JP3657480B2 - スクリーン印刷機の被印刷物搬送装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、被印刷物搬入側の整合部と被印刷物搬出側の排出部とそれらの間の印刷部とを並設したスクリーン印刷機において、被印刷物を搬送する装置に係り、特に被印刷物搬送台により被印刷物を整合テーブルから印刷テーブルの印刷中心へ搬送する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のスクリーン印刷機の被印刷物搬送機構においては、整合部と印刷部と排出部とにわたり巻掛け伝動機構が配設されてその巻掛け伝動機構に複数の被印刷物搬送台が取り付けられている。図12で概略的に示すように、整合部Aに供給された被印刷物Wは、整合テーブル2で整合中心R0 に合わされた後、整合テーブル2の整合中心R0 と印刷テーブル26の印刷中心Pとの間の基準搬送距離Lだけ、被印刷物搬送台44より整合部Aから印刷部Bへ搬送されて印刷テーブル26の印刷中心Pに設定される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記被印刷物搬送機構の機械的構造などが原因になって、各被印刷物搬送台44は、整合部Aで一定位置に停止しているにもかかわらず、整合部Aから印刷部Bへ移動する間に搬送誤差を生じ得る。そのため、印刷部Bにおいて、各被印刷物搬送台44の停止位置が一定せず、各被印刷物搬送台44間でずれGが生じる。このようなずれGがあると、被印刷物Wを印刷テーブル26の印刷中心Pへ正確に搬送することが難しくなる。
【0004】
本発明は、前述した搬送誤差によるずれは生じ得るものとした上で、被印刷物を印刷テーブルの印刷中心へでき得る限り正確に搬送することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
後記実施形態の図面(図1〜11)の符号を援用して本発明を説明する。
請求項1または請求項2の発明にかかるスクリーン印刷機は、いずれも、被印刷物(W)が供給されて位置決めされる整合部(A)と、位置決め後の被印刷物(W)に対し印刷機構(27)により印刷を施す印刷部(B)と、印刷後の被印刷物(W)が搬出される排出部(C)とを並設したものである。これらのスクリーン印刷機の被印刷物搬送装置は、いずれも、下記のように構成されている。
【0006】
前記整合部(A)と印刷部(B)と排出部(C)とにわたり搬送機構(1)を配設してその搬送機構(1)に複数の被印刷物搬送台(44)を取り付けている。前記各被印刷物搬送台(44)は、前記搬送機構(1)の駆動により、整合部(A)から印刷部(B)を経て排出部(C)に至る処理路(46a)と、排出部(C)から印刷部(B)を経て整合部(A)に至る戻り路(46b)とを移動する。前記整合部(A)は、処理路(46a)で整合部(A)に至った被印刷物搬送台(44)との間で被印刷物(W)が移換される整合テーブル(2)と、この整合テーブル(2)の位置を調節する位置調節駆動部(5)とを備えている。前記印刷部(B)は、処理路(46a)で印刷部(B)に至った被印刷物搬送台(44)との間で被印刷物(W)が移換される印刷テーブル(26)を備えている。
【0007】
さらに、請求項1の発明にかかる処理装置(60)は、前記処理路(46a)で印刷部(B)に至る各被印刷物搬送台(44)のうち、特定被印刷物搬送台(44)である基準搬送台(44S)に対し印刷テーブル(26)の印刷中心(P)を基準に付した基準位置確認マーク(Mo)と、この基準搬送台(44S)以外の被印刷物搬送台(44)に対し印刷テーブル(26)の印刷中心(P)を基準に付した位置確認マーク(M)との間で生じる搬送方向(Q)のずれ(G)だけ、被印刷物(W)を整合中心(Ro)で位置決めした整合テーブル(2)の位置を調節するように、位置調節駆動部(5)を駆動させる。また、この処理装置(60)は、その整合テーブル(2)の位置調節に基づき、整合テーブル(2)の整合中心(Ro)と印刷テーブル(26)の印刷中心(P)との間の基準搬送距離(L)を前記ずれ(G)だけ補正した実際搬送距離(L+G)で、整合テーブル(2)から被印刷物搬送台(44)に移換された被印刷物(W)を印刷テーブル(26)の印刷中心(P)まで搬送するように、搬送機構(1)を駆動させる。
【0008】
