JPH0717482Y2 - 全自動スクリーン印刷機のワーク外形基準位置指定装置 - Google Patents

全自動スクリーン印刷機のワーク外形基準位置指定装置

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JPH0717482Y2
JPH0717482Y2 JP1990120094U JP12009490U JPH0717482Y2 JP H0717482 Y2 JPH0717482 Y2 JP H0717482Y2 JP 1990120094 U JP1990120094 U JP 1990120094U JP 12009490 U JP12009490 U JP 12009490U JP H0717482 Y2 JPH0717482 Y2 JP H0717482Y2
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重一 酒井
信幸 鷲見
克己 石井
光義 鷲見
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東海商事株式会社
東海精機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、主として、プリント基板等にレジスト等を
塗布印刷するに際し、プリント基板たるワークに投入、
塗布印刷位置に対応した整合位置合せ、塗布印刷、排出
等の一連の作業を自動的に行なう全自動スクリーン印刷
機において、整合時にワーク上に表示されている位置合
せマーク位置と対照させるためのワーク自体の整合停止
位置を、ワークの大小、表裏その他によって夫々に異な
るワークの状況によってその外形の基準辺縁位置の組合
せを任意に選択し、設定変更できるようにした全自動ス
クリーン印刷機のワーク外形基準位置指定装置に関す
る。
(従来の技術) 従来から、プリント基板(ワーク)にレジストを塗布す
るに際し、投入されたワークを指定の塗布印刷位置に対
応させて位置決めさせる整合テーブルを備えた全自動に
よるスクリーン印刷機が提供されている。その整合は、
整合テーブル上に投入セットされた後、例えばカメラに
よってワーク上の位置合せマークを読み取り、整合テー
ブルをワークの搬送方向であるX方向、これにほぼ直交
する方向であるY方向、搬送方向に対する傾斜角度であ
るθ角度の各方向で移動調整することで正位置との相対
的な位置ずれを矯正する。そして、整合後に搬送テーブ
ルにより、バキュームに固定された状態ワークを印刷装
置まで搬送するものとしている。
(考案が解決しようとする課題) そして、こうした従来の全自動式のスクリーン印刷機に
おいて、整合を行なうに際しては、整合テーブル上に投
入されたワークを一時的に停止させた後、その停止位置
を保持したままで保持手段と共に矯正のために各方向に
移動調整されている。投入されたワークを停止させると
き、読み取られるワーク上の位置合せマークは、ワーク
の大小、表裏、左右あるいは前後位置の相違その他によ
って異なることがあり、また、それは投入後にワーク外
形における辺縁によって停止させるとき、その停止位置
によって位置合せマーク位置も一定せず、カメラ位置に
対応しないことがある。そのために、ある程度の一定位
置に設定されるカメラによる検出位置が異なる結果とな
り、カメラによる読取り位置に対応しないことがあっ
た。
カメラによる位置合せマークの読み取りが行なえない場
合には、これに基づいての整合作業が不可能なものとな
り、印刷位置との対応が全くできないものである。
そこで、この考案は、叙上のような従来存した諸事情に
鑑み案出されたもので、ワークの投入、位置合せ、レジ
スト等の塗布印刷、排出等の一連の作業を自動的に行な
うに際し、整合装置内に投入されるワークを、このワー
ク上に表示されている位置合せマークがカメラ位置に対
応できるように、その外形による停止基準位置を任意
に、選択変更できるようにし、例えば前後方向あるいは
左右方向でのいずれかの2辺縁の組合せから成る停止位
置決めラインを基準位置として設定できることで、大
小、表裏、左右あるいは前後位置の相違その他によって
異なるワークの状況に対応できるようにした全自動スク
リーン印刷機のワーク外形基準位置指定装置の提供を目
的とする。
(課題を解決するための手段) 上述した目的を達成するため、この考案にあっての全自
動スクリーン印刷機のワーク外形基準位置指定装置は、
