面中、21は本体、22は基板、23は基板バックア
ップ部(基板支持部)、24は昇降機構、25はスクリ
ーンマスク、26は印刷ぶ、27はベース部、28はス
クリーン枠、35はベース部移動機構、36は枠移動機
構(スクリーン移動機構)、37はX軸ローラ、38は
固定ローラ、39はθ軸ローラ、40,41は押付ロー
ラ、46はX軸方向移動部、56はCCDカメラ、5
7,58はマークを示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板を支持する基板支持部と、この基板
    支持部の真上の認識位置とそこから退避する待機位置と
    の間を第1の方向に移動可能な枠状のベース部と、この
    ベース部を前記第1の方向に自在に移動させるベース部
    移動機構と、このベース部に前記第1の方向とは異なる
    第2の方向に移動可能に支持され所定パターンの細孔が
    形成されたスクリーンマスクと、このスクリーンマスク
    を前記ベース部に対して前記第2の方向に自在に移動さ
    せるスクリーン移動機構と、前記ベース部が認識位置に
    位置した状態で前記スクリーンマスクの位置を認識する
    と共に該ベース部が待機位置に退避した状態で前記基板
    の位置を認識する位置認識手段と、前記スクリーンマス
    クを通して該スクリーンマスクの下面に位置する基板に
    クリームはんだを塗布する塗布機構とを具備し、 前記位置認識手段により前記スクリーンマスク及び基板
    の位置を認識する位置認識工程と、前記位置認識手段の
    認識結果に基づいて前記ベース部移動機構及びスクリー
    ン移動機構を制御して前記基板に対する前記スクリーン
    マスクの位置合せを行う位置合せ工程と、前記塗布機構
    によるクリームはんだの印刷工程とを順に実行するよう
    にした方法であって、 前記位置合せ工程は、前記スクリーンマスクを前記ベー
    ス部上の初期退避位置に一旦移動させる工程と、前記ス
    クリーンマスクを前記ベース部に対して前記初期退避位
    置から第2の方向に移動させて該第2の方向に関する位
    置合せを行う工程と、前記ベース部を待機位置から第1
    の方向に移動させて前記スクリーンマスクの該第1の方
    向に関する位置合せを行う工程とを含むことを特徴とす
    るクリームはんだ印刷方法。
  2. 【請求項2】 基板を支持する基板支持部と、この基板
    支持部の真上の認識位置とそこから退避する待機位置と
    の間を第1の方向に移動可能な枠状のベース部と、この
    ベース部を前記第1の方向に自在に移動させるベース部
    移動機構と、このベース部に前記第1の方向とは異なる
    第2の方向に移動可能に支持され所定パターンの細孔が
    形成されたスクリーンマスクと、このスクリーンマスク
    を前記ベース部に対して前記第2の方向に自在に移動さ
    せるスクリーン移動機構と、前記ベース部が認識位置に
    位置した状態で前記スクリーンマスクの位置を認識する
    と共に該ベース部が待機位置に退避した状態で前記基板
    の位置を認識する位置認識手段と、前記スクリーンマス
    クを通して該スクリーンマスクの下面に位置する基板に
    クリームはんだを塗布する塗布機構とを具備し、 前記位置認識手段により前記スクリーンマスク及び基板
    の位置を認識する位置認識工程と、前記位置認識手段の
    認識結果に基づいて前記ベース部移動機構及びスクリー
    ン移動機構を制御して前記基板に対する前記スクリーン
    マスクの位置合せを行う位置合せ工程と、前記塗布機構
    によるクリームはんだの印刷工程とを順に実行するよう
    にした方法であって、 前記位置合せ工程は、前記スクリーンマスクを前記ベー
    ス部に対して第2の方向にオーバーランさせるまで移動
    させた後戻り移動させて該第2の方向に関する位置合せ
    を行う工程と、前記ベース部を待機位置から第1の方向
    に移動させて前記スクリーンマスクの該第1の方向に関
    する位置合せを行う工程とを含むことを特徴とするクリ
    ームはんだ印刷方法。
  3. 【請求項3】 位置合せ工程においては、第1の方向に
    関する位置合せを行う工程が、第2の方向に関する位置
    合せを行う工程よりも先に実行されることを特徴とする
    請求項1または2記載のクリームはんだ印刷方法。
  4. 【請求項4】 第1の方向は、Y軸方向からなると共
    に、第2の方向は、X軸方向及びθ軸方向の二方向から
    なることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記
    載のクリームはんだ印刷方法。
  5. 【請求項5】 同一種類の複数の基板に対するクリーム
    はんだの印刷を連続的に実行する場合には、位置認識工
    程におけるスクリーンマスクの位置認識は初回のみ実行
    されることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに
    記載のクリームはんだ印刷方法。
  6. 【請求項6】 基板を支持する基板支持部と、この基板
    支持部の真上の認識位置とそこから退避する待機位置と
    の間を第1の方向に移動可能な枠状のベース部と、この
    ベース部を前記第1の方向に自在に移動させるベース部
    移動機構と、このベース部に前記第1の方向とは異なる
    第2の方向に移動可能に支持され所定パターンの細孔が
    形成されたスクリーンマスクと、このスクリーンマスク
    を前記ベース部に対して前記第2の方向に自在に移動さ
    せるスクリーン移動機構と、前記ベース部が認識位置に
    位置した状態で前記スクリーンマスクの位置を認識する
    と共に該ベース部が待機位置に退避した状態で前記基板
    の位置を認識する位置認識手段と、この位置認識手段の
    認識結果に基づいて前記ベース部移動機構を制御して前
    記基板に対するスクリーンマスクの第1の方向の位置合
    せを行う第1の位置合せ手段と、前記位置認識手段の認
    識結果に基づいて前記スクリーン移動機構を制御して前
    記スクリーンマスクを前記ベース部上の初期退避位置に
    一旦移動させた後その初期退避位置から第2の方向に移
    動させて該第2の方向に関する位置合せを行う第2の位
    置合せ手段と、前記スクリーンマスクを通して該スクリ
    ーンマスクの下面に位置する基板にクリームはんだを塗
    布する塗布機構とを具備してなるクリームはんだ印刷装
    置。
  7. 【請求項7】 基板を支持する基板支持部と、この基板
    支持部の真上の認識位置とそこから退避する待機位置と
    の間を第1の方向に移動可能な枠状のベース部と、この
    ベース部を前記第1の方向に自在に移動させるベース部
    移動機構と、このベース部に前記第1の方向とは異なる
    第2の方向に移動可能に支持され所定パターンの細孔が
    形成されたスクリーンマスクと、このスクリーンマスク
    を前記ベース部に対して前記第2の方向に自在に移動さ
    せるスクリーン移動機構と、前記ベース部が認識位置に
    位置した状態で前記スクリーンマスクの位置を認識する
    と共に該ベース部が待機位置に退避した状態で前記基板
    の位置を認識する位置認識手段と、この位置認識手段の
    認識結果に基づいて前記ベース部移動機構を制御して前
    記基板に対するスクリーンマスクの第1の方向の位置合
    せを行う第1の位置合せ手段と、前記位置認識手段の認
    識結果に基づいて前記スクリーン移動機構を制御して該
    スクリーンマスクを前記ベース部に対して第2の方向に
    オーバーランさせるまで移動させた後戻り移動させて該
    第2の方向に関する位置合せを行う第2の位置合せ手段
    と、前記スクリーンマスクを通して該スクリーンマスク
    の下面に位置する基板にクリームはんだを塗布する塗布
    機構とを具備してなるクリームはんだ印刷装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100871029B1 (ko) * 2007-05-04 2008-11-27 삼성전기주식회사 다판넬용 솔더 페이스트 도포 장치 및 방법
JP2009283504A (ja) * 2008-05-19 2009-12-03 Hitachi High-Tech Instruments Co Ltd スクリーン印刷機、電子部品装着装置及び電子部品の実装ライン
CN103770451A (zh) * 2014-01-16 2014-05-07 深圳环城自动化设备有限公司 全自动视觉印刷机
CN103853091A (zh) * 2014-01-14 2014-06-11 上海金东唐科技股份有限公司 一种具有ccd补正功能的pcb测试及控制系统

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