さらに、請求項2の発明にかかる処理装置(60)は、前記処理路(46a)で印刷部(B)に至る各被印刷物搬送台(44)について印刷テーブル(26)の印刷中心(P)に対する正位置を記憶する搬送台正位置記憶手段と、前記処理路(46a)で印刷部(B)に至った各被印刷物搬送台(44)について印刷テーブル(26)の印刷中心(P)に対する実際位置を検出する搬送台実際位置検出手段と、前記被印刷物搬送台(44)の正位置と前記被印刷物搬送台(44)の実際位置との間の位置誤差から求めたずれ(G)だけ位置調節駆動部(5)を駆動して整合テーブル(2)の位置を調節する位置調節制御手段とを備え、そのずれ(G)だけ整合テーブル(2)の位置を被印刷物(W)とともに調節するように、位置調節駆動部(5)を駆動させる。また、この処理装置(60)は、その整合テーブル(2)の位置調節に基づき、整合テーブル(2)の整合中心(Ro)と印刷テーブル(26)の印刷中心(P)との間の基準搬送距離(L)を前記ずれ(G)だけ補正した実際搬送距離(L+G)で、整合テーブル(2)から被印刷物搬送台(44)に移換された被印刷物(W)を印刷テーブル(26)の印刷中心(P)まで搬送するように、搬送機構(1)を駆動させる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態にかかるスクリーン印刷機及びその被印刷物搬送装置を図面を参照して説明する。
図1に概略的に示すスクリーン印刷機においては、被印刷物搬入側の整合部A と、被印刷物搬出側の排出部Cと、それらの間の印刷部Bとが並設されている。この整合部Aと印刷部Bと排出部Cとにわたり被印刷物搬送機構1が配設されている。被印刷物W(例えば電気配線基板)は、整合部Aに搬入され、この被印刷物搬送機構1により、整合部Aから印刷部Bを経て排出部Cへ搬送された後、この排出部Cから搬出される。この被印刷物Wの搬送方向Qを前後方向Xとし、被印刷物搬入側を前側とするとともに、被印刷物搬出側を後側とする。また、この搬送方向Qを含む想定水平面でこれに直交する方向を左右方向Y(図2参照)とする。
【0011】
<図1に示す前記整合部Aの概要>
この整合部Aは、整合テーブル2と位置合せ装置3と供給装置4とを備えている。
【0012】
前記整合テーブル2は位置調節駆動部5上に支持されている。この整合テーブル2においては、図2,4に示すように、その上面の前後両側に回避溝6,7が左右方向Yへ延設され、この前側回避溝6と後側回避溝7との間、この前側回避溝6の前方、この後側回避溝7の後方でそれぞれ吸着台部8,9が形成されている。この吸着台部8,9には真空ポンプ10(図6参照)が接続されている。この吸着台部8,9上の載置面8a,9aは、多数の吸引孔(図示せず)を有する吸着面であって、被印刷物Wを載せた状態で吸着して位置決めすることができる。この整合テーブル2は昇降部11(図6参照)により位置調節駆動部5とともに昇降し得る。
【0013】
図4に示すように、前記位置調節駆動部5は、前記昇降部11(図6参照)に取着された支持台12と、この支持台12上で回動支持部13を中心に回動する回動台14と、この回動台14上でX方向ガイド15に沿って移動するとともにY方向ガイド16に沿って移動する移動台17とを備えている。この回動台14はサーボモータ18(駆動部)により想定水平面上で垂直軸心13aを中心に回動する。この移動台17は、サーボモータ19(駆動部)により前後方向Xへ水平に平行移動するとともに、サーボモータ20(駆動部)により左右方向Yへ水平に平行移動する。従って、前記整合テーブル2は、この位置調節駆動部5により、前記X方向及びY方向へ移動するとともに、このXY方向を含む想定水平面でθ方向へ回動する。
【0014】
前記位置合せ装置3においては、前記整合テーブル2の前後両回避溝6,7の上方で前後両CCDカメラ21,22が設置されているとともに、この後側回避溝7の上方で左右両CCDカメラ23が設置されている。
【0015】
前記供給装置4は、供給コンベヤ24上の被印刷物Wを吸着腕25により前記整合テーブル2上に供給する。
<図1に示す前記印刷部Bの概要>
この印刷部Bは、印刷テーブル26と印刷機構27とを備えている。
【0016】
前記印刷テーブル26においては、図2に示すように、その上面の前後両側に回避溝28,29が左右方向Yへ延設され、この前側回避溝28と後側回避溝29との間、この前側回避溝28の前方、この後側回避溝29の後方でそれぞれ吸着台部30,31が形成されている。この吸着台部30,31には真空ポンプ32(図6参照)が接続されている。この吸着台部30,31上の載置面30a,31aは、多数の吸引孔(図示せず)を有する吸着面であって、被印刷物Wを載せた状態で吸着して位置決めすることができる。この印刷テーブル26は昇降部33(図6参照)により昇降し得る。
【0017】