例えば、投入されたワークWを整合位置3によって整合
ステージ4上での印刷位置に対応整合させ、次いで搬送
装置9によって印刷装置5に送り入れ、印刷ステージ6
絵での印刷終了後は排出装置8へ搬出させるようにして
ある全自動スクリーン印刷機に設けられる。
そして、投入方向に沿うX方向での前後部の位置決め機
構10、同じく投入方向にほぼ直交する方向であるY方向
での左右部の位置決め機構20夫々を備えて成り、これら
の位置決め機構10,20によってワークW外形における投
入方向の前後辺縁のいずれか、左右辺縁のいずれかの2
辺縁の組合せを基準位置として他方のそれを移動させて
位置決めするようにする。
また、前後部の位置決め機構10は、位置決めモータ11の
駆動によって、前半部、後半部夫々のネジ方向が逆向き
に回転する送りネジ12を投入方向に沿って配置させて整
合ステージ4に支承し、この送りネジ12の前後夫々に
は、投入方向に沿って案内される前後のベースプレート
14をネジ係合させ、ベースプレート14夫々には、起伏シ
リンダー15の作動によって投入方向に沿って整合ステー
ジ4面に対し起伏する前後部ストッパーピン16を設けて
構成する。
一方、左右部の位置決め機構20は、位置決めモータ22の
駆動によって回転する送りネジ23を投入方向にほぼ直交
する方向に沿って配置させて整合ステージ4に支承し、
この送りネジ23には、投入方向にほぼ直交する方向に沿
って案内されるリニアプレート25をネジ係合させ、リニ
アプレート25には、投入方向にほぼ直交する方向に沿っ
て整合ステージ4面に開穿した案内長孔21上方に突出し
ているスライドプレート27を設け、このスライドプレー
ト27に左右部ストッパーピン28を固定し、また、スライ
ドプレート27に連結固定したワークホールド31に、起伏
シリンダ33の作動によって起伏するクランプヘッド34を
設けて構成する。
(作用) この考案に係る全自動スクリーン印刷機のワーク整合基
準位置指定装置にあって、まず、印刷装置5によるワー
クWへの塗布印刷の精確な位置を設定するため、整合装
置3と印刷装置5との間でワークWが往復走行されて試
し刷りが行なわれる。
このとき、種々に異なるワークWに表示されている位置
決めマークMに対する映し出しの位置を調整し、印刷位
置に対応させる整合位置を設定すると共に、投入される
ワークWが整合装置3上で停止される位置にほぼ対応し
て、前後部の位置決め機構10における前後部ストッパー
ピン16及び左右部の位置決め機構20における左右部スト
ッパーピン28夫々の作動位置をおおよそ設定調整してお
く。
そして、投入されたワークWは、前後部の位置決め機構
10の前部ストッパーピン16によって投入が停止されて整
合ステージ4上に載置され、こうしてセット停止される
と、整合装置3の作動によってX、Y、θの各方向で移
動調整し、所定の印刷位置にワークWを精確に位置決め
させる。
このときに行なわれる本整合作業に先立つ予備整合作業
において、例えば投入されるワークWの投入方向に沿う
前後の辺縁のいずれか、左右の辺縁のいずれかの組合せ
によるワークW外形の2辺縁を基準位置とさせて、位置
決め停止される。
すると、前後部の位置決め機構10において、その前後部
ストッパーピン16のいずれか一方が起立停止して基準位
置を設定させていて、他方のそれが起立移動してワーク
Wの中心方向に移動し、基準位置側にワークWを押圧移
動させる。
また、左右部の位置決め機構20において、その左右部の
いずれか一方が停止して基準位置を設定させていて、他
方のそれが移動してワークWの中心側に移動し、基準位
置側にワークWを押圧移動させ、また、そのワークホー
ルド31がワークWの縁部を整合ステージ4面に押圧固定
する。
これによって、ワークWは、予め指定された基準位置に
移動停止され、ワークW上に表示されている位置合せマ
ークM位置を、整合装置3における位置検出用に対応さ
せるものである。
整合固定が終了すると、搬送装置9が作動して印刷装置
5の印刷位置にワークWを搬入し、停止された後に、ス
クリーン印刷が行なわれる。
(実施例) 以下、図面を参照してこの考案の一実施例を説明する。
〈全自動スクリーン印刷機の概要〉 第7図、第8図に示すように、この考案ワーク外形基準
位置指定装置が組み入れられる全自動スクリーン印刷機
は、塗布印刷が予定される例えばプリント基板であるワ
ークWを投入装置1によって整合装置3内に投入して、
この整合装置3に組み込まれている予備整合装置2にお
けるこの考案ワーク外形基準位置指定装置によって位置
決めして予備整合を行ない、次いで、整合位置3自体に
よって本整合を行なう。本整合が終了すると、搬送装置
9によって整合後のワークWを印刷装置5に送り入れる
と同時に、スキージユニット7による印刷終了後のワー
クWを印刷装置5から排出装置8へ搬出するようになっ
ており、これらの各装置1,2,3,9,5,8がワークWの搬送
方向に沿って順次配列されている。
また、整合装置3における整合ステージ4、印刷装置5
における印刷ステージ6夫々は、ワークWの搬送方向に
沿う左右部分に分割構成されている。そして、それらの
左右部分夫々の中央間隙部分内で、搬送装置9の搬入テ
ーブル9A、搬出テーブル9Bが同期して進退走行し、搬入
テーブル9Aは整合装置3と印刷装置5との間で、搬出テ
ーブル9Bは印刷装置5と排出装置8との間で、その進退
に関連して昇降されながら往復走行する。
〈ワーク外形基準位置指定装置の概要〉 この考案に係るワーク外形基準位置指定装置は、上記し
たように、投入されたワークWを整合させるに先立ち、
位置合せマークMが表面に表示されているワークWが、
その外形の辺縁を当接させることで前記予備整合装置2
によって整合装置3における後述の位置検出用のカメラ
52位置に対応されるように諸定位置に停止されるのであ
り、このとき、ワークWの大小、表裏、左右位置の相違
その他によって予め設定される基準位置によるものとな
っている。その基準位置は、搬送方向でのワークWの前
辺縁あるいは後辺縁のいずれかと、右辺縁(フロント)
あるいは左辺縁(リア)のいずれかとが組合わされた2
辺縁を基準としてある。そして、この基準となる辺縁に
対して向き合う他辺縁側からワークWを移動させるよう
にして行なわせるのであり、そのために、投入方向に沿
うX方向での全後部の位置決め機構10、同じく投入方向
にほぼ直交する方向であるY方向での左右部の位置決め
機構20夫々を備えて成る。
すなわち、第1図、第2図、第7図、第8図に示すよう
に、前後部の位置決め機構10は、整合装置3における左
右に分割構成された左右の整合ステージ4相互の間隙内
に配装されていて、ワークWの搬送方向に沿ったX方向
でのワークW外形の辺縁による予備整合位置を設定する
のであり、また、左右部の位置決め機構20は、左右の整
合ステージ4夫々に配装されていて、ワークWの搬送方
向にほぼ直交したY方向でのワークW外形の辺縁による
予備整合位置を設定するのである。
〈前後部の位置決め機構〉 前後部の位置決め機構10は、第1図乃至第3図に示すよ
うに、左右に分割構成された前記整合ステージ4夫々の
内側縁にワークWの投入方向に沿った左右で計一対にし
て配装されている。
すなわち、整合ステージ4内側縁の前後端のいずれかに
配置固定した位置決めモータ11の駆動によって回転する
送りネジ12を投入方向に沿って配置させて整合ステージ
4内側縁に支承し、この送りネジ12は、前半部、後半部
夫々のネジ方向が逆向きに形成されている。また、この
送りネジ12の前後夫々には、投入方向に沿って配設され
たリニアガイド13によって案内される前後のベースプレ
ート14を送りナットを介してネジ係合させ、送りネジ12
の回転によって同期的に互いに接近、離反するようにす
る。このベースプレート14夫々には、起伏シリンダー15
の作動によって投入方向に沿って整合ステージ4面に対
し起伏する前後部ストッパーピン16を設けて成る。
また、ベースプレート14の走行始端及び終端限界位置、
走行停止直前の減速等は、前後の極限位置用、減速用の
各センサーによるセンサー手段17によって設定されてい
る(第3図参照)。
したがって、投入装置1が上昇位置にあって、前部スト
ッパーピン16が投入装置1上に起立突出した状態で投入
装置1によってワークWが投入されると、その前辺縁は
前部ストッパーピン16によって停止位置決めされる。す
ると、投入装置1が下降して整合ステージ4上面にワー
クWを載置させると共に、ワークWの後辺縁は投入終了
後に起立する後部ストッパーピン16によって基準位置側
へ移動され、所定位置に停止セットされる。
〈左右部の位置決め機構〉 左右部の位置決め機構20は、第1図、第2図、第4図、
第5図に示すように、左右に分割構成された前記整合ス
テージ4夫々に投入方向に沿った左右夫々で対称的に計
一対にして配装されている。
すなわち、整合ステージ4面には、投入方向に前後し
て、投入方向にほぼ直交する方向に沿って案内長孔21を