前記印刷機構27は、前記印刷テーブル26の上方に設置され、従来周知のものであり、図5にも示すように、昇降可能に支持されている。この印刷機構27の機枠34の下側に版枠35が取り付けられ、この版枠35の内側にスクリーン版36が張られている。上下動可能なスキージ37及びドクター38は、スクリーン版36に沿って左右方向Yへ往復移動する。
【0018】
<図1に示す前記排出部Cの概要>
この排出部Cにおいては、昇降部39(図6参照)により昇降し得る排出コンベヤ40が設置されている。
【0019】
<図1に示す前記被印刷物搬送機構1の概要>
この被印刷物搬送機構1は、巻掛け伝動機構であって、前側の左右両鎖歯車41と後側の左右両鎖歯車42との間で左右の伝動チェーン43(巻掛け伝動リンク)が掛け渡されている。この左右両伝動チェーン43間には6個の被印刷物搬送台44が等間隔で取り付けられている。この左右両伝動チェーン43は駆動モータ45により回転する。この駆動モータ45は、図6に示す中央処理装置60(後述)により駆動制御される。この駆動モータ45の駆動制御により、前記各被印刷物搬送台44は、前記左右両伝動チェーン43の回転に伴い、整合部Aから印刷部Bを経て排出部Cに至る処理路46aと、排出部Cから印刷部Bを経て整合部Aに至る戻り路46bとを、ガイド(図示せず)で案内されながら移動する。
【0020】
<前記被印刷物搬送台44の改良>
この被印刷物搬送台44においては、図3にも概略的に示すように、前記処理路46aにおける移動方向(前後方向X)の両側でそれぞれ載置台部47,48が設けられているとともに、左右方向Yの両側でそれぞれ連結部49,50が設けられ、この左右両連結部49,50が前側載置台部47の左右両側と後側載置台部48の左右両側とに対し一体的につながれている。この前後両載置台部47,48と左右両連結部49,50とにより被印刷物搬送台44が枠状をなし、それらの間に回避孔55が設けられている。
【0021】
前記各被印刷物搬送台44は、前後両載置台部47,48の表裏両側のうちその表側で載置面47a,48aを有し、処理路46aで前後両載置台部47,48の表側を上向きにして移動した後に、排出部Cにおける処理路46aと戻り路46bとの境界部で上下反転し、戻り路46bで前後両載置台部47,48の裏側を下向きにして移動した後に、整合部Aにおける戻り路46bと処理路46aとの境界部で上下反転する。
【0022】
前記各被印刷物搬送台44の前後両載置台部47,48は、それぞれ、被印刷物Wを位置決めするロック状態とそのロックを解除する状態とを取り得る左右両グリッパ57(位置決め体)を有する位置決め手段56を備えている。この位置決め手段56については、概略的に図示しているが、前後両載置台部47,48でそれぞれ、左右両グリッパ57が互いに接近離間するように駆動部58(図6参照)により左右方向Yへ移動するとともに、左右両グリッパ57の把持腕(図示せず)が前後両載置台部47,48の載置面47a,48aに対し駆動部59(図6参照)により開閉動するようになっている。なお、位置決め手段56としては、前記整合テーブル2や印刷テーブル26と同様に吸引機能を利用してもよい。
【0023】
<図6に示す電気的構成の概要>
中央処理装置60は、記憶装置60aと制御装置60bと演算装置60cとを備え、記憶装置60aに格納されたプログラムや、前記整合部Aの各CCDカメラ21,22,23や、操作キー等からなる入力部61などからのデータ等に基づき、制御装置60bによる命令サイクルと実行サイクルとを自動的に行い、前記整合部Aにおける位置調節駆動部5の各サーボモータ18,19,20(図4参照)や、前記被印刷物搬送機構1の駆動モータ45(図1参照)や、前記整合テーブル2用の真空ポンプ10及び印刷テーブル26用の真空ポンプ32(図6でのみ図示)や、前記整合部A、印刷部B及び排出部Cにおける各昇降部11,33,39(図6でのみ図示)や、前記各被印刷物搬送台44の各駆動部58,59(図6でのみ図示)などを、後述するように駆動制御する。
【0024】
* 搬送台正位置記憶手段及び被印刷物正位置記憶手段について
図8に示すように、各被印刷物搬送台44のうち特定被印刷物搬送台44(基準搬送台44S)を後記本印刷の場合と同様に印刷部Bに移動させる。この基準搬送台44Sの両載置台部47,48のうち後側載置台部48の左右両側に対し基準位置確認マークM(M0 )を印刷テーブル26の印刷中心P(前記スクリーン版36にある両印刷マーク間の中央位置)を基準として付す。また、この基準搬送台44Sに模擬印刷物W0 を位置決めするとともに、この模擬印刷物W0 を印刷テーブル26に位置決めした状態で、この模擬印刷物W0 の前後両側に対し基準位置合せマークN(N0 )を印刷テーブル26の印刷中心Pを基準として付す。この場合、前後両基準位置合せマークN(N0 )間の中央位置Rは、印刷テーブル26の印刷中心Pに一致する。