開穿しておく。そして、整合ステージ4裏面に配置固定
した位置決めモータ22の駆動によって回転する送りネジ
23を投入方向にほぼ直交する方向に沿って配置させて整
合ステージ4裏面に支承する。一方、案内長孔21に沿っ
て配設されたリニアガイド24によって案内される左右の
リニアプレート25相互を連結一体化しているジョイント
プレート26を送りナットを介して送りネジ23にネジ係合
させ、送りネジ23の回転によって整合ステージ4内側縁
方向に対し前後に走行させるようにする。また、リニア
プレート25には、案内長孔21上方に突出しているスライ
ドプレート27を設け、このスライドプレート27には、そ
の前縁に左右部ストッパーピン28を固定し、また、整合
ステージ4上面に位置するワークホールド31を連結固定
してあり、このワークホールド31は、スライドプレート
27に固着されているクランプベースプレート32に、起伏
シリンダ33の作動によって起伏するクランプヘッド34を
設けたものであり、クランプヘッド34の倒伏時にはその
先端がワークW上面を圧接保持するようになっているも
のである。
また、これらの左右部の位置決め機構20夫々は、独自に
も作動できるようにしてあり、いずれか一方の移動走行
を停止させ、この停止された基準位置のものに対して他
方を移動走行させることで、所定の位置決めを行なえる
ようにしてある。
なお、図中符号36は、投入方向前後のクランプベースプ
レート32相互を連結するブリッジプレートであり、ま
た、37は、ワークWが投入されるときの初期段階の案内
を円滑にするため、整合ステージ4の始端側前方へ伸び
ているように、クランプベースプレート32に固定したワ
ークガイドである。
また、リニアプレート25乃至スライドプレート28の走行
始端及び終端限界位置、走行停止直前の減速等は、前後
の極限位置用、減速用の各センサーによるセンサー手段
38によって設定されている(第4図参照)。
したがって、左右部の意義目機構20のいずれかのものが
停止位置にあるとき、投入装置1によってワークWが投
入され、前後縁が位置決め停止されると、他方のものが
ワークWの中央側へ向かって走行し、そのストッパーピ
ン28がワークWの左右縁に当接することで走行を停止
し、クランプヘッド34が倒伏してワークWを押圧保持す
る。
〈基準位置の指定制御〉 また、ワークWに対する停止位置を支持する基準位置の
設定は、第7図に示すように、整合装置3において設け
られている引出し、収納構造の整合スイッチパネル40上
の整合基準スイッチ41への入力制御による。
この整合基準スイッチ41は、第6図に示すように、上下
左右に4等分された区画の夫々にスイッチ接点を有し、
例えば左上を「A」、右上を「B」、右下を「C」、左
下を「D」とする。そして、A区画のスイッチ接点の入
力によってワークWの投入方向の後辺縁及び左辺縁の両
者を基準位置とし、B区画のスイッチ接点の入力によっ
て同じく前辺縁及び左辺縁の両者を基準位置とし、C区
画のスイッチ接点の入力によって同じく前辺縁及び右辺
縁の両者を基準位置とし、D区画のスイッチ接点の入力
によって同じく後辺縁及び右辺縁の両者を基準位置とす
るように、前記の前後部の位置決め機構10、左右部の位
置決め機構20夫々において、各方向からの位置決め作動
を行なわせるようになっている。
なお、この整合スイッチパネル40には、ワークWの試し
刷りを行なうときの予備整合装置2を駆動させるための
予備整合スイッチ42、搬送装置9における搬入テーブル
9A上におけるワークWクランプ用のクランプ手段を解除
させるワーククランプロック解除スイッチ43等が配置さ
れている。また、必要があれば、前後方向に沿っての前
後部ストッパーピン16を移動調整させるためのX方向ス
トッパーピン移動スイッチ44,45、同じく左右方向に沿
っての左右部ストッパーピン28を移動調整させるための
Y方向ストッパーピン移動スイッチ46,47も配置され
る。
〈整合装置〉 整合ステージ4上で予備整合されたワークWは、整合装
置3自体によって印刷位置に対応した所定位置に矯正さ
れる本整合が行なわれる。すなわち、この整合装置3に
おいては、予備整合装置2におけるこの考案ワーク外形
基準位置指定装置によって予備整合されて所定位置に停
止載置されたワークWを、印刷装置5での所定の印刷位
置に精確に対応させるよう搬送方向に対しての夫々の
X、Y、θ方向で移動調整させて正位置に矯正される。
この整合装置3は、第7図、第8図に示すように、整合
ステージ4上のワークWの所定位置に形成された複数の
位置合せマークMをCCDカメラ52によってモニターテレ
ビ53の画面に映し出して、予め定められている印刷位置
との相対関係の位置ずれを検出する位置検出機構51と、
この位置ずれを矯正するよう整合ステージ4を各方向で
移動調整させる整合機構55とを備える。
すなわち、位置検出機構51は、整合フレーム3A上方に設
けられていて、整合位置に停止位置された整合ステージ
4上にセットされたワークW上面に形成されている位置
合せマークM(第1図参照)を読み取ることでワークW
位置を検出し、また、移動するカメラ52は、その原点位
置に対する移動量によって自身の位置が認識記憶される
駆動制御方式が採用されている。整合機構55は、整合ス
テージ4をテーブルジョイント56を介して支持している
上部テーブル57を、この上部テーブル57下方に配置され
ている下部テーブル58を基準として各方向で移動調整さ
せる上下の二重構造のものである(第2図参照)。
〈作動の一例〉 次に、この考案ワーク外形基準位置指定装置の作動の一
例を説明する。
印刷装置5によってワークW上にレジストインク等が塗
布印刷されるとき、そのワークWにおける精確な位置決
めを設定するため、整合装置3と印刷装置5との間でワ
ークWが往復走行されて試し刷りが行なわれる。
このとき、整合装置3における位置検出機構51のカメラ
52は、その位置が移動調整されることで、大小、表裏、
左右方向の相違等により種々に異なるワークW上の特有
な位置に表示されている位置決めマークMに対する映し
出しの位置を調整し、印刷装置5における印刷位置に対
応させる整合装置3における整合位置を設定する。それ
と共に、投入装置1によって投入されるワークWが整合
装置3上で停止される位置にほぼ対応して、前後部の位
置決め機構10における前後部ストッパーピン16及び左右
部の位置決め機構20における左右部ストッパーピン28夫
々の作動位置をおおよそ設定調整しておく。
そして、投入装置1によって整合装置3内に投入された
ワークWは、予備整合装置2における前後部の位置決め
機構10の前部ストッパーピン16によって投入が停止され
て整合ステージ4上に載置され、こうしてセット停止さ
れると、整合装置3の作動によってX、Y、θの各方向
で移動調整し、所定の印刷位置にワークWを精確に位置
決めさせる。
このときに行なわれる整合装置3による本整合作業に先
立つ予備整合作業において、例えば投入されるワークW
の投入方向に沿う後辺縁、左辺縁の2辺縁を基準位置と
するとき、この指定制御を整合基準スイッチ41のA区画
のスイッチ接点によって入力しておく。すると、前後部
の位置決め機構10における後部ストッパーピン16が整合
ステージ4上に起立、停止してワークWの後辺縁位置を
指定位置決めする一方、左右部の位置決め機構20におけ
る左部ストッパーピン28が整合ステージ4上で前進、停
止し、ワークWの左縁部位置を指定位置決めする。
次いで、前後部の位置決め機構10における前部ストッパ
ーピン16が整合ステージ4上に起立してワークWの前縁
部をその後縁部側へ押圧移動させる一方、左右部の位置
決め機構20における右部ストッパーピン28が整合ステー
ジ4上で前進し、ワークWの右縁部をその左縁部側へ押
圧移動させる。
これによって、ワークWは、予め指定された基準位置に
移動停止され、ワークW上に表示されている位置合せマ
ークM位置を、整合装置3における位置検出用の位置検
出機構51のカメラ52に対応させるものである。
カメラ52位置に対応された位置合せマークMによってワ
ークWの位置状況を判断し、その整合機構55の作動によ
って、印刷装置5における印刷位置に対応したものとな
るよう、ワークWを整合ステージ4と共に各方向に移動
調整する。
こうして整合固定が終了すると、搬送装置9が作動して
印刷装置5の印刷位置にワークWを搬入し、停止された
後に、スクリーン印刷が行なわれる。また、印刷が終了
すると、同じく搬送装置9によってワークWが搬出され
るのであり、印刷装置5への搬入、印刷装置5からの搬
出夫々は、前後に往復進退する搬送装置9の作動によっ
て同期して行なわれる。
(考案の効果) この考案ワーク外形基準位置指定装置は、以上のように
構成されており、これがため、全自動スクリーン印刷機
によって、ワークWの投入、位置合せ、レジスト等の塗
布印刷、排出等の一連の作業を自動的に行なうとき、整
合装置3内に投入されるワークWを、このワークW上に