【0025】
次に、図8に示すように、印刷部Bにおいて模擬印刷物W0 を位置決めした基準搬送台44Sを後記本印刷の場合と同様に整合部Aに移動させる。この整合部Aにおいて基準搬送台44Sの左右両基準位置確認マークM(M0 )を左右両CCDカメラ23(図1,6参照)により検出し、その検出データを中央処理装置60に入力して記憶装置60aに座標データ(正位置)として記憶させる。また、この整合部Aにおいて模擬印刷物W0 の前後両基準位置合せマークN(N0 )を前後両CCDカメラ21,22(図1,6参照)により検出し、その検出データを中央処理装置60に入力して記憶装置60aに座標データ(正位置)として記憶させる。
【0026】
* 搬送台実際位置検出手段及び被印刷物実際位置検出手段について
図9で模式的に示すように、前記基準搬送台44S以外の各被印刷物搬送台44も後記本印刷の場合と同様に印刷部Bに順次移動させる。この各被印刷物搬送台44の両載置台部47,48のうち後側載置台部48の左右両側に対し位置確認マークMを印刷テーブル26の印刷中心Pを基準として付す。この左右両位置確認マークMは、印刷部Bにおいて印刷テーブル26の印刷中心Pに対する位置関係について前記左右両基準位置確認マークM(M0 )と同一になり、この左右両基準位置確認マークM(M0 )と左右両位置確認マークMとが印刷テーブル26の印刷中心Pを基準に互いに一致して重なり合う。ただし、基準搬送台44Sの左右両グリッパ57と、この基準搬送台44S以外の各被印刷物搬送台44の左右両グリッパ57とは、搬送誤差等により、印刷部Bで互いにずれた位置関係を生じ得る。本実施形態では、それらの搬送台44S,44の左右両グリッパ57は、便宜上、印刷部Bにおいて搬送方向Qに沿った前後方向XでずれGを持つものとする。
【0027】
また、整合部Aにおいて基準搬送台44Sを含む各被印刷物搬送台44に位置決めされる被印刷物W(模擬印刷物W0 以外)にも、前後両位置合せマークNを模擬印刷物W0 の前後両基準位置合せマークN(N0 )と同一の位置関係で供給前に予め付す。
【0028】
図9で模式的に示すように、前記基準搬送台44Sを含む各被印刷物搬送台44は、後記本印刷で詳述するように、整合部Aに順次移動してそれぞれ同一位置で停止するものとする。その場合、各被印刷物搬送台44の載置台部48にある左右両位置確認マークMを左右両CCDカメラ23(図1,6参照)により検出し、その検出データを中央処理装置60に入力して記憶装置60aに座標データ(実際位置)として記憶させる。中央処理装置60において演算装置60cは、この左右両位置確認マークMに関する実際位置と、予め記憶された前記左右両基準位置確認マークM(M0 )に関する正位置とを比較し、それらの間のずれGを補正データとして演算し、その補正データを記憶装置60aに記憶させる。
【0029】
また、被印刷物Wは、後記本印刷で詳述するように、整合テーブル2に供給されて位置決めされる。その場合、被印刷物Wにある前後両位置合せマークNを前後両CCDカメラ21,22(図1,6参照)により検出し、その検出データを中央処理装置60に入力して記憶装置60aに座標データ(実際位置)として記憶させる。
【0030】
* 整合テーブル2に対する位置調節制御手段について
図9で模式的に示す状態から、前記中央処理装置60において、制御装置60bは、記憶装置60aから読み出された被印刷物Wの前後両基準位置合せマークN(N0 )に関する座標データ(正位置)に対し、この記憶装置60aから読み出された被印刷物Wの前後両位置合せマークNに関する座標データ(実際位置)を合わせるように、位置調節駆動部5の各サーボモータ18,19,20(図4,6参照)を駆動させて整合テーブル2の位置を調節する。従って、図示しないが、被印刷物Wの前後両位置合せマークNが前後両基準位置合せマークN(N0 )に一致するとともに、この前後両位置合せマークN間の中央位置Rが前後両基準位置合せマークN(N0 )間の中央位置である整合テーブル2の整合中心R0 に一致する。
【0031】
さらに、図10で模式的に示すように、前記中央処理装置60において、制御装置60bは、記憶装置60aから読み出された被印刷物搬送台44の左右両基準位置確認マークM(M0 )に関する座標データ(正位置)と、この記憶装置60aから読み出された被印刷物搬送台44の左右両位置確認マークMに関する座標データ(実際位置)とを比較して求められた前記ずれGに関する補正データに基づき、位置調節駆動部5の各サーボモータ18,19,20(図4,6参照)を駆動させて整合テーブル2の位置を調節する。従って、被印刷物搬送台44の左右両位置確認マークMが左右両基準位置確認マークM(M0 )に一致して図9で模式的に示すずれGがなくなる。一方、被印刷物Wの前後両位置合せマークNが前後両基準位置合せマークN(N0 )に対しこのずれGだけ搬送方向Qに沿った方向へ移動するとともに、この前後両位置合せマークN間の中央位置Rが整合テーブル2の整合中心R0 に対しこのずれGだけ搬送方向Qに沿った方向へ移動する。
【0032】
<図7及び図9〜11に示す本印刷時における被印刷物Wの搬送作用>
* 図7(a)の状態(整合部A)
各被印刷物搬送台44のうち一つのものが、昇降部11(図6参照)により下動位置にある整合テーブル2の上方で停止している。上記被印刷物搬送台44の前後両載置台部47,48において、左右両グリッパ57(図2,3参照)は駆動部58,59(図6参照)により互いに離間してロック解除されている。
【0033】
* 図7(b)の状態(整合部A)
図7(a)の状態で整合テーブル2が昇降部11(図6参照)により上動すると、上記被印刷物搬送台44の前後両載置台部47,48がこの整合テーブル2の前後両回避溝6,7内に挿入されるとともに、この整合テーブル2の各吸着台部8,9のうち中央の吸着台部8が上記被印刷物搬送台44の回避孔55内に挿入され、前後両載置台部47,48上の載置面47a,48aと整合テーブル2の各吸着台部8,9上の載置面8a,9aとが互いに面一になる。
【0034】
* 図7(c)の状態(整合部A)
図7(b)の状態で被印刷物Wが供給装置4から整合テーブル2上に供給されると、その被印刷物Wは、上記各載置面8a,9a,47a,48a上に載って支えられ、真空ポンプ10(図6参照)により整合テーブル2に吸着される。
【0035】
次に、図9及び図10について前述したように、整合テーブル2に対する位置調節制御手段により、整合テーブル2の整合中心R0 及び被印刷物搬送台44に対する被印刷物Wの位置を調節し、被印刷物搬送台44が整合部Aから印刷部Bへ移動した場合に生じるずれGだけ、被印刷物Wの中央位置Rを整合中心R0 に対しずらせる。
【0036】
次に、前記被印刷物搬送台44の前後両載置台部47,48でそれぞれ左右両グリッパ57(図2,3参照)が駆動部58,59(図6参照)により互いに接近して被印刷物Wの四隅部分をロックして位置決めするとともに、整合テーブル2の吸引が解除される。
【0037】
* 図7(d)の状態(整合部A)
図7(c)の状態で整合テーブル2が昇降部11(図6参照)により下動すると、前記被印刷物搬送台44の前後両載置台部47,48がこの整合テーブル2の前後両回避溝6,7から離脱するとともに、この整合テーブル2の各吸着台部8,9が被印刷物搬送台44から離れるのに伴い中央の吸着台部8が前記被印刷物搬送台44の回避孔55から離脱し、被印刷物Wが整合テーブル2から被印刷物搬送台44に移換される。
【0038】
* 図7(e)の状態(印刷部B)
図7(d)の状態で被印刷物Wを位置決めした被印刷物搬送台44が、整合部Aから印刷部Bへ移動し、昇降部33(図6参照)により下動位置にある印刷テーブル26の上方で停止する。
【0039】
この場合、図10に示すように、整合テーブル2から被印刷物搬送台44に移換された被印刷物Wは、整合テーブル2の整合中心R0 と印刷テーブル26の印刷中心Pとの間の基準搬送距離Lを前記ずれGだけ補正した実際搬送距離L+Gで、印刷テーブル26の印刷中心Pまで搬送される。
【0040】
* 図7(f)の状態(印刷部B)
図7(e)の状態で印刷テーブル26が昇降部33(図6参照)により上動すると、上記被印刷物搬送台44の前後両載置台部47,48がこの印刷テーブル26の前後両回避溝28,29内に挿入されるとともに、この印刷テーブル26の各吸着台部30,31のうち中央の吸着台部30が上記被印刷物搬送台44の回避孔55内に挿入され、前後両載置台部47,48上の載置面47a,48aと印刷テーブル26の各吸着台部30,31上の載置面30a,31aとが互いに面一になる。被印刷物Wは、被印刷物搬送台44に位置決めされたまま、整合テーブル2の各載置面8a,9aに真空ポンプ32(図6参照)により吸着される。
【0041】