表示されている位置合せマークMがカメラ52位置に対応
できるように、ワークW外形の辺縁による停止基準位置
を任意に、選択変更できる。そのため、例えば投入され
るワークWの前後方向あるいは左右方向でのいずれかの
2辺縁の組合せから成る停止位置決めラインを基準位置
として設定できることで、大小、表裏、左右あるいは前
後位置の相違その他によって異なる位置となる位置合せ
マークMの夫々に対応したワークW状況に対処できるも
のである。
すなわち、これは、この考案が、投入方向に沿うX方向
での前後部の位置決め機構10、同じく投入方向にほぼ直
交する方向であるY方向での左右部の位置決め機構20夫
々を備えて成り、これらの位置決め機構10,20によって
ワークW外形における投入方向の前後辺縁のいずれか、
左右辺縁のいずれかの2辺縁の組合せを基準位置として
他方のそれを移動させて位置決めするようにしたたらで
あり、基準となる辺縁位置の組合せによってワークW上
に表示されている位置合せマークM位置に迅速に対応で
きるものである。
また、前後部の位置決め機構10は、位置決めモータ11の
駆動によって回転する送りネジ12を投入方向に沿って配
置支承し、投入方向に沿って案内されるよう送りネジ12
にネジ係合させたベースプレート14に、投入方向に沿っ
て起伏シリンダ15の作動によって起伏する前後部ストッ
パーピン16を設けてあるから、停止されたワークWをそ
の投入方向に沿う前後に移動調整でき、ワークWの外形
のいずれかの前後辺縁に対応して位置決めできる。
一方、左右部の位置決め機構20は、位置決めモータ22の
駆動によって回転する送りネジ23を投入方向にほぼ直交
する方向に沿って配置支承し、投入方向にほぼ直交する
方向に沿って案内されるよう送りネジ23にネジ係合させ
たリニアプレート25に、整合ステージ4面に開穿した案
内長孔21上方に突出しているスライドプレート27を設
け、このスライドプレート27に左右部ストッパーピン28
を固定してあるから、停止されたワークWをその投入方
向に沿う左右に移動調整でき、ワークWの外形のいずれ
かの左右辺縁に対応して位置決めできる。
また、前後動するスライドプレート27に連結固定したワ
ークホールド31に、起伏シリンダ33の作動によって起伏
するクランプヘッド34を設けてあるから、左右辺縁が位
置決め停止された後のワークWを整合ステージ4上にし
っかりと固定でき、その後に行なわれる整合作業時での
ワークWのブレその他を確実に阻止する。
更には、前後部の位置決め機構10及び左右部の位置決め
機構20夫々は、整合装置3内に組み込まれており、ワー
クWの投入方向に沿う左右に分割構成された整合ステー
ジ4夫々に設けてあるから、ワークWの投入後の停止、
停止後の予備整合及び本整合を同一場所で行なうことが
でき、全体装置の組合せをコンパクトにし、その据え付
け面積を小さくすることに役立つ。
以上説明したように、この考案によれば、投入、整合さ
れるワークにおける位置合せマーク位置が投入状況によ
って種々に異なることになっても、投入後に停止される
基準停止ラインを任意に選択変更することで、これに対
応でき、ひいては印刷装置内の所定位置にワークを確実
に搬入させての精確な位置によるレジスト等の印刷を行
なわせる等の優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面はこの考案の一実施例を示すもので、第1図はこの
考案ワーク外形基準位置指定装置が組み入れられている
全自動スクリーン印刷機における整合装置の一部切欠平
面図、第2図は同じく側断面図、第3図は前後部の位置
決め機構の正面図、第4図は左右部の位置決め機構の正
断面図、第5図は同じく要部側面図、第6図は整合スイ
ッチパネルの平面図であり、第7図はこの考案装置が組
み込まれる全自動スクリーン印刷機の一部切欠平面図、
第8図は同じく正面図である。 W……ワーク、M……位置合せマーク、1……投入装
置、2……予備整合装置、3……整合装置、3A……整合
フレーム、4……整合ステージ、5……印刷装置、6…
…印刷ステージ、7……スキージユニット、8……排出
装置、9……搬送装置、9A……搬入テーブル、9B……搬
出テーブル、10……前後の位置決め機構、11……位置決
めモータ、12……送りネジ、13……リニアガイド、14…
…ベースプレート、15……起伏シリンダ、16……前後部
ストッパーピン、17……センサー手段、20……左右部の
位置決め機構、21……案内長孔、22……位置決めモー