この状態では、図8に示す基準搬送台44Sの前後両載置台部47,48が印刷テーブル26の印刷中心Pに対しなす距離をKとした場合、被印刷物搬送台44の前後両載置台部47,48が印刷テーブル26の印刷中心Pに対しなす距離は、それぞれ、K−GとK+Gとなり、このずれGだけ搬送誤差が生じる。
【0042】
その後、この被印刷物Wに対し、印刷機構27により印刷が施される。
* 図7(g)の状態(印刷部B)
印刷後、図7(f)の状態で真空ポンプ32(図6参照)による印刷テーブル26の吸引が解除されて印刷テーブル26が昇降部33(図6参照)により下動すると、前記被印刷物搬送台44の前後両載置台部47,48がこの印刷テーブル26の前後両回避溝28,29から離脱するとともに、この印刷テーブル26の各吸着台部30,31が被印刷物搬送台44から離れるのに伴い中央の吸着台部30が前記被印刷物搬送台44の回避孔55から離脱し、被印刷物Wが印刷テーブル26から被印刷物搬送台44に移換される。
【0043】
* 図7(h)の状態(排出部C)
図7(g)の状態で印刷後の被印刷物Wを位置決めした被印刷物搬送台44が、印刷部Bから排出部Cへ移動する。その後、被印刷物搬送台44の前後両載置台部47,48で左右両グリッパ57(図2,3参照)が駆動部58,59(図6参照)により互いに離間してロック解除され、印刷後の被印刷物Wが排出コンベヤ40により被印刷物搬送台44から搬出される。
【0044】
<本実施形態の特徴>
本実施形態は下記の特徴(後記する他の技術的思想以外)を有する。
図1に示す被印刷物搬送機構1においては、図6に示す中央処理装置60から駆動モータ45に対し同一の出力信号を送れば、各被印刷物搬送台44は整合部Aから印刷部Bへ同一搬送距離(図8〜10に示す基準搬送距離L)だけ移動するはずである。しかし、前述したように、印刷部Bにおいて各被印刷物搬送台44間で搬送誤差によるずれG(図9〜11参照)が生じ得る。そこで、整合テーブル2の整合中心R0 に位置決めした被印刷物WをこのずれGだけ予め搬送前にずらせ、固定位置にある印刷テーブル26の印刷中心Pに対し被印刷物Wの搬送開始点(前後両位置合せマークN間の中央位置R)を変更し、この搬送開始点(中央位置R)とこの印刷中心Pとの間の距離(図10に示す実際搬送距離L+G)を各被印刷物搬送台44ごとに調節した。そのため、中央処理装置60から駆動モータ45に対し同一の出力信号が送られても、各被印刷物搬送台44は実際搬送距離L+Gだけ移動し、前記被印刷物Wの中央位置Rが印刷中心Pに一致する。従って、被印刷物Wを印刷テーブル26の印刷中心Pへ正確に搬送して良好な印刷状態を得ることができる。
【0045】
なお、印刷部Bにおいて各被印刷物搬送台44のずれについては、搬送方向Q(前後方向X)にのみ沿ったもの(前記ずれG)ばかりではなく、左右方向Yにのみ沿ったものや、前後方向Xと左右方向Yとにそれぞれずれたものもあり得るが、いずれにしても、各被印刷物搬送台44の正位置と実際位置とを座標値で比較して搬送方向QのずれGを求め、そのずれGに応じて整合テーブル2を調節する。
【0046】
〔他の技術的思想〕
前記実施形態から把握できる技術的思想(請求項以外)を記載する。
下記(イ)(ロ)(ハ)によれば、印刷部Bにおいて各被印刷物搬送台44間で生じ得るずれGに応じて、整合テーブル2を被印刷物Wとともに調節し、被印刷物Wを印刷テーブル26の印刷中心Pへできる限り正確に搬送することができる。
【0049】
(イ) 請求項2における搬送台正位置記憶手段は、印刷部Bにおいて各被印刷物搬送台44のうち特定被印刷物搬送台44である基準搬送台44Sに基準位置確認マークM(Mo)を付し、この基準搬送台44Sを整合部Aに移動させ、整合部Aにおいて前記基準搬送台44Sの基準位置確認マークM(Mo)を位置確認センサ(CCDカメラ23)により検出して正位置として記憶させるものである。
【0050】
請求項2における搬送台実際位置検出手段は、処理路46aで整合部Aに至った各被印刷物搬送台44に付された位置確認マークMを位置確認センサ(CCDカメラ23)により検出して実際位置として記憶させるものである。
【0051】
この場合、基準搬送台44S以外の各被印刷物搬送台44についての位置確認マークMは、印刷部Bにおいて印刷テーブル26の印刷中心Pに対する位置関係について前記基準位置確認マークM(M0 )と同一になるように付される。
【0052】
請求項2における位置調節制御手段は、前記搬送台正位置記憶手段から読み出された正位置と、前記搬送台実際位置検出手段により検出された実際位置との間の位置誤差から求めたずれGだけ、位置調節駆動部5を駆動させるものである。
【0053】
(ロ) この発明は、請求項2の発明に下記の構成を追加している。
処理装置60は、印刷テーブル26に供給されて位置決めされる被印刷物Wについて印刷テーブル26の印刷中心Pに対する正位置を記憶する被印刷物正位置記憶手段と、整合テーブル2に供給されて位置決めされた被印刷物Wの実際位置を検出する被印刷物実際位置検出手段と、被印刷物Wの実際位置を被印刷物Wの正位置に合わせるように位置調節駆動部5を駆動して整合テーブル2の位置を調節する位置調節制御手段とを備えている。
(ハ) 上記(ロ)における被印刷物正位置記憶手段は、印刷部Bにおいて各被印刷物搬送台44のうち特定被印刷物搬送台44である基準搬送台44Sに模擬印刷物Woを位置決めするとともに、この模擬印刷物Woを印刷テーブル26に位置決めした状態で、この模擬印刷物Woに基準位置合せマークN(No)を付し、この模擬印刷物Woを位置決めした基準搬送台44Sを整合部Aに移動させ、整合部Aにおいて前記基準搬送台44Sに位置決めされた模擬印刷物Woの基準位置合せマークN(No)を位置合せセンサ(CCDカメラ21,22)により検出して正位置として記憶させるものである。
【0054】
上記(ロ)における被印刷物実際位置検出手段は、整合テーブル2に供給されて位置決めされた被印刷物Wに付された位置合せマークNを位置合せセンサ(CCDカメラ21,22)により検出して実際位置として記憶させるものである。
【0055】
上記(ロ)における位置調節制御手段は、前記被印刷物正位置記憶手段から読み出された正位置に対し、前記被印刷物実際位置検出手段により検出された実際位置を合わせるように、位置調節駆動部5を駆動させるものである。
【0056】
また、下記(ニ)(ホ)(ヘ)によれば、被印刷物搬送台44の両載置台部47,48により被印刷物Wを四隅部分で支えることができるので、被印刷物Wが垂れ下がることなく安定した状態で搬送され、例えば電気配線基板などの被印刷物Wの破損を防止することができる。しかも、この両載置台部47,48間に回避孔55があるので、例えば整合テーブル2や印刷テーブル26と被印刷物搬送台44との重合状態で被印刷物Wをこの回避孔55を介して整合テーブル2や印刷テーブル26に対し確実に吸着させることができる。
【0057】
(ニ) 請求項1または請求項2または上記(イ)または上記(ロ)または上記(ハ)において、搬送機構1は巻掛け伝動機構であり、その巻掛け伝動リンク(伝動チェーン43)に複数の被印刷物搬送台44を取り付け、この各被印刷物搬送台44は巻掛け伝動リンク(伝動チェーン43)の回転に伴い移動し、この被印刷物搬送台44には処理路46aにおける移動方向Xの両側でそれぞれ被印刷物Wの両側を位置決めする載置台部47,48を設けるとともにこの両載置台部47,48間に回避孔55を設けた。
【0058】
(ホ) 上記(ニ)において、各被印刷物搬送台44は、両載置台部47,48の表裏両側のうちその表側で被印刷物Wを支える載置面47a,48aを有し、処理路46aで両載置台部47,48の表側を上向きにして移動するとともに、排出部Cにおける処理路46aと戻り路46bとの境界部で上下反転し、戻り路46bで両載置台部47,48の裏側を下向きにして移動するとともに、整合部Aにおける戻り路46bと処理路46aとの境界部で上下反転する。
【0059】
(ヘ) 上記(ニ)または上記(ホ)において、被印刷物搬送台44の両載置台部47,48は、被印刷物Wを位置決めするロック状態とそのロックを解除する状態とを取り得る位置決め手段56を有している。
【0060】
【発明の効果】
本発明にかかるスクリーン印刷機の被印刷物搬送装置によれば、印刷部(B)において各被印刷物搬送台(44)間で生じ得るずれ(G)に応じて、被印刷物(W)を位置決めした整合テーブル(2)を調節可能にしたので、被印刷物(W)を印刷テーブル(26)の印刷中心(P)へできる限り正確に搬送することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施形態にかかるスクリーン印刷機及びその被印刷物搬送装置を概略的に示す側面図である。
【図2】 図1の被印刷物搬送装置を概略的に示す平面図である。
【図3】 (a)は上記被印刷物搬送装置の搬送台を概略的に示す示す平面図であり、(b)は同じく上記搬送台を概略的に示す示す側面図である。
【図4】 (a)は整合テーブル及び位置調節駆動部を示す概略拡大側面図であり、(b)は同じく概略拡大平面図である。
【図5】 図1の印刷機構等を後側から見た概略図である。
【図6】 本実施形態の電気的構成を概略的に示すブロック回路図である。
【図7】 上記被印刷物搬送装置の作用説明図である。