タ、23……送りネジ、24……リニアガイド、25……リニ
アプレート、26……ジョイントプレート、27……スライ
ドプレート、28……左右部ストッパーピン、31……ワー
クホールド、32……クランプベースプレート、33……起
伏シリンダ、34……クランプヘッド、36……ブリッジプ
レート、37……ワークガイド、38……センサー手段、40
……整合スイッチパネル、41……整合基準スイッチ、42
……予備整合スイッチ、43……ワーククランプ解除スイ
ッチ、44,45……Y方向ストッパーピン移動スイッチ、4
6,47……Y方向ストッパーピン移動スイッチ、51……位
置検出機構、52……カメラ、53……モニターテレビ、55
……整合機構、56……テーブルジョイント、57……上部
テーブル、58……下部テーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 石井 克己 岐阜県郡上郡八幡町市島字田之上1357番地 ノ3 東海精機株式会社内 (72)考案者 鷲見 光義 岐阜県郡上郡八幡町市島字田之上1357番地 ノ3 東海精機株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−109655(JP,A) 特開 平2−139239(JP,A) 特開 平1−316269(JP,A)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】投入されたワークを整合装置によって整合
    ステージ上で印刷位置に対応整合させ、次いで搬送装置
    によって印刷装置に送り入れ、印刷ステージ上での印刷
    終了後は排出装置へ搬出する全自動スクリーン印刷機に
    おけるワーク外形基準位置指定装置であって、投入方向
    に沿うX方向での前後部の位置決め機構、同じく投入方
    向にほぼ直交する方向であるY方向での左右部の位置決
    め機構夫々を備えていて、これらの位置決め機構によっ
    てワーク外形における投入方向の前後辺縁のいずれか、
    左右辺縁のいずれかの2辺縁の組合せを基準位置として
    他方のそれを移動させて位置決めするようにするもの
    で、前後部の位置決め機構は、位置決めモータの駆動に
    よって、前半部、後半部夫々のネジ方向が逆向きに回転
    する送りネジを投入方向に沿って配置させて整合ステー
    ジに支承し、この送りネジの前後夫々には、投入方向に
    沿って案内される前後のベースプレートをネジ係合さ
    せ、ベースプレート夫々には、起伏シリンダーの作動に
    よって投入方向に沿って整合ステージ面に対し起伏する
    前後部ストッパーピンを設けて成り、左右部の位置決め
    機構は、位置決めモータの駆動によって回転する送りネ
    ジを投入方向にほぼ直交する方向に沿って配置させて整
    合ステージに支承し、この送りネジには、投入方向にほ
    ぼ直交する方向に沿って案内されるリニアプレートをネ
    ジ係合させ、リニアプレートには、投入方向にほぼ直交
    する方向に沿って整合ステージ面に開穿した案内長孔上
    方に突出しているスライドプレートを設け、このスライ
    ドプレートに左右部ストッパーピンを固定し、また、ス
    ライドプレートに連結固定したワークホールドに、起伏
    シリンダの作動によって起伏するクランプヘッドを設け
    て成ることを特徴とする全自動スクリーン印刷機におけ
    るワーク外形基準位置指定装置。
JP1990120094U 1990-11-16 1990-11-16 全自動スクリーン印刷機のワーク外形基準位置指定装置 Expired - Lifetime JPH0717482Y2 (ja)

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JPS57109655A (en) * 1980-12-27 1982-07-08 Ono Sokki Co Ltd Printer
JP2730059B2 (ja) * 1988-06-15 1998-03-25 松下電器産業株式会社 スクリーン印刷機
JP2734574B2 (ja) * 1988-11-21 1998-03-30 松下電器産業株式会社 厚膜印刷工程における基板の位置決め装置

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