【図8】 本実施形態において主に搬送台正位置記憶手段及び被印刷物正位置記憶手段に関する作用説明図である。
【図9】 本実施形態において主に搬送台実際位置検出手段及び被印刷物実際位置検出手段に関する作用説明図である。
【図10】 本実施形態において主に整合テーブルの位置調節制御並びに被印刷物の搬送制御に関する作用説明図である。
【図11】 本実施形態において印刷部に移動した被印刷物搬送台の状態を示す作用説明図である。
【図12】 従来のスクリーン印刷機において被印刷物搬送装置に関する作用説明図である。
【符号の説明】
1…被印刷物搬送機構、2…整合テーブル、5…位置調節駆動部、18,19,20…サーボモータ、21,22…CCDカメラ(位置合せセンサ)、23…CCDカメラ(位置確認センサ)、45…駆動モータ、60…中央処理装置、26…印刷テーブル、27…印刷機構、44…被印刷物搬送台、44S…基準搬送台、46a…処理路、46b…戻り路、60…中央処理装置、W…被印刷物、Q…搬送方向、A…整合部、R0 …整合中心、B…印刷部、P…印刷中心、C…排出部、G…ずれ、L…基準搬送距離、L+G…実際搬送距離。
Claims (2)
- 被印刷物が供給されて位置決めされる整合部と、位置決め後の被印刷物に対し印刷機構により印刷を施す印刷部と、印刷後の被印刷物が搬出される排出部とを並設したスクリーン印刷機において、
前記整合部と印刷部と排出部とにわたり搬送機構を配設してその搬送機構に複数の被印刷物搬送台を取り付け、
前記各被印刷物搬送台は、前記搬送機構の駆動により、整合部から印刷部を経て排出部に至る処理路と、排出部から印刷部を経て整合部に至る戻り路とを移動し、
前記整合部は、処理路で整合部に至った被印刷物搬送台との間で被印刷物が移換される整合テーブルと、この整合テーブルの位置を調節する位置調節駆動部とを備え、
前記印刷部は、処理路で印刷部に至った被印刷物搬送台との間で被印刷物が移換される印刷テーブルを備え、
前記処理路で印刷部に至る各被印刷物搬送台のうち、特定被印刷物搬送台である基準搬送台に対し印刷テーブルの印刷中心を基準に付した基準位置確認マークと、この基準搬送台以外の被印刷物搬送台に対し印刷テーブルの印刷中心を基準に付した位置確認マークとの間で生じる搬送方向のずれだけ、被印刷物を整合中心で位置決めした整合テーブルの位置を調節するように位置調節駆動部を駆動させるとともに、
その整合テーブルの位置調節に基づき、整合テーブルの整合中心と印刷テーブルの印刷中心との間の基準搬送距離を前記ずれだけ補正した実際搬送距離で、整合テーブルから被印刷物搬送台に移換された被印刷物を印刷テーブルの印刷中心まで搬送するように搬送機構を駆動させる
処理装置を備えた
ことを特徴とするスクリーン印刷機の被印刷物搬送装置。 - 被印刷物が供給されて位置決めされる整合部と、位置決め後の被印刷物に対し印刷機構により印刷を施す印刷部と、印刷後の被印刷物が搬出される排出部とを並設したスクリーン印刷機において、
前記整合部と印刷部と排出部とにわたり搬送機構を配設してその搬送機構に複数の被印刷物搬送台を取り付け、
前記各被印刷物搬送台は、前記搬送機構の駆動により、整合部から印刷部を経て排出部に至る処理路と、排出部から印刷部を経て整合部に至る戻り路とを移動し、
前記整合部は、処理路で整合部に至った被印刷物搬送台との間で被印刷物が移換される整合テーブルと、この整合テーブルの位置を調節する位置調節駆動部とを備え、
前記印刷部は、処理路で印刷部に至った被印刷物搬送台との間で被印刷物が移換される印刷テーブルを備え、
前記処理路で印刷部に至る各被印刷物搬送台について印刷テーブルの印刷中心に対する正位置を記憶する搬送台正位置記憶手段と、前記処理路で印刷部に至った各被印刷物搬送台について印刷テーブルの印刷中心に対する実際位置を検出する搬送台実際位置検出手段と、前記被印刷物搬送台の正位置と前記被印刷物搬送台の実際位置との間の位置誤差から求めたずれだけ位置調節駆動部を駆動して整合テーブルの位置を調節する位置調節制御手段とを備え、そのずれだけ整合テーブルの位置を被印刷物とともに調節するように位置調節駆動部を駆動させるとともに、
その整合テーブルの位置調節に基づき、整合テーブルの整合中心と印刷テーブルの印刷中心との間の基準搬送距離を前記ずれだけ補正した実際搬送距離で、整合テーブルから被印刷物搬送台に移換された被印刷物を印刷テーブルの印刷中心まで搬送するように搬送機構を駆動させる
処理装置を備えた
ことを特徴とするスクリーン印刷機の被印刷物搬送装置。